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本蚘事は、䞋蚘むベントに察するセッションレポヌトずなりたす。 むベント名Regional Scrum Gathering Tokyo 2026 日時2026/01/07 登壇者Kei Ogane 氏 セッション名耇雑さを受け入れるか、拒むか事業成長ずずもに育ったモノリスを前に私が考えたこず 本蚘事の筆者は、モバむルアプリ開発゚ンゞニア、アゞャむル開発のスクラムマスタヌ、ずいう立堎で案件支揎業務に䞻に携わっおいたす。最近は、生成AIを掻甚した開発プロセスの敎備・導入の支揎業務も担圓しおいたす。このような立堎で感じたセッションレポヌトを、䞋蚘に共有いたしたす。 セッション内
はじめにAIに 取っお代わられる 恐怖よりも、゚ンゞニアずしお孊ぶべきこずの倚さに恐怖しおいる 4月で、゚ンゞニアずしお4幎目に突入したした。ただただ、゚ンゞニアずしお未熟だず痛感する毎日でございたす。私は、プロダクト開発に関わる傍ら、AIを組織に導入したりその埌の掻甚を掚進するプロゞェクトにも属しおいたした。 プロゞェクトの進行で必芁な知識を぀けるために、AIモデルプロバむダヌが発信する知識や、LT䌚・カンファレンス・瀟倖の事䟋の蚘事を調べおいたす。その䞭で感じおいるのは、゚ンゞニアずしお孊ぶべきこずの倚さです。AIに぀いお調査すればするほど、取っお代わられる恐怖よりも、「これから゚ンゞニアずしおこんなに孊ばないずいけないのか 」ず孊ぶべきこずの倚さに戊慄しおいたす。 2026幎4月22日氎に Sansan株匏䌚瀟Eight䞻催のテックリヌドカンファレンス に参加したした。本蚘事では、そこで感じたこずを、それを増匷するための曞籍・動画で発信されおいる知識ず組み合わせおお䌝えしようず思いたす。 å·Š: 和田 卓人氏(タワヌズ・ク゚スト株匏䌚瀟 取締圹瀟長) 右: 䜐藀 治倫氏(株匏䌚瀟ビヌプラりド 代衚取締圹瀟長) なお、本蚘事は 4ヶ月前に曞いた蚘事(AI時代も倉わらない、゜フトりェア開発の基瀎) の続きずいう䜍眮付けでもありたす。基瀎の重芁性を改めお確認し、より具䜓的な「ではどうするか」に螏み蟌んでいく内容です。 TL;DRこの蚘事のたずめ 「AIに取っお代わられる恐怖」や「AI爆速開発の焊り」ぞの察応は、分からないこずを攟眮せず基瀎をコツコツ孊び続けるこず。 AIは「簡単さEasy」を極限たで高めたが、システムを「シンプルSimple」にしおはくれない。耇雑性を切り分け制埡できるのは、ドメむンや技術を深く理解しおいる人間の圹割である。 「1人でAIず爆速開発」ずいうリ゜ヌス効率の眠から抜け出し、モブプログラミングや Agent Skills による「チヌムでの意思決定ず暗黙知の蚀語化」ぞ向かう。 AI゚ヌゞェントずの関わり方物的生産性から離れ、察象物を深く理解する カンファレンスでハッずさせられたのは、和田卓人氏の「 AIによる物的生産性に血県になっおいるのではないか 」ずいう問いかけでした。 AIによっおコヌドの蚘述スピヌドは劇的に䞊がりたしたが、だからこそ「誰もいらないものを高速に䜜っおも意味がない」状態になっおいたす。和田氏は講挔の䞭で、AIの登堎によっおプロトタむプを甚いた䟡倀の怜蚌が容易になり、「 䟡倀探玢ずプログラミングがかなり玐づいおきた 」ず語っおいたした。コヌドを速く曞くこずではなく、察象物を深く理解し「䜕を䜜るか」を探玢するこずに、゚ンゞニアの䞻県は移り぀぀ありたす。 この「 スピヌド簡単さに溺れず、理解を優先する 」ずいう姿勢の重芁性は、䞖界的な゜フトりェア゚ンゞニアリングの朮流ずも完党に䞀臎しおいたす。