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BIGLOBE の技術ブログ

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プロダクト技術本部ネットワーク技術部の山口です。 現在BIGLOBEでは「 RPKI 」という ルーティングセキュリティの技術 を2024年度に導入することを目指しています。 これを達成するため、長崎県立大学と共同研究という形式を取り準備を進めています。 今回はこの技術と取り組みについて紹介したいと思います。 インターネットのしくみと課題 RPKIとは? RPKIに関する動向 BIGLOBEの現状と導入への思い 大学との共同研究について 研究テーマ ルータの実機検証 人財獲得への期待 おわりに インターネットのしくみと課題 インターネットは、各組織が持っているネットワークが、インターネットプロトコルとBGP(Border Gateway Protocol)という仕組みによって、相互に接続されることで成り立っている、地球規模の情報通信網です。 このBGPという仕組みによる相互接続にはAS(Autonomous System)という世界中で一意の番号が使われます。BIGLOBEはAS2518、KDDIはAS2516、AmazonはAS16509、GoogleはAS15169といったように番号が割り当てられています。ASの他に通信に必要なのが「IPアドレス」と言われる番号です。「インターネットの住所」などと言われたりもしますので、こちらの方が馴染みのある方が多いのかもしれません。このIPアドレス情報をBGPという仕組みを使ってAS同士が交換しあって、それが世界中に伝搬することでインターネットが成立しています。 IPアドレスは世界で重複することのない※番号で、アジア太平洋やヨーロッパなどの地域単位のRIR(Regional インターネットレジストリ)、さらに国ごとのNIR(National インターネットレジストリ、日本ではJPNIC)という組織により厳密に管理されています。各組織はこのインターネットレジストリからIPアドレスの割り振りを受けて、それをBGPで他の組織と交換します。(自分に割り振りされたIPアドレス情報を他の組織にBGPを利用して渡すことを、経路を広告すると呼びます。) 他の組織と交換するIPアドレス情報はインターネットレジストリから正規に割り振りを受けたものであるべきですが、 設定ミスや悪意をもった組織が正規に割り振りを受けていないIPアドレス情報を他の組織と交換 してしまうことがあります。(これを MissOrigin や 経路ハイジャック と呼びます)これが発生すると、不正または誤ったIPアドレス情報を交換している所に通信が向かってしまい、正常に通信を行うことができず、インターネット上のサービスを利用できなくなってしまうことがあります。 例えば、2008年にはGoogle(YouTube)のIPアドレスを他の組織が誤ってインターネット上に伝搬させてしまい、世界的にYouTubeにアクセスできなくなる障害が発生したりしています。 xtech.nikkei.com インターネットが我々の生活に欠かせないものとなる中で、このような事態により通信障害が発生することをできるだけ回避しインターネットをセキュアに保つことが求められています。 ※IPアドレスには各組織内のみで自由に利用できるプライベートIPアドレスと、インターネットレジストリによって割り振りされるグローバルIPアドレスがあります。 今回は「グローバルIPアドレス」に関する話となります。 RPKIとは? RPKI(Resource Public-Key Infrastructure)は、一言で言うと インターネットに広報するIPアドレスの正当性を電子証明書によって証明と検証をする仕組みです 。この仕組みを使うことで、 あるIPアドレスが正規に割り当てられたものか、どこの組織(AS)から広告されるものであるかを証明 することができます。 具体的にはIPアドレスの割り振りを受けている組織は、インターネットレジストリの提供しているRPKIシステムを通じて各組織のリソース証明書を発行します。このリソース証明書を使って自分がインターネットに広告する IPアドレスとAS番号の情報を含む証明書 を作成します。これを、ROA(Route Origination Authorization)と呼びます。(アールオーエーまたはロアと発音します) 作成したROA(証明書)はインターネット上から誰もが参照できるようになっています。利用者は「ROAキャッシュサーバ」というサーバを使って、このROA情報を収集します。そして、収集された証明書を検証※した検証データを保持します。この検証済みデータをVRP(Validate ROA Payload)と呼びます。BGPルータはキャッシュサーバと接続してこのVRP情報を取得して、 実際にインターネットに流れているIPアドレスとAS番号の情報と比較検証します 。比較検証の結果、万一VRPの情報と異なる経路情報があった場合、 不正なIPアドレスの広告と判断してこの経路をブロック することができます。これをROV(Route Origin Validation)と呼びます。(アールオーブイまたはロブと発音します) ※ RIR→NIR→ISPとリソース証明書の署名とROAの署名の連鎖が有効であり、ROAが真正であることを検証します。 公開鍵基盤や電子証明書の仕組みについて詳しくないと少し理解することが難しいかもしれませんが、このような仕組みを使うことで不正なIPアドレス情報を排除することができます。 ROAの概要 ( リソースPKI (RPKI; Resource Public Key Infrastructure) - JPNIC より引用) 上の図の左側のBGPルータで、ROAキャッシュ情報をもとにIPアドレスとAS番号の情報と比較検証を行うのがROVとなります。 RPKIに関する動向 RPKIの導入に関しては日本より海外が先行しており、GoogleやAmazonなどの 外資系の大手事業者は既にROA作成とROVの双方を既に導入 しています。 そのため、インターネット上の事業者間の相互接続(ピアリング)の際に、RPKIの導入を推奨する事業者も現れ始めています。 日本で公開されている範囲では、IIJやNTTコミュニケーションズが既にRPKI(ROA作成とROVの双方)導入をしています。 ROAについてはその他のISPなどでも導入が広がりはじめていますが、ROVについての動きは鈍いのが現状です。 また、総務省が「ISPにおけるネットワークセキュリティ技術の導入に関する調査」と題した実証実験を2022年度~2023年度に行いました。 この成果は総務省のガイドラインとして本年度公開される予定であり、ガイドライン公開後は日本国内でも導入の機運が高まることも予想されます。 参考資料:総務省|サイバーセキュリティタスクフォース|サイバーセキュリティタスクフォース(第43回) www.soumu.go.jp ※この総務省の実証実験にはBIGLOBEも参加し検証を行うと共にガイドラインの作成に協力しました。 ※世界のRPKIの普及状況は NIST RPKI Monitor で見ることができます。 BIGLOBEの現状と導入への思い BIGLOBEでは ROAの作成は2022年度までに全て完了しています 。一方で他社の作成したROA情報を使って不正な経路をブロックする ROVは導入できていません 。そのため、現在は ROVの導入を2024年度中を目途に行う ことを目指して準備を進めています。 ROA/ROVは直ぐに導入しなければ不利益を被るものではありません。しかしお客様に安心安全なインターネット接続を提供するには必要な仕組みであり、数年後には必須となっていくことが予想される技術です。新技術のノウハウを獲得するには時間が掛ることもあり、この分野でBIGLOBEが業界をリードしていきたいという思いもあり、早期の導入を目指しています。 大学との共同研究について RPKIの技術は公開鍵暗号や電子証明書技術が用いられるなど複雑な部分が多く、比較的新しい技術となるため世の中に情報が少ないのが現状です。 ROAの作成はそこまで難しいことではありませんが、ROVは複数のサーバからなるシステムを構築する必要があり、ROA作成と比べるとハードルが上がります。 特にキャッシュサーバについてはオープンソースソフトウエアのみが存在し、導入や運用をサポートしてくれるシステムインテグレーターもありません。 そこで、専門的な知見を持つ大学の研究室、長崎県立大学の岡田雅之教授の研究室と共同研究という形式を取りBIGLOBEへのROVの導入準備を進めています。 長崎県立大学 岡田研究室:研究ピックアップ_岡田 雅之|長崎県立大学 sun.ac.jp 研究テーマ 研究のテーマは「ROV導入に関するベストプラクティスの方向性の研究」です。キャッシュサーバとリポジトリ、ルータ間の基本的な動作確認と検証から、商用環境での適用に向けた詳細な課題を明確にし検証の上でベストプラクティスを確立します。専門的な内容とはなりますが、具体的には以下のような課題に対する研究を行っています。 商用運用で適切なROAキャッシュサーバのパラメータ検討 不正と判定された経路は本当に削除してよいのか、通信影響はないのか ROVを行うにはどのような監視をすべきか? リポジトリ、各種URLに含まれるドメイン名のDNSSEC対応状況 Trust Anchor経路の経路ハイジャック対策 NIRとRIR間IPv4アドレス移転時のROA登録に関する調査 研究を進める中で時に壁にぶつかることもありますが、議論を重ねて研究を進めています。 ルータの実機検証 BIGLOBEの商用ネットワークに実際にRPKIを導入するためには、実際に利用しているルータを用いて詳細な検証を行う必要があります。基本的な検証は、検証のために構築した仮想ルータで済ませてはいますが、新技術には現在利用している機種に依存する何らかの不具合が潜んでいることもあり、何らかのトラブルが発生しお客様に迷惑を掛けることは許されないためです。 長崎県立大学は検証用のサーバーラックやプライベートクラウドなど環境が充実しているため、BIGLOBEで利用しているルータと同一機種を大学に持ち込み実機検証も行っています。 検証環境に持ち込んだBIGLOBEのルータ 長崎県立大学のサーバルーム(ラックを強制冷却する仕組みが整っている) 人財獲得への期待 共同研究に関わる学生さんはとても優秀な方が多く、実験環境の構築や実験結果のレポートもスピーディーに対応してくれます。 また、技術にも詳しく、議論が白熱してあっという間に数時間が経過してしまうことも良くあり、私自身も多くのことを学んでいます。 岡田雅之教授と共同研究に参加している学生の後藤汰珠さん、津田敬伍さん 研究室での検証の様子 現在、BIGLOBEに限らず様々な業界で人材不足、人材の獲得が大きな課題となっているかと思います。このような活動を通じて学生さんにこの業界やBIGLOBEへ少しでも興味を持って頂き、優秀な人材の獲得にも繋がればと考えています。 おわりに ルーティングセキュリティの取り組みはお客様からは見え辛い(体感し辛い)部分ではありますが、安全安心なインターネットを作るためには必要不可欠な技術です。BIGLOBEでは今後も積極的にルーティングセキュリティの向上に取り組んでまいります。また、ROA/ROVはインターネットを構成する複数の組織(AS)が導入することでより大きな効果を発揮する技術です。仮にBIGLOBEがROVを導入していても、通信の宛先が導入していなければ、不正な経路情報の影響を受けて障害となってしまう可能性があるからです。 そのため、インターネット業界の技術コミュニティと共にROA/ROVの業界全体での普及活動にも積極的に取り組んでいきたいと思います。 ※ KDDI は、KDDI株式会社の商標または登録商標です。 ※ Amazon は、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。 ※ Google、YouTube は、Google LLCの商標です。 ※ IIJ は、株式会社インターネットイニシアティブの商標または登録商標です。 ※ NTTコミュニケーションズ は、日本電信電話株式会社の商標または登録商標です。 ※ 記載している企業、団体、製品、サービス等の名称は各社またはその関連会社の商標または登録商標です。
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Googleカレンダーで会議室を管理している組織向けに、自分のカレンダーに会議室を追加するURLの作り方と、空き状況を表示するウェブアプリの公開方法を紹介します。 会議室のIDをスプレッドシートに表示する トラブルシューティング Googleカレンダーに会議室の空き状況を表示する ウェブアプリに会議室の空き状況を表示する Apps Scriptを使った業務改善 開発部門(プロダクト技術本部)の高玉です。 BIGLOBEではオフィスツールにGoogle Workspaceを利用しています。特にGoogleカレンダーは便利に使っていて、Googleカレンダー上で会議室を予約することもできます。予定を作り開始時間と終了時間を指定すれば、空いている会議室を簡単に割り当てられます。 support.google.com ただ「予定を決めてから、空き会議室を選ぶ」というやり方とは逆に、会議室の空き状況に合わせて打ち合わせを設定したい場合もあります。そんな時には、複数の会議室を並べて表示し、空き状況を一目で確認したくなります。 そこで、この記事では会議室の空き状況をまとめて表示する方法を2つご紹介します。Googleカレンダーに直接表示する方法と、Google Apps Scriptで作ったウェブアプリで表示する方法です。社内でも「これ、欲しかったやつ!」「助かります!」と好評です。 Googleカレンダーに会議室の空き状況を表示 ウェブアプリに会議室の空き状況を表示 どちらの方法にも会議室を識別するIDが必要になります。そこで、このIDをスプレッドシートにまとめて表示する方法を先に解説します。 会議室のIDをスプレッドシートに表示する Googleカレンダー内で会議室は カレンダーリソース として管理されます。カレンダーリソースは会議室以外にも、貸出備品を管理することにも使えます。 Google Apps Scriptを使うと、Googleカレンダーで管理しているカレンダーリソースの情報をまとめて取得できます。取得するのに使うのは Admin SDK Directory です。APIの詳細な仕様は カレンダーリソースのREST API で確認できます。 カレンダーリソースのデータ項目 のうち、会議室に関係するものは次の通り 1 です。 リソースメール resourceEmail カレンダーリソースの読み取り専用メールアドレス。新しいカレンダーリソースの作成時に生成されます。カレンダーリソースのIDとして使います。 c_XXXXXXXXXX@resource.calendar.google.com という形式です。 リソース種別 resourceType カレンダーリソースの種類 ビルディングID buildingId リソースがある建物の一意のID フロア名 floorName リソースがある階の名前 リソース名 resourceName カレンダー リソースの名前。例: 「トレーニング ルーム 1A」 収容人数 capacity リソースの収容人数、会議室の座席数 説明 userVisibleDescription リソースの説明。ユーザーと管理者に表示 ここからは、会議室のカレンダーリソースを、スプレッドシートに表示する方法をご紹介します。最初のシートに一覧を表示します。 (1) まずスプレッドシートを作成します。 (2) 次に、上部メニュー 拡張機能 > Apps Script を選択し、スクリプトエディターを開きます。 (3) スクリプトエディターの左ペイン一番下の「サービス」で、右横にある「+」(プラス)アイコンを押して、 Admin SDK API を選びます。バージョンは directory_v1 を選んでください。 (4) スクリプトエディターで「コード.gs」を選び、次のコードを入力します。なお、後工程で使うため、チェックボックスも挿入しています。 ソースコード(クリックで展開) function fetchCalendarResources_ () { let pageToken ; let page ; const resources = [] ; const headers = [ '選択' , 'リソースメール' , 'ビルディングID' , 'フロア名' , 'リソース名' , '収容人数' , '説明' ] ; // 見出し // 見出しを最初に追加 resources . push ( headers ) ; do { page = AdminDirectory . Resources . Calendars . list ( 'my_customer' , { maxResults : 100 , pageToken : pageToken }) ; if ( ! page . items ) { console . log ( 'No resources found.' ) ; } else { const items = page . items . filter ( item => item . resourceType === '会議室' ) ; // リソースタイプに「会議室」を指定している resources . push ( ... items . map ( resource => [ false , // チェックボックスの初期値としてfalseを設定 resource . resourceEmail , resource . buildingId , resource . floorName , resource . resourceName , resource . capacity , resource . userVisibleDescription ])) ; } pageToken = page . nextPageToken ; } while ( pageToken ) ; return resources ; } function updateCalendarResourceSheet () { const resources = fetchCalendarResources_ () ; // 1番目のシートに出力 const sheet = SpreadsheetApp . getActive () . getSheets ()[ 0 ] ; const range = sheet . getRange ( 1 , 1 , resources . length , resources [ 0 ] . length ) ; range . setValues ( resources ) ; // チェックボックスを追加 for ( let i = 2 ; i <= resources . length ; i ++ ) { // 見出し行を除いてチェックボックスを追加 sheet . getRange ( i , 1 ) . insertCheckboxes () ; } } ここまで準備ができたら、スクリプトエディターで updateCalendarResourceSheet を実行します。次のように、会議室リソースの一覧が最初のシートに表示されます。 会議室リソースの一覧表示 トラブルシューティング Q1. エラー ReferenceError: AdminDirectory is not defined が表示される。 A1. 手順3で サービス に AdminDirectory を追加してください。 Q2. サービスに AdminDirectory を追加しているが、エラー TypeError: Cannot read properties of undefined (reading 'Calendars’) が表示される。 A2. サービスに追加する AdminDirectory のバージョンは directory_v1 を選んでください。 reports_v1 ではありません。 Googleカレンダーに会議室の空き状況を表示する 先にご紹介するのは、Googleカレンダー上で会議室の空き状況を確認する方法です。URLをクリックするだけで、カレンダーに会議室の予定を並べて表示できます。 ただ、空き状況を確認した後で、会議室の予定を隠す作業が必要になります。左ペイン「他のカレンダー」で、会議室のチェックを外します。 w を押すと週表示に戻ります。 URLは、会議室のリソースメール(ID)を使って https://calendar.google.com/calendar/u/0/r/day?$cid=<リソースメール1>&cid=<リソースメール2> と記述します。 このURLを自動的に作成するカスタム関数を作ってみました。会議室のチェックボックスをONにするとURLに反映します。 (1) 先程のスクリプトエディターを開きます(上部メニュー 拡張機能 > Apps Script を選択) (2) スクリプトエディターに以下のコードを記述します。 function CALENDAR_URL(rows) { const calendarIds = rows.filter(row => row[0]).map(row => `cid=${row[1]}`); if (calendarIds.length === 0) return `会議室を選択してください。カレンダーに表示するためのURLを作成します。`; return `https://calendar.google.com/calendar/u/0/r/day?${calendarIds.join('&')}`; } (3) カレンダーリソースを表示したシートの適切なセルに、次の関数を入力します(チェックボックスを除くカレンダーリソースが、A2からG25に表示されている場合) =CALENDAR_URL(A2:G25) できあがったURLをクリックすると、Googleカレンダーが表示され、選択した会議室を追加するかどうか確認されます。 カレンダーに追加する会議室を選択 ウェブアプリに会議室の空き状況を表示する 次にご紹介するのは、Apps Scriptで会議室の空き状況を確認するウェブアプリを作る方法です。ウェブアプリの作り方を説明する公式ドキュメントはこちらです。 developers.google.com (1) 先程のスクリプトエディターを開きます(上部メニュー 拡張機能 > Apps Script を選択) (2) スクリプトエディターに以下のコードを記述します。 function doGet() { return HtmlService.createHtmlOutputFromFile('Index'); } (3) スクリプトエディターで新しいHTMLファイル Index.html を追加します。 左ペインの「ファイル」の右横にある「+」を押して、「HTML」を選びます。次に「Index」とだけ入力します(間違えてIndex.htmlと拡張子まで入力しないようにご注意ください)。そして、「Index.html」を選択して、次のコードを記述します。 ソースコード(クリックで展開) <!DOCTYPE html> < html lang = "en" > < head > < meta charset = "UTF-8" > < title > Calendar App </ title > < script crossorigin src = "https://unpkg.com/react@18/umd/react.production.min.js" ></ script > < script crossorigin src = "https://unpkg.com/react-dom@18/umd/react-dom.production.min.js" ></ script > < script src = "https://unpkg.com/babel-standalone/babel.min.js" ></ script > < style > body { font-family : Arial , sans-serif ; } .calendar { display : grid ; background-color : #FFFFFF ; height : calc( 100vh - 80px ) ; overflow-y : scroll ; margin-top : 10px ; } .calendar-header { display : contents; } .calendar-header .time-slot :: after { border-top : none ; } .calendar-header .resource { background-color : #D3D3D3 ; padding : 10px ; border : 1px solid #A8A8A8 ; text-align : center ; position : sticky; top : 0 ; z-index : 1 ; color : #4D4D4D ; } .calendar-body { display : contents; } .time-column { display : grid ; grid-template-rows : repeat ( 24 , 60px ); } .time-slot { position : relative ; border-right : 1px solid #A8A8A8 ; } .time-slot :: after { content : "" ; position : absolute ; top : 0 ; left : 0 ; right : 0 ; border-top : 1px solid #A8A8A8 ; } .time-column .time-slot :: after { left : 44px ; } .time-label { position : absolute ; top : -8px ; right : 8px ; color : #A8A8A8 ; } .resource-column { display : grid ; grid-template-rows : repeat ( 24 , 60px ); position : relative ; } .event { position : absolute ; background-color : #909090 ; color : #FFFFFF ; border-radius : 4px ; padding : 2px ; box-sizing : border-box ; width : calc( 100% - 10px ) ; cursor : pointer ; } .event : hover .tooltip { display : block ; } .tooltip { display : none ; position : absolute ; left : 50% ; transform : translateX( -50% ) ; bottom : 100% ; background-color : rgba( 0 , 0 , 0 , 0.8 ) ; color : #fff ; padding : 5px ; border-radius : 4px ; white-space : pre-wrap ; z-index : 10 ; } .date-navigation { display : flex ; align-items : center ; gap: 10px ; margin-bottom : 10px ; } .overlay-spinner { position : fixed ; top : 0 ; left : 0 ; width : 100% ; height : 100% ; background : rgba( 255 , 255 , 255 , 0.8 ) ; display : flex ; justify-content : center ; align-items : center ; z-index : 9999 ; } .spinner { width : 30px ; height : 30px ; border : 4px solid rgba( 0 , 0 , 0 , 0.1 ) ; border-top : 4px solid #000 ; border-radius : 50% ; animation : spin 1s linear infinite ; } @keyframes spin { 0% { transform : rotate( 0deg ) ; } 100% { transform : rotate( 360deg ) ; } } .error-message { color : red ; margin : 10px 0 ; } .reload-button { background : none ; border : none ; cursor : pointer ; font-size : 1.2em ; } .reload-button : focus { outline : none ; } </ style > </ head > < body > < div id = "root" ></ div > < script type = "text/babel" > const EVENT_HEIGHT_ADJUSTMENT = 2 ; const getTodayDate = () => { const date = new Date () . toLocaleDateString ( 'ja-JP' , { timeZone : 'Asia/Tokyo' }) ; const [ year , month , day ] = date . split ( '/' ) ; return ` ${ year } - ${ String ( month ) . padStart ( 2 , '0' )} - ${ String ( day ) . padStart ( 2 , '0' )} ` ; } ; const gsRun = ( funcName , ... args ) => { return new Promise (( resolve , reject ) => { google . script . run . withSuccessHandler ( resolve ) . withFailureHandler ( reject ) < a href = "...args" target = "_blank" rel = "noopener noreferrer" > funcName < / a>; } ) ; }; const DateNavigator = ( { selectedDate, onDateChange, onTodayClick, onPrevDayClick, onNextDayClick, onReloadClick } ) => { return ( <div className="date-navigation"> <button onClick={onTodayClick}>今日</button> <button onClick={onPrevDayClick}><</button> <button onClick={onNextDayClick}>></button> <input type="date" value={selectedDate} onChange={e => onDateChange ( e.target.value ) } /> <button className="reload-button" onClick={onReloadClick} title="再読み込み"> ↻ </button> </div> ) ; }; const ResourceFilter = ( { filters, selectedFilter, onFilterChange } ) => { return ( <div id="building-filters"> {filters.map ( filter => ( <label key={filter}> <input type="radio" name="building-filter" value={filter} checked={selectedFilter === filter} onChange={e => onFilterChange ( e.target.value ) } /> {filter} </label> )) } </div> ) ; }; const CalendarEvent = ( { event } ) => { const { title, start, end, creator } = event; const tooltipContent = `会議名: $ {title || '非表示'} \n 開始: $ {start} \n 終了: $ {end} \n 作成者: $ {creator || '非表示'}`; const [ startHour, startMinute ] = start.split ( ':' ) .map ( Number ) ; const [ endHour, endMinute ] = end.split ( ':' ) .map ( Number ) ; const startOffset = (( startHour * 60 ) + startMinute ) * ( 60 / 60 ) ; const duration = (( endHour - startHour ) * 60 + ( endMinute - startMinute )) * ( 60 / 60 ) - EVENT_HEIGHT_ADJUSTMENT; return ( <div className="event" style={{ top: ` $ {startOffset}px`, height: ` $ {duration}px` }} > {title && <strong>{title}</strong>} {title && <br />} {start} - {end} <div className="tooltip">{tooltipContent}</div> </div> ) ; }; const Calendar = ( { resources, events, initialScrollHour } ) => { const gridTemplateColumns = `50px repeat ( $ {resources.length}, 1fr ) `; React.useEffect (() => { const scrollOffset = initialScrollHour * 60; document.querySelector ( '.calendar' ) .scrollTop = scrollOffset; }, [ initialScrollHour ]) ; return ( <div className="calendar" style={{ gridTemplateColumns }}> <div className="calendar-header"> <div className="time-slot"></div> {resources.map ( resource => ( <div key={resource} className="resource">{resource}</div> )) } </div> <div className="calendar-body"> <div className="time-column"> {Array.from ( { length: 24 }, ( _, hour ) => ( <div key={hour} className="time-slot"> <div className="time-label">{String ( hour ) .padStart ( 2, '0' ) }:00</div> </div> )) } </div> {resources.map ( resource => ( <div key={resource} className={`resource-column cv- $ {resource.toLowerCase () .replace ( ' ', '-' ) }`}> {Array.from ( { length: 24 }, ( _, hour ) => ( <div key={hour} className="time-slot"></div> )) } {events.filter ( event => event.resourceName === resource ) .map ( event => ( <CalendarEvent key={` $ {event.start}- $ {event.end}`} event={event} /> )) } </div> )) } </div> </div> ) ; }; class App extends React.Component { constructor ( props ) { super ( props ) ; this.state = { selectedDate: getTodayDate () , filters: [] , selectedFilter: '', resources: [] , filteredResources: [] , events: [] , cachedData: {}, loadingResources: false, loadingCalendarData: false, initialScrollHour: 8, // 初期スクロール時間 errorMessage: null, isDataFetched: false }; } componentDidMount () { this.fetchResources () ; } fetchResources () { this.setState ( { loadingResources: true } ) ; gsRun ( 'fetchRooms' ) .then ( resources => { const filters = [ ...new Set(resources.map(resource => resource.buildingId)) ] ; const initialFilter = filters [ 0 ] || ''; this.setState ( { filters, selectedFilter: initialFilter, resources, loadingResources: false }, () => { this.fetchCalendarData ( initialFilter, this.state.selectedDate ) ; } ) ; } ) .catch ( error => { console.error ( 'Error fetching resources:', error ) ; this.setState ( { loadingResources: false, errorMessage: 'リソースの取得に失敗しました。' } ) ; } ) ; } fetchCalendarData ( buildingId, selectedDate, forceReload = false ) { this.setState ( { loadingCalendarData: true, errorMessage: null } ) ; const cacheKey = ` $ {buildingId}- $ {selectedDate}`; if ( !forceReload && this.state.cachedData [ cacheKey ]) { const { filteredResources, events } = this.state.cachedData [ cacheKey ] ; this.setState ( { filteredResources, events, loadingCalendarData: false, isDataFetched: true } ) ; } else { const filteredResources = this.state.resources.filter ( resource => resource.buildingId === buildingId ) ; this.setState ( { filteredResources: filteredResources.map ( resource => resource.resourceName ) } ) ; const eventsPromises = filteredResources.map ( resource => gsRun ( 'fetchRoomEvents', resource.resourceEmail, resource.resourceName, selectedDate )) ; Promise.all ( eventsPromises ) .then ( eventsArray => { const events = eventsArray.flat () ; const newCachedData = { ...this.state.cachedData, [ cacheKey ] : { filteredResources: filteredResources.map ( resource => resource.resourceName ) , events } }; this.setState ( { filteredResources: filteredResources.map ( resource => resource.resourceName ) , events, cachedData: newCachedData, loadingCalendarData: false, isDataFetched: true } ) ; } ) .catch ( error => { console.error ( 'Error fetching calendar data:', error ) ; this.setState ( { loadingCalendarData: false, errorMessage: 'カレンダーデータの取得に失敗しました。' } ) ; } ) ; } } handleDateChange = ( selectedDate ) => { this.setState ( { selectedDate }, () => { this.fetchCalendarData ( this.state.selectedFilter, selectedDate ) ; } ) ; }; handleTodayClick = () => { const today = getTodayDate () ; this.setState ( { selectedDate: today }, () => { this.fetchCalendarData ( this.state.selectedFilter, today ) ; } ) ; }; handlePrevDayClick = () => { const prevDate = this.getDate ( -1 ) ; this.setState ( { selectedDate: prevDate }, () => { this.fetchCalendarData ( this.state.selectedFilter, prevDate ) ; } ) ; }; handleNextDayClick = () => { const nextDate = this.getDate ( 1 ) ; this.setState ( { selectedDate: nextDate }, () => { this.fetchCalendarData ( this.state.selectedFilter, nextDate ) ; } ) ; }; handleFilterChange = ( selectedFilter ) => { this.setState ( { selectedFilter }, () => { this.fetchCalendarData ( selectedFilter, this.state.selectedDate ) ; } ) ; }; handleReloadClick = () => { this.fetchCalendarData ( this.state.selectedFilter, this.state.selectedDate, true ) ; }; getDate ( dayOffset ) { const date = new Date ( this.state.selectedDate ) ; date.setDate ( date.getDate () + dayOffset ) ; return date.toISOString () .split ( 'T' )[ 0 ] ; } render () { const { selectedDate, filters, selectedFilter, filteredResources, events, loadingResources, loadingCalendarData, initialScrollHour, errorMessage, isDataFetched } = this.state; return ( <div> <DateNavigator selectedDate={selectedDate} onDateChange={this.handleDateChange} onTodayClick={this.handleTodayClick} onPrevDayClick={this.handlePrevDayClick} onNextDayClick={this.handleNextDayClick} onReloadClick={this.handleReloadClick} /> <ResourceFilter filters={filters} selectedFilter={selectedFilter} onFilterChange={this.handleFilterChange} /> {errorMessage && <div className="error-message">{errorMessage}</div>} { ( loadingResources || loadingCalendarData ) && ( <div className="overlay-spinner"> <div className="spinner"></div> </div> ) } {isDataFetched && ( <Calendar resources={filteredResources} events={events} initialScrollHour={initialScrollHour} /> ) } </div> ) ; } } ReactDOM.render ( <App />, document.getElementById ( 'root' )) ; </ script > </ body > </ html > (4) スクリプトエディターの右上「デプロイ」ボタンを押し、「新しいデプロイ」を選びます。 左ペイン「種類の選択」の右横にあるギアアイコンを押して、ウェブアプリを選択します。次の項目を入力して、画面右下の「デプロイ」ボタンを押します。 次のユーザーとして実行 自分 アクセスできるユーザー <自分の組織>内の全員 (5) デプロイが完了するとウェブアプリのURLが表示されます。このURLは、スクリプトエディターの右上「デプロイ」>「デプロイを管理」でいつでも表示できます。 URLにアクセスすると、自分の組織に登録された「会議室」リソースの「ビルディング名」が右上に表示されます。表示する予定の日付を選択することもできます。 なお、新しいデプロイをするたびにURLが変更されます。同じURLのまま修正したウェブアプリを公開したい場合は、デプロイを管理を選び、えんぴつアイコンを押して、バージョンを新バージョンにしてデプロイしてください。 URLを変更せずにデプロイするにはえんぴつアイコンから新バージョンを選択 Apps Scriptを使った業務改善 この記事では、GoogleカレンダーとApps Scriptを活用して会議室の空き状況を一目で確認する方法を紹介しました。もしGoogle Workspaceをお使いで、会議室がカレンダーリソースとして登録されている組織であれば、すぐに試していただけます。皆さんのお仕事が少しでも楽になれば幸いです。 BIGLOBEではApps Scriptを活用して、エンジニア部門とビジネス部門が一緒になって業務改善に取り組んでいます。具体的な取り組みについて、次の記事で紹介しています。もしご興味があればぜひご覧ください。 style.biglobe.co.jp ※ Google、Googleカレンダー、Google WorkspaceはGoogle LLCの商標であり、このブログはGoogleによって承認されたり、Googleと提携したりするものではありません。 ※ 記載している企業、団体、製品、サービス等の名称は各社またはその関連会社の商標または登録商標です。 会社によって会議室の管理に利用するデータ項目が異なる場合があります。 ↩
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reviewdogとDanger JSでコード内のスペルミスを発見し、修正を自動的に促す方法をご紹介します。 はじめに 「regist」という単語について Danger JS について reviewdog について プルリクエスト作成時に「regist」を検出し警告する Danger JSをGitHub Actionsで動かす設定 reviewdog を GitHub Actionsで動かす設定 プルリクエスト作成 reviewdogとDanger JSの使い分け 終わりに 参考 はじめに こんにちは、プロダクト技術本部の小川です。 みなさんは「regist」という単語、見覚えがありますか? この単語を見ると、「それって"register"じゃないの?」と思いませんか? もしそう思ったなら、あなたが正しいです。「regist」は英語では存在せず、「register」が正しい表現です。 しかし、なぜか特に情報技術の世界では、無意識のうちに「regist」が使われることが多いです。プログラマーにとって、他人のコードを見る際に予想外のスペルミスを発見するというのは、理解を阻害し時間を無駄にする要因となります。 この記事では、reviewdogとDanger JSというツールを使用してそのようなスペルミスを発見し、自動的に修正を促す方法をご紹介します。 それでは、さっそく詳細について見ていきましょう。 「regist」という単語について 「regist」という単語は一般的に私たちが思い浮かべるような単語でしょうか? 実際にGoogleでその意味を検索してみましょう。 ※ Google および Google ロゴは Google LLC の商標です。 ん?この単語の意味は「登録する」だと思っている人も多いのではないでしょうか。 ってかコルシカ語って何?英語じゃないん?? そうなんです…!!実は「regist」という英単語は存在しないんです…!「登録する」を意味する正しい英単語は「register」なんです!!!! これを誤解している方が多いように思います。6、7年ほどエンジニアとして働いてきましたがソースコード上に「登録する」という意味の単語として「regist」を使用する場面を数々見てきました。 読者のみなさんも見覚えがあるのではないでしょうか?ほら・・・いつも面倒を見ているソースコードにも・・・😇 私個人としては、「regist」という単語がソースコードに混じっていると大変気になってしまいます。意味が全く通じないというほどのものではないですが、タイポした単語がソースコードに残されることはコード全体の記述の統一性の点からみてもよろしいとは言えないでしょう。 そこで、「regist」をソースコードから「 駆逐 」してやりましょう。Danger JSとreviewdogを使って。 Danger JS について Danger JS はコードレビューの効率化・自動化を行うためのツールです。特に「チーム内で慣習的に行われているコードレビューの自動化」を目的にしています。例えば以下のようなルールや内容を自動的にチェックし、プルリクエストのコメントとして自動投稿することができます。 リリースノートが作成されていること プルリクエストのタイトルや本文が特定のルールに従った内容であること プルリクエストにラベルが設定されていること 特定のファイルが変更されていること プルリクエストのメタデータを基に、Danger JSでルールを定義することで上記のようなコードレビューのルールが遵守されているかを検知することができます。 reviewdog について reviewdog は、Linterなどのチェックツールの結果をGitHubのプルリクエストにコメントするためのツールです。プルリクエストで変更された内容にLinterのルールに違反する内容が含まれる場合に、reviewdogはLintの結果をコメントとして投稿をします。 ツールの作成にいたる背景などのより詳しい内容は reviewdog開発者様のブログ をご参照ください。 プルリクエスト作成時に「regist」を検出し警告する GitHub Actionsを使用して、プルリクエスト作成時にreviewdogとDanger JSを動かし、「regist」の存在をプルリクエスト内で検出します。そのために、リポジトリの .github/workflows ディレクトリにGitHub Actionsのワークフローを定義します。 Danger JSをGitHub Actionsで動かす設定 まず、GitHub Actionsのワークフローを定義します。リポジトリの .github/workflows ディレクトリにyamlファイルを作成します。 name : danger on : - pull_request jobs : build : name : Danger JS runs-on : ubuntu-latest permissions : write-all steps : - uses : actions/checkout@v3 - name : Danger uses : danger/danger-js@11.0.2 env : GITHUB_TOKEN : ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }} DANGER_DISABLE_TRANSPIRATION : true 次に、プロジェクトのルートディレクトリにの dangerfile.ts を作成します。 このファイルは、Danger JSが実行する際に読み込む設定ファイルです。 import { GitHubPRDSL, danger, markdown, warn } from "danger" ; const findRegist = ( content : string ) => { return content. match ( /\bregist\b/ ) } const warnRegist = ( createdBy : string ) => { const body = ` ## 👮👮👮regist警察出動!!!👮👮👮 @ ${ createdBy } ⚠️⚠️⚠️ちょっとまってください!⚠️⚠️⚠️ もしかして、『**regist**』という単語を使おうとしていませんか?? 『regist』という単語は**存在しません!!** 「登録する」という意味の英単語は『『『**register**』』』です!!!!以後、気をつけるように!!! ### 参考資料 + [ソースコードの頻出単語 regist (覚えるべからず) | MSeeeeN](https://mseeeen.msen.jp/resist-regist/) + [“regist” という単語は存在しない | text.Baldanders.info](https://text.baldanders.info/remark/2017/04/regist-dose-not-exist/) + [regist 存在しない - Google 検索](https://www.google.com/search?q=regist+%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84&rlz=1C5CHFA_enJP1007JP1008&oq=regist+%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84&gs_lcrp=EgZjaHJvbWUyBggAEEUYOTIICAEQABgKGB7SAQgzMjYyajFqN6gCALACAA&sourceid=chrome&ie=UTF-8)` warn( "Warning!!!" ) markdown(body) } const warnRegistInPullRequest = ( pullRequest : GitHubPRDSL ) => { const title = pullRequest. title const body = pullRequest. body const createdBy = pullRequest.user.login if (findRegist(title) || findRegist(body)) { warnRegist(createdBy) } } warnRegistInPullRequest(danger.github.pr) Danger JSが実行される際、 warnRegistInPullRequest 関数が実行されます。 この関数は、プルリクエストのタイトルと本文の両方を findRegist 関数に渡して "regist" の存在をチェックし、もし存在した場合は warnRegist 関数を呼び出して警告メッセージを投稿します。 reviewdog を GitHub Actionsで動かす設定 こちらも同様にGitHub Actionsのワークフローを .github/workflows ディレクトリに定義します。 name : reviewdog on : pull_request : branches : - "**" jobs : reviewdog : runs-on : ubuntu-latest name : reviewdog permissions : pull-requests : write steps : - name : Checkout uses : actions/checkout@v3 - name : Set up JDK uses : actions/setup-java@v1 with : java-version : 17 - name : Download checkstyle run : wget -O - -q https://github.com/checkstyle/checkstyle/releases/download/checkstyle-10.12.6/checkstyle-10.12.6-all.jar > ./checkstyle.jar - name : Setup reviewdog run : | mkdir -p $HOME/bin && curl -sfL https://raw.githubusercontent.com/reviewdog/reviewdog/master/install.sh| sh -s -- -b $HOME/bin echo "$HOME/bin" >> $GITHUB_PATH - name : Run reviewdog with checkstyle env : REVIEWDOG_GITHUB_API_TOKEN : ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }} run : java -jar checkstyle.jar -c ./checkstyle/checkstyle.xml ./ -f xml | reviewdog -f=checkstyle -reporter=github-pr-review このワークフローでは、プルリクエストが作成されると、Checkstyleをダウンロードして実行し、その結果をreviewdogにパイプします。reviewdogはその結果をGitHubのプルリクエストに警告コメントとして投稿します。 <! DOCTYPE module PUBLIC "-//Puppy Crawl//DTD Check Configuration 1.3//EN" "https://checkstyle.org/dtds/configuration_1_3.dtd" > <module name = "Checker" > <module name = "TreeWalker" > <module name = "Regexp" > <property name = "format" value = "(^|\b|(? & lt ; =[a-zA-Z\-_]))((R|r)egist)(\b|(?=[A-Z\-_])|$)|(^|\b|(? & lt ; =[\-_]))REGIST(\b|(?=[\-_])|$)" /> <property name = "illegalPattern" value = "true" /> <message key = "illegal.regexp" value = "「regist」という単語が使用されています!!「登録する」という単語は「register」を使用してください!!" /> </module> </module> </module> Checkstyleの設定ファイルは上記の内容です。今回は checkstyle というディレクトリをプロジェクトルートに作成し、 checkstyle.xml というファイル名で配置します。 プルリクエスト作成 たとえば、以下のように「createをregistに修正する」ような変更を含むプルリクエストを作成します。 public class Sample { - public static void create() { - var sample = "create is great!"; - var PRE_CREATE_VALUE = "sample"; + public static void regist() { + var sample = "Regist is great!"; + var PRE_REGIST_VALUE = "sample"; System.out.println(sample); } } Danger JSがプルリクエストのタイトルに含まれた『regist』という単語を検知します。 すると、このような おせっかいな コメントを残してくれます。 また、CheckstyleによるLintの結果をreviewdogがプルリクエストにコメントとして残してくれます。 これで「regist」を駆逐できそうです。 reviewdogとDanger JSの使い分け 今回、reviewdogとDanger JSという2種類のツールを使用しました。これら二つは共にコードレビューを自動化するためのツールですが、それぞれのツールに異なる特徴があります。 reviewdogは様々なプログラミング言語の静的解析ツールと連携し、その結果を提供することができます。一方、Danger JSはGitやプルリクエストのメタデータ(コミットメッセージや変更されたファイル、プルリクエストの説明など)に基づきルールを設定し、フィードバックを提供します。例えば、「プルリクエストの説明がX文字以下であれば警告を出す」、「プルリクエストのタイトルに特定のフレーズが含まれていなければ警告を出す」といったルールを設定することで、プルリクエストの品質を一定以上に保つことができます。 したがって、静的解析結果を基にしたフィードバックが必要な場合はreviewdogを、プルリクエストのメタデータに基づいたルールが必要な場合はDanger JSを使用すると良いでしょう。 終わりに reviewdogは自分が関わっているシステムでも組み込まれていて存在は知っていましたが、自分で1から設定して動かす機会は初めてであったため学びになりました。 またDanger JSは初めての導入でしたが、GitHub Actionsで動かすのにそれほど難しい設定もなく動かすことができたので、手軽さを知ることができました。 これからもチームの生産性向上に繋げられる活動を続けられればよいなと思っております。 ここまで読んでくださって、ありがとうございました! 参考 Danger JS reviewdog/reviewdog: 🐶 Automated code review tool integrated with any code analysis tools regardless of programming language ソースコードの頻出単語 regist (覚えるべからず) | MSeeeeN “regist” という単語は存在しない | text.Baldanders.info ※ GitHubは、GitHub, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
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Google Apps Scriptを使えば、Google Workspaceを自動化し業務を効率化できます。フォームへの申請をChatに通知する例でその使い方を学びます。 開発部門(プロダクト技術本部)の高玉です。 BIGLOBEはオフィスツールにGoogle Workspaceを使っています。ローコード開発プラットフォームGoogle Apps Scriptを使えば、プログラミングでGoogle Workspaceを自動化し、業務を効率化することができるのでとても便利です。 この記事は、Apps Scriptを使うと何がどう便利になるのかを体験していただけるように作成しました。具体例として、Googleフォームに申請された内容をGoogle Chatに自動的に通知するまでの手順を説明します。所要時間は30分程度です。Google Apps Scriptを初めて使う方にも分かりやすいよう、途中で動作を確認しながら、段階的に説明していきます。 .table-of-contents ul { display: none; } 何ができるのか? 通知したい項目を決める(フォームの項目作り) 通知先の着信Webhookを作成する Googleフォームを作る 申請者のメールアドレス 貸出機器 貸出日 説明の追加 回答用スプレッドシートを作る もしGoogleフォームの項目を変更したら? スプレッドシートからApps Scriptを起動しスクリプトを記述する Google Chat に通知する Googleフォームから受け取ったデータを通知する Googleフォームからデータを受け取る 別の事例も紹介しています (おまけ)複数フォームのうち一部の申請のみ通知する 何ができるのか? できるようになることを先にご紹介します。次のようなGoogleフォームで申請した内容が、 Google Chat宛に次のように通知されます。 設定についてこれから解説していきます。Googleフォーム、Googleスプレッドシート、Apps Script、Google Chatとたくさんの道具を渡り歩くことになりますので、ゆっくりと進んでいってください。 通知したい項目を決める(フォームの項目作り) まず、Google Chatに通知したい項目を決めます。 今回は「機器の貸出申請」を題材として取り上げ、以下の項目を通知するものとします。 申請者のメールアドレス 貸出機器 貸出日 通知先の着信Webhookを作成する どのGoogle Chatのスペースに通知するかを決めましょう。なければこのタイミングで作っておきます。スペース名は後から変更することもできます。 通知先のGoogle Chatのスペース名をクリックし「アプリと統合」を選択します。 「+Webhookを追加」ボタンを押します。 名前は日本語で適当につければ大丈夫です。アバターのURLは空欄のままで大丈夫ですし、 https://developers.google.com/static/workspace/chat/images/chat-product-icon.png を入力するとGoogle Chatのアイコンになります。もしアバターを設定する場合は、著作権を侵害しない写真を選択してください。右下の保存ボタンを押します。 すると、着信WebhookのURLが作成されます。コピーアイコンを押すと、URLをクリップボードにコピーできます。後でApps Scriptを記述する時に使います。 生成されたURLはいつでも参照できるので、先に進みます。 Googleフォームを作る 通知したい項目に応じて、Googleフォームを作成します。 申請者のメールアドレス Google Workspace を使っている場合は、自動で収集できるのでフォームの項目として追加する必要はありません。回答タブの「回答」で「メールアドレスを収集する」がチェックされていれば大丈夫です。 貸出機器 「ラジオボタン」もしくは「ドロップダウン」で項目を作成します。「必須」をチェックします。 貸出日 「日付」で項目を作成します。「必須」をチェックします。 説明の追加 項目名は Google Chat への通知に使いますので、補足説明は次のやり方で追加してください。各項目の右下にあるケバブメニュー(3つの縦の点)から、説明を選びます。 ここまでの作業で、次のようなフォームができました。 回答用スプレッドシートを作る Google Chat に通知をするために、Apps Script を使います。今回は、回答用スプレッドシートに Apps Script を関連付けます(Googleフォームそのものに Apps Script を関連付ける方法もありますが、スクリプトの記述が煩雑になるため、説明を割愛します)。 Googleフォームの回答タブで「スプレッドシートにリンク」を押します。 「新しいスプレッドシートを作成」がチェックされていることを確認して、右下の「作成」を押します。Googleフォームと同じ場所に、回答用スプレッドシートが作成されます。 スプレッドシートの最上部の列名は、タイムスタンプ、メールアドレスから始まり、その後はGoogleフォームで追加した項目になっています。 もしGoogleフォームの項目を変更したら? 今後、Googleフォームの項目を変更した時に必要なことを説明します。後で読んでいただいても構いません。 Googleフォームの項目を変更すると、回答用スプレッドシートに変更後の項目列が新しく追加されて、回答が追加されていきます。そのまま使い続けても良いのですが、新しくシートを作り直す方が良い場合があります。 新しいシートに回答を追記していくには、フォームのリンクを解除して、回答の送信先を選択し直します。すると、選択したスプレッドシートに新しいシート名(フォームの回答2)で回答用のシートが追加されます。このシートはシート名を変更しても大丈夫です。 ただ、項目名が変わるたびにこの作業をするのは少々無駄です。なので、手順の一番最初に「通知したい項目を決める」を置いています。 以下、回答用シートを変更する手順を紹介します。回答タブのケバブメニューから、「フォームのリンクを解除」します。 次に「回答の送信先」を選択します。 そして「既存のスプレッドシートを選択」にチェックがあることを確認して、右下の選択を押します。 スプレッドシートからApps Scriptを起動しスクリプトを記述する 回答用スプレッドシートの上部メニュー「拡張機能」から「Apps Script」を選択し、スクリプトエディターを表示します。 まずスクリプトに名前をつけます。「無題のプロジェクト」をクリックして、別名をつけます。スクリプトを再利用する場合は英字の名称が良いですが、このスクリプトは再利用しないため、日本語で大丈夫です。 今回は、Googleフォームと同じ名称(【例題】機器貸出申請)にしておきます。 ここからは、スクリプトを記述して動作を確認していきます。 Google Chat に通知する まず、コード.gsの1行目から3行目までを全て削除します。 次に、Google Chatに戻ります。スペース名をクリックしてWebhookを管理から、着信Webhook URLをコピーして、以下のように記述します。コピーしたURLはシングルクォーテーション(’)でくくり、行末にセミコロン(;)を記述しています。以下に記述したURLはあくまで例なので、自分でコピーしたURLを貼り付けてください。 const URL = 'https://chat.googleapis.com/v1/spaces/XXXXXXXXXXX/messages?key=XXXXXXXXXXXXXXXXX&token=XXXXXXXXXXXXXX' ; さらに、以下のスクリプトを追記します。 