2020年度エンジニア組織について

こんにちは。2020年度よりVPoEを務める事になりました新井です。

期が始まり早3ヶ月ほど過ぎますが弊社、エンジニア組織の「これまで」と「これから」について簡単にお伝えします。

これまで(2019年度)の組織

武田下地のブログエントリーでもお伝えしておりました通り、

弊社は「ものづくりカンパニー」になることを掲げ、組織全体で大きな変革を遂げている最中です。

http://www.mediba.jp/news/20191001/

エンジニア組織の変遷としては

  • 一昨年度上期(〜2018/09)までは、機能型組織としてエンジニアは1つの本部で固まっていました。
  • 一昨年度下期(2018/10〜)からは、事業型組織として「auパートナー本部」「コミュニケーションデザイン本部」という2事業本部にそれぞれの役割に応じた形にてエンジニアが所属する形となっていました。

この変遷についてはエンジニアは最適な技術手段を使い、事業を持続的に成長させていく役目だと考えているので、事業中心に考えていく文化が出来る大きな機会だと捉えてました。

エンジニア組織については以下に詳しく記載しておりますので読んでみてください。

[参考] 2019年度 medibaのエンジニア組織

https://qiita.com/mdb-hijikata/items/21a09ae804232d3d1535

これから(2020年度)の組織

2020/04から、よりチーム一丸でユーザーの課題に向き合い、正しいモノを創れる環境へと全社の組織構造が事業型からマトリクス型へ変化しています。

ざっくりと以下の通りになります。

image

要約すると

  • 大きく「ビジネス」「テクノロジー」「クリエイティブ」の3つのものづくり部隊、それを支えるコーポレートの構成
  • 各プロダクトの事業最大化/成長を担うプロダクトマネージャーを主軸としたプロダクトチーム構成(縦ライン)
  • そこに参画し、エンジニアのマネジメントを主務としたテクニカルマネージャー構成
  • CxO直下のプロダクト横断的な戦略を担う各Unit構成
  • 人/組織に於けるマネジメントの責任を担うVPoX構成

となります。

これから目指していく姿

テクノロジーセンターとして、以下を掲げております。

ビジョン:「良いもの」を届け続ける

言葉にすると普通な感じや当たり前の様に感じるかもしれませんが、我々はテクノロジーを通じて

  • 「良いもの」とは?
  • 「届け続ける」ためには?

に常に向き合っていかなければなりません。

時代の変遷やそれに伴う技術/人の進化、価値の多様性に追従していく為には、変化に強い、フレキシブルな組織になっていく必要があります。

そのためには共に働く仲間が事業を通じて成長出来るサイクルを作っていかなければならないと考えております。

VPoEとして、マネジメントラインに以下のミッション/バリューを掲げております。

ミッション

  • 個人、チームの生産性が最大限発揮できる環境、機会の創出をすることでエンジニアが働きたい会社をつくる

事業成長を通して技術で課題を解決する機会を多く提供してあげたいと考えております。

バリュー(全員)

  1. まずは自分に与えられている責務を果たす
  2. 次は隣の人から信頼を得る
  3. 自分が責任を持てる範囲(T字、π字)を広げるを繰り返す

自分→チーム→プロダクト全体→テクノロジーセンター全体→会社全体→社会

個人ではなくプロダクト/ユニットチームの総和で生産性が最大化されることを目的としております。

現状における課題

とはいえまだまだ課題は山積みの状態で、

2017年にCTOが抜けてから、エンジニア組織として弱体化している事実があります。

大きな所で言うと

  • 採用力の低下
    • 専門体制を見据えた採用戦略の見直し
  • 人材/技術の固定化
    • 注力事業へのアロケーション/アウトソース活用
  • 横断的な連携が薄い
    • TechLead体制の立ち上げや活動報告などのアウトプット共有の仕組み化

これらはテクノロジーセンターのKPIとし、解決に向けて尽力していきたいと思っております。

最後に

まだまだ走り始めたばかりで、これから何が起こるかわかりません。

しっかりと課題と向き合い、エンジニア組織をより良く出来る様努めていきます。

共に課題と向き合い解決してくれる仲間も募集しております。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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