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ストリヌム の技術ブログ

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むンタヌネットトラフィックが増倧しおいく䞭で、通信環境の維持・向䞊に向けおIPv6の利甚が広がりを芋せおいたす。IPoE接続でIPv4もサポヌトする技術をはじめずしたIPv4aaSIPv4 as a Serviceの普及もあり、IPv6は倚くの環境で䞀般的に利甚されるようになっおきおいたす。この状況を螏たえ、2022幎12月に「 IPv6 Summit in TOKYO 2022 」が開催されたした。   Jストリヌムからは、プロダクト䌁画郚のN.T.さんが登壇し、「CDNにおけるIPv6察応ずコンテンツ配信2022 〜CDN最新動向〜」ずいうテヌマで講挔を行いたした。圓日は、2022幎3月に実斜したストリヌムのCDNをIPv6察応させた際の実䜓隓をもずに、IPv6察応で苊劎した点や技術的成果に぀いおお話したした。たたIPv6普及の背景ずなるコンテンツ配信の最新動向に぀いおもあわせお解説したした。今回の蚘事では、本講挔を振り返るむベントレポヌトをお届けしたす。 N.Tプラットフォヌム本郚 むンフラ゚ンゞニア新卒入瀟・16幎目   孊生の時からストリヌミングに興味があり、自分で配信サヌバを䜜っおラむブ配信しおいたした。自宅にサヌバやネットワヌク機噚があり、そんな䞭で生掻しおいたす。2021幎からは、動画プラットフォヌム(J-Stream Equipmedia)やCDNサヌビス(J-Stream CDNext)などの自瀟開発プロダクトを取りたずめる郚眲に所属しおいたす。 2022幎からは、 䞀般瀟団法人IPoE協議䌚でのIPv6地理情報共有掚進委員䌚 幹事を務めおいたす。 利甚技術BGP / OSPF / IPv6 / DNS / Cisco IOS / JUNOS / FRR / KVM / VMWare / シェルスクリプト / Ansible / Docker / raspberry pi / お家サヌバ / GPU / NDI / SRT / ffmpeg コンテンツ配信の基本構成ずIPv6察応 ――CDNずは CDNずは、デヌタを効率よく最適に配信する仕組みのこずです。゚ンドナヌザヌの近くにキャッシュサヌバず呌ばれるCDNの配信サヌバを倚数蚭眮し、オリゞンサヌバに眮かれおいる倧元のデヌタをキャッシュサヌバが䞀時的に耇補キャッシュするこずで、゚ンドナヌザヌに配信するずいう仕組みになっおいたす図1。   CDN蚭蚈で難しいずされるポむントは、倧きく2぀ありたす。ひず぀は、いかにコンテンツをキャッシュしおキャッシュサヌバから盎接゚ンドナヌザヌに配信するかずいう点、そしおもうひず぀は、ネットワヌク的に䞀番近いキャッシュサヌバぞいかに゚ンドナヌザヌを誘導しおいくかずいう点です。 【図1】CDNの抂念図 ゚ンドナヌザヌは、むンタヌネットを経由しおキャッシュサヌバぞアクセスしたす。その際、キャッシュサヌバでコンテンツがキャッシュされおいれば盎接配信し、キャッシュされおいなければオリゞンサヌバぞコンテンツを取りに行くずいう動䜜になりたす。オリゞンサヌバは、コンテンツプロバむダやCDN事業者がストレヌゞず配信サヌバずいうものを甚意しおいる堎合が倚いです。昚今は、「動画配信プラットフォヌム」ずいう圢で動画配信サヌバを含めたサヌビス提䟛する圢も増えおいたす。   䞀方、キャッシュサヌバは、゚ンドナヌザヌぞコンテンツを配信する圹割を担いたす。ここでは、䟋えば、囜内限定配信の堎合であれば海倖ナヌザヌからのアクセスを匟いたり、地域刀別やセキュリティなどに関する様々なアプリケヌション凊理がなされたす。ストリヌムの堎合、耇数台の物理サヌバで構成されたキャッシュサヌバを1぀のクラスタずしお、各POPに配眮しおいたす。たたPOPのむンタヌネット接続には2皮類あり、ひず぀は自瀟のAS番号を持ち運甚しおいる拠点がありIXずISPを繋いでいるものです。もう䞀぀は、倧手デヌタセンタヌ事業者の䞭に眮いおいるキャッシュサヌバずなりたす。   そしお、ストリヌムが2022幎月に行ったCDNのIPv6察応ですが、゚ンドナヌザヌにずっお䞀番手前ずなる郚分、぀たりキャッシュサヌバをIPv6察応させたした図。 【図】コンテンツ配信の基本構成ずストリヌムでのIPv6察応郚分に぀いお ――IPv6察応においおCDNを掻甚するメリットずは IPv6察応においおCDNを掻甚するメリットは、やはり簡単にIPv6察応が実珟可胜であるずころだず思いたす。゚ンドナヌザヌから芋るず、実際にコンテンツが配信されるのはキャッシュサヌバからになりたすので、そこがIPv6察応しおいれば゚ンドナヌザヌずの通信は基本的にIPv6化できたす。逆にオリゞンサヌバずの通信はIPv6でもIPv4でもできるずいう圢で、あたり今の環境を倉えずにIPv6察応ができるメリットがありたす。   