function notify ( text ) { UrlFetchApp . fetch ( URL , { method : 'post' , contentType : 'application/json' , payload : JSON . stringify ({ text }) , }) ; } function test_Google_Chatに通知 () { notify ( 'テストです。' ) ; } 貼り付けたら、一度保存します。保存はスクリプトエディター上部のフロッピーディスクアイコンを押すか、Ctrl + S を押します。 では、貼り付けたスクリプトが正しく動作するか確認してみます。画面上部の「デバッグ」の右で、「notify」となっているところを「test_Google_Chatに通知」に変更します。その上で、その左にある「実行」ボタンを押します。 初回の実行では「承認が必要です」と表示されます。「権限を確認」を押します。 アカウント選択画面になるので、自分のアカウントを選択します。 「外部サービスへの接続」を許可します。右下の許可ボタンを押します。 これでスクリプトが実行されます。画面下部の実行ログに何も表示されず、通知先であるGoogle Chatのスペースに「テストです。」というメッセージが表示されていればOKです。 Googleフォームから受け取ったデータを通知する 通知がうまくいったので、Googleフォームの送信を受け取ってみます。スクリプトエディターで、(先に書いたスクリプトは残したまま)以下のスクリプトを追記します。なお、Apps Scriptに詳しい方向けに説明しておくと、フォーム送信イベントのうちスプレッドシートに渡される方法を使っています。namedValuesに回答用スプレッドシートに追加されたデータの見出しと値が渡されます 1 。 developers.google.com function onFormSubmit ( e ) { const items = Object . entries ( e . namedValues ) . map (([ key , values ]) => ` ${ key } : ${ values [ 0 ]} ` ) . join ( '\n' ) ; const message = `申請がありました。\n ${ items } ` ; notify ( message ) ; } function test_フォーム送信データを通知 () { const e = { namedValues : { '項目1' : [ '項目1の値' ] , '項目2' : [ '項目2の値' ] , '項目3' : [ '項目3の値' ] } } onFormSubmit ( e ) ; } 一度、スクリプトを保存して、貼り付けたスクリプトが正しく動作するか確認します。画面上部の「デバッグ」の右で、「test_フォーム送信データを通知」を選択し、左にある「実行」ボタンを押します。 以下のようにGoogle Chatに通知されていたら成功です。 最終的にスクリプトエディターに記述するスクリプトは次の通りです。以下のようになっていればOKです。 const URL = '(ここに着信WebhookのURLを記述します)' ; function notify ( text ) { UrlFetchApp . fetch ( URL , { method : 'post' , contentType : 'application/json' , payload : JSON . stringify ({ text }) , }) ; } function test_Google_Chatに通知 () { notify ( 'テストです。' ) ; } function onFormSubmit ( e ) { const items = Object . entries ( e . namedValues ) . map (([ key , values ]) => ` ${ key } : ${ values [ 0 ]} ` ) . join ( '\n' ) ; const message = `申請がありました。\n ${ items } ` ; notify ( message ) ; } function test_フォーム送信データを通知 () { const e = { namedValues : { '項目1' : [ '項目1の値' ] , '項目2' : [ '項目2の値' ] , '項目3' : [ '項目3の値' ] } } onFormSubmit ( e ) ; } Googleフォームからデータを受け取る では最後に、Googleフォームで送信したデータを、Apps Scriptで受け取るようトリガーを設定します。スクリプトエディターの左ペインで時計アイコンのトリガーを選択します。次に、少し分かりづらいのですが画面右下の「トリガーを追加」ボタンを押します。 各項目を次のように設定していきます。 実行する関数を選択 onFormSubmit 実行するデプロイを選択 HEAD イベントのソースを選択 スプレッドシートから イベントの種類を選択 フォーム送信時 エラー通知設定 今すぐ通知を受け取る 設定できたら、右下の「保存」ボタンを押します。この時に承認が求められることがありますが、先程と同じように自分のアカウントを選択し、許可してください。 保存できると、一覧に設定したトリガーが表示されます。 なお、このトリガーは設定した本人しか削除できません。退職などで業務を引き継ぐ前に、新しい担当者がトリガーを設定し直す必要があるのでご注意ください。 ここまでで設定は完了です。Googleフォームから実際に申請をして、通知が届くか確認してください。Googleフォームに戻って、プレビューを確認すると実際に申請ができます。Google Chatに申請内容が届いてればOKです。お疲れ様でした。 別の事例も紹介しています 業務の中でもよく使う例を取り上げながら、Apps Scriptでプログラミングをして、Google Workspaceを自動化する様子をご紹介しました。この記事はもともと社内向けに作った記事です。プログラミング未経験の社員も、ここにある手順通りに作業をすることで「自分にもできた!」と大変喜んでくれました。 BIGLOBEでは、エンジニア部門とビジネス部門が協力しながら、様々な業務をApps Scriptで効率化しています。もしご興味があれば、次の記事もぜひご覧ください。 style.biglobe.co.jp (おまけ)複数フォームのうち一部の申請のみ通知する 社内から出てきたちょっと特殊な要件にも対応したのでご紹介です。 複数のGoogleフォームの回答を、一つのスプレッドシートにまとめて記録することもできます。Googleフォーム一つにつき、一つのシートに回答を記録します。 この場合にも、上記のプログラムをそのまま使うことができます。ただ、全てのフォームの申請に反応して通知をしてしまいます。 すべてのフォームではなく、一部のフォームの申請のみを通知したい場合、申請があったシート名を取得して通知すべきかどうかを判断させます。次の例では「シート1」「シート2」の申請があった場合に、通知します。必要に応じて書き換えてください。 const TARGET_SHEET_NAMES = [ 'シート1' , 'シート2' ] ; // 通知対象のシート名を入れてください。この例では「シート1」と「シート2」への申請を通知します。 function onFormSubmit ( e ) { const sheetName = e . range ?. getSheet () . getName () ; if ( ! TARGET_SHEET_NAMES . includes ( sheetName )) return; // 通知対象のシート名出ない場合は、通知しません。 const items = Object . entries ( e . namedValues ) . map (([ key , values ]) => ` ${ key } : ${ values [ 0 ]} ` ) . join ( '\n' ) ; const message = `「 ${ sheetName } 」の申請がありました。\n ${ items } ` ; notify ( message ) ; } ※ Google、Google Chat、Google Workspaceは、Google LLCの商標です。 ※ 記載している企業、団体、製品、サービス等の名称は各社またはその関連会社の商標または登録商標です。 Googleフォームの送信を受け取る別の方法は、GoogleフォームにApps Scriptを記述する方法です。詳しくは GoogleフォームからApps Scriptを呼び出す方法は2つある をご覧ください。 ↩
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プロダクト技術本部の梅津です。 2024年3月18日に開催されたKDDIグループのみ参加できる「AWS GameDay for KDDI Group」にBIGLOBEから2チーム参加してきました! その活動内容について報告します。 AWS GameDayとはなにか? そもそも”AWS GameDay”とは何かというお話をします。 公式のAmazon Web Servicesから概要を引用します。 AWS GameDay https://aws.amazon.com/jp/gameday/ GameDay は、ゲーム化されたリスクのない環境で現実世界の問題を解決するためのAWSソリューションを実装するスキルをテストする、チーム学習演習です。 課題に対してチームもしくは個人で挑んでポイントを稼ぎながら他の参加者と競い合うゲーム性のある研修プログラムです。 AWS SummitやAWS re:Inventでもプログラムによっては1時間も経たずに枠が埋まってしまう大人気プログラムです。 GameDay参加まで 2024年1月中旬ごろにAWSの営業担当の方から「今度KDDIグループ限定でGameDayを開催するので、是非ともご参加ください!!」と共有頂きました。 さっそく社内のブログやチャットで案内頂いた内容を共有してメンバーの募集を開始しました。 すぐに参加したいと手を挙げてくれたメンバーが揃い、BIGLOBEとしては8名2チームで参加することになりました。 チームメンバーはAWSを良く触っているメンバーから若手、はたまた部長まで参加する混合チームとなりました。 チームメンバーはAWSの知識、経験が均等になるようなチーム分けにしました。 今回はGameDayの開催日までAWSさんが全4回のハンズオン研修を実施してくださいました。 このハンズオンを受講することで今回のGameDayの内容は理解できるものとなっており手厚いサポートが準備されていました。 私も自身があまり触ったことないサービスなどに触れるハンズオンに参加して当日の準備を進めていきました。 開催当日 会場はAWSさんの本社のある目黒にて開催されました。 KDDI グループ各社様から153名/42チームの方が参加し、実際の会場の写真を見ていただけるとわかるように大きい会議室が満員になるくらいの人数となりました。 ほとんどが同じ会社、部署でチームを組んでおり、一部ソロ参加の方々のチームもあり、これだけの人数が揃っているのは圧巻でした。 GameDayは色々なプログラムが用意されており、今回の開催にあたって実施された概要は以下となります。 今回のGameDayの概要 ユニコーンレンタルの事業拡大に伴い、ユニコーンレンタルサイトやキャンペーンサイト、開発者のワークスペース環境の運用に課題が出てきました。参加者の皆様はユニコーンレンタルの開発/運用チームの一員として、AWS クラウドオペレーションサービスを駆使して課題の解決に取り組みます。 正直概要を見ても「どういうことだろう?」というように思うと思います。 GameDayはそのプログラムがわかってしまうような内容は明言してはいけません。という規則があるため、ふわっとした概要しかお伝えできません。。。 プログラム内容がわかっていたらかなり有利になってしまうのでこれは仕方ないですね。 そのため、この後記載する内容についても、かなりふわっとしたものになってしまうのはご容赦ください。 ついにGameDayの開幕です! AWSさんから概要と注意事項の内容の共有が終わると、開始時刻に合わせて遂にGameDayが始まりました! 開始のゴングが鳴ったあとはチームメンバーでの役割分担を実施して、課題として共有されたファイルに書かれていた環境の構築を始めました。 環境構築は各メンバーがしっかりと進めてくれて、構築が完了後はどんどんとポイントが貯まっていきました。 今回のプログラムは他のチームの構築した環境も利用しないとポイントが増えない仕様になっているので、別のチームの構築状況を把握しながら、リアルタイムに設定を変えながら進めていきます。 この設定を変えるのも今回のGameDayではポイントで、他チームの構築した環境の中でより良い環境を見つけて、素早く変更することでポイントがどんどん増えていきます。 しばらくすると色々なトラブルが発生していきます。 そのトラブルはサイレントで発生するものもあれば、運営であるAWSさんから通知されるものもあり、瞬時の判断と状況把握が必要になります。 すると、私が所属していたBチームが6位まで順位が上がりました!!(写真を撮り忘れてしまいましたが・・・) これは本当に3位以内を狙えるのでは?という兆しが見えてきましたが、そうはうまくいかないのがGameDayでした。 そのあと発生したトラブルでサービスのほとんどが停止してしまい、ポイントの取得が止まり、あろうことかマイナスポイントが発生し始めてしまいました。 出血を止めるために早急にトラブルシュートを始めたのですが、なかなかうまく復旧が出来ずチームメンバーで色々相談しながら四苦八苦していました。 結局このトラブルを解決することが出来ず、GameDayは終了の時間を迎えてしまいました。 最終的な順位はBIGLOBE Aチームは34位、私が入ってたBチームは15位と全体の真ん中よりも上の順位は取れましたが上位入賞は出来ませんでした。 GameDayに参加して感じたこと チームで力を合わせて挑む面白さ 今回BIGLOBEとしては2チームで参加しましたが、業務の繋がりもあるメンバーもいれば、あまり関わらないメンバーもいたり、若手もベテランも混合したチームでした。 それぞれが得意なことを活かしながら、課題に取り組むことができました。ベテランだけが活躍することはなくチーム一丸となって課題に取り組むことができ、チームで課題を解決していく面白さを感じました。 GameDayはメンバーとの会話がとても重要で状況を常に共有しながら、みんなで課題を解決したりトラブルシュートをしたり、スコアで一喜一憂したりとお祭りのような感じでした。 トラブルシュートでは(当たり前だけど)ログの確認が大切! 今回いくつかのトラブルが発生しましたが、特に中盤に発生したトラブルは結局最後まで解決できませんでした。 最後にAWSさんの解説があり、解決できなかったトラブルはとても単純なものでした。 自分たちの状況を振り返ってみるとこれに気づけなかったのには理由があって、運営から明示されてるトラブルと明示されていないトラブルが平行して発生していて、全てのトラブルの要因が明示的なトラブルの問題だと思い込んでたところにあります。 トラブルシュートをする際にも、根本的な部分は問題ないと勝手に思い込んでいたためになかなか原因に辿り着くことができず、トラブルシュート、障害対応を実施する際に必須となるログの確認や状況の切り分けをするという根本的な部分を見ることの重要性を改めて感じました。 最後に 今回は残念ながら入賞を果たすことはできませんでしたが、このGameDayに参加出来て良かったと思っています。 自分たちが触れてきたAWSの知識を再確認できましたし、自分たちが思っている以上に知識がついていることを実感することができました。 今回の体験を通じて多くの方がre:InventでGameDayやJAMに夢中になる理由もわかりました。 出来ればBIGLOBE内部でも同じようにGameDayを開催して、ワイワイと盛り上がりながらAWSの技術を伸ばしたいと感じました。 ※ Amazon、Amazon Web Services、AWSは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
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プロダクト技術本部の川口です。 2023/11/27 - 12/1 に ラスベガスで開催されたAWS re:Invent に参加してきました。 せっかく参加することになったので、行く前にやりたいことを言語化してみました。 現地でやりたいこと AWSのスキルを競うAWS Jam, AWS GameDayにたくさん参加する 入賞して景品獲得を目指す なるべく外国人のエンジニアとコミュニケーションをとる 情報交換する EXPOのブースを回る ゲームができるブースがあるので一緒に遊ぶ 様々なセッションに参加して新サービス、トレンドを学ぶ グランドキャニオンに行く カジノで遊ぶ 前年社内で参加した人に聞くと手を動かすセッションがよいと聞き、AWS Jam、 GameDayを中心に参加しましたので、それらのセッションを中心に紹介していきたいと思います。 AWS Jam / AWS GameDay とは AWS Jam: DevOps & Modernization AWS GameDay: Network Topology Titans アクティビティもある まとめ AWS Jam / AWS GameDay とは 4人1チームのAWSのスキルを競うセッション 専用のwebページを開くと課題が与えられ正解すると得点がもらえる GameDay だと最初の課題を何問かクリアしないと他のミッションが解放されない 私は3つのAWS Jamと1つのGameDayに参加しました AWS Jam Generative AI DevOps AWS Jam and escape room AWS GameDay Network Topology Titans 主にDevOpsとNetwork Topology Titansについて感想を述べていきます。 AWS Jam: DevOps & Modernization やりたいことリストに「外国人エンジニアとコミュニケーションをとる」と書いていたのでこのセッションは外国人エンジニア3人の方と一緒に課題に取り組みました。 使ったAWSのサービス CodePipeline CodeBuild Lambda ECS 課題の内容 Javaアプリのコンテナ化 CI/CD パイプラインの構築 私が挑戦した課題では上記のようなサービスを使ってコンテナを構築したり、CI/CD環境を整えたりするといった内容でした。 普段この辺のサービスを使うことは比較的多いので、つまったところはあったもののチームメンバーに聞きつつ課題を3つほど完了することができました。 課題を解いている中でよくわからない問題があったので「この問題わからないんだけど、誰か詳しい人いない?」と聞いてみたところ隣の方と一緒に問題文を読んで課題に取り組むことができました。 re:Inventでやりたいことリストの一つに「外国人エンジニアとコミュニケーションをとる」ことをあげていました。難しい議論をするところまではいきませんでしたが、お互いに「◯◯の課題が終わったよ」「次の課題やるね」と声をかけあいながら楽しく進めることができ、満足しています。 チームメンバーも優秀で60チーム以上参加してる中で8位になることができました。 AWS GameDay: Network Topology Titans こちらは以前勉強会で知り合った方が誘ってくださり、日本人チームで参加することになりました。 使ったAWSサービス VPC CloudFront 問題の内容 IPAMの設定、VPC・サブネットの構築 S3とCloudFrontを使ったコンテンツ配信 最初の問題がIPAM、VPCの設定の問題だったのですが、どこのリソースを変更すればいいかわからずかなり手こずりました。 また、GameDayでは課題をある程度解かないと他の問題が解放されないような仕組みになっており、焦りました。 スタッフの人にヒントをもらいつつ、チームメンバーと議論しながら時間をかけながらも最初の課題を全問解くことができました。 他の課題も解き始めましたが、難易度は高めでうんうんうなりながら解いていきました。 最終的な順位は60チームくらいで35位と中途半端な成績に終わりました。 アクティビティもある セッションのほかにもスポーツやゲームができるコーナーも設けられてました。 セッションの合間の息抜きになったり、同じセッションを受けた人と一緒に遊んだりして楽しかったです。 アメフトボールを投げる ゲーセンとかにあるバスケのゲーム みんなでスマブラして遊びました まとめ AWS Jam、GameDayそれぞれ4つのセッションに参加しましたが、 普段関わらない人たちと一緒にコミュニケーションとりながらワークに取り組めた 使ったことがないサービスを強制的に触って学習できた 以上の2点が大きな体験となりました。また、他のAWS JamでML系や生成AI関連のサービスに初めて触れて苦戦したので、会社でSageMakerやBedrock等を使ってハッカソンを開催したいと思っています。 今回の re:Invent の参加を通して、AWSのことをより勉強したいと思える貴重な体験ができました。 この記事では紹介しきれませんでしたが、re:Inventでもブレイクアウトセッションでは(マイグレーションの話はまだまだありつつも)クラウドを使ってシステムをどうモダナイズするかが話題の中心になっていると感じました。 弊社では大きなトラブルの許されないバックオフィスシステムを全てAWSに移行し、データセンターを完全撤廃しています。 aws.amazon.com 今後はクラウドネイティブ化の推進が課題です。セッションや情報交換を通じて得た情報を活用して、お客さまにより大きな価値を提供していきます。 最後に先日 KDDIグループむけのイベント AWS GameDay for KDDI Group が開催されました。 こちらのイベントのレポートも公開予定なので是非チェックしてみてください。 ※ AWSは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。
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MVNOサービスであるBIGLOBEモバイル。そのネットワークインフラの設計、構築、運用など幅広い業務に携わるモバイルコア技術部では、エンジニアをはじめリーダー候補となる新たなメンバーを募集しています。 そこで、プロダクト技術本部 副本部長、およびプロダクト技術本部 モバイルコア技術部長を兼任している執行役員常務CNO 高宮展樹(たかみやのぶき)のインタビューを実施。どのような方を求めているのか、この仕事のやりがいは何なのか、高宮が感じる「BIGLOBEらしさ」など、いろいろと話を聞いてみました。 (2024年11月追記:本募集は終了しました。) MVNO事業者として、品質とコストのバランスの両立が永遠のテーマ 権限と責任が大きい分だけ、大変さとやりがいがある 未来起点でチャレンジできる仲間に来てほしい MVNO事業者として、品質とコストのバランスの両立が永遠のテーマ 高宮 展樹(たかみや のぶき) 執行役員常務CNO 1992年4月に新卒でNECへ入社、インタフェース技術研究所配属。 2000年4月よりBIGLOBE事業に参画。分社化を経て、光回線サービス、MVNOサービス、クラウドサービスの基盤開発・構築・運営などの統括に従事。 2020年執行役員就任。 2023年執行役員常務CNO就任。 現在、プロダクト技術本部副本部長、およびプロダクト技術本部モバイルコア技術部長を兼任。 ※CNO:チーフネットワークエンジニアリングオフィサー —— まずは、プロダクト技術本部の役割やミッションを教えてください   プロダクト技術本部はBIGLOBEの技術部門であり、主に固定ISPサービス/MVNOサービス/クラウドサービスのインフラ部門、新サービスを創りだすアプリケーション開発部門など幅広く担当しています。 中でも今回新たなメンバーを募集しているMVNOサービスの「BIGLOBEモバイル」事業は、お客さまに動画・音楽を楽しんでいただきつつ安価にご利用できるサービスを提供する商用基盤として、通信品質とコストパフォーマンスの両立をミッションに掲げて事業を推進しています。 その両立を実現する基盤は、サーバー・ストレージ・ネットワークから構成される①物理層、物理リソースを管理・切り出す、②仮想化層、その上でお客さまの通信を識別・制御するいろいろな機能のアプリケーションが動く、③VNF層で構成されています。加えて、自動的に障害を回避するヒーリング機能を 取り入れたりと さまざまな取り組みを実施しており、コストパフォーマンスと品質の追求という永遠の事業課題に向き合っています。   —— この課題に取り組むことが、常に求められている、と。実際にどのような働き方ができるのでしょうか。   そうですね。①物理層のネットワーク、サーバー、ストレージ、②仮想化層の知識があり、③いろいろな通信を識別・制御する機能が理解できてはじめてこのシステム全体が設計・構築できることになります。その点、MVNOの各層の知識やスキルを伸ばしたい方も、全国規模の商用ネットワークやクラウドのスキルを獲得する機会もあるのがBIGLOBEで働く魅力のひとつかもしれません。 BIGLOBEモバイルで利用している認証基盤は、 Amazon Web Services(AWS) やGoogle Cloud Platform(GCP)など、クラウド・ネイティブ化による自動化(CI/CD)にも取り組んでいます。 ISPの認証基盤を、マルチクラウドで実現している事業者は少ないので、オンプレミス型とクラウド型両方で成長の機会があると思います。ひとつのクラウドのみを採り入れると、当然運営元の制限を受けます。仮に障害が起きたとしても、私たちが即時に対応することはできません。そのため、マルチクラウドの導入を検討しました。具体的には、AWSとGCPの両方を導入し、どちらかに障害が発生しても事業継続できるようにマルチクラウド構成を設計して運用しています。当然、コストは高くなりますが、ここでは品質を重視して進めています。 —— BIGLOBEモバイルのサービスの特徴はありますか。   いろいろありますが、まず特徴のひとつは、YouTubeなどの対象21サービスの通信量が、定額料金でノーカウントになるスマホ向けオプションサービス「 エンタメフリー・オプション 」 をいち早くはじめたことです。パケットの種類に応じてカウントするかしないかを切り分ける機能を入れています。 また通信の裏側では、エンタメフリーにお客さまが加入されたとか、解約されたとか、ギガ追加などのオプションを購入いただいたといったポリシーに基づいて、契約情報の変更も反映してコントロールするなど、VNF層の各機能を制御しています。 その点、働き方の特徴にも繋がりますが、幅広い知識を学べます。例えば、固定回線のネットワークを担っているチームやクラウド技術部がオフィスでも近くにいるので連携が図りやすいですし、コアネットワークにも興味があると手を挙げればローテーションを図ったり、いったんモバイルからネットワークの部署に行って、ネットワークからまたモバイルに戻ってくるみたいな話も普通にあります。 そして何より、商用基盤でインフラを安定稼働させるためのスキルセットを持っているスペシャリストの人材が全ての領域で揃っている環境なので、一緒に働く上で刺激になるはずです。   権限と責任が大きい分だけ、大変さとやりがいがある —— 今回募集する部門の求める人物像を教えてください。   募集の背景は、MVNOインフラの更改や、事業拡大のための人員の強化です。もうひとつ、中長期的に見ると、マネジメントから現場までベテランのメンバーが活躍している中で、チームの若返りを図るためにスキルを共有して育てていこうと考えています。 そういう意味では、エンジニアとして成長の機会は幅広い技術領域で提供できると思っています。先ほども触れましたが、社内にはサーバーやネットワーク、仮想化などそれぞれの領域においてスペシャリストがおり、それも業界内では名の知られたメンバーだったりもします。 今回入っていただく方には、そういったメンバーから学びながらプロジェクトマネジメントなども担えるリーダーとして活躍してほしいというのが私たちの願いです。マネジメントを含めてインフラ運営だと思うので、スペシャリストたちと協力しながらチームやプロジェクトを盛り上げていってほしいですね。   —— そういった方々がBIGLOBEで働くメリットとしてはどんなことがありますか?   自社事業なので、大きな裁量を求めているエンジニアにとってはやりがいを味わえるのではないでしょうか。会社の規模的には大手と違って一人ひとりの権限や担当範囲が広く、技術企画・戦略立案から実行して運用するといった前工程と後工程も含めて携われます。 もちろん、権限と責任が大きい分だけ大変ではありますが、そのような環境に挑戦してみたい方に来ていただきたいですね。   —— 具体的にはどんな環境やバックボーンで働いている方をイメージしていますか。   バックボーンは問いませんが、現在受託案件でお客さまのオーダーに従って仕事をしていたり、大手企業で部分的な責任の範囲だけで活動している方なら、特に違いを感じられるはずです。 例えば、SIerで働いている方は、仕事内容自体は大きく違わなくても、受託案件だと自分の意思でプロジェクトの計画をよりよいサービスにしたいからと後ろ倒しにはできないですよね。納期やチーム体制があって費用をいただいているので。そこのプレッシャーが大きく、かつ自由度は少ない環境にいるために転職を検討している方には最適な場になると思います。逆に、裁量の大きさが重荷になったり、いきなり企画に参画して戸惑うことがないように、私たちもフォローをしていく必要がありますね。 実際、BIGLOBEでは毎年、今後3年間をどうしていくか中期計画を立てるフェーズがありますが、社員自らがここに関わっていきます。目標を立案したら、事業計画や予算に落とし込んでプロジェクトとして実行していくのは、やはり大変だと思います。ただ、言い換えると幅広い経験ができ、熱意さえあれば身につけられることが多い環境なので、チャレンジする気持ちを持った方に向いている会社です。   未来起点でチャレンジできる仲間に来てほしい —— BIGLOBEがNECの一事業部だった頃から在籍している高宮さん。今までのキャリアの転換期などがあれば教えてください。   2つあります。1つは2000年にBIGLOBE事業に携わるために、社内異動をしたこと。もう1つは、BIGLOBEがNECから独立する際に、他のメンバーも含めNECに戻るかBIGLOBEに残るかという選択をする機会があったこと。結果的に、私はBIGLOBEに残り現在に至りますが、その理由としてはコンシューマービジネスにとてもやりがいを感じていたからです。 自社事業として自分たちで1から10まで考えられるし、通信事業は生活に根付いたサービスなので、身近で使っている人も多く、反応が見えることも魅力ですね。   —— 高宮さんご自身の、現在の仕事のやりがいは何ですか?   今まで弊社は、3つのデータセンターを自分たちで運営するオンプレミス型が主流でした。それを2018年に全部クラウドに移行するという方針を立て、 同時にモバイルは仮想化するという方針も掲げたのです。 実際に計画を立て修正してを繰り返し、2年に1度、1箇所ずつデータセンターを撤収していき、2023年9月で全てのデータセンターにあるシステムをAWSに移行しました。規模が大きいため、利益相反する部署の方々もたくさんいて、責任が重いプロジェクトでしたが、目標をしっかり見据えて、協力を得ながら推進していくプロセスに全部携われるのはとてもやりがいを感じました。 style.biglobe.co.jp 実は、データセンターを立ち上げるプロジェクトに最初に関わったのも私で、終了する判断も自分で下したのです。それが自社の事業に貢献できると考えての行動なので、あとはやり切るだけでした。時間軸で、今はこれが正しいと思っても、時が経てばより魅力的な技術やサービスが出てくるのはこの業界にとっては当たり前のことであり、良いことでもあります。今までのやり方にしがみつくのではなく、今回はクラウドにシフトしていくという考えを自分の中に落とし込んでいきました。 あとは、経営層を含め各所にしっかり説明して、合意を得て、行動に移し、それを成果として達成するというところは、まさにビジネスパーソンとして働く醍醐味以外の何ものでもないのかなと思っています。   —— 長い間BIGLOBEに関わっているからこそ感じる、この企業「らしさ」とはどんなところでしょうか。 社員はみんないい人ですが、ちょっとおとなしめな印象があります。当社には ビッグローブマインド という行動指針がありますが、その項目の中には「こうなりたい」という想いも含まれています。例えば、トガるというキーワードがありますが、もっと「尖る」必要があると思っているチームや人は多いのかな。「チームビックローブ」というキーワードは、馴染みが強いというか浸透し始めていると思います。 代表の山田は常日頃、「技術は、営業のセールストークを生むために、新しいものを作り出していくことに価値があるのだ」と言っています。例えば、インフラを維持しているだけでは全然ダメなんだということは強く言われているので、ビッグローブマインドで言うと「未来起点で」や「変化に挑む」、「お客さま目線に立って、期待を超える」といったところを、今後もしっかり強化していきたいと思います。   —— 最後に、この記事を読んでいただいた方にメッセージがあればお願いします。   しっかりした商用インフラを安定稼働して安心に運営するのは、大変な業務ではありますが、新技術を導入して、新たな価値をお客さまに提供しています。将来に向けてやるべき課題は多いので、一緒にチャレンジいただける方にきていただけると嬉しいですね。   —— 本日はありがとうございました!   当社では一緒に働く仲間を募集しています。 ご興味のある方はこちらの採用情報をご覧ください。 hrmos.co ※   Amazon Web Servicesは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。 ※ Google Cloud Platformは、Google LLCの商標または登録商標です。 ※ 記載している団体、製品名、サービス名称は各社の商標または登録商標です。
