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みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの杉山です。今週も 週刊AWS をお届けします。 10 月 27 日 (火) 14:00 から、オンラインハンズオンワークショップ 「ハンズオンワークショップ:Amazon EKS で Platform Engineering を加速する」 を開催します。開発者が自分でアプリをデプロイできるセルフサービス型の仕組みは、リリースを速くできます。一方で、複数のツールを組み合わせる必要があり、インフラも複雑になります。前半の座学では、Platform Engineering の全体像と、社内の開発者向けに基盤を用意する内部開発者プラットフォーム (IDP) の考え方を整理します。後半のハンズオンでは、Backstage、Argo CD、ACK、kro を使って実際に IDP を構築します。Kubernetes の導入を進めたい方や、それを支援する SI 企業の方はぜひご参加ください。 それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。 2026年9月28日週の主要なアップデート 9/28(月) Amazon SageMaker Unified Studio が 2 つの新しい接続機能をサポート: Iceberg REST Catalog 接続と Amazon DocumentDB の IAM 認証 Amazon SageMaker Unified Studio に 2 つの接続機能が追加されました。1 つ目は Iceberg REST Catalog (IRC) 接続で、Snowflake Open Catalog (Polaris) や Databricks Unity Catalog など、Iceberg REST 仕様に準拠した外部 Apache Iceberg カタログへ接続できます。2 つ目は Amazon DocumentDB の IAM 認証で、ユーザー名・パスワードを保存せずに接続の IAM ロールで認証できます。どちらも SageMaker Unified Studio が利用可能なすべての AWS リージョンで、追加料金なしで利用できます。 AWS Backup が Amazon FSx for NetApp ONTAP の論理的エアギャップボールトサポートを追加 AWS Backup の論理的エアギャップボールトが Amazon FSx for NetApp ONTAP に対応しました。FSx for ONTAP ボリュームのバックアップを、コンプライアンスモードの Vault Lock で保護された領域に保存できます。保護された領域は AWS RAM で他アカウントと共有でき、共有先アカウントからコピーせずに直接リストアできるため、ランサムウェア被害やアカウント侵害時の復旧時間を短縮できます。Multi-party approval という機能と組み合わせることで、保護された領域を持つ AWS アカウントにアクセスできない状況でも、別の AWS アカウントで復旧する仕組みがあります。東京リージョンと大阪リージョンを含む、両機能が利用可能なすべてのリージョンで使用できます。 Amazon EC2 Future-dated Capacity Reservations が開始日の延期に対応 Amazon EC2 Future-dated Capacity Reservations (FDCR) は、必要なキャパシティ、開始日、コミット期間を指定して最大 120 日先のキャパシティを事前に確保できる機能です。今回のアップデートで、キャパシティが配信される前であれば、予約の開始日を後ろ倒しできるようになりました。変更時には EC2 が新しい開始日と必要なコミット期間を示す見積もりを提示し、内容を確認して承諾すると予約が更新されます。開始日の 2 週間以内に変更する場合はコミット期間が増加します。従来は計画変更時にキャンセルと再作成しか選択肢がなく、キャンセル料が発生する場合がありました。 9/29(火) Amazon Route 53 Resolver DNS Firewall が Palo Alto Networks Advanced DNS Security のサポートを一般提供開始 Amazon Route 53 Resolver DNS Firewall で Palo Alto Networks (PANW) Advanced DNS Security のルールが利用できるようになり、32 の AWS リージョンで一般提供が開始されました。