ZOZOのビッグデータを分析するという仕事

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初めまして。ZOZO Technologies 分析部部長の牧野(@makino_yohei)です。
今回はZOZOのビッグデータを収集・加工してビジネスに活用する私の部門、分析部について紹介させてください。

「分析部」のミッション

ミッションは2つです。データを活用して・・・

1.大きな売上を作る
2.業務の効率や精度を上げる

としているのですが、まあ、それはそうだろうという感じでしょうか。

1に関しては、部門の中期目標は部門発信の施策で年間取扱高1,000億円の純増を作るというもので、 一人称で売上を作るぞと言っているのが少しユニークなところかなと思っています。 現在の進捗は10数%くらい。頑張ります。

「分析部」の役割

仕事の中身は、およそ以下のように分類できます。

1. ビジネスプランニングのサポート

施策や事業自体をデータから事前・事後に評価して、次のアクションを決めるのを支援するという仕事です。
また、依頼のみではなく提案もよくやります。SQL→XLS→PPTという流れが多いです。

2. ビジネスロジックのモデリング

主に機械学習を使って業務の裏で使う予測モデルを作るという仕事です。
予測するのは人単位の購入意欲や、SKU単位の需要など。DataRobotも活用しています。

3. ビジネスインテリジェンス

MicrosoftのPowerBIを使ってダッシュボードや分析ツールを作る仕事です。
BIの裏のデータマートも設計・構築します。

4. データエンジニアリング

DWH(BigQuery)とDMPを中心としたデータ分析基盤・マーケティング基盤を設計・構築する仕事です。
また、2で作ったモデルをシステム上に実装するのもこのチームの仕事です。

5. ハンズオンサポート

仕事内容は上記の1,3ですが、特定の事業部門にはりついて作業をするのが特徴です。
現時点ではプライベートブランドZOZOの担当部門に数名のメンバーが常駐して、データで事業開発を支援しています。

メンバーの紹介

上記のように、分析部門としての一通りの業務機能を備えているのですが、実は昨年2017年の夏に設立した1歳半くらいの組織です。

1年半前に会社やグループを横断してアナリティクスサービスを提供する組織として、 外から入社した私と数人のメンバーで立ち上げ、現在は約15人、90%以上が2年以内に入社したメンバーです。

面接などでどんなメンバーがいるのかよく聞かれますので、いくつか数字でまとめてみます。

年齢の平均値 = 31歳、最頻値 = 37歳、最小値 = 26歳、最大値 = 37歳
20代後半から30代前半がボリュームゾーンです。世代が近いのでみんな仲が良いです。

女性比率 = 20%弱
男女問わず募集中です。

B2C企業出身メンバーの割合 = 約50%
インターネット系の企業出身者が多いです。残りのB2Bはコンサル、SIer、ツールベンダーなど

千葉県在住率 = 約70%、徒歩・チャリ通勤率 = 約40%
自分は東京在住なので徒歩通勤、羨ましいです。。

1年半を経て続々と優秀なメンバーが入社してくれています。
ディレクター・マネージャー陣を何名か軽く紹介させてください。

私、牧野(37)
部門の責任者で、総合コンサルティング会社で、ビジネスコンサルティングを10年強経験してZOZOに入りました。
前職ではビッグデータを使ったビジネスサービスの分析・設計をしてきました。

KOさん(36)
ZOZO社員歴13年。CRMの専門家・エンジニアで、CRMチームのリーダーから部門立ち上げ時に異動してくれました。
ゼロから一緒に体制を作ってくれました。 全体のマネジメントと、5のハンズオンサポートをリードしています。

MYさん(33)
7月にインターネット企業から移籍。前職では数100人のエンジニア組織のデータ責任者をやっていたメンバーです。
検索基盤・分析基盤・DMPなどあらゆるプラットフォームを作ってきたスーパーエンジニアで、 4のデータエンジニアリングをリードしてくれています。

MNさん(34)
つい先日、11月にJOIN。DMP業界では名の知れたデジタルマーケティングのスペシャリストです。
彼は、1のビジネスプランニングを中心に、1から4まで暴れまわってもらいます。

YKさん(38)
3のビジネスインテリジェンスのところも年度内にスペシャリストがJOINしてくれる予定です。

2のビジネスロジックのモデリングは、特に強化していきたいので、ご興味をお持ちの方は是非連絡ください! 

若手メンバーも皆、優秀で向上心も高く、そしていいやつです。
一様に「あれっ、入ったのそんなに最近だっけ?」という状況で、 気が付くと馴染んでいて、気が付くとメンバーが集まって幕張界隈で飲んでいます。

最後に、ZOZOの分析の仕事が面白い5つの理由

ブログは慣れないのですが、最後に私の所感をよくある感じで。。

1. みんな本当にいいやつ

経営理念が「いい人をつくる」で、実際に部内のメンバーも社内クライアントである各部門やグループ会社のメンバーも一緒に仕事をしていて気持ちの良い人ばかり。
縦割りの概念がなく、いい仕事を一緒にして成果が出て一緒に喜ぶというヘルシーな組織です。
当然、分析の仕事なのでトンネルをなかなか抜けられないという苦しいフェーズもありますが、 その先に一緒に喜べる仲間がいるというのは、分析の仕事をするうえで結構重要なんじゃないかと思います。

2. 大きな仕事ができる

良くも悪くも、データを使って改善すべき案件がゴロゴロしています。その分、大きな仕事ができます。 例えば、pythonでクーポンの売上を事前に予測するツールを作って数10億(後半)売上増を作ったり、新しい事業の根幹となるロジックを作ったり。 コンサル会社から来た若手メンバーも、こんなに大きくこんなに面白い案件をいきなり任せてもらえるなんて…と、士気高く頑張っています。

3. 次から次に新しいことができる

私も入社時はデータを使ってZOZOTOWNを改善していく業務が中心というイメージをもっていました。
入社して間もなくZOZOSUITが登場し、プライベートブランドZOZOが出て、海外展開が始まり…、 1年後どうなっているか全く分かりません!

4. 扱えるデータが多様

というのが面接中に魅力としてよく言われます。確かにZOZOTOWNの実績・マスタデータだけでなく、 ZOZOSUITの計測データ、WEARやおまかせ定期便の洋服同士の組み合わせデータ、一つ一つのアイテムにつけられたタグデータやサイズデータなど他社にはない種類のデータがたくさんあってそれらを使って分析やモデルを作ることも多いです。

ただ、個人的にすごいと思うのは横ではなく縦に大量のデータを持っているということで、普通の量なら傾向あるね、 統計的に有意だねとしか言えないことが滑らかなグラフとして出せたりします。 それを初めて体験したときは鳥肌が立ちました。

5. 部門自体が発展途上

まだまだ1歳半の部門でケイパビリティも全然足りていません。
ここから優秀なメンバーを集めたり、社内・社外のプレゼンスをあげたり、成果を積み重ねていくフェーズです。
ないものを嘆くのではなく自分で作れる人にとっては、自分自身も成長し、部門の成長を感じられる場所です。
メンバー一同で助け合いながら、部門を育てています。

というわけで、いいメンバー・面白い仕事が待っているので、ご興味を持たれた方は是非↓からご応募を! 
よろしくお願いします。

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