初めまして。エンタープライズ第一本部の佐藤悠です。
本記事ではAmazon Lightsailを用いて簡単に、WordPressを用いたブログサーバーを立てる試みを記します。
目次
想定読者
読者想定としてはprogateでHTML/CSSとか学習したけど、その後にウェブサイトを作るまで何をしたらいいか分からない、発信用のサーバーを作りたいと考えているだけで実行に移せない人向けです。
今回のサーバーを立てる場合にはAWSアカウントの登録と、そのまま継続して環境を使用する際には毎月5ドル程度の出費が想定されます。ご了承ください。
Amazon Lightsailとは
以下公式サイトより
https://aws.amazon.com/jp/lightsail/
Amazon Lightsail は、使いやすい仮想プライベートサーバー (VPS) インスタンス、コンテナ、ストレージ、データベースなどを費用効果の高い月額料金で提供します。
これが基本的な内容説明になりますが、今回利用する特性は以下の部分。
数回クリックするだけで、ウェブサイトやアプリケーションを作成できます。ネットワーク、アクセス、および環境を自動的に設定します。
これが本当に数クリックで終わります。
サーバーを立てるところを飛ばして学習できるという良さを感じることができると思います。
WordPressとは
以下公式サイトより
クリエイターや中小企業から大企業にまで、世界中の何百万ものウェブサイトに選ばれているオープンソースのパブリッシングプラットフォームです。
多くの利用者が存在しており、コミュニティが発達しているのでわからないことがあった際にググればたいてい解決できる強みがあります。
ローコードで、ほとんどコードを書かなくてもいいのでブログくらいならあまり手間をかけずに作成できます。
当然HTMLも直接記述できるので、ローコードの仕様を理解するだけにとどまらないところが学習教材にあっていると思います。
以上の理由から、Amazon Lightsailで立てたサーバーでWordPressを使用するのが楽にWebサイト作成に入門できると考えます。
ハンズオン(実際にやってみる)でサーバー作成
それでは、実際に手順を示しながらサーバーを作成します。
IAMユーザについて
まずはAWSアカウントを作成してください。
https://aws.amazon.com/jp/register-flow/
以上の手順を参考にアカウントを作成します。
ここで作成したルートアカウントに不正アクセスされるとAWS上でできる全てを実行できてしまうので、以下のドキュメントを参考にMFA(多要素認証)をアカウントで有効にします。
このルートアカウントは権限が強すぎるため、IAMユーザーを作成します。
IAMユーザーとは以下の図の通りで、現在作成したルートユーザーが権限の範囲を限定したユーザーを作成することが必要になります。
管理者が権限を限定したIAMユーザーを作成して、そのユーザーとして操作を行います。今回の場合は管理者もユーザーも自分になるのでこの意図が分かりづらいですが、意図しない操作を権限を弱めることで強制的に禁止し、安全にリソースを作成・使用するための措置です。
Amazon Lightsailの起動
AWSマネジメントコンソールの画面で、以下の画像のように検索窓でLightsailと検索し、表示されたアイコンを押下します。
次に以下の画面でCreate instanceを押下します。
遷移先ページで以下の表示があるのでLinux上でWordPressを動かすための写真のようなシンプルな構成を選択します。
次にsshキーの生成を選択する部分があるので表示にしたがって実行します。
sshキーのダウンロードが走りますが、このファイルの削除や公開をしないでください。
PC上の安全な場所で保存するようにしてください。
続いて以下のようにインスタンス(使用するサーバー)選択をします。
正直一番小さいサイズの$5のものを選ぶのが経済的でいいと思います。
最後にインスタンスに名前を付けて作成を押下するとサーバーは完成です。
以上のような操作にてサーバー自体を作成することができました。
次回は完成したサーバーにHTTPSでアクセスできるようにする方法を解説し、実際にブログを作成できるようになるための具体的な操作を紹介します。
ご覧いただきありがとうございました。
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(Shodoで執筆されました)