福利厚生を使ってAWSソリューションアーキテクト アソシエイトを取得しました

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つい最近、中途入社しましたバックエンドチームのid:takanamitoです。

今回は入社してすぐに会社の福利厚生をつかってAWSソリューションアーキテクト アソシエイトレベルを取得した話をご紹介します。

Amazon - Badge Verification - CertMetrics

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きっかけ

転職に伴いまとまった時間が確保できたことや、前職の同僚が同資格のプロフェッショナルを持っていて仕事でけっこう役立ってそうな感じでうらやましかったので取ろうと思いました。

過去に何度か時間ができたタイミングで趣味webサービスを作っていたんですが、途中で飽きたり運営がうまくいかなかったりといい結果が出ていませんでした。

そこで今回は路線変更して、資格という成果がわかりやすいものに挑戦してみることにしました。

作戦

せっかくなので、実際に資格を取るにあたってどのような方針で進めていったかを残します。

後に引けない状況をつくる

まず試験に申し込むことにしました(16,200円)

この時点で試験日が決まり、クレカ決済が発生します。
締め切りとお金の負担を発生させることで自分を追い込みます。

どんな試験なのか知る

次にどんな試験なのかを調べました。サンプル問題があるので見てみることに。
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト

選択問題で正しいものを選ばせる形式の問題ということがわかりました。
また詳細な試験要項を読むと出題分野と傾向を把握することもできます。
http://media.amazonwebservices.com/jp/certification/AWS_certified_SolutionArchitect_associate_blueprint_JP.pdf

  • 高可用性、コスト効率、対障害性、スケーラブルなシステムの設計: 60%
  • 実装/デプロイ: 10%
  • データセキュリティ: 20%
  • トラブルシューティング: 10%

これらを調べた時点で、試験で問われる知識は

  • クラウドデザインパターン(CDP)に出てきそうな構成
  • 各種サービスの用途や仕組み
    • 高可用性の実現
    • 低コスト化
    • スケーラビリティ
  • 各種サービスの細かな仕様

であることがわかりました。

どう勉強するかを考える

どんな試験で何を問われるかだいたいわかったので、次はどう勉強していくかを考えます。
AWSが公式に紹介しているおすすめフローは以下

AWS 認定 – 認定の準備

  • トレーニングクラスの受講
  • 試験学習ガイドを読む
  • ホワイトペーパーを読む
  • 試験準備ワークショップの受講
  • 模試を受ける

また過去の多くの受験者がブログなどで紹介していたのは以下の3つ

これらの勉強法から自分にあったやり方や教材を選んでいくことに。
サンプル問題や出題傾向から以下の様なことを感じていました。

  • 使ったことのないサービスについて問われるとキツイ
  • 細かい知識について問われると覚えてない
  • 逆にCDPで紹介されているような高可用性/スケーラビリティを実現する構成は知ってることが多かった

基本的には知識を貯め込んでいく勉強になるのですが、片っ端からドキュメントや資料を読んでいくには量が多く勉強自体を退屈に感じそうな予感がしました。

そこで公式資料をそのまま読み進めるのは避けて、問題を解きつつ 間違えたところについて公式ドキュメントやblack beltの資料を読んで知識を埋めていくやり方を採用し、以下の4つに教材を絞り込みました。

  • Web問題集に課金
  • Black Beltの資料を読む
  • AWS公式ドキュメントを読む
  • 模試を受ける

ワークショップは、たまたま寒くてあまり出かけたくない日が続いてたのでやめました。

模試を受ける

1日1時間ほどの時間を取りながら2週間ほど問題集を解きました。
700問程度ある問題のうち2〜300問くらい解いたと思います。

知らなかった知識については、個人用のKibelaのブログに問題とその解説をしているドキュメントや資料のURLをセットでメモしました。
試験前に確認する自分専用の参考書にする狙いです。

また、このタイミングでどの程度学習が進んでいるかの確認も兼ねて模試を受けることにしました。
無事に75%の正答率で合格判定が出ました。

総合評点: 75%

トピックレベルスコアリング:
1.0  Designing highly available, cost-efficient, fault-tolerant, scalable systems: 66%
2.0  Implementation/Deployment: 100%
3.0  Data Security: 75%
4.0  Troubleshooting: 100%

しっかり勉強が成果に結びついていることを確認できたのでうれしかったのと、家にいながらブラウザで実際の試験と同じ形式の画面で問題を解くので本番当日に「どのような画面が出てくるのか」を知れたのが大きかったです。

この模試は問題をスクショで保存しておけるので、後日ゆっくり解き直すことができます。

試験当日

模試の翌週に本試験を受ける日程だったので、残った日は引き続き問題集を解いて知識の穴埋めを進め、使ったことのないサービスについてBlack Beltの資料を読む作業をしていました。
この辺の内容も全てKibelaにメモしています。

試験当日は出発前にKibelaのメモを確認してから出発しました。
試験結果は以下のとおりです。

総合評点: 85%

トピックレベルスコアリング:
1.0  Designing highly available, cost-efficient, fault-tolerant, scalable systems: 84%
2.0  Implementation/Deployment: 66%
3.0  Data Security: 90%
4.0  Troubleshooting: 100%

模試のときより正答率を10%上げて合格することができました🎉
うれしい。

福利厚生

VASILYには福利厚生で資格試験の補助制度があり、今回の受験料も会社から全額補助を受けることができました💪
これがなければモンハンワールドを買うための家庭内稟議が通らない可能性もあったので激アツ補助でした。

ソリューションアーキテクトのプロフェッショナルは受験料が32,400円とアソシエイトに比べて高額なので、プロフェッショナル受験も目指す私としては非常にありがたい制度です。

まとめ

実際に稼働していた期間は2〜3週間ほどなんですが、まず最初に申し込んでしまい自分を追い込んでから勉強にとりかかるやり方は、怠惰な自分にとっては非常によい方法でした。

また会社の補助があることで、資格取得のハードルが下がり勉強に取り組みやすかったです。
今後はプロフェッショナルレベルの取得に向けて勉強していきますが、次回もこの制度を利用して合格を目指そうと思います。

VASILYではソリューションアーキテクトを募集しています。
興味がある方は以下のリンクからお申し込みください。

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