DNS Firewall のルールグループに PANW の脅威カテゴリ (C2、マルウェア、フィッシング、新規登録ドメインなど 30 種類以上) を直接設定し、VPC およびハイブリッド環境からの悪意ある DNS クエリを検出・ブロックできます。PANW のファイアウォール製品を別途デプロイしたり、VPC のルーティング設定を変更したりする必要はありません。2026 年 6 月の AWS Summit New York City でのプレビュー発表 (当初 8 リージョン) を経て、DNS Firewall が提供されるすべての商用リージョンに拡大されました。 Amazon CloudWatch Logs が頻繁にクエリされるフィールドを自動的にインデックス化 Amazon CloudWatch Logs が、CloudWatch Logs Insights クエリで頻繁に使われるフィールドを自動的にインデックス化するようになりました。対象は = および IN 演算子によるフィルタで使用されるフィールドで、手動設定は不要です。自動インデックスされたフィールドはロググループあたり 20 フィールドのポリシー上限にカウントされず、30 日間保持されます。クエリパターンの変化に応じて対象フィールドは自動的に更新され、恒久的に維持したい場合はフィールドインデックスポリシーへ昇格できます。追加料金はなく、フィールドインデックスがサポートされるすべてのリージョンで利用できます。 Amazon CloudWatch Logs Insights がクエリ実行前のスキャンバイト数の見積もりに対応 Amazon CloudWatch Logs Insights で、クエリを実行せずにスキャン対象となるログデータ量 (バイト数) を見積もれるようになりました。CloudWatch コンソールでは、ロググループの選択・時間範囲・クエリテキストを変更すると、クエリエディタに見積もり値が自動表示されます。AWS CLI や API では、クエリの末尾に estimate コマンドを追加して明示的に見積もりを取得します。estimate コマンドの実行に Logs Insights のクエリ課金は発生しません。全 AWS 商用リージョンで利用できます。 OpenAI GPT-6.1 Sol が Amazon Bedrock で一般提供開始 AWS は、OpenAI の GPT-6.1 Sol を Amazon Bedrock で一般提供開始しました。GPT-6.1 Sol は 2026 年 9 月 22 日に提供開始された GPT-6 Sol の後継モデルで、エージェンティックコーディング、computer use、業務ドキュメント作業に向けたモデルです。OpenAI によると、コーディングベンチマーク DeepSWE v1.1 では最上位モデル GPT-6 Astra と同等のスコアを、タスクあたり約 5 分の 1 のコストで達成します。Bedrock 上では explicit prompt caching に対応しており、コンテキストを繰り返し再利用するエージェントワークロードに適しています。料金は GPT-6 Sol と同水準 (Global CRIS で入力 $2.00 / 出力 $10.00 per 1M トークン) のまま性能が向上しています。 9/30(水) Amazon S3 Tables が Apache Iceberg V3 の全データ型をサポート Amazon S3 Tables が、Apache Iceberg Version 3 仕様で定義された geometry、geography、unknown、ナノ秒精度タイムスタンプの各データ型と、列デフォルト値に対応しました。既存対応の variant 型、deletion vectors、row lineage と合わせ、S3 Tables は V3 で導入された全データ型をサポートするサービスとなります。位置情報を文字列や緯度経度のペアで、イベント時刻を整数でエンコードする従来の回避策が不要になり、クエリ時のフィルタリングとストレージ効率が改善されます。今回追加された機能は、S3 Tables が利用可能なすべてのリージョンで使用できます。 AWS アカウントが電話番号の検証をサポート AWS アカウントのプライマリ連絡先電話番号を、SMS のワンタイムパスコード (OTP) で検証できるようになりました。従来は電話番号の形式チェックのみで、番号が実在するか、本人が受信できるかは確認されていませんでした。新しい SendPhoneNumberVerification API と VerifyPhoneNumber API、またはマネジメントコンソールから検証を実行でき、GetContactInformation API で検証ステータスを確認できます。