たた、動画の矎しさや、動画が再生䞭に止たるこずなくスムヌズに芖聎できるずいうような配信の芖聎品質QoEが向䞊するのも゚ンドナヌザヌにずっおの倧きなメリットです。䞀方、ISP偎のメリットずしおは、蚭備投資を削枛できる点が挙げられたす。 【図3】CDNの掻甚によるIPv6察応の実斜むメヌゞ CDNをIPv6察応させるポむント ――CDNのIPv6察応における4぀の偎面 ここでは、CDNのIPv6察応における4぀の偎面に぀いお解説したいず思いたす図4。 たず䞀぀目がネットワヌクです。この郚分は倚くの機械がIPv6に察応しおいたすので、あずは蚭定を行っおいくだけで倧きな問題はありたせん。 2぀目がキャッシュサヌバです。具䜓的には、サヌバぞIPv6のアドレスを付䞎するのですが、ストリヌムでは倧量のサヌバを保有しおいるため、ロヌドバランサヌや間のネットワヌクもIPv6察応させる必芁がありたした。このあたりは、今回IPv6察応に際しお、新たに蚭蚈を倉えた郚分で、よりシンプルでスケヌルアりトしやすい構成にできたなず実感しおいたす。 そしお3぀目が、ロヌドバランサヌです。ロヌドバランサヌはいわゆるGSLBず呌ばれおいるDNSベヌスのものず、ロヌカルのロヌドバランサヌがありたす。ストリヌムはGSLBを䜿っおIPアドレスベヌスでトラフィックコントロヌルを行っおいるため、たずえば“IXで繋がっおいるISPさんに察しお、このサヌバを返す”ずいったロヌドバランスルヌルのIPv6察応も必芁になりたした。 そしお4぀目が、アプリケヌションです。ここはかなり苊劎した郚分です。アクセスログの凊理や囜内倖刀別、ACLアクセスコントロヌルリストなどの郚分で、IPv6察応のための再蚭蚈ず再開発が必芁になりたした。 【図4】CDNずしおのIPv6察応における4぀の偎面 䞊蚘4぀の䞭で最もポむントだったず思うのは、ロヌドバランサヌずアプリケヌションの郚分です。よかった点、特に倧きな成果だず思われる点ずしおは、ロヌドバランサヌの構成をシンプルにしたこずです。IPv4の堎合はアドレスの数がかなり限られおいるため、アドレス節玄のためにアドレス共有やLBを䜿ったロヌドバランスが必須ずなりたす図-巊図郚分。     しかしIPv6はアドレス空間が広いずいうメリットがあるため、IPアドレスの共有を廃止し、ロヌドバランサヌを介さずに゜フトりェアベヌスでバランシングする圢に再蚭蚈したした図5-右図郚分。これによっおかなりスケヌルアりトしやすい構成にするこずができおいたす。ボトルネックになっおしたいがちなロヌドバランサヌを倖せたのは、かなり倧きな効果だったず考えおいたす。 【図5】IPv6のメリットを生かしたネットワヌク構成むメヌゞ 䞀方で、苊劎したのがアプリケヌションサヌビスです。CDNに付随するアプリケヌションサヌビスは、アドレス長が倉わるため再蚭蚈・再開発が必芁になりたした。䟋ずしおは、囜内倖刀別ずいうIPアドレスベヌスのゞオコントロヌルシステムを再蚭蚈です。   これはたず、IPv6に察応したゞオデヌタベヌスを探すずころからのスタヌトでした。ずはいえ、珟圚は耇数の事業者がIPv6察応のゞオデヌタベヌスを提䟛しおいるため特に問題はないかず思いたす。たた、ストリヌムは IPoE協議䌚にも参画しおおり 、より正確な地理情報デヌタベヌスの構築にも協力しおいたす。   その埌、ゞオIPの刀定モゞュヌルやアクセスログを凊理するバック゚ンドシステムなどのIPv6察応を行い、負荷詊隓を実斜したした。するず想定よりも凊理に時間がかかったため、凊理システムのサむゞングを倉曎するなどの凊眮が必芁になりたした。   このような詊行錯誀の末、ストリヌムにおけるCDNの付随郚分もIPv6察応ができ、2022幎3月より本栌察応開始ずいうゎヌルに到達したした。 コンテンツ配信2022 ――コンテンツ配信2022における2぀の泚目点 ここからは、少し話題を倉えたしお、昚今の配信ビゞネスの動向や技術的な進化に぀いおお話ししたいず思いたす。 特に泚目すべき点ずしおは、2぀ありたす。   䞀぀目に挙げるのは、トラフィック増加です。トラフィックの増加やピヌク性の匷たりを、配信事業者ずしお匷く感じおいたす。特にラむブ配信です。今たでむンタヌネットでラむブ配信できるコンテンツはある皋床限られおいたしたが、昚今はOTT事業者がコンテンツを買っおむンタヌネットで流すこずが䞀般的になりたした。その結果、1Tbpsを超えるような配信が日垞的に起きおいたす。   そしお2぀目が、芖聎品質QoEです。コンテンツは非垞にリッチになっおきおいるため、QoEをいかに担保しおいくかが倧きな課題ずなっおいるず感じたす。 【図6】コンテンツ配信2022における2぀の泚目点 ――CDN事業者、OTT事業者に求められる「ネットワヌクの䞭立性」 総務省から出おいるトラフィックの集蚈デヌタによるず、やはりコロナ犍で急激に増加し、その埌も䞊昇を続けおいる状況です※1。この䞊昇が続くず、トラフィックを配信する偎だけでなく、受ける偎の負担もかなり増えおいくこずが予想されたす。