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地方移住・2拠点ワーク いまから始める「新しい働き方」

Work from Anywhere and Anytime 好きな場所で好きな仕事しよう!

テレワークの推進が進む中、エンジニアは好きな場所で好きな時間に仕事ができるようになりました。
働く場所や時間を社員が自由に選べる人事制度を採用している企業も増えてきています。
そこで今回のイベントでは、Holmes VPoE 守屋さん、ヤマップ CTO 樋口さん、パーソルキャリア リードエンジニア 佐藤さん、シニアエンジニア vikramさんをお招きし、ミイダス VPoE 大谷と今の時代にあった新しい働き方についてディスカッションをしました。
テレワークの推進により新しい働き方を模索されている方、地方在住を検討されている方は、ぜひご覧ください。

--皆さんは、どれくらいの頻度で出社していますか?

※ご登壇者の皆様の敬称につきましては省略させていただきます

守屋:弊社の場合だと月に1回オフィスDayを設けていて、オフィスにみんなが集まる機会があります。それ以外に関しては、基本的にオフィスで働くか、自宅で働くかは各自が意思決定して決めています。直近だと開発のメンバーはほとんど在宅が多いのですが、私とかは、ちょこちょこオフィスに用事があったりするので、2週間に1回くらい出社していますね。

樋口:私は個人的には家じゃない環境で仕事をするのが好きなので、オフィスに自転車で行くことをよくやっています。大体週に2回くらい行っていますね。今は緊急事態宣言が出ているので、自宅でやっていますが、他の社員の方は自由な選択になっているので、大体毎日出社する人が3人くらいですかね。

佐藤:僕は大体3ヶ月に1回くらいの頻度で出社しています。会社のシステムが3ヶ月に1回、ログアウトされてしまうので、社内じゃないとログインできないという理由から3ヶ月に1回出社しています。ただ、これがなくても出社は3ヶ月に1回程度続けたいかなと思っています。slackなどで「明日行きます」「今週行きます」というと反応が良くて、すごく歓迎してくれている感があって。なのでそれがなくても行きたいなとは思っています。

司会:そうですよね。コミュニケーションを取る上では、顔を合わせないのと合わせるのでは違いますよね。

大谷:私は大体月に1週間くらい、東京にまだ単身赴任先の家があるので、そこに行くようにしています。そういった時は、ほぼ毎日出社しています。なので月4日くらいは出社していますね。
先ほど、ダムワークとかリモートワークとかのお話しをしましたけど、根っこは人に会って話をしたいというか(笑)組織運営をしているメンバーと一緒に、サクッと決めれることはサクッと決めたいという思いがあったりするので、月に4日くらいは出社している感じです。

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-- 社内で活躍されている人の共通点などありますか?

司会:リモートワークの中で評価が大変だったりすると聞いたりします。またリモートをワークが推進される中、リモハラという言葉も流行っていますよね。
管理する側と管理される側、両方の立場があると思いますが、管理したいけど管理しすぎてはいけない、自分が仕事していることをどう上司にアピールするか、というところが難しかったりすると思います。その観点から皆さんの会社で活躍されている人について、教えていただければと思います。

守屋:「活躍している人」と言うと、大きく分けて2つの観点があると思っています。
1つ目は、先ほどヤマップの樋口さんのお話にもあったのですが、「この会社で働く意義」みたいなことをしっかり自分の中で見出せている方は、すごく活躍しやすいなと感じています。それはミッションへの共感であったりとか、目標を自分ごとかできたりとか、そういったところで活躍しやすいのかなと思っています。多くの社員がそうではあるのですが。
2つ目が、一人一人自分自身の目指す姿ですね。技術面であったりビジネス面でも何でもいいのですが、「こういう風になりたい」というビジョンがクリアなほど、活躍しやすいなと思っています。

