Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2024/12/23 & 2024/12/30 週
みなさん、明けましておめでとうございます。ソリューションアーキテクトの杉山です。年末年始で 1 週 Skip させていただいたため、2 週まとめて 週刊AWS をお届けします。
年末年始に SNS でバズっていた (?) レシピを使って、自宅で豚骨ラーメンを作りました。まるで外出先のお店でいただけるような味にできて、ちょっとした充実があり、リフレッシュできました。
それでは、主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2024年12月23日 – 30日 週の主要なアップデート
- 12/23(月)
- Amazon SES Mail Manager でログ機能に対応
Amazon SES の Mail Manager でログ機能を提供開始しました。Mail Manager は組織内でメールを送受信する際に、コンプライアンスを一元的に管理できる機能セットです。例えば、DKIM が Pass になったメールのみ受信する、Trend Micro Virus Scanning と連携しウイルススキャン後にメールを受信する、といったルール管理が可能です。この Mail Manager に CloudWatch Logs、S3、Firehose へログを出力する機能が追加され、詳細なトラブルシュートなどがやりやすくなりました。詳細はこちらの Document を参照ください。 - Amazon Lightsail API エンドポイントが IPv6 での接続をサポート
Amazon Lightsail API エンドポイントが IPv6 プロトコルをサポートし、IPv6 での接続が可能になりました。従来のエンドポイントは IPv4 専用でしたが、新たに IPv6 接続が可能な dual-stack エンドポイント(例 : lightsail.ap-northeast-1.api.aws)が追加されました。詳細はこちらの Document を参照ください。 - AWS CloudTrail が Internet Protocol Version 6 (IPv6) をサポート
AWS CloudTrail は CloudTrail API エンドポイントでデュアルスタックを導入し、IPv6 での接続が可能になりました。また、AWS PrivateLink を使用して VPC から CloudTrail API エンドポイントにプライベートにアクセスする場合でも、デュアルスタックが利用可能です。
- Amazon SES Mail Manager でログ機能に対応
- 12/26(火)
- Amazon EKS が Kubernetes バージョンのサポートステータスなどを取得する API を追加
Amazon EKS で Kubernetes バージョンのサポートステータスなどを取得する API を追加しました。DescribeClusterVersions API を AWS CLI や SDK などから利用でき、各 Cluster Version のリリース日、Standard Support の期限、Extended Support の期限などを確認できます。また、各バージョンについて、現状 Standard Support なのか、Extended Support なのか、サポート期限切れかどうかを確認できます。従来 AWS Document から確認できましたが、これをプログラムから取得できるようになった形です。
- Amazon EKS が Kubernetes バージョンのサポートステータスなどを取得する API を追加
- 12/27(水)
- Amazon EC2 I7ie インスタンスが AWS US East (Ohio)、US West (Oregon) リージョンで利用可能
Amazon EC2 で、I7ie インスタンスがオハイオ、オレゴンリージョンで利用可能になりました。I7ie は高密度ストレージ最適化インスタンスで、大規模なデータセットにアクセスする際に、非常に低いレイテンシーで、高いランダム読み取り/書き込み性能が必要なワークロードに最適です。最大 120 TB のローカル NVMe ストレージを提供し、前世代インスタンスと比較して最大 2 倍の vCPU とメモリを提供します。
- Amazon EC2 I7ie インスタンスが AWS US East (Ohio)、US West (Oregon) リージョンで利用可能
- 1/2(木)
- AWS Application Discovery Service で IPv6 エンドポイントをサポート
AWS Application Discovery Service (ADS) で、IPv6 エンドポイントをサポートしました。Application Discovery Service は、クラウド移行の一環で、移行元のサーバーやアプリケーションを自動的に発見し、それらのシステム構成、使用状況、パフォーマンスデータ、などの詳細な情報を収集します。リソースのサイジング、アプリケーション間の依存関係の把握などに利用できます。IPv6 をサポートするようになり、より幅広いネットワーク環境でご利用しやすくなりました。
- AWS Application Discovery Service で IPv6 エンドポイントをサポート
- 1/3(金)
- AWS WAF コンソールに新しいトップインサイトのダッシュボード機能を追加
AWS WAF のコンソールダッシュボードに、トラフィックに関するインサイトを提供する、より充実したダッシュボード機能を追加しました。CloudWatch Logs に蓄積しているデータを活用し、URI Path、HTTP Method、接続元 IP、User agent などの属性ごとにトラフィックデータを確認できるダッシュボードを提供するものです。
それでは、また来週お会いしましょう!
著者について
- AWS WAF コンソールに新しいトップインサイトのダッシュボード機能を追加