入社エントリ〜転職半年の目から見た Insight Edge〜

はじめに

はじめまして、5月に入社したデータサイエンティストの白井です!
入社して半年ほど経ち、会社や仕事のことが少しずつ見えてきたこのタイミングで、改めて転職時の思いの振り返りと、実際働いてみた上でのInsight Edgeについて、書いてみようと思います。
Insight Edgeでは”入社エントリ”という形で記事を作るのは初めての試みなので、少し緊張していますが、張り切っていきます!

こんな方に見ていただきたい

  • Insight Edgeに興味がある人
  • 総合商社✖️DXが気になる人

自己紹介

まずは簡単に自己紹介をします。
1社目:独立系システムインテグレーター
基幹系システムの開発を担当し、概要設計からテスト、リリースまでの一連のプロセスを担当。
2社目:大手Web系企業
機械学習プロジェクトのリードとして、Deep Learning(特にCNN)を活用した画像解析サービスの導入を推進。
3社目:エッジAIベンチャー
協働研究のグループマネージャーとして、複数業界にわたる企業と共に画像解析技術を用いたプロトタイプ開発を推進。
4社目:フリーランス
機械学習エンジニアとして、ドライブレコーダー動画や医療CT画像のプロトタイプ開発を実施。
5社目:大手人材会社
求人サイトでの推薦システムを開発し、候補者に最適な求人を提案。

様々な企業に属してきましたが、2社目以降で一貫しているのは、データ活用によるビジネス貢献を仕事としてきたことです。(2012年から、約12年になります!)。

転職時に重要視したこと

今からちょうど1年前くらいに転職を考え始めました。
転職活動時に、重要視したことは以下です。

  1. データを用いてビジネス貢献ができる
  2. 多様な業界に関わることができる
  3. 組織の成長に貢献できる それぞれ簡単に紹介します。

1. データを用いてビジネス貢献ができる

仕事でデータ活用をし始めたのは2社目からなのですが、その際に事業のKGI/KPIに貢献することの大切さを叩き込んでもらいました。
Deep Learningを使って事業貢献を目指していましたが、2012年当時はまだDeep Learningを事業活用している事例も少なく、R&Dのような位置付けでした。
しかしその中でも、ビジネス貢献を目指すスタンスは一貫して意識するように周囲から支援をいただきました。
結果、多くの失敗をしながらも、技術でビジネスに貢献することの楽しさと重要性が染み付き、今に至るまで、私が仕事で大切にするポイントを形作っています。

2. 多様な業界に関わることができる

この観点を大切にする理由は、私の過去の所属企業の特徴と、その中での仕事の特徴から来ています。
まず、私の過去の所属企業は、複数の業界の方とデータ活用をする機会が多くありました。
例えば、半年間はある業界、次の半年は別の業界、といった形での仕事です。
そのため、ビジネス課題を持つ複数の方々と、できることを考えて実行したり、役に立てないかとヒアリングに行くこともありました。
この動き方は、色々な業界の困っていることや課題を知り、それに対して自分の知識・力で役に立てられるところで価値が発揮できる点が好きです。

また、データ活用は世の中の様々なシーン・業界で活用できると思っています。
LLMの登場で改めて思うのですが、例えばUbieは医療で活用をしていますし、turingは自動運転に活用しようとしています。
特定の業界に閉じずに非常に幅広く、色々なビジネス活用事例が今後も多く生まれていくと確信しており、複数の業界に携われる環境に身を置きたいと思っています。

3. 組織の成長に貢献できる

約12年、データ活用を仕事にしてきて感じることは、この分野はまだまだ成長途中にあるということです。
データ活用は、新しい技術や事例が今後生まれていく余地が多分にあり、これが成果を出すための型化を難しくさせているように思います。
そのため、様々な企業・人が思考を凝らし、成功と失敗を繰り返して良い組織のあり方や姿を探っているのでは、と推察しています。
私が過去所属した企業も同様でした。
みんな、継続的なビジネス貢献のために思慮や工夫を凝らしていました。
その中で私自身が振り返って考えた時に、最も大切なのは、”周囲との建設的な議論”だと思っています。
技術やトレンド、ビジネスの状況は常に流動的であるため、変化する状況に対して臨機応変に会話し続けることが重要だと感じています。
自分自身も、うまくやりきれていないと何度何度も反省するのですが、この部分に少しでも貢献できたらと思っており、組織の成長について考え・それに貢献できるような会社に入りたいと思いました。

以上3つの観点が、転職活動時に大切にしたことでした。

Insight Edgeについて

Insight Edgeは2019年に設立された、住友商事グループのDXを加速するための技術専門会社です。
住友商事グループは、約900社の事業会社で構成されており、幅広い事業を展開しています。
それらビジネスに対して、DXという手法を用いて貢献をする内製技術家集団がInsight Edgeです。
転職時に重要視したことと照らし合わせて、特にこの3点が良いなと思っている点です。