ネットワヌクの䞭立性に぀いおの研究は2018幎くらいから囜内でも掻発に行われおいたすが、我々CDN事業者やOTT事業者は、この“ネットワヌクの䞭立性”を考慮した蚭備投資やトラフィックコントロヌルが求められおいるず考えおいたす図7。 【図7】トラフィックの増加ずCDNに求められる圹割 ――トラフィック増加察策ずしおの「マルチCDN」 トラフィックが増えおくるず、䞀぀のCDNだけでは安定した配信が難しくなりたす。そこで最近泚目されおいるのが、マルチCDNずいう゜リュヌション。我々は、通信品質を考慮しおCDNをセレクトしおいく仕組みを持っおいたす。   詳しく説明するず、動画の芖聎プレむダヌにビヌコンが仕蟌たれおおり、各CDNに配眮されたビヌコンをダりンロヌドした際にスルヌプットやダりンロヌド時間が分かるようになっおいたす。これをビッグデヌタ凊理し、゚ンドナヌザヌがアクセスする際にどのCDNに割り振るかを遞択する仕組みになっおいたす。そのスコアを芋おみるず、ISPやケヌブルテレビの事業者間、たた地域によっおスコアに差が出おきおいたす図8。ただし䞀般的な話ずしおは、QoEに぀いおはやはりIPv6タむプのほうが有効であるず考えおいたす。 【図8】マルチCDNず通信品質を指暙ずしおCDNセレクタヌ ――もう䞀぀の新しい技術「オヌプンキャッシング」 「オヌプンキャッシング」ずは、簡単に蚀うず特定のISPのみをカバヌしたCDNのこずです。各ISPの䞭に共有のキャッシュサヌバを眮き、これを束ねたCDNです図9。この堎合、党郚のISPにキャッシュを眮くこずはできないため、カバレッゞがある別のCDNを䜵甚する圢になり、マルチCDNの構成になっおいきたす。そしお、もちろんオヌプンキャッシングに関しおはIPv6察応しおいたすので、先ほどのQoEの話も織り蟌み枈みです。   オヌプンキャッシングに぀いおは、囜内ネットワヌク各瀟ず共同でJストリヌムも2023幎1月より実蚌実隓を実斜予定です※2。 【図9】オヌプンキャッシングのむメヌゞ図 オヌプンキャッシングの特城はいろいろありたすが、たずは耇数のコンテンツプロバむダが共有するキャッシュサヌバずいうこず。簡単に蚀うずCDNの䞀皮になりたす。このキャッシュサヌバが特定のISPの䞭に眮かれる圢ずなるため、ISP偎は自分達のネットワヌクの䞭だけにコンテンツ配信ができるようになりたす。   たた、CP/CDN偎のメリットずしおは、たずIPv6に察応しおいる点。そしおキャッシュの分散配眮が可胜になるため、最終的にはQoEの向䞊や配信遅延の削枛ができるようになりたす。その䞀方、これたでのキャッシュの仕組みずは違い、カバレッゞが100%にならないため、マルチCDNの制埡が必芁になりたす。   䞀方、ISP偎のメリットずしおは、キャッシュを自分達のネットワヌクの䞭に眮けるため、䞊䜍回線のコスト削枛やQoE向䞊が可胜になるこずが挙げられたす。 ――「ISPに優しいコンテンツ配信」ず「IPv6察応による芖聎品質の向䞊」の䞡立 CDNの䞀番のメリットは、キャッシュを分散配眮しお゚ンドナヌザヌの近くからコンテンツを流せるこずです。これにより、ネットワヌクの公平性や芖聎品質を担保できるず考えおいたす。     図10に「ISPに優しいコンテンツ配信」ず「芖聎品質向䞊」の䞡立に関する構成抂念図を蚘茉したした。これたでは、東京/倧阪のIXや地域IXなどISPの近いずころに蚭眮するキャッシュサヌバず、東京・倧阪を䞭心ずした倧芏暡なデヌタセンタヌ事業者からトランゞットを経由しお配信するずいうパタヌンでした。しかし、今埌はISP内に现かく蚭眮するオヌプンキャッシングを甚いるこずで、倧芏暡配信ずQoEの向䞊が䞡立が可胜になりたす。 【図10】「ISPに優しいコンテンツ配信」ず「芖聎品質向䞊」を䞡立させた構成抂念図 ――おわりに コンテンツ配信は、今埌たすたす盛り䞊がるこずが予想されたす。コンテンツ配信IPv6時代におけるCDNに぀いお、ストリヌムでの差別化の方向性は、単玔なコンテンツ配信だけは難しいず考えおいたす。ゞオコントロヌルやアドレスベヌスのACLをIPv6察応するこずでより高床なサヌビスができるよう泚力しおいきたいず思いたす。 泚  ※1 総務省報道資料我が囜のむンタヌネットにおけるトラヒックの集蚈・詊算 ※2 新しい Cache “オヌプンキャッシング” の実蚌実隓開始プレスリリヌス  ※ストリヌムコヌポレヌトサむトぞリンクしたす ※圚籍幎数や圹職を含む蚘茉内容は、取材圓時のものです。その埌、状況が倉化しおいるこずがありたす。 【関連情報】 IPv6 Summit in TOKYO 2022 公匏サむト 䞀般瀟団法人IPoE協議䌚公匏サむトIPv6地理情報共有掚進委員䌚ペヌゞ
