SMARTCAMP Engineer Blog

スマートキャンプ株式会社(SMARTCAMP Co., Ltd.)のエンジニアブログです。業務で取り入れた新しい技術や試行錯誤を知見として共有していきます。

開発チームを異動してわかった4つのこと

スマートキャンプ、エンジニアの井上です。

弊社で挑戦の意味も込めて、BOXIL開発チームからBiscuet開発チームへの異動をしました。
今回はチーム異動で気づいたことをお伝えしていこうと思います。

1. スクラムによるチームへの引き継ぎコストの削減

チームを移動するということで、自分がいなくても対応可能な状態にするために、引き継ぎのためのドキュメントを書いたり作業手順などを残すなどが必要かと思います。
弊社の場合は、スクラムを導入していた効果で属人性の高い作業などが少なく、誰でも同じ知識を持っている状態になっているため引き継ぎ作業が発生しませんでした。
そのため、チーム移動を聞いてから1週間ほどで問題なくチーム移動が行えました。

2. 新しいチームへの不安

チームを移動するということは、違うプロダクトを開発するというだけでなく、新しいメンバーと開発するということで、転職にも近いかたちになります。
その中でどのようなことをやっているのか、何をすればいいのかなどわからなくキャッチアップに時間がかかる場合があります。
隔週でチーム間で、どのようなタスクや取り組みをしているか共有しているため、チームでどんなことをしてるかなどはある程度理解した状態で話を聞くことができました。

その結果、オンボーディングやチームに関しての説明などは最小限でチームにジョインすることができました。

3.気持ちの切り替え

一番大変だったのはプロダクトが変わることに対しての気持ちの切り替えでした。

スクラムにより引き継ぎがなくなり、自分がいなくても大丈夫な状態でしたが、やりたいこと・やりきりたいことなどがある状態での異動だったので、辛くもありました。

しかし、自分でなくても達成できる状態になっているからこそ、異動する決断ができました。

4. チーム異動のメリット

チーム異動の話を聞いたときにメリットについて考えました。
そして、実際に良かったと感じたところを紹介します。

メンバーが異動をできるという事例ができる

自分はBOXILチームの中でも長く1年半ほど開発していましたが、その自分が異動できることがわかれば、他の人も異動しやすくなるのでいい事例づくりになると思いました。

新しい技術に触れることでできることが増える

Productが違えば使ってる技術や作るものも変わってくるので、新たに学習することが増え、エンジニアとしてさらに技術の幅が広がると感じています。

新しいビジネスに関わることでドメイン知識が増える

新しいビジネスに関わることで、今まで表面上しか理解していなかったことに対して深く知るいい機会になります。

また、実際にどう売るかや、現在の市場の状態などは本では得られない情報なのでとても勉強になります。

前のチームのノウハウを新チームへ共有できる

違うチームであれば同じ課題でも解決方法が違ったり、別の課題に注力してるので溜まるノウハウも変わってきます。

そして今回の異動で、BOXILチームの取り組んできて良かったことをBiscuetチームに還元することで、チーム間のノウハウの共有になるかと思います。

現在、Biscuetチームでテストを書くときにBOXILのテストコードを共有してテスト作成をすすめたり、振り返りの際にBOXILの失敗・成功事例などを紹介しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はチームの異動して感じたことわかったことを紹介しました。
この内容がチーム異動の参考になれば幸いです。