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ギークとビジネスをバランスよく追求できる組織。HR領域のエンジニアとしてワンキャリアで働く醍醐味

「ONE CAREER」「ONE CAREER CLOUD」「ONECAREER PLUS」など、新卒から中途まで、HRマーケットにおいて複数の事業を展開するワンキャリア。これらのサービスおよびプロダクト開発を支えるのが、技術開発部で活躍するエンジニアの面々です。

今回のインタビュイーは、技術開発組織全体のマネジメントを担当する執行役員 CTOの岩本とDevHRチームならびSREチームのマネージャーを務める宮川です。2人の対談から、今のワンキャリアエンジニアチームの土台となっている考え方や組織としての将来のビジョンを探っていきます。

こんな人に読んでほしい

・HRマーケットに関心のある方
・ワンキャリアのプロダクトやサービスに関心のある方
・上場スタートアップのエンジニア組織について詳しく知りたい方
・スタートアップで腕試しをしたいと考えている方

プロフィール

岩本 俊亮(いわもと しゅんすけ):執行役員CTO / 新卒プロダクト事業部長兼技術開発部長
大阪大学大学院理学研究科卒業。2016年に株式会社フロムスクラッチ(現:株式会社データX)に入社。エンジニアとしてデータマーケティングのプロダクト開発へ従事。2020年に株式会社ワンキャリアへ入社。2022年、執行役員VPoEに就任した後、現職。現在は新卒プロダクト事業部長も兼任している。

宮川 倫瑠(みやがわ みちる):DevHRチーム・SREチーム マネージャー
高校卒業後、アメリカの大学でジャーナリズムを専攻。大学卒業後、2019年にアルバイトとしてワンキャリアに入社し、2020年4月より2人目のエンジニアとして社員へ。現在は技術開発部のSREを中心に、セキュリティ、コーポレートITを担当するほか、採用やD&Iに向けた制度設計にも取り組んでいる。


2人のエンジニアが歩んできたこれまでのキャリア


ー これまでのキャリアについて簡単に教えてください。

岩本:2016年にフロムスクラッチ(現:データX)に新卒入社し、エンジニアとして配属されました。エンジニアの正社員が5〜6名だったこと、加えて業務委託が多いチームだったためか、1年目からチームリーダー的な役割を任せられます。2年目からは開発と並行し、新卒採用も担当していました。
執行役員(当時)の長谷川に誘われたことをきっかけに、2020年に3人目のエンジニアとしてワンキャリアへ転職し、ONE CAREER PLUSや社内向けプロダクトの開発に取り組みました。2022年1月に執行役員に就任し、ONE CAREER CLOUD事業部(現、新卒プロダクト事業部)の部長となり、一時的にエンジニアを離れたのですが、2022年7月からは技術開発部の部長及びVPoEを兼務することになりました。2024年4月からはCTOを務めています。

執行役員CTO /技術開発部・新卒プロダクト事業部 部長 岩本俊亮

宮川:2019年にアルバイトとしてワンキャリアに入社しました。元々自分でプログラミングの勉強をしていたこともあり、事務作業の傍ら、田中さん(執行役員CIO)の下でコードを書かせてもらっていたんです。それがきっかけとなり、2020年4月に2人目のエンジニアとして新卒入社しました。

現在はSRE(サイトリライアビリティエンジニア)チームのマネージャーとして、サービスの信頼性をエンジニアリングという観点から維持をするのに務めています。また、DevHR(Developer’s HRの略で、開発組織に関する人事)のマネージャーとして、エンジニア採用のブランディングならびにオペレーション周りも担当しています。

ー 入社を検討するにあたり、お2人はワンキャリアのどのような点に魅力を感じましたか?

岩本:2つあります。1つは、利益を出す経営について学びたかったからです。他のスタートアップとは異なり、ワンキャリアは初めから利益を出すことを意識していました。大きな調達はせず、自己資本で経営してきたタイプです。前職では所謂SaaSビジネスでJカーブを描いていくようなスタイルだったので、全く違う経営を代表の宮下さんから学びたいと思いました。
もう1つは、腕試しの要素です。新卒で入社した会社では、若手時代から組織のコアメンバーになれたこと、上司がCTOだったこともあり、成長させてもらったと感じています。もしまた同じような状況に身を置いたとき、自身の力でやりきれるかを試したくなりました。

宮川:ワンキャリアのミッションである「人の数だけ、キャリアをつくる。」に共感したからです。私はアメリカの大学に通うなかで、カルチャーギャップの大きさを感じていました。特に感じたのが就職に対する価値観です。アメリカの学生は「自分がどういう人生を歩みたいか?」を重視しますが、日本では決まった時期が来れば皆が就活を始めます。正直、私は同じ時期にキャリアを進めるという考えが好きではなくて。代表の宮下さんにこの話をした際、まさにワンキャリアが変えようとしたいことだと知り、入社を決めました。