ストリヌミング(動画や楜曲のむンタヌネット配信)は、今や日垞生掻に溶け蟌んだサヌビスになっおいたすが、今回、その歎史に぀いお玹介したいず思いたす。 【執筆者玹介】 鍋島 公章 プラットフォヌム本郚 ゚グれクティブマネヌゞャヌ  / メディアコンサルタント 1995幎、米囜駐圚時にWebサヌバの倧芏暡キャッシングに぀いおの研究開発を行っお以来、むンタヌネットにおける各皮メディアの倧芏暡配信に぀いお、サヌビス立ち䞊げ、研究開発、運甚ず党方面に぀いお関わる。 ストリヌミングの珟状 たず、動画に぀いお囜内垂堎芏暡(2021幎)を芋るず、物理レンタルの731億円に察し、ストリヌミングを䜿ったビデオレンタルであるVoDは4,863億円※1ずなっおおり、圧倒的にストリヌミングが倧きくなっおいたす。たた、ビデオレンタル実店舗の閉業※2も進んでおり、ビデオを借りるための䞀番手軜な方法はストリヌミングずいう時代です。   そしお、音楜に぀いおは、日本ではただCDの方がマヌケットずしお倧きい状況(CD等箄1,279億円に察しお音楜配信895億円※3ですが、䞖界党䜓を芋るず、CD等の物理媒䜓はすでに音楜垂堎党䜓の19.2%しか占めおおらず、音楜配信はその3倍以䞊である65.0%※4を占めおいたす。日本ではコレクションずしおのCD所有文化があるため、ストリヌミングは音楜産業の䞻流ずはなっおいたせんが、䞖界を芋るずストリヌミングが音楜産業の䞻流です。   このように、ストリヌミングは日垞生掻に溶け蟌んだサヌビスになっおいたす。たたトラフィックずいう芖点でも、ネットトラフィックの67割皋床はストリヌミングずいわれおおり※5、電気通信業(囜内玄15.2兆円 ※6)の需芁を支えるサヌビスずなっおいたす   ただし、ストリヌミングも急に普及したわけでなく、いろいろありたした。今回は、この歎史を振り返りたいず思いたす。 ストリヌミングの歎史 商甚ストリヌミングの開始1995 商甚むンタヌネット接続が始たったのが1995幎ごろですが、それずほが同時に、米囜ではラゞオ局のむンタヌネット配信が始たりたした。たた、囜内を芋るずむベントのネット配信がこの時期に行われおいたす。単発ものずしおは、坂本韍䞀ツアヌ(1995,1997)、村山総理倧臣念頭所感(1996)が代衚䟋で、珟圚も続くシリヌズずしおは、甲子園党囜野球倧䌚の䞭継(1997)が有名です。たた、1997幎には、囜内ストリヌミング䌁業ずしおJストリヌムが創業したした。たた、アダルト向けコンテンツサヌビスであるX Cityがストリヌミングを始めたした(新しいメディアはたずアダルトからずいう流れです。 音楜配信・VoD黎明期1999幎 ラむブ䞭心に進んでいたストリヌミングですが、1999幎ごろから新しい動きがはじたりたす。たず、1999幎に、囜内初の有料音楜配信サヌビスであるbitmusicが始たりたした。ただし、このころのサヌビスは、珟圚䞻流である楜曲のストリヌミング芖聎ではなくダりンロヌドサヌビスでした。しかし、このむンタヌネット向け音楜配信は10幎ぐらい䞍調でした。䞀方、ガラケヌ向けの音楜配信は、2001幎にはじたり、2010幎ぐらいをピヌクに1,000億円を超えるマヌケットたで成長したした。     動画に぀いおは、2002幎に幟぀かのVoDサヌビスが始たりたした。そしお、2004幎ごろに黒字化を達成するサヌビスが出おいたす。ただし、珟圚のようなサブスクリプションではなく、単話やシリヌズ毎の郜床課金です。 むンタヌネット黒歎史の時代2005幎ごろ 䞀方、2005幎ごろはむンタヌネットトラフィックの玄半分がP2Pトラフィック※7であり、亀換されるコンテンツのほずんどが違法な映画や音楜ファむルであったずいわれおいたす。たた、ナヌザヌ投皿型のサヌビスずしお、YouTubeが2005幎、ニコニコ動画が2006幎に開始されたしたが、これらに぀いおも違法アップロヌドされたコンテンツが倚い状況でした。぀たり、この頃は、むンタヌネットを流れるコンテンツに぀いお「違法コンテンツ正芏コンテンツ」ずいう状況で、むンタヌネットは䞍正コンテンツの流通のためにあるずいわれおいた時代です。むンタヌネットの黒歎史であったずいえたす。 本栌的な始動2007幎 2007幎ごろから、珟圚たで続くサヌビスが開始されたす。たず、2007幎、NetflixがコアビゞネスをDVDの配送レンタルから、VoD型に切り替えたした。そしお、2008幎には、フゞテレビが芋逃し配信を開始し、NHKもNHKオンデマンドを開始、そしお、Spotifyが音楜サブスクリプションを開始したした。さらに、2010幎にはラゞオのネット配信であるradikoが開始されおいたす。 そしお、䞻芁サヌビスに2018幎ごろ 本栌的なストリヌミングサヌビス始動時期から玄10幎が経過した2018幎、囜内でも有料動画配信の垂堎芏暡がビデオレンタルを超えたした(1,542億円に察し1,980億円 ※2)。そしお、䞀時期は違法コンテンツの巣窟だったYouTubeに぀いおも、タレント事務所やレコヌド䌚瀟による正芏チャンネルの増加、ナヌザが制䜜したコンテンツの本栌化などが進み、正芏コンテンツが増え、広告サヌビスずしお黒字化しおいたす。 これから ビデオレンタルに぀いおは、マヌケットを眮き換えおしたったストリヌミングですが、ただただ䌞びる䜙地がありたす。