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AWS re:Invent 2024に参加しました!

みなさん、こんにちは! 去る2024年12月2日〜12月6日に開催されたAWS re:Invent 2024に、myTOKYOGAS フロントエンドチームの中嶋・相川の2名で現地参加してきましたので、今回はその様子を紹介したいと思います!今回の内容は参加した中嶋、相川で共同執筆しました ✏️

AWS re:inventとは?

AWS re:Inventは毎年ラスベガスで開催されるAmazon Web ServicesAWS)の最大規模のテックカンファレンスです。クラウドを積極活用する人々が世界中から集まり、最新のクラウド業界のイノベーションを学び、AWS のエキスパートと会話し、人脈を築くことができます。

公式ページはこちらです!(投稿時点で、すでに2025年のre:Inventの予告に変わっていますね)

reinvent.awsevents.com

2000を超えるセッションが開催されており、YouTubeからでも視聴可能です。

www.youtube.com

参加目的

我々フロントエンドチームはBFFの開発も担当していますが、クラウドの技術についてはSREチームにフォローしてもらう場面がまだ多くあります。そこで、今回の参加目的として、まずはクラウドの技術をより身近に感じ、当たり前に使えるようにするためのスキルアップという観点がありました。また、現地ならではの体験として、会社の垣根を超えたエンジニア同士の交流や、セッション会場のリアルな熱気に触れることで、日本では得られない刺激を受けてチームやプロダクトの成長に繋げるヒントを得たいなと思っていました。それが結果として、お客さまに届ける価値の向上にも繋がると考えた次第です。

イベントの概要

セッションの詳細については動画で公開されていますので、会場の雰囲気などを中心に振り返りたいと思います。Venetianホテルの会場でBadge Pickupをしましたが会場の広さと人の多さに圧倒されました。写真は現地時間の12/1(日)に撮影したものです。すでに多くのイベント参加者がラスベガスに集結しているんだなと実感しました。

AWS re:Invent Badge Pickup

本イベントの会場は、ラスベガスの中心にある6つのホテルとカンファレンスホールが主要会場となっています。各ホテル間は徒歩で移動すると20~40分くらいかかる距離で少し遠いため、イベント参加者は無料でモノレールや送迎バスに乗って移動することができました。

モノレール

こちらモノレール乗り場です。乗り物を駆使して過ごした五日間でした!

中嶋は初日一本目の送迎バスに乗ってMGMグランドホテルからベネチアンまで向かったのですが、途中でバスの運転手の方が迷子になってしまいラスベガスの街をひたすら1時間くらい放浪するというちょっとしたハプニングもありました。無事に会場に到着した時に湧き上がった拍手喝采の嵐と乗客全員の一体感は今でも忘れません。笑

送迎バス

拍手が沸き起こった送迎バスを記念に👏

他にもちょっとしたハプニングはありましたが、これだけ大規模なイベントを五日間にもわたって運営するのはすごく大変なことだと思います。

運営に携わるスタッフの方々はみなさんとても温かく気さくに声をかけてくれ、道に迷ったり困った時にはすぐにサポートして頂けたので、とても感動しました。

また、各会場内にはドリンクとフードが用意されていました。開催日によってメニューが変わり、色んな国のごはんを楽しむことができました。

AWS BuilderCardsの体験

今回、初めて AWS BuilderCards というものを体験することができました!「AWS BuilderCards ってなに?」という方もいらっしゃるかと思いますので、AWS 公式サイトに掲載されている紹介文を以下に引用いたします。

AWS BuilderCards は、Amazon Web Services が提供するクラウドサービスや、サービスを組み合わせたアーキテクチャを学べるカードゲームです。サービスを組み合わせてアーキテクチャを構成する思想は、ビルディングブロックと呼ばれます。AWS BuilderCards を通じて AWS が提供している数多くのサービスを組み合わせて「可用性が高く」、「柔軟性があり」、「拡張性のある」、「セキュリティが適用された」システムを作り上げる Well-Architected なアーキテクチャを学ぶことができます。

aws.amazon.com

カードゲーム自体のルールも複雑すぎないため、チームメンバーとワイワイ楽しみながら Well-architected を学ぶことができ、スキルアップもできそうだな!と感じました!(さすがAWSさん、楽しく学べる仕組みを作るのが上手いなと感じます。) また、オンプレミスのカードに書かれているコメントが秀逸すぎます笑

Keynoteの参加

AWS CEO Matt Garman氏によるkeynoteに参加するべく朝5時に起きて会場に向かいましたがすでに会場入り待ちの列ができており、多くの参加者が注目しているんだなと実感しました。残念ながら最前列に座ることはできませんでしたが、会場の熱気や新サービスが発表された時の現場のリアクションなど肌で感じることができて刺激を受けました。

早朝5時起きですでに長蛇の列が…!

早朝5時起きですでに長蛇の列が…!

