今回は、SQL Serverの基本的な機能を紹介します。
クラウドサービスの利用も多くなってきた昨今ではありますが、機微なデータなどの管理はローカル(オンプレミス)で運用されるケースも数多くあります。
こういった古くから運用されているシステムにおけるデータベース運用では、バックアップやパフォーマンスを維持するためのメンテナンスが重要です。
SQL Serverにおけるデータベース運用に関しては、メンテナンスプランを用いて定期的にDBやトランザクションログのバックアップを取ったり、整合性チェック、インデックスの再構築などを行ったりすることができます。
本記事では、メンテナンスプランの作成方法について記載します。
メンテナンスプランの作成方法
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メンテナンスプランを作成するには、まずSQL Server Agentを有効にする必要があります。
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SQL Server Agentを有効にするとSSMSの「管理」>「メンテナンスプラン」から、新規のメンテナンスプランを作成することができるようになります。
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新しいメンテナンスプランを作成すると、以下のような画面が表示されます。
赤枠の部分を押下すると、実行スケジュールを設定できます。
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「表示」>「ツールボックス」から、メンテナンスプランのタスクを確認できるので、ドラッグアンドドロップで、メンテナンスプランに配置します。
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実行対象のDBの選択や、実行順序を設定し、保存すれば完了です。
また、上記の方法以外に、メンテナンスプランはウィザードを使用して新規作成することも可能です。
まとめ
SQL Serverをご利用の場合は簡単にメンテナンスを設定できます。
バックアップは障害復旧やセキュリティ対策上も重要な施策になりますので、この記事がお役に立てば幸いです。