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CROOZ.inc の技術ブログ

【デバッグ効率化①】デバッグにかかっていた2,500時間を削減する話

初めましてクルーズ株式会社、社長特命執行部執行責任者の松島です。 CROOZに2012年入社後、諸々紆余曲折ありまして、現在は本社で技術上がりの なんでも屋 をしています。   今回自分からは当社が運営しているファッション ECサイト 『SHOPLIST.com by CROOZ』にて自分がオーナーとして取り組ませてもらっているプロジェクト、 「本当に必要な実装の時間を確保するために

今後を見据えてFlutterの検証を始めた話

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 今回はFlutter の検証を始めましたという話です。もちろんSHOPLIST.com by CROOZのアプリをリプレイスすることが目的での検証です。決して趣味の話じゃないです(笑) 背景 実はSHOPLISTのインフラ構成を変える構想を今考えています。要点でいうと ・MVC アーキテクチャ 、特にテンプレートエンジンの利用をやめる ・サーバは API の

FastlyCDNのImage Optimizerを使ってSHOPLIST.comをWebP対応させた話

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 今回はFastlyCDNのImage Optimizerを使ってSHOPLIST.comをWebP対応させた話をしたいと思います。 www.fastly.com 背景 背景としては主に二つで、一つ目は画像フォーマットをWebPに対応させることにより通信の トラフィック 量を減らすこと、二つ目はEC2 インスタンス 上にNginxとsmall_lightで構築されているサムネイル生成処理をImage Optimizerに

脱レガシーシステム⑪(AWS Auto Scaling によるインスタンス管理に切り替えた話)

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 前回の投稿「 WebインスタンスのOS/PHPバージョンを最新安定版にあげた話 」の最後で少し触れましたが、今回Webおよびバッチ インスタンス については各セール開催の都度、いちいち手動でEC2 インスタンス を作成しなければならず、急にサーバを増やす際に、EC2のイメージを元に インスタンス を作成し、 ソースコード 同期

AWS SSOとAD Connectorを組み合わせてActive Directory アカウントでAWS Management Console へのSSOを実現した話

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 今回は脱 レガシーシステム の話から少しそれるのですが、ActiveDirectory のログインユーザ情報を使って AWS Mamagement Console にSingle Sign Onできるようにした話をしようと思います。 経緯 以前より AWS Management Console のアカウントをどのように管理すべきかについては悩みの種で、従業員やパートナー企業ごとにIAMアカウントを発行
AWS

脱レガシーシステム⑩(WebインスタンスのOS/PHPバージョンを最新安定版にあげた話)

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 今回はこの一連のOS/ ミドルウェア バージョンアップの中の残タスクとなっているWebおよびバッチ用の インスタンス の対応の話をしたいと思います。 以前の投稿「 脱レガシーシステム⑥(DBインスタンスのOS/MariaDBバージョンを最新安定版にあげた話) 」で記載のとおり、2020年の10月にDBまではOS/ ミドルウェア バージョンア

AWS CloudWatch Logs でエラーログを集約してみた話

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 以前の投稿「 脱レガシーシステム①(何からどう進めるか問題)   」のどうすすめるか?の部分でも少し触れたのですが、当社ではシステム品質向上のため週に4時間を リファクタリング 作業に充てれる時間を設けています。 リファクタリング 作業に対する支援として、 PHP ログ、アプリケーションログを一箇所で見れる

脱レガシーシステム⑨(GitLab CI/CDでビルドとデプロイを自動化した話)

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 SHOPLISTの 脱レガシ―システム の話も10回目となりました。 今回はSHOPLISTのデプロイ方法を変更した話です。 今までのデプロイ方法 今までのデプロイ方法はかなり古典的で以下のやり方をしていました。 検証環境へのデプロイ 検証環境に SSH ログインし、gitのコマンド操作でリリース対象のブランチやタグを指定し、GitLab上

メンテナンス中に表示するページのレスポンスヘッダを修正した話

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 今回は「脱レガシ―システム」シリーズとは少しずれてしまう話ですが、 ここ数カ月、SHOPLISTのOS/ ミドルウェア のバージョンアップを複数のメンテナンスに分けて行っていて その過程でメンテナンス画面の表示機能改修をプチ改修したという話をしようと思います。 改修を行うきっかけ 深夜メンテナンスの計画作業を行
SEO

脱レガシーシステム⑧(独自フレームワークの明らかに無駄な処理を排除した話)

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 今回も前回に引き続き リファクタリング ネタです。 前回の投稿「 リファクタリングの第一歩として不要ソースを削除して論理LOCを15%削減した話   」の背景の部分でも触れましたが、SHOPLISTで使用している フレームワーク はSHOPLISTがクルーズ株式会社から分社化する以前より共通で使用していたVenusという自社開発の独自

脱レガシーシステム⑦(リファクタリングの第一歩として不要ソースを削除して論理LOCを15%削減した話)

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 今回はSHOPLISTの リファクタリング 作業第一歩として、不要ソースを削除して論理LOCを15%削減した話をします。 論理LOCってなに? ・LOC = Lines of Codeのことで、平たく言えば行数です。 昭和の SIer っぽいですね(笑)。この時代だとコード行数で会話することはほぼ無いのですが、不要ソースの削除の話なので今回はわかりや

脱レガシーシステム⑥(DBインスタンスのOS/MariaDBバージョンを最新安定版にあげた話)

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 DB インスタンス のOS/ MariaDB のバージョンアップの前段作業として5回目では「 DB容量を1.6TB⇒1.1TBに減らした話 」をしました。 ちなみにですがDB容量削減という意味ではまだまだ削減の余地はあるものの、プログラム面の改修も大幅に入れないといけないため上記のデータ削減が終わった段階でDB インスタンス のバージョン

MariaDBのテーブル圧縮の検証を検証した話

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 今回は「 SHOPLISTの脱レガシ―システム 」の5回目「 脱レガシーシステム⑤(DB容量を1.6TB⇒1.1TBに減らした話) 」で話した InnoDB のテーブル圧縮の検証についての話です。 検証を思い立ったきっかけ SHOPLISTのインフラ的な問題の1つで、本番のデータベース容量が1.6TBある問題の解決案を考えていて、サービス上参照しないけ

脱レガシーシステム⑤(DB容量を1.6TB⇒1.1TBに減らした話)

こんにちは。クルーズ株式会社CTOの鈴木です。 「 SHOPLISTの脱レガシーシステム 」の記事も5回目となりました。  今回はDB インスタンス のリプレイスの障壁となりそうなDBのテーブル容量を減らす話です。 今までメンテナンスを定期的に実施できなかった弊害 「 SHOPLIST.com のシステムをモダンなアーキテクチャに変えようとしたら予想以上に闇が深かった話 」でも触れ

SHOPLISTの脱レガシーシステム④(ローカル開発環境の構築を効率化した話)

こんにちは。クルーズ株式会社の鈴木です。 「 SHOPLISTの脱レガシーシステム 」の記事も4回目となりました。 私の所属する技術統括部の担当業務の一つに各開発部に所属するエンジニアに対する技術支援があり、その中でもローカル開発環境は昔から問い合わせが多く悩みの種でした。 今回は、インフラ構築のコード化の恩恵として、ローカル開発環境の構築ができたと