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SHEはコミュニティテックで夢の実現を10倍に加速する − 僕たちの技術戦略を語ろう   −

人が突然、驚くような速度で変わり始める瞬間がある。

才能がないと馬鹿にしていた友人が、努力によって大きな成功を勝ち取った時。尊敬している先輩が、かつては自分と同じように苦しんでいたと聞いた時。きっかけは人それぞれだけど、その瞬間、何かが不連続な変化を起こす。それまで不可能だと思っていたことが可能だと思え、エネルギーが湧いてくるようになる。不完全であることを受け入れ、優れた人にサポートを受けられるようになる。変化が変化を呼び込み、驚くような変化を短時間で遂げてしまう。

それは、『点火』とも言うべき不思議な現象だ。

才能が天から与えられるものだとしたら、『点火』は才能を大きく超えた飛躍を個人にもたらす。

一つのアイデアがある。
この『点火』を、100万人規模で起こせる仕組みが作れないだろうか? 適切な人が、適切な人・目標に、適切な形で出会える、再現性のある仕組みを作れたら?一人一人が10倍の熱量で夢に向かえるような世界が作れるかもしれない。たくさんの魅力的なアイデアが、驚くようなスピードで実現される世界を作れるかもしれない。

SHEがコミュニティテックによって目指すのはそんな世界である。

我々は、データとAIによって、100万人規模で個人に火をつけ、夢の実現を10倍に加速していく。

このnoteはこの構想を一緒に作り上げてくれるエンジニアの方に向けて書いている。我々の構想と採用に対する本気度が伝われば嬉しい。

SHEについて

SHEは創業5年目の会社だ。

一人一人が自分にしかない価値を発揮し、熱狂して生きる世の中を作る

をビジョンとして掲げ、人が安心して自分らしい生き方を見つけ・叶えられる仕組みを模索してきた。5年間の試行錯誤を経て、我々がたどり着いた枠組みは以下の3つに集約される。

① コーチング(Coaching)
目標は非常に重要だが、個人だけで適切な目標を設定するのは難しい。SHEではプロのコーチとの対話により、価値観を深堀し、目標を設定する場を月次で提供している。

② コンテンツ(Contents)
スキルレベルも目標も様々な中、我々は一人一人挫折せず目標を実現できる仕組みを提供する必要がある。SHEでは自分にあった内容を自分のペースで学べる全30種類超のオンラインコンテンツと、ティーチングアシスタントからの技術サポートを受けられるもくもく会、アウトプットの場としてのお仕事紹介などを提供している。

③ コミュニティ (Community)
人とのつながりは、学習の強力なドライバーとなる。SHEでは、同期会や、ロールモデルとの座談会、幅広い切り口で受講生同士をつなげる仕組みを提供している。

SHEは、『人』が作り上げてきたサービスだ。講師・コーチ・ティーチングアシスタント・コミュニティプランナー・そして真摯な思いを持つ受講生の方々、本当に多くの素晴らしい人たちがSHEのサービスを形作っている。その思いと熱量が相互に伝搬し、累計3万人を超える受講生に飛躍的な変化をもたらしてきた。

どんな変化を起こしてきたかって?Twitterの #シーライクス タグを見て欲しい。会員の方の等身大の変化の軌跡が、説明以上に多くを語ってくれるはずだ。

コミュニティテックで変化のインフラに

さて、僕たちはこれまで人が作り上げてきたSHEの体験を、コミュニティテックと呼ばれる一連の技術によって、社会のインフラにまで押し上げていきたいと考えている。つまり、1000万人規模で、これまでのSHEの体験を展開していくということだ。

なぜ社会のインフラを目指す必要があるか?それは、『10人に1人』が利用できることと、『全員が』利用できることは根本的に異なるからだ。前者は一部の個人を幸せにするだけだが、後者は個人を超えたムーブメントを作り出す。スティーブ・ジョブズの掲げた『一人一台のコンピュータ』が人の創作活動を根本的に変えたように、『一人一人が10倍の速さで変化を遂げられる』仕組みは、人間の創造性をさらなる次元に高めるだろう。

コミュニティテックのミッションはシンプルである。

100万人規模で、誰もが自分の理想を見つけ叶えられる仕組みを作る

重要なことは2つある。
① 100万人規模で展開可能であること
② 一人一人が行きたいところにいけること
そのために、我々は以下の課題を解決する必要がある。

① コーチング
価値観の深い認識とそれに根ざした目標設定は何よりも重要であり、コーチとの対話は決定的な役割を果たす。そのため、我々は100万人規模で質の高いコーチングを安価に提供できる枠組みを作らなければならない。いわば、コーチングの民主化である。育成・マッチング・対話方法の支援、あらゆる軸でコーチングのハードルを下げつつ熱量を高めていく必要がある。

② コンテンツ
受講生の多様な目標を、挫折せずに実現するためのサポートを提供できなければならない。千差万別な目標・スキルレベル・学習スタイルを考慮して、最適な形で学習をプランニングできる仕組みが必要である。