AWS re:Invent keynote
Expoの様子

Expo会場の様子も紹介したいと思います。
ExpoとはAWSAWSパートナー企業がブースを出展して自社の製品やサービスを紹介している場所です。
会場には、1日では回りきれないほど多くのブースが出展されていました。

実際に当チームで利用しているプロダクトやサービスのブースを中心に訪れてノベルティグッズ (SWAG)をたくさん頂くことができました。

ノベルティグッズ (SWAG)

たくさんいただきました!帰りのバッグが大変でした…(ありがとうございます!)

本イベントでは、生成AIとサステイナビリティをテーマとしたクイズが用意されておりExpo会場近辺の隠された場所にあるQRコードを読み取って6つの問題を解くと景品をゲットできるというゲームがありました。我々はエネルギー企業に所属するエンジニアとして、日頃から事業に近いところで業界知識を学んでいることもあり、サステナビリティに関するクイズ(Sustainability Challenge)を解かずには帰国できない!と果敢に挑戦した結果・・・無事に全ての問題に正解することができました!!頂いた景品は、昨年のイベントで利用された素材を再利用して作られたバッグでした。環境問題に対する意識を促していく取り組みとして素晴らしいなと思いました。

Sustainability Challenge

Sustainability Challenge

また、Energy & Utilities Industryの展示コーナーを見学したので少し触れたいと思います。
「Powering Energy Innovation at Scale」ブースでは、電力(太陽光、風力、火力)、石油、ガスのそれぞれのエネルギー供給における大規模なエネルギー革新が推進されている状況をデモブースにて表現されていました。

「Accelerating Grid Modernization on AWS」ブースでは、データの価値と有効性の最適化についてご説明いただきました。
スマートメーターや産業用IoTデバイスといった高度な計測技術のおかげで、エネルギー関連のデータが大量に生成されるようになった今、集めた膨大なデータからエネルギー使用状況を予測したり、電力やエネルギーの供給を効率よく管理したりリアルタイムで監視したりすることが期待されているといった内容の説明をしてくださりました。
現在、我々はBtoC領域のプロダクト開発に携わっていますが、エネルギー関連のデータを使って何かしらの価値を生み出すことができると思うのでもっと事業理解を深めてどうやって価値提供できるかを常に考え続けたいと改めて思いました。

AWS Certification Loungeの見学

AWSの認定資格の取得者だけが入れるラウンジにも参加してきました。会場内には充電する場所があったり、ここでもドリンクやフードが用意されていたので、セッションの合間のちょっとした時間で休憩したり作業する場所として非常に使いやすいなと思いました。ステッカーなどの景品も頂くことができました。

スタッフの方に記念写真も撮って頂きました!

スタッフの方に記念写真も撮って頂きました!
5K Raceの挑戦

本イベントでは、他にもヨガや5K Race(5kmマラソン)などが開催されていたので、5K Raceの方に参加してきました。途中2.5kmの折り返しのところでもしかしたらリタイアするかもしれないという不安が頭をよぎりましたが、なんとか無事に完走することができました。しかし、完走した後はしばらく動けず放心状態になってしまいました。日々の運動不足を痛感する良い機会になったと思います。

手を震わせながら撮った渾身の1枚

手を震わせながら撮った渾身の1枚
re:Playの参加

最後に、re:Playに参加しました。
re:Playとは、AWS re:Inventの最終夜に行われる公式クロージングイベントで、参加者が一堂に集まって楽しむためのパーティーで、交流を深める場として設けられています。会場には飲食スペースが設けられており、テーブルを囲んで参加者同士交流を深めている様子が印象的でした。
相川は日本から参加された方々と交流することができましたが、海外の方と話す機会をあまり作れなかったことに少しだけ悔いが残りました。
それでも、re:Playに参加する人数と会場のスケール感から、現地での熱量を改めて肌で感じることができ、今関わっているプロダクトをよくするためにもっと頑張ろうという強い気持ちを抱きました。

さいごに

今回、初めてAWS re:Inventに現地参加し、エンジニアとして非常に多くの刺激を受けました。数万人規模の参加者が、最新技術について学び合い共有し合う場の熱気は、オンラインでは味わえない特別なものだと感じました。また、現地での交流を通じて「会社の外の景色」を知ることができ、自分と同じようにプロダクトをより良くするために切磋琢磨している世界中のエンジニアたちを直接目の当たりにし、少しですが話すことができモチベーションが上がりました。

一方で、相川の個人的な課題も見つかりました。
私自身、英語があまり得意ではなく、現地では翻訳ツールに頼る場面が多くありました。ツールを駆使すれば最低限のコミュニケーションは取れるものの、海外のエンジニアたちともっと深い議論をしたい!と思っても、うまく伝えることができず悔しい思いをすることが何度もありました。
この経験を糧に、英語でのコミュニケーションが取れるように英語の学習も進めようと強く思いました。

全力で駆け抜けた5日間!最高に楽しかった!

あっという間の五日間でしたが、全力で楽しむことができました!

以上、AWS re:Invent参加レポートでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

おまけ

イベントの開催前にSphereという球体型の複合アリーナ施設にも行ってきました。「postcard from earth」という映画を鑑賞したのですが、地球と大自然の壮大さを大画面で感じることができました。

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当チームは積極的な採用を行っています!もしこうした環境やチームに魅力を感じる方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお話をしましょう!


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