Timee Product Team Blog

タイミー開発者ブログ

droidcon San Francisco 2023レポート 〜行ってきました編〜

はじめに

こんにちは、Androidエンジニアのはる(@ haru2036)とシャム(@arus4869)です!

私たちは2023年6月8~9日にアメリカ合衆国サンフランシスコで開催されたdroidcon San Francisco 2023に参加してきました。

タイミーではKaigiPassというカンファレンス参加補助制度があり、その海外参加第一号として私たちが参加してきた形になります。

私たちが開発・運営しているタイミーは、ワーカーさんが利用するためにモバイルアプリが必要不可欠なサービスとなっており、その開発に関する知見を広く得るために参加してきました。

テック企業が集まるサンフランシスコでのカンファレンスは内容もそうですが情報の新鮮度といういう意味でも良い刺激になり、とても有意義な経験をすることができました。

会場のようす

会場となったカリフォルニア大学サンフランシスコ校は、医学分野が主になっているそうで、カンファレンスセンターのすぐ隣にリハビリセンターのようなものがあったりしました。そう言った意味ではソフトウェアのカンファレンス会場としては結構異色なのではないでしょうか。

また、国内のカンファレンスと比べてスポンサーの層が結構違うという感想を抱きました。

国内カンファレンスでは多くの場合Androidプラットフォーム上でサービスを展開している事業会社がスポンサーをしているケースが多いのですが、それと比較するとSentry, Bitrise, DataDogなどほとんどの会社が事業会社に対して開発をサポートするサービスを提供している会社だったのが興味深かったです。

実際にブース出展している様々な会社のノベルティをいただきました。 droidcon sanfransiscoTシャツは入場者特典でみんなもらえるみたいです! すごく靴下が多い印象でした。

どこの会社のステッカーも良かったのですが、droidconステッカーが中でも嬉しかったです

また、会場では一日を通して食事や飲み物が提供されていたのですが、全て屋外で提供されており参加者の憩いの場となっていました。私(はる)も朝は顔くらいのサイズがあるクロワッサンをかじりながらコーヒーを飲んでいました(笑)

ランチの時間の屋外では見知らぬ人でも活発に話しかけて盛り上がっているところも多く、私も初めて会う方とお話しすることが多かったです。

実際のセッションの内容については後日投稿するセッション内容編をご覧ください!

tech.timee.co.jp

初めての海外カンファレンスに参加してみて

今回初めて海外カンファレンスに参加してみた私たちでしたが、印象的だったのは先述のスポンサーの違いだけではありません。セッション自体の内容も、全世界でサービスを提供しているUberのような企業による実際の実装の解説や、Androidというプラットフォーム自体を提供しているGoogle自身によるフレームワーク自体についての解説、今後の予定の発表など、一次情報に直接触れている感覚がとても強いイベントでした。

また、日本でも「この中で⚪︎⚪︎使ってる方どのくらいいらっしゃいますかね?」と質問する発表者の方は多いですが、今回のイベントではさらに多くのスピーカーがそう言った質問を投げかけたりしていました。

また、結構な確率でジョークを挟んでくるスピーカーが多く、この辺りの話術は自分が発表する際にも見習いたいな、と感じました。

また、今回のトレンドとして多くセッションがあったのはJetpack Composeに関する話題で、やはり世界中のAndroid開発者が興味を持っているトピックなんだなと感じました。

おまけ

せっかくサンフランシスコに行ったので、近くにあるいくつかのとても行きたかった場所に行ってきました!

Computer History Museum (マウンテンビュー)
興奮のあまり建物の写真を撮り忘れました……

コンピュータに関わる人なら人生で一度はぜひ行ってもらいたいComputer History Museum。念願かなっていくことができました。そろばんや計算尺などの道具から始まり、コンピュータ科学の父と呼ばれているアラン・チューリングが解読したエニグマ暗号機の実機や、GUIを初めて搭載したコンピュータであるXerox Alto、iPhoneのご先祖様と言えなくもないNewton MessagePad, そして2021年に発売されたばかりのAI用超巨大プロセッサ、Cerebras Wafer Scale Engine 2などコンピュータの始まりから現在に至るまでのエポックメイキングなコンピュータたちが多数収蔵されていました。

周りを少し散策するだけでGoogleのロゴが入った建物だらけのエリアに迷い込んでしまうので、これぞシリコンバレー!という感じの場所でした。

TwitterX本社

当時は、この看板が外れるとは思いませんでしたが、Twitterの看板が外れる前に見ることができてよかったです!

まとめ

今回の海外カンファレンスへの参加では、帰国してすぐにコードベースの改善に活かせる情報から、これからのAndroidを取り巻く情報までの幅広い知見たちだけではなく、実際にその場にいることによって得られる肌感覚のようなものや海外の開発者との新しい出会いなど、絶対にその場にいないと得られないものをたくさん持ち帰ってくることができたと思います。

また、タイミーでは一緒にサービスを成長させていく方を募集しています。もし少しでも興味を持っていただけたら、カジュアル面談受け付けておりますので是非一度お話ししましょう! devenable.timee.co.jp