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大阪開催の経緯 みなさん、こんにちは。AWS アカウントマネージャーの岩上です。 2026年7月2日、AWS 大阪オフィスにて 「Claude , Kiro実践ワークショップ」 を開催しました。参加者35社62名、満足以上の回答率98% という結果を頂きました。 本ワークショップの基本的なプログラム構成や背景については、先行して公開している 麻布台オフィス開催のブログ記事 をご参照ください。本記事では大阪開催の特徴であるOSPホールディングス様のユーザー登壇にフォーカスしてお伝えします。 OSPホールディングス様のユーザー事例登壇 大阪開催では新たな試みとして、ワークショップ参加企業である OSPホールディングス様 に事例登壇いただきました。IT企画課の桒原様が15分間、自社での取り組みと成果を共有してくださいました。 登壇の背景 OSPホールディングス様は、4月にアカウントチームで実施したAIコーディングワークショップをきっかけに、Kiroの全社活用に向けた取り組みを開始されました。わずか 3ヶ月で30名規模の利用体制を構築 されています。 特筆すべきは、IT企画課の桒原様が 自ら社内勉強会を企画・実施し、継続的にアクティブユーザーを増やしていく動き をされている点です。ワークショップをきっかけにお客様自身が推進役となり、組織を動かしていく — まさに理想的な展開です。 登壇内容のハイライト    生産性向上の実績 (Before→After/効率化倍率)  ・メールアーカイブ作業(514時間→3時間/171倍)  ・会計データの見える化(半年→3日/60倍)  ・受注分析(1週間→3時間/57倍)  推進のポイント  ・ワークショップ参加(10名)→ 社内勉強会(30名)→ 実務伴走と段階的にスケール  ・ゲーム開発を題材に若手〜ベテランまで楽しく体験  ・4テーマ×計8回の推進リーダーによる伴走支援で実務定着 なぜユーザー登壇が効果的だったのか アンケートでも好評だったように、 実際に推進されたお客様の生の声は説得力が違います。 参加者にとって「自社でもできるかもしれない」という実感につながり、ワークショップ本編のハンズオンに対するモチベーションも高まりました。 OSPホールディングス様は今後、一般業務部門展開 → PoC拡大 → 全社展開へと進んでいかれます。 アプリ発表事例 大阪開催でもハンズオン後に参加者がアプリ発表を行いました。代表的な発表を紹介します。 在宅勤務管理アプリ :在宅している人が分かりにくいという課題を解決。上司向けにカレンダーや上限チェックのタブを設置 市場・技術動向ニュース配信アプリ :丸一日かかりそうな調査が5分程度で完了する所感。リンクもクリックして遷移可能 交通費経費精算自動化アプリ :モバイルICOCAの履歴データをアップロード → 文字読み取り → 精算書PDF保存 マラソン練習メニュー提案アプリ :レースの種類・目標タイム等を入力するとランニングコースを提案。Google Map連携やシューズDBへの接続まで実装 旅行ルート比較アプリ :距離やマイルなどかなり正確な結果。指示していないプレミアポイント表示もKiroが自動実装 サカイ引越センター 経営企画部 森田様の旅行ルート比較アプリの発表 大阪開催ならではの工夫 大阪開催ではワークショップ終了後に ピザ懇親会 を実施しました。 Amazonには「2 Pizza Rule(2枚のピザで足りる人数=6〜8名がチームの理想サイズ)」という考え方があります。小さなチームだからこそ迅速に意思決定でき、オーナーシップを持って動ける — この考え方はAIコーディングツールの社内展開にもそのまま当てはまります。 懇親会ではまさに2枚のピザを囲む規模感のテーブルで、参加者同士が「うちの会社ではこう使い始めた」「こういう課題にぶつかった」という率直な会話を交わしていました。ワークショップ本編では聞けなかった各社の生の悩みや工夫が共有され、 企業の垣根を超えた横のつながりが生まれる場 となりました。 OSPホールディングスの桒原様も「登壇資料を見せてほしい」と声をかけられる場面があり、ユーザー事例登壇と懇親会のセットが参加者間のナレッジシェアを加速させる効果を実感しました。 まとめ 大阪開催では、ユ ーザー事例登壇 という新しい要素を加えることで、単なるツール体験に留まらない 「自社での展開イメージ」 を参加者に提供できました。 OSPホールディングス様のように、ワークショップをきっかけにお客様自身がチャンピオンとなり組織を動かしていく流れは、AIコーディングツールの導入における理想的なモデルです。ツールを配るだけでは組織は変わりません。現場の担当者が「自分ごと」として推進し、成功体験を社内に広げていくことが、継続的な業務変革につながります。 本ワークショップの基本的な設計思想やプログラム構成の詳細については、 麻布台オフィスでの開催記録 をご覧ください。 ワークショップ後の支援 AWS では、ワークショップで「自分でも作れる」と実感いただいた後も、お客様の状況に応じた継続支援をご用意しています。活用方法の共有会、業務課題の深掘り、セキュリティ面の技術説明など、次のステップについては担当のアカウントマネージャーまでお気軽にご相談ください。 本記事公開時点では、当該ワークショップは招待制のイベントとなります。AWS側の担当者がお客様の状況を鑑みてご案内差し上げておりますので、予めご了承ください 。 関連リンク Claude Desktop セットアップガイド(Zenn) Kiro IDE セットアップガイド(Zenn)