AWS Organizations では、管理アカウントで検証済みの番号をメンバーアカウントに適用すると検証済みステータスが継承されるため、多数のアカウントで個別に SMS を受信する必要がありません。全 AWS 商用リージョンで利用できます。 Amazon Quick がダッシュボードのドリルダウンをガイドする階層フィルターを追加 Amazon Quick (旧 Amazon QuickSight) に階層フィルターが追加されました。Region → Country → City のような親子関係を持つディメンションを、最大 5 階層まで 1 つのドロップダウンコントロールにまとめられます。従来は階層ごとに個別のフィルターコントロールを並べる必要がありましたが、1 つのコントロールに置き換えることで画面上のコントロール数を減らし、読者は少ないクリック数で目的のデータに到達できます。本機能は Amazon Quick がサポートされるすべてのリージョン (東京リージョンを含む 26 リージョン) で利用できます。 Aurora PostgreSQL が Apache Iceberg および Parquet データのクエリに対応 Aurora PostgreSQL から、Amazon S3、Amazon S3 Tables、AWS Glue Data Catalog 上の Apache Iceberg / Parquet 形式のデータを、ETL パイプラインやデータ複製なしに直接クエリできるようになりました。PostgreSQL の外部テーブルとしてデータレイクを参照し、クエリ実行は PostgreSQL サーバーに組み込まれた DuckDB エンジンが担当します。既存のアプリケーション、ドライバー、BI ツールは同じ PostgreSQL エンドポイントをそのまま使えます。Aurora PostgreSQL 17.11 以降および 18.6 以降 (Aurora Serverless v2 を含む) で、全商用リージョンと GovCloud (US) リージョンにて追加料金なしで利用できます。 Amazon RDS が AMD ベースの M8a インスタンスをサポート Amazon RDS for PostgreSQL、MySQL、MariaDB が第 5 世代 AMD EPYC プロセッサ (開発コード名 Turin) を搭載した M8a データベースインスタンスに対応しました。各 vCPU が物理 CPU コアに 1 対 1 で対応するため、SMT によるスレッド競合がなく、コアあたりの性能が安定します。最大サイズの db.m8a.48xlarge では 192 vCPU、768 GiB メモリ、75 Gbps のネットワーク帯域、60 Gbps の EBS 帯域を利用できます。RDS ではこれまで M7a や M6a といった AMD ベースの汎用クラスが提供されていなかったため、オープンソースエンジン向けの AMD 汎用インスタンスとしては最新世代からの導入となります。提供リージョンはバージニア北部、オハイオ、オレゴン、ムンバイ、東京、ハイデラバード、アイルランド、フランクフルト、スペインの 9 リージョンです。 Amazon Aurora serverless がエージェント型 AI などのバースト性ワークロード向けにスケーリングを高速化 アップデート前は、現在の ACU 容量が大きいほど大きくスケールする仕組みとなっており、低容量時のスケールアップは小刻みでした。今回の強化で 1 秒以内に最大 16 ACU を追加できるようになり、最大 256 ACU まで到達する時間が短縮されました。最小刻み 0.5 ACU での細かい調整は従来どおりです。ワークロード終了後は 0 ACU まで自動でスケールダウンするため、使用した分だけの課金になります。バースト的なアクセス、長いアイドル期間、予測不能なトラフィックという特性を持つエージェント型 AI アプリケーションに適しています。 10/1(木) AWS IAM Identity Center がマルチリージョンサポートの対象リージョンを拡大 AWS IAM Identity Center のマルチリージョンサポートが、オプトインリージョン、AWS GovCloud (US) リージョン間、AWS 中国リージョン間に拡大されました。従来はデフォルトで有効な商用リージョンのみが対象でした。マルチリージョンサポートを有効にすると、ID、許可セット、割り当てなどがプライマリリージョンから追加リージョンへ自動レプリケートされ、プライマリリージョン障害時もユーザーはプロビジョニング済みの権限で AWS アカウントにアクセスを継続できます。利用には組織インスタンスとマルチリージョンのカスタマーマネージド KMS キー (CMK) が必要で、IAM Identity Center 自体は追加料金なしで利用できます。 