Netflix の゚ンゞニア Jake Nations 氏による講挔「 The Infinite Software Crisis 」では、次のように指摘されおいたした。 簡単EasyはシンプルSimpleを意味しない。簡単ずはシステムに玠早く远加できるこずであり、シンプルずは自分のやった仕事を理解できるこずだ。簡単を遞ぶたびに、私たちは「今のスピヌド」ず匕き換えに「埌々の耇雑さ」を遞んでいる。AIは簡単さを極限たで高めたが、シンプルさを生み出すわけではない。 䜕を䜜るかを理解し蚭蚈するこずの難しさは、どのツヌルも排陀できたせん。 たた、「 Software Fundamentals Matter More Than Ever 」ずいう講挔でも、次のように語られおいたした。 「コヌドは安い」ずいう蚀説は誀りである。悪いコヌドは今たで以䞊にコストが高い。倉曎しにくいコヌドベヌスは AI の恩恵を受けられない。 これは私が4ヶ月前に曞いた蚘事でも觊れた DORA レポヌトの「AI は増幅機」ずいう䞻匵ず重なりたす。良いコヌドベヌスであるほど恩恵を受けやすく、悪いコヌドベヌスであるほど機胜䞍党が拡倧する。基瀎の重芁性は、AI 登堎埌にむしろ高たっおいたす。 この点に぀いお、『゜フトりェア゚ンゞニアガむドブック』Gergely Orosz 著の日本語版特別付録むンタビュヌp.557でも、次のように語られおいたした。 「問題は、経隓の少ない゚ンゞニアがAIに『䞻導暩を握らせ』、AIが䜕をしおいるのか理解しないたた仕事を党郚任せおみたくなるように誘惑されるこずです。したがっお、『AIず共に孊び続け、思考をAIに倖泚しない゚ンゞニア』ぞの需芁は増加するものの、その䟛絊はおそらく枛少したす奇劙な時代が蚪れるこずでしょう」 理解を攟棄しおAIに䞻導暩を枡さない姿勢こそが、これからの゚ンゞニアの䟡倀を巊右しそうです。 では、AIに䞻導暩を枡さず、自分たちの理解を保ちながら開発するにはどうすればいいのか  ãã®å…·äœ“的な察策ずしお和田氏が掚奚しおいたのが、 Test First でやる堎所ず、Red-Green-Refactor のように小さなサむクルで回す堎所を分ける  ã“ずでした。 ゚ヌゞェントに任せおも良いず刀断した領域では、ざっくりずした Test First で問題ない。䞀方で、人間がリアルタむムにレビュヌしお品質を担保したい領域では、Diff差分の小さい TDD のステップを匷制する方がよい。これは、人間が䜕千行ものファむルを䞀気にレビュヌしお理解するのは珟実的ではないからです。 AIの爆速な出力に流されず、人間の認知負荷を意図的に䞋げるために、理解できる範囲に留める仕組みずしお、非垞に玍埗感がありたした。 開発速床の芋盎しモブプログラミングの再評䟡ずリ゜ヌス効率の眠 AIの登堎により、コヌディング工皋は劇的に短瞮されたように感じる堎面が倚くなったのではないでしょうか。しかし、Tech Lead Conference 2026 でのSansan株匏䌚瀟笹川裕人氏のセッションでも指摘されおいたように、開発プロセス党䜓のボトルネックは「コヌディング」から「レビュヌやテスト」ぞず移動しおいたす。 か぀おGitHubが普及した頃、「1人1ブランチで開発できるリ゜ヌス効率100%」ずいう発想が、プルリクのレビュヌ埅ちずいうボトルネックを生みたした。今、「コヌディング゚ヌゞェントをN列䞊列で動かす」ずいう発想も、党く同じパタヌンにはたる危険性がありたす。 真のボトルネックは、コヌドを曞くこずではなく、人間偎の刀断・レビュヌ胜力です 。 この点に぀いお、和田卓人氏は別の察談動画 AI疲れずゞュニア゚ンゞニア育成、モブプログラミングの圹割 で、次のように語っおいたす。 コヌディング゚ヌゞェントによっお、実行責任ぱヌゞェントぞ、説明責任・品質保蚌は人間ぞ、ずいう圹割分担になっおいく。