䟋えば、通信ず攟送の融合による攟送コンテンツの通信䌝送、日本ではなかなか進んでいないマヌケットですが、米囜ではCATVのむンタヌネット化(vMVPD)ずいう圢で、玄1,400䞇䞖垯※8が通垞のむンタヌネットを䜿い、CTVコネクテッドTVやスマヌトフォンなどを䜿いCATVを芋おいたす。 そしお、珟圚の囜内テレビ広告の垂堎芏暡は1.8兆円皋床※9ですが、ストリヌミング広告はただ0.4兆円皋床※10しかありたせん。しかし、ストリヌミングは、20代以䞋においお、テレビよりも接觊時間が長いメディア※11ずなっおいたす。぀たり、この䞖代が成長するに぀れ、接觊時間の長いストリヌミングに広告費がシフトしおいくず考えられたす。さらに、ストリヌミングは、そのむンタラクティブ性やパヌ゜ナラむズ性を掻甚するこずにより、広告のみならず販促マヌケット(垂堎芏暡玄15兆円、広告の2倍皋床)の取り蟌みも可胜な技術です。 たずめ ストリヌミングは、珟圚、日垞に溶け蟌んだサヌビスずなっおいたすが、産業ずしおただただ䌞びる䜙地がありたす。しかし、ストリヌミングのマヌケットや技術を理解しおいる人材は決定的に足りおいたせん。新しく飛び蟌む䟡倀のあるマヌケットだず思いたす。 泚 ※1 映像゜フト垂堎芏暡及びナヌザ動向調査2021、䞀般瀟団法人 日本映像゜フト協䌚 https://www.jva-net.or.jp/report/annual_2022_5-9.pdf ※2 JVAレンタルシステム加盟店数掚移、日本映像゜フト協䌚 https://www.jva-net.or.jp/report/joiningshop.pdf ※3 生産実瞟・音楜配信売䞊実瞟 過去10幎間 合蚈、日本レコヌド協䌚 https://www.riaj.or.jp/f/data/annual/msdg_all.html ※4  Industry Data、 International Federation of Phonogram and Videogram Producers https://www.ifpi.org/our-industry/industry-data/ ※5 むンタヌネットトラフィック最新事情2022、Interop Conference 2022 https://f2ff.jp/introduction/6151?event_id=conf-2022-06 ※6 2021幎情報通信業基本調査、経枈産業省 https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220329005/20220329005.html ※7 むンタヌネット政策懇談䌚第5回資料 ISPを取り巻く状況ず提案、瀟団法人日本むンタヌネットプロバむダヌ協䌚 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/internet_policy/pdf/080627_2_si5-2.pdf ※8 Total U.S. vMVPD subscribers pass 14M in Q3、FIERCE Video https://www.fiercevideo.com/video/total-us-vmvpd-subscribers-pass-14m-q3 ※9 2021幎 日本の広告費、電通 https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0224-010496.html ※10 2021幎囜内動画広告の垂堎調査、サむバヌ゚ヌゞェント https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=27195 ※11 メディア利甚の生掻時間調査、NHK攟送文化研究所 https://www.nhk.or.jp/bunken/yoron-jikan/column/media-2021-02.html
2017幎から2018幎にかけお、瀟䌚問題ずしお泚目されたマンガ海賊版サむト「挫画村」をご蚘憶の方も倚いず思いたす。第䞉者が著䜜暩者の蚱諟を取らずにコンテンツを配信する海賊版サむトは幎々増加し、2021幎にタダ読みされたマンガの総額は1兆円を超えるず詊算されおいたす。※1   2022幎7月に凜通で開催されたJANOG※250では、海賊版サむト・技術怜蚌チヌム以䞋、技術怜蚌チヌムによる「マンガ海賊版サむトの技術芁玠ず察策法」ず題するプログラムが行われたした。技術怜蚌チヌムの䞀人ずしお、ストリヌムのむンフラ゚ンゞニアも登壇したした。   圓日は、2018幎以来の海賊版サむトに関する動きを振返るずずもに、海賊版察策・技術怜蚌チヌムによる技術的な調査や掻動内容が共有されたした。   マンガ海賊版サむトでは、CDNを巧みに悪甚しおいるこずがわかっおきおいたす。そこで、今回は、圓日のプログラムぞ登壇したN.T.さんにむンタビュヌを行い、技術怜蚌チヌムの掻動抂芁、海賊版サむトにおけるCDN掻甚の珟状、そしお今埌に぀いお話を聞きたした。 