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こんにちは、生井です。 だんだん暑くなってきて引きこもり万歳な私と、夏ディズニーで水を浴びたい私が戦っています。
さて、前回の記事はいかがだったでしょうか?
今回はもう少し踏み込んでDNSについてお伝えしていきます。
はじめに
IT業界に入って気がついたんですが、本当この業界はアルファベット3文字だったり4文字が多いんですよね。 今も覚えるのが大変です…
でも、このアルファベットで表記されているものは何かの略になっているので、 何の略なのか調べると結構すっきりすることもあるので、良かったら試してください♪
ちなみにDNSとはDomain Name Systemの略です。 前回の記事ではざっくりとお話しましたが、DNSとはURLをIPアドレスに変換してくれるところです!
What is Domain Name ?
さて、先ほどDNSはDomain Name Systemと言いましたが Domain Name とは一体何か?についてお伝えします。
Domain Name とは日本語では「ドメイン名」といいます。 実はドメイン名とは皆さんの身近にあるものです!
ドメイン名とはこちら!
ここで気をつけて欲しいのが、URLそのものがドメイン名ではないということです。 ちなみにドメイン名とはIPアドレスを人間にとってわかりやすい言葉にしたものです。 ドメイン名からIPアドレスを調べて、IPアドレスが分かることを名前解決と言います。
まずはPCに設定されたDNSサーバーへ!
では早速Webサイトを見るためにURLをブラウザに記入しましょう。
「http://blog.serverworks.co.jp/」
ここでいうドメイン名は「blog.serverworks.co.jp」の部分ですね。 Webサイトを見るために、まずはドメイン名をIPアドレスに変換します!
さて、ここからがDNSのお仕事です♪
まず最初にいくサーバーは、PCに設定されたDNSサーバーです。 今回は最寄りのDNSキャッシュサーバーということにします!(例外もあります)
DNSキャッシュサーバーでは今までに「blog.serverworks.co.jp」を名前解決してきたことがあるかを確認します。 DNSキャッシュサーバーにキャッシュがあると、DNSキャッシュサーバーがクライアントに返事をします。
DNSキャッシュサーバーにキャッシュがなかった場合、 ここからルートサーバーというところに問い合わせをします。
ここでちょっとだけルートサーバーのお話
ここで登場するルートサーバーとは、世界になんと13台しかないそうです! その13台の居場所を示すのを「ルートヒント」と言います。 ちなみに日本のルートサーバーのルートヒントは、ほとんどが「m.root-servers.net」となっています。 ですので、日本のDNSキャッシュサーバーが問い合わせるときに表示されるルートサーバーは、ほとんど「m.root-servers.net」となっており、 DNSキャッシュサーバーにこのルートヒントが設定されています。
ドメインツリー
さて、DNSキャッシュサーバーにキャッシュがないということで、ここからDNSの旅がはじまります。 DNSサーバーに問い合わせるのですが、各DNSサーバーには自分が管理する範囲を示す、 ゾーンと言うものがあります。
また、この図をドメインツリーとも言います。 このドメインツリーがDNSの旅にはとても重要になってきます!
まとめ
さて、今回はDNSの説明するにあたっての入り口編といった感じでしたがいかがでしょうか? 今回伝えたいことはこちら
- ドメイン名とはIPアドレスを人間にとってわかりやすい言葉にしたもの
- ドメイン名からIPアドレスを調べて、IPアドレスを取得することを名前解決と言う
- 名前解決をするためにまずは最寄りのDNSキャッシュサーバーへ
- DNSキャッシュサーバーでキャッシュがあるかを確認
- キャッシュがなかったらルートサーバーへ
- 各DNSサーバーにはゾーンと言うものがある
今日お伝えした全体図はこんな感じです。
次回も引き続きDNSについてお伝えしますのでお付き合いお願いします(^o^)