応用統計学会・日本計量生物学会チュートリアルセミナー2018

2018/03/29(木)09:30 〜 12:30 開催
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イベント内容

【テーマ】適応的デザインとその応用

【オーガナイザー】星野崇宏(慶應義塾大学/理研AIP)・田栗正隆(横浜市立大学)

【内容】 近年では医学や工学,心理学といった伝統的にランダム化比較試験(RCT)が行われる分野だけでなく,政治学や経済学など幅広い研究分野において,さらには社会のあらゆるところで無作為化実験が実施されている.Webサービスやネットショップなどのマーケティングやアドテクと言われる分野では,A/Bテストという名称でRCTが実施されている.さらに顧客のページ閲覧や購買頻度に応じて条件提示の頻度を変える目的変数適応的デザインや,同一顧客の過去の反応に即して対応を変える様々な実験が行われるようになっている.医学でも従来行われている小標本での共変量の分布の偏りに注目した共変量適応的デザインに基づくRCTに加えて,個別化医療の文脈において適応的デザイン(adaptive design)を伴うベイズ流のアプローチなども実施されるようになってきた.これらの方向性はより効率的な研究デザインの実施という考え方に加えて効果の異質性の理解や顧客・患者ごとの最適な施策・治療の選択という「因果効果の異質性の理解」にかかわる方法論的な要素や統計学・工学における逐次的意思決定の数理など理論においても応用・実践においても非常に重要な要素を含むものである.今回のチュートリアルでは応用統計学会・日本計量生物学会の会員にとっても関連分野の非会員にとっても重要な話題である適応的デザインについて、数理的な研究と医学・マーケティング等への応用の両面にわたって紹介を行う。

【講師・タイトル(予定)】

1:本多淳也(東京大学) バンディットアルゴリズムの数理と応用(仮)

2:平川晃弘(東京大学) Precision Medicineを目指した適応的デザイン―バスケットデザインの理論と実践-

3:星野崇宏(慶應義塾大学/理研AIP)・田栗正隆(横浜市立大学) 適応的デザインと因果効果推定-異質性・個人差の理解と最適な介入のための理論と応用例の紹介-(仮)

【事前参加費】 正会員2500 円,非会員4500 円(当日の場合は各500 円増し),学生(会員,非会員とも) 1,000 円(学生は割引はございません) *社会人学生の方で正規雇用の職についている場合は大変申し訳ございませんが、正会員としてご参加をお願いいたします。

【申し込み方法と参加費の支払い方法】 原則として事前申し込みとします。connpassより期限内に申し込みいただきますと、振込先と振込期日を記載したメールをお送りします。期日までの振込によって事前参加申し込みが成立するものとします。

事前参加者が定員に満たない場合のみ当日会場でも受け付けしますので、当日入場をお断りとすることがあるかもしれませんのでご了承ください。応用統計学会および日本計量生物学会の両会員の方は、事前参加申し込みはどちらか片方のみの登録で十分です。

【その他】 チュートリアルセミナーおよび年会当日に応用統計学会(年会費:5,000 円)への入会の意志を示された方は、チュートリアルセミナーおよび年会とも、参加費は正会員扱い致します.この機会に是非応用統計学会にご入会下さい。

また大会本体への参加については各学会のホームページをご覧ください。

【照会先】 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町能楽書林ビル5F (財)統計情報研究開発センター内 応用統計学会事務局 e-mail: applstat@sinfonica.or.jp, FAX: 03-3234-7868

注意事項

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