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初めましての方は、初めまして!既にご存じの方は、おはようございます!こんにちは!こんばんは! 新入社員の大田原 和輝です! 業務としては、DNS ・ロードバランサー・ IPv4 over IPv6 ・ NAT64/DNS64 基盤の設計・構築・運用などを行っています。 BIGLOBEは、マンションISP事業者向けに「BIGLOBE IPv6 サービス(IPIP)」の提供を2024年1月17日より開始しました。 今回は、この「BIGLOBE IPv6サービス (IPIP)」に導入した「国内標準プロビジョニング方式」と1月に開催された JANOG53 で話した内容「これからの IPv4 over IPv6 の話をしよう」について紹介します。 発表前の様子の写真 IPv4 over IPv6 がなぜ必要なのか IPv4 over IPv6 を使った通信のイメージ BIGLOBE IPv6サービス(IPIP) MAP-E と IPIP JANOGとは? まだ始まったばかりの国内標準プロビジョニング方式の導入 国内標準プロビジョニング方式の導入が進む世の中 ビッグローブの国内標準プロビジョニング方式導入に対する検討内容 おわりに IPv4 over IPv6 がなぜ必要なのか まずは、なぜ IPv4 over IPv6 が必要なのかについて、見ていきましょう! IPアドレスには、IPv4 と IPv6 の2つの形式があります。 この IPv4 と IPv6 にはいくつかの違いがあります。 その1つとして IPv4 と IPv6 で利用可能なアドレスの数が違うということです。 IPv4は約43億個のアドレスを提供できますが、IPv6 は約340潤個のアドレスを提供できます。今のインターネットでは IPv4 が枯渇しているのが実態です。枯渇している理由については、こちらをご覧ください。 www.nic.ad.jp 出典:総務省ホームページ ( https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ipv6/index.html )より抜粋 総務省では、電気通信の健全な発達に資することを目的に、国民の多くが次世代インターネットプロトコルによる利便性の高いサービスを享受することを可能とする IPv6 ネットワークへの速やかな移行を促進しております。 このように IPv4 が枯渇しているためインターネット環境は次第に IPv6 へと移行している傾向があります。 しかし、この移行が進む中で、IPv4 と IPv6 には互換性がないという問題があります。たとえば、家で IPv6 のみを利用している場合、IPv4 のみでサービスを提供しているwebサイトを閲覧することはできません。そこで役に立つのが「IPv4 over IPv6」という技術です。 他にも IPv4 と IPv6 の違いはありますが、興味がある方はご自身で調べてみてください! IPv6とIPv4の通信のイメージ IPv4 over IPv6 は、IPv6 のネットワーク上で IPv4 のパケット(データの塊)をやり取りするための方法を提供します。IPv6 ネットワーク(新しい道路)上で IPv4 のパケット(旧式の車)が移動できるような「通路」を作るイメージです。 この技術により、IPv6 と IPv4 の両方を使うネットワーク環境でも、通信がスムーズに行われるようになります。 IPv4 over IPv6 を使った通信のイメージ さて、次は IPv4 over IPv6 を使った通信のイメージを紹介します。 まずは、用語解説です。 CE(Customer Edge) ルータ: お客さま側に設置されたルータ PE(Provider Edge)ルータ: インターネットサービスを提供する会社側に設置されたルータ プロビジョニングサーバ:IPv4 over IPv6 通信に必要な設定情報をCEルータに展開するサーバ IPv4 over IPv6 を使った通信のイメージ 通信の流れを説明します。 まず、CEルータは DNSサーバに対してプロビジョニングサーバのアドレスを要求します①。 そのアドレスを取得した CEルータは、次にプロビジョニングサーバから必要な情報を受け取ります②。 その後、IPv4 over IPv6 技術を利用して CEルータは IPv6 ネットワーク上で PEルータと データのやり取りをします③。 最後に PEルータ を経由してIPv4 コンテンツを閲覧をします④。 これが一連の通信の流れです。 BIGLOBE IPv6サービス(IPIP) では、次にビッグローブがマンションISP事業者向けに提供した「BIGLOBE IPv6 サービス(IPIP)」について説明します。 ビッグローブでは、個人のお客さま向けに IPv6 オプション(MAP-E)を提供しています。 この MAP-E は、IPv4 over IPv6 技術の一つです。 IPv4 over IPv6 技術には、MAP-E や DS-Lite (ゲーム機ではありません)などがあります。 インターネットへの接続は、「ポート」という通信経路を通って行われます。これは、たとえばご自身が複数のアプリを同時に使いたいとき、それぞれのアプリが自分だけの「専用の通路」を持っているとイメージするとわかりやすいです。それぞれのアプリは通常1つ以上のポートを通信に使用します。一度に使えるアプリの数は、「使用可能なポート数」、つまり「専用の通路」の数で決まります。 ビッグローブが提供している IPv6 オプションは、一つの IPv4 アドレスを複数人で共有するため、使用可能なポート数がある程度制限されています。そのためマンションのように多くの利用者がいる場合は、ポート数が足りなくなるという問題が発生する可能性がありました。 この問題を解決するためにビッグローブでは、マンションISP事業者向けに BIGLOBE IPv6 サービス(IPIP) の提供を開始しました。この BIGLOBE IPv6 サービス(IPIP) は、IPIP という接続方式を利用しています。 MAP-E と IPIP さて、ここまでに「MAP-E」と「IPIP」という接続方式が出てきました。ここでは、少しだけ「MAP-E」と「IPIP」について解説します。 「MAP-E」は、「Mapping of Address and Port using Encapsulation」の略で、IPv4 パケット(データの塊)を IPv6 パケット内に包みこんで、IPv6ネットワーク上で転送する技術のことです。つまり、この技術は IPv4 のデータを「包む」ことで IPv6 形式に見えるようにし、IPv6 のネットワーク上を移動します。 一方、「IPIP」は「IP-in-IP Tunneling」の略で、1つのIPパケット(データの塊)を別のIPパケット内に取り込むという操作を行います。具体的には、IPv4パケット全体をIPv6パケットのペイロード(データ部分)として取り込みます。つまり、「IPIP」は IPv4 のデータをある手法を使って IPv6 形式に見せることで、IPv6 のネットワーク上で通信を可能にします。 もっと詳しく知りたい方は、ご自身で調べてみてください。実は私も勉強している最中です! JANOGとは? まずは JANOG という組織について分かりやすく説明します。 https://style.biglobe.co.jp/entry/2020/11/11/130000 より抜粋 JANOG では、様々な事業者・企業・学術団体等、そしてエンジニアだけではなく企画や営業を担当される方等、多種多様なメンバが集まり、インターネットというインフラの運用がより良くなるよう日々議論を行っています。 いわゆる業界コミュニティの一つになるのですが、一種の業界団体と考えていただいた方がイメージしやすいかもしれません。 このように、多種多様なメンバが集まってインターネットをより良くしようと日々議論しているのが JANOG です。 JANOG では、参加者が一堂に集まり、最新のネットワーク技術や存在する問題、それらに対する最善の対策について議論をする JANOG Meeting が年に2回開催されます。 今回の JANOG Meeting は53回目で、福岡で1/17〜 1/19 までの3日間に渡って開催されました。 私は、 JANOG Meeting の最終日である 1/19 に「これからの IPv4 over IPv6 の話をしよう」というタイトルで登壇しました。 発表している筆者 まだ始まったばかりの国内標準プロビジョニング方式の導入 さて、ようやく本題です。 ビッグローブでは、 BIGLOBE IPv6 サービス(IPIP) に「国内標準プロビジョニング方式」を導入しました。 1月に開催された JANOG53 では、この「国内標準プロビジョニング方式」について詳しく議論する機会をいただきました! プロビジョニング方式とは、通信ネットワークなどの各種サービスやシステムをお客様に提供するための準備や設定をどのように行うかという手法や方式のことです。 プロビジョニング方式は現在、VNE事業者独自の方式で提供されているところもあります。 VNE事業者とは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)事業者に対してインターネットのサービス提供に必要となるネットワーク設備などを提供する事業者のことです。 ビッグローブもVNE事業者です。 このVNE事業者ごとに異なる規格を統一するために「IPv6 普及・高度化推進協議会」が「国内標準プロビジョニング方式」を考案しました。 「国内標準プロビジョニング方式」についての詳細はこちらをご覧ください。 github.com インターネットを利用するだけの視点だと正直、「プロビジョニング方式が独自だろうと、別に影響はないんじゃないの?」と思うかも知れません。 確かに今のところ、直接的な影響は少ないかもしれません。しかし、通信環境やサービスが進化し続ける中で、いつどのような形で変化が起こるか分かりません。そのため、将来的にはインターネット利用者にも影響が出る可能性があります。 一方、ISP事業者や、ルータ製造会社にとっては、プロビジョニング方式の違いが重要な課題となることがあります。 国内標準プロビジョニング方式が普及しないと・・・ ISP ごとに独自のプロビジョニング方式が存在するため、ルータ製造会社はそれぞれに対応できる新しい機能の開発が必要となります。この作業には、時間と労力がかかります。 一方、 ISP 側にとっては、独自システムの仕様を詳細に検討し、設計する作業が必要です。これもまた、時間と労力が増える一因となります。 これらの作業にかかる時間と労力が増えることで、ルーターの販売価格が上昇する可能性があります。そのため結果的にお客様の負担が増えるかもしれません。 これらの問題を解決するため誕生したのが「国内標準プロビジョニング方式」です。 国内標準プロビジョニング方式の導入が進む世の中 現状では、国内標準プロビジョニング方式がまだ十分に普及していないため、ネットワーク機器全体の価格が高くなる傾向が見られるかもしれません。では、この方式が広く普及した場合、何が変わるのでしょうか? 国内標準プロビジョニング方式が普及すると・・・ ルータ製造業者にとっては、IPv4 over IPv6 対応機器の開発に国内標準プロビジョニング方式を採用することで、計画や開発にかかる時間と労力を減らすことができます。 同様に ISP では、独自規格の検討や設計にかかる時間と労力が削減できます。 お客さまにとっては、企業の作業効率化により、コストが抑えられるため、手頃な価格のルータの選択肢が増えます。また、ルータの設定にかかる手間も最小限に抑えられます。 このようにISP、ネットワークベンダ、そしてお客さまの3者にメリットがあります! こういったメリットがあるためビッグローブでは、BIGLOBE IPv6 サービス(IPIP) に国内標準プロビジョニング方式を導入しました。 ビッグローブの国内標準プロビジョニング方式導入に対する検討内容 ビッグローブで国内標準プロビジョニング方式を導入するにあたっていくつか検討するべき項目がありました。 参考に2点ご紹介します。 IPv6マイグレーション技術の国内標準プロビジョニング方式 【第1.1版】にある実装の要求度(MUST,SHOULD, MAY)をビッグローブとしてどう考えて実装するか お客さま側に設置されたルータ(CEルータ)から送られるID,パスワードの認証基盤をどのように実装するか 詳細については、 JANOG53 の web サイトに公開されている資料をご覧いただくようお願いします。 www.janog.gr.jp 分かりづらいので簡単に概要を説明します。 まず1. については、ビッグローブでは「IPv6 マイグレーション技術の国内標準プロビジョニング方式 【第1.1版】」で示されている実装の要求度(特にSHOULD,MAY)を考慮し、ビッグローブの品質要件を達成するための自社システムの構築方法について検討を行いました。 ビッグローブの品質要件として、CEルータからプロビジョニングサーバへ一斉アクセスが発生した際や、震災などによる電源断が起こった場合の、プロビジョニングサーバとの通信状態やデータの扱いについて検討しました。 次に2.については、CEルータから大量のアクセスが認証基盤に対して負荷を生じさせ、接続不能になるリスクを回避するための対策を検討しました。 ビッグローブの品質要件を満たすための検討内容 認証基盤の負荷を軽減するための検討内容 おわりに 実は、 JANOG53 の開催日初日の2024年1月17日に国内標準プロビジョニング方式の導入についてのプレスリリースを出しました。 さらに INTERNET Watch にも取り上げていただきました!!! プレスリリース www.biglobe.co.jp INTERNET Watch internet.watch.impress.co.jp プレスリリース 今回の JANOG での発表を通して、国内標準プロビジョニング方式を多くの方に知っていただき、普及にも貢献できました。 入社1年目から JANOG meeting での登壇という貴重な経験ができたことはもの凄くありがたいことだと思います。これからも国内標準プロビジョニング方式の普及活動やその他の業務でインターネットをより良くできるように貢献していきたいと思います。 以上です。 最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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pre.code { / 行番号の基準をpreの左上にする / position: relative; / コードの左側を空ける / padding: .25em 0 0 3em; / 横スクロールバーを出して、コードが改行しないようにする / white-space: pre; overflow-x: scroll; } pre.code::before { / 行番号。\aで改行している / content: "1\a 2\a 3\a 4\a 5\a 6\a 7\a 8\a 9\a 10\a 11\a 12\a 13\a 14\a 15\a 16\a 17\a 18\a 19\a 20\a 21\a 22\a 23\a 24\a 25\a 26\a 27\a 28\a 29\a 30\a 31\a 32\a 33\a 34\a 35\a 36\a 37\a 38\a 39\a 40\a 41\a 42\a 43\a 44\a 45\a 46\a 47\a 48\a 49\a 50\a"; / 行番号の基準をpreの左上にする / position: absolute; left: 0; / widthを設定するためにblock表示 / display: block; width: 1.75em; / 行番号の調整 / padding-left: .25em; color: #c0c0c0; text-align: center; / 行番号とコードの間に線を引く / border-right: 1px solid #c0c0c0; } AWSをマネージメントコンソールから操作する時、つい「うっかり」”開発”環境のつもりで”本番”環境を触ってしまったりした事はないですか? 今回はそんなミスを防ぐ為のChrome拡張を作ってみました。 今回作ったもの 開発のきっかけ 実現してみたい機能 実際にChrome拡張を作ってみた 前置き 全体構成を考えてみる Chrome拡張としての構成を考えてみる a.コンテンツスクリプト b.ツールバーアクション c.オプションページ 作ってみる 制作に入る前に、まずは機能の根幹であるSwitch Roleする部分がAWSマネコン上でどのように行われているかを調べてみました。 次にAWSマネコンの背景色を変更する方法を検討しました。 その他の実装 実際に拡張機能を動かしてみる まずはマニフェストを作成します。 次に実際にChromeに拡張機能として登録し動かしてみます。 Chrome Web Storeに公開してみる ようやく拡張機能を公開する準備が整ったので、実際に公開してみます。 まずは「ストアの掲載情報」の情報登録からはじめます。 次に「プライバシー」の情報登録を行います。 最後に「販売地域」の情報を登録します。 全ての情報の登録が終わったら「審査のため送信」ボタンから審査リクエストを行うと、Google側で審査が行われます。 最後に .table-of-contents ul { display: none; } こんにちは、プロダクト技術本部の松田です。 今回は趣味プログラミングとして作ったGoogle Chrome拡張をご紹介します。 AWSをマネージメントコンソールから操作する時、つい「うっかり」”開発”環境のつもりで”本番”環境を触ったりした事はないですか? 今回はそんなミスを防ぐ為の Chrome拡張 を作ってみた話を紹介します。 作った人の属性ですが インフラよりのエンジニア 普段から仕事でAWSには頻繁にふれている 好きなAWSサービスはLambda よく使う言語はPython、Bash JavaScriptの知識は 2000年頭頃の知識で止まってる   (かろうじて Ajaxを使ったGoogleマップとかGoogleスプレッドシートに感動した記憶がある) といった感じです。 今回作ったもの 今回作ったのは、こちらの AWS Safety Switch Role です。 chromewebstore.google.com Chrome Web StoreからChromeに追加後、AWSマネコン画面上で拡張アイコンをクリックするとPopup画面が表示されます。 Popup画面から Configration ボタンを押すと、オプションページが表示されます。 初期状態では、デフォルトの色設定(AWSのマネコンで設定出来るのと同じ内容)のみ設定されています。 Profile追加を押してSwitch Role設定を登録します。 登録画面が出るので、Switch Role設定を投入し「変更を適用」ボタンを押し登録します。 登録すると一覧にSwitch Role設定が表示されます。 再び、AWSマネコン画面を表示、拡張アイコンをクリックすると、先ほど登録した内容が表示されます。 また “表示中のアカウントをMenuに取り込む” ボタンを押すと、現在表示している AWSアカウント・Roleの組み合わせを 登録してくれます。 ダークモード表示 設定で登録した サービスA をクリックしてみます。 無事サービスAにSwitch Roleし、画面もダークモードで表示されました。 開発のきっかけ AWSでの開発・運用では、サービス(製品)毎にAWSアカウントを分離し、作業の区分毎にRoleを分ける運用を行う事が多いです。 例えば、製品Aと製品Bではそれぞれ、別のAWSアカウントを用いて、アカウントレベルで製品Aと製品Bを分離します。 その上で、製品Aと製品Bの間でデータ交換などが必要な場合、S3などのストレージを使った共有や、APIやPeeringでのNW接続などを用いて必要なデータや機能の呼び出しを行う形が多いかと思います。 製品Aを操作する場合でも、 環境を構築するインフラエンジニア プログラムのデプロイやログ調査を行うデベロッパー 環境維持やアラームの管理を行う運用オペレータ などで操作する対象リソースや必要な権限は変わってきます。 これらは、それぞれ固有のRoleを使って、そのRoleにSwitch Roleして作業する事が多いかと思います。 また同じ製品Aでも、本番環境だけではなく、開発環境、評価環境など用途に応じて環境毎にAWSアカウントを分離してプログラムやデータ、ネットワークを分離することが多いです。 この様に、1つの担当サービスであっても複数のAWSアカウントを切り替えて操作する事があり、また一人の人が複数の役割を兼任する(例えばデベロッパーだが運用も行うなど)事も多いので、実際の業務では様々な AWSアカウントやRoleを切り替えながら作業する事になります。 さらに、複数の製品の開発担当者になったり、複数の製品を横断して担当する運用者やインフラ担当者もあり、個人で扱うAWSアカウント・Roleの組み合わせが多岐にわたる事はよくあります。 ここで発生するのが 「開発環境」のつもりで「本番環境」を触っちゃった 思っていたものとは違う製品のリソースを消しちゃった などの、うっかり作業ミスです。 作業用のAWSアカウント・Roleによっては本番環境を破壊できる危険なものも多いのですが、AWSマネジメントコンソールでは、操作しているAWSアカウント・Roleは危険性の高いものか?低いものか?が視覚的に判らないので「うっかりミス」を招くケースが多いと思っていました。 そこで少しでも「うっかりミス」を減らせるような物を作りたいと思い今回のChrome拡張を作成しました。 実現してみたい機能 AWSマネコンの標準機能では、5つしかSwitch Role設定を記憶できない。これを大幅に増やしたい。 大量のSwitch Role設定からSwitch先を検索でサクッ見つけて素早く切り替えたい。 大量のSwitch Role設定をラベルなどを使ってある程度グルーピングが出来るようにしたい。 AWSマネコン操作時に危険性が高い環境(本番環境での高権限など)は、視覚的に判るようにしたい。例えば、本番環境ではDarkモード表示、管理者アカウントではヘッダーフッターが赤くなる等を自由に設定したい。 拡張機能の設定(Switch Roleのリストや色設定など)は、ファイルとしてExportして他の人と共有できるようにしたい。またプログラムなどで自動生成出来るような構造にしておきたい。 誰でも簡単に利用開始出来るようにしたい。(なのでChrome拡張を採用) 実際にChrome拡張を作ってみた 前置き このChrome拡張は日曜プログラマーとして個人作成しているので、色々手を抜いている箇所が多いのですが大目に見ていただけると幸いです。 設計書を書いてないとか、テストプログラムを書いてないとか、コードが汚いとか、それはもう色々と。。 また細かい制作内容を書くと長くなりそうなので、主にどういった流れや思考プロセスで制作したか?に絞って書こうと思います。 Chrome拡張作成については、Googleの Chrome for Developers に詳しく記載されています。 developer.chrome.com 全体構成を考えてみる まず初めに大体どんな作りになるかをイメージしてみました。 Chromeでアドレスバーの横に拡張機能のアイコンが表示される。 拡張機能のアイコンをクリックするとSwitch Role一覧がPopup表示される。 拡張機能アイコンをクリックするとSwitch Role一覧がPopup表示される。 拡張機能のオプション画面で、Switch Role設定を登録する。 また登録した内容を、テキストファイルとしてExport / Importできる。 拡張機能のオプション画面で、Switch Role設定を登録 その他としては、AWSマネコンの標準機能からSwitch Roleした場合でも、指定した色設定などは有効になる。 まぁざっくりとこんな感じで考えました。 Chrome拡張としての構成を考えてみる 次に実装にあたって、Chrome拡張としてどんな構成になるのか?を考えてみました。 全体構成から考えると a.コンテンツスクリプト 表示されているページのDOM操作などが出来るJavaScript 実装する機能は概ね次の通り 現在ページのAWSアカウントやロールの組み合わせを取得して予め指定した色やDarkモードなどを設定する。 Popupページからのメッセージを受け指定されたAWSアカウント・RoleにSwitch Roleする。 b.ツールバーアクション ツールバーの拡張機能アイコンをクリックした時に表示するHTMLページ(Popupページ) 実装する機能は概ね次の通り オプション画面で登録されたSwitch Roleリスト(AWSアカウントとRoleの組合せリスト)を表示する。 Switch Roleリストがクリックされた場合、表示中のコンテンツスクリプトに、Switch先の情報を送信する。 検索フィルタ内容に応じ動的にSwitch Roleリストを組み立てる。 c.オプションページ 拡張機能の設定メニューから呼び出せる設定ページ 実装する機能は概ね次の通り Switch Roleのリストを登録する。 登録内容のInport/Exportを行う。 この辺りを実装して拡張機能としてマニフェストファイルを構成すれば良さそうでファイル構造は概ねこんな感じにしようと思います。 <root> |--manifest.json <manifestファイル> |--option.html <optionページ HTML> |--popup.html <popupメニュー HTML> | |--css HTMLで利用するStyleSheet群 | |--option.css | |--popup.css | |--js | |--content.js <contentスクリプト> | |--option.js <optionページのスクリプト> | |--popup.js <popupメニューのスクリプト> 細かい部分は作りながら考える方向で進めました。 作ってみる 作ってみるとは書きましたが、実際にJavaScriptのコードの記述などは、素人の自分よりずっと良い記事がネット上に色々あるので特に記載しません。 今回は、実装する時にどうやって実装しようかと困った点や、AWSマネジメントコンソールの内容を調べた時の事について書いてみます。 !!注意!! 今回のChrome拡張を作るにあたり、AWSマネジメントコンソールの内容を独自に調査し仕組みの一部を利用しています。 今回記載している内容は、2023年10月時点でのもので、今後AWS様のアップデートによって随時変更になる可能性があります。 制作に入る前に、まずは機能の根幹であるSwitch Roleする部分がAWSマネコン上でどのように行われているかを調べてみました。 手始めにAWSマネジメントコンソールで ロールの切り替え ボタンを押すと出てくるページから解析してみます。 ロールの切り替え このページの ロール切り替え ボタンが押された時の挙動を調べてみます。 HTMLのソースを見てみると幾つかのhiddenパラメータをつけて自身( https://signin.aws.amazon.com/switchrole )を呼び出している様です。 developer.chrome.com 記述されている場所は、HTML( https://signin.aws.amazon.com/switchrole )の下記部分の周辺です。 < form id = "switchrole_form" name = "switchrole_form" action = "/switchrole" method = "POST" > 付与しているパラメータは   Switch先のAWSのAccountID   Switch先のRole名   カラーコード   表示名   呼び出し元URL   csrfフィールドに入った数値 辺りになります(その他は固定値でも大丈夫そう) csrfフィールドですが、CSRF(Cross Site Request Forgery)対策用トークンを入れているようです。 記述されている場所は、HTML( https://signin.aws.amazon.com/switchrole )の下記部分の周辺です。(実際は改行とかはなかったりします) var calculateChecksum= function (c) { var a=1,b=0; if (!c) { return 0; } for ( var i=0;i<c.length;++i) { a=(a+c.charCodeAt(i))%65521; b=(b+a)%65521; } return (b<<15)|a; } ; 〜(略)〜 var xsrf=calculateChecksum(getCookie( "aws-userInfo" )); Switch Roleのページ( https://signin.aws.amazon.com/switchrole )では未定義なのですが、AWSマネコンの各ページでは AWSCというオブジェクトが存在しています。 特に公開情報が有るわけではないのですが、マネコンのログイン情報などが格納されているオブジェクトで、例えばコンソールホームなどで呼び出されているPHD(Personal Health Dashboard)を表示する際にログインされているか?などの判定に使われているようです。( https://phd.aws.amazon.com/phd/auth ) AWSCのオブジェクトは https://a.b.cdn.console.awsstatic.com/〜略〜/awsc-head.js あたりで定義されているようです。 このAWSCオブジェクトのgetMbtcというメソッドを使って同様の値を取得することが出来そうです。 実際に計算している箇所は、awsc-head.js の下記コード周辺にあります。 const qn = { getMbtc: ()=>jn, ~(略)~ initPlatformAuth: e=> { Fn = e. location , jn = (e=> { let a = 1 , o = 0; if (!e) return 0; for ( let t = 0; t < e.length; ++t) a = (a + e.charCodeAt(t)) % 65521, o = (o + a) % 65521; return o << 15 | a } 変数名は違えど同じ計算式なので大丈夫そうです。 実際に AWSC.Auth.getMbtc() で取得した値を詰めてSubmitした所、ちゃんとSwitch Role出来たので利用できそうです。 というわけで、Popupメニューから指定されたAWSアカウント・RoleにSwitchするときは、AWSC.Auth.getMbtc() で取得した値を詰めて https://signin.aws.amazon.com/switchrole を呼び出す事にします。 次にAWSマネコンの背景色を変更する方法を検討しました。 AWSマネコンでは、見た目を変更する機能として Darkモード、Lightモードを指定する事ができます。 これはHTMLのソースコードを見ればすぐ判るのですが bodyの class で制御しています。    ダークモード      <body spellcheck="false" class="awsui-polaris-dark-mode">    ライトモード      <body spellcheck="false" class=""> これだけですと2種類の色分けしか出来ないので、全体的に背景色をいじってみたい所です。 結論から言うと、自身が JavaScript/CSSが苦手ということもあり十分な解析はできませんでした。 (恐らくフレームワークなどである程度可変に名前つけされる???などで、細かい箇所の指定が難しそう) ひとまず  ヘッダー部分のクラスが .globalNav-{何かの数値}  フッター部分のクラスが ._awsc-footer である事は判ったので、こいつの背景色を設定することにします。 実際に設定してみた所、それっぽい感じに表示されるようになったので暫定で良しとしました。 その他の実装 AWSCオブジェクトへのアクセスですが、Content Scriptからは直接アクセスができません。 なので、 Content Scriptで事前に DOM操作で受け渡し用のFormを作成 Content Scriptで動的にAWSC情報取得用JavaScriptをAWSマネコンにアタッチ AWSC情報取得用ScriptでAWSC情報を取得して受け渡しFormに詰める といった方式で回避しています。 その他にも色々とコーディングはしたのですが、特別な苦労というより単に知識不足により時間がかかっただけなので省略します。 実際に拡張機能を動かしてみる Chrome拡張として動作させる為には、拡張機能としての振る舞いを指定するマニフェストの作成が必要になります。 また自作したChrome拡張を試すには、Chromeの拡張機能の デベロッパーモード を有効化してから、 パッケージ化されていない拡張機能を読み込む 必要があります。 まずはマニフェストを作成します。 マニフェストの書き方はChrome for Developer に詳しく記載されています。 developer.chrome.com インターネット上で調べる場合 manifest_version に注意してください。 (現在は利用できないV2の情報が多いです) 今回は指定した主要な内容は次の通りです permissions   利用したChromeの機能を列挙   今回は tab, strage, unlimitedStrage, downloads を指定 content_scripts js/content.js と動作させるURL(https:// .aws.amazon.com/ ) web_accessible_resources   ユーザScriptと同じレイヤで動作させるScript   今回の場合、AWSCオブジェクトのアクセス用のScriptを指定 action Iconクリック時のPopupメニューページを指定(popup.html)   * options_page   Chrome拡張の設定ページを指定(option.html) を指定しました。 次に実際にChromeに拡張機能として登録し動かしてみます。 Chromeで自作の拡張機能を登録するには デベロッパーモード を有効化してから パッケージ化されていない拡張機能を読み込む で登録する必要があります。 後は実際に拡張機能アイコンをクリックして動作を確認してください。 デバッグ時に各ページのデバッグをどうするかちょっと困ったのでその辺りも共有しておきます。 Contentスクリプト マネコンページを表示後、Chromeのデベロッパーツールで動作確認 Popupメニュー 拡張機能アイコンをクリックする事でポップアップメニューを表示 表示したポップアップメニュー上で CTRL+右クリック => 検証 で専用のデベロッパーコンソールを表示 オプションページ オプションページを表示後、デベロッパーツールで動作確認 Chrome Web Storeに公開してみる 作成した拡張機能を、誰でも簡単に使えるようにする為には、Chrome Web Store への登録が必要です。 chromewebstore.google.com Chrome Web Store への登録の為にはChrome ウェブストアのデベロッパー登録が必要で、未登録の状態で遷移すると登録ページが表示されます。 デベロッパー登録には、$5 USDかかります。 デベロッパー登録を行う事で、デベロッパーページにアクセス出来るようになります。 デベロッパーページにアクセス出来るようになったら、最初にデベロッパーとしての情報を登録します。 デベロッパー情報は、拡張機能の公開ページで公開される情報になるので気をつけて登録してください。 何となく登録しちゃうと、場合によっては、個人のメールアドレスや自宅の住所を ” 全世界公開 ”しちゃう事になります。 デベロッパーダッシュボードの左ペインから「アカウント」を選択し、アカウントページを呼び出します。 アカウントページでは以下の情報を登録します。 投稿者の表示名:  Web Storeの提供元として表示されます。 連絡先メールアドレス:   Web Storeでデベロッパーのメールアドレスとして公開されます。  個人アドレスをそのまま使うのは避けた方が良さそうです。 トレーダーの申告:  EU向けに商売(AD含む何らかの手段で収益化)する予定がない場合、非取引業者アカウントで良いと思います。 住所:  登録しちゃうとChrome Web Storeで公開されてしまうので、個人の場合は登録しない方が安心できます。 管理:  特定のユーザやグループのみに機能を提供したい場合、Trusted Testerアカウントに登録します。 ようやく拡張機能を公開する準備が整ったので、実際に公開してみます。 まずは作ったChrome拡張をZIP圧縮します。 デベロッパーコンソールで、左ペイン「アイテム」=> 「新しいアイテム」をクリックします。 表示されたアイテム追加ダイアログに、ZIP圧縮したChrome拡張をドロップします。 ドロップするとChrome拡張ファイルがアップロードされて、ストア掲載情報の登録が始まります。 まずは「ストアの掲載情報」の情報登録からはじめます。 最低限以下の項目を登録する必要があります。 説明   拡張機能の紹介や利用時のメリットを記載します。   Chrome Web Store のアイテム紹介ページで 概要として表示されます。 chromewebstore.google.com カテゴリ   拡張機能が格納されるカテゴリを選択します。   今回は ツール を選択 言語   主な対応言語を選択   マルチランゲージで構成したら出てこないかも知れませんが、自分は日本語のみで作ったので日本語を設定しました。 ショップアイコン  Chrome Web Store のアイテム紹介ページで表示されるアイコン。 スクリーンショット  Chrome Web Store のアイテム紹介ページで表示されるスクリーンショット画像、最低1枚は必要です。   サイズ:1280x800 または 640x400   JPEG または PNG(24bit) これら情報の他にオプションで プロモーション動画(YouTubeのURL)や公式ページのURL、サポートページのURLなどを追加する事ができます。 またGoogleアナリティクスの有効化をすることもでき、有効化した場合、利用状況などを閲覧する事ができます。 次に「 プライバシー 」の情報登録を行います。 以下の項目を登録する必要があります。 単一用途の説明   このChrome拡張の簡潔な説明を記載します。   恐らく審査時のみ使われる内容となります。 権限が必要な理由   マニフェストのPermissionで指定した各種権限が必要な理由を記載します。   今回は     tab => Popupメニューから操作中の tabを判定する。     strage => アプリのconfigを保存する。     unlimitedstrage => configサイズが大きい為。     downloads => configをexportする。     ホスト権限(content scriptの利用)=> AWSマネコン画面を操作する。   この様な感じで説明しました。 リモートコードの有無   パッケージ外からCSSやSscriptを取り込む場合は、説明の必要があります。   今回はありません。 ユーザデータの収集の有無   何らかのユーザデータを収集するChrome拡張の場合、収集内容を説明する必要があります。   また、収集する場合、プライバシーポリシーのURLを記載する必要があります。   今回はありません。 プライバシーポリシーURL プライバシーポリシーの掲載URL   今回はありません。 最後に「 販売地域 」の情報を登録します。 販売・地域情報   有料・無料   公開設定   販売地域(ストア掲載地域) を設定します 全ての情報の登録が終わったら「審査のため送信」ボタンから審査リクエストを行うと、Google側で審査が行われます。 経験的に概ね3日前後で審査が終わる事が多いです。 権限の審査は結構厳しめで、マニフェストファイルのPermissionに利用していない権限を書いていると高確率で弾かれます。 最小限のPermissionを記載するようにしてください。 最後に 今回は、AWSを少しでも、   「快適」「安全」 に利用できるよう(そして個人的な知的探究心を満足させる為に)作った Chrome拡張の製造・公開の過程などを紹介しました。 普段はあまり気にする事の無いAWSマネコン画面の裏側(実装)を覗いてみたり、 Chrome拡張を一般公開して見たりと少しマニアックな内容になってしまいました。 記事内には記載しきれませんでしたが、ちゃんとしたChrome拡張を作って気づけたことも山ほどあり個人的にはなかなか楽しめたと思っています。 苦手意識を持っていた為、普段あまり触れることのないJavaScriptでしたが、これを機会にもう少しだけ勉強してみようと思えた事は収穫でした。 まだまだ機能や完成度に物足りない部分も色々とありますが、これからも少しずつ手を入れてゆくつもりなので温かい目で見守ってください。 ※ Amazon Web Services、AWS、AWSのロゴは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。 ※ Google、Google Chrome、Chrome、YouTubeは、Google LLCの商標です。本BlogはGoogleによって承認されたり、Google と提携したりするものではありません。 ※ Java、JavaScriptは、Oracle、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。 ※ その他、記載している団体、製品名、サービス名称は各社またはその関連会社の商標または登録商標です。