テックリヌドが担っおいた刀断の負荷が党員に降りおきた。 AIが倚様な芁求に察しお提案を返しおくる䞭で、その刀断を䞀人で党郚こなすのは珟実的ではありたせん。そこで和田氏が掚奚しおいたのが、 モブプロの実斜 です。 AI によっおコヌド生成は十分に速くなっおいたずしたら、人間はペアやモブを組む䜙裕があるはずです。耇数人で゚ヌゞェントず関わり、即時に刀断しおいく。この刀断を耇数人でするこずで、知識移転教育も行える可胜性に぀いお蚀及しおいたした。 そしお、この「リ゜ヌス効率からフロヌ効率ぞの転換」ず「教育」の重芁性は、別の動画 シニアのゲヌムに巻き蟌たれるな でも觊れられおいたす。 「AIで1日のプルリク量が䜕倍に」「数日で個人開発アプリを完成」ずいう SNS 投皿に螊らされおはいけない。シニアには元々の積み䞊げがあるため同じ土俵では勝おない、ずいう䞻匵は、私ずしおは耳が痛い話でした。 圧倒的な積み䞊げがあるシニア゚ンゞニアず同じ土俵で戊おうずすれば、経隓の少ない゚ンゞニアは疲匊し、孊びの機䌚を倱いたす。私も、特に蚀われたわけではないですが、物的生産性にずらわれお、AIにコヌド生成させたりレビュヌさせお、そのたた䜿うみたいなこずがありたした。これを、意図的にやっおいるずいうより、誰からも芁求されおいないのに、無理しお成果を出そうずしおいたなず反省しおいたす。物的生産性を倚少䞋げおでもモブプログラミングの堎にゞュニアを巻き蟌み、「チヌムずしおの刀断力」ず「教育」を䞡立する構造を䜜るこずが、AI時代には䞍可欠ではないかず考えおいたす。 開発プロセス倉わらないものず、Agent Skills による専門知識の蚀語化 AI時代になっおも、チヌム開発のプロセス党おがひっくり返るわけではありたせん。Sansan株匏䌚瀟笹川裕人氏のセッションでも、「スクラム等のプロセスの本質経隓的に起きる課題ぞの察凊法は倉わらない」ずはっきり蚀語化されおいたした。 䞀方で倧きく倉わるのは、AIずいう新しいメンバヌぞの指瀺の出し方です。合同䌚瀟Have Fun Tech代衚の曜根歊友氏は、「 AI時代における具䜓ず抜象の埀埩 - 日垞にチャンスがある 」ずいうセッションの䞭で次のように語っおいたした。 AIぞの指瀺も、結局は人間同士のコミュニケヌションず同じ原理。「いい感じにしお」が䌝わらないのは、プロンプトの抜象床ず盞手AIの抜象床が䞀臎しおいないから。 具䜓化には知識が必芁であり、盞手のドメむンで話すにはそのドメむンの知識が芁る。 この「『いい感じに』ずいう抜象的な指瀺を具䜓的な手順に倉換するための知識」の重芁性は、Anthropicの講挔「 Don't Build Agents, Build Skills Instead 」でも匷く䞻匵されおいたす。゚ヌゞェントずいう曖昧な存圚にすべおを䞞投げするのではなく、特定のタスクを遂行するための「Skills専門知識のパッケヌゞ」を構築すべきだずいうのです。 AIに的確な指瀺を出すための「Agent Skills」の敎備は、単なるツヌルの蚭定ではありたせん。 チヌム内の暗黙知を蚀語化し、共有知にしおいくプロセスそのもの なのです。 囜内の䌁業では、すでにこの「個人の暗黙知から組織の共有知ぞ」ずいう取り組みが始たっおいたす。 株匏䌚瀟タむミヌでは、「 Agent Harness Group 」ずいう組織を立ち䞊げ、「個のAI掻甚」から「組織のAI駆動開発AI-DLC実践」ぞず協業を掚進しおいたす。たた株匏䌚瀟LayerXでは、モバむルチヌムで「 Claude Code Subagents祭 」ず題した瀟内むベントを開催し、属人化しがちなAIぞの指瀺やプロンプトをチヌムの共有知ぞず昇華させおいたす。 私自身が掚進しおいるAI゚ヌゞェント掻甚においおも、ここが最倧のポむントになるず感じたした。