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【技術書典14】はじめてのサークル参加レポ!半年間に及ぶゼロからの準備と当日の頒布結果までを大公開

こんにちは、テックオフィスの永留です。
皆さんは技術書典というイベントをご存知でしょうか?
普段から技術書に触れる機会のある方は馴染み深いかもしれませんが、いわゆる技術書の即売会、お祭りです!公式様によると以下。

技術書典(ぎじゅつしょてん)は新しい技術に出会えるお祭りです。
技術書典は「いろんな技術の普及を手伝いたい」という想いではじまりました。技術書を中心として出展者はノウハウを詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、そんな技術に関わる人のための場として我々は技術書典を開催しています。

技術書典公式サイトより

今回、5/20(土)から始まった技術書典14にミイダスのテックチームとサイエンスチーム合同でゴールドスポンサーとして参加をしてきました!(オフライン開催は5/21(日)で、オンラインでは6/4(日)までが会期)
しかも今回は初めて本を出してサークルとしての参加です。実はミイダスは過去の技術書典にもスポンサーとして参加していましたが、実際に本を出してサークルとして出展したことはありませんでした。

感想としては、、、
楽しかった、、、!出てよかった!!また出たい!!!
久しぶりにオフラインで人と触れ合えたことや、当日の会場や参加者の雰囲気、スポンサー特典に運営さんの工夫や気配りなど、素晴らしいことが沢山あって、終わった後はまさに祭りのあとのような名残惜しい気分でした。
これからもこのイベントが盛り上がるために、スポンサーとして参加する企業様も増えて欲しいなぁと思いながら帰路につき、ふと、、、

書かねばなるまい、、!レポート記事を、、、!
と燃えたのでここに記します。

この記事では、ミイダスで昨年12月ごろからスタートした技術書典に向けての準備の全貌と、オフライン開催当日の会場レポをお届けします。
今回ミイダスではオフライン開催用に印刷した紙の本は完売(無料頒布なので売ってはないが)できたので、そのポイントや具体的な冊数なども最後にお伝えします。技術書典の参加に迷っている人や企業の背中を押すきっかけになれば嬉しいです。

こんな人におすすめ!
・技術系のイベントへスポンサーを検討している企業様、その担当者様
・技術書典が気になっている全人類
※ただし、スポンサー参加としてのレポート記事なので、個人でサークル参加を検討している人はあまり参考にならないかもです、ご了承くださいm(_ _)m


全てのはじまり、サークル参加のきっかけ

ミイダスは前回の技術書典13にもスポンサーとして参加をしていました。スポンサー特典の一つとして、YouTubeLiveで10分程度企業のアピールができます。そこではほとんどの企業様が自社で執筆した書籍の紹介をする中、ミイダスは本を書いていないので会社紹介をするのみという感じになっていました。実際に発表をした永留はその時、
ミイダスも本の紹介したい、、、
と思っていました。しかし自分(人事)じゃ技術書が書けないと早々に諦めた私は、博士号を持つ研究者が在籍しており、論文なども書き慣れているであろうHRサイエンス研究所(※以後サイエンス)に声をかけます。
そこで快諾いただき晴れて初のサークル参加が決定します。
おそらくこの「誰が本を書く」の部分が一番最初の最も大きな壁だと思うのですが、ここが早々に決定できたのは本当にありがたく、助かったなと思っています。

まずは役割分担からスタート

最初に話し合ったのは役割分担からでした。ざっくり決まったのが以下。
永留:販促物やブース設営計画、スポンサー特典対応、その他全般
サイエンス:書籍の執筆から入稿まで
それぞれの役割別に簡単に内容を書いていきます。

販促物やブース設営計画

当日のブースはこんな感じでした。

ブースできたぞ!✌️の一枚
  • 採用募集のチラシとスタンド

  • 書籍ダウンロード用のQRコードが記載されたカード

  • 書籍の表紙を印刷したポスターと高めのスタンド

  • CMを流しっぱなしにしておくタブレット

  • 書籍を立てかけておく用のミニイーゼル

  • ロゴ入りテーブルクロス

  • お揃いのTシャツ

用意したのは以上です。良かったところとしては、DL用QRコードのカードを準備していた点ですね。嬉しい誤算で物理本を14時くらいには配り切ってしまったので、このカードがあって助かりました。

本がなくなったあともこのカードを配り続けた。

反省点としてはブースの後ろに置くタペストリーや、ロールアップバナーなどを用意しなかったことです。先ほどの写真では見切れていますが両隣には他社様の立派なタペストリーがドンと構えています。次回は絶対作るぞ、、、!と思いながら設営をしていました笑。また、CMを流しっぱなしにする用のモニターも小さすぎて全く見られていなかったので、ある程度大きいモニターを持っていかないと効果がないなと思いました。多くの一般参加者の皆さんは最初は少し離れたところから眺めているので、少し距離をとってもしっかり視認できるものでないとあまり意味がなさそうです。
その他にもロゴの入ったグッズを配る企業様も多かったので、次回以降で少しずつアイテムを増やしていきたいなと思います。

スポンサー特典

技術書典はスポンサー特典もいっぱい!