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当社では、Amazon Web Services(AWS)を活用してバックオフィスシステムの移行プロジェクトを4年かけて完了。従来型データセンターを撤廃し、運用コストを13%削減しました。 AWSの事例ページにその取り組みが紹介されましたので、お知らせいたします。 AWS導入事例Webサイト: https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/biglobe/ aws.amazon.com   導入に至った経緯をはじめ、クラウド活用によるエンジニアのスキル向上、アイデアの創出などについても触れていますので、よろしければご覧ください。   インタビュイー: 執行役員常務CNO プロダクト技術本部 副本部長 高宮展樹 プロダクト技術本部 クラウド技術部 グループリーダー 穂積裕樹 プロダクト技術本部 基盤系システム部 グループリーダー 阪野公秀 ※CNO:チーフネットワークエンジニアリングオフィサー   当社では一緒に働く仲間を募集しています。ご興味のある方はこちらの採用情報をご覧ください。 hrmos.co ※ Amazon Web Servicesは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です 。  
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2023年11月末に開催された「DNSOPS.JP BoF」で登壇してきたので、この場をお借りして発表内容を紹介させていただきます。 はじめに DNSOPS.JPとは 発表内容 発表の背景 なぜ福岡拠点のトラフィックが増えなかったのか 福岡拠点でトラフィックを増やすためには 質疑応答やフィードバック 会場の雰囲気 終わりに はじめに こんにちは、ネットワーク技術部の前野です。 2023年11月末に開催された「DNSOPS.JP BoF」で登壇してきたので、この場をお借りして発表内容を紹介させていただきます。 DNSOPS.JPとは DNSOPS.JPはDNS Operators' Group, Japanの略で、日本のDNSオペレーターの方々が集まった組織です。 以下、 公式ページ の設立趣意の引用です。 ドメインネームシステム(DNS)のオペレーションを通して社会基盤としての インターネットの安定運用に寄与することを目的とし、「日本DNSオペレー ターズグループ(DNSOPS.JP)」を設立します。 本会は、DNSのオペレーションに関し、参加者間の情報交換、共有、議論の 場の提供、円滑な運用のための情報公開、および国内外における関係各組織 との連携等を行います。 DNSOPS.JPでは、定期的に勉強会やBoFが開催されており、DNS運用に関する情報交換や議論が行われています。 今回は Internet Week 2023 の枠をお借りして、 DNSOPS.JP BoFが開催されたので、DNS関連の発表をしてきました。 発表内容 発表資料は DNSOPS.JP BoF の公式ページで公開されていますが、せっかくなので内容について少しだけ補足説明します。 発表資料: ISPが福岡に進出して見えてきたDNSの課題 発表の背景 総務省の公開している「 我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算 」というデータにもある通り、日本のインターネットトラフィックは年々伸び続けています。 BIGLOBEのようなインターネットサービスプロバイダ (ISP) は、トラフィックが増加する中でもお客様に快適なインターネット接続を提供できるよう設備の増強を日々進めています。 また、お客様への請求額を上げないように様々な工夫で設備の費用削減にも努めています。 設備増強の一環として、BIGLOBEは2020年頃から福岡へ進出し、東京・大阪に続く国内第3のネットワークコア拠点を構築しています。 BIGLOBEは以下のような目的から福岡への進出を決めました。 福岡拠点でトラフィックを折り返すことで、福岡〜大阪間のトラフィック配送コストを削減できる 福岡拠点内の折り返しにより、九州/沖縄地域のお客様から見た通信レスポンスの向上や、災害時の耐障害性向上が実現できる 上記の福岡拠点でのトラフィック折り返しの効果を上げるためには、お客様がアクセスするコンテンツ(動画やゲームのデータなど)のトラフィックを福岡拠点内で増やす必要があります。 そのため、BIGLOBEではピアリングやCDNキャッシュの設置といった手法で福岡拠点のトラフィックを増やす試みを進めています。 上記の資料にもあるように、2023年7月頃にとあるコンテンツ事業者様とピアリングをしたのですが、何故かトラフィックが増えなかったので調査をした、というのが今回の発表の背景です。 ※ピアリングやCDNキャッシュといった用語は説明しようとすると別で記事が書けるボリュームなので今回は割愛させてください ※ピアリングについては、弊社の山口がTechBlogを書いているので興味がある方はご覧ください style.biglobe.co.jp なぜ福岡拠点のトラフィックが増えなかったのか 発表の背景にて、とあるコンテンツ事業者様とピアリングしたけど福岡拠点のトラフィックが増えない!という問題があると話しました。 調査した結果、弊社のDNS構成とコンテンツ事業者のトラフィック配信の仕組みが原因していることがわかりました。 以下は弊社のDNS構成とコンテンツ事業者のトラフィック配信の仕組みを簡易的に描いた図です。 九州のお客様へのトラフィック配信の流れを文字で説明すると以下のようになります。 九州のお客様がコンテンツ(www.example.com)に端末からアクセスする 九州のお客様の端末には、西日本用キャッシュDNSのアドレスが自動設定されているため、端末は西日本用キャッシュDNSへwww.example.comの名前解決の問い合わせをする(※図の①) 西日本用キャッシュDNSは、DNSの通信の仕組みに従って最終的にコンテンツの権威DNSに対してwww.example.comの名前解決の問い合わせをする コンテンツの権威DNSは、西日本用のキャッシュDNSからアクセスが来たため、西日本のお客様からアクセスが来たと判断する(※図の②) コンテンツの権威DNSは、よりお客様に近いコンテンツサーバにアクセスしてもらうために、西日本用のコンテンツサーバのアドレスを西日本用のキャッシュDNSに返答する(※図の③′) 西日本用のキャッシュDNSは、九州のお客様の端末に西日本用のコンテンツサーバのアドレスを返答する 九州のお客様は西日本用のコンテンツサーバにアクセスする(※図の④′) 西日本用のコンテンツサーバから大阪〜福岡のルータを経由して、九州のお客様へトラフィックが流れる コンテンツの権威DNSが九州のお客様の端末に対して、九州のコンテンツサーバのアドレスを返すと、九州内でトラフィックが折り返せるため想定どおりの結果になるのですが、実際には上記のような流れで大阪を経由した通信のままとなっていることがわかりました。 福岡拠点でトラフィックを増やすためには 福岡拠点のトラフィックを増やしたいのに増えない! どうやら弊社のDNS構成をどうにかしないとダメそう! ということで、DNSの構成や設定を変えてこの問題を解決できないか、と考えた結果を説明したのがp.7以降の内容です。 以下にp.7以降の画像を載せています。 p.7以降はより細かい技術の話になるため、今回は詳細な説明を省かせていただきます。 導入の効果とハードル、コストや納期等を考慮して検討した結果をまとめた表をp.10に載せているので興味がある方はご覧ください。 質疑応答では、主にp.10の表をベースに日本のDNSオペレータの方々と議論しました。 質疑応答やフィードバック 発表後の質疑応答や懇親会では、様々な立場から以下のようなご意見をいただきました。 導入効果やコスト、運用面等を考えると、選んだ手法は良いと思う 拠点増加時の拡張性があるのでECS(EDNS Client Subnet)を使うのも良い 今回の案以外にも以下のような手法があるかもしれない DNSのアプリの機能(BINDのView機能など)を利用 戻りのトラフィックをルーティングで制御 コンテンツ事業者との個別調整、など 会場の雰囲気 BoFは東京大学 伊藤謝恩ホールで行われました。以下に会場の様子を撮影した画像を添付しています。 キャプション:会場の様子 キャプション:登壇席の様子 キャプション:発表中の様子(右が前野) 終わりに DNSOPS.JPのイベントへの参加は初めてで緊張していましたが、DNS初心者でも話しやすい和やかな雰囲気で、たくさんの方から様々な意見をいただいたので、参加して良かったと思っています。 質疑応答で議論が活発だったのは、p.10の検討結果をまとめた表のスライドでした。 他社のDNSオペレータの方からも弊社の選択は妥当だと思うといった意見や、検討した内容以外にもこうやれば解決できるのではないか、といった意見をいただき大変有意義な発表となりました。 今回の発表を通じて、社外発表をすると以下のようなメリットが得られることを改めて感じました。 自社の考えを共有し他社のエンジニアから意見をもらうことで、自社の考えが業界的に妥当であるのかどうかを判断することができる 自分では考えつかなかったアイデアを得ることができる 業界に貢献しているといった感触が得られてモチベーションが上がる 今回の発表のアップデートについては、またどこかでお話する予定です。続報をお待ちください! 最後までお読み頂きありがとうございました。
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プロダクト技術本部の川口です。 3年間、ビッグローブ光といった固定回線のインフラ部門に所属していましたが、今年の4月に BIGLOBE の基幹システムのリニューアルを推進していく部署に異動することになりました。 所属するチームでは、ドメイン駆動設計(DDD)で開発しています。 チームにジョインすると開発チュートリアルをやることになっており、そこで IntelliJ や Spring Boot での開発の仕方を学んだり、チュートリアルを通して DDD を学んだりします。 今回は、DDD のチュートリアルで実際に作成したドメインモデルがどういう風に成長していったかについて紹介します。 勤怠管理アプリ チュートリアル 初期ドメインモデル 中期ドメインモデル 後期ドメインモデル 学んだこと、感想 勤怠管理アプリ チュートリアル お題は GitHub のパブリックリポジトリに公開されています。 https://github.com/biglobe-isp/kintai チュートリアルの内容を簡単に説明すると既存のコードと仕様に沿ってリファクタリングしていくといったものです。 このチュートリアルでは以下のような流れで DDD を学んでいきます。 チュートリアルの課題をよく読む ドメインモデルを作成する ドメインモデルのレビューを受ける 2 と 3 を繰り返しある程度めどがついたらコードを書く コードのレビューを受ける 2, 3, 4, 5 を繰り返す 今回は 2, 3, 4 の工程 をメインに紹介します。 ドメインモデルは PlantUML を使って作成します。 ※今回は触れてませんがJavaでコーディングしています。 初期ドメインモデル まず最初にドメインモデルを作ってみようといわれてみたものの、クラス図の作り方とかよくわかっておらずインターネットで調べながら作成し、最初にレビューを受けたモデルはこうなりました。 図1 ( (ヽ(´Д`;)ノ)) ワカラン … データモデルにもなってないような感じです。 チームメンバーとモブプロをしながらクラス図の書き方のアドバイスをもらいつつ、このとき受けたレビューでは ドメインを用いてユーザが必要とする形に加工するサービスクラスが必要 どのクラスで休憩時間を抜いた実際の労働時間と残業時間を算出するかモデルに記述する 勤務情報の登録で使うクラス、月間累計時間の参照で使うクラスでパッケージを切る といったコメントをいただきました。 チュートリアルではドメインエキスパートにあたるような人物は存在しないため、ユビキタス言語のように開発者とドメインエキスパートが使う共通のドメイン用語も明確になっていません。 問題文を再度読みながら考察すると、時間にはx時間といった幅とx時x分といった時点を表す表現や休憩時間を含めた / 含めない労働時間があることに気づきました。 弊社で使っている勤怠管理システムを見れば、より適切なドメイン用語が見つけられると思い参考にしてみました。 勤怠管理システムと考察した結果はこうなりました 時間は幅、時刻は時点と定義する 休憩時間を含めない実際の労働時間 =「実働時間」と命名する 実働時間と残業時間を算出するには勤務開始・終了時間と休憩時間が必要そう 始業時間と終業時間、休憩時間は「就業規則」と言ってもよさそうなので一つにまとめたクラスを作成する そのため、弊社で使っている勤怠管理システムの用語を参考にクラス名をつけました。 上記のコメントと考察を踏まえ、修正したモデル図は以下となりました。 図2 図1と比べるとドメインの理解が進んでる感じがしています。 図1のモデルには登場しなかった「実働時間」や「残業時間」、「就業規則」といったクラスが登場しています 図1のモデルではよくわからず矢印をつけていましたが、参照するクラスに矢印をつけました。 このモデル図でレビューを受けたときのコメントは CSVに保存される6項目を保持するクラスをつくる 6項目を保持するクラスを永続化するためのリポジトリを定義して、サービス層から呼び出す線を引いてみる です。 このチュートリアルでは日付、勤務開始時間、勤務終了時間、実働時間、残業時間、勤怠登録をした時刻をCSVに保存する必要があります。 サービスクラスから呼び出してデータを永続化するためのリポジトリも必要です。 以上の観点に加え、再度モデル図を見直した際に以下のように考察しました。 勤務時間の登録と月間で集計した勤務時間の参照、この2つのユースケースを実現するサービスクラスが必要そう 勤務登録する際に必要な日付と始業時間・終了時間を保持するクラスが必要そう 勤務情報クラスが永続化したいクラスのように見えるが、永続化したい情報が足りておらず、サービス層でドメインを扱うには不便な状態になっている 残業時間を算出するために、実働時間と就業規則の始業・終業時間から算出される規定勤務時間が必要そう 上記のコメントと考察を踏まえて、再度モデルを修正しました。 中期ドメインモデル 図3 変更点としては、新たに勤務情報登録サービスと勤務情報リポジトリを追加しました。 実働時間の算出のために就業規則パッケージを作成し、規定勤務時間クラスを作成しました。 この図を見て「おやっ」と思った人がいるかもしれません。 リポジトリのインターフェースはドメイン層に置く人が多いかもしれませんが、チームではサービス層に置くようにしています。 理由としては、リポジトリはデータの永続化が責務でありアプリケーションの機能と認識しました。そのためビジネスルールを表現するドメイン層ではなく、アプリケーションの要求を表現するサービス層の方が適していると考えたためです。 このモデル図のレビューでは以下の内容のコメントをいただきました。 就業規則を変更するために就業規則パッケージと変更用のリポジトリを用意してもよい、勤務情報登録サービスがリポジトリから就業規則を受け取れるようにする 時間と時刻の表現の統一 就業規則 -> 休憩時刻の線は 1 対 1..n ここまでくるとクラス名や多重度にも着目したり、お題には書かれていないですが今後の仕様変更やビジネスの要求のために拡張性を持たせて変更を容易に行えるようにモデルを考える必要が出てきました。 このモデルを作り終えた時点でコードを書き始めました。 コードを書いていると、モデルでは現状こうしてるけど実装してみるとこっちのほうがいいなという場合がありました。 月間累計時間を算出する際に中期のモデル図の内容で書いていたところ、月毎の勤務実績の集合である月間勤務実績があったほうが実装がしやすいと感じたことと、累計実働時間と累計残業時間を別々のクラスにするメリットを余り感じなかったため、変更しました。 後期ドメインモデル 最終的に以下のようなモデルになりました。 図4 主な変更としては、就業規則が後で変更になる場合を考慮して就業規則パッケージと就業規則リポジトリを追加したこと、 月間勤務実績クラスとそれを参照できる月間勤務実績リポジトリ、累計実働時間、累計残業時間を持つ月間累計勤務時間クラスを追加しました。 仕様が変わる可能性を踏まえて、最終的に4つのパッケージに分類しました 勤務情報 就業規則 月間累計勤務時間 勤務時刻入力 就業規則は会社の勤務ルールが変わる場合、月間累計勤務時間は参照したい情報が変わる場合、勤務情報は仕様が変わる可能性は低いと思いましたが、モデルの中心となるドメインとして分類しました。 中期モデルでは勤務時刻入力は勤怠情報パッケージに入ってましたが、勤務時刻入力の内容は加工されて勤怠情報として登録されること、今回の要件にはありませんが有給休暇の情報を入力できるように変更する場合(そうなるとパッケージ名の変更の検討が必要そうですが)も考えて、パッケージを分けました。 最後に 専門家の方に説明しながら見てもらいました。 勤怠の怠という意味合いにあたるような概念は今回のモデルだと出てこない 欠勤とか遅刻とかの概念が出てくるのであれば、違和感はない Input / 入力という言葉はドメインの言葉としてはおさまりが悪い システムとしては入力してるような動作かもしれないが、ドメインはビジネスのルールを表現するので入力という言葉は持ち込みたくない といったコメントをいただきました。 適当なクラス名を1つ考えるだけでも難しいなと感じました。 学んだこと、感想 モデリング、特にクラス名に適当な名前を付けることが難しかった どのパッケージ、クラスでビジネスロジックを表現するのかが難しかった ドメインモデルの描き方やどれくらいの単位でクラス・パッケージを分割すればよさそうかといったイメージができるようになった ドメインモデルをイテレーティブに改良することが重要と実感できた 書籍だけで DDD を学ぼうとすると、抽象的な内容が多かったり、実感が湧かなかったりして理解するのが難しいですが、お題を通して DDD を実践したことで理解が進み、モデリングやコーディングのスキルを磨くことができました。 あくまで今回はチュートリアルで、実際の業務ではさらに複雑なビジネスロジックが存在します。複雑なビジネスに対してドメインエキスパートとメンバーで議論しながら「ユビキタス言語」や「境界付けられたコンテキスト」を見つけ出していくことが DDD の醍醐味ではないかと思います。 そういった経験を今後増やして、ビジネスの変化に強くて柔軟性がある設計ができるようになりたいです。 ※ IntelliJ は、JetBrains s.r.o.の商標または登録商標です。 ※ GitHub は、GitHub Inc.の商標または登録商標です。 ※ Javaは、Oracle、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
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こんにちは。BIGLOBE Style編集部の吉田です。 BIGLOBEでは、今年の夏開催に続き、冬もAmazon Web Services(AWS)に触れることができるエンジニア向けインターンシップを開催します! 本インターンシップの特徴は、実際にAWSに触れてインフラの構築やトラブルシューティングなどの実務的な体験ができること。少人数かつ若手社員と一緒に取り組むため、アドバイスをもらいながら効果的に学べます。 インフラからアプリまで幅広い興味のある方や、クラウド(AWS)に興味はあるけれど使った経験がないといった方におすすめのインターンシップですので、ぜひご参加ください。 AWSは個人で利用するには費用の発生などもありハードルが高いと言われますが、BIGLOBEのインターンシップではそのハードルもゼロ! 毎年参加者から大変好評なインターンシップとなっております。 インターンシップの概要 内容 参加にあたって 日程 応募方法 インターンシップの魅力 おすすめポイント 今年度サマーインターンシップ参加者の声 インターンシップへ参加するとこんなことができるようになります ファシリテーターからひとこと   インターンシップの概要 内容 2日間を通してAWSの基礎と、システムに問題が発生した際の解決方法について学んでいただきます。 1日目はハンズオン形式でAWSの基礎を学んでいただき、基本的なWebシステムを構築します。 2日目は1日目で学習した知識を活かして、実践的なトラブルシューティング(問題解決)に挑戦します。 参加にあたって 本インターンシップへの参加は、基礎知識確認のクイズを受けていただいた後に、事前学習の同意を得たうえで「抽選」となります。 抽選に当選し、参加いただけることになった場合、事前学習としてAWSの基礎知識を資料と動画(BIGLOBE社員が作成したもの!)で学んでいただくことを推奨しています。事前学習の理解度チェックのために、知識確認のクイズも実施いただけます。 ※筆記用具、インターネット環境、カメラオンでWeb会議可能なPCが必要です。 ※クイズの回答結果並びにインターンシップへの参加可否が今後の採用選考に関係することはございません。 日程 12/20(水)10:00-17:30(お昼休憩1時間)、12/21(木)13:00-16:30 ※1.5日通してご参加ください。 ※抽選結果発表後、当選された方は希望の日程を選択しご予約いただけます。各日程ごとに定員数が決まっており、先着順でのご予約となります。 応募方法 下記URLよりエントリー後、マイページにログインしていただき、Step Navi「エンジニア職向けインターンシップ申し込み」へアクセスし、お申し込みください。 https://mypage.3050.i-webs.jp/biglobe2025/applicant/login/baitai-entry/entrycd/Style ※「初めての方はこちら」より、新規登録をしてください。   インターンシップの魅力 おすすめポイント ・AWS未経験でも安心して参加できる 1日目のハンズオンは少人数のグループに分かれて社員が常時サポートを行うため、AWS未経験の方でも安心して参加いただけます。 ・業務の疑似体験ができる 2日目は2〜3人のチームでシステム不具合への対応に取り組んでもらいます。実際の業務でも問題発生時には複数人で取り組むため、業務を疑似体験することができます。 ・社員と接する時間が多く、BIGLOBEの雰囲気がわかる 2日間を通して5名以上のBIGLOBE社員と話したり、ハンズオンやトラブルシューティングに取り組んでいただけます。ラフな座談会も行うので、社風や実際の働き方を知っていただけると好評です。 インターンシップで構築するWebシステムの構成図 今年度サマーインターンシップ参加者の声   AWSを個人で利用する機会があまりないので、非常に貴重な体験でした。 AWSについての知識だけではなく、実践的なトラブル対応まで学ぶことができるため、今後の大学での学びや、AWSを使用したい人にとってとても良い機会だと思いました。 AWSのハンズオンということで初心者にもわかりやすいインターンシップでした。座談会でも生の声を聞けるので、おすすめしたいインターンシップです。 トラブルシューティングという実際の業務に近い形でAWSに取り組むことができました。 資料が細かく作成されていてとても分かりやすく、学習がはかどりました。 システムの設計図を各自で考えた後、すぐに答え合わせをするのではなく、チームメンバーと相談しながらさまざまな考え方を知ることができる点や、メンバー同士で打ち解けられるという点も良かったです。   インターンシップへ参加するとこんなことができるようになります ・AWS上での基本的なWebシステム構築 ・BIGLOBE流のふりかえり(仕事以外でもあらゆる場面で役立ちます!) ファシリテーターからひとこと 上田 彩登 (うえだ あやと) プロダクト技術本部 クラウド技術部 クラウドプラットフォームグループ 2023年4月新卒入社 BIGLOBEのインターンシップを知ったきっかけは、ハンズオンベースのインターンシップを探していた時です。AWSに関しては、言葉しか聞いたことがありませんでしたが、これからはクラウドを知っておかなければならないと思い、参加しました。 実際に参加してみると、わかりやすい資料とサポート環境が整っていたため問題なく進めることができました。参加者のレベルがさまざまだったことも良い刺激になりました。 座談会では、先輩社員から普段の業務や社内の雰囲気を聞くことができ、大変良い時間となり、入社のきっかけとなりました。 入社後には、週1〜2回でエンジニア研修が用意されており、エンジニアとして知っておくべきことについて学ぶことができます。また、資格サポートも充実しており資格取得がしやすい環境となっています。そのおかげで、2023年9月にAWSソリューションアーキテクト・アソシエイトの資格を取得できました。 少しでも興味があれば参加してみてください! インターンシップでみなさまとお会いできることを楽しみにしています!   川浦 哲詩 (かわうら さとし) プロダクト技術本部 システム戦略部 基盤横断システムグループ 2023年4月新卒入社 私が就活中にBIGLOBEを知ったきっかけが、このインターシップでした。 最初はAWSについて名前を知っているだけで触れたことはありませんでしたが、インターンシップでは実際に手を動かしながらAWSシステムの構築とトラブルシューティングを体験しました。 初心者でもわかりやすい資料が用意されており、先輩社員のみなさんがどんな質問にも明るく答えてくださったため、AWSについてほとんど知らない私でも楽しく基礎を学ぶことができました。 また、インターンシップでは先輩方の雰囲気も知ることができ、2日目の座談会では働く環境など気になっていたことを聞くこともできました。そこからBIGLOBEに興味を持ち、入社へと繋がりました。 BIGLOBEは週に1~2回の新入社員エンジニア研修があり、資格サポートも充実しています。技術書や参考書なども会社負担で購入可能で、自由に借りることができます。 このように、技術や資格の勉強に最適な環境が整っているため、入社後4カ月程でAWS ソリューションアーキテクト・アソシエイトの資格を取得できました。 エンジニア研修は、他にもネットワーク構築からチーム開発演習まで幅広く実践的な内容が用意されており、楽しみながら技術を学ぶ事ができます! AWSやBIGLOBEに少しでも興味を持った方、大歓迎です!ぜひ弊社のインターンシップにご応募ください。当日のインターンシップに私も参加します!全力でサポートしますので、楽しみましょう!   米沢 大智 (よねざわ だいち) プロダクト技術本部 サービス運用部 運用プラットフォームグループ 2023年4月新卒入社 このインターンシップに参加したきっかけは、当時BIGLOBEから内定をもらっていた先輩からの紹介でした。研究室配属より前からAWSとISPに興味があったため、このインターンシップは行くしかない!と思って参加しました。 個人的にはこんなことを考えている方は特におすすめです! ・AWSって聞いたことあるけど触ったことないなー、どういう感じなんだろう ・AWSって設定を間違えるととんでもない額が課金されるって聞いたから触るの怖いなあ... ・この会社ってどんな感じなんだろう、ここでやっていけるかなあ などなど... 私自身このようなことを思いながらインターンシップに参加していましたが、いろいろな情報を手に入れることができて良かった!!と思っています。 2日目の座談会はインターンシップ以外のことも気軽に質問いただける機会ですので、普段知り得ない会社のことや、先輩社員の就活のことなどどんどん聞いてください。答えられる範囲であればなんでもお答えします! ぜひインターンシップにご参加いただき、AWSを触る経験や会社の雰囲気を感じ、これらの経験が就活の一助となれば幸いです。 みなさまのご参加お待ちしてます!! ご参加お待ちしています! www.biglobe.co.jp ※ Amazon Web Servicesは、米国その他の諸国における、Amazon.com ,Inc.またはその関連会社の商標です。 ※ 記載している団体、製品名、サービス名称は各社の商標または登録商標です。
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BIGLOBEは2023年11月11日から26日まで開催される技術書典15オンラインマーケットにサークル参加しています。新刊の電子版を無料で頒布しています。 技術書典15オンラインマーケット 技術書典は「新しい技術に出会えるお祭り」です。個人や組織のエンジニア一人ひとりが持つ技術を技術書の形にし、他のエンジニアに頒布しています。 技術書典オンラインマーケットで本を購入するにはユーザー登録が必要です。登録方法は 技術書典ヘルプセンター > どうやったらユーザー登録できますか? をご覧ください 。支払い方法の登録は不要です。 techbookfest.org 会期: 2023年11月11日~26日(技術書典15が終了した後も、オンラインマーケットでは書籍を購入できます) 新刊「BIGLOBEテックアンソロジー2 ねこなべ」のご紹介 BIGLOBEは技術書典15オンラインマーケットに参加するに当たり、次の新刊を発表しました。 BIGLOBEテックアンソロジー2 ねこなべ techbookfest.org 108ページ / A5サイズ / 電子版 PDF(フルカラー)【無料】 BIGLOBEで働く6人が、日々の活動から得たノウハウや熱意を詰め込んだ一冊です。新人エンジニア研修での学び、Google Apps Scriptによる業務効率化から、技術書制作の裏話まで、幅広い話題がてんこ盛りです! 目次は次の通りです。 試行錯誤の大変さから分かったデータモデリングの有用性 データモデリングはデータを適切に構造化し、情報を体系的に整理するための強力な手段です。失敗談をまじえつつ、その理解を深めていきます。 キャリア回線の障害情報をGoogle Chatに通知してみた RSSフィードで公開される通信障害情報をGoogle Chatに自動通知するプロトタイプです。Google Apps Scriptを使ってすぐにはじめられます。 デザインの魔法 技術書制作の裏話です。デザインは魔法のように著者の創造性やモチベーションも刺激し全体のクオリティを大きく向上させます。 生成AIと会話するGoogle Chatアプリの作り方 Google Apps Scriptのさまざまな制約をかわしつつ、Google Chat上に生成AIと自然な会話をするChatアプリを作ります。 Google Apps Scriptを使ってメールからワンタイムパスワードを取得するChrome拡張機能を作った話 業務をブラウザで完結させるために、Google Apps Scriptでメールを検索するウェブアプリを作り、Chrome拡張と連携させました。 AIが進化しても楽しめる娯楽を作りたかった夏 〜新人エンジニア夏の自由研究〜 新人エンジニアが夏の自由研究で興味深いゲームを作りました。進化し続けるAIと人間が競い合うという面白いコンセプトのゲームです。 BIGLOBEの技術書典への取り組み BIGLOBEは2019年に開催された技術書典6からサークル参加をはじめました。エンジニアの有志が集まり「新しい技術に出会う」ことを楽しんでいます。技術書典への取り組みや既刊書についてはこちらの記事をご覧ください。 style.biglobe.co.jp BIGLOBEの社内サークル「BIGLOBE INSIGHT GUILD」のページはこちらです。 techbookfest.org ※ Google、Google Chat、Google Chrome、Chrome、は、Google LLCの商標です。 ※ その他、記載している団体、製品名、サービス名称は各社またはその関連会社の商標または登録商標です。
