はじめに
8月6日に行われたビアバッシュのご紹介をします。
今回はテーマ縛りなしで思い思いの「技術ネタ」を発表していただきました。
発表一覧
以下のリストが今回の発表の一覧です。
多くの方に発表いただきました!
- 自由枠(質問・回答含めて13分)
- 教育担当をして成長できたこと
- inotifyのはなし
- 式志向という考え⽅
- The World of PHP (2019 Summer) - Speaker Deck
- 全機能テストの自動化
- Windowsのターミナル環境を整える
- LT枠(5分厳守)
- GitLab CIを使った定期実行
- LT:Firebase Hack!!
全ての発表について触れていきたいところですが、それでは長くなってしまうので、個人的に気になった発表に絞って次項ではご紹介します。
個人的に気になった発表
inotifyのはなし
linuxのAPIの1つ、ファイルシステムイベントを監視するinotify
についての発表でした。Rubyのモジュールを用いたサンプルを交えて紹介していただきました。
面白そうなAPIだったので個人的に調べて見ましたが、用途でいえば、単にログファイルを監視したり、ファイル改ざんを検知したりというように用いられることが多いようです。特にアプリケーションの運用面では大いに活用できそうだと感じました。運用面以外でも活躍できそう雰囲気はあるのですが、イマイチ思いつかず。。もう少し頑張って考えてみます。
APIの詳細はMan pageをご確認ください。
全機能テストの自動化
発表者の方が所属する開発チームでリリースごとに実施している全機能テストを自動化したときの内容を発表していただきました。発表者の方はテストで使用しているpuppeteer
に慣れていないためか、試行錯誤の繰り返しでかなり苦労されたようです。
とはいえ、この自動化後は手動の時に比べて半分の時間でテストが実施できるようになったようです。テストが自動化され、実行の手間がかからない状態というのは非常に楽だと思います!
これからはメンテナンスとの戦いになると思いますが、続編の発表として、そのメンテナンスにおける苦労話などを共有いただきければ嬉しいですね。
LT:Firebase Hack!!
5月のビアバッシュよりβ版の運用が始まっているビアバッシュ専用スマホアプリ
の開発者の方から、バックエンドで使用しているfirebase
についての発表でした。
firebaseは機能が非常に多いためすべての機能を使っているわけではないようですが、それぞれの概要についてご紹介いただきました。
中でも個人的に気になったのはTest Lab
です。LT枠ということもあり発表ではさらっとしか触れられていなかったので個人的に調査してみました。

ネイティブアプリ
をGoogle データセンターにある実機でテストできるというものだそうです。Webアプリに対するテストができれば個人的にはすごく面白いなと思っていたのでちょっと残念ではありました。。とはいえ、Androidの場合は
Robo テスト
という、自動でUIを解析してテストしてくれる機能もあるようなので、ネイティブアプリを開発している場合は強力な効果をもたらしてくれそうです。
おわりに
今回は業務外で学習した内容だけでなく、業務でかかわったことも積極的に共有いただけました!開発チーム間での情報の共有は別途行われていますが、こういった場での情報共有は当事者の気持ちが表れやすいので聞いていて面白いです。
また、最近は「自動テスト」が個人的に気になるワードですので、そのあたりの発表があった今回のビアバッシュはいつも以上に興味深いものとなりました。
今後もビアバッシュの内容はブログに掲載していくので、どうぞお楽しみに!!