単にAIツヌルを導入するだけで終わらせるのではなく、 Agent Skillsずいう機胜を、AIずいうメンバヌに暗黙知を䌝える手段や、組織のベストプラクティスを誰もが簡単に再珟できる方法ずしお利甚するための仕組みを䜜っおいきたい ず考えおいたす。それこそが、AI時代における組織の長期的な競争力の源泉になるはずです。 孊習焊らず、理解を攟眮しない AI゚ヌゞェントがコヌドを爆速で生成しおくれる時代においお、私たちが個人ずしお取り組むべき最も重芁なアクションは、「分からないずころを攟っおおかない」ずいう基本的な孊習姿勢です。 Tech Lead Conference 2026でのセッションを通じお、登壇者䞉者の䞻匵が芋事に䞀臎しおいたのが、この「継続的な孊習の重芁性」でした。和田卓人氏は、孊習に぀いお次のように語っおいたした。 新人は、焊らずに孊んでいく必芁がある。自分がわからないずころを攟っおおかずにやっおいく必芁がある。質を䞋げればスピヌドが䞊がるわけではない。トレヌドオフなのは教育である。質ずスピヌドを担保させるために、教育するこずが必芁になる。 曜根歊友氏も、AI が発展しおも倉わらないこずずしお「 抜象ず具䜓の埀埩スキル、ドメむン知識、継続的な孊習 」を挙げおいたした。仕事の圢は倉われど、この埀埩の粟床を䞊げるこずが本質である、ず。 さらに、Sansan株匏䌚瀟 のセッションでも、゚ンゞニアのキャリアパスに぀いお語られおいたずころで、「 仕事の総量は倉わらない——AI で効率化されおも別の仕事が生たれる。継続的な孊習の必芁性は倉わらない 」ずいう蚀葉がありたした。この䞉者の䞻匵は完党に䞀臎しおいたす。 『良いコヌド悪いコヌドで孊ぶ蚭蚈入門』の著者であるミノ駆動氏も、AI時代に挠然ずした䞍安を抱える゚ンゞニアに察しお、動画 AI時代に“䌞びる人・終わる人”の決定的な差 で次のように指摘しおいたす。 挠然ず䞍安に思っおいる人は、技術を孊んでスキルアップするこずが䞍安の解消に繋がっおいるず思えおいないのではないか。䞍安を芚えるのなら勉匷したしょう。 ミノ駆動氏は、AIは「ネット䞊の孊習内容の平均」に収束する傟向があるため、蚭蚈的に問題のある構造でも技術知識がなければ玠通りしおしたうず語っおいたす。 AIが60〜70点のものしか出せないのは、指瀺する人間の基瀎力問題を芋抜く力が足りおいないから でもあるのです。 たた、ファむンディ株匏䌚瀟の高橋氏の動画 ゞュニア育成ず組織孊習 では、AI時代の゚ンゞニア評䟡に぀いお、次のような組織偎の倉化が語られおいたした。 機胜を䜕個䜜ったかっおいうよりも、䜕を孊んだかをアピヌルする時代になっおきおいる。 これは個人の姿勢だけでなく、組織偎にも問われるこずです。アりトプットの量だけを評䟡指暙にするず、生成AIでいくらでも量産できおしたい、本圓の力が芋えなくなりたす。「䜕を孊んだか」を評䟡し、基瀎力を高め続ける仕組みを持っおいるかが、これからの人材育成の分かれ目になりたす。 最埌に、和田卓人氏が別の察談動画の結びで語った、若手゚ンゞニアに向けた蚀葉を匕甚したす。 自分の胜力をコツコツ䞊げおいくこずが、自分の競争力を䞊げおいくこずにそのたたより倧きく繋がる時代になっおきたず思っおください。 䞭略  焊らずにコツコツやっおいけばいい。垌望を持぀䞊でのコツは、人ず比べないこずです。比べるのは過去の自分です。 SNSを芋れば、AIを䜿っお爆速で開発しおいる人がいくらでも目に入りたす。しかし、そこで焊っお理解を攟棄するのではなく、自分の分からないずころを攟眮せずにコツコツず基瀎を積み䞊げおいく。それこそが、AI時代を生き抜くための最匷の生存戊略なのだず、改めお心に刻みたいず思いたす。 たずめ教育ずフロヌ効率を䞡立する3぀の方向性 4぀の芳点を通じお感じたのは、ひず぀の共通したメッセヌゞでした。 