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今回ご紹介するのは、2023年新卒入社でエンジニア職の上田彩登と、OJTでコーチを担当する梅津祐太の対談です。2人ともプロダクト技術本部 クラウド技術部 クラウドプラットフォームグループに所属しています(2023年9月取材時)。 入社前の不安から、研修・OJT、先輩のサポートを通じてどのような意識の変化があり、どのようにスキルアップしていったのか。就活から、内定・入社、そして今に至るまでの成長の過程をレポートします。 就活時のインターンシップの経験が、この会社を選んだ理由 成長スピードの早さに合わせて、次々と課題に取り組む日々 社内で認知されるように、前に出ていくことが次の目標 就活時のインターンシップの経験が、この会社を選んだ理由   —— まずはお二人のプロフィールを教えてください。   上田 :学生時代は工学部で電機やネットワークを広く浅く勉強し、ゼミではセキュリティを専攻し、暗号関連の研究をしていました。 研究対象がかなり特殊で、仕事に直接活かせる分野ではなかったんです。そのため、 パソコンを触って何かすることは好きだったことから就活はIT業界に絞り 、通信やネットワーク、開発系の企業まで幅広く見ていました。 その中でBIGLOBEに入社した決め手は、選考が始まる前のインターンシッププログラムに参加し、Amazon Web Services (以下、AWS)の最新技術に実際に触れられたことです。他社のインターンは、みんなで話し合ってソリューションを出そうといった内容がほとんどで、より実践的な取り組みを経験できるこの環境なら、入社後もいろいろできるだろうと感じたのです。 あとで話しますが、実際にいろいろな挑戦ができているのでこのときの感覚は間違っていなかったと思っています。 新入社員:上田 彩登(うえだ あやと ) プロダクト技術本部 クラウド技術部 クラウドプラットフォームグループ 工学部 電気通信系学科卒 2023年4月新卒入社、2カ月間の人事部主催新入社員研修を経て6月から配属。 梅津 :私は昨年から新卒のOJTにおけるコーチ役を担当しています。BIGLOBEに入社したのは10年以上前の2008年で、当時は法人向けサービスの部門でセールスエンジニアとしてBtoBの業務を担っていました。約3年半経験した後、今も所属しているインフラ部門に異動し、2018年からは現在に至るまでプロダクト技術本部にて、主にAWS推進チームの一員として活動しています。 また直近では、エンジニアも新しいサービスを考えようという活動が盛り上がってきており、新規事業の推進メンバーも兼務している形です。 ▼関連記事をチェック style.biglobe.co.jp コーチ:梅津 祐太(うめつ ゆうた) プロダクト技術本部 クラウド技術部 クラウドプラットフォームグループ 電子情報学部 情報メディア学科卒 2008年新卒入社 —— 上田さんは2023年入社なのでまだ1年目ですが、入社前に不安はありませんでしたか?   上田 :仕事については不安はほとんどありませんでした。技術の基礎はありましたが、大学での研究が生きる分野ではなかったので一から頑張ろうという気持ちだったからです。 あえて不安といえば、今まで実家暮らしだったため、初めての一人暮らしで遅刻しないように起きれるかなといったところと(笑)、同期入社のメンバーと馴染めるかでしたね。大学では、周りがみんな理系学生だったのでノリが合うかどうかが心配でした。   —— 実際にいかがでしたか?   上田 :2カ月の新入社員研修で同期とはすぐに打ち解けました。期間が長くも短くもなくちょうどよかったのと、周りのみんなが意見を否定しない人ばかりで、考えが違っても1回は受け入れてから代替案を出してくれたので馴染みやすかったです。研修が終わった今もみんなで集まってランチを食べながら近況報告や相談などをしているので、刺激し合える関係の同期がいることにありがたみを感じますね。   —— コーチの梅津さんの印象はいかがでしたか?   上田 :学生時代、企業選考前のインターンシップを受けたときに担当してくれたのが梅津さんでした。2022年2月頃のことです。その際は、質問に真摯に答えてくれる人という第一印象を受けましたね。 その後、BIGLOBEに入社して、梅津さんが私の直属のコーチになりました。仕事ができる方なのでとても多くのプロジェクトを任されていて、いつも忙しそうだなと感じる反面、私の質問にはいつも快く答えてくれます。 私はわからないことをそのままにして進むのが嫌いな性格なので、常に聞くようにしているんです。もちろん自分で調べてから頼りますが、梅津さんもいつもサポートしてくれるのでありがたく感じています。   —— 梅津さんから見て、上田さんの印象はいかがでしたか?   梅津 :知的好奇心が強く、わからないことを素直に聞く姿勢があるのは、とてもいいなと思っています。先輩の立場からすると、憶測で突っ走られるのが一番怖いので、聞いてくれるのは嬉しいことです。 特に上田くんは、誰に対しても臆せず質問できるところがすごいなと感じていて、以前も父親くらい歳の離れたベテランの先輩のもとに自から飛び込んでいって質問し、私に報告を上げてくれた時点では解決していたなんてこともありました。   上田 :昔から1対多のコミュニケーションは苦手なのですが、1対1なら教えるのも、聞くのも積極的にできるタイプでした。 成長スピードの早さに合わせて、次々と課題に取り組む日々   —— 入社後2カ月間の全体研修が終わってからOJTがはじまりました。具体的にはどのように進めていったのでしょうか?(インタビュー時2023年9月時点まで)   梅津 :6月から始まったOJTでは、まずAWSの勉強が中心でした。この部署ではAWSがわからないと業務が成り立たないので、 実際に触れてもらうAWSアカウントを取得するために社内試験を受けてもらって、その後実際に操作をしてもらいました。 このAWSアカウントは会社の費用で運用しているので、コストについてもしっかり考えてもらうように一番最初に設定をしてもらいました。   上田 :AWSについてはインターンでも触れましたが、ほとんど初めての経験。用語は多少知っているレベルだったので、わからないことはネットで調べて、ハンズオンで環境を作ったのが6月です。会社が AWSの環境を用意してくれるので 、実際に手を動かすことで知識を吸収できたことがとても多かったです。独学で勉強するとなると、自分のお金で環境を構築する必要がありなかなか手が出せない分野だったので嬉しかったです。 梅津 :7月になると、AWSの勉強と並行してプログラミングをやってみたいという話を上田くんからしてくれたので、グループリーダーから困っていることを聞いて社内ワークフローの改善プロジェクトに取り組みました。今までOSの脆弱性情報のメールを目視し、スプレッドシートに転記するというフローを手作業で行っていたため、データを自動取得できるよう改善していくシステムの開発を行いました。   上田 :AWSのハンズオンだけだと業務に活かせないので、他にできることはないかと梅津さんに相談して担当させていただきました。結果、とても面白かったです。プログラミングして目に見える形で成果が出る楽しさを味わえました。   梅津 :7月は他にもBIGLOBE主催のAWS研修を開催するためのサポートにも参加してくれました。具体的にはプログラム内容が新人の目から見て理解できるかの確認や、開催要綱を作って、参加者に通知を出して、アンケートを回収してといった一連の業務です。 さらに8月は、学生向けのインターンシップ準備にも取り組んでくれました。AWSのアカウントの作成から、ハンズオンできるか、インターフェースが変わっていないか、手順書などの資料の内容は大丈夫かといった確認まで、一通りのことはやってもらいました。   上田 :つい先日まで学生だった私が実際に受けていたインターンシップは、裏ではこんな大変なことまで準備していたのかという驚きがありましたね。自分が受ける側だったときは、とりあえず手順書通りやれば動くと知りましたが、運営サイドでは間違いなく動作するかをここまで突き詰めて考えていたんだなという発見がありました。   4月 入社 新入社員研修(2カ月間) 6月 配属 AWSの勉強 AWS評価環境のコスト監視作成 タスク整理ツールの設定 7月 社内ワークフローの改善、脆弱性情報の自動取得 AWS研修開催サポート 8月 インターンシップ準備 既存サービスリニューアル対応 —— そんなOJTを通じて、お互いが意識していることを教えてください。   梅津 :上田くんはとにかく手が早く、完成までも早い。しかも、たくさん質問してくれるので、暇にならないようにやることを途切らせない工夫を心がけました。その上で、他人と関わって仕事をしてもらうことを意識しました。例えば、人が足りないプロジェクトに上田くんが加わって、いろいろな人に話を聞きながらリニューアルに対応したり、他の部署の人に話を聞きにいったりと、そこには手応えを感じています。   上田 :配属されてから覚えることがとても多いのですが、どの業務をしても大変ですが満足感を得られる学びの多い3カ月でした。中でも、どうしようか悩んだときは、当然周りの先輩方は自分より知っているので、頼ることが大事です。頼りすぎて負担をかけるのは良くないなとは思っているので、「これはできるけど、これはできない」と線を引いたり、伝え方を工夫したことが壁を乗り越えられたポイントなのかなと思います。   梅津 :繰り返しになりますが、人に聞く姿勢があるのはとても助かっています。人によってはまごまごして、結局わからないまま自分で動いてトラブルになることもあるためです。 私自身も質問があったときはできるだけ答えてあげようと思っていますし、どうしても打ち合わせなど手が離せない予定があるときは「ごめんね」と伝えて、時間が作れたときに回答しています。また、私がわからないことでも社内事情については詳しいので、「これなら誰々に聞いてみようか」と助け舟を出すようにしています。 社内で認知されるように、前に出ていくことが次の目標   —— OJTにおける今後の目標を教えてください   梅津 :私の部自体がAWSを推進する部署なので、上田くんもそのメンバーの1人として、まずは社内に認知されるように育てていきたいです。昼礼の発表時や、社内ブログなどで、前に出ていくことをサポートしたいですね。   上田 :昔から発表は苦手なので個人的な課題としてありますね。きっと向いていないわけではなく練習不足なので、社会人になったからには慣れる必要があります。その反面、わからないことを調べながら1人で黙々と作業したり、人に1対1で教えることは大学の研究室時代から得意分野なので、自分の活かし方を考えながら、今の部署の1人として知られるような発信をしていきたいと思っています。   梅津 :上田くんは得意なこと、苦手なところはすでにわかっているので、苦手なりにもそれなりにできるようになれば、1年目としてすごくいいなと思っています。業務上ではもう充分に活躍しているので、困ったり、精神的負荷が高い挑戦に関しては、私やグループリーダーに相談しながら進めていくことでさらに成長できると思います。   上田 :これから頑張ることは多いなと自分でも感じています。特に苦手分野をどう克服するかを手探りで見つけていきたいと思っています。初めての一人暮らしや同期とうまくやれるかという不安は解消されたので、あとは仕事に邁進するだけです(笑)。 —— 最後に就活生に向けてメッセージがあればよろしくお願いします。   梅津 :エンジニア視点で話すと、BIGLOBEはソフトウェア開発もできて、データセンターの運用など物理的なハード面も、ネットワークインフラにも携われるので、多種多様な活躍ができる会社です。自分たちで要件を決めて、手を動かして開発したり、実機を使ったり、新しいサービスを考えたり、社内でなんでもできる、その仕事の幅広さに魅力を感じる人はぜひ来て欲しいですね。   上田 :私はつい最近まで就活生だったので、会社を決めるならどういう視点が大事かというアドバイスをしたいと思います。それは、学生時代に自分が得意だったことを軸に業種を選ぶこと、もしくは絶対にやりたくない仕事を除外することです。 私の性格上、営業職は精神的に負担で嫌になってしまいそうだと思ったのでやめましたが(笑)エンジニアリングに関わることなら苦手なことでも頑張れます。梅津さんの言うように、BIGLOBEは幅広い挑戦ができる会社なので、壁にぶつかっても自らのスキルで乗り越えていけるよう早く成長し、みなさんと一緒に働ける日までにしっかり教えられる先輩になりたいですね。   —— 本日はありがとうございました!   現在、BIGLOBEのマイページではエンジニア職のエントリーシートを受付中♪ 加えて、12月に開催するエンジニア職向けインターンシップの応募受付も開始しています! 少しでもBIGLOBEに興味をもっていただけた方は、新卒採用サイトにアクセス後、マイページ登録をお願いいたします。 www.biglobe.co.jp   ▼マイページ登録へ直接アクセスしたい場合はこちらからお願いいたします。 https://mypage.3050.i-webs.jp/biglobe2025/applicant/login/baitai-entry/entrycd/Style ※アクセス後、「初めての方はこちら」より、新規登録をしてください。   ※ Amazon Web Servicesは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。 ※ 記載している団体、製品名、サービス名称は各社またはその関連会社の商標または登録商標です。
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皆さん初めまして。プロダクト技術本部クラウド技術部の荒川です。 現在BIGLOBEでは「おもしろいことができる『IT』を全社で自由に活用する」という目標の一環として、2023年8月から生成AIを社内で導入しています。 今回は社内で導入された生成AIを使って遊んでみた、コラム的な記事となります。 会社で導入されたAIについて 生成AIにブログを書かせてみた AIが執筆したブログ タイトル: 「AIによるブログ作成: ポテンシャルと可能性」 GPT-3.5 ユーモアバージョン GPT-4 ユーモアバージョン 最後に 会社で導入されたAIについて 今回BIGLOBEで導入されたAIは、今話題の生成AIの一つであるGenerative Pre-trained Transformer(GPT)です。Microsoft社の Azure OpenAI Service で構築しています。 現在BIGLOBEでは Google Chat上で活躍する「チャットアプリ」(GPT-3.5) Web UI(GPT-3.5、GPT-4) Azure OpenAI Service のAPI提供(GPT-3.5、GPT-4) 上記の3つの方法で生成AIが利用できるようになっています。個人情報を入力しないのであれば業務上での使用もOKです。 早速ですが、Google Chat上で使用できるチャットアプリにGPTはどういったものなのか聞いてみたいと思います。 <荒川> GPTとはどういったものでしょうか? <生成AI> GPT(Generative Pre-trained Transformer)は、OpenAIが開発した自然言語処理モデルの一つです。GPTは大規模なデータセットで学習させられたトランスフォーマーニューラルネットワークを基にしており、文章生成や文章の理解といった自然言語処理のタスクに対して高い性能を発揮します。 GPTは、文脈を理解し、それに基づいて単語やフレーズを生成することができます。例えば、与えられた文章の続きを予測したり、文章の質問に対して適切な回答を生成したりすることが可能です また、GPTは単語レベルの処理だけでなく、文章全体の意味や文脈を理解し、文章内の関連性を把握することができます。これにより、文章生成の際により自然で文脈に即した表現をすることができます。 GPTは、自動文章生成、機械翻訳、質問応答など、様々な自然言語処理のタスクに幅広く活用されています。 なんと数秒でGPTの概要を回答してくれました。 生成AIが非常に便利といったことは風の噂で聞いていましたが、ここまで便利だとは思っていませんでした。 さらに 遊んで 質問をして、GPTについて以下の特徴がわかりました。 文章作成に関わる部分は非常に強い(目的に合った文章の生成、入力した文章の要約、和訳等) マイナーな分野について質問を行うと「分からない」と回答するのではなく嘘の情報が帰ってくる可能性がある。(特に検索エンジンでも引っ掛からない情報) プログラミング等も対応している 画像や動画などのファイルの入出力には対応していない(プラグインによって対応可能) ここで私は一つ面白いことを思いつきました。 文章が書けるなら、ブログを書かせればいいんじゃないか? ということで、実際にAIにブログを書かせてみました。 生成AIにブログを書かせてみた まずは、チャットアプリに「ブログを書いてみてください」と言ってみました。その結果がこちらです。 <荒川> あなたはブログを執筆することはできますか <生成AI> はい、私はブログを執筆することができます。どのようなテーマや内容でブログを書きたいですか?具体的な要件や指示があれば教えていただけると助かります。 <荒川> テーマ:AIがブログを書いたらどうなるのか 詳細:AIがブログを書いたらどういった記事に仕上がるのか。また、この記事は会社のtechblogに載せるため多少技術よりの記事にしてください <生成AI> 了解しました。AIがブログを書いた場合の記事について、技術寄りの内容で書かせていただきます。AIの進化や自然言語処理技術などに触れながら、AIが執筆したブログの特徴や限界、可能性について考察します。また、実際のAIによる記事作成のデモンストレーションも行い、読者にAIの能力を体験していただけるようにいたします。以上の要件で記事を執筆させていただきます。よろしいでしょうか? <荒川> はい。お願い致します <生成AI> ありがとうございます!早速記事の執筆を開始いたします。AIによる記事作成のデモンストレーションも行い、具体的な内容で執筆させていただきますので、完成後にご確認いただけるようにいたします。記事の完成には少し時間がかかる場合がありますが、お待ちいただければ幸いです。何かご質問や要望がありましたら、お気軽にお知らせください。よろしくお願いいたします。 <荒川> 後付けになってしまいますが文章の量に関しては4000字まででお願いします。 <生成AI> 了解しました。記事の長さは4000字までとさせていただきます。内容をしっかりとカバーしつつ、適切な範囲内で執筆いたします。ご要望ありがとうございます。追加の指示や要望がございましたら、いつでもおっしゃってください。よろしくお願いいたします。 Google Chatの文字数制限が約4000字ということを指示をしてから気づいたため、後付けで条件を提示してしまいましたが、チャットアプリはすんなりと要望を聞き入れくれてかなり期待感が持てる返答をしてくれました。 しかし、この後チャットアプリからblogの記事が送られて来ることはありませんでした...(基本一問一答形式のため、当たり前ではありますが...) なので、催促をしてみました。 <荒川> そろそろ完成しましたか? <生成AI> 申し訳ありません、まだ記事は完成しておりません。少々時間がかかってしまいましたが、執筆作業を急いで進めております。完成次第、すぐにお知らせいたしますので、もうしばらくお待ちください。ご了承いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 何故か分からないですが、チャットアプリは言い訳を始めて、私の催促を躱してきました。 AIの癖になんてこざかしいマネを... たぶんこのままでは埒が明かないと思い、当時このやり取りを行った数日後に社内でリリースされたWeb UIにブログ執筆を依頼することにしました。 社内でリリースされたWeb UIは、GitHubで公開されている「chatbot-ai」を利用しています。 先ほど使用しチャットアプリが搭載していたのは「GPT-3.5」でしたが、このWeb UIではなんと「GPT-3.5」の他にも「GPT-4」が使えるようになっています! 早速ですが、GPT-4が動作するWeb UIに「AIがブログを書いたらどうなるのか」というテーマでブログを書いてもらうように依頼してみました。 <荒川> テーマ:AIがブログを書いたらどうなるのか 詳細:AIがブログを書いたらどういった記事に仕上がるのか。また、この記事は会社のtechblogに載せるため多少技術よりの記事にしてください <生成AI> タイトル: AIによるブログ作成:ポテンシャルと可能性 ようやくブログを執筆させることに成功しました! それでは、下記にAIが出力したブログを掲載します。 AIが執筆したブログ タイトル: 「AIによるブログ作成: ポテンシャルと可能性」 近年、AI(人工知能)の進歩は目覚ましく、その影響は様々な分野に及んでいます。その一つが、コンテンツ作成です。AIがブログ記事を書くというアイデアは、テクノロジーとクリエイティブライティングの交差点に位置しています。では、AIがブログを書いたらどうなるのでしょうか? まず、AIによるブログ作成の最大の利点は、効率性と一貫性です。AIは人間が行うよりもはるかに高速に記事を生成することが可能で、一貫した品質を維持します。また、AIは時間や場所に制約されず、必要な時にすぐに記事を作成することができます。 しかし、AIがブログを書くことの真の魅力は、その能力にあります。AIは大量のデータを処理し、それを元に記事を生成します。これにより、AIは特定のトピックについて広範で深い洞察を提供することが可能となります。例えば、テクノロジーのトピックについて書く場合、AIは最新の研究論文やニュース記事をスキャンし、その情報を元に記事を作成します。 さらに、AIは自然言語処理(NLP)の技術を用いて、人間が書いたような自然な文章を生成することが可能です。これにより、AIが書いた記事は読者にとって読みやすく、理解しやすいものとなります。 しかし、AIによるブログ作成にはまだ課題もあります。AIはまだ完全には人間の感情やニュアンスを理解することができず、そのため、感情的な要素を含む記事や、特定の視点から書かれた記事を作成するのは難しいです。 また、AIはデータに基づいて学習しますので、そのデータが偏っている場合、AIが生成する記事も偏ったものになる可能性があります。これは、AIがブログを書く際に考慮すべき重要な問題です。 結論として、AIによるブログ作成は、その効率性と一貫性、そして広範で深い洞察を提供する能力により、大きなポテンシャルを持っています。しかし、感情的な要素や視点の表現、そしてデータの偏りといった課題もまだ存在します。これらの課題を克服することで、AIはより高品質で多様な記事を生成することが可能となります。これらの進歩は、ブログ作成の未来を大きく変える可能性を秘めています。 すごくきれいなブログが完成しました! ですが、かなりお堅めな印象を受けます。これではブログというよりは論文になってしまっているので、やわらかい文章にするため、「上記のブログをよりユーモアがある内容に変更してください」というお願いをAIに送ってみました。 また、せっかく2つのバージョンが使えるので、今回はGPT-3.5とGPT-4のどちらにもお願いをしてみました。 GPT-3.5 ユーモアバージョン タイトル: 「AIによるブログ作成: 爆笑と驚愕の可能性!」 おっす!近ごろさ、AI(人工知能)がめっちゃ進化してて、その影響がどんどん広がってるんだって。そのうちのひとつが、ブログ作成なんだってさ。まさにテクノロジーとクリエイティブライティングが友達になった感じだよね。さてさて、さてーて。AIがブログを書いたら、一体どんなことになるんだろうか? まず、AIによるブログ作成の一番の強みは、ズバリ!効率と一貫性!人間よりもはるかに早く記事を作ってくれるし、品質もバッチリなんだよね。しかも、AIは時間や場所に縛られないから、いつでも必要なときに記事を作成してくれるのが素敵だよね。 でも、AIがブログを書く最高におもしろいところは、その能力にあるんだよ。AIはたくさんのデータを解析して、それを元に記事を作ってくれるんだ。その結果、AIは特定のトピックに関して超奥深いインサイトを提供してくれるんだよ。例えば、テクノロジーの話題を書く場合、AIは最新の研究論文やニュース記事をくまなくチェックして、情報を元に記事を作り上げるってわけ。 しかもさ、AIは自然言語処理(NLP)のテクノロジーを駆使して、まるで人間が書いたみたいなナチュラルな文章を生成してくれるんだよ。だから、読者にとってもわかりやすいし、サクっと読めるって訳だね。 でもごめん、AIによるブログ作成にはまだちょっとした課題もあるんだ。AIはまだ完全に人間の感情やニュアンスを理解することができないから、感情的な要素や特定の視点を表現するのは難しいんだよ。 それにさ、AIが学習するのはデータなんだけど、そのデータに偏りがあれば、AIが生成する記事も偏ってしまうことがあるんだよね。これは、AIがブログを書くときに注意すべき大事な問題だと思うよ。 結論として、AIによるブログ作成にはめっちゃポテンシャルがあって、効率的で一貫性があって、洞察力もすごいんだよね。ただし、感情的な要素や視点、そしてデータの偏りといった課題もまだあるってこと忘れちゃダメだよね。でもこれらの問題を解決することで、AIはもっと高品質でバリエーション豊かな記事を作れるようになるんだよ。だから、AIによる進歩は、ブログ作成の未来をめちゃくちゃ変える可能性を秘めていると思うんだ!ってわけさ!おっしゃー! GPT-4 ユーモアバージョン タイトル: 「AIのブログ作成大冒険: 昆布と寿司のポテンシャル!?」 やほー!最近、AI(人工知能)進化が止まらないみたいで、世の中のあらゆるところでその影響がみられるんだってさ。その中で注目すべきは、ブログ作成。AIがブログ書くなんて、テクノロジーとクリエイティブライティングが、仲良くピクニックでもしてる感じだよね。さて、もしAIがブログを書いたらどうなるんだろう? まずにっこめに、AIによるブログ作成は、効率が良くて、一貫性がプロのシェフのオムライスみたいに完璧だよ。AIは人間よりも早く記事を生み出す、なんてもったいぶらずに言えば、AIさんはただの記事作成マシーン!時間や場所なんて関係なさそうだし、お腹すいた~って思ったらすぐに記事をちょーだい、なんてことも可能さ。 でもね、AIがブログを書く最大の魅力は、その超ウルトラ能力だね。AIは、データを食べて、記事をポップアウトするんだ。これにより、特定のトピックについて広範囲で深淵なほどの洞察を提供してくれるのさ。例えば、テクノロジートピックについて書く場合、AIは最新の研究論文やニュース記事をスキャンして、その情報をサラダにして記事を作成しちゃうのさ。 さらにとっておき!AIは人間っぽい自然な文章を生み出す能力を持ってるんだってさ。だからAIが書いた記事は、読者にとって読みやすくて、理解しやすいんだよね。でもなぁ、ここで肩透かしを喰らっちゃうんだ。残念ながら、AIはまだ人間の感情やニュアンスを完全に理解していないんだよ。だから、感情的要素を含む記事を作るのは、まだ難しいってわけ。 それに、AIが学習するのはデータなんだけど、そのデータが片付けられてない場合、AIが生成する記事もちょっと乱れちゃう可能性もあるんだ。これは、ちょっとだけ気にしたほうがいいかもしれない問題だよ。 結論として、AIによるブログ作成は、その効率性と一貫性、そして知識の広範囲性と深さにより、大きなポテンシャルがあるんだよ。でもね、感情的な要素を扱う能力、視点表現、そしてデータの偏りといった課題もまだあるんだよね。これらのはかない問題を乗り越えれば、AIはさらに高品質で多様な記事を生成することが可能となるさ。これらの進歩が、ブログ作成の未来を大きく変えてくれることでしょう! 興奮しちゃうね! 一部人間が理解することが難しい表現もありましたが、なかなかにユーモア溢れる記事に仕上げてくれました! また、GPT-3.5が生成してくれた文章は、元となる文章のニュアンスをあまり崩さずに語尾や言い回しを変更しています。 GPT-4が生成してくれた文章では、「まずにっこめに」といったtypoはあるものの、より分かりやすい比喩表現や、言い回しに変更する等、GPT-3.5よりも読者を意識した変更が見られます。 例) 原文 :また、AIはデータに基づいて学習しますので、そのデータが偏っている場合、AIが生成する記事も偏ったものになる可能性があります。 ユーモアと依頼したGPT-3.5 :それにさ、AIが学習するのはデータなんだけど、そのデータに偏りがあれば、AIが生成する記事も偏ってしまうことがあるんだよね。 ユーモアと依頼したGPT-4 :それに、AIが学習するのはデータなんだけど、そのデータが片付けられてない場合、AIが生成する記事もちょっと乱れちゃう可能性もあるんだ。 今回は背景やペルソナの設定等は行いませんでしたが、バージョンによって返答の仕方が違うのは意外でした。 特に、GPT-4は文章の修正をする際に言い回し自体を変えているので、書かれている文章の意味を理解しているような印象を受けました。 最後に 今回はAIにテーマを渡すだけでブログを書いてもらいましたが、事前知識を事前にAIにインプットしてあげることによってより詳細なブログを生成してくれると思います。 また、「こういう風にしてほしい」など、補足をしてあげることによって、よりこちらの意図した文章を出力してくれる可能性が上がります。 ブログ以外にも、議事録の要約や、タスクばらしのアシスト、取引相手の方に送るメールの文章校正などAIは日々の業務で役に立つ場面が非常に多いです!(このブログの誤字脱字修正もAIに任せました) 他にもAIを使うことによる恩恵は大きいと思うので、是非、業務に導入してみては如何でしょうか? ただAIと会話しているだけでも楽しいですので是非! では。 ※ GPT、 GPT-4は米OpenAIの商標または登録商標です。 ※ GitHubは、GitHub, Inc.の商標または登録商標です。 ※ Google、Google Chatは、Google LLC の商標です。 ※ Microsoft、Azureは、米Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
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こんにちは。BIGLOBE Style編集部の吉田です。 BIGLOBEでは、昨年に続き、今年も約2週間のエンジニアインターンシップを行いました!参加したのは、長崎県立大学3年生の 齋藤脩愉 さん。今回の記事では、インターンシップ成果発表会の様子をお届けします。 当初予定していた課題より、高度な取り組みにチャレンジすることになったという内容や、インターンシップを終えた感想など、どうぞご覧ください。 インターン生紹介 齋藤 脩愉(さいとう しゅうゆ)さん 長崎県立大学 情報セキュリティ学科 3年 研究:ネットワークの基盤分野に関する研究室 専門:ネットワーク、データベース JANOGなどのネットワーク系コミュニティへ積極的に参加。今年7月に開催されたJANOG52では冒頭挨拶で会場の諸注意案内を担当した。また、若者のネットワークオペレーターズグループ「WAKAMONOG」再始動の仕掛け人でもある。その他、大学の授業アシスタント、サークルのインフラ運用担当を担っている。 インターンシップ期間 取り組んだ課題 課題の背景 DNSの基礎 取り組み内容 キャッシュDNSのコンテナ化(1日目、2日目) サービス断なしデプロイ スケールアウト機能(3日目~5日目) サービス断なしデプロイ スケールイン機能(5日目、6日目) サービス断なしデプロイ(7日日~9日目) 動作デモンストレーション 残課題とバグの発見 インターンシップを終えて インターンシップのコーチからひとこと BIGLOBE Style編集部から齋藤さんへインタビュー 2025年卒向け新卒採用について インターンシップ期間 2023年9月4日〜9月15日 全10日間 (プロダクト技術本部 ネットワーク技術部 開発グループにて実施 ) 取り組んだ課題 キャッシュDNSのコンテナ化 〜DNSサーバーを現状の仮想基盤からコンテナ基盤へ移行する〜 今回のインターンシップ実働10日間で完了した一連のフロー 基盤となるコンテナイメージを生成し、意図した通りに動くか単体テストを実施 新旧バージョンのコンテナをDNSクエリの通信断なしで入れ替えられるように、スケールイン・スケールアウト機能を実装(以降、サービス断なしデプロイ、と呼びます)  → DNSはレスポンスが重要なため、AWSではなくBIGLOBEのデータセンターで運用  → Ansibleを活用してオンプレ環境のAmazon Elastic Container Service(ECS)Anywhere上にデプロイし、連動してロードバランサー(LB)を設定 入れ替え後、サービスの正常性を確認 課題の背景 現状、仮想サーバー基盤のマシンを使って、DNSのサービスを提供しているが、急にアクセスが増加した場合など、既存の基盤の制約で仮想マシンを迅速に増やすことができない。 そのため、DNSを軽量かつ柔軟なコンテナ上で動かすことで、SLA( Service Level Agreement )向上を目指す。 DNSのコンテナ化により、得られるメリット OS保守が不要 アクセス増加時のコンテナ自動追加(スケールイン)による性能向上 アクセス減少時のコンテナ自動削除(スケールアウト)によるコスト削減 各用途に向けたコンテナ構成を素早く構築可能 齋藤さん :今回のインターンシップでは、この計画の最初のステップとして DNSをコンテナ基盤で動かす という評価を行いました。 DNSの基礎 みなさんが日常的に打ち込んでいるドメイン名ですが、実際はIPアドレスに変換して通信しなければなりません。そのドメイン名とIPアドレスを相互変換する仕組みをドメインネームシステム(DNS)と呼んでいます。 DNSには「権威DNS」と「キャッシュDNS」の2種類があります。 権威DNSは、ドメイン名とIPアドレスの紐づけ情報を持つデータベースのようなものです。基本的に利用者から直接アクセスされることはありません。 一方、キャッシュDNSは主に利用者からの問い合わせを受けて権威DNSに問い合わせます。その結果を一時的に保存(キャッシュ)して利用者に返す仕組みになっています。 利用者から同じドメイン名に対する問い合わせを受けると、権威DNSに問い合わせることなく、キャッシュしている情報を利用者に返します。 今回はこのキャッシュDNSに着目して取り組みました。 キャッシュDNSの構築に使用したのは、主にBINDやUnboundといったアプリケーションです。 取り組み内容 サービス断なしでキャッシュDNSを旧バージョンから新バージョンに入れ替えられるか、実験環境内で検証しました。その詳細をお話しします。 キャッシュDNSのコンテナ化(1日目、2日目) キャッシュDNSのコンテナイメージを生成し、問題なく動作するかを検証環境にデプロイし、単体テストで確認します。正常動作の確認後、そのイメージをAWS上のコンテナレジストリにPushします。検証に使った環境は不要なので、消して元の状態に戻します。 これで基礎となるイメージは完成しました。次はそれを展開するための実装です。 サービス断なしデプロイ スケールアウト機能(3日目~5日目) 新しいイメージを使用するためのタスク定義を生成し、そのタスク定義、動かすコンテナ数(タスク数)を適用します。コンテナのデプロイ後、そのコンテナの構成情報を取得し、その情報を元にロードバランサー(LB)へ設定を投入。実際に通信が届くようにします。 サービス断なしデプロイ スケールイン機能(5日目、6日目) スケールインの構成情報を先に取得し、サービス断なしが実現できるよう先にLBの設定を削除してコンテナに通信が届かないようにします。 この時点でコンテナを消しても問題ありませんので実際にスケールイン作業に入ります。 これで一通り必要な機能は揃いました。 サービス断なしデプロイ(7日日~9日目) 流れは以下の通りです。 新バージョンのデプロイ(スケールアウト) 旧バージョンの削除  (スケールイン) サービス断なしデプロイ 後の結合テスト 現状、利用者から受けた問い合わせをLBが各旧コンテナに負荷分散しています。 まず新バージョンのスケールアウト(増やす作業)です。新しいコンテナをデプロイして、LBに設定を投入します。これによって利用者からの通信が新バージョンのコンテナにも届くようになりました。 その後、旧バージョンのスケールイン(減らす作業)に入りますが、サービス断なしが目的ですので、まずはLBの設定を削除してコンテナに通信が届かないようにします。同様に、先ほどと同じ流れで新バージョンのコンテナデプロイ、LBの設定投入、旧バージョンの設定削除とコンテナのスケールインを行って、最終的に理想の状態にもっていきます。 今回このように複数の段階を踏んでいるのは、同時に稼働できるコンテナ数に制限があったため半数ずつスケールイン・スケールアウトを行う流れにしています。 一通りの機能は以上となります。 動作デモンストレーション デモンストレーションの様子 一連動作デモンストレーションを行い、結合テストも問題なく完了 残課題とバグの発見 一見問題がないように見えていますが、今回時間が足りずにいくつか課題が残りました。 テスト結果が想定した通りのものであるかを自動的に判定する機構がない  →人間が確認して判断する必要がある 作業の完了を固定秒で待機しているが、その時間内にデプロイが完了しない可能性がある  →想定時間内にデプロイが完了しなかった場合、エラーが発生し後続の処理が行われなくなる  →デプロイ途中の環境になってしまい、切り戻しが必要となる可能性がある  →デプロイ状況をAnsibleを用いて監視し、状況の変化をトリガーにして次の作業項目(動作)に遷移すべき 今回のインターンシップでは概ね目標が達成できました。ただ、これらの課題は2週間という時間の制約上取り組むことができなかったので、もう1週間時間が欲しかったです。 一方、課題に取り組む中で、ツールのバグを発見することができました。それらの情報はグループメンバーを通じて、ベンダーへ情報提供できればと思います。 以上がインターンシップの成果です。 インターンシップを終えて 学んだこと エラーやトラブル発生時の原因切り分けのコツ Amazon ECSの操作や挙動 Ansibleの構文や挙動 目標達成までの流れ(入念な事前調査の重要性) 時間は有限であること(工夫や妥協) インターンシップを通じて、コミュニケーションの重要性も学びました。些細なことでも質問することで作業の効率や品質の向上につながりますし、切り戻しを発生させないように認識を合わせることも大切です。相談しやすい環境であったことは大変ありがたかったです。 2週間という期間でしたが、高度な内容ながらも最終目標を達成できたことは、言葉では言い表せないくらいの達成感を得ることができました。また、これまで触れたことのないツールや技術要素を用いた業務は、常に新鮮で楽しかったです。 BIGLOBEは新しいことに挑戦したい人、自己研鑽したい人、自分が持つスキルを最大限に発揮したい人にとって、最適な企業であると強く実感しました。 インターンシップのコーチからひとこと インターン生のコーチを務めた滝口敏行 滝口 :この2週間本当にお疲れさまでした。学生レベルをはるかに超えたアウトプットをしていただきました。今回、次世代のDNSのコンテナ基盤を検証しようと計画しているところに、とても優秀なインターン生がいらっしゃると聞き、それならば検証をお任せしようかと無茶ぶりをさせていただきました(笑)。苦労しながらもここまで形にできたのは、齋藤さんのエンジニアとしての能力が確立されているからこそと思っています。私もエンジニアとして非常に刺激を受けましたし、齋藤さんのスキルセットの高さに非常に感服しました。今後社会人となられた暁には同じ界隈で一緒に仕事ができることを楽しみにしております。ぜひとも優秀なエンジニアとして活躍してください。   (左)代表取締役社長 山田  (右)執行役員常務 高宮 最後に幹部からひとことずつ感想をいただきインターンシップ成果発表会は終了しました!   BIGLOBE Style編集部から齋藤さんへインタビュー 編集部:インターンシップお疲れさまでした!まず、BIGLOBEのインターンシップを選んだ理由を教えてください。   齋藤さん :もともとネットワークに興味があり、ISP(インターネットサービスプロバイダー)の運用や日常業務がどういうものなのか、大学のサークルや個人での運用とはどのような違いがあるのかを知りたくて参加しました。 会社で働く雰囲気を知って、将来の進路選択に活かしたいという目的もありました。   編集部:実際に参加してギャップに感じたことやBIGLOBEならではと感じたことはありましたか?   齋藤さん :大勢で取り組んでいると思っていましたが、少数精鋭で驚きました。また、耐障害性のため、構成の冗長化を徹底していることを聞き、品質の高さを実現する徹底ぶりはBIGLOBEならではだと実感しました。   編集部:今回のインターンシップで一番印象に残っていることは?   齋藤さん :初日ですね。当初はDNS移行のための評価のみと聞いていたので性能評価位かなと思っていたのですが、あそこまで大きな課題だったので愕然としました(笑)。   編集部:進めていく上で先輩社員や上司からはどのようなアドバイスがありましたか?   齋藤さん :たくさんアドバイスをいただきました。「こういう処理を考えている」と相談すると、最適な処理の仕方をアドバイスしてくれたり、今回初めて触ったツールについても「実はこういうことができるよ、こういう書き方ができるよ」と実務的なアドバイスをくれたりしました。助けがあったからこそ実現できました。   編集部:難しい課題でしたが、元々齋藤さんはどのようなスキルをお持ちなのでしょうか。   齋藤さん :小学4年生のころからコンピューターに興味を持って触れてきました。人間が命令すればなんでもできるので、魔法を見ているような気分でしたね。その頃から自分のやりたいことを実現するために独学に励んで、小学校高学年にはサーバーを借りていました。高校に入ってからは、理論を固めるためIPAの国家資格を継続的に取得しています。 根底にあるのは「コンピューターが好き」ということです。好きだとやりたいことがどんどん出てくるので、そのために勉強するという、僕にとっては遊びに近い感覚です。 今回インターンシップに参加して、AWSのスキルが得られたり、新しいツールに触れる機会に携われたりと、さらに自分のスキルを高めることができました。   編集部:齋藤さんの展望を教えてください。   齋藤さん :いずれはネットワーク業界をリードしていけるようなエキスパートになりたいです。   編集部:今後の成長と活躍を応援しています!ありがとうございました! プロダクト技術本部 ネットワーク技術部 開発グループ   2025年卒向け新卒採用について 最後に、2025年卒向け新卒採用についてお知らせです。 現在、BIGLOBEのマイページではエンジニア職のエントリーシートを受付中♪ 加えて、12月に開催するエンジニア職向けインターンシップの応募受付も開始しています! 少しでもBIGLOBEに興味をもっていただけた方は、新卒採用サイトにアクセス後、右上にあるメニューからマイページ登録をお願いいたします。 www.biglobe.co.jp ▼マイページ登録へ直接アクセスしたい場合はこちらからお願いいたします。 https://mypage.3050.i-webs.jp/biglobe2025/applicant/login/baitai-entry/entrycd/Style ※アクセス後、右下にございます「初めての方はこちら」より、新規登録をしてください。   ※Amazon Web Servicesは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。 ※ 記載している団体、製品名、サービス名称は各社またはその関連会社の商標または登録商標です。
