Timee Product Team Blog

タイミー開発者ブログ

DREのMissionを合宿で決めた話

はじめに

初めまして、タイミーのDREチーム(Data Reliability Engineering Team)でエンジニアをしてます、筑紫です。

今回DREチームで実施した合宿ついてご紹介させて頂こうと思います。

DREのカルチャーを少しでも知って頂けたら嬉しいです。

DREチームについて紹介

DREチームでは、社内の様々データを集約し、クレンジングを行い、社内外で利活用できる形で提供するためのデータ基盤プロダクトの開発・運用を行なっております。

データ基盤の詳細については、ProductOwner(以降POと記載)の土川の記事をご参照ください。

tech.timee.co.jp


今年の4月に私を含め2人入社したことでメンバーの入れ変えもあり、データ基盤の開発体制が新しくなりました。

メンバーが大きく変わったこともあり、開発を進める上で今までのデータ基盤の歴史的背景や方向性の理解にメンバー間で差分があることが課題になっていました。

DREチームのMissionと合宿の目的

DREではチームとしてのMissionを定めています。

ここでいうMissionとは、ビジネスシーンでよく用いられる組織やチームのMVV(Mission・VisionValue)のMissionで、組織やチームの存在意義、果たすべき使命を指します。

Missionを定めて、チームとしての明確な目標をチームの共通言語にすることで、チームの役割や責任範囲を明確化し、成果の向上や成功につながるデータ基盤プロダクトの開発を効率的に進めることができます。

また、Missionは外部とのコミュニケーションをスムーズにし、チームのモチベーションを高める要素ともなります。

元々のMissionは以下の通りです。

『信頼性の高いデータ基盤を整備し、活用のための環境を提供する』

ただ、Missionを定義した頃から時間も経っていること、またチーム構成が大きく変わったこともあり、アップデートしたい機運が高まっていました。

今のチームでMissionを再検討することで、上述の課題も含め解消できるのではという話になり、DREチームのMissionを決めるワークショップを開催することになりました。

合宿の内容

普段はリモートワークが多いチームですが、合宿は1日だけ東京オフィスに集まり、会議室を貸し切って実施することになりました。

Missionを決めるにあたって、まずは、DREチームの存在意義についてメンバーそれぞれポストイットで意見を出し合い、それを議論しながらクラスタリングしました。

その結果を基に、Missionの方向性を導き出す形で進めました。

ただ、ポストイットの結果からMissionという形で、抽象度高いフレーズを抽出することに苦戦しました。

重要視する要素については、メンバー間で認識が概ね揃っていたものの最終的にMissionという形でどう表現するかに難儀しました。

議論中で、元々のMissionに入っていた、”信頼性”というワードを採用することになりました。

タイミーのDREチームにおける“信頼性”とは、スピード、品質、安定性、ユーザビリティを総合的に表現したものであり、ユーザがデータを利活用する上で、DREチームではこれらの要素を特に重視しています。

特にスピードについては、データが生成されてから活用されるまでの時間を短縮していきたいというPOの思いがあり、また、これからリアルタイム性を求められる要求に対応していくためにも温度感の高い指標になってきています。

また、高い”信頼性”を達成するための手段として、DataOpsという観点を導入することになりました。

DataOpsは、ガートナー社が提唱している概念で、データパイプラインの構築、自動化、監視、デプロイメントの迅速化、データ品質の向上などを重視することで、組織のデータ管理者と利用者の間の連携促進し、データの収集、処理、分析、展開のプロセスを効率化するためのプラクティスです。

このプラクティスを用いて、”信頼性”あるデータ基盤を構築していくことをMissionとすることになりました。

その後議論が進み、最終的に以下のMissionに決まりました。

『DataOpsを実現し、信頼性の高いデータ基盤プロダクトを提供する』

まとめ

日頃このようなチームの方向性などを深く話を機会が少ないので、とても貴重な時間を過ごせました。

チーム内でMissionを定めることができ、同じ方向を向いてプロダクト開発を進めていけそうで、メンバー間での満足度も高く、良かったと思います。

また、それ以上にチームで議論しながら、データ基盤プロダクトの構想や方向性をPO+開発メンバー間で共有できたという、その過程にとても価値がある会だったと思います。

今回定めたMissionを持ってデータ基盤プロダクトの成長を加速させていきたいと思ってます。


最後に、タイミーではエンジニア・データサイエンティストを初め、様々な職種のメンバーを募集してます!

カジュアル面談からでも対応できますので、少しでも気になった方は申し込み頂けると嬉しいです!