10/2(金) Amazon Aurora DSQL がパーシャルインデックスをサポート Amazon Aurora DSQL で、テーブルの特定の行サブセットだけを対象とするパーシャルインデックスを作成できるようになりました。CREATE INDEX ASYNC に WHERE 句を追加すると、条件を満たす行だけがインデックスに格納されます。数年分の完了済み注文の中に少数の未処理注文が混在するような、小さなワーキングセットと大きな履歴データが同居するテーブルで、インデックスサイズとストレージコストを抑えながらクエリ性能を改善できます。本機能は Aurora DSQL が提供されているすべてのリージョンで利用できます。 AWS Health がソフトウェアライフサイクル管理のための version catalog を発表 AWS Health に、AWS サービス全体のソフトウェアバージョンのライフサイクル情報を一元的に確認できる version catalog が追加されました。Amazon RDS のエンジンバージョン、Amazon EKS の Kubernetes バージョン、AWS Lambda のランタイムなどについて、サポート終了日や推奨バージョンをサービス横断で確認できます。AWS Health Dashboard から参照できるほか、Business Support+、Enterprise Support、Unified Operations のいずれかのサポートプランを契約している場合は、新しい DescribeServiceLifecycle API で運用ワークフローに組み込めます。アカウント固有の Planned Lifecycle Events を受け取る前の段階で、アップグレード計画やガバナンス統制を構築できるようになります。 それでは、また来週お会いしましょう! 著者について 杉山 卓(Suguru Sugiyama) / @sugimount AWS Japan のソリューションアーキテクトとして、幅広い業種のお客様を担当しています。最近は生成 AI をお客様のビジネスに活かすためにアイデア出しやデモンストレーションなどを多く行っています。好きなサービスは仮想サーバーを意識しないもの全般です。趣味はゲームや楽器演奏です。
こんにちは。エンタープライズ第一本部 戦略ソリューション 1 部の英です。 普段はAWSでWebアプリ作るなどしています。 趣味ではボードゲームを嗜んでおり、なんと自宅に約200種類以上のボドゲを所有しています。ボードゲーマーです。 そんな私のために登場したと言っても過言ではない、とんでもないニュースが飛び込んできました。 → AmazonのAWSサービスを学べるカードゲーム「AWS BuilderCards」日本語版が予約受付中 そう、 AWSのボドゲ です。 ちょっと何を言ってるかわからないので、とりあえず購入してみました。( Amazon購入リンク ) はたして テックブログなのかどうか悩ましいところですが 、今回はこのゲームをAWSエンジニア兼ボードゲーマーとして ガチレビュー をしていこうと思います。 (きっと社内レビューも通るはず) どんなゲーム? AWSのリソースを組み合わせてシステムを構築し、スコアを競うカードゲームです。 というのは表向きの説明で、その本性としては デッキ構築 ジャンルの 軽量級ボードゲーム でした。 ビルダーのみなさん、ようこそ! 今日はあなたがITアーキテクトとして採用された初日です!あなたの仕事は、チームを立ち上げ、モダンで、革新的で、クラウドネイティブなアプリケーションをたくさん作ること(最重要!)です!しかし、まだオンプレミスのインフラが残っています。既存のリソースを賢く使い、新しいサービスを採用し、AWSアーキテクチャを構築し、たくさんのWell-Architectedポイントを取得してください! AWS BuilderCardsは、AWSサービスについて学びながら、実際のアーキテクチャを構築するためのカードゲームです。 AWSに関連した自身の業務やシステムとの結びつけてプレイするのが最適です。 ※引用:パッケージ背面 ゲーム概要 ジャンル:デッキ構築 プレイ人数:2~4人 ゲーム時間:20~30分 対象年齢:12+ 開封の儀 中身はこんな感じ。 コンポーネントはカードのみで、クイックリファレンスカードも内包されています。 正直なところ、私はクイックリファレンスカードだけでルールを理解することは難しかったので、箱の裏面に記載のQRコードからマニュアルを確認させていただきました。 内容物 クイックリファレンスカード(簡易ルール説明):2枚 Starter Cards(初期デッキ):10枚×4 AWS Well-Architectedカード(勝利点):12枚 ビルダーカード(コスト無):77枚 ビルダーカード(コスト有):14枚 ゲームの流れ 基本的には以下の2ステップを行います。 