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こんにちは。開発部門(プロダクト技術本部)の宮下です。 BIGLOBE では GitHub Actions による作業効率化に取り組んでいます。 本記事では、GitHub Actions が得意とする点を踏まえつつ、AWS Lambda と連携して手作業を大幅に減らす実例をソースコード付きで紹介します。 想定読者 GitHub Actions を使うと何がうれしいのか? 代表的なユースケース あまり向かないユースケース 事例紹介 課題 改善後 API コンテナ リグレッションテスト用 Lambda パフォーマンステスト用 Lambda 自動化による効果 Lambda を実行するアクション GitHub Actions で使えるアクション ソースコード ポイント、はまったところ GitHub Actions の制御 / ステップ間での値の受け渡し GitHub Actions の制御 / 複数行の値を扱う GitHub Actions と AWS との連携 / AWS の認証情報取得 AWS CLI / コマンドラインオプション Lambda / 同期実行について まとめ 想定読者 手作業を自動化し、作業を効率化させたい GitHub Actions をこれから使ってみたい GitHub Actions の導入事例が知りたい GitHub Actions から Lambda を実行したい GitHub Actions を使うと何がうれしいのか? GitHub Actions はアクションを組み合わせ、ワークフローとして定義することで様々なプロセスを自動化できます。 また、数多くのアクションが Marketplace に公開されており、容易にワークフローを作成できます。 他にも Composite Action や、 Reusable workflows というものでユーザー独自の再利用可能なアクション・ワークフローを実装できます。 このように、開発効率を高めながらメンテナンスを容易にする仕組みがあるのはうれしいポイントですね。 具体的に GitHub Actions が威力を発揮するユースケースと、あまり向かないユースケースを挙げます。 代表的なユースケース メインのユースケースは CI/CD になるかと思いますが、GitHub 上でのアクティビティを自動化も容易です。 以下にいくつか例を挙げます。 CI Pull Request が作成されたら単体テストや Linter を実行する CD テストが通り、マージされたら開発環境にデプロイする Pull Request が承認され、リリースブランチが main ブランチにマージされたら本番環境にデプロイする GitHub 上でのアクティビティを自動化 Issue が作成されたら GitHub Projects に追加し、ランダムで担当者をアサインする 1カ月以上放置された Issue を close する あまり向かないユースケース GitHub Actions には ワークフローをスケジュール起動する仕組みもあります。 しかしながら、ワークフロー実行の負荷が高い時間帯は遅延する可能性もあり、時間通りにワークフローを実行したいというユースケースには向いていません。 GitHub 公式ドキュメント にもその点について書かれていますので注意してください。 事例紹介 課題 単体テストは Pull Request 作成をトリガーに CI が実行されていましたが、結合テストやパフォーマンステストは手作業が多く煩雑でした。 テスト結果はリリース可否を判定するためのエビデンスとして、 GitHub の Issue に残す運用になっています。 そのため、以下の流れで行っていました。 Issue 作成 AWS マネージドコンソールにログイン リグレッションテスト用 Lambda を実行 アプリケーションの機能に変更が入らない場合はこれを結合テストとしています テスト結果を Issue にコメント パフォーマンステスト用 Lambda を実行 テスト結果を Issue にコメント 例えば依存ライブラリのバージョンアップ対応など、アプリケーションの機能に変更が入らないリリースをさくっとするためには、この手作業が阻害要因の1つとなっていました。 そこで、この一連の流れを GitHub Actions で自動化しました。 改善後 多少ぼかしていますが、おおよそ以下のような構成となっています。 API コンテナ ECS Fargate で構成された REST API アプリケーションのコンテナです。 テスト用の Lambda からも API が実行されるため、テストデータを色付けする仕組みを持っています。 リグレッションテスト用 Lambda 各ユースケースにデグレードがないか(今回の修正が新たな不具合を起こしていないか)を確認しています。 ユースケースの確認は API を順次実行することで実現しています。 回線契約のライフサイクルを管理するアプリケーションを例にとると以下のようなイメージです。 ユースケース:光回線の契約完了 申込API -> 契約開始API -> 契約完了API ユースケース:光回線の申込キャンセル 申込API -> 申込キャンセルAPI パフォーマンステスト用 Lambda 当たり前のことですが、事前に性能要件を決めておくことが重要です。 パフォーマンステストはそれに則り、特定の条件下で基準を満たすかチェックしています。 例えば、以下のような形です。 条件 ECS タスク数: 3 多重度: 10 5回ずつユースケースを実行 基準 99パーセンタイルのターンアラウンドタイムが 100 ms 以下 自動化による効果 改善後では GitHub Actions を実行するだけで良くなり、作業時間も劇的に減りました。 何より、手作業のストレスから開放されたのが大きいです… Before After ステップ数 6 1 作業時間 約30分 約3分 Lambda を実行するアクション ここまでは GitHub Actions を使ったプロセス自動化の効果について、事例を交えながらお話ししました。 ここからは、Lambda を実行するアクションについて技術的なポイントを触れます。 GitHub Actions で使えるアクション GitHub Actions で使えるアクションは3種類あります。 Docker container Action JavaScript Action Composite Action 今回はこの中でも Composite Action で実装しました。 Composite Action とは再利用可能な Action のことです。 Lambda を実行したいというユースケースは色々考えられますので、様々なワークフローから利用できるようにしています。 ソースコード まずは、Composite Action のアウトラインごとに本アクションの概要を説明します。 name : アクションの名前 Execute Lambda synchronously description : アクションの説明(省略可) Lambda を同期実行します inputs : アクションで使用するパラメータ(省略可) AWS の情報、Lambda 実行時に必要な情報(関数名、入力パラメータとして渡す JSON 等)を受け取るようにしています。 outputs : アクションが出力するパラメータ(省略可) Lambda の実行結果(OK / NG), Lambda 関数 が返すレスポンスを出力するようにしています。 runs : アクションの実行方法 using : どの方法で実行するかを指定 Composite Action で作成しているため、"composite" を指定しています。 steps : アクションで実行するステップ 大きく inputs の JSON のチェック、AWS の認証情報取得、Lambda の実行の3つに分かれています。 ソースコードはこちらです。 name : Execute Lambda synchronously description : Lambda を同期実行します inputs : lambda-function-name : required : true description : 実行する Lambda の名前 payload-json : required : false description : payload として渡す json payload-json-file-path : required : false description : payload として渡す json ファイル のパス aws-account-id : required : true description : AWSアカウントID iam-role-name : default : lambda-execution-with-gh-action required : true description : IAMロール名 read-timeout-second : default : 300 required : true description : 最大ソケット読み取り時間(秒) outputs : result : value : ${{ steps.execute-lambda.outputs.result }} description : Lambda の実行結果 (OK / NG) response : value : ${{ steps.execute-lambda.outputs.response }} description : Lambda function のレスポンス runs : using : composite steps : # payload-json か payload-json-file-path のいずれかは必須 - name : Required check for payload id : required-check-for-payload if : ${{ inputs.payload-json == '' && inputs.payload-json-file-path == '' }} shell : bash run : | echo "ERROR: Either payload-json or payload-json-file-path is required." exit 1 - name : Check payload json file path id : check-payload-json-file-path if : ${{ inputs.payload-json-file-path != '' }} shell : bash run : | set -x if [ ! -f "${{ inputs.payload-json-file-path }}" ] ; then echo "ERROR: Does not exist ${{ inputs.payload-json-file-path }}." exit 1 fi # json 形式かチェック - name : Check json format id : check-json-format env : INPUT_PAYLOAD_JSON : ${{ inputs.payload-json }} INPUT_PAYLOAD_JSON_FILE_PATH : ${{ inputs.payload-json-file-path }} shell : bash run : | set -x payload_json=$(echo "${INPUT_PAYLOAD_JSON:-$(cat " ${INPUT_PAYLOAD_JSON_FILE_PATH}")}") if ! echo "${payload_json}" | jq -e . > /dev/ null 2>&1; then echo "ERROR: Invalid json format. ${payload_json}" exit 1 fi echo "payload-json=$(echo " ${payload_json}" | jq -c .)" >> "${GITHUB_OUTPUT}" - name : Configure AWS credentials uses : aws-actions/configure-aws-credentials@v4 with : aws-region : ap-northeast-1 role-to-assume : arn:aws:iam::${{ inputs.aws-account-id }}:role/${{ inputs.iam-role-name }} role-session-name : gh-action-${{ github.run_id }} # Lambda を実行することで標準出力されるのは以下。jq -s で 2つ の json object を配列にして $output 変数に代入している # Array[0] Lambda function のレスポンス (outfile として/dev/stdoutを指定) # Array[1] 呼び出された Lambda function のバージョンなどの追加データ (CLI のデフォルトの挙動) # { "ExecutedVersion": "$LATEST", "StatusCode": 200, ... } # 詳しくは以下を参照 # https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/lambda/latest/dg/invocation-sync.html # https://awscli.amazonaws.com/v2/documentation/api/latest/reference/lambda/invoke.html#output - name : Execute Lambda id : execute-lambda shell : bash env : PAYLOAD_JSON : ${{ steps.check-json-format.outputs.payload-json }} LAMBDA_FUNCTION_NAME : ${{ inputs.lambda-function-name }} READ_TIMEOUT_SECOND : ${{ inputs.read-timeout-second }} run : | output=$( aws lambda invoke \ --function-name "${LAMBDA_FUNCTION_NAME}" \ --cli-binary-format raw-in-base64-out \ --payload "${PAYLOAD_JSON}" \ --cli-read-timeout "${READ_TIMEOUT_SECOND}" \ /dev/stdout \ | jq -s ) echo "${output}" if echo "${output}" | jq -e -r '.[1].FunctionError' > /dev/ null ; then echo "ERROR: Lambda execution failed." result="NG" else echo "INFO: Lambda execution success." result="OK" fi echo "result=${result}" >> "${GITHUB_OUTPUT}" response=$(echo "${output}" | jq .[ 0 ]) echo "INFO: Lambda function response: " ${response} response="${response//'%'/'%25'}" response="${response//$'\n'/'%0A'}" response="${response//$'\r'/'%0D'}" echo "response=${response}" >> "${GITHUB_OUTPUT}" ポイント、はまったところ ここからは Lambda を実行するアクションを実装するうえでのポイントやはまったところについて、以下の流れで説明します。 GitHub Actions の制御 ステップ間での値の受け渡し 複数行の値を扱う GitHub Actions と AWS との連携 AWS の認証情報取得 AWS CLI コマンドラインオプション Lambda 同期実行について GitHub Actions の制御 / ステップ間での値の受け渡し アクションのステップ間で値を受け渡しするには、以下のようにすると良いです。 値を渡すステップ {key}={value} の形式で GITHUB_OUTPUT にリダイレクトすることで、後続のステップで参照することができます。 また、ステップに ID を指定する必要があります。 値を受け取るステップ ${{ steps.<前ステップのID>.outputs.<key> }} の形式で値を受け取ることができます。 ちなみに、 ${{ <expression> }} は GitHub Action のアクションやワークフローで式を評価するための構文です。 詳しくは GitHub 公式ドキュメント を参照してください。 サンプルはこちらです。 - name : Set value id : step1 run : | echo "value=step1の値です" >> "${GITHUB_OUTPUT}" - name : Use value id : step2 env : STEP1_VALUE : ${{ steps.step1.outputs.value }} run : | echo "${STEP1_VALUE}" # step1の値です GitHub Actions の制御 / 複数行の値を扱う 複数行の値を受け渡しする場合、工夫が必要です。 何パターンか対応方法がありますが、作成したアクションでは事前にエスケープする方法で実装しました。 response="${response//'%'/'%25'}" response="${response//$'\n'/'%0A'}" response="${response//$'\r'/'%0D'}" echo "response=${response}" >> "${GITHUB_OUTPUT}" この値を受け取るステップで元の値に戻す場合は、当然アンエスケープが必要となります。 エスケープとは逆の手順でアンエスケープすれば良いでしょう。 この対応は値を渡す側 / 受け取る側でエスケープ / アンエスケープするという暗黙的な制約を課され、あまりいけてないので直したいところです。 GitHub Actions と AWS との連携 / AWS の認証情報取得 GitHub Actions と AWS との連携では有効期間の短いトークンを発行して AWS 内のリソースにアクセスしています。 そのためには、以下が必要となります。 OIDC(OpenID Connect)ID プロバイダーの作成 IAM ロールの作成 作成した IAM ロールに GitHub の OIDC ID プロバイダーの信頼ポリシーを設定 aws-actions/configure-aws-credentials アクション実行時に作成した IAM ロールを指定 GitHub と AWS の OIDC 連携について、詳細は GitHub 公式ドキュメント に載っていますので、こちらを参照してください。 注意点としては、信頼ポリシーの条件で GitHub の Organization やリポジトリを指定しないと、任意の GitHub リポジトリから AWS 内のリソースにアクセスできてしまいます。 必ず設定を入れてください。 AWS CLI / コマンドラインオプション AWS CLI には共通した(グローバルな)コマンドラインオプションがあります。 その中でも本アクションに関連したオプションを取り上げます。 --cli-binary-format 入力パラメータ(payload)に渡すデータの解釈方法を指定します。デフォルトは base64 です。 プレーンなデータを渡したい場合は raw-in-base64-out を指定します。 --cli-read-timeout Lambda を実行してから応答があるまで待つ最大時間を秒単位で指定します。デフォルトは60秒です。 テスト用の Lambda の実行は60秒以上かかりますが、実装初期はこのオプションを指定しておらず、原因の調査に1~2時間くらい時間を溶かしました... Lambda / 同期実行について 出力 標準出力には 以下のように Lambda からのレスポンスヘッダーを含む情報が出力されます。 json { "ExecutedVersion": "$LATEST", "StatusCode": 200 } Lambda 関数のレスポンスは指定のファイルに出力されます。 今回のアクションでは /dev/stdout を指定しているため、標準出力に出力されます。 エラーの判定 Lambda 関数内でエラーを返したとしても StatusCode は200になります。 よって、エラーかどうかの判定に StatusCode は使えません。 エラーの判定には FunctionError の有無で判定する必要があります。 詳しくは以下を参照してください。 AWS ドキュメント - 呼び出す AWS ドキュメント - 同期呼び出し まとめ 本記事では、GitHub Actions による自動化の効果と GitHub Actions から AWS Lambda を実行する方法について紹介しました。 GitHub Actions をうまく活用すると手作業の面倒な部分を自動化でき、別の作業に時間を割り当てられます。 最後に、GitHub Actions を実装するにあたり、大事だと思うポイントを挙げます。 いきなり GitHub Actions のアクションやワークフローを実装しない どういうステップを踏めばやりたいことを実現できるか考える (例)フローチャートやアクティビティ図を書いてみる 手元のターミナル等でコマンドを実行し、動くことを確認する 今回実装したアクションは1つ1つをみるとほとんどが Bash から実行可能なコマンドです。 3まできてはじめて GitHub Actions で実装する 上記のポイントを参考にしていただき、ぜひ明日からプロジェクトに導入してみてはいかがでしょうか。 GitHub Actions 活用の第一歩は、まず使ってみること。 BIGLOBE でも「自身の困りごとを GitHub Actions で解決しよう」という研修を開催し、活用できる人を増やそうとしています。 研修の様子は、 GitHub Actionsを楽しく学ぶ:BIGLOBEとGitHub Japanのミニハッカソンレポート にて紹介していますので、よろしければご覧ください。 ※ GitHubは、GitHub, Inc.の商標または登録商標です。 ※ Amazon、AWS、Amazon Web Servicesは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
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こんにちは。BIGLOBE Style編集部です。 今回話を聞いたのは、プロダクト技術本部 ネットワーク技術部 部長 南雄一。コアネットワーク設計・運用に関わる仕事のやりがいをご紹介します。 また、どのような組織を目指し、そのためにどのような人と働きたいかなど、いろいろと話を聞いてみました。 業界を良くしていくために、難易度の高いミッションに挑む 「ネットワーク業界にこの人あり」となるチャンスを掴む 世の中をちょっと動かせる面白さ 業界を良くしていくために、難易度の高いミッションに挑む 南 雄一(みなみ ゆういち) プロダクト技術本部 ネットワーク技術部 部長 1998年NECへ入社後、BIGLOBEの前身となる部署へ配属となる。 以降、ネットワーク基盤を担当し、中でもコアネットワークの設計、運用に長く携わる。peering交渉を中心に、社外活動に力を入れている。 —— 現在、ネットワーク技術部では中途採用を募集しています。まずは、この部署にて求める人物像について教えてください。   インターネットが好きな人がいいですね。インターネット上でビジネスをしている会社なので、このインフラを健全に成長させることに貢献できる人です。 ネットワークエンジニアの実務経験者を募集しているので、当たり前のことを言っているかもしれませんが、一番大事なのはそういった想いややる気があることなんですよね。 もちろん私自身もインターネットが大好きで、この利便性を全ての人に享受して欲しいという想いを持って日々仕事に向き合っています。 (2024年11月追記:本募集は終了しました。)   —— 具体的にはどのような仕事内容なのでしょうか?   この部署は、いわゆるコアネットワークやAS運用に関わっており、開発からオペレーション、さらにはインフラ系の新規事業の企画開発まで携われるポジションを用意しています。 例えば、社内ではID単価1.0倍という目標を掲げ、戦略立案・遂行しています。 インターネット利用者やIoT機器が増えたり、メタバースなど新たなサービスが拡大したりすると、維持コストが上がるため、本来ならばお客さまへの請求額は上がります。 これを変えない=1.0倍にできるように目標を掲げ取り組んでいるのがID単価1.0倍です。口では理想を簡単に言えても、技術的なところだけではなく、業界の仕組みを変えたらできるのではないかなども検討する必要があったりと、かなり難易度が高いミッションです。 この部署では、設計の仕事がメインになるか、運用業務がメインになるかなどは本人の適性や希望に合わせていますが、外部のインターネット事業者との交流や業界の発展のため社外に向けた発信など、インターネットを良くしていくという視点があればさらに面白い環境だと思います。   —— インターネットを利用するユーザーにとっても素敵な取り組みですね!   タイミング的には新しい挑戦も仕掛けているところです。1つはサービス開発で、個人のお客さまだけではなく企業向けの事業を検討していたり、もう1つは関東・関西・九州の既存ネットワーク拠点以外にも、東北や北海道などのエリアへの拡張も考えています。このように、新しい価値を生み出すことに関わりたい人に挑戦しがいがある会社ではないでしょうか。   「ネットワーク業界にこの人あり」となるチャンスを掴む —— 上流工程から関わったり、新規事業に取り組んだり、社外へ発信できたりなど、業務の範囲は多岐に渡りますね。   部署としてはインフラ系なので、QCD=Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期) を意識しながら日々仕事をしています。 しかし、黙々とエンジニアリングをするだけではなく、ネットワークインフラの装置を購入したり、回線を借り入れるなどの調達業務もあるため、ある程度の交渉や調整力を要します。インフラを守ることが大事な仕事なので全員が社外活動をするわけではありませんが、社外活動に積極的に取り組んでみたい人にはよりできることの範囲が広がるイメージです。 業務を通じて多くの社外人脈を獲得したり、技術系カンファレンスへの登壇や社内ブログなどでの情報発信などを行い「ネットワーク業界にこの人あり」となるチャンスを掴んでいただきたいと思っています。   —— 挑戦したい人には大きな可能性がありそうですね。BIGLOBEのこの仕事ならではの環境といえばどのような点が挙げられますか?   人にもよると思いますが、自ら動きたい方にとっては組織の規模感が最適だと思います。基本的に、設計・開発・構築・日々の運用を自分たちでほとんど見ています。24時間365日動くシステムなので、保守などは一部アウトソースしていますが、年々規模が拡大しているインフラネットワークを20人以下のメンバーで担っているからです。 規模が大きくないからインフラも弱小かと言えばそうではなく、国内シェアは5位以内でBIGLOBEという名前も世の中に通じることは多い。だからこそ、そこそこの規模の会社で自分のやりたいことを実現したい方にはちょうど良い環境ではないでしょうか。 —— 今いるメンバーはどんなところにやりがいを感じているのかわかれば教えてください。   中途採用で他社から転職してきたメンバーの中には、これまで自分の思った通りの業務に取り組めていなかった人もいるかもしれません。 そのため、彼らにとっては、自社サービスのインフラを良くするために、自ら課題解決に取り組めるところはやりがいに繋がっているのではないでしょうか。 BIGLOBEは、今日はここを改善していこうという視点を持って創意工夫することを大切にしている会社です。自分たちで未来の目標を定め、そこに向けて努力し成果を出していくイメージですね。 これからのインフラはどうあるべきかと常に考えられる人には最適な環境になっていると思います。   世の中をちょっと動かせる面白さ —— 南さんご自身は、どのようなところに仕事のやりがいを感じていますか?   昔と今とでは違いますが、若い頃は自分の思い描く理想のネットワーク環境を作ることがやりがいでした。当時は1人で担えるインフラ規模だったからこそかもしれません。今は大規模なプロジェクトに複数人で関わったり、技術戦略を練ることが主な役割なので、大袈裟にいうと世の中をちょっと動かすことの一端を担えることですね。 例えば、昔はインターネット事業者は東京に一極集中していましたが、東日本大震災をきっかけに他地域にも目が向けられ、まずは大阪に事業者が集まり東京に次ぐ第二の拠点へと成長しました。その賑わい作りに私も貢献できたかなと思っています。もちろん私1人の成果ではありませんが、業界の関係者と連携してインターネットを良くしていく輪を広げることができました。 過去にはネットワーク関連の新規事業を行う企業をジョイントベンチャーでシンガポールに設立したこともあります。現地の社員を雇ってマネジメントを行ったのも良い経験でしたね。1990年代からずっとネットワークに関わっているので、BIGLOBEでもこのようないろいろな経験を積ませてもらっています。   —— 南さんはBIGLOBEでの社歴が長いですが、いつ頃から活動されているのでしょうか?   1998年にNECに入社し、当時は一部門だったBIGLOBEの担当者から「君はBIGLOBE向きだね」とたまたま言われたことがきっかけで、それ以来BIGLOBEが独立してからもずっと在籍しています。 何がBIGLOBE向きだったかはわかりませんが(笑)当時の先輩がインターネット業界の有名な方で、実質2年弱しか仕事を一緒にできなかったにも関わらず、働き方や考え方などを叩き込まれたのも幸運なことでした。いろいろな偶然が重なって今があるのです。   —— その先輩との関わりの中で印象に残っていることはありますか?   30歳前後でキャリアに悩む方は多いと思います。当時の私もご多分にもれず悩んでいた時期だったので、「僕はネットワークだけでも楽しいんだよね」という先輩の一言は、今でも覚えています。 この言葉があったからこそ、私自身もこれから先もずっとネットワーク・インフラに関わる分野でいこうと思うきっかけになりました。結果、現在もこの業界でやりたいこと、乗り越えないといけないことがまだたくさんあるので続けています。 —— 最後に、この記事を読んでいただいた方に伝えたいことがあれば教えてください。   BIGLOBEはチームワークが良く、メンバー同士の仲も良い会社です。私の部署も優秀な人たちが自発的に動いていて働きやすい環境があると思います。 24時間365日動き続けるインフラを守ることが一番大事な部署だからといって、目先の対応だけをしているかというと、そうではないことが今回の記事から少しは伝われば嬉しいです。 未来を自らの意思で作り上げる視点が必要だと、メンバーにもよく伝えているのですが、人に言われて動くのではなく、自分はこれをやりたいんだと思える人には最適な職場です。 いろいろ挑戦した結果、インターネットを健全に成長させることに貢献できるようなキャリアをここで歩んで欲しいと思います。   —— 本日はありがとうございました!   BIGLOBEでは、一緒に働く仲間を募集しています。ご興味のある方はこちらの採用情報をご覧ください。 www.biglobe.co.jp   ※ 記載している団体、製品名、サービス名称は各社の商標または登録商標です。
