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移住を見据えて知らない土地で仕事をする。ミイダスだからこそ実現できるワーケーションのスタイル

リモートワークが普及し働き方が多様化している昨今、観光地やリゾート地で働きながら休暇を取る過ごし方「ワーケーション」が注目されています。ミイダスではセキュリティの側面からある一定の制限は設けてますが、その制限をクリアすれば自由にワーケーションが可能です。今回はワーケーションを経験したメンバーの事例をいくつかご紹介していきます。
仕事の想像力を生み出すと言われているワーケーション。ぜひ皆様も参考にしていただけると幸いです。

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自己紹介

永留(以下、インタビュアー): 皆さん、こんにちは。今日は移住を見据えてワーケーションを実施されたお二人のインタビューをお届けします。まずは太田さん、宮本さん、お二人の自己紹介をお願いできますか?

太田:  こんにちは、太田です。私は主にバックエンドエンジニアとして活動しています。現在は副業チームで主要な業務を担当し、他チームの支援や採用機能開発にも関わっています。特に注力しているのは「ポジション情報の拡充」プロジェクトで、ポジション情報に視覚的な要素を加えて目立たせる取り組みをしています。

宮本: 宮本です。私はアーキテクチャの設計と、新しいシステムへの移行を支援しています。具体的には、アーキテクチャプログラムの書き換え作業にも従事しています。ミイダスの開発に関わって既に7〜8年になります。ミイダスはとてもユニークな会社で、業務委託でありながら長期的にプロジェクトに取り組めるのが良いですね。

ワーケーションの行き先とその選択理由

インタビュアー: それでは、皆さんのワーケーションの行き先について伺いたいと思います。太田さんは、どちらに行かれたのですか?

太田: 私は熊本県の南阿蘇村に行きました。実は、今年の6月に親戚の体調不良で長崎を訪れた際、帰りに熊本に立ち寄ったのです。そこで、清涼な空気と美味しい水に出会い、再訪を決意しました。10月の半ばから約2週間、移住体験として過ごしました。

インタビュアー: なるほど、きっかけは自然だったんですね。宮本さんはどちらに行かれましたか?

宮本: 私は沖縄県豊見城市に行きました。那覇市のすぐ南に位置するこの地域は、まさにワーケーションに最適な場所でした。私は10月一杯、そこで過ごしました。目的は、都会とは異なる環境でのリフレッシュもありましたが、将来的に実家に限らずどこかに移住したいと思っていて。私は田舎育ちなんですけど妻が東京育ちで、田舎の生活を経験してもらうこと、将来的な移住の可能性を探ることが今回の目的でした。

インタビュアー: それぞれの場所を選んだ理由は何でしょうか?

太田: 私の場合は、清涼な空気と美味しい水に感動し、もう一度訪れたいと思ったからですね。今回は「移住体験」をするためにワーケーションの制度を使ったのですが、この「移住体験」を通じて、地域の実情を深く知りたいと思ったからです。

宮本:  私は以前の沖縄旅行が印象的だったので沖縄にしようと決めたのですが、その中でも1ヶ月近く生活するのに生活に必要な設備が整った場所を探す必要がありました。そして豊見城市に辿り着いたのです。設備が整っているウィークリーやマンスリーのマンションはあるのですが、大体が単身向けなんですよね。二人で生活できる別荘のような施設で且つ設備が整っている場所を探しました。

インタビュアー: そうした生活面の配慮も大切ですね。移住体験パッケージについては、どのようなものでしたか?

太田: 移住パッケージ自体は、様々な市町村でも用意されていると思います。今回私が使った移住体験は、仮住まいやその中の家具一式は揃っていたので、着替えのみ用意すればよく、その他は自由行動で村を知っていくというものでした。

1日の流れとワーケーション中の特別な活動

インタビュアー: それでは、1日の流れと、ワーケーションならではの特別な活動があれば教えていただけますか?

