スマホでYouTubeにハマるを科学する

書籍情報

発売日 : 2023/03/17

著者/編集 : 佐々木 裕一/山下 玲子

出版社 : 日経BP 日本経済新聞出版

発行形態 : 単行本

ページ数 : 272p

書籍説明

内容紹介

ソーシャルメディア研究者らが最新のエビデンスとともに読み解く
ネット動画にハマる人、ハマらない人の違いとは?
メディア研究者である3人の著者らが、「スマホでのYouTube視聴」に着目し、2020年と2021年に行ったウェブ調査をまとめた意欲的な研究書。
人々がYouTubeにハマるときに無視できないのがいわゆる「おすすめ」表示機能だが、著者らは、この機械による「おすすめ」と「コンテンツ」「アプリの機能」の観点で、YouTubeにハマる視聴者を浮かび上がらせる。単なる研究書の枠にとどまらず、動画をマーケティング等に応用したい実務家にも有益な最新の情報源となる一冊。

目次

イントロダクション
第1章 YouTube小史とアテンション・エコノミーの現在
第2章 なぜ今、スマホYouTubeアプリなのか
第3章 アークテクチャクラスター
第4章 動画ジャンルクラスター
第5章 各クラスターはどのようにYouTubeアプリを使っているのか?
第6章 ハマる人のタイプーー7つのクラスターの心理傾向
第7章 YouTubeとTVの見られ方は違うのか?
第8章 スマホYouTubeにハマっていくーーパターン1
第9章 スマホYouTubeにハマっていくーーパターン2
終章  動画推奨アルゴリズムと「発見」

著者情報

佐々木 裕一
東京経済大学コミュニケーション学部教授 1968年生まれ。1992年一橋大学社会学部卒業。2009年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。現在、東京経済大学コミュニケーション学部教授。『ソーシャルメディア四半世紀』でテレコム社会科学賞。
山下 玲子
東京経済大学コミュニケーション学部教授 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。札幌国際大学人文・社会学部助教授、埼玉学園大学人間学部専任講師、武蔵大学社会学部教授などを経て、2018年より東京経済大学コミュニケーション学部教授。主に、テレビを中心とした映像コンテンツの利用行動とその影響について、社会心理学的アプローチから研究を続けている。
北村 智
東京経済大学コミュニケーション学部教授 東京大学文学部卒業。2007年東京大学大学院学際情報学府博士課程中退。東京大学大学院情報学環寄付講座教員、特任助教、東京経済大学コミュニケーション学部専任講師、准教授を経て、2020年より東京経済大学コミュニケーション学部教授。