ノーミスでAWS12冠を1年で制覇した必勝法

こんにちは。SCSKのふくちーぬです。

少し前の話ですが、2023 Japan AWS All Certifications Engineersに選出していただきました。
AWS 12冠の証として、先日受賞景品もいただきました。

今回は、AWS認定試験を受験される方に向けて全資格に通ずる合格するための必勝法や感想をお話します。

弊社石原も受賞しており、以下の記事で細かく各試験の対策法を紹介しているのでぜひ参考にしてください。

 

学習スタイル

全認定試験共通の勉強法をご紹介します。下記の学習手順を実施しました。

試験ガイドに目を通す、ウェビナーを視聴する(必須)

AWSに限らずどの試験を受験する場合でも、試験で何が問われるのか・何が出題されないのかを知ることは重要です。試験要領をしっかり確認しておきましょう。

Skill BuilderというAWS公式が用意している学習サイトにて、各試験のポイントがまとまったものが無料のウェビナーとして提供されています。試験ガイドを読むのが面倒だという人は、動画で視聴して試験の概要を掴むのもありです。

サンプル問題を解く(必須)

AWS認定試験では過去問というものが存在しないですが、AWS公式が作成した実際の問題に触れることが大切です。試験の難易度や言い回しもほとんど同じレベルです。

書籍での学習

最近は資格試験に特化した書籍も多く販売されているので、お金に余裕のある人は購入してもよいかと思います。特に、AWS認定試験を始めて受ける方は1冊は手に取ることをお勧めします。試験の概要や各種AWSサービスの概要が分かりやすく解説されています。

ハンズオン(必須)

AWS公式で提供されている初心者向けハンズオンに取り組むことを推奨します。AWS テクニカルソリューションアーキテクトの方が、初めてAWSを触る人に向けて丁寧に分かりやすく説明してくれます。AWSを利用するにあたり超重要サービスを扱っており、マネジメントコンソール上での操作がメインとなっています。AWSアカウントを所有していない方でも、動画を視聴していただくだけで操作感等も掴めるのでお勧めです。

時間に余裕のある方は、Udemy等のオンライン講座を受講していただくのも良いかと思います。

デジタルトレーニングの視聴(必須)

Skill Builderにて各試験のデジタルトレーニングが無料で提供されています(Exam Readinessシリーズ)。各種AWSサービスの概要だけではなく、設計ポイント等アーキテクチャ図を含めて解説してくれます。学習の中心となるので、必ず視聴しましょう。

BlackBeltオンラインセミナーの視聴

Black Belt Online Seminarでは各種AWSサービスについて概要だけではなく、詳細まで紹介をしてくれます。各資格の試験ガイドに記載されたAWSサービスを視聴します。空き時間等で視聴するのが効率がよいです。

ナレッジセンターの利用(必須)

ナレッジセンターは、各種AWSサービスのFAQとなっています。実務で困った際に、サポートへの問い合わせをする前に確認する方もいるかと思います。認定資格においても十分に活用することができます。

各資格の試験ガイドに記載されたAWSサービスについて、トラブルシューティングやどんな考慮点が必要なのか等を身に付けていきます。

例えばAWS Certified Advanced Networking – Specialty (ANS-C01)では、Direct Connectに関する以下のような問題が出題されます出題されるかもしれません。※1

「VIF(Virtual Interface)がDownしています。ネットワーク管理者のあなたは、どのような項目を確認すればよいですか?」

ナレッジセンターに目を通しているここのあなたなら答えられますよね。こんな感じに利用していきます。

※1AWS認定試験には「試験問題を公開しない」という規約がありますので、このような文言としています。

模擬試験を解く(必須)

認定試験対策の最後の仕上げを行います。AWS公式が作成した無料の20問の模擬試験をBenchPrepというサイト経由で解きます。

この模擬試験で8割以上の点数を取得できていれば、合格に限りなく近いので自信を持ってテストセンターに足を運んでください。

 

おすすめ受験順序

各試験を受験してきた感想として、下記の受験順序をお勧めします。ポイントは下記のとおりです。

  • DBS→DAS→MLSはデータを扱うという点で試験範囲が重複するので、近い日程で受験する
  • PASはAWSというよりかはSAP(ERP)の色が強いので、一番最後に受験する
  • SCSはどの認定資格にも出題される内容でありセキュリティは重要分野となるので、なるべく早く受験しておく
  • ANSは対策時間を十分に取った上で受験する

「AWS案件にアサインされて監視系のサービスに触れている」や「オンプレミスにて仮想基盤のネットワーク設計をやってきた」等の経験に応じて、順番を柔軟に変更していただければと思います。

AWS12冠までの道

受験日と各試験のスコアは下記の通りです。受験スケジュールの参考にしてください。試験のスコアはあまり高くないため大きな口はきけませんが、ノーミスで費用を最小限に抑えられたのでよかったかなと思います。

個人的な難易度の列については、完全な主観になります。

試験コード 試験名 スコア 受験日 個人的な難易度(5段階評価)
SAA-C02 AWS Certified Solutions Architect – Associate 794 2021-12-18 ★★
SAP-C01 AWS Certified Solutions Architect – Professional  812 2022-02-26 ★★★★★
DVA-C01 AWS Certified Developer – Associate 828 2022-08-28 ★★★
DBS-C01 AWS Certified Database – Specialty 849 2022-09-10 ★★★
SOA-C02 AWS Certified SysOps Administrator – Associate 785 2022-10-22 ★★★
SCS-C01 AWS Certified Security – Specialty 878 2022-11-03 ★★
DAS-C01 AWS Certified Data Analytics – Specialty 861 2022-11-12 ★★★
MLS-C01 AWS Certified Machine Learning – Specialty 842 2022-11-26 ★★★★
DOP-C01 AWS Certified DevOps Engineer – Professional 869 2022-12-04 ★★★★
CLF-C01 AWS Certified Cloud Practitioner 813 2022-12-18
ANS-C01 AWS Certified Advanced Networking – Specialty 792 2023-01-27 ★★★★★
PAS-C01 AWS Certified: SAP on AWS – Specialty 895 2023-02-08 ★★★★

 

最後に

いかがだったでしょうか。私としてはJapan AWS All Certifications Engineersになってからが、本当のスタートだなとつくづく感じています。

AWS認定試験は体系的にAWSを学ぶことができる良い機会でもあるので、ぜひ一歩を踏み出していただければと思います。

本記事が皆様のお役にたてば幸いです。

ではサウナラ~🔥

著者について
ふくちーぬ(福地孝哉)

◆所属:クラウドサービス部
◆経歴:
 2022 ANGEL Dojo ANGEL賞 2位
 2023 Japan AWS All Certifications Engineers
◆資格:
 サウナ・スパ健康アドバイザー,Azure,Terraform,情報処理安全確保支援士合格
◆好きなAWSサービス:Amazon EventBridge
◆好きなサウナの温度:100℃
◆好きな水風呂の温度:16.5℃

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