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ワーママだけでSAPの研修講師を実施している話。

はじめに

こんにちは。株式会社SHIFT SAPグループの八木です。SAPグループの社内教育を担当しています。

この記事では「SAP」はSAP社が提供しているERPパッケージソフトを指します。私の所属するSAPグループでは、SAPのパッケージソフトであるSAP ERPや、SAP S/4HANA(以下、SAP)の導入やバージョンアップ案件(以下、SAP案件)でテスト支援等を行っています

私が所属しているSAPグループの教育チームは2名で構成されていますが、どちらも小さな子供がいます。メンバーのKさんは時短勤務、私はフルタイム・残業なしで働いています。

6月はKさんをメイン講師として、新卒メンバー向けのSAP研修を実施していますが、この研修中に起きたワーママあるあるについて、私達のチームがどうやって乗り越えたかをお伝えしたいと思います。

執筆者プロフィール:八木
2021年から株式会社SHIFTに勤務。 SAPグループに所属し、SAPグループ全体の社内教育をはじめ、社内外向けの検定、研修の作成に従事。前職では日系コンサルティングファームに所属し、SAPの導入コンサルティング、設計、開発、ユーザ教育、保守運用等に従事した経験を持つ。

この記事の想定読者

  • SHIFTの働き方に興味がある方

  • 介護や子育て等で、働き方に制約のある方、また、今後可能性のある方

  • 働き方に制約のある方を同僚に持つ方、また、今後可能性のある方

この記事のゴール

働き方に制約がある中での工夫とマインドを理解できます。

ピンチ!?保育園からのお迎え依頼

きっと受講生は誰もこの内幕に気づいていない!

5月、6月は急な気温差の影響か、私の周りでも体調を崩す人が多かったです。

新卒研修が始まった6月初め頃、保育園から体調不良の子が増えていますというアナウンスがありました。うちの子供も鼻水を出し始め、そろそろ危ないかな、、、と思っていたところ、Kさんから、子供の保育園から電話がかかってきましたという連絡がありました。

自宅で面倒を見ながらオンライン講師をするのは難しいとなり、急遽私が変わってオンライン講師を務めることになりました。

Kさんと講師をバトンタッチした翌日、今度は私の子供の保育園からもお迎え要請がありました。

研修継続に関わるような大変なピンチに陥りましたが、日ごろの準備のおかげで乗り越えることができました。

ピンチをスムーズに乗り越えた日々の工夫

  1. 相互レビューでお互いの仕事を把握

  2. SharePointを活用

  3. 講義の動画化推進

  4. 在宅勤務

1. 相互レビューでお互いの仕事を把握

私とKさんは、リーダーとメンバーという関係です。メンバーのKさんが作った資料をリーダーの私がレビューするだけではなく、私が作った資料をKさんにレビューしてもらうようにしています。そうすることで、Kさんが不在となった場合に、私が代わりに説明する、また逆のこともできるように準備しています。

今回代講することになった講義も、メイン資料はKさんが作成しましたが、レビューを通して、説明すべき内容や、講義の流れをほぼ把握していたことで、少しの引継ぎだけで講義を実施することができました。

2. Share Pointを活用

資料は個人のフォルダに格納せず、必ずSharePointの共有フォルダに格納しています。 作成途中のものも含めて格納しておくことで、途中から作業を引き継ぐことを可能にしています。

3. 動画化の推進

講義の一部を動画にすることを進めていたため、講師が全て説明しなければならない状況を回避できました。複数回利用するものは、録画を活用して講師の負荷を下げるという施策が、講師の交代も容易にしています。

4. 在宅勤務

在宅勤務が可能であることも大きかったです。上述の通り、Kさんから連絡がきた翌日、今度は私の子供の保育園からもお迎え要請がありました。在宅勤務の為、子供を迎えに行き、仕事部屋に布団を敷いて子供を寝かせつつ、横でオンライン講義することで乗り切ることができました。 ほぼ100%在宅勤務できる環境だからこそ、お迎えの依頼が来ても慌てることなく対応ができていると思います。

仕事を代わってもらうことへの抵抗感

第一子出産後に感じた悩み

第一子出産後、仕事復帰した際、復帰2日目に保育園から呼び出されたのは今でも忘れません。設定していたミーティングをすべてリスケし、心配しながら電車に飛び乗り、連絡から1時間以上かかって保育園に迎えに行きました。子供を育てながら働くって大変なことだなと実感したことを今でも覚えています。

子供が生まれるまで、「自分にしかできない仕事」をして、「誰にも代えがたい私」を仕事場で認められることに価値を置いていたように思います。子供のために、誰かに仕事をお願いすることは、「いつでも誰かに代わってもらえる仕事=誰にでもできる仕事」をしているということになり、自分の価値が下がっているのではないかと悩みました。

価値基準をマインドチェンジ

「誰でもできる仕事を、誰よりも高い品質で実施することが、自分の価値である」とマインドチェンジすることで悩みを払拭。

以前、とても優秀な人が、転職によってチームから抜けることがありました。チームの仕事はどうなるだろうかと不安に思いましたが、その抜けた穴は自然に埋められていきました。クオリティの差はあれ「誰か1人にしかできない仕事」は存在しないのだと実感しました。

私にとっては、仕事を変わってもらうことの抵抗感は、「自分の価値がなくなってしまう」という思いから来ていたように思います。このマインドチェンジによってずいぶんと心が軽くなりました。 今でも、「代わってもらう相手に迷惑をかけてしまう」という悩みはありますが、相手への感謝とリスペクトの気持ち、少しの賄賂(おやつ進呈とか)、そして次は私が助ける!の気持ちで悩みを軽くしていければ良いなと思っています。

終わりに

今回は、子供を育てながら働くことでぶつかる問題に、私たちのチームはどう向き合い、解決しているかをご紹介しました。SHIFTでは、ベビーシッター利用の補助クーポンを利用することもでき、日々の工夫と会社からの支援を活用して、今後も2人で力を合わせて乗り越えていければと思っています。

子供を育てるのは本当に大変なことです。悩んでいる方もたくさんいると思いますが、その解決策の一助になれば幸いです。 世の中のお父さん、お母さん、お疲れ様、そして、協力してくれる周りの皆さん、本当にありがとうございます!

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