ニフティの開発手法はチームやプロダクトの特性によって異なりますが、現在、多くのチームで導入されているのがスクラムです。 スクラムとは、決まった期間(スプリント)ごとに価値を少しずつ届け、検査と適応を繰り返しながら進めていくフレームワークのこと。 「プロダクトオーナー(プロダクトの価値の最大化に責任を持つ)」、「スクラムマスター(スクラムの確立とチームの効果性に責任を持つ)」、「開発者」という3つの役割があり、それぞれに認定資格が存在します。今回はそのうち、プロダクトオーナーとスクラムマスターの資格を持つ、エキスパートたちにインタビュー。ニフティにおけるスクラム開発の導入事例や効果、アジャイル文化の浸透度合い、今後の課題について語ってもらいました。 自己紹介 吉田 龍太郎さん 2018年10月に入社(子会社より転籍)。ニフティポイントの企画チームに所属し、「ニフティポイントクラブ」のプロダクトオーナーを務める。趣味は服飾、サッカーゲーム、生け花、美術鑑賞、読書。 清水 利音さん 2017年4月に新卒入社。会員基盤チームに所属し、スクラムマスターとして「シングルサインオンシステム」の開発に従事。趣味はボルダリング、ウクレレ。 西野 香織さん 2009年4月に新卒入社。ニフティポイントの開発チームに所属し、「ニフティポイントクラブ」のスクラムマスターとして従事。N1!制度のスクラムエヴァンジェリストとして、社内各チームのスクラム導入やサポートを実施。スクラムマスターギルドを主催し、社内のアジャイル文化の醸成にも貢献している。趣味は漫画を読むこと、絵を描くこと。アフタヌーンティーめぐり、ボードゲーム。 ニフティのスクラム開発における「スクラムマスター」の役割とは? ―― はじめに、みなさんの略歴と業務内容を教えてください。 吉田さん 2018年に子会社からニフティに転籍し、2020年から現在のポイントチームに所属しています。現在は企画側のプロダクトオーナーとして、「ニフティポイントクラブ」というポイントサイトの運営と方針の策定や、各ステークホルダーとの調整などをメインに行っています。 清水さん 2017年にエンジニアとして新卒入社し、2年目から会員基盤チームで働いています。現在、メインで担当しているのは、「シングルサインオンシステム」という、ニフティのさまざまなサービスにログインする際の認証システムの開発や刷新です。開発チームのリーダーでもあり、チーム内のアウトプットの最大化に注力しています。 西野さん 2009年に新卒でニフティに入り、現在は吉田さんと同じポイントチームで、スクラムマスターとして「ニフティポイントクラブ」の開発に携わっています。また、社内のN1!制度(※1)のスクラムエバンジェリストとして、別チームのスクラム導入を支援する活動も行ってきました。 (※1)N1!制度……特定の分野で突出した知識とスキルを持って活躍している社員の中から、 「N1!(NIFTY No.1)」として任命する制度。自身の知見を社内にシェアし、組織全体に新しい開発文化を根付かせる役割も担う。 ――ちなみに、ニフティのスクラム開発における「プロダクトオーナー」「スクラムマスター」の役割とは、具体的にどのようなものでしょうか。 吉田さん プロダクトオーナーは、シンプルに言うと「何を作るか」を決める役割です。顧客が何を求めているかを整理し、やるべきことの優先順位を決める、プロダクト全体の責任者ですね。 西野さん スクラムマスターの仕事は多岐に渡りますが、最も重要なのは、企画側と開発側のコミュニケーションをスムーズにするためのサポートや、対話を生むための環境づくりです。プロダクトをグロースさせる上で障害になることを取り除くと同時に、サービスを発展させるためにあらゆることをやる役割だと思っています。 また、自チームの改善だけでなく、組織全体にアジャイル文化やスクラム開発を浸透させるのも、スクラムマスターの使命。ニフティには私や清水くんのように別チームに所属するスクラムマスターが集まるギルドがあり、定期的に意見交換しながら社内のスクラムをより深化させる活動を行っています。 スクラム開発をより理解したい。スクラムマスターの資格を取った理由 ――吉田さんはプロダクトオーナーの資格を、西野さん、清水さんはスクラムマスターの資格をそれぞれお持ちということですが、資格取得のきっかけを教えてください。 吉田さん プロダクトオーナーの資格を取得したのは2024年の夏です。2022年頃から「ニフティポイントクラブ」の開発チームがスクラム開発を導入したのを機に、スクラムを意識し始めました。その際に企画側からプロダクトオーナーを出すことになり、私の上長がプロダクトオーナーを務めることになったんです。 ただ、上長は忙しくスクラムにコミットすることがむずかしかったので、私が代理として職務を任されるうちに、「ちゃんと学びたい」と思ったことが資格取得のきっかけです。もともと開発チームがスクラム開発を始めた時に、アジャイル開発のマインドセットやプロダクトマネジメント・スクラムといった知識は勉強し始めてましたが、プロダクトオーナーを全うするにあたって裏付けとなる知識やスキルを習得したいと考えました。 