あとは、リモハラとか管理みたいなところの文脈で言うと、ここは難しくもあるのですが、やはり目標をどう設定できるかと言うところがすごく重要だろうなと思っています。
しっかり計測可能な目標というのを設定することさえできれば、その目標を達成するということを通して、自分のパフォーマンスとかをしっかり証明できたりすると思うので、それを補助するような形で日々の管理や、必要な支援をしていくという観点で出来るといいのかな、という風に思っています。

樋口:先ほどあったようにビジョンへの共感はその通りですよね。ヤマップでは具体的にどう言っているかというと、「自分自身がユーザーである人」だと言っています。自分自身が山に登るし、自分たちのアプリをよく使う、ヤマップが大好きな人が活躍できる人だと考えています。それ以外の要素で言うと、利他的であったりですね。よく One for all, all for oneと言ったりするのですが、オンラインのコミュニケーションはなかなか難しくて、拾えないことがあったりするので、その辺を気づいてちゃんと拾っていける人、ですね。
リモハラとかの観点で言いうと、ヤマップは細かなところまで管理していないということもあるのですが、元々「自律自走するチームであれ」と言う風に言っているので、とりあえず「個人個人でやってみてください」という風になっています。あと、2週間に1回の1on1というのをかなり徹底してやっているので、その中で自分自身の振り返りをしてもらって、今現在自分自身が目標に対してどれくらいまで来ているのか、ちゃんと自分で振り返れる人というのが、結果的には活躍されているのかなと思います。

佐藤:そうですね。活躍している人というところで言うと、守屋さんや樋口さんがおっしゃった通り、事業に対して目的意識をしっかり持った人というのがひとつ挙げられるかなと思います。リモートが始まってからはそれプラス、自分を発信できる人ですね。そして情報を集めに行ける人というのがすごく活躍している印象があります。というのも、今までのオフラインのコミュニケーションは、立ち話とか、休憩時間とか、喫煙所に行ったりとか、そういう所である程度は情報が入ってきたり、発信できていたと思います。
テレワークになってそれがなくなり、自分で発信して集めるというところができる人だと、パフォーマンスとしてあまりオフラインの時と変わらないかなと、僕は認識しています。
リモハラについてですが、僕は管理されている側なのでPCの中身やシャットダウン時間を見るのではなく、成果物や日々の行動で見てほしいなと思っています。

vikram:活躍されている人の共通点で言うと、佐藤さんがおしゃった通りの話で、オンラインでも自分を発信しているとか、皆さんに何をやっているかを発信しているところですね。あとはプロジェクトのミーティング中に指摘ができたり、単純にタスク対応するのではなく、自分で仕事を探しに行こうとする人ですね。もう一つ大事なのがインプットに対して自分の意見を言える人の方ですね。インプットを聞いて、それについて何も発言しない人だと、その人が何を考えているのか、どう言う風に活用していけば良いのかが分かりにくくなります。できるだけ自分のセルフブランディングをやっていける人の方が、活躍できるのではないのかなと思っています。
リモハラについて、僕は外国人ですので、海外ではタスク面の管理ではなくて、より重要なところで、見た目とかビデオに写っている内容について何か指摘したりコメントすることをNGとしています。このような見た目に対するハラスメントも、リモートワークだと発生してしまうのではないかなと思っています。あとは人によりますが、パワハラとかはオンラインの方がよりひどくなりそうなところはあると思います。
例えば、意見が合わない上司や愚痴がひどい上司と1on1で会話されたりとか、(閉じた空間で誰にも聞かれる心配がない分)オンラインの方でより酷くなりそうだと思いますね。
一方で、パーソルキャリアでは1on1とかミーティングで話したりとかについて、上司との1on1だけではなくて、いろいろな方との1on1をする機会があります。
例えば仕事について、キャリアパスについての不満があっても、それに対して話せるメンターの人がいます。あとは現場の上司とも1on1できますし、雑談で違う部署の方と1on1することも可能になっています。
もし一人の人と意見が合わないとかそう言うのがあれば、いろいろな方とフィードバックできるようなホットラインがセットアップされています。そう言うところがパーソルキャリアに入って自分が安心して働けると思ったところです。
あとは管理者としては、ビデオに写っている内容とかに対してジョークしないようには心がけています。

