はじめまして、高橋涼です。
先月ラスベガスで開催されたAWS re:Invent 2024に参加してきました。
今後参加しようとしている方向けに歩き方を簡単にまとめます。
AWS re:Inventとは
Amazon Web Services主催のAWS最大のカンファレンスです。
毎年12月初旬にラスベガスで開催される参加者6万人ほどの超大規模なイベントです。
新サービスや既存サービスのアップデート情報などが発表されたり、ワークショップが開かれます。

渡米に向けて
イベントのチケットには飛行機のチケットやホテル宿泊は含まれていません。
個人で飛行機やホテルを手配するか、ツアーを利用する必要があります。
私は近畿日本ツーリスト様が提供している「AWS re:Invent 2024 Japan Tour in Las Vegas」のパッケージプランを利用しました。 このツアーでは飛行機、ホテルの手配のほかに日本人参加者のみが参加される「Japan Night」の優先受付、カンファレンスパスの支払い代行、ESTA申請代行等が提供されています。
個人手配の場合はハワイ経由でラスベガスに行くという手段もあるようです。
気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。
スケジュール
AWS re:Invent 2024は現地時間12/2(月)~12/6(金)で開催されました。
ツアーで参加する場合はプランによって変わりますが、私の場合は以下のスケジュールでした。
日本時間 12/1(日) 16:30 羽田空港出発
現地時間 12/1(日) 14:30 ラスベガス空港着
12/2(月)~12/6(金) イベント参加
12/7(土) 7:00 ラスベガス空港出発
日本時間 12/8(日) 17:30 羽田空港着
セッションについて
様々なタイプのセッションが行われます。
- Keynote
基調講演。CEO等AWSのキーマンによるセッションです。新サービスの発表などが行われイベント内で一番盛り上がりあるセッションになります。
ライブ配信もありますが、熱量を体感するためにも会場で聴くことをお勧めします。 - Breakout Session
登壇者による講義形式のセッションです。おそらくイベント内で一番多いタイプのセッションになります。 - Chalk Talk
登壇者と聴講者によるディスカッション形式のセッションです。 - GameDay,AWS Jam
4人1グループで与えられたミッションをこなしていくゲーム形式のセッションです。
AWSのベストプラクティスを学べます。各グループでポイントを競い合い、上位のグループは景品がもらえます。 - Workshop
自身で手を動かしてAWSサービスを体験するセッションです。
セッション予約は10月初旬頃開始となります。
人気のセッションは数時間で満席になります。興味のある分野は早めにチェックしておきましょう。
日本時間の午前2:00頃から予約開始になります。時間に気を付けましょう。予約開始~開催日までにセッションはどんどん増えていきます。
定期的にセッションをチェックしてアジェンダの見直しをおこないましょう。
「New Launch」のセッションはイベント開催後に詳細が明かされます。 イベント中も予約状況が変わるので予約できなかったセッションでもチャンスはあります! 最後まであきらめないでください。予約できなかったセッションでも当日空きがあれば受けることができます。
時間内に受付されなかった場合は、当日枠として席が解放されます。予約できなかったもののどうしても受けたいものは開始30分~1時間前に列に並んでおくと当日枠で入ることができます。
逆に移動に時間がかかって時間内に受付できないと席が解放されてしまうのでご注意ください。
AgendaはAWS Eventアプリからまたはイベントサイトから確認できます
持ち物
必須
- バッグ
会場でswag(ノベルティ)をもらえるため、帰りの荷物は増えます。バッグはある程度の空きができるくらいの容量をお勧めします。
スーツケースは機内持ち込みできるサイズではなく、70L~90L程度入るものだと安心できます。 - 着替え
会場は部屋によって空調の効きが異なります。寒い部屋もあったので羽織り物を持っていくことをお勧めします。 - ラップトップPC
WorkShopやGameDay、AWS Jamでは一定以上のスペックのPCが必要になります。忘れないようにしましょう。 - 多少の現金
基本的にはクレジットカードで対応できますが、ホテルでのチップ等現金が必要な場面がありますので、少しは現金を持っておきましょう。 - 体力
セッションは朝8:30からはじまり、夜は20:00頃に終わります。
人によってはセッション後に会食や観光、イベント参加などをする方もいらっしゃると思います。
時差ボケになると1日2,3時間しか寝れないといったこともありえますので体力は事前につけておくことをお勧めします。
無理はせずに自身の体調と相談しながらイベントを満喫しましょう。
あったらよいもの
- ネックピロー、フットレスト、アイマスク
日本-アメリカの移動は時間がかかります。飛行機内で少しでも快適に過ごすためのアイテムを持つことをおすすめします。 - 洗濯アイテム
ホテルで洗濯をすることで持ち物を減らすことができます。
洗濯物を部屋に干すことで部屋の乾燥を軽減することもできます。 砂漠地帯で乾燥しているのでかなり効果的です。 - スリッパ
ホテル内は基本外履きになるのでスリッパを持っていくと便利です。 - AWS認定資格
swagが追加でもらえたり、認定資格保有者のみが入れるスペースがあったりします。 - 翻訳アプリ、文字起こしアプリ
sessionは基本英語のみとなります。Keynoteでは翻訳機が貸出されますが、会場の電波状況で聞き取れなかったり、同時翻訳のため不完全だったりするので自身でも持っていくことをおすすめします。
最近の文字起こしアプリは要約まで作ってくれます。非常に便利な世の中になりましたね。 - 英語力
イベントスタッフの方はとても優しいので単語だけで話をしてもある程度汲み取っていただけます。
セッションは翻訳アプリなどでフォローすることができますが、そちらに気を取られてしまったりするため英語をそのまま理解できる方が絶対に良いです。
簡単な英語さえできれば生活はできますが、120%楽しみたい方は英語の勉強をしておいた方が良いです。
ラスベガスについて
アメリカ西部の都市。砂漠地帯のため非常に乾燥しており、朝夕は冷えますが、日中は暖かいです。
ネオンが常に光っており、24時間眠らない街です。観光客が非常に多いです。
2023年にオープンしたSphereや、各ホテルで上映されているシルクドソレイユのほかに、タクシーで30分ほどで行けるフリーモントストリートエクスペリエンスやレッドロックキャニオンなどが有名なスポットです。


