Interview

【インタビュー】会社の顔に等しいサービスを手掛ける重圧。「マイ ニフティ」の開発で感じたエンジニアとしての成長【マイ ニフティ前編】

ニフティにはベテランから若手まで、多種多様なエンジニアが働いています。その考え方やキャリアパスも人それぞれですが、基本的には社員自身が主体的にキャリアについて考え、自ら道を切り開いていく自由な風土があります。今回は「マイ ニフティ」のサービスを手掛ける開発メンバー3名にインタビュー。エンジニアから見たニフティという会社の環境について、キャリアパスについてなど、現場で働く開発者ならではのリアルな視点で話を聞きました。

自己紹介

2009年入社。デザインチームにコーダーとして配属され、ウェブサイトのディレクションを担当。2015年から、社内のスクラムエバンジェリストとして活躍中。CSMやA-CSMの資格を持ち、10チーム以上、40名以上のエンジニアに対してスクラム導入やサポートを実施してきた。スクラムマスターギルドを主催し、社内のアジャイル文化の醸成に貢献。プライベートでは、アフタヌーンティーとボードゲームを愛する一面も。社内ボードゲーム部の部長として、ドミニオンの普及にも尽力している。

2019年新卒で入社。2022年から会員向けiOS/Androidアプリ「マイ ニフティ」の開発・運用を担当。チームに入った当初はiOS/Andoirdアプリ開発は未経験だったが、現在はアプリ自体はもちろんバックエンド、コンテンツ管理用の内製ツールまで幅広く担当している。最近は某パフォーマンスチューニングコンテストの振り返りをしながら、担当システムに活かせることがないか模索中。

2019年新卒で入社。「ニフティ ニュース」チームに約4年半所属し、その中で、2021年のマイニフティアプリの立ち上げ時にiOSアプリを主導して開発。体制変更に伴って、2024年3月にマイニフティチームに異動。Jリーグ「横浜F・マリノス」のサポーターでもあり、サッカー駆動で全国各地に遠征をしている。家電などに詳しい。

お互いを高め合える同期エンジニアの存在

みなさんは「マイ ニフティ」を手掛けるチームのメンバーということですが、お互いに対する印象を教えてください。

K.Nさん

私は二人よりも10年先輩で、「マイ ニフティ」のスクラムマスターをやっています。A.Mとは前部署で「ニフティニュース」というサービスのアプリ開発を一緒にやっていた仲間でもあり、戦友のような存在ですね。アプリのエンジニアとして、非常に頼もしく感じています。ちなみに、彼はサッカーやポイ活、家電製品に詳しくて、私が家電を買い替える時は必ず相談して、薦められるまま買っています。

M.Kとは、彼が2022年に「マイ ニフティ」にジョインした時からの付き合いです。彼の長所は指摘されたことを真剣に受け止める素直さ。それまでアプリ開発の経験はなかったのですが、すぐに主戦力になって、今ではチームを牽引してくれています。漫画の趣味が合うので、よく好きな作品について話しますね。

私から見て、彼らは理想的な関係性だと思います。お互いにフォローし合いつつ高め合って、すごく良いムーブが生まれている。これからもタッグでチームを牽引してほしいですね。

では、K.Nさんはお二人にとってどんな先輩、リーダーでしょうか?

A.Mさん

僕が1年目の頃からお世話になっていますが、「温室」で育ててもらった感覚があります。もともと初対面の人とのコミュニケーションが苦手だったのですが、たとえば業務でチーム外の人と調整を行う時などは、K.Nさんにかなりフォローしていただきました。また、どちらかというとネガティブに考えてしまう性格も、ポジティブなK.Nさんに影響されて少しずつ変わってきましたね。今は落ち込むことがあっても持ち直す力がだいぶ身についたと思います。

M.Kさん

僕は新人の頃から社内インフラの開発や運用に携わっていたこともあり、「マイ ニフティ」のチームに異動した当初、ユーザーさん向けのサービスに関する知識がほとんどありませんでした。ただ、K.Nさんと企画チームのやりとりを見て、ユーザーさんに使ってもらうためにはどういう視点が必要か、いかにサービスを運用すべきかといったところを学びましたし、必要なスキルを身につけるためにサポートしていただきました。

「マイニフティ」は会社の顔。下手なものは出せない

みなさんが手掛ける「マイ ニフティ」とは、どのようなサービスなのでしょうか?