  • 技術書典HPへのバナー掲載

  • オフライン会場でのチラシ配布(2000枚)

  • オンライン購入した方へのチラシ同封(2500枚)

  • オンライン購入した方へ配送される際の梱包材にロゴ掲載

  • YouTube Liveへの出演、10分程度の企業アピール

これだけでもかなりの方に認知していただけます。
チラシに関してはオフライン会場でも配った採用募集のものを利用しました。YouTube Liveに関しては、すごく和やかな雰囲気なので慣れない場でもリラックスして発表ができました。主催者のmhidakaさんがアピールしたい点をうまく引き出して進行してくださるのでとても助かります。
これに加えてすごいなと思ったのが、当日のオフライン会場において、スポンサーブースに人が沢山訪れるような工夫が沢山されていたことです。これはのちほどご紹介します。
あとは個人的に嬉しかったのがサークル参加するといただける通行証?がキラキラしててやったーってなりました笑

画像ではわかりにくいが間違いなくSSRの輝きを放っている

書籍の執筆から入稿まで

おそらくここが一番気になる部分だと思うのですが、今回はサイエンスに任せたので内容薄めです、ごめんなさい(T_T)
まず書籍の内容は全てをゼロから考えるのではなく、過去にブログで執筆した内容などもうまく使いながら書き上げていきました。
ざっくりスケジュール感としては、1月半ばから3月半ばまで執筆、3月後半で品評や校正を進めながら表紙のデザイン制作、4月から書籍として印刷するための編集作業、5月前半に入稿、という感じでした。
編集作業にはRe:VIEWという専用の出版ツールを使ったのですが、これの使い方を理解するまでがかなり大変だったようです、、、。
印刷に関しては技術書典と提携している印刷所がありますのでそちらの利用が推奨されています。
そしてできあがったのがコチラ!

HR Science Technical Note#01

HRサイエンスにおける機械学習と心理学に関する内容を執筆しています。ご興味がある方は是非ご覧ください。無料でDL可能です!
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その他

オフライン開催当日は、「とにかく本を配りまくってミイダスを知ってもらうぞ!」と意気込んでいたので、本をお渡しするのに集中してしまいあまり一般参加者とのコミュニケーションが取れていませんでした。
他の企業様はガチャガチャを用意して回してもらうであったり、パネルを用意して経験した開発言語の部分にシールを貼ってもらうなど、さまざまな工夫が見られました。
各時間の入場開始のタイミングで人が一気に流れてくるので、配ることに集中したのもよかった面はあるのですが、落ち着いている時間帯にはもっとコミュニケーションが取れる設計をすべきだったなと反省です。
スムーズに対応する面と、深くコミュニケーションを取る面が両立できていると良いブース出展になるなと思います。

当日の様子

ここからは当日の様子をお伝えしていきます。

会場に到着

この写真でも会場の半分くらい

一目見ての感想は「ひ、、広い、、、!」。
この会場が今から埋まるのかとドキドキ、、、。
開場の15分前と結構早めに行ったので10番目くらいでした。

ブース設営開始

ブースにある案内などを確認しながら届いている荷物を開封
印刷された本とご対面、感動の瞬間

一般入場開始、イベントスタート!

ここからは一心不乱に本を配っていたので写真がないです(T_T)
ブースの前に2名、ブースの中に2名という感じで、基本的に全員で本を配りつつ、適宜質問への対応やスタンプラリー(後述)への対応。人の流れを見つつ休憩を回すという感じでした。11時のイベントスタートから14時くらいまでは賑わい続け、それ以降は少しずつ落ち着いていきました。

完売、、、!頒布数は?

14時の入場の波で準備していた本が全て配り終えました。
物理本で用意していたのは450冊。
その後DL用QRコードのカードを150枚ほど配りました。
5/24(水)20時現在でオンラインでは243冊がDLされています。
およそ700名弱の方に本が届いた、ということになります。
そして現在も少しずつですがDLは続いています。

感想

運営さんの工夫がすごい

先述しましたが、当日の会場ではみんなが楽しめるように、ブースにも人が訪れやすいように沢山の工夫がされていました。
スポンサーブースが入り口すぐに並べられており、必ず見ていただけること。行列ができた時の列形成も素早く、人の流れも澱みなくスムーズでした。一番ありがたいと思ったのはスタンプラリーです。スポンサー企業のブースを2つ以上まわるとグッズがもらえるというこの企画。最低でも100人、もしかしたら200人近くがこのスタンプラリーのおかげでブースに来てくれていました。
他にも面白いと思ったのはこの戦利品撮影コーナー。

ここに本を並べて戦利品を撮影する

私が見た時には行列ができていました。SNSに上がった戦利品の書籍はまた他の方に知っていただくきっかけになるので、みんながハッピーな良い企画だなと思います。

オフラインの力を再認識する1日だった

やっとオフライン開催のイベントが復活し始めてきた昨今で、私も久しぶりのオフラインイベントへの参加となりました。
オンラインの利便性を最大限享受しており、オフラインの必要性をあまり感じなくなる場面が多かったのですが、今回の技術書典に参加をして認識を改めることとなりました。
オンラインが主流になってきているからこそ、オフラインの価値が高まっている側面もありますが、人が詰まった会場の雰囲気や、書籍を手渡しする時に合わせる目線、閉会した時に響き渡る拍手の迫力など、「体験」というもののパワーを感じることの多い1日でした。
私がはじめてサークル側で参加した故に余計に達成感が強く感じられているのは否めないですが、おそらく一般参加者も近い感覚を覚えているのではと思います。そんな場で接したスポンサー企業というのはやはり印象に残るのではないかなと思い、広報としての効果にも好影響だと感じます。
そんなことをじんわり考えながら会場を出て、その直後にあまりにも人が多すぎる池袋駅周辺に今度はぶつぶつ言いながら帰路につきましたとさ、、、。

技術書典運営事務局をはじめ、サークル参加の皆様、一般参加の皆様、あのイベントに関わっていただけたすべての方に感謝です!
また次回、おそらく来年の参加に向けてしっかり準備をしていきたいと思います。
以上、初のサークル参加のレポでした。鮮度優先で走り書きした記事を最後までご覧いただきましてありがとうございました。

#技術書典 #技術書典14


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