熊本で実施した移住体験

太田さん: はい。私の1日は、まず南阿蘇村の水源に水を汲みに行くことから始まります。その水でご飯と味噌汁を炊きました。これが本当に美味しいんです。

南阿蘇村の水源で炊いたご飯と味噌汁

朝食後は、通常通りの業務に取り組みます。ただ、私の滞在先は古民家を改装したもので、ちゃぶ台が作業スペースだったので、少し不便を感じました(笑)
昼からは近くの駅に行って地元の人と会話を楽しみ、夕方は早く暗くなるので、地域の区長さんや議員さんと飲み会をすることもありました。
移住体験中、地域のコミュニティに積極的に関わることができましたよ。地元の方々は、若い人が来ることが珍しく、私のような新しい移住者との交流を楽しんでいました。彼らは、単に良い場所を探して来るだけの移住者に比べ、私のように地域と関わろうとする人には特に温かく接してくれました。本当に嬉しかったですね。

インタビュアー: そうした地元の人々からのおもてなしはいかがでしたか?

太田: とても良かったですね。例えば、初めてハチノコを食べる機会があり(笑)とても美味しかったです。地元の人々との食事や交流は、非常に楽しい経験でした。
休日は、主に移住体験として地域を探索しました。例えば、地元の子供たちがどこで遊ぶのか、また10月は祭りが多い時期なので、それらの祭りにも参加しました。日常の買い物のためにどこまで移動する必要があるのか、日用品が手に入るスーパーの場所はどこになるのかなども確認しました。このような調査は、実際に住む場合の生活環境を知る上でとても重要でした。

インタビュアー: そのための移動はどのようにされましたか?

太田: はい、実際には車が必須でしたので、空港近くでレンタカーを利用しました。日常生活や探索には、やはり自動車が不可欠ですね。

インタビュアー: なるほど、地元の文化に深く触れる機会が多かったようですね。宮本さんはどうでしたか?

沖縄のワーケーション体験

宮本: 私の滞在は、実際の移住環境にどれだけ適応できるかを探ることが主な目的でした。都会の生活に慣れているので、田舎での生活がどの程度不便に感じるかを確かめたかったんです。どの程度不便に感じるかを確かめるため、まずは比較的今に近い生活のため近くにスーパーがある場所を選びました。

インタビュアー: 平日の生活はどのように過ごされましたか?

宮本: 平日は、朝から夕方まで普段通りの仕事をして過ごしました。休日は地元の観光地を訪れたりしていました。特に沖縄の特有の事情や文化を理解するために、色々な場所を訪れることにしました。

インタビュアー: 部屋の設備はどのような状態でしたか?

宮本: 部屋には必要なものが全て用意されていました。布団なども含めて、生活に必要なものは揃っていました。ただ、追加で必要だったのはサブモニターで、これはレンタルして利用しました。

インタビュアー: 交通手段はどのようにされましたか?

宮本: 沖縄での生活では、車が必須でした。ゆいレールなどの公共交通機関は限られているため、特に都市部以外では車がないと移動が難しいです。中心部に近い場所か、中心部にアクセスしやすい場所が良いと感じました。

インタビュアー: どちらの体験も、都会とは異なる生活のリズムを垣間見ることができて、興味深いですね。

仕事環境の整備について

インタビュアー: 次に、ワーケーション中の仕事環境を整える上でのご経験について伺います。特に、事前の準備や調査にどのように取り組んだかを教えてください。

太田: はい、私の場合、最初にネット回線の速度を確認しました。インターネットで情報を集め、速度の平均値を確認しましたが、それが信頼できるかどうか不安だったので、念のためポケットWi-Fiも持参しました。また、役所にも事前に問い合わせを行い、通信速度を測定してもらいました。実際には問題なかったのですが、地元の人からは夜間にネットが遅くなる話も聞きました。また、滞在先は古民家で、座敷にちゃぶ台があるという状況だったので、もしも長期になってくるのであれば、別途簡易的な机や椅子を持っていく必要があったかなと思います。

