最強DB講義 #4 いつでもどこでも秘密計算の時代へ

2021/02/24(水)18:30 〜 19:30 開催
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イベント内容

お知らせ

  • 2021/1/29 講義概要と講師紹介を追加しました
  • 2021/1/28 公開しました

概要

日本データベース学会(DBSJ)が取り組む 「最強データベース講義プロジェクト」 は、データベース関連分野の幅広いトピックについて第一人者として最先端の研究をリードされている教授陣による講義動画を無償で提供しています。

参照:本プロジェクトの開催趣旨(by 喜連川先生) https://www.youtube.com/watch?v=oA2bg0qUiUA

本プロジェクトでは、リアルタイムなオンライン講義として公開収録したものを再編集し、後日講義動画として提供します。 講義動画は個人でのご聴講に加えて大学での講義など機関の利用もウェルカムです。その際には、DBSJにもご連絡頂けますと幸いです。

今回は、第4段の公開収録です。 これまでの開催と講義動画につきましては 本ページ下の「過去の開催と講義動画」をご覧ください。

日時・講演内容

  • 日時:2021年2月24日(水) 18:30-19:30
  • 開催場所:オンライン(URL等は参加者に通知いたします)
  • タイトル:いつでもどこでも秘密計算
  • 講師:山名早人先生(早稲田大学 教授)

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講義概要:

本講義は、昨今、流行になりつつある「完全準同型暗号を使った秘密計算」の入門の位置づけです。完全準同型暗号とは、乗算と加算を任意の回数、暗号化したままで実行することができる暗号です。これを使うことで、例えばクラウドに計算委託をする際、データをクラウドから秘匿した状態で様々な計算ができるようになります。2009年にCraig Gentryにより提案されたもので、大変新しい暗号です。大変便利なのですが、平文での計算に比較して10の10乗倍遅いと言われています。また、計算中のデータが暗号化されていますので条件分岐を使うことができません。こうした中で、どのようにプログラムを構築するのか、どのような研究要素があるのか、現状はどうなっているのか、 未来はあるのかという点を中心に、主に利用者の視点で講義を進めます。

講師紹介:

山名早人 先生(早稲田大学 教授)

昭和62年早稲田大学理工学部電子通信学科卒.平成元年修士課程了.平5年同博士後期課程了.博士(工学).平成元~5年同大情報科学研究教育センター助手.平成5~12年通産省工業技術院電子技術総合研究所.平成8~9年通産省機械情報産業局電子機器課課付.平成11年成蹊大学大学院非常勤講師.平成12年理工学部助教授.平成16年7月国立情報学研究所客員助教授.平成17年4月同研究所客員教授,平成17年理工学術院教授,令和2年理事(情報化推進),現在に至る.DBSJ論文賞(平成21年).IBM Faculty Award(平成21年).IEICE論文賞(平成25年).IEICEフェロー(平成31年).IEEE Computer Society Golden Core Award(平成31年).DBSJ理事(平成22年~),IPSJ理事(平成27年~28年),IEICE ISS副会長(平成27年~28年),IEEE Computer Society理事(平成30年~令和2年),IEICE,IPSJ,DBSJ,IEEE,ACM各会員.情報検索,大規模情報解析,秘密計算,並列・分散処理等の研究に従事.

過去のイベントと動画

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