手札のカードを使ってアーキテクチャを構築する 得られたクレジットで 新しいカード または 得点カード を購入する 感覚としては クランク! や ドミニオン に近いゲーム性を感じました。 カードごとに相性があり、コンボを決めて気持ち良くなるタイプのゲームです。 一例として、 「AWS CloudTrail」と「Amazon OpenSearch Service」を組み合わせると1ドローできる 「Amazon DynamoDB」と「AWS Lambda」を組み合わせると1ドローできる のようなかたちで、 実際のAWSでも相性のよいサービス間にシナジーがあるように設計されています 。 ※ドロー:山札からカードを引く 1はログ検索の基盤として、2はサーバレスアーキテクチャの基盤としてよく組み合わせるサービスですよね。 セットアップ 今回は一人まわしを1時間ほどプレイしてみました。めちゃくちゃ自宅の風景ですみません。 以下はセットアップ風景です。 左上の山:コスト無のビルダーカード 右上の山:コスト有のビルダーカード 右上の表の山:Well-Architectedカード(勝利点) 下部のカード:現在取得できるビルダーカード(カードショップのようなもの) プレイ Amazon S3とAmazon CloudFrontを取得しました。 カードテキストを見るとわかるとおり、これらのカードにはシナジーがあります。 左上のビルダーカードから新しいカードを公開します。 AWS Lambdaが公開されました。今所有しているAmazon S3とシナジーがあるので欲しいところです。 ※今回は一人回しですが、複数プレイヤーの場合は欲しいカードが競合します 初手で5枚引きます。全てスタートデッキ(Sが付いているカード)のため、コスト有のカードは買えません。 次のターンになりました。Amazon CloudFrontの効果で1ドローできます。 さらにターンを進めていきます。ここで初めてデッキ圧縮が発動しました。 発動条件はターン開始時の5枚の手札で、Builder Cardの枚数がStarter Cardの枚数より多いことです。(添付の場合、Starter 2枚 < Builder 3枚) オンプレのDocument Storeをゲームから除外します。これでデッキ内のビルダーカードの比率が向上し、デッキサイクルが改善されます。 上の図では2+2+2で6クレジットありますので、AWS Well-Architectedカードも購入できます。 Well-Architected Cardの購入コストは、3点カードが8クレジット、1点カードが3クレジットです。(ここが若干ややこしい) 要素として「おしい!」と感じたところ 以下はボードゲーマーとしての個人の感想です。 序盤が単調すぎる&序盤の運が後半に響く 初期デッキ10枚ではアーキテクチャ構築によるクレジットをほぼ生み出せないため、序盤はコストなしBuilder Cardを取得するターンが続きやすい 初回のデッキ圧縮が発生したタイミングから急加速する (Builder Cardの比率が上がると、急にデッキが回り始める) コンボが動き始めるタイミングに運要素(カードの引き)が強く、序盤に開いた差が埋まりにくい。 改善案:デッキ圧縮に条件を定めず、毎ターン1枚のカードを除外できるようにする ※このゲームではデッキ圧縮や除外のことをリタイアと呼びます 良い設計をした人が必ず勝てるわけではない 勝利点の計算はWell-Architectedカードの合計です。 カード購入でビルダーカードを選ぶか、Well-Architectedカードを選べるわけですが、ビルダーカードばっかり買っていると良い構築にはなるが勝利点にならない仕組みです。 つまり、 良い構築を直接評価する仕組みではない というわけです。ただ、良い構築ならば、Well-Architectedカードを買うチャンスが多く発生します。 ドミニオン というゲームと同じで、いつ勝負を仕掛けるか(点数を取りに行くか)が勝敗に大きく影響します。 改善案:サブミッションなど追加で勝利点が得られる仕組みを導入する ボードゲームによくある形式として、プレイするたびにランダムな目標がセットされるケースがあります。最近だと デワン というゲームがその仕組みでした。 今回のAWSのゲームであれば、「クライアントはオンプレ環境に大量の書類データを管理しており、耐障害性で困っているようです。ゲーム終了時にEFSやS3を含んだ構築になっていたら追加で勝利点+3点」など各ゲームごとに変化をもたらすシナリオカードがあれば、リプレイ性が向上します。 で、実はなんとAWS公式からこれに近い Mission Card というオプション要素が用意されています。