Kaigi on Rails(1日目)に参加してきました!

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こんにちは!サービス開発部の布施です。

もうすぐ東京は紅葉の季節ですね。今年の暑さはだいぶ長い気がしますが、紅葉の時期は例年とそこまで変わらないようです。山々に彩られた落葉期の赤を見ながら侘び寂びを感じたいものです。

さて、通念上「赤」といえばRubyが想起されます。そしてRubyといえばRuby on Railsです。

ということで去る10/25(金)に開催された「Kaigi on Rails 2024」の初日に参加してきたのでレポートになります。

What’s Kaigi on Rails

Kaigi on Railsは「初学者から上級者までが楽しめるWeb系の技術カンファレンス」をテーマとしたテックイベントです。

今年は10/25(金), 26(土)の2日間にわたって開催されました。会場は東京の有明セントラルタワーホール&カンファレンスです。

名前の通り基本的にRuby on Railsを軸とした講演がメインですが、Ruby on Railsだけに限らず広くweb技術全般も対象とされているイベントです。なのでsyoryukenでAmazon SQSを使っている話を聞けたり、スポンサーブースではAWSの構成図を置かれている企業さんもいらっしゃいました。

イベント詳細は公式サイトをご覧ください。
(毎年サイトのデザインやロゴがちゃんと作り込まれていて開発者として尊敬の念を抱かざるを得ません…)

kaigionrails.org

会場の様子

ここからは当日の様子を写真と共にお見せしましょう。

会場には国際展示場駅で下車して向かいました。
駅近で道中に案内板もあるので迷わずに向かうことができます。

本当は道に迷って東京ビッグサイトまで歩いたのは内緒です

会場の有明セントラルタワーの外観はこんな感じです。ビルの外にはKaigi on Railsの看板を持っている運営の方がいらっしゃったので今度こそ迷いません。

建物の一階にはドトールも入っているのでコーヒーの調達には困りませんね

会場についてからは受付を済ませ(チケット購入時のメールに記載のQRコードを見せるだけなので楽々簡単)、名札を書きます。ストラップの色が2色用意されており、撮影の可否で色分けされていました。

ちなみにストラップのデザインはこんな感じ、おしゃれですね〜

テックカンファレンスのストラップっておしゃれなんでイベントが終わっても捨てられないがち...

講演のスタートは11:00でした。会場はHall RedとHall Blueの2部屋用意されていましたが、初めはスポンサーLTと基調講演ということで1部屋に集まります。 なかなかの人数でしたね。

基調講演後はお昼を挟んで、2部屋で登壇が行われるので好きな話を聞きに行くスタイルです。
会場では他にもスポンサーブースが設営されており、各企業の方をお話ししたりノベルティをいただくこともできます。
談笑用のワイワイエリアやもくもくスペースも用意されていました(この辺はすっかり写真を撮るのを忘れていました)

唯一とっていたのはイベント用のパネルです。最後に社内の参加メンバーで集合写真を撮ろうとしたら思いの外列になっていたので断念しました。

この写真を撮るときに集合写真を撮れよという...

そしてみなさんお待ちかね、初日の夜は懇親会です。会場を隣のホテルへと移動し18:30からスタートしました。
豪勢な欧風の食事を用意していただきました。運営の方々で厳選した日本酒もあったみたいです(飲み損ねた...)。 広めのホールでしたがやはり人の数が多かったです。

顔が写ってしまっていそうなのでモザイク入れました

懇親会後は社内のメンバーとそのお知り合いの方々で場所を移して二次会でした。普段社外のエンジニアとお話しする機会はほとんどありませんし、見聞を広められる良い機会でした。技術イベントの一番の目的は人との関わりみたいな話はあるあるですが、ホントそうだなと思います。

ギークな学び

ここまで技術的な要素は抜きに書き進めてきましたが、もちろん学びの多い1日でした。ちょっとだけギークな話も書いておきます。

勉強になった講演で一番最初に思い浮かぶのはigaigaさんの「Railsの仕組みを理解してモデルを上手に育てる - モデルを見つける、モデルを分割する良いタイミング -」です。fat modelかどうかを判断する一例がvalidationが条件分岐したタイミングで、分岐したらフォームオブジェクトとmodelにクラス分割をするという内容がとても参考になりました。

もともとfat controllerとfat modelは概念として認識はしていましたが、実は避けるための解決案は知りませんでした(fat controllerを避けるためにmodelに移せるメソッドがないかを探すくらいです)。

あとはapp/serviceは作らずに、サービスクラスもapp/modelに集約しましょう、なぜなら余計な「層」を作る必要がなくなるからです。という内容もいかにRails Wayに乗るかという基調講演の延長の話でしたね。Cloud Automatorではapp/servicesディレクトリにサービスクラスを作成する風潮があり、あまりディレクトリ構成には懐疑的ではなかったのですが、なるほどapp/modelディレクトリにPOROとしてロジックを集約させるパターンがあるのかと学びを得ました。

speakerdeck.com

あとはizumitomoさんの「デプロイを任されたので、教わった通りにデプロイしたら障害になった件 〜俺のやらかしを越えてゆけ〜」が非常に面白かったです。 ある程度成熟したサービスの開発チームに入るとCI/CDがすでに作り込まれているので、デプロイフローをちゃんと理解せずにデプロイができてしまうのは私も一緒だったのでとても共感できました。そしてデプロイの結果発生したエラーをちゃんとCI/CDの内容を辿っていってシューティングまで持っていっているのが同世代のエンジニアとしてすごいなと...(新卒1年目の話だったとのことで特にすごい)。

本当はレイヤー分けがされていてCI/CDを開発者が気にせずデプロイできるのが一番望ましい形だとも思うのですが、なんだかんだどこかでちゃんと知らないといけないタイミングが来ますよね〜

スライドも公開されていますが、個人的にはプレゼンがとても良かったのでぜひ発表者のizumitomoさんの話と共に見ていただくと良さそうです。Youtubeに動画がアーカイブされると思うので、一度スライドを見ていただいた後にYoutubeで見ていただけると二度おいしそう。

speakerdeck.com

終わりに

歴の長いエンジニアからよく「Rubyのコミュニティは優しい」という話を何度か聞いていました。
とりわけここ最近は.tfファイルを触ることが多く、「Railsなんだっけ…」となっていた私でも十分楽しむことができたところにその親切さの片鱗を見た気がします。
Kaigi on Railsに参加してみてこれからまだまだRailsに携わっていこうと思うと同時に、いつまでも初心者に優しい人間でありたいなと思わせてくれるイベントでした。 また来年も再来年も参加したいなと思います。

最後は謝辞ということで開催に携わられた方・運営の方々お疲れ様でした。 ありがとうございました〜!

ふせ ゆきひろ(執筆記事の一覧)

サービス開発部 2022年新卒入社

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