RAKUS Developers Blog | ラクス エンジニアブログ

株式会社ラクスのITエンジニアによる技術ブログです。

リアルな雰囲気が分かる!ラクスのエンジニアインターンシップ内容&体験談紹介

はじめまして、rks_rtnkです。

ラクスでは毎年、 「Rakus Tech Lab」という チャットアプリ開発体験を行うエンジニアインターンを開催しています。 2023年も4回開催しまして、非常に多くの学生の皆さんに参加いただきました。

今年、運営に携わった私から、2023年のインターンを振り返りつつ、紹介させていただきます。

もくじ


紹介

まずはこのインターン「Rakus Tech Lab」について、紹介させてください。

Rakus Tech Labは、2014年から開催しており、2023年にちょうど10年目を迎えました。
2023年の参加者を含めると、これまでに600人以上の学生に参加いただいており、
東京大阪あわせて20回以上開催しているインターンになります。
当社に入社した新卒社員のうち、6割以上がRakus Tech Labの参加者となっており、
ラクスとしても採用のために、力をいれている施策の一つでもあります。

ただ、このインターンを開催するに至った経緯(目的)は、当時も今も変わらず、

リアルな仕事への理解
ラクスの風土を理解
お互いの理解
体験を通じた「お互い」の成長

以上の4点です。
縁あって皆さんにラクスに入社したいと思っていただけることが、何よりの喜びではありますが、 ぜひ参加される皆さんには、
実際の開発業務の雰囲気、実際のオフィスで働くイメージを感じる
ラクスの社員にどんな人がいるのか知る
就活サイトなどでは聞けない生の社員の声を聞く
といった、参加者だからこそ得られる機会を大切にしていただきたいと思っています。
ラクスとしても、学生の皆さんにそうした価値をたくさん提供できるように努めております。
ラクスのことそんなに知らない…」という学生の方も、このインターン中に様々なことをお伝えする機会を設けていますので、 ぜひ、本記事とこちらから詳細を確認いただき、ご参加いただければと思います…!


タイムスケジュール

(前置きが長くなってしまいましたが・・・)2023年度のRakus Tech Labは、以下の内容で実施しました。
※内容やスケジュールは毎年変更されますのでご了承ください

東京3回、大阪1回 各回5日間×3時間
4名前後で1チームとなり、グループでオリジナルのチャットアプリを作成
チームごとにラクスの若手エンジニア1名ずつが付き添い、講師としてサポート

5日間の流れとしては、まずは初日にチュートリアルで開発環境に慣れていただいて、2日目から本格的な開発を行いました。
最終日には、完成したチャットアプリのお披露目として、成果発表を行っていただきました。

開発体験以外にも、1~3日目の冒頭には、開発統括部長、製品開発課長、若手エンジニア(新卒1~3年目)が それぞれの立場から、業務や製品、ラクスについて紹介する時間を設けました。
ラクスのことを知っていただきたいというだけではなく、インターン中のチーム開発に役立つ話をしたり、IT・SaaS業界について理解を深めてもらえれば、という思いで実施しました。

開発の流れ

チュートリアル ⇒ 基本要件 ⇒ テーマ決め ⇒ 追加要件
の流れで進行しました。

学生の皆さんがスムーズに開発に入れるように、開発環境、原形となるソースコードはこちらで用意したものを使用しました。
AWS上に開発環境を構築して、バックエンドはNode.js、フロントエンドはVue.jsで構成しました。

各チームごとに分かれ、チュートリアルを通して基本的な進め方を学んでいき、
その後、こちらで定めた共通の基本要件を満たすように、チャットアプリ開発を行ってもらいました。

<基本要件の例>
 ・ログイン時、ユーザ名未入力の場合は、エラーダイアログを表示する。
 ・投稿したら、自分以外のクライアントにも投稿文を表示させる。
 ・新しい投稿は画面上部に表示されるようにして、古い投稿は下部に流れるようにする。

基本要件の開発が終わったら、追加機能の実装に進みます。

追加機能についても、こちらで用意した要件から選ぶこともできますが、
基本的には、各チームでチャットアプリのテーマを決めてもらい、それに合う独自機能を実装してもらいました。
チャットアプリというベースはあるものの、1からテーマを考えて、機能を考えていくことに、 皆さん初めは戸惑っている様子でしたが、議論が進み始めると、いくつも候補が出てきてしまい、絞り込むのに苦労している様子でした。

講師担当のエンジニアも、チームごとに1名ずつサポートとして付き、
何かトラブルや困りごとがあればすぐに相談できる体制を整えていたので、行き詰まることもなく、
どのチームも活発な議論を交わしながら、楽しみつつ、取り組んでいただけたのではないかと思います。


成果発表・懇親会

最終日には、各チームが作ったチャットアプリのお披露目として、成果発表を行いました。

  • ビジネスシーンを想定したテーマをもとに作成した、投稿に「報告」「連絡」「相談」の種別を持たせるビジネス向けチャットアプリ
  • すでに製品化されているような機能性を短期間で実現した、ChatGPTを利用して入力支援を行ってくれるチャットアプリ