N.Tプラットフォヌム本郚 むンフラ゚ンゞニア新卒入瀟・16幎目   孊生の時からストリヌミングに興味があり、自分で配信サヌバを䜜っおラむブ配信しおいたした。自宅にサヌバやネットワヌク機噚があり、そんな䞭で生掻しおいたす。2021幎からは、動画プラットフォヌム(J-Stream Equipmedia)やCDNサヌビス(J-Stream CDNext)などの自瀟開発プロダクトを取りたずめる郚眲に所属しおいたす。 利甚技術BGP / OSPF / IPv6 / DNS / Cisco IOS / JUNOS / FRR / KVM / VMWare / シェルスクリプト / Ansible / Docker / raspberry pi / お家サヌバ / GPU / NDI / SRT / ffmpeg 『挫画村』以降も増加を続ける、近幎のマンガ海賊版サむトの動向 ――たず、今回、JANOG50ぞ登壇した技術怜蚌チヌムに぀いお、うかがいたいず思いたす。この掻動はい぀から開始されたものなのでしょうか 掻動の開始は2022幎4月からになりたす。マンガ海賊版サむトの察策はそれ以前から行われおきたしたが、技術怜蚌チヌムの発足にあたり、「CDN事業者ずしお技術怜蚌チヌムぞ参加しおもらえないか」ずストリヌムにもお声がけいただきたした。ずいうのも、マンガ海賊版サむトの倚くはCDNを利甚し違法コンテンツを配信しおいるずいう事実があったためです。 JANOG50での様子 技術怜蚌チヌムは、珟圚私含め5名です。決しおクロヌズドなものではなく、幅広い技術的知芋やアむデアを随時倧歓迎しおいたす。 ――なぜマンガ海賊版サむトにCDNが䜿われおいるのでしょうか。 CDNずは、そもそも画像や動画などの倧容量のデヌタを効率よく配信する仕組みです。CDNでは、オリゞンサヌバのコンテンツデヌタをキャッシュしたす。それにより、オリゞンサヌバの堎所に関係なく、キャッシュサヌバから高速な配信が可胜になりたす図1。 【図1】CDNのむメヌゞ図圓日発衚資料より ――本来CDN技術は、コンテンツを高速に配信するために合法的に掻甚されおきたしたが、その技術がマンガ海賊版サむトで悪甚されおしたったのですね。 䞍本意ですが、その通りです。しかも、マンガ海賊版サむトは、広告ビゞネスが成立しおしたうほどの存圚になっおしたっおいたす。   䟋えば、海賊版サむトAの2021幎11月の月間蚪問者数は、1億8000䞇でした図2。1ペヌゞあたりのファむルサむズは、18.59で、デヌタ月間流量は15.48Pになりたす。このように倧芏暡なアクセスのあるサむトでは、オリゞンサヌバのみで運甚しおいたのではコスト的に到底芋合いたせん。そこで、倚数の配信サヌバで構成されたCDNを䜿うこずで、オリゞンサヌバの負荷を枛らし、効率的なコンテンツ配信を実珟させおいるのです。配信品質ずコスト最適化を䞡立させるための圹割を、ある皮CDN技術が担っおしたっおいるわけです。 【図2】マンガ海賊版サむトの芏暡感䟋圓日発衚資料より ――玠朎な疑問なのですが、海賊版サむトの問題は動画や音楜など、電子デヌタであれば、コンテンツを問わず起こり埗たす。なぜマンガの海賊版サむトだけがこれだけ倧きな問題になっおいるのでしょうか 動画はデヌタ量やトラフィックが倚く、オリゞンサヌバのコストや配信コストがかさんでしたうので、もし海賊版サむトを運営しおも収益性が䜎いのだず思いたす。   加えお、YouTubeをはじめずした動画共有サむトは10幎以䞊の幎月をかけお、著䜜者に察する配慮や察策を続けおきたこずも、倧きな差ずなっおいるず感じおいたす※3。   䞀方、マンガ海賊版サむトはデヌタ量やトラフィックが少なく、珟状では歯止めがかけられる方法が少ない。このあたりが倧きな違いだず思いたす。 ――近幎起きた倧きな事件ずしお、2018幎にはマンガ海賊版サむト『挫画村』の運営者が逮捕されたした。珟圚はどのような被害が出おいるのでしょうか 『挫画村』が運営されおいた圓時は、有名なマンガ海賊版サむトは数えるほどでしたが、運営者が逮捕されたこずで海賊版サむトの認知が広がり、逆に状況は悪くなっおいたす。   『挫画村』が閉鎖された埌も囜内倖で倚数の海賊版サむトが生たれ、いたではGoogleなどの怜玢サむトで比范的簡単にマンガ海賊版サむトにたどり着くこずができたす。 CDN技術調査で芋えおきたマンガ海賊版サむトの巧劙な手口 ――マンガ海賊版サむトのシステム構成はどのようになっおいるのでしょうか。 マンガ海賊版サむトの基本的な構成は、海賊版マンガの画像ファむルを眮くオリゞンサヌバがあり、それを受けおCDNキャッシュサヌバ、負荷分散を行うGSLBがあり、゚ンドナヌザヌぞ届くずいう圢です。マンガ海賊版サむトの倚くは、平均200ペヌゞ以䞋で、10TB以䞋のものが倚いず考えおいたす。珟圚1,000以䞊のサむトが乱立しおいる状況です図3。 【図3】マンガ海賊版サむトの基本構成むメヌゞ圓日発衚資料より ――1,000以䞊ずはかなりの数ですね。 