イベント会場について
イベントはベラージオ、シーザーズ・パレス、ベネチアン、MGMグランド、マンダレイ・ベイの5つのホテルのカンファレンスルームで行われます。
期間中はホテル間の移動を頻繁に行うことになります。
会場間の移動手段はシャトルバス、タクシー、モノレール、徒歩があります。
近くの会場への移動は徒歩をお勧めします。歩く際はGoogle Mapなどに頼るのではなく現地の案内を頼りにしましょう。
最初Google Mapに頼った結果、10分で着くところに30分かけて歩いてしまいました。
バスは時間帯によって道路が混雑しており時間がかかる可能性があります。
また会場となるホテルは非常に大きくホテル内だけで10分近く歩くこともあるので時間に余裕をもって行動しましょう。

イベント期間中の食事
モーニング、ランチはイベントで用意されています。(ビュッフェ形式)
コーヒーも飲めるのでこれを利用することで現地での出費を抑えられるのでおすすめです。
ホテルごとにメニューも異なるので気になる方はいろいろ回ってみてはいかがでしょうか。
提供時間が決まっているので、アジェンダとにらめっこしてタイミングを決める必要がある点に注意してください。

セッション以外のイベント
AWS re:Inventではセッション以外のイベントも開催されます。
- Amazon's World Famous Chicken Wing Eating Contest ※旧Tatonka Challenge
チキン大食い選手権。しばらく開催されていなかったようですが、2024年から復活したみたいです。優勝すると翌年のre:Inventのチケットがもらえるとのこと。
当日エントリーのみで先着100名限定なので気になる方は早めに会場に行って並びましょう。 - 5K RUN
ラスベガスの車道がランニングコースになります。
朝6時頃から並んで走るのはすごく気持ちが良いですが、1日の後半はすごく眠くなります。
こちらもイベント期間中にエントリーをする必要があり、人数制限があるので気になる方は早めにエントリーしましょう。 - AWS re:Play
re:Invent4日目の夜に開催される後夜祭的なイベントです。LAS VEGAS FESTIVAL GROUNDSという屋外イベントスペースで行われます。
一言でいうとフェス。メインの会場ではバンドが演奏したり、DJがプレイしています。
2024年はWeezer、Zeddが来ました。すごいお金のかけ方ですね。 - Japan Night ※AWS主催ではなくJapan Tourを提供している近畿日本ツーリスト様が主催のイベントです
参加者は全員日本人です。ホテル近くのレストランを貸し切り談笑しながら、クイズ大会などが行われます。
横のつながりを広げるチャンスになるので積極的に話かけに行くことをお勧めします。参加者みなさま優しいです。
このような機会を提供いただいてる近畿日本ツーリスト様に感謝です。
5K RUNの結果。また参加する機会があればちゃんと走りたい
AWS re:Playの様子
最後に
私は今回参加するにあたり、イベントについてもラスベガスについてもあまり下調べができていませんでした。
イベントチケットの購入も少し遅れを取ってしまったりと反省点が多々ありますが、それでも100%満喫することはできたと思います。
2025年以降のイベント参加者が120%楽しむため、このブログが少しでもためになったら幸いです。