AI は「理解の代替」ではなく「理解の加速噚」ずしお䜿う。 そのために、私たちが明日から取れる具䜓的なアクションは、以䞋の3぀に敎理できるず考えおいたす。 1. 物的生産性に流されず、察象ぞの「理解」を深める姿勢ず仕組み化 AIによる爆速なコヌド生成に流されず、「自分が理解できないもの」を攟眮しないこずが第䞀歩です。分からない抂念があればAIに説明させお基瀎をコツコツ積み䞊げる「個人の孊習姿勢」を持぀ず同時に、Test First でざっくり任せる領域ず、Diffの小さいTDDのサむクルで回す領域を分け、人間の認知負荷を意図的に䞋げる「開発の仕組み」を取り入れるこず。アりトプットの量ではなく、「䜕を孊び、どう理解したか」を重芖する姿勢が問われたす。 2. モブプログラミングによる刀断ずレビュヌの分散 䞀人が゚ヌゞェントず察話しお爆速で開発するリ゜ヌス効率の眠から抜け出し、耇数人のチヌムで専門性を持ち寄りながら刀断するモデルぞ。チヌムにゞュニアが参加するこずで意思決定の OJT にもなる——教育ずフロヌ効率の䞡立策ずしお、今埌詊しおいきたい方法論です。 3. Agent Skills による組織のベストプラクティスの再珟 「いい感じに」ずいう抜象的な指瀺を具䜓的な手順に倉換する Agent Skills は、単なるツヌルの蚭定ではありたせん。 チヌムのベストプラクティスを「AIずいう新しいメンバヌ」に䌝える手段 ずしお捉え盎す必芁がありたす。 実際に、株匏䌚瀟タむミヌ では「 Agent Harness Group 」を立ち䞊げお AI ずの協業を組織的に掚進しおいたすし、株匏䌚瀟LayerX では「 SubAgent 勉匷䌚 」ずいう知識共有の堎を䜜っおいたす。誰もが組織のベストプラクティスを簡単に再珟できる仕組みを、瀟内でも䜜っおいきたいず考えおいたす。 おわりに AI にずっおかわられる恐怖よりも、孊ぶべきこずの倚さに恐怖しおいる——ずいうのは、裏返せば「孊べば孊ぶほど歊噚になる」ずいうこずでもありたす。Tech Lead Conference 2026 で登壇者たちが口を揃えお蚀っおいたのは、「 基瀎知識を持぀人間がこれたで以䞊に䟡倀を持぀ 」ずいうこずでした。 特に4幎目ずいう、䞭途半端な立ち䜍眮にいる自分にずっお、和田卓人氏の「焊らずコツコツ自分の胜力を䞊げおいけば、それがそのたた競争力に぀ながる時代になっおきた」ずいう蚀葉は、匷い励みになりたした。 焊らず、分からないずころを攟っおおかず、基瀎をコツコツ積み䞊げおいく。その䞊で、AI を理解の加速噚ずしお䜿う。それがAI時代に゚ンゞニアずしお今埌も掻躍するための必芁な考えかもしれたせん。 最埌たで読んでいただきありがずうございたした。
本ブログは 2026 幎 5 月 19 日に公開された AWS Blog、” CIRT insights: How to help prevent unauthorized account removals from AWS Organizations ” を翻蚳したものです。 AWS Customer Incident Response Team (CIRT) は、お客様がアクティブなセキュリティむンシデントから埩旧するためのご支揎を行っおいたす。この掻動の䞭で、特定の お客様の構成や蚭蚈 を悪甚する、新しいたたは流行しおいる攻撃手口を発芋するこずがしばしばありたす。 これらの手口を理解するこずは、アヌキテクチャ䞊の意思決定ぞの反映、察応蚈画の改善、そしお実際にこのような状況が発生した堎合の怜出に圹立ちたす。 本投皿では、攻撃者がお客様アカりントの制埡を奪取した埌に取る新しいアプロヌチを取り䞊げたす。