すばらしい! Mission Cardはベースゲームにも適用でき、Generative AI Add-On Packという追加パックにも含まれています。 引用: 上級ルール英語版 上記は「Boost Developer Productivity(開発者の生産性を高める)」というミッションです。Amazon CodeCatalyst、Amazon Q Developer、Compute Service を組み合わせた指定のアーキテクチャを完成させることで、Mission Cardを得点として獲得できます。 ランダム性が薄く、単調に感じる ボードゲームは良くも悪くも 思うようにいかないところに楽しさ があります。プレイヤーが燃えるポイントです。 現在の仕組みだと、欲しいカードを取り合うプレイヤー間のインタラクションは発生しますが、比較的戦略通りに進めやすいため、ランダム性はやや薄く感じました。 改善案:障害や攻撃要素があるとよいかも 例えば、10ラウンドごとに「災害」「ハッカーによる攻撃」の要素でシステムの一部がダウン(カード除外)するなどのランダムイベントを設定し、その所定ターンまでに対策を打っておかないと、せっかく自分が構築したシステムに被害が出てしまうみたいなのがあると、勝利点を集める以外の 追加目標 になりますし、AWSとしてのリアリティも感じられて、ゲームとしての没入感がより一層高まるのではないかと思います。 と思ったら、なんとこれも拡張版として提供されています。すばらしすぎる。 Resilience Expansion という拡張が存在し、各ラウンド後に Chaos Event が発生。 それをチームで対処しながら耐障害性の高いアーキテクチャを構築していく協力型ゲームになります。さすがAWS。本当に抜け目がないですねえ。 まとめ(感想) はい。というわけで、今回は日本語版のAWS BuilderCardsで遊んでみました。 基本セットだけで遊ぶとやや単調に感じる部分もありましたが、AWSサービス同士の関係性をカードゲームとして直感的に体験できる点は、とても面白かったです。 さらに、Mission CardやResilience Expansionなどの追加要素まで含めると、「AWSを学ぶゲーム」としてかなりよく考えられていると感じました。 あと、単純にカードにAWSリソースが描かれているだけでもテンション上がりますよね。 コレクション目的で購入するのも全然ありだと思います。 1回20~30分で遊べるので、AWSに初めて触れる人向けの勉強会や、採用・研修時のアイスブレイクにも使いやすそうです。 参考 AWS BuilderCards 公式サイト AWS BuilderCards 2nd Edition 公式ルール AWS BuilderCards Builder's Guideline AWS BuilderCards Resilience Expansion AWS BuilderCards Second Edition / Generative AI Add-On Pack 紹介 採用情報 先日Xで「JTCでは社内のAI利用が進んでおらず働きにくい」みたいなのが話題になってましたが、弊社はこの数年間で各種AIツールのライセンスや申請周りがかなり整備され、めちゃくちゃ働きやすいです。 AIを使って効率的に仕事したいSIの方はぜひご検討ください。ClaudeCodeもCodexも使いたい放題です。(2026年9月現在) ↓ のスターを押していただけると嬉しいです。励みになります。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 エンタープライズ第一本部では一緒に働いてくださる仲間を募集中です。以下のリンクからお願いします。 私たちは一緒に働いてくれる仲間を募集しています! 電通総研 キャリア採用サイト 新卒採用-エンタープライズ第一本部 執筆: 英 良治 (@hanabusa.ryoji) レビュー: @azeta.takuya ( Shodo で執筆されました )
はじめに # GFXBenchというGPUベンチマークソフトを取り上げたシリーズの4回目です。 前回で古いAndroidバージョン対応のビルドが行えました。 今回は実際に古いAndroidバージョンで実行してベンチマークスコアを確認してみます。 ベンチマーク実行結果 # 実行までの手順は今までと変わらないので、早速結果からです。 実行するAndroid端末はAndroidバージョンが古いものを手元のコレクションから見繕ってみます。 目標は SdkVersion:'21' (Android5.0) だったのですが、手元のAndroid端末の都合上、SdkVersion:'22' (Android5.1) までとなりました。 