成功を呼ぶ ネーミングの技術

書籍情報

発売日 : 2020/06/19

著者/編集 : 平方 彰

出版社 : 竹書房

発行形態 : 単行本

ページ数 : 192p

書籍説明

内容紹介

強い思い入れと、
わかりやすさが
反響を生む!
『SAMURAI JAPAN』と『eスポーツ』で、
流行語大賞・優秀賞を二度受賞した著者が、
ネーミング力を養う5つの方法を伝授する。
① アンテナを張る
② CMに学ぶ
③ 常に疑問を持つ
④ 自分なりに結論を出す
⑤ 未来をイメージできるかどうか
著者は、以下のように述べています。
本書では、私がキャリアの中で培ったネーミングに関するノウハウと考え方を、いろいろな側面から見て考えるお手伝いができるよう、余すところなくお伝えするつもりです。
 お子様やペットの命名、新しく始める店舗名、開発した新商品の名前、より集客を増やしたいイベント名、興味をそそられる企画書のタイトル……etc。絶妙なネーミングというのは、人物、商品、企画等の未来を大きく好転させるものです。
みなさまが日常やビジネスの中で体験するネーミング作業に、本書が少しでもお役に立てたら幸いです―――本文より

目次

第一章 ネーミングが未来を左右する
ネーミングとは何か?/息子の名前の由来/思い入れとこだわりが何より大切/ネーミングはわかりやすさが命/少数派を狙う例外的なネーミング/0を1にする仕事と、1を100にする仕事/電通時代のいくつかの苦い思い出/イチローというネーミングの奇跡/愛称が浸透すれば、人気は決定的なものに/私が好きなネーミングの実例/自動車業界のネーミング戦略

第二章 ネーミング作業の流れとコツ
ネーミングの前にすべきこと/ネーミングは必然的に吐き出される答え/キーワードの抽出/ネーミング作業に欠かせないもの/アイキャッチ力を上げるためのヒント/ネーミング力を養うために必要なこと/捨てる勇気で伝えることを整理

第三章 SAMURAI JAPAN というネーミングはいかにして生まれたのか
SAMURAI JAPAN誕生秘話/商標登録の壁/日本eスポーツ連盟が誕生するまで/商標登録する意味/ワールドカップ放映中! はアウト/ロゴをめぐる企業と主催者との凄まじい攻防/ネーミングすることのメリット/原辰徳監督と原田泳幸社長の後押し/ナショナリズムとスーパースターという二大要素/SAMURAI MUSIC/ネーミング作業は作曲家作業/大成功を収めたベースボールアンセム/開き直りも有効な手段のひとつ/〇〇JAPANという呼称の統一/流行り言葉はアリかナシか

終章 ドキュメント プロのネーミング作業
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)からの依頼/ステップアップツアーというネーミングに至るまで/実は推していた幻のネーミング案

著者情報

平方 彰
1961年生まれ。群馬県渋川市出身。早稲田大学教育学部卒業後、1984年に株式会社電通入社。1989年にスポーツ文化事業局でスポーツ担当となり、1996年から野球担当に。日米野球、MLBの日本開幕戦などのビッグプロジェクトに尽力。2009年に行われた第二回WBCでは、『SAMURAI JAPAN』という野球日本代表のネーミングを考案し、世に広く定着させた。2013年に電通スポーツ局次長、2015年に局次長兼株式会社ジエブ取締役COOに就任。2016年末日で電通を退社し、2018年よりスポーツビジネスコンサルタント会社『HSBC ヒラカタ スポーツ ビジネス コンサルタント』を起業。現在に至る。日本eスポーツ連合(JeSU)理事。著書に『野球がベースボールになった日』(日之出出版 2014年)がある。