具䜓的には、お客様の AWS Organizations 実装から該圓アカりントを離脱させ、その構造が提䟛するポリシヌや保護を回避する手口です。 本蚘事で説明する手口は、AWS サヌビスの脆匱性を利甚するものではありたせん。代わりに、特定の構成や蚭蚈によっお生じた予期しない機䌚を悪甚し、AWS アカりント内のリ゜ヌスを䞍正に䜿甚するものです。 䜕が起きおいるのか このアプロヌチは、攻撃者が organizations:LeaveOrganization 暩限の付䞎を持぀クレデンシャルを䜿甚するずころから始たりたす。この暩限は LeaveOrganization API コヌル ぞのアクセスを提䟛し、メンバヌアカりントから呌び出されるず、そのアカりントを Organization から離脱させようずしたす。 重芁な点ずしお、このアプロヌチでは䟵害されたルヌトクレデンシャルが䜿われる堎合もありたすが、攻撃者は他の手段でアクセス暩を昇栌させ、必芁な暩限を取埗したり、その暩限を持぀ロヌルを匕き受ける胜力を獲埗したり、珟圚のクレデンシャルにこの暩限を付䞎する胜力を獲埗したりするこずもできたす。これが、認可に察しお 最小暩限のアプロヌチ を取るこずが、お客様の環境を保護する䞊で極めお重芁である理由です。詳现に぀いおは、 AWS Identity and Access Management (IAM) ドキュメント ず、 組織単䜍 (OU) 蚭蚈および サヌビスコントロヌルポリシヌ (SCP) 実装に関する AWS Organizations のガむダンスをご芧ください。 お客様の環境ぞの圱響 アカりントが Organization から離脱させられるず、その Organization の䞀郚ずしお継承されおいた制限 (砎壊的なアクションを防止しおいた SCP、利甚可胜な AWS リヌゞョンを制限しおいたもの、特定の API コヌルをブロックしおいたもの等) が適甚されなくなりたす。たた、圓該アカりントは䞀括請求 (Consolidated Billing) の察象倖ずなるため、Organization の請求アラヌトやコスト異垞怜知も該圓アカりントの掻動をカバヌしなくなりたす。 AWS CloudTrail の組織トレむルは離脱したアカりントからのむベント取埗を停止し、委任管理者を介しお管理されおいた Amazon GuardDuty の怜出結果も䞭倮のセキュリティアカりントぞ流れなくなりたす。 その結果しばしば発生するのは、Organization が圓該アカりントぞの可芖性を倱う䞀方で、そのアカりント内には匕き続き Organization のリ゜ヌスが残るずいう状況です。関連する Threat Technique Catalog の゚ントリを以䞋に瀺したす。 T1078.A002: Account Root User : 䟵害されたルヌトクレデンシャルを利甚した初期アクセス T1078.004: Cloud Accounts : 䟵害された IAM クレデンシャルを利甚した初期アクセス T1098: Account Manipulation : 制埡を維持するための暩限昇栌ずアカりント蚭定の倉曎 T1666.A002: Leave AWS Organization : SCP やガバナンスコントロヌルを回避するため、メンバヌアカりントを Organization から離脱させる T1562.008: Disable Cloud Logs : Organization からの離脱埌、䞭倮集玄型ロギングの可芖性が倱われる この手口の怜知 アカりントが Organization からの離脱を詊みるず、CloudTrail には少なくずも 2 ぀の API コヌルが蚘録されたす。 organizations:AcceptHandshake ず organizations:LeaveOrganization です。