など、学生の皆さんがユーザ目線になってどのように工夫を凝らしたのか、どのようなターゲットに向けて開発をしたのか、色々な思いを聞かせていただきつつ、完成したチャットアプリを見ることができて、私自身とても参考になりました。
また、講師を務めたエンジニアからも、「自分が学生だった頃はこんなに出来なかった。レベルが高い」と驚きの声が挙がっていました。

※成果発表の様子※

成果発表の後は、講師以外の社員も招いて懇親会を行いました。
コロナによる制限もなくなり、数年ぶりに飲食しながら学生の皆さんと社員で交流を行うことができました。
業務に関する質問やプライベートの過ごし方など、様々な話で盛り上がりを見せ、1時間の懇親会があっという間に終わってしまいました。

※懇親会の様子※


参加者の声

参加いただいた学生の皆さんにアンケートを実施しました。

Rakus Tech Labの満足度としては、全4回の平均で、100点満点中 92.5点と、我々としても非常に満足な結果(点数)でした。
良い意見だけでなく、自身の取り組みが不足していた…と悔しさを滲ませる感想もありましたが、 皆さん、RakusTechLabの目的でもある 仕事への理解 ラクスの風土を理解 お互いの理解 体験を通じた「お互い」の成長
をしっかりと達成することができたようで、満足度の高得点以上にその点が嬉しかったです。

そのアンケートの回答を一部抜粋して、紹介させていただきます。

チーム開発の雰囲気やラクスの社風や社員の雰囲気などを掴むことができました。また企業説明や若手社員の新人時代の経験など他では聞けないことが多く、大変勉強になりました。自分がラクスで働く社員となったときのキャリアビジョンやイメージを掴むことができました。


他社のインターンと異なり、インターン中に説明会のようなものや懇親会が開催があり、会社への理解度がとても高まった。他のインターンでは得られないやりがいや知識や達成感を得ることができた。


オフラインでの実施だったので会社の雰囲気がよくわかった。特に作業スペースの横では実際にミーティングをしていたり、1人の作業場で集中しているところも見れて、かなり会社についてわかった。


RAKUS Tech Labを通じて単純に技術だけででなく、メンターの方やメンバーとのコミュニケーションについても学びが多くありました(むしろ後者の方が多かったかもしれないです)


以上のように、開発体験だけでなく、多くのことを感じて、学びになったとの声を頂けて、非常に嬉しい限りです。

まとめ・所感

参加学生の中で、個人開発の経験はあるという方は多くいますが、チーム開発経験があるという学生の方はそれほど多くないので、
開発中は、チーム開発特有の問題であるGitの使い方、コンフリクト、開発体制、分担で苦労している様子でした。

講師としてサポートしている若手エンジニアも、あまり干渉しすぎないようにしていますが、
学生の皆さん同士で対処できない場合には、指針を示したり、いくつか選択肢を与える等して、
「導く」ことに重きを置いてサポートしていたのがとても印象的でした。
学生の皆さんもそうした課題やトラブルに向き合うことを苦にせず、乗り越える楽しみを感じながら、取り組んでいる様子でした。

そうしたチーム開発ならではの楽しさや難しさを経験していただく、という部分が本インターンの醍醐味ではあるのですが、今年は他の部分においても、何か学生の皆さんにとってプラスになる取り組みができないかと考え、「学生×講師の1on1」を実験的に取り入れました。

ラクスでも日常的に行っている1on1を体験いただくために、講師と学生が1対1で会話する機会を設けました。
実施前はあまり盛り上がらずに終わってしまったらどうしようか…と心配していましたが、
いざ始まると、終了時間になっても話が止まらず、時間オーバーしてしまう組が多数出る状況でした。
1対1になることで、他の人がいる場だと聞きづらい質問や相談が活発に出ていたそうで、学生の皆さんからも以下のようなお声を頂きました。
「普段の働き方やエンジニアのキャリアについてなど、現場のエンジニアの方に質問できて非常に参考になった」
「就職活動の悩みに対して、現場のエンジニアとして働かれている率直な意見を聞くことができた」
「会社の雰囲気や評価制度などかなり踏み込んだ話ができてとても参考になった」

チーム開発に取り組んでいると、開発作業優先になってしまうという部分もあるかと思うのですが、
開発体験から少し離れて、1on1という時間を設けることで、学生の皆さんが自身の考えを整理したり、
就活の不安や疑問、ラクスの実情を聞くことができる良い機会になったようで、発案者として安堵しました。
(運営として、時間管理をもっとしなければ・・・という点は今後の反省です。。。)


終わりに

2023年度、Rakus Tech Labへご参加いただき、本当にありがとうございました。
今回のチーム開発を経て、何か少しでも得るものがあったとしたら幸いです。
私としても、学生の皆さんが意欲的に自ら学び、吸収して、アウトプットしていく様子を目の当たりにして、大きな刺激を受ける良い機会になりました。
改めまして、ありがとうございました。ご参加いただいた皆さんのさらなる活躍を期待しております!

ラクスではエンジニアインターン「Rakus Tech Lab」を東京および大阪で、毎年実施しています。

毎年春(3月~4月)頃から、エントリーを受け付けしておりますので、ご興味ある学生の方は、 ぜひ下記サイトより、エントリーいただければと思います。
※2024年度インターン(26卒対象)は 2024/3/1 にエントリー開始いたしました!

fresh-recruit.rakus.co.jp

Copyright © RAKUS Co., Ltd. All rights reserved.