西野さん 私はもともとエンジニアではなく、フロントエンドのコーダーから制作ディレクターを経て、スマホアプリの開発チームに入りました。その際、アプリの売り上げが伸びて開発メンバーを補強することになり、私がチームリーダーになってしまったんです。エンジニアの知見がなく、開発そのものを牽引できるわけではない私が、どう開発者とコミュニケーションを取っていくかを模索していた時に出会ったのがスクラムでした。開発チームとステークホルダーの協力体制を作り、メンバーがスムーズに動けるようサポートする。それが自分にできる貢献の仕方と考え、スクラムマスターの資格を取得しました。 清水さん 私は学生インターンとしてニフティに来た2015年に、スクラム開発を体験するワークショップに参加しました。大学の研究室では、基本的に一人で活動するのが当たり前だったこともあって、こんな開発手法があるのかと、良い意味でショックを受けたんです。また、入社後に所属した会員基盤チームでも早くからスクラム開発を導入していて、徐々に「スクラムのことをもっと理解したい」と思うようになりました。そして、2021年に上長に相談の上、スクラムマスターの資格を取得したという流れですね。 私の場合は西野のように自分自身が旗を振ってスクラムを導入した経験はありませんが、スクラムマスターとしての知見を活かし、チーム内のコミュニケーションがより円滑になるよう働きかけを行っています。 「いきなり会議」はNG。コミュニケーションを増やすための泥臭いアプローチ ――西野さんがスクラムマスターとしてチーム運営に携わった、具体的な事例を教えてください。 西野さん 私は1年半前にポイントチームにジョインしたのですが、当時は複数のチームが別々に進めていたプロジェクトが終了し、チームを一つに統合するタイミングでした。当時の課題は、それまで同じポイントチームでありながら別部隊で動いていたため、チーム内で情報の分断が起きていたこと。そして、企画側と開発側の会話頻度が少ないこと。そこを解消するのが、スクラムマスターとしての私の役割でしたね。 ――どんなアプローチで、そうした課題を解消したのでしょうか? 西野さん やり方自体はわりと泥臭いというか、難しいことは何もしていなくて。たとえば、企画側と開発側のコミュニケーション不足については、1日1回は私のほうから企画チームがあるフロアに足を運び、会話する時間を設けました。(※2)時には私以外の開発メンバーも連れていったり、企画側のプロダクトオーナーやステークホルダー、開発メンバーが打ち解けやすい空気づくりだったり、飲み会を企画して親睦を深めたり。色んなことをやりましたね。 コミュニケーションを深めようとして、いきなり会議を増やしたりすると、みんな嫌がるじゃないですか。会議を設定する前に、まずはシンプルに仲良くなることが大事です。その上で話してみると、企画側も開発側も共通の課題を抱えていることが分かったり、目指す方向が同じだったりすることも多い。そうした、根っこの部分を共有することが何より大事なのだと考えています。 ――企画側も開発側も目指すゴールは一緒。しっかりコミュニケーションさえ取れていれば、お互いに不満を抱いたりすることもなさそうです。 西野さん そうですね。たとえば、企画側としては「こちらは開発に色々と依頼しているのに、なかなか動いてくれない」といった不満もあったようです。でも、困っていてもなかなか言いづらい空気があり、不満だけが募ってしまう。ただ、開発側には開発側の言い分もあるわけです。そこはやはりスクラムマスターが間に入り、風通しをよくしていくことが大事ですね。 実際、今のポイントチームでは企画と開発の垣根を超えて本音が飛び交う、本質的な議論ができていると思います。ミーティングでも「今の話、よく分からないです」「それって本筋から外れていませんか?」みたいなことも遠慮なく言い合えて、互いに目指す方向は同じと分かっているから揉めることもありません。 吉田さん それまでは開発側とのやりとりが少なかったり、基本的にテキストベースだったりで、文章だけでは時に誤解が生じ、感情的になってしまうこともありました。西野がポイントチームに来てくれてから、細かいことまで話し合う文化が生まれ、そうした行き違いや認識の齟齬は減ったと思います。 (※2)インタビュー時点。2026年5月にオフィス移転し、現在は同フロアになっています。 吉田さん ただ、コミュニケーションは活発になったものの、自身も含めまだまだ改善の余地はあると考えています。今後は企画側も、スクラム以前にアジャイルのマインドセットやプロダクトマネジメントに関する理解を深めつつ、開発サイドに寄り添うメンバーをもっと増やしていきたいですし、それは企画チームのサブリーダーでもある自分の役割だと認識しています。 後編に続きます! 今回はニフティのスクラム開発を牽引するエキスパートたちのインタビュー(前編)の様子をお届けしました。後編は近日中に公開します。 このインタビューに関する求人情報 /ブログ記事 ニフティ株式会社 求人情報
はじめにLINE Developersから利用できるLIFF(LINE Front-end Framework)を活用すれば、LINEアプリのユーザーを対象に、独自のサービススペースを開設できます。L...

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