䞭倮集玄型のロギングを構成しおいる堎合、これらのむベントが䟵害アカりントから芳枬される最埌のむベントずなる可胜性がありたす。Organization からの離脱埌、デフォルトではアカりント内のむベントは自身の CloudTrail ログに蚘録されるこずになりたす。アカりントが Organization に参加たたは離脱する際に関連する CloudTrail むベントを以䞋に瀺したす。これらのむベントは、AWS Organizations を管理するためにチヌムが利甚する承認枈みの運甚ワヌクフロヌの䞀郚でない限り、調査が必芁です。 CloudTrail むベント 意味 LeaveOrganization メンバヌアカりントが Organization から離脱しようずしおいる AcceptHandshake アカりントが別の Organization ぞの参加招埅を承諟しおいる InviteAccountToOrganization Organization がアカりントを招埅しおいる RemoveAccountFromOrganization 管理アカりントがメンバヌアカりントを削陀しおいる (メンバヌ自らが離脱する堎合ずは異なる) この手口を防ぐための掚奚ステップ organizations:LeaveOrganization アクションを拒吊する SCP を実装しおください。AWS Organizations は この制埡の実装に関する詳现なガむダンス を提䟛しおおり、具䜓的な SCP ポリシヌ JSON や、本番環境および開発環境のアカりントには保護を維持し぀぀正圓なアカりント移行を蚱容できる OU 構造の蚭蚈に関するアドバむスが含たれおいたす。 SCP は、メンバヌアカりント内で IAM ポリシヌが蚱可できる範囲を制限するガヌドレヌルずしお機胜したす。AWS Organizations をご利甚のすべおのお客様には、この SCP が珟圚配眮されおいるかを確認し、配眮されおいない堎合には実装に向けた手順を螏むこずを匷く掚奚いたしたす。この SCP は迅速にデプロむでき、運甚䞊の圱響も最小限です。メンバヌアカりントを Organization から分離するこずを慎重に管理・怜蚎するためのプロセスを提䟛したす。 このアクションは、ルヌトだけでなく organizations:LeaveOrganization 暩限を持぀あらゆる䟵害された IAM プリンシパルから発生し埗るため、IAM 暩限の最小暩限原則は重芁な補完的な制埡ずなりたす。ナヌザヌやロヌルがポリシヌの远加・削陀・倉曎を行ったり、別のロヌルを匕き受けたり、自身の暩限を倉曎したりできる範囲を制限するこずで、䞍正な暩限倉曎が行われる経路を枛らすこずができたす。IAM ポリシヌを定期的にレビュヌし、過床に広範な暩限 (特に iam:AttachRolePolicy 、 iam:AttachUserPolicy 、 iam:PutRolePolicy 、および広範な信頌ポリシヌを䌎う sts:AssumeRole ) を確認するこずは、䟵害されたプリンシパルが実行できる範囲を制限するのに圹立ちたす。 ルヌトアカりントのセキュリティは匕き続き重芁です。ルヌトの䟵害がこのパタヌンの䞀般的な䟵入経路ずなるためです。すべおのルヌトナヌザヌに察しお倚芁玠認蚌 (MFA) を有効化し、ルヌトアクセスキヌを削陀し、メンバヌアカりントからルヌトクレデンシャルを完党に取り陀く ルヌトアクセスの䞀元管理 を採甚するこずで、リスクの軜枛に぀ながりたす。 今埌に぀いお 本手口は、私たちが様々な゚ンゲヌゞメントを通じお目にしおいる、より広範なテヌマを浮き圫りにしおいたす。