ソフトウェア開発の世界では、アジャイル開発やスクラムが一般的になってきました。そのアジャイル開発のコアとも言えるのが、対話や協調です。この連載では、アジャイル開発におけるコミュニケーション・コラボレーションスキルを解説しながら、ファシリテーションスキルのレベルアップを目指します。

今回のテーマは「ファシリテーション」です。いよいよ具体的な方法の解説に入っていきます。

前回のおさらい

前回は「スクラムマスターが絶対に言わないこと」から、コミュニケーションのポイントをざっくり解説しました。今回からは、より具体的な方法を解説していきます。まずは、場を整えてゴールへと導くために利用できる「ファシリテーション」を解説していきます。

ファシリテーションとはなにか?

ファシリテーションとは、チームの能力を高める技術です。最近だと予想できない世界情勢の中で、多様な人達が集まり活動するのが当たり前になってきました。こういったさまざまな「違い」や「変化」がある中で、適切に対立し、オープンかつ建設的に話し合い、物事を進めるためのファシリテーションスキルの重要性は高まっています。

ファシリテーションを行う人をファシリテーターと呼びます。ファシリテーターを理解するために、その特徴を以下にまとめてみましょう。

  1. ファシリテーターは、中立である
  2. ファシリテーターは、チームをゴールに導く支援を行う
  3. ファシリテーターは、成果を高めるためによりよいコミュニケーションの場を作る

これらを眺めてみると、スクラムチームで行うスクラムイベント(計画づくりやふりかえりなどのMTG)で求められる司会進行に通ずるものがあります。スクラムはコミュニケーション主体のフレームワークなので、ここで紹介するファシリテーションといったコミュニケーションスキルとの親和性が高いはずです。

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SQRIPTER

藤原 大(ふじはら だい)

スーパーアジャイルコーチ、株式会社せかい 代表取締役

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スーパーアジャイルコーチ、エンジニアリングマネージャ、『リーン開発の現場』の翻訳者のひとり。創造的、継続的、持続的なソフトウェア開発の実現に向けて奮闘中。週末に娘と息子とお昼寝しながら世界のビーチや離島を旅する夢を見る。

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