  1. みんなでビジネス貢献を目指す
  2. 多様な業界でデータ活用をしている
  3. 組織作りのためのコミュニケーションが活発

1. みんなでビジネス貢献を目指す

入社前のInsight Edgeを調べていて好きだったポイントが2つありました。
1つは、Tech Blogで、もう1つがValueの中の「みんなでやる」です。
Tech Blogは是非一度、記事のタイトルだけでも見ていただきたいのですが、様々な職種の人が書いています。
分析の話だけでなく、採用・エンジニアリング・ビジネスデザイン・社内イベント・プロジェクトマネジメントと、本当に多様です。
(しかも毎週投稿されていて、会社全体で力を入れている感じが凄かった!)
データ活用でビジネス貢献をする際、どうしても分析に目が行きがちなのですが、価値を届けるところに、Tech Blogからかなりの熱量を感じました。
価値を届けるためには、プロジェクトの仕立て・提供方法・組織や雰囲気作りと色々な観点が大切になります。
それをみんなでやっている印象でした。
実際に仕事をし始めても、この点は強く感じています。
例えば私が実施しているプロジェクトでは、プロジェクトマネジメント・ビジネスデザイン・分析アドバイザー・データ活用の組織内自走を目指す人たちとワンチームになって動いています。
各メンバーの強みが異なる中、ビジネス貢献を目的に全員で協働ができており、良い環境で仕事ができています。

Insight Edgeのvalueは「やり抜く、やってみる、みんなでやる」です。
転職を検討する際、色々な会社のvalueを見たのですが、「みんなでやる」を掲げている会社は他の二つ(やり抜く、やってみる)と比べて少なく、興味を持つきっかけとなりました。
これまで書いてきたように実際にこれを体現している就業環境で、入社して良かったと思っています。

2. 多様な業界でデータ活用をしている

住友商事には、グループ企業が約900社あり、事業部門ごとに9つのグループ分けがされています。
9つのグループは、鉄鋼、自動車、輸送機・建機、都市総合開発、メディア・デジタル、ライフスタイル、資源、化学品・エレクトロニクス・農業、エネルギートランスフォーメーションと非常に幅広いものです。
現在私は、メディア・デジタルグループのプロジェクトを担当しています。
過去の仕事がWeb系だったこともあり、多少親和性のあるところで仕事ができているのが幸いだと思っています。
入社後のオンボーディングの1つとして、在籍しているすべてのデータサイエンティストの方に現在の案件のお話を聞かせていただいたのですが、様々なシーンでのデータ活用をしていて、とても興味深かったです。
このように、同じ会社内ですが多岐にわたる産業分野のプロジェクトがあることで、広く社会に貢献できることを実感できるところが良いと思っています。

また、海外の会社との仕事の機会がある点も良いと思っています。
私と同じタイミングで入社した方は、現在東南アジアへ出張に行っています。
このように、携われる産業分野の幅が広く、更に国内だけに閉じずにグローバル案件にも関われる環境は、総合商社のDX推進を行うInsight Edgeならではの凄い所だと感じています。

3. 組織作りのコミュニケーションが活発

Insight Edgeは、設立してから5年ということもあり、ルールを整備している箇所がまだまだあるフェーズです。
その中で、コミュニケーションを非常に大切にしていると感じます。
例えば、3ヶ月に1回の頻度でTGIFという全社イベントを実施しています。
前回のイベントでは、会社のミッション・ビジョンの浸透に関わる話と、それを踏まえて5年後にどうなりたいかを話し合うためのワークショップを実施しました。
データサイエンティストだけでなく、他の職種の方とグループを作って会話させてもらい、色々な人のそれぞれの視点の考えを知ることができて、個人的にとても良かったです。
また、現在私は育成タスクフォース(TF)のメンバーとなり、今後入社する新卒者や若手社員などを対象とした育成施策を検討しています。
育成計画をどう立てるか?どうアセスメントするか?などを複数の方と会話するのですが、自分自身のこれまでのキャリアを振り返りつつ、どうすると良いかを考えるのが非常に難しく、また同時に楽しい時間になっています。

さらに、部活と呼ばれる複数の(趣味の)集まりがあり、私はこの半年でテトリスと麻雀に参加しました。(部活に関するブログもあるので、ご興味のある方はぜひご覧ください)
コロナ禍に突入してからこのような機会がめっきり減っていたのですが、改めて共通の趣味をしつつ会話できる機会は良いものだなーと思いました。
最近は”#otemachi-chill”という、大手町オフィスに出社しているメンバーの中でランチやコーヒーブレイクに一緒に行く人を誘うSlackチャンネルなどもあり、実際に私も複数回参加しています。
これら全てのコミュニケーションを土台から支えているのが、コミュニケーションの丁寧さだと感じています。
様々なバックグラウンドの中途採用のメンバーが大半で、平均年齢が35歳を超えているからかもしれないですが、相手を慮る発話が多いと感じております。
ここがInsight Edgeの最も好きな点かもしれません。

おわりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
本エントリでは、私の転職時の思いと、それと照らし合わせたInsight Edgeの良さを書いてみました。
Insight Edgeに興味がある方や、総合商社でのDXに興味がある方が、少しでも仕事のイメージが沸いたり興味を持っていただけたら幸いです。