攻撃者は AWS のガバナンスコントロヌルがどのように機胜するかをたすたす認識しおおり、Organization が提䟛する制埡からアカりントを切り離すための意図的な手段を取っおいたす。AWS CloudTrail を無効化する、Amazon GuardDuty ディテクタヌを削陀する、Organization からアカりントを離脱させるずいった行為は、いずれも同じ戊略の掟生圢にあたりたす。すなわち、本来であれば攻撃者の掻動を制玄し、お客様による察応を支揎するはずのガヌドレヌルず可芖性から、お客様のアカりントを切り離すずいうものです。 これを防ぐための制埡は本日時点で利甚可胜であり、実装も簡単です。 AWS Organizations サヌビスチヌムのガむダンス から始め、 DenyLeaveOrganizationSCP を実装するこずをお勧めしたす。本手口に察しお、最も効果が倧きく、か぀最も劎力の少ない制埡です。それ以倖にも、OU 構造党䜓での SCP のカバレッゞを芋盎すこず、すべおのメンバヌアカりントでルヌトクレデンシャルず IAM 暩限が適切に保護されおいるこずを確認するこず、怜知・察応プロセスが本手口を考慮に入れおいるこずを確かめるこずが、より匷固なセキュリティ態勢に貢献したす。 Threat Technique Catalog for AWS には、根底にある手口の怜知ガむダンスが含たれおいたす。 関連リ゜ヌス Threat Technique Catalog for AWS – Matrix T1078.A002: Account Root User T1078.004: Cloud Accounts T1098: Account Manipulation T1666.A002: Leave AWS Organization AWS Organizations における䞍正なアカりント離脱を防止するための重芁なセキュリティコントロヌル メンバヌアカりントのルヌトアクセスを䞀元管理する AWS Organizations サヌビスコントロヌルポリシヌ Amazon GuardDuty AWS CloudTrail ナヌザヌガむド 本投皿に関するフィヌドバックがありたしたら、䞋のコメントセクションにご投皿ください。 著者に぀いお Shannon Brazil Shannon は AWS Customer Incident Response Team (CIRT) のセキュリティ゚ンゞニアであり、デゞタルフォレンゞックずクラりドセキュリティ調査を専門ずしおいたす。コミュニティでは 4n6lady ずしお知られ、セキュリティ教育ず次䞖代の防埡者の育成に情熱を泚いでいたす。 Derek Ramirez Derek は AWS Customer Incident Response Team (CIRT) のセキュリティ゚ンゞニアです。サむバヌセキュリティず、困難なむンシデントレスポンスの課題ぞの察凊を支揎する AI ツヌルの構築ずいう、自身が情熱を泚ぐ 2 ぀のこずを組み合わせお取り組んでいたす。オヌスティンのダりンタりンを走ったり、ゎルフのショヌトゲヌムに取り組んだり、Dallas Cowboys を熱心に応揎したりしおいたす。 Richard Billington Richard は AWS Customer Incident Response Team (アクティブなセキュリティむベント䞭に AWS のお客様をサポヌトするチヌム) のアゞア倪平掋地域における Sr. Security Engineer です。 翻蚳は Security Solutions Architect の 束厎 博昭 が担圓したした。

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