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個々に沿った内定者トレーニングにUdemyを活用中!

こんにちは!電通国際情報サービス 人事部 人材・組織開発グループの川谷です。

今回は、UdemyBusiness(以下UB)を活用し、
個々に沿った内定者向け教育コンテンツを提供した内容を共有します。

本記事をこんな方におすすめします

  • 就職活動を控えた大学生の方
  • Udemy,UBの受講を検討されている方
  • 自社でUBを導入済み / 検討中の研修担当者

本記事のあらすじ

  • ISIDでの内定者向け教育コンテンツにおいて、従来の全体一律トレーニング型から「全体のベースアップ+個々人に沿うスキルトレーニング」のハイブリッド型に提供をシフトした。
  • 内定者が各自必要とするインプットを得られるようにUBを導入した。そして、入社後の教育にもUBを利用することで、働きながら学ぶ姿勢を支援できる仕組みとした。

Udemy・Udemy Businessとは

Udemyは、プログラミングやビジネス、自己啓発など様々な分野のコンテンツを提供する、オンライン学習プラットフォームです。各分野の専門家が、合計200,000を超えるコンテンツを提供しています。
UBは、そんなUdemyの講座群から、一般レビューをもとに厳選された講座を受け放題で受講できる法人向けのサービスです。

ISIDにおけるこれまでのUB活用

ISIDでは、2022年上旬にUBを全社導入しました。
公募制で展開しており、23年2月21日現在、約500名程度が受講しています。

コンテンツの質・受講自由度の高さから、受講人数は期を重ねるごとに増加傾向にあり、効果的な受講支援や階層別研修の補助利用など活用の幅を広げております。(UB受講者用Teamsの作成、新人研修の補助としての導入など)

これまでのISIDにおける内定者教育について

ISIDでは内定者に対して、入社後の早期活躍を支援すべく「心・技・体」の観点で学習機会を提供してきました。

(記載の教育施策は一例です)

これまでの教育施策は、主にIT理解度(基本情報技術者試験(FE)の取得状況など)に応じて個別に内容を変更していました。しかし、その施策内容の検討/選定が難しく課題となっていました。
そのため、内定者自身が、各自のレベルに合った講座を自由に選べる点が、UB内定者提供に踏み切った理由の一つでした。

そんな内定者教育に、UBをどう活用しているのか?

UBのコンテンツ数の多さ、そしてそれらを自由に選んで受講できるメリットを活かし、下記の通り必須受講と任意受講を組み合わせて運用しています。

  • 必須受講
    • IT理解度が低い人向けに、IT基礎知識を学ぶ講座を人事部で選定し、受講を指示(基本情報技術者試験に関するコンテンツなど)
  • 任意受講
    • 一部講座を推薦(ビジネスマナーやセルフマネジメント、論理思考力など)
    • その他、自身が学習したい分野、不足していると思う分野に関する講座
      上記の通りISIDではUBを、内定者個々の学習意欲に合わせた教育コンテンツ提供にも活用しています。

どう管理しているの?受講生の実施までチェックしているの?

前章で紹介した推奨コンテンツは、UBの"ラーニングパス機能"を用いて、各内定者の受講状況をチェックできるようにしています。ラーニングパスとは、UB上の講座や社内のコンテンツ、外部リンクなどを組み合わせて作成する"音楽のプレイリスト"のようなものであり、受講状況もチェック可能です。
この機能を活用し、学んでほしい内容を詰め込んだ内定者教育専用のラーニングパスを作成して、展開および受講状況をチェックしています。

人事部としての所感

結論としては、UBは内定者教育にもフィットしている実感があります。
理由は、これまで課題と感じていた「内定者それぞれに合わせた教育コンテンツ提供」が、前述の通りUBが有する豊富なコンテンツ量・受講者の管理が容易なラーニングパスによって対処できていると感じるためです。

内定者によるフィードバックはこれからですが、自身の興味に合うコンテンツをいつでも自由に受講できるUBは、受講者側にも大きなメリットなのではないかと個人的に思っています。

今後の展望

今後の展望としては、以下のようにUBを活用したいと考えています。

  • (入社後の教育)入社後の教育にもUBを活用し、学び続ける姿勢をサポートしたい。
  • (今後の内定者研修)今年度と同様に内定者期間にUBを提供。内定者からのフィードバックを受け、ラーニングパスの中身をブラッシュアップする。

おわりに

以上が、弊社の内定者教育にUBを活用した事例の紹介です。
UBを内定者に提供することは、業務の傍ら学び続ける習慣のキッカケになると確信しております。
もちろん内定者教育をeラーニングだけに留めようという思いはありません。ただUBが簡単に活用できるからこそ、より一層狙いを持って、eラーニングもしくは対面型研修を選択するべきだと私個人としては考えています。

本記事が誰かのお役に立てば幸いです。

執筆:@kawatani.tomoro、レビュー:@nakamura.toshihiro
Shodoで執筆されました