DevHRチーム・SREチーム マネージャー 宮川 倫瑠


経営や事業に興味のあるメンバーが多い

ー 技術開発部が担う、ミッションと役割について教えてください。

岩本:会社のミッション同様、私たち技術開発部のミッションも「人の数だけ、キャリアをつくる。」です。役割としては、ソフトウェアや技術を通じて、ミッション実現に向けてユーザーへの価値を提供することです。その結果として、会社の利益の最大化を目指しています。

ー どのようなチーム編成で仕事をしていますか?

宮川:技術開発部は、以下の図のように開発グループと基盤グループの大きく2グループから構成されています。それぞれのグループに各チームが連なっている状況です。なお開発グループは、プロダクトごとにチームが分かれています。開発スピードはどんどん上がっており、月に100回以上、何かしらのデプロイをしています。

技術開発部の組織図(2024年4月時点)

ー 組織にはどのようなメンバーが集まっていますか?

岩本:技術的な知的好奇心が旺盛なメンバーが集まっています。勉強をしたり、探求をしたりすることに興味・関心を持つ人が多いです。
協調性のあるメンバーが多いのも特徴です。ワンキャリアのエンジニアはコラボレーションの意識が高く、周囲と協力しながら働くことを心がけています。例えばメンバーレベルなら、ペアプログラミングなど、複数人で開発を進めることが多いです。マネージャー以上になると、チームや部署の垣根を超えてやり取りをしながらプロジェクトを進めています。

また、ビジネス的な知的好奇心や意欲が高いメンバーが多いようにも感じます。ビジネス的な視点を意識し、プロジェクトを進めてきた結果、「この開発にどれだけ費用がかかるのか?」などを考えながら行動できる人が増えました。セールスやマーケティングなどのビジネスメンバーと連携することも多いため、開発が生み出す売上やKPIなどの情報が入りやすい環境にあることも要因だと思います。


ワンキャリアにおけるエンジニアリングの面白さとは、ギークとビジネスをバランスよく追求できること

ー 岩本さんから見て、ワンキャリアの開発組織における「エンジニアリングの面白さ」とはなんだと考えていますか?

岩本:ギークとビジネスの両方をバランスよく追求できることです。一般的に、エンジニアの中には技術の追求には興味がある一方で、ビジネスはビジネスサイド任せという人は少なくありません。ただそのスタンスだと、次第に自身がビジネス的にどのような価値を持つかを示せなくなりかねないと思っていて。技術を追い求めたいのに、そのためのお金がなくなっては本末転倒ですよね。だからこそ、ビジネスとしての利益をエンジニア自身も追求し、それによって生み出したお金を元に技術投資を進めることのできる今の組織は面白いなと感じます。

ー ワンキャリアといえば、クチコミや体験談などのキャリアデータが豊富に蓄積されています。これらのデータを活用したプロダクト作りに参加する魅力について教えてください。

岩本:GPTをはじめとする大規模言語モデルの登場により、自然言語処理が大きく進化しました。また、付随するサービスもどんどん登場しています。これにより、モデルそのものは多くの企業・人が利用できるようになっており、相対的にデータの価値(特にプライベートなデータ)が増してきていると考えています。また、今後大切になるのが、いかに「嘘の含まれていない情報を保有できるか」です。ワンキャリアのデータは審査制を採用しているため、情報の信憑性は担保されています。さらに、長年のサイト運営から、情報量も十分確保できています。これらのデータを活用したワンキャリアでのプロダクトづくりは、今後ますます面白くなると思います。

ー ワンキャリアの開発組織には、どのようなカルチャーがありますか?

宮川:組織面では、先ほど岩本さんが話していたギークとビジネスをバランスよく追求できることです。ビジネス視点でのやり取りがエンジニア間でも当たり前に行われていることは、当社ならではの特徴かと思います。

開発面では、生産性を意識するカルチャーがあります。その結果が認められ、エンジニア組織の生産性が高い企業に贈られる「Findy Team+ Award 」において、2022年は「向上率部門」2023年は「組織別部門」「ベストプラクティス部門」の2つで受賞をしました。開発量だけでなく、質も重視しています。例えば、収益にどれだけ成果を転換できたかなどは、組織全体として常に意識している点です。