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ユーザーの代わりとして振る舞うGoogle Chatアプリをステップに分けて開発していきます。題材はAPIの新機能を使ったダイレクトメッセージを送信するアプリです。 開発部門(プロダクト技術本部)の高玉です。 BIGLOBEはオフィス生産性ツールとしてGoogle Workspaceを使っています。コミュニケーションの中心となるのがGoogle Chatですが、その機能は日々拡張されています。2023年7月からは、Google Chat APIから利用できる機能が大幅に増えました。 前回の記事 では、仮想ユーザーとしてのGoogle Chatアプリ(チャットボット)を開発する方法に焦点を当てました。今回はユーザーの代わりに動作するChatアプリを開発し、Google Chat APIの新機能を使った具体的な事例をご紹介します。 前回の記事と合わせて読んでいただくことで、Chatアプリの開発で特に重要になる概念であるアプリ認証(サービスアカウント認証)とユーザー認証の違いを理解し、解決できることの幅を広げることができます。 Google Chat APIを利用するのに必要なサービスアカウント認証、ユーザー認証 Google Apps Scriptとユーザー認証を使ってChatアプリを自作する 始める前の準備 設定作業 作業1. Google Cloudプロジェクトの作成 作業2. Chat APIの有効化 作業3. OAuth同意画面の構成 作業4. Google Chat APIの設定 作業5. Google Apps Scriptを新規作成しプロジェクトの設定を変更する 作業6. appsscript.jsonにoauthScopesを追加 作業7. 高度なチャットサービスをスクリプトエディターで追加 ダイレクトメッセージを送信する エラー Request had insufficient authentication scopes が表示されたら? エラー The specified direct message doesn't exist が表示されたら? スプレッドシートから複数の人にお知らせを送信する メンバー一覧シートを作る Admin SDK APIを有効にする スクリプトエディターでライブラリーにAdmin SDK APIを追加する appsscript.json に Admin SDKと、スプレッドシートのoauthScopesを追加する メンバーの情報をシートに表示する エラー Admin SDK API has not been used が表示されたら? エラー AdminDirectory is not defined が表示されたら? エラー Not Authorized to access this resource/api が表示されたら? appsscript.jsonのoauthScopes追加忘れ エラー Domain not found が表示されたら? 本文シートを作りメッセージを送信する メニューからダイレクトメッセージを送信する まとめ Google Chat APIを利用するのに必要なサービスアカウント認証、ユーザー認証 2023年7月からGoogle Chat APIで利用できる機能が大幅に増え、Chatアプリがスペースを作成してメンバーを追加したり、ダイレクトメッセージを送信できるようになりました。メッセージにリアクションをつけることも可能だそうです。 workspaceupdates-ja.googleblog.com 前回の記事 の記事でもご紹介した通り、Google Chat APIを利用するにはアプリ認証(サービスアカウント認証)、もしくは、ユーザー認証を使ってChatアプリからAPIにアクセスする必要があります。 サービスアカウント認証を使う場合、Chatアプリが人間ではなく、独立したアプリとして振る舞います。一方、ユーザー認証を使うと、Chatアプリは人間の代わりとして振る舞います。Google Chat APIでできることが増えたことに伴い、Chatアプリからユーザー認証を使って送信したメッセージにはChatアプリ名が記載されるようになりました。ユーザーに代わって操作していることが分かるようにするためです。以下の写真では、名前の横にある「お知らせ」がChatアプリ名になります。 Google Apps Scriptとユーザー認証を使ってChatアプリを自作する この記事では、Google WorkspaceでApps Scriptを使った開発経験がある方を対象に、Chatアプリを自作する方法を解説していきます。 前回の記事ではサービスアカウント認証を使った事例を紹介しました。ここからは、ユーザー認証を使ったChatアプリの作り方についてご紹介していきます。 作るのは spaces.setup と spaces.messages.create を使ってダイレクトメッセージを送信するChatアプリです 1 。例えば、提出物の未提出者に連絡するのに使います。メールで連絡するよりも、個別チャットで連絡するほうが反応が良いようです。 始める前の準備 Chatアプリを開発しはじめるためにいくつかの設定作業が必要です。以下の項目を予め決めておくことで、作業を一気に進められます。 Google Cloud のプロジェクト名(英語) アルファベット。ハイフン可。 今回は reminder にします。このプロジェクトを2つのアプリで共用します。 アプリ名(日本語) 「Google」という単語が使えないことに注意してください。 OAuth 同意画面を保存する時に「アプリの保存中にエラーが発生しました」と表示され、保存できなくなります。 今回は お知らせ にします。 アプリの説明(日本語) 今回は ダイレクトメッセージでお知らせを送信します。 にします。 アプリのアバター画像のURL 著作権を侵害しないように気をつけましょう。 今回はチュートリアルでも使う https://developers.google.com/static/workspace/chat/images/chat-product-icon.png にします。 設定作業 前回同様、次の作業をしていきます。なお「Google Apps Script をテンプレートから作成」はスキップします。テンプレートから作るのはサービスアカウント認証を使うボット型のChatアプリだからです。代わりに「Google Apps Scriptを新規作成しGoogle Cloudのプロジェクト番号を設定」を実施します。 作業1. Google Cloudプロジェクトの作成 作業2. Chat APIの有効化 作業3. OAuth同意画面の構成 作業4. Google Chat APIの設定 作業5. Google Apps Scriptを新規作成しプロジェクトの設定を変更する 作業6. appsscript.jsonに oauthScopes を追加 作業7. 高度なチャットサービスをスクリプトエディターで追加 作業1. Google Cloudプロジェクトの作成 Cloud プロジェクトの選択 にアクセスし「プロジェクトを作成」を押して新しくプロジェクトを作成します。プロジェクト番号(プロジェクトIDではありません)は後で使うのでメモします。 作業2. Chat APIの有効化 APIの有効化 を押して、Google CloudコンソールでGoogle Chat API を有効にします。 作業3. OAuth同意画面の構成 OAuth同意画面に移動 を押して、CloudコンソールでOAuth同意画面を開き、以下の情報を入力していきます。 User Type 社内用なので「内部」を選びます。 アプリ情報 アプリ名 準備しておいた お知らせ を入力します。 Google という単語を含めないでください。アプリの保存に失敗します。 ユーザーサポートメール 自分のメールアドレスを入力してください。自分が所属するメーリングリストのメールアドレスを入力することもできます。 アプリのロゴ 空欄でOKです。 もし設定するなら、著作権に注意しましょう。サイズは 120 x 120 px の正方形が推奨です。 アプリのドメイン 空欄でOKです。 承認済みドメイン 空欄でOKです。 デベロッパーの連絡先情報 自分のメールアドレスを入力してください。 スコープ 空欄でOKです。 以上で OAuth同意画面の設定は終わりです。(2) スコープ、(3) 概要、は何も入力する必要はありません。保存して次へ、を押して、ダッシュボードへ戻る、を押してください。 作業4. Google Chat APIの設定 Google Chat APIの管理画面 に戻り、画面中央タブの「構成」に情報を入力していきます。 アプリケーション情報 アプリ名 準備しておいた お知らせ を入力します。 アバターの URL 準備しておいた https://developers.google.com/static/workspace/chat/images/chat-product-icon.png を入力します。 説明 準備しておいた ダイレクトメッセージでお知らせを通知します。 を入力します。 インタラクティブ機能 無効にします 2 。 ログ エラーをLoggingに保存する、をチェックしておきます。 保存ボタンを押します。 作業5. Google Apps Scriptを新規作成しプロジェクトの設定を変更する Apps Scriptを新規作成してスクリプトエディターが起動したら、左ペイン「ギア」マーク(プロジェクトの設定)を選択し、appsscript.jsonの表示と、Google Cloudプロジェクト番号を設定します。 なお、この後作るアプリは、スプレッドシートの拡張機能からApps Scriptを選択して作るコンテナバインド型のスクリプトです。スプレッドシートを新規作成した後、上部メニュー「拡張機能」から「Apps Script」を選択します。コンテナバインド型ではなく、スタンドアロン型のスクリプトを作る場合も以下の作業が必要です。 スクリプトエディターが起動したら、左ペイン「ギア」マーク(プロジェクトの設定)を選択します。 まず、全般「appsscript.json」マニュフェストファイルをエディタで表示する、にチェックを入れます。Apps ScriptからGoogle Chat APIを利用するためには、appsscript.jsonに必要となる oauthScopes を記載する必要があるためです。 次に、一番下にある Google Cloud Platform(GCP)プロジェクトで「プロジェクトを変更」を押して、メモしておいたプロジェクト番号を入力し「プロジェクトを設定」ボタンを押します。なお、プロジェクト番号は Cloudコンソール にアクセスして確認できます。 作業6. appsscript.jsonに oauthScopes を追加 次に、スクリプトエディターの左ペイン「エディタ」からappsscript.jsonを選択して、 oauthScopes を定義します。次のコードを記述します。 { " timeZone ": " Asia/Tokyo ", " dependencies ": { } , " exceptionLogging ": " STACKDRIVER ", " runtimeVersion ": " V8 ", " oauthScopes ": [ " https://www.googleapis.com/auth/script.external_request ", " https://www.googleapis.com/auth/chat.spaces ", " https://www.googleapis.com/auth/chat.messages.create " ] } 利用するAPIに応じて、追加するスコープが決定します。今回はChat APIのうち、 Chat.Spaces.setup() と Chat.Spaces.Messages.create() を利用するため、 oauthScopes にそれぞれ chat.spaces と chat.messages.create が必要になります。 作業7. 高度なチャットサービスをスクリプトエディターで追加 Apps ScriptからGoogle Chat APIを使うために、スクリプトエディターで 高度なチャットサービス を追加します。 スクリプトエディターの左ペイン「サービス」でプラスの追加アイコン(+)を押し、Google Chat API を選択します。バージョンは v1 、IDは Chat のままにします。 ダイレクトメッセージを送信する ここまでの設定作業が終わったら、実際にダイレクトメッセージを送信してみます。自分宛てにダイレクトメッセージを送信することはできないため、動作試験につきあってくれる人を探してください。 新しくGoogleスプレッドシートを作り、拡張機能からApps Scriptを選んでスクリプトエディターが起動するのを待ち、上記の作業を完了させます。 その上で、スクリプトエディターに次のコードを記述します。 /** * 指定された相手とのダイレクトメッセージのスペースを設定します(あれば既存のスペースを、なければ新しいスペースを返却)。 * @param {string} emailOrId - 相手のメールアドレスもしくはID * @returns {Object} APIのレスポンス(スペースの情報)。 */ function setupDirectMessage_ ( emailOrId ) { const setUpRequest = { space : { spaceType : 'DIRECT_MESSAGE' , singleUserBotDm : false } , memberships : [{ member : { name : 'users/' + emailOrId , type : 'HUMAN' } }] } ; try { return Chat . Spaces . setup ( setUpRequest ) ; } catch ( error ) { if ( error . details . code === 400 && error . details . message . includes ( "Don't specify the calling user as a membership in request" )) { throw new Error ( `自分自身にはダイレクトメッセージを送信できません。 ${ error . message } ` ) ; } throw error ; } } /** * 指定したスレッド宛にメッセージを作成します。 * * @param {string} text - メッセージのテキスト。 * @param {string} spaceName - スペースの名前。 * @param {string} [threadName] - スレッドの名前。 * @returns {Object} APIのレスポンス(送信結果)。 */ function createMessageWithUserAuth_ ( text , spaceName , threadName ) { const message = { text } ; const options = {} ; if ( threadName ) { message . thread = { name : threadName } ; options . messageReplyOption = 'REPLY_MESSAGE_FALLBACK_TO_NEW_THREAD' ; } return Chat . Spaces . Messages . create ( message , spaceName , options ) } /** * ダイレクトメッセージを送信する * * @param {string} emailOrId - 相手のメールアドレスもしくはID * @param {string} text - メッセージのテキスト。 */ function sendDirectMessage ( emailOrId , text ) { const space = setupDirectMessage_ ( emailOrId ) ; createMessageWithUserAuth_ ( text , space . name ) ; } function testSendDirectMessage () { const email = '<送信相手のメールアドレス>' ; sendDirectMessage ( email , 'こんにちは。テストです。' ) ; } ここまで記述できたら、 testSendDirectMessage を実行します。すると、次のように権限付与を許可するか尋ねられるので、確認の上、許可ボタンを押します。 正しく実行できると、指定した相手にダイレクトメッセージが送信されます(相手とのチャット履歴で確認できます)。送信されたメッセージを見てみると、自分の名前の右隣にアプリ名(ここでは「お知らせ」)が表示されていることが分かります。 もしエラーが出た場合は、設定モレがないか、自分宛にダイレクトメッセージを送信しようとしていないかを確認してみてください。 エラー Request had insufficient authentication scopes が表示されたら? Error: { "error": { "code": 403, "message": "Request had insufficient authentication scopes.", "status": "PERMISSION_DENIED", "details": [ { "@type": "type.googleapis.com/google.rpc.ErrorInfo", "reason": "ACCESS_TOKEN_SCOPE_INSUFFICIENT", "domain": "googleapis.com", "metadata": { "method": "google.chat.v1.ChatService.SetUpSpace", "service": "chat.googleapis.com" } } ] } } スクリプトエディターのプロジェクトの設定でappsscript.jsonを表示させていますか?またappsscript.jsonの中に適切な oauthScopes を記載しているかご確認ください。 エラー The specified direct message doesn't exist が表示されたら? Error: 自分自身もしくは組織外の人にダイレクトメッセージを送信できません。{ "error": { "code": 404, "message": "The specified direct message doesn't exist.", "status": "NOT_FOUND" } } 自分宛てにダイレクトメッセージを送信することはできません。組織内で協力者を探して、ダイレクトメッセージを送信させてもらいましょう。 スプレッドシートから複数の人にお知らせを送信する ここまでの手順で、正しく設定が完了し、指定した相手にダイレクトメッセージを送信できることが確認できました。ここからはその応用編として、提出物の未提出者に連絡するのに便利なアプリを作ってみます。スプレッドシート上に組織内のメンバー全員をリストアップし、チェックボックスをつけた相手に、同じくスプレッドシート上で設定した本文をダイレクトメッセージとして送信するアプリです。乱用すると嫌がられるので注意して使ってください。 メンバー一覧シートを作る スプレッドシートに メンバー一覧 シートを追加し、Admin SDK APIを使って組織のメンバーをこのシートに表示してみます。また名前の横にはチェックボックスもつけて、ダイレクトメッセージを送信する相手を複数選択できるようにします。 Admin SDK APIを有効にする Apps Scriptでメンバー一覧を取得するには、Admin Directory を利用します。 APIの有効化 を押して、CloudコンソールでGoogle Chat API を有効にします。 スクリプトエディターでライブラリーにAdmin SDK APIを追加する 次に、スクリプトエディターの「エディタ」で左ペイン「サービス」の右隣りにあるプラスアイコンを押し、 Admin SDK API を追加します。この後の説明のため、IDは AdminDirectory のままにしてください。 追加されると、サービスの下に AdminDirectory と表示されます。 appsscript.json に Admin SDKと、スプレッドシートの oauthScopes を追加する appsscript.json の oauthScopes に、 https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user.readonly と https://www.googleapis.com/auth/spreadsheets の2つを追記します。 追記した後の appsscript.json は以下のようになります。 { " timeZone ": " Asia/Tokyo ", " dependencies ": { " enabledAdvancedServices ": [ { " userSymbol ": " AdminDirectory ", " version ": " directory_v1 ", " serviceId ": " admin " } ] } , " exceptionLogging ": " STACKDRIVER ", " runtimeVersion ": " V8 ", " oauthScopes ": [ " https://www.googleapis.com/auth/script.external_request ", " https://www.googleapis.com/auth/chat.spaces ", " https://www.googleapis.com/auth/chat.messages.create ", " https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user.readonly ", " https://www.googleapis.com/auth/spreadsheets " ] } メンバーの情報をシートに表示する スプレッドシートに メンバー一覧 シートを追加します。 そして、スクリプトエディターに次のコードを追記します。 YOUR_DOMAIN はあなたの組織のGoogle Workspaceのドメインを記載してください。 const YOUR_DOMAIN = '<あなたの組織のドメイン>' ; function fetchAllUsers_ () { let users = [] ; let pageToken ; let page ; do { page = AdminDirectory . Users . list ({ domain : YOUR_DOMAIN , orderBy : 'givenName' , maxResults : 100 , pageToken : pageToken , projection : 'full' , viewType : 'domain_public' // 管理者権限がないユーザーが実行するときに必要 }) ; users = users . concat ( page . users ) ; pageToken = page . nextPageToken ; } while ( pageToken ) ; return users ; } function getSheet_ ( sheetName ) { const sheet = SpreadsheetApp . getActive () . getSheetByName ( sheetName ) ; if ( ! sheet ) throw `シート「 ${ sheetName } 」がありません。` ; return sheet ; } const MEMBERS_SHEET_NAME = 'メンバー一覧' ; function updateMembers () { const header = [ '送信する' , '名前' , 'ID' ] ; const names = fetchAllUsers_ () . map ( user => { const { id , name } = user ; return [ false , name . fullName , id ] ; }) ; const rows = [ header , ... names ] ; const sheet = getSheet_ ( MEMBERS_SHEET_NAME ) ; sheet . getRange ( 1 , 1 , rows . length , rows [ 0 ] . length ) . setValues ( rows ) ; sheet . getRange ( 2 , 1 , names . length ) . insertCheckboxes () ; } fetchAllUsers_() はAdmin SDK APIを利用して組織内のすべてのメンバー情報を取得します。取得できるメンバー情報は Admin SDK/APIのusers で確認できます。 updateMembers() を実行すると、メンバー一覧シートに、id、名前、チェックボックスを追加してくれます。 もしエラーが出た場合は、設定モレや書き換えモレがないかを確認してみてください。 エラー Admin SDK API has not been used が表示されたら? GoogleJsonResponseException: API call to directory.users.list failed with error: Admin SDK API has not been used in project XXXXXXXXXXXX before or it is disabled. CloudコンソールでAdmin SDK APIを有効化し忘れていないか確認してください。 エラー AdminDirectory is not defined が表示されたら? ReferenceError: AdminDirectory is not defined スクリプトエディターのライブラリーで、 AdminDirectory を追加し忘れていないか確認してください。 エラー Not Authorized to access this resource/api が表示されたら? GoogleJsonResponseException: API call to directory.users.get failed with error: Not Authorized to access this resource/api ソースコードを確認してください。AdminDirectoryの呼び出しで、オプション viewType: 'domain_public' を指定し忘れているとこのエラーが表示されます。 管理者権限がないユーザーが実行するときに必要になるオプションです。 appsscript.jsonの oauthScopes 追加忘れ 次のエラーが出た場合、appsscript.jsonの oauthScopes に追記し忘れがないか確認してください。 https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user.readonly を追記し忘れた場合: GoogleJsonResponseException: API call to directory.users.list failed with error: Request had insufficient authentication scopes. https://www.googleapis.com/auth/spreadsheets を追記し忘れた場合: Exception: You do not have permission to call SpreadsheetApp.getActive. Required permissions: (https://www.googleapis.com/auth/spreadsheets.currentonly || https://www.googleapis.com/auth/spreadsheets) エラー Domain not found が表示されたら? GoogleJsonResponseException: API call to directory.users.list failed with error: Domain not found. YOUR_DOMAINのところは、自分の組織で使うドメインに書き換える必要があります。 本文シートを作りメッセージを送信する スプレッドシートに「本文」シートを追加します。「本文」シートのセルA1に書いた文字を、「メンバー一覧」シートでチェックした人にダイレクトメッセージとして送信します。 スクリプトエディターで次のコードを追記します。 const CONTENT_SHEET_NAME = '本文' ; function sendToCheckedUsers () { const content = getSheet_ ( CONTENT_SHEET_NAME ) . getRange ( 1 , 1 ) . getValue () . trim () ; if ( ! content ) throw `本文が設定されていません。` ; const checkedUsers = getSheet_ ( MEMBERS_SHEET_NAME ) . getDataRange () . getValues () . slice ( 1 ) . filter ( row => row [ 0 ] === true ) . map ( row => ({ id : row [ 2 ] , name : row [ 1 ] })) ; if ( checkedUsers . length === 0 ) throw `送信先がチェックされていません。` ; const exceptions = [] ; for ( let user of checkedUsers ) { try { sendDirectMessage ( user . id , content ) ; } catch ( e ) { // 自分自身に送信した場合にエラーになる console . error ( e ) ; exceptions . push ( user . name ) ; } } if ( exceptions . length > 0 ) throw `次の相手へのDMがエラーになりました: ${ exceptions . join ( ', ' )} ` ; } 次に「メンバー一覧」シートでメッセージを送信したい相手のチェックボックスをチェックします。念のため、送信する前に、動作試験のためこれからメッセージを送信することを相手に伝えておきましょう。 そして「本文」シートのセルA1に送信するメッセージを記述し、スクリプトエディターで sendToCheckedUsers を実行します。チェックした相手とのチャット履歴にメッセージが表示されていれば正常に動作しています。おめでとうございます! メニューからダイレクトメッセージを送信する 操作しやすくするため、スプレッドシートのメニューからダイレクトメッセージを送信できるようにしてみます。 スクリプトエディターで次のコードを追記します。 function clearCheckboxes () { const sheet = getSheet_ ( MEMBERS_SHEET_NAME ) ; sheet . getRange ( 2 , 1 , sheet . getLastRow () - 1 ) . setValue ( false ) ; } function doNothing () { // 何もしない // はじめてスクリプトを実行する人に権限を付与するために実行してもらう } function onOpen () { const ui = SpreadsheetApp . getUi () ; ui . createMenu ( 'スクリプト実行' ) . addItem ( 'ダイレクトメッセージを送信' , 'sendToCheckedUsers' ) . addSeparator () . addItem ( '送付フラグをクリア' , 'clearCheckboxes' ) . addItem ( 'メンバー一覧を更新' , 'updateMembers' ) . addSeparator () . addItem ( '最初に一度だけ実行する' , 'doNothing' ) . addToUi () ; } 追記して保存したら、スプレッドシートを再読み込みします。少し時間が経つと、新しいメニュー「スクリプト実行」が表示されます。なお、スプレッドシートを再読み込みすると、スクリプトエディターは自動的に閉じられてしまいます。再度、スクリプトエディターを表示するには、スプレッドシートの上部メニュー「拡張機能」から「Apps Script」を選んでください。 メニューの一番下にある「最初に一度だけ実行する」は、初めてこのスプレッドシートにアクセスした人向けのメニューです。初めての人がこれを実行すると、ユーザー認証に必要な権限の付与を許可する画面が表示されます。確認の上、許可ボタンを押してもらいます。これはいきなり「ダイレクトメッセージを送信」を選んだ場合には、権限の付与だけで終わり、ダイレクトメッセージが送信されないために追加したメニューです。 まとめ この記事では、Google Chatの新機能とその上で使えるChatアプリを開発する方法について解説しました。Chatアプリを開発する時に重要になる概念がアプリ認証(サービスアカウント認証)とユーザー認証ですが、 前回の記事 ではサービスアカウント認証を、今回の記事ではユーザー認証について、それぞれ詳しい使い方を紹介しています。 ユーザー認証を使ってGoogle Chat APIを利用する場合、appsscript.jsonに oauthScopes を正しく設定する必要があります。うっかり設定し忘れてしまうことも多いため、エラーを多めに掲載し、対処法が分かるように工夫しています。Google Apps Scriptを使用してChatアプリを自作する手順でも、早い段階でミスに気がつけるよう、動作確認を含めたステップ・バイ・ステップで解説しています。 複数のメンバーにダイレクトメッセージでお知らせを送るアプリはBIGLOBEの業務の中でも利用しているものです。誰でも使えるよう、スプレッドシートのメニューから利用する方法についても記載しました。 Google Chatは日々進化しています。 Chat APIで実現できるようになったこと も調べて頂き、より魅力的なChatアプリを作っていただければ幸いです。 ※ Google 、Google Chat 、Google Workspace 、GCP は、Google LLC の商標であり、このブログはGoogle によって承認されたり、Google と提携したりするものではありません。 ※記載しているシステム名、製品名、サービス名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 ダイレクトメッセージの送信先を spaces.findDirectMessage で探すやり方だと、相手と過去にやりとりをしていない場合にNOT_FOUNDエラーになります。そこで代わりに spaces.setup を使い、過去にやり取りしていれば既存のスペースを取得し、なければスペースを新しく作ってメッセージを送信します。 ↩ サービスアカウント認証をする場合、事前にサービスアカウントを作成し、インタラクティブ機能は有効にする必要があります。 ↩
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