以下、実測した結果例です。ベンチマークスコアはオフスクリーン版のfps値です。 --> Caution あくまで 「筆者の環境および測定時点における一例」 であり、同様のGPU、手順で測定された場合でも、環境によって異なる結果となる可能性がある点をご了承ください。 GPU SoC Driver version Android version T-Rex score Manhattan score Adreno 418 Snapdragon 808 OpenGL ES 3.1 V@103.0 5.1.1 34 15 Kepler GK20A Tegra K1 OpenGL ES 3.2 NVIDIA 361.00 6.0.1 66 32 Kepler GK20A Tegra K1 (Denver) OpenGL ES 3.1 NVIDIA 343.00 7.1.1 63 30 Maxwell GM20B Tegra X1 OpenGL ES 3.2 NVIDIA 361.00 8.1.0 109 59 上記 Tegra X1 のスコアは Pixel C というタブレットのものです。携帯用のためか低い値となっているようで、確か据え置き用のAndroid端末の SHIELD だと T-Rex/Manhattan = 120/60 オーダーのスコアだったかと思います。 この Tegra K1 のスコア T-Rex/Manhattan = 60/30 と Tegra X1 のスコア 同 120/60 のオーダーが長らく私の中で比較する際の基準のスコアとなっていました。 --> Information Tegra K1の SHIELDタブレット で実際にサンプル(Unreal Engine、Unity等)を動かしたりゲームをしたりの感触より。覚えやすい値だったというのもあります。 時代的に仕方ないですが、このあたりのタブレットがメモリ2GBでなく4GB積んでいれば今でも普段使いしていたのに...と惜しく思います。 スマートフォン/タブレットを見る時はまずは Tegra K1 のスコア位あれば十分と見ていたものでした。Tegra X1を超えようものならもうえらい事です(※個人の感想です)。 今回はGPU違いですがオフスクリーン版の結果なのでそのまま比較できます。ただGPUの FLOPS (Floating-point Operations Per Second) も考慮に入れるとまた違った比較が行えます。次回以降に機会があれば触れてみたいと思います。 以下スコア以外の余談です。 ビルド時に CUDA Toolkit が必要だった件ですが、Tegra K1 で無事CUDA情報が表示されていました。Android版でまったく無駄というわけでもなかったようです。例はこれ位かもですが。 今回の古いバージョン5.1.1のAndroid端末でも、Car Chase(OpenGL ES 3.1 + AEP)および Aztec Ruins(OpenGL ES 3.1)までも実行可能でした。 Androidバージョン5.0から OpenGL ES 3.1 + AEP 対応が始まっていたので確かに可能ではあるのですが、実際に描画される画、fpsも低く健気に動く姿に目頭が熱くなる思いでした。 こんな昔からきちんと頑張ってくれていたのだなと...。 おわりに # 今回は前回ビルドした古いAndroidバージョン用のGFXBenchを実際に実行してベンチマークスコアを確認しました。 この記事をお読みの方の中にも、古いAndroid端末を眠らせたままにしている方は多いかもしれません。 久しぶりに取り出して、どこまで頑張れたのかチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 より古いAndroidバージョン、より多くのベンチマーク種類の実行、より低いスコアを出せた方が優勝!です。 ライセンスおよび免責事項 # 本記事に掲載している検証結果は、BSD 3-Clause Licenseのもとで公開されている Kishonti-Opensource/gfxbench のソフトウェアおよびアセットを利用したものです。 Original Copyright: (c) 2005–2025 Kishonti Ltd. License: BSD 3-Clause License 【免責事項】 本記事に掲載している手順、ベンチマークスコア等の測定結果は、特定の検証環境における現状のまま(AS IS)のものであり、その正確性、安全性、再現性を保証するものではありません。 本情報の利用や検証の実行により生じた直接的・間接的な損害について、筆者および株式会社豆蔵は一切の責任を負いません。内容を十分にご確認の上、ご自身の責任においてご利用ください。





