ー これらのカルチャーの浸透にあたり、取り組んでいることがあれば教えてください。

宮川:勉強会への投資です。例えば、毎週のように開催される社内勉強会では、本やサイトなどから興味のあるテーマをサマリーして伝えることで自身の理解を深めるきっかけにしてもらっています。
また、「ワンシェアタイム」という各チームからの情報共有の場も用意しています。エンドユーザーに貢献できた開発や活動を共有するなかで、各チームのコアバリューに対する理解を深めたり、個の強みを引き出すきっかけにしたりという狙いがあります。当社の開発組織で運営しているXアカウントでも「今週のワンシェアタイム」として情報を発信しているのでよかったらご覧ください。


組織の成長に合わせ、増える役割と責任。会社と共に、自身の成長を楽しめる

ー エンジニアリング力の向上について、取り組んでいることがあれば教えてください。

岩本:ワンキャリアでは、業務時間に勉強することを認め、評価にも取り入れています。エンジニアは生産性の向上に上限のない仕事だからです。例えば、1年前は1ヶ月かかっていた開発が、今なら1週間で終わることがあります。実際、社内には生産性が10倍近くにまで高まったメンバーもいるぐらいです。

ー 事業のフェーズに対し、エンジニア組織が少数精鋭な印象を受けます。その点についてはどう考えられていますか?

岩本:大前提の考え方として、「ソフトウェアが人の代わりに働いてくれる」ことを意識しています。従って、売上やユーザー、顧客の増加に対してメンバーを増やさずとも対応できるような構造を作ってきました。

一方で、今後は技術開発部の活動領域を広げ、会社の成長を後押しするために様々な職種の採用を進める予定です。例えば、今年に入り「データチーム」を新設しました。これに伴い、今まではデータサイエンティストのみでしたが、データアナリストやデータエンジニアの採用も進めています。

ー 現在のワンキャリアにエンジニアとして入社する良さはなんだと思いますか?

岩本:今、会社は急成長しているフェーズです。それに合わせ、技術開発部も組織を拡大しようとしています。チームそして、メンバーが加わるということは、それだけ役割や責任が増えることを意味します。会社とともに、自身の成長を楽しめるのは、今このフェーズで入社する醍醐味でしょう。

宮川:ワンキャリアでは、フロー効率を大事にし、思い立ってからそれを形にできるまでのスピードを意識しています。急成長中であるということは、事業状況の展開も早いということ。そのため、分業で取り組むのではなく、何かを成し遂げるために必要なことを率先して何でもやるという意識がメンバーには求められます。自分からどんどん外へ染み出していきたい人には最適な環境でしょうし、よりスピード感のある現場で効率的に業務に打ち込みたい人にも楽しんでもらえるはずです。


向いているのは、相手を許容しながらプロとしての仕事ができる人

ー これから中長期で、どのような開発組織を作っていきたいですか?

岩本:直近は生産性と個人の能力の向上が、一定の組織成長につながりました。その結果、ユーザーもだんだん増え、新卒採用メディアの「ONE CAREER」に関しては学生の約3人に2人が利用するサービスにまで成長しました(※)。これからはユーザーにとって本当に価値のあるサービスかどうかがこれまで以上に問われてくるため、より一層エンドユーザーと向き合い続けるような開発体制を作りたいです。

そのためにもユーザーインタビューなど、一次情報を集めることを大事にしていきます。特に新卒採用領域は、ユーザーが毎年変わる一方で、開発者はだんだん年齢を重ねていきます。ユーザーとの距離が遠くならないよう、どのようなアプリが好まれ、日々どんなことを考えているのかなど、キャッチアップを怠らないようにしたいです。

※2023年12月末時点の実績

ー 最後に、これからどのような人と一緒に働きたいかについて教えてください。

宮川:こだわりをしっかり持っている方と働きたいです。例えば、専門性のところにこだわりを持ち、プロフェッショナルに動ける人。組織づくりや技術など、他のメンバーと連携しながら責任感を持って取り組める人が向いていると思います。また少人数で動いているチームの場合、一人一人が自立し、コミットすることも大事です。こだわりを持って一緒に働いてくれる人、ぜひ待っています。

岩本:まだまだ人数が少ない組織だからこそ、多様な人が集まる組織にしていけたらと思います。いろいろな価値観を許容し、個の強みを模索できる会社だからこそ、お互いに許容しないと成り立たない部分も少なくありません。いろいろな人が働ける組織を作っていきたいと思いますので、ぜひ興味を持たれた方がいたら一度カジュアルにお話できると嬉しいです。

今回の記事では、技術開発部の事業部長を務める執行役員CTOの岩本とマネージャーの宮川から、今のエンジニア組織のあり方と今後の展望について語ってもらいました。ワンキャリアのことが少しでも気になった方、ぜひ以下のリンクから気になるポジションをのぞいてみてくださいね!

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企画・取材・編集:山下 麻未
執筆・撮影:スギモトアイ


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