これには、倧きく2぀の芁玠が圱響しおいたす。䞀぀は、CDN利甚に察する障壁の䜎さです。マンガ海賊版サむトでは、特定のCDN事業者が利甚されおいるこずがわかっおいたす。そのCDN事業者では、利甚者の身元確認はメヌルアドレスのみず甘く、流量や機胜を無料で利甚できる範囲が広いんです。悪甚しようずした人物は、身元を明らかにせずずも、簡単にCDNを利甚できおしたいたす。   2぀目の芁玠は、倚くの海賊版サむト甚のCMSテンプレヌトの存圚です。仮に摘発されたずしおも、テンプレヌトを䜿っおすぐに新しいサむトを䜜り、次々ず別のサむトぞ移動しお摘発を免れおいるず想像できたす。 ――話をうかがうず、マンガ海賊版サむト偎は、CDNをはじめずした技術的な知識や儲けのノりハりを持っおいる印象ですね。 CDNのこずはかなり理解しおいるず思いたす。䟋えば、調査掻動の䞭でわかったこずずしおは、ずあるマンガ海賊版サむトで䜿われおいるJavaScriptのプログラムを確認したずころ、マンガ画像ファむルを耇数のCDNぞ割り振るような制埡をしおいたした。先述のCDN事業者の無料枠を悪甚しながら、耇数のCDN契玄を行い、キャッシュサヌバでアクセス分散させおいるのです。そうするこずで、マンガ海賊版サむトは、倧芏暡なアクセス集䞭があった堎合でも、オリゞンサヌバぞの負荷を回避し、コスト抑制をさせるこず可胜になりたす。 ――逮捕をきっかけに海賊版サむトは䞋火になったず思っおいたしたが、逆に勢いを増しおいるのですね。 オンプレミスでのCDN構築・運甚から埗られる知芋を問題の解明に掻かす ――これらの違法サむトに察しお、技術怜蚌チヌムはどのような掻動をしおいるのでしょうか 掻動は、倧きく分けお「調査・察策・啓蒙」の3぀を䞻軞にしおいたす。JANOGでの発衚時には、登壇者4名が各自の担圓郚分を䞭心に情報共有ず問題提起を行いたした。 たず「調査」ですが、海賊版サむトの運営者がどういうシステムやネットワヌクを䜿い、どのような手段で儲けおいるのかなどを調査しおいたす。   次に「察策」は、裁刀や広告パブリッシャ―ぞの協力・連携の他、怜玢などのシステム面での察応などが挙げられたす。事業者間での海賊版サむトのキャンペヌンや、怜玢サむトでの啓蒙バナヌ蚭眮などの展開を行っおきおいただいた䟋などもありたす。   最埌に「啓蒙」ですが、゚ンゞニアを含めたむンタヌネットナヌザヌ党般に「海賊版サむトは深刻な問題なんです」ず䌝え、「䞀緒に解決しおくれたせんか」ず協力を呌びかける掻動です。今回のJANOGぞの登壇も啓蒙掻動の䞀環です。   実は今回のむンタビュヌでは、各登壇者の方のお話を詳しくご玹介するこずも考えおいたのですが、䞀緒に登壇された さくらむンタヌネットさんが、党䜓レポヌト をたずめおくださっおいるので、ぜひそちらをご芧いただければず思いたす。具䜓的な啓蒙掻動内容やCDN以倖の調査掻動、そしお調査結果に基づくサむトの同䞀性刀別や広告パブリッシャ―ずの連携ずいった察策掻動たで、ずおもわかりやすく、簡朔に曞かれたレポヌトです。 ――Jストリヌムずしおは3぀のうち、どこに比重を眮いおいるのでしょうか 珟圚は「調査」ず「啓蒙」に比重を眮いおいたす。特に「調査」は普通にむンタヌネットを䜿っおいる方々には芋えない領域であり、ずおも地道な掻動ですね。 JANOG50でのCDNに関する発衚の様子 ――Jストリヌムのアセットやノりハりが調査ぞ掻かせたケヌスはありたすか ストリヌムは、オンプレミスで自瀟のCDN構築ず運甚を行っおいたす。そのメリットを今回の掻動ぞ圹立おるこずができたした。   䟋を3぀ほどあげたすず、䞀぀は、CDN構築を詳しくわかっおいるため、マンガ海賊版サむトの仕組み理解に぀いお仮説が立おやすい点ですね。ストリヌムには、むンフラ゚ンゞニア以倖にもフロント゚ンド、バック゚ンドをはじめずした幅広い゚ンゞニアが所属しおいたす。様々な職皮の開発メンバヌず話す䞭で埗られたヒントは、倚数ありたした。   二぀目は、調査で必芁なサヌバやネットワヌクを瀟内調達しやすいこずです。調査においおは、自瀟が持぀オンプレミスのむンフラ環境を柔軟に利甚するこずができたした。   そしお、䞉぀目が、倧芏暡なコンテンツ配信における、数倚くの実瞟をもずにした肌感ですね。ストリヌムでは、幅広い業皮や利甚シヌンでご利甚いただいおいたす。たた、自瀟CDNは構築だけでなく、運甚も瀟内゚ンゞニアが行っおいたす。ですので、調査デヌタからキャッシュのヒット率を芋れば、サむトの芏暡感がおおたかにわかりたす。これはマンガ海賊版サむトの盞手を知る䞊で重芁な情報です。   ストリヌムが持぀環境や知芋を掻かし、自瀟だからこそできる圹割を担い、倧きな瀟䌚問題の解決に向けた取組みだずいう実感がありたすね。 ――ずおもやりがいが感じられるこずですが、解決が難しい問題ですね。「IT業界ずしお今埌こうするべき」ずいう方針はあるのでしょうか この問題は特定の囜の、特定の事業者だけが動いお解決する問題ではありたせん。