大谷:弊社で活躍している人で言うと、分からないことを素直に分からないと言って、ヘルプを頼める人は、特にリモートワークになってから活躍すると言うか、仕事をスムーズに進められるようになった気がします。
オフラインのときは、悩んでいたり暗い顔をしていたりすると、ちょっとした会話の中で課題を聞き出して、解決すると言うことができたのですが、オンラインになって難しくなりましたね。日々朝会やっているチームも多いのですが、そのような場でも、カメラがオフだと表情がわからないとか、状況がわからないことも結構増えてきています。
活躍している人は素直に発信しています。あとメンションが来たときに「それって本当に必要なんでしたっけ?」とか素直に言いますね。指示も顔を突き合わせて丁寧に伝えられると言うよりは、文章で伝えることが多いので、「本当にここはこうなんですか」とか「これって本当に意味あるんですか」みたいなことを素直に聞けるような人が、やっぱり活躍できているんじゃないかなと思っています。

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--地方で働くメリットを教えてください

守屋:弊社の場合ですと、子育てや家庭のことだったり、地元で元々働いていたけど、転職すると選択肢がすごく少なくて、転職を躊躇っていた方がHolmesに決めてくださったと言うことがありました。背景としては、一人一人がライフステージにおいてどのような生活をしたいかで、「この場所で生活をしていきたい」ということ「こういう仕事をしたい」ということ、その選択肢が多くなるということは、やっぱりすごくいいことかなと思っています。色々な会社がフルリモートになっていく中で、魅力として薄まっていくのは避けられないかなと思うのですが、その場に拠点があると言うことは一つメッセージとして採用方針として伝えやすいものなのかなと思っていますね。

樋口:ヤマップのサービスの性格上、地方のメリットというと、自然を感じながら生活ができると言う所を推したいなと思っています。
窓を開けてちょっと外を見ただけでも山が見えるとか海が見えるとか、そういう環境で生活できる、というだけでもすごくQOLが高まりますよね。どこに住むかと言うのは自分自身で決められる時代になってきたので、そのような選択を楽しんで「自分はどこで暮らしたいのか」「どのような環境で生きていきたいのか」というのを実現できるといいのかな、と思っています。

佐藤:みなさんが話された内容には含まれていますが、それ以外で言うと物価が安いかなと思います。家賃も全然違います。一番感じたのは、僕は温泉が好きで関東にいた頃、月1とかでサウナとか銭湯とかに行っていたのですが、1回で800円から1000円くらいかかっていたんですね。こっちでは1回300~400円で行けちゃいます。空いている時間も結構朝早くて、朝5時くらいから銭湯は空いています。仕事の前に風呂に入る、ということが気軽にできるので、そういったところは結構いいな、と思っています。

司会:徒歩圏内に温泉があるんでしたっけ?

佐藤:徒歩圏内にありますね。大体仕事前とか仕事終わりに行ったりしてますね。

大谷:私は沢山思いつくことがあります。子育てをしているので、自然がすごく近いので、海にちょっと遊びに行ったりとか、一緒に山に登ったりとか、そのようなことがすぐにできるということはメリットですね。そしてご飯が福岡はすごく美味しいです。東京だと1000円じゃとても食べられないような海鮮丼や天ぷらが楽しめます。
また、ダムワークでは車を使いますが、都内にいた頃は駐車場が3万円とか普通にしていたのですが、福岡で今は5千円できちんと舗装された駐車場を借りることが出来ています。そういった意味ですごく費用対効果がいい生活ができているなと思います。

