【第31回AIセミナー】「人工知能による社会現象のデータ分析」

2019/02/22(金)15:00 〜 17:00 開催
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イベント内容

【第31回AIセミナー】「人工知能による社会現象のデータ分析」

産業技術総合研究所 人工知能研究センターでは、人工知能研究に関する情報交換を目的として、原則として月に一度、外部の方やセンター内研究者を講師とする人工知能セミナーを開催しています。

2019年2月は、社会現象のデータ分析で新しい展開を見せている人工知能技術についてご紹介します。

基本的にどなたでも無料でご参加いただけますが、事前申込が必要です。人工知能に興味のある方は奮ってご参加ください。多くの方々にご参加いただき活発な議論が行われることを期待しています。

要旨

スマートフォンや SNS の普及によって従来は取得できなかったような大規模な人の趣味や嗜好、行動などがセンシングできるようになり、その関係性などが分析されています。これは、いわば大規模な社会現象のデータ分析であり、我々の日常的な生活はもちろん、医療や政治、交通など様々な分野に応用されつつあります。本セミナーでは特に医療、政治、交通の3分野に焦点を絞り、この分野のデータ解析で活躍している3名に講演頂きます。

基本情報

  • 名称:【第31回AIセミナー】「人工知能による社会現象のデータ分析」

  • 日時:2019年2月22日(金)15:00~17:00

  • 受付時間:14:20~17:00
    ※ 受付時間外に来られた場合には対応できないことがございます。

  • 場所:〒135-0064 東京都江東区青海二丁目5番10号 テレコムセンタービル東棟14階
    Asia startup office MONO

  • URL:https://mono.jpn.com/telecom-center-access/

  • 定員:200名

  • 参加費用:無料

  • 主催:産業技術総合研究所人工知能研究センター

  • 連絡先:人工知能セミナー窓口

  • 本セミナーは、国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)による委託事業「次世代人工知能・
    ロボット中核技術開発(次世代人工知能分野)」による活動となります。

注意事項

  • 他の方に参加の機会をお譲りするためにも、参加ができないと分かった場合は早めのキャンセルをお願いします。

  • 産総研は、お送りいただいた情報をセミナー運営以外の目的には使用しません。

  • 懇親会の予定はありません。

プログラム

15:00~15:40 「医療と社会の接点としてSNS分析」
荒牧英治 (奈良先端科学技術大学院大学 特任准教授)
概要:
今、医療現場が変わりつつあります。電子カルテに集積される医療ビッグデータ、それを用いた人工知能による診断支援、さらには、スマートフォンやスマートスピーカといった新たなデバイスからの患者情報など、様々な材料、技術が登場しています。本講演では、その中でも、テキストを扱った研究を中心に、最新の研究事例をご紹介し、今後の方向性を議論します。

略歴:
2000年京都大学総合人間学部卒業。2005年東京大学大学院情報理工系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。以降、東京大学医学部附属病院特任助教を経て、奈良先端科学技術大学院大学特任准教授。医療情報学、自然言語処理の研究に従事。
15:40~16:20 「ソーシャルメディア上の選挙情報の拡散」
鳥海不二夫  (東京大学大学院工学系研究科 准教授)
概要:
ネット選挙の解禁以来、多くの政党がTwitter等ソーシャルメディアを利用した選挙活動を行っている。本公演では2017年衆議院選挙における政党公式アカウントがTwitter上に投稿した情報の拡散状況、日本においてソーシャルメディアが選挙情報の拡散に寄与しているかどうかについて議論する。


略歴:
2004年、東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム工学専攻博士課程修了、同年名古屋大学情報科学研究科助手、2007年同助教、2012年東京大学大学院工学系研究科准教授。計算社会科学、人工知能技術の社会応用などの研究に従事。情報法制研究所理事。人工知能学会、電子情報通信学会、情報処理学会、日本社会情報学会会員。(博士(工学))
16:20~17:00 「オンデマンド交通サービスの高度化と社会実装」
金森 亮 (名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授 )
概要:
現在注目されているMaaS(Mobility as a Service)は、公共交通サービス水準を自家用車と同程度の自由度まで高め、さらに一元的な経路検索・予約・決済ができるシステムを提供することと解釈できます。本講演ではMaaSの概説とともに、我々が社会実装を進めるオンデマンド交通サービス、SAVS(Smart Access Vehicle Service)を紹介し、マルチエージェントシミュレーション評価と実証実験の結果を報告する。 


略歴:
名古屋大学未来社会創造機構特任准教授。2001年名古屋大学大学院工学研究科(土木工学専攻)修了。民間コンサルタント会社を経て、2007年名古屋大学大学院環境学研究科(都市環境学専攻)修了。博士(工学)。東京大学大学院工学系研究科特任助教、名古屋工業大学大学院特任准教授等を経て、2014年より現職。交通計画、交通行動分析に関する研究に従事。株式会社未来シェア取締役。

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