私のマインドを育ててくれたヒト、モノ、コト。セイチョウ・ジャーニー。

この記事は 「セイチョウ・ジャーニー」「挫折論への招待」 Advent Calendar 2019 18日目の記事です。

mediba創造開発部 バックエンドエンジニアの五月女(そうとめ)です。
私が一冊の書籍と出会うきっかけや出会い後の経験などをまとめました。
私の初めてのブログとなります。宜しければお付き合いください。

プロセスデザインラボへの参加

ある日、ファシリテーションの力でコミュニケーションを活発にしていこうという取り組みをしているプロセスデザインラボという社内グループを知りました。
当時、自分が所属するプロダクトのミーティングでは、いつも特定の人だけが発言するという状態で全員参加のコミュニケーションに変えたいなと悩んでいたところでした。
プロセスデザインラボの方たちは私とまったく面識のない方たちでしたが快く私を迎えてくれました。

フォースフィールド分析モアレス分析(下部写真2枚目)といったファシリテーション手法を知り、学びを自分のプロダクトにフィードバック出来たコトの他、この有志のヒトたちがテック、アジャイル、スクラム愛❤️に溢れていてたくさんの情報を共有できたコトは私にとって貴重な経験になりました。
そこで知ったコトの一つが技術書典の存在です。

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技術書典

情報が少ないまま、会場の池袋へ。
開場30分前に到着も既に凄い行列。
この凄まじいまでの行列はディズニーランド以上なのではと思える程。 (5人幅の行列が500m以上1km未満くらい?)
休日の午前中から技術書を求めてこんなにたくさんのヒトがいるなんて! それだけでとても刺激になりました。
時間になり入場、人混みをかき分けた先で一つの書籍(モノ)と出会ったのです。

セイチョウ・ジャーニー

プロセスデザインラボヒトたちに教えてもらったカイゼン・ジャーニーと名前が似てるなと思いながら何となく購入しました。
(カイゼン・ジャーニー著者の市谷さん新井さんに許可をもらった上でこの名前にしたそうです。)

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セイチョウ・ジャーニーで学んだことの実践

Twitterの有効活用

Twitter連携でのテストくらいにしか使っておらず非公開にしていたアカウントを公開にしてアジャイル、スクラム界隈のヒトたちをフォローしてみました。呟くことは少ないけど、日々の情報収集にて刺激をもらう状態が作れました。
この時期から勉強会や技術カンファレンスに少しづつ参加するようになりました。

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行動のハードルを低くする。小さな変化行動。

長女が小学校卒業とともに4年間所属していた少女ソフトボールチームを卒業、私はコーチとしてチームに残る事にしました。
自分が指導者なんてと思う感情もありながらもセイチョウ・ジャーニーが背中を押してくれた上での決断だとも感じます。
迷っている自分に

やらない理由をみつけていない?

とセイチョウ・ジャーニが問いかけてくれました。

一冊の書籍が自分のやった事がない、自信がない事にあえてチャレンジできるマインドになれたコトのきっかけのように感じます。
この少女ソフトボールチームでは、11月に六年生にとっての最後の大会がありました。彼女たちがソフトボールに向き合った四年間の成長を想うと自然と涙がこぼれます。
私の娘もそうだったようにソフトボールというスポーツを通して、人としても大きく成長していくという点、本当によい活動だと感じます。
またヒト成長って何モノにも代え難い喜びなのだと、その成長を一緒に分かち合えるのならば本当に最高だし、それはスポーツでもエンジニアリングでも共通していえるコトではないでしょうか。

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(11月秋季大会にて。試合前のシートノック。私は初めての経験で指導者の身でありながら私もまた日々成長の場を頂いております。)

エンジニアリングマネージャーに

今年4月からEMをやらせて頂くことになりました。
当初はとても不安が大きかったと記憶していますが、そんな時に同じ組織のメンバーの一人から

「五月女さんに協力したい。一緒に組織を盛り上げたい。」

と言ってくれているヒトがいました。
この言葉は、私の背中をとても強く押してくれましたし、一人じゃないんだって気付かせてくれたし、どんなコトだって乗り越えられる、そんな気持ちにさせてくれる力のある言葉でした。
私は共にエンジニアリングする仲間になんて恵まれているのだろう!
私の過去を振り返った時、ソフトウェアを作る上で携わった方々の言葉に何度も支えられてきたなと強く感じます。
今回頂いた言葉は私がエンジニアリングやその組織運営に前向きになれる、そんな言葉のひとつになったと。

そして開発を続けていれば、よくない状況で心が沈むなんてこともありますが、そんな時にこそ本当に救われます。もらった言葉たちに。
そしてこんな出来ゴトがあるからこそソフトウェアを作るってコトをやめられないと感じるし、これからも続けようと強く想うのです。
そんな言葉を身近なヒトに伝えることができる、

そんなヒトに私もなりたい!

EOF2019

セイチョウ・ジャーニーの共著者の一人、ゆのんさんEOF2019に大きく関わっていたコトを知ったのはイベント開催直前でした。
もしかして、どこかで少しでも短い時間会話できたら、感謝を伝えたい。そんな風な想いを抱きMacBookAirと一緒にセイチョウ・ジャーニーをバッグの中に忍ばせて会場に向かいました。
そして偶然(?)廊下を歩いていたゆのんさんを見つけるコトができて

「今の私があるのはこの本のおかげです。」

ってセイチョウ・ジャーニー片手に伝えることができました。
オープニングセッションで、技術カンファレンスは廊下でのインフォーマルな会話が重要というような話題がありましたが、私にとってもその通りになりました。
また感謝の気持ちをオフラインで伝えるという貴重な経験ができました。

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広報ブログで社員紹介される

私がmedibaでの経験をふりかえってみたのは、社員紹介で取り上げてもらうことがきっかけでした。
どんなコトを話そうかなと事前にmedibaに入社してからの記憶をめぐらせました。

ふりかえりの中でセイチョウ・ジャーニーが頭に浮かび話題にしたく、その許可を頂くために共著の一人であるてぃーびーさんにDMできたコト
この行動もまたEOF2019で学んだ、

空気を読まずにDMする

というコトの実践でした。
(EOF2019「Podcastという組織文化戦略」にて)

まとめ

プロセスデザインラボ、技術書典、セイチョウ・ジャーニー、少女ソフトボール、エンジニアリングマネージャー、EOF2019、ゆのんさん、てぃーびーさん、その他このブログでは書ききれないプロダクトを通しての出会い、助け合い、衝突、失敗やトラブルも含めて全部、私のマインドを育ててくれたヒト、モノ、コトだったんだ!
これってセイチョウ・ジャーニーに書かれていた計画的偶発性理論だったのかな。 全てに感謝です!!

ここまてお付き合い頂いたヒト、本当にありがとうございました!
皆さま良いお年を。