司会:確かに、いろいろなところでリモートワークが増える中で、給料形態が変わらない、だけど物価が安いところとか行くとお金はたまるし、生活は豊かになるし、すごく良いこと尽くしな気がしますね。ありがとうございました。


続きは、こちらのアーカイブ動画をぜひご覧ください。
https://youtu.be/oKsr5UHs8Ps

イベントページ
https://miidas-tech.connpass.com/event/211047/

登壇者紹介

Holmes
『世の中から紛争裁判をなくす』ことを目指し、契約マネジメントシステム「ホームズクラウド」を開発・展開しています。 ホームズクラウドは、電子契約及び、契約プロセスの構築と契約管理を実現して、企業の契約業務の効率化と生産性向上を支援します。
公式サイト:https://www.holmescloud.com/

守屋 慧 / VPoE

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ヤマップ
人と自然を繋げることをミッションとし、登山地図GPSアプリ「YAMAP」をベースに「登山保険」「セレクトショップ」「メディア」「自然観光のコンテンツ開発」など事業を拡大。日本最大の登山・アウトドアプラットフォームとして成長を続けています。
公式サイト:https://yamap.com/

樋口 浩平 / CTO

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福岡市在住。2013年11月にヤマップに2番目にジョインし、システム開発に従事。現在は開発統括、エンジニアのパフォーマンス最大化に取り組む。テクノロジーで登山の安全性を向上させ、人と自然をつなぎたい。

パーソルキャリア株式会社
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス人材のキャリア戦略プラットフォーム「iX」をはじめとした人材紹介、求人広告、新卒採用支援等のサービスを提供しています。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
公式サイト:https://www.persol-career.co.jp/

佐藤 宏樹 / リードエンジニア

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新卒でSIerへ入社。Web系エンジニアとしてJavaを使用し、BtoC系サービスのフロントエンド、バックエンドを担当。自身でプロジェクトを選択できるなど自己実現性に魅力を感じパーソルテクノロジースタッフ(インテリジェンス)に2017年入社。約2年間BtoC系サービスのiOSアプリエンジニアとして大手事業会社のサービス開発プロジェクトに携わる。さらに事業にコミットできる環境に移りたいと考え、キャリアチャレンジ制度で2019年10月にパーソルキャリア入社。

vikram.malhotra / シニアエンジニア

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インドのジャイプール出身。大学のキャンパスリクルートで日本の会社に採用され、その研修所で一年ほど日本語を勉強した後、2007年に来日。その後、GMOインターネットグループ、ヤフー、イグニスなどで、Eコマース系のウェブやiOSアプリの開発を行い、オフショアエンジニアチームとブリッジマネジャーとしても勤務。好きな技術はjavascript(reactやvuejs)、バックエンドはphp。話せる言語は日本語、英語、ヒンディ語(ナマステ ^O^)。趣味はカメラ、自然風景撮影、旅行。

ミイダス株式会社
転職アプリ「ミイダス 」の開発・運営を行っています。 「ミイダス」は職務経歴や経験・スキル情報から自分の市場価値を診断すると、企業から直接オファーが届く転職サービスです。
公式サイト:https://miidas.co.jp/

大谷 祐司 / VPoE

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ミイダス株式会社VPoE。サイバーエージェントのネット広告部門で開発組織を立ち上げたのち、2013年にインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。マーケティング部門のDXを推進したのち、新規事業としてスタートしたミイダスの立ち上げに参画。その後2017年よりスタートアップ2社でCTOを経験したのち、2020年に再びミイダスにジョイン。
リモートエンジニアとしての働き方
https://note.com/miidas_tech/n/n695b05fc9e31

ミイダス Tech について

ミイダスでは、様々な技術イベントを開催しています。connpassやYouTubeチャンネルでミイダスグループのメンバーになった方には、最新の開催情報やアーカイブの公開情報が届きますのでぜひご登録をお願いいたします。
イベントページ:https://miidas-tech.connpass.com/

Twitter:https://twitter.com/miidas_tech


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