宮本: 私は腰の問題があるので、机と椅子が必須でした。沖縄での滞在先を選ぶ際、これらが備え付けられている場所を探しました。幸い、宿泊先には必要な家具がすでに用意されていましたが、モニターは別途レンタルしました。インターネット回線については、事前に情報を得るのが難しかったのですが、実際には問題ありませんでした。それに、私の好みに合ったキーボードも持参しました。沖縄での生活は、リゾート地としての便利さと、家具が揃っている場所を見つける必要があるという点で特徴的でした。

仕事用の机と椅子、モニターがセットされた環境

インタビュアー: なるほど、しっかりと事前に準備を行い、それぞれのニーズに合わせた環境を整えたのですね。ありがとうございます。

良かったこと、大変だったこと

インタビュアー: それでは、ワーケーションで体験した良かった点と大変だった点について詳しく教えてください。

太田: はい、移住を検討する上で色々と体験することができ、今回のワーケーションは非常に良いものでした。地域の交通網については、鉄道はあるものの、ほぼ観光用で、地元の方は利用しないという実情を知りました。地震被害からは全線復旧しましたが、日常の足としては車が必須の地域です。
また、地元の方との交流を通じて、ただ住むだけではなく、地域に溶け込む努力が必要であることを学びました。特に、移住者が地域コミュニティに受け入れられるためには、積極的な関わりが必要だと感じました。幸い、九州では人々がとても話し好きで、コミュニケーションを取るのに苦労はありませんでした。

インタビュアー: 地域との関わりが重要だったわけですね。宮本さんの沖縄での体験はどうでしたか?

宮本: 沖縄でのワーケーションは、都会のストレスから解放される素晴らしい体験でした。毎朝、海を見ることで一日が始まり、夕方は美しい夕日を眺めながらリラックスできました。ただ、仕事に関しては、日常の生産性がどう変わったのかは少し分かりにくいところがありました。しかし、新鮮な空気と美味しい食事が毎日の疲れを取り除いてくれたのは、本当に良かったです。

インタビュアー: 両方の体験から、ワーケーションの魅力として自然環境の影響が大きいことが分かりますね。ありがとうございます。

最後に。ワーケーションの感想と留意点

インタビュアー: 最後に、ワーケーションに関する感想や、今後の見通しについてお伺いしたいと思います。

宮本: はい、沖縄でのワーケーションは素晴らしかったです。那覇の近くは都会で、生活に必要なものがすべて揃っているので、とても便利でした。海も近くにあり、ゴルフをしたり泳ぐこともできます。海はどこへ行っても綺麗です。
今回の経験から、1カ月という長期間のワーケーションを特に大きな調整なしに過ごせたことは本当に良かったですね。快適な環境で、非常にオープンだったので、また機会があれば是非やりたいですし、他の人にもお勧めしたいです。リフレッシュするための素晴らしい機会でした。

太田: 私の体験も良かったですが、いくつか留意点があります。特にインターネット環境は重要です。現地に行ってインターネットが繋がらなければ、仕事に支障が出て、帰らなければならなくなるかもしれません。ネット環境は事前にしっかり確認する必要があります。また、私がいた南阿蘇村の近くでは、台湾の大きなメーカーが移転してくるという話があり、思っていたほど田舎ではなくなる可能性があります。ネット環境のリスクがある中での移住体験なので、本末転倒でただ右往左往しただけとならないような注意も必要です。

インタビュアー: なるほど、ワーケーションや移住を考慮する際には、多くの要因を考慮する必要があるわけですね。貴重なご意見をありがとうございました。

このようにミイダスでは条件を満たせば柔軟にワーケーションに取り組むこともできます。これからもエンジニアが働きやすいと思ってもらえるような環境づくりに取り組んでいきます。

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