③ コミュニティ
今のコミュニティーとしての熱狂を、100万人規模で維持していくにはどうしたら良いだろうか。ジェンダーや価値観など多様なバックグラウンドの人がいるなかで、多様性に開かれつつ安全なコミュニティを構築する必要がある。単一の大きな箱を用意するだけでは実現できない。一人一人に対して、最適な繋がりを、最適なタイミングで作り出し、コラボレーションを通して活性化していく、そんな次世代のコミュニティ基盤を作る必要がある。

コアとなる技術要素

特に重要となるのが、以下の技術要素である。

① 自己実現の情報化 a.k.a SHE Value DB
一人一人に伴走するための画一的なプロセスは存在しない。ミッションの実現のためには一人一人の状況を正しく理解し、その場その場で最適な体験をカスタマイズしていく必要がある。そのための前提となるのがデータである。行動ログの寄せ集めではなく、会員一人一人の現状を総合的に『理解』できるデータ基盤が必要だ。そのために、

- 基本情報
- コーチングからのインサイト
- 学習目標と進捗
- つながり

といった全顧客接点からのデータを統合し、自己実現の過程全体を情報化していくことを目指す。SHE Value DBと呼ぶ構想である。

② AIとマッチング
SHE Value DBを土台として、AI技術により『人』と『コンテンツ』を最適な形でつなげていく。マッチングのインパクトは多くの人が想像するよりも大きい。例えば、初学者の学習グループは、価値観やコミュニケーションタイプを考慮したマッチングを行うことで活性化できるだろう。受講生の課題をデータから特定できれば、AIが適切なサポートをすることで、経験のない人でもコーチングが行えるかもしれない。このように、顧客体験・オペレーションの両面で、マッチングは本質的な役割を果たす。

③ コミュニティの自律化
SHEは『人』が中心になるサービスだ。これはテックカンパニーになった後も変わらない。しかしながら、今関わってくれているスタッフの方を、100万人規模になっても我々が採用していくのは現実的ではない。そこで、コミュニティの運営それ自体を、会員の方に開放していきたいと思っている。受講生の方が、長くSHEと関わるにつれ、運営する側に自然と転換していくような仕組みを、顧客体験とオペレーションの両面でデザインしていく。上記で述べたマッチングの仕組みによって、運営を志願してくれる人と新しい受講生が最適な形で関われるようにしていくとともに、SHEの運営に関わることが金銭的にも報われるような自然なインセンティブ制度を設計していく。

テックリード募集

SHEにおいて技術が持つ意味と可能性について説明させてもらった。どうだろう、興味を持ってもらえただろうか?

そして、SHEの技術開発を一緒に担ってくれるテックリードを、今僕たちは切実に募集している。ミッションの達成に向けて『技術の価値発揮の枠組み』を一緒に定義していってくれる人たちだ。技術の基盤を作ると同時に、組織の屋台骨として、エンジニアチームの熱量を生み出して行ってくれる人たちである。言うまでもなく、非常に重要なポジションである。

① 裁量と全体性
エンジニアという枠に囚われず、ディスカバリーからデリバリーまで一貫して関わる機会を提供する。経営陣との戦略議論や顧客へのヒアリングまで一貫して参加することで、顧客と事業両方に手触りを感じながら、開発を進められると思う。特にCTO・VPoEをキャリアとして見据えている方には、手応えのあるネクストステップを提供できるはずだ。

② 業界トップ水準の給与
候補となる方にはSHEの他にも多くの魅力的な選択肢があることを理解しているし、給与が検討の妨げにならないようにしたい。まだまだ全社の給与テーブルが期待する水準には追いついていないが、テックリードに関しては投資と捉えて、必要に応じて僕の給料の倍であってもお支払いしていく。募集要綱に書かれているより高い希望であっても柔軟に相談して欲しい。

③ モダンな技術選定と成長機会
SHEのエンジニアチームを、技術的にも成長できる場にしていきたいし、それが事業成長にとってもプラスであると信じている。それゆえに、新しい技術投資については積極的に行う予定である。サービス開発においては、Ruby on RailsのモノリスからTypeScriptを軸にしたマイクロサービス・マイクロフロントエンド環境への移行を進めているし、インフラもKubernetes + Spinnakerにより1 clickでデプロイ・ロールバックが可能な基盤を構築している。これからも必要に応じて技術選定は見直していく予定だ。

少しでも興味を持ってくれた方、まずは一度話をしよう。

また、他のエンジニアポジションも絶賛募集中である。以下のページに情報が網羅的にまとまっているので参照して欲しい。

最後に

人の自己実現という問題は、小さい頃からずっと僕の心を捉えてきた。
同じスキルレベルでも、価値を発揮できずに苦しんでいる人がいる一方で、生き生きと前に進んでいける人がいるのはなぜだろう。その疑問に答えを出したくて、2年前に僕はSHEにジョインを決めた。

今、その疑問に答えるための枠組み整いつつある。情報科学の力を使って、これまで偶然に支配されていた『人』と『コンテンツ』との出会いを体系的に作り出す時、人の可能性をどのくらい前に進められるだろうか。そう考えると、とてもワクワクする。

あなたのその技術を、僕たちに貸して欲しい。それはきっと多くの人の人生を輝かせることになるから。


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