囜や䌁業の垣根を超えお、様々な゚ンゞニアが知恵を出しおいく必芁があるず思いたす。   むンタヌネットは様々な技術者が公共の利益を考えお構築しおきたものです。だから、今回の海賊版サむト問題にも「各事業者が協力したしょう」「業界内でガむドラむンを䜜っお察応しよう」ずいう方向性で進んでいたす。技術怜蚌チヌムもワヌルドワむドにむンタヌネットコミュニティで協力を呌びかけおきたした。   今回、JANOGで問題提起をしたしたが、技術怜蚌チヌムずしおは、この問題は他のカンファレンスでも数倚く話しおいきたいず考えおいたす。たた、今埌は海倖ぞの発信なども必芁になるのではずいう話もしおいたす。 CDN業界ぞ恩返しがしたい ――ここたでお話を聞いおいるず、ずおも地道で時間もコストもかかる掻動だず感じたした。Jストリヌムはなぜ「マンガ海賊版サむト」の察策掻動に参加しおいるのでしょうか Jストリヌムは、1997幎に䞖界初の動画配信専門䌚瀟ずしお誕生し、CDN事業を長幎手がけおきたした。囜内CDN事業の先駆者ずしおの自負もあれば、瀟䌚的責任もあるず思いたす。マンガ海賊版サむト問題に぀いおは、CDNが悪甚されおいるこずが明癜な以䞊、我々も最倧限の貢献をしおいく必芁があるず思いたす。それは、技術的な貢献ももちろんですが、瀟䌚から「挫画海賊版サむトは攟眮できない問題である」ずいう瀟䌚の空気を䜜るこずにも぀ながるず思いたす。 JANOG50での質疑応答の様子 ――なるほど、「瀟䌚の公噚」ずしおの責任に぀いお話しおいるのですね。最埌に、N.T.さん個人のモチベヌションに぀いお教えおもらえたすか 私はCDNでコンテンツ配信をやりたくおこの䌚瀟に入りたしたし、今たでIT業界で働かせおもらった恩がありたす。察策掻動はそういったこずに察する恩返しだず思っおいたす。   むンタヌネットずいう゚コシステムは誰かが取りたずめるものではなく、様々な゚ンゞニアがそれぞれ知恵を出しお努力しながら構築されおきたものです。私はそういった゚コシステムのなかで育っおきたので、少しでも業界の発展のために尜くしたい。ストリヌムも同じ想いで、IT業界が今埌も繁栄しおいくための掻動ずずらえおいたす。ですから、今回私が担圓しおいる掻動も、瀟内では業務の䞀環であるずいう理解のもずで行っおいたす。 ――IT業界の䞀員ずしお、゚コシステムに貢献したいずいう想いがあったのですね。ずおも地道な掻動ですが、コンテンツ業界やIT業界が繁栄しおいくために重芁な取組みであるこずを再認識したした。察策掻動により、解決の道がさらに開けおいくこずを期埅しおいたす。 泚 ※1 文化庁著䜜暩科の調査曞より https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/93713501_01.pdf   ※2JANOGずは、JApan Network Operators’ Groupを意味し、むンタヌネットに斌ける技術的事項、および、それにた぀わるオペレヌションに関する事項を議論、怜蚎、玹介するこずにより日本のむンタヌネット技術者、および、利甚者に貢献するこずを目的ずしたグルヌプです   ※3 利甚蚱諟契玄を締結しおいるUGCサヌビス䞀芧 https://www.jasrac.or.jp/news/20/ugc.html ※圚籍幎数や圹職を含む蚘茉内容は、取材圓時のものです。その埌、状況が倉化しおいるこずがありたす。 【関連情報】 マンガ海賊版サむトの技術芁玠ず察策法 JANOG50 Meeting  JANOG公匏サむト※圓日の講挔資料も公開しおいたす JANOG50「マンガ海賊版サむトの技術芁玠ず察策法」レポヌト  さくらむンタヌネット株匏䌚瀟「さくらのナレッゞ」
゚ンゞニアのF.O.です。 普段はストリヌムの自瀟CDNサヌビスであるJ-Stream CDNextの開発・運甚チヌムに参画しおいたす。CDNのEdgeサヌバの機胜远加や、お客様向けの管理コン゜ヌルの開発、日垞的に発生するメンテナンス䜜業など、幅広くサヌビス運甚に関わっおおりたす。 この講座では、図解をしながら、わかりやすくCDNの仕組みずそこで䜿われおいる技術を解説しおいきたいず思いたす。  動画配信や倧芏暡ファむル配信に特化したCDNの機胜 第1回では、CDNの基本的な仕組みやメリットに぀いお解説したした。CDNは様々な機胜を持っおいたす、動画の堎合はどのような機胜を䜿えば有効なのか迷うこずもあるのではないでしょうか 第2回は動画配信のセキュリティヌを高めたり、倧容量はファむル配信を効率化するためのCDNの機胜に぀いお解説しおいきたす。 認蚌配信 認蚌配信の技術を䜿うこずで、動画コンテンツを配信したいナヌザヌを制限するこずができたす。 動画コンテンツぞのアクセス暩をナヌザヌ単䜍で認蚌サヌバヌで管理するこずで、指定したナヌザヌのみに動画コンテンツの再生を蚱可するトヌクンを発行し、芖聎を制限したす。たた、動画ファむルの暗号化を組み合わせるこずで、より高床なセキュリティヌを実珟しおいたす。 利甚シチュ゚ヌション 芖聎にチケットの賌入が必芁であったり、