K.Nさん

@niftyの会員様向けアプリで、2021年にiOS版、2022年にAndroid版をリリースしました。@niftyのトップページやサポートページ、各サービスサイトなどが集約されていて、アプリを開けば知りたい情報にアクセスできます。また、利用料金やNifMoの通信料を確認したり、@niftyメールをチェックしたり、お知らせなども含めてホームタブで一気見できるようになっています。一言で言えば、お客様がインターネットやニフティのサービスを快適にご利用いただけるよう、サポートするためのアプリですね。

K.NさんとA.Mさんは「マイ ニフティ」の立ち上げメンバーで、M.Kさんは2022年のAndroid版の開発メンバーとしてアサインされたと伺いました。M.Kさんはそれまでアプリ開発の経験がなかったということで、かなり苦労されたのでは?

M.Kさん

正直、大変でした(笑)。ただ、そもそも「マイ ニフティ」には自らの希望で異動してきたので、未経験ながらアプリ開発を任せてもらえるのはありがたかったですね。もちろん、それまでの社内システムの業務にもやりがいを感じていましたが、徐々に顧客向けのサービスにも携わってみたいと考えていた頃に、社内で「公募制度」というものがスタートしたんです。新しい人材を必要としているチームが全社に向けて募集をかけられるというもので、「マイ ニフティ」でも開発メンバーを募っていました。ちょうどAndroid版の開発が始まったところで、市場でもニーズの高いアプリ開発に携われるチャンスだと考え、トライしてみようと。

ただ、大変だったと。

M.Kさん

当初は本当に何も分からず、どこから始めればいいんだろうという状況で。ただ、先輩が丁寧にサポートしてくれましたし、自分でもアプリ開発者が集まるカンファレンスなどに参加して、そこで聴いたセッションの内容を実務で試してみたりと、色んな角度から知識を深めていきました。

また、僕が入ったタイミングではすでにエンジニア同士の議論が尽くされていて、基本的な設計や構造などはあらかじめまとめられていました。そのため、自分はその流れに乗りつつアプリの学習やスキルの習得に注力できたところもありますね。

A.Mさんはいかがでしょう? 立ち上げ時に苦労したこと、課題に感じていたことはありますか?

A.Mさん

それまで「ニフティ ニュース」のアプリに携わっていたとはいえ、運用や新しい機能の開発がメインで、さすがにイチからアプリを立ち上げた経験はありませんでした。どういう技術を使えばいいのかといった、本当に入口の部分から調べてやっていく大変さはありましたね。また、単純にタスク量が多く、期日までに終わるのかという不安や焦りもありました。

ただ、新規サービスの立ち上げはなかなか経験できることではないですし、開発を通じて成長できた実感があります。自分がこれまで触れてこなかった社内のドメイン知識も全て活用しながら開発にあたったことで、アプリのことだけでなくニフティ内部の情報の回り方みたいなところも含めて理解が深まりましたね。

K.Nさんはチームリーダーとして、サービス全体のクオリティなども見なければいけない立場だったと思います。当時、どんな意識で開発に臨んでいましたか?

K.Nさん

お客様からすると、「マイ ニフティ」はニフティの顔だと思います。そんなサービスが何度もクラッシュしたり、うまく使えなかったりすると、ニフティに対する印象も悪くなってしまう。そんな意識で開発にあたっていました。また、今後もずっと運用していくサービスになると考えていましたので、最初にどこまでつくるのか、どれくらい先のことまで考慮してつくるのか、チームで何度も議論を重ねましたね。

それらの苦労を経てiOS版をリリースした直後のお客さんの反応はいかがでしたか?

K.Nさん

企画チームが周知を頑張ってくれたおかげで、早い段階で10万DLに到達しました。使っていただいたお客様からも、概ね高い評価をいただけて。ただ、リリース当初から目標として掲げていたのは、単に便利というだけでなく、@niftyのサービスを長く使っていただくうえで「なくてはならないアプリ」にまで持っていくことでした。極端に言えば、「マイ ニフティ」があるから@niftyを契約しましたと言ってもらえるくらいの機能と魅力を持つサービスに成長させていかなければならないと考えています。

後編に続きます!

今回はニフティのマイ ニフティチームのインタビューの様子をお届けしました。続きは近日公開予定の後編の記事をご覧ください。

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