JSONをもっと使うために知っておきたいJSONエディタ×8選

APIのデファクトスタンダードなフォーマットの一つになっているのがJSONです。XMLに比べるとシンプルな構造ですが、括弧が多いために人にとっては複雑な構造になるととても見づらくなります。そのためデータの場所を読み違えてエラーを起こしてしまうこともあります。

それを防げるのがJSONを見やすく加工してくれるビューワーであったり、データをメンテナンスできるエディタです。今回はオープンソース・ソフトウェアを中心に紹介します。

JSONMate - JSON editor, inspector and beautifier

JSONを貼り付けたり、外部のAPIから取得してビジュアル化できます(取得はJSONPのみ対応しています)。そしてエディタ部で修正を加えると、その結果がテキストのJSON側にも反映されます。

JSON Editor

リッチなJSONエディタです。スキーマと組み合わせて使う仕組みになっていて、カラーピッカーを定義したり、数値入力に限定するといったことができます。

JSON Editor Online - view, edit and format JSON online

シンプルなJSONエディタです。テキストとビジュアル化されたJSONのどちらかを修正後、ボタンを押してもう片方に反映する仕組みになっています。

JSON Viewer - Home

Windows用のJSONビューワーです。基本的には閲覧用ですが、Visual StudioやFiddler 2と連携できるのが特徴になります。

HULK

左右ではなく上下にテキスト部とエディタ部が分かれたソフトウェアです。キーと値を自由に追加、削除できるようになっています。

JSONView :: Add-ons for Firefox

FirefoxでJSONを見やすく表示してくれるアドオンです。同様にGoogle Chromeでも同じような機能拡張 JSON Viewerがあります。API開発時にはこの手のアドオンを入れておくのが良いでしょう。

JSONLint - The JSON Validator

JSONは手作業ではなくシステム側で生成することが多いかと思いますが、時々手作業で作成したり修正を加えることがあります。その結果としてエラーを起こすケースもあります。そうした時にはJSONLintを使うことでJSONとしてそもそも正しいのかどうか検証できます。

jq

jqは編集機能はありませんが、指定した項目だけを出力したり、配列の一部だけを出力と言ったようなCSSセレクタ的な指定ができるようになっています。既に手元にJSONファイルがある場合、jqを使うと構造が分かりやすくなるでしょう。


やはりJSONはJavaScript系だけあってWebベースのものが多いように思います。特に整形に加えてハイライトもしてくれるビューワーはブラウザにインストールしておくと重宝するはずです。

JSONを使うのに慣れるとシステム外のデータでもJSONで書いて保存しておきたくなることがあります。そうした時にはエディタを使って操作してみてください。

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