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みなさんこんにちは。ネコが好きなマネージドサービス部の塩野です。
今回はNew Relicのコスト構造について調べてみたお話です。
想定読者
New Relicは使ってみたいが、コストが気になって気になって夜しか眠れない方
本題
最新の課金体系はユーザー数×データ転送量の課金体系となります。 またユーザーに割り当てるライセンスの種別によっても値段は変わってきますが、検証などで自分一人だけが使ってみたいという場合は条件によって無料で使用することもできます。 もう少しこの辺の話を深堀していきましょう。
プランと制限(概要)
料金プランと制限について簡単にまとめてみました。
項目 | プラン Free |
プラン Standard |
プラン Pro |
プラン Enterprise |
---|---|---|---|---|
データ 転送制限 |
100GB/月まで | 100GB/月は無料 超過0.30ドル/GB |
同左 | 同左 |
データ転送コスト | 無料 | $0.30/GB | 同左 | 同左 |
ユーザー数制限 | Full Platformは最大1名 | Full Platformは最大5名 | Full Platformは無制限 | 同左 |
ユーザー コスト |
無料 | Core:$49/user Full:$10/1人、$99/追加分 |
Core:$49/user Full:$349/1人 |
Core:$49/user Full:$549/1人 |
上記はあくまでも概要であり、もう少し細かい制限やオプションなどがありますので、詳細については下記の公式サイトの内容が確実なものとなります。
<参照元>
newrelic.com
newrelic.com
上記を見る限り、目に見えて大きいコストといえばFull Platformをどれだけ使うかという点が一番の論点になります。他社のSaaS型監視ソリューションのようにホスト単位で課金されるわけではありませんので、監視対象の台数が多ければ多いほどある程度コントロールが可能なユーザーの割り当てさえ調整してしまえればコストのコントロールは比較的しやすい部類にはいるのではないかと推測されます。
じゃ、監視対象のEC2がたくさんある場合ってどうなのでしょうか。infrastructure監視エージェントをインストールした状態でデータ転送の状況を見てみました。
データを取得している時間の関係で daily ingestの値はおそらく標準よりは少ないくらいだと推測されますが、Processのデータ転送が多いように見受けられました。プロセス監視についてはサーバーの障害切り分けや障害通知などに直接影響する部分でもありますので全てが全てを停止するのは難しいかもしれませんが、監視対象のEC2が多い場合はこういった部分をケアしてあげることでもっとコストダウンにつなげることができるようになります。
総括
New Relicのコスト構造について簡単に調べた結果をまとめてみましたが、データ転送の削減は色々とやり方があるものの監視に直接影響する部分でもありますのでコスト優先にするか監視優先にするかの部分はトレードオフの関係になると推測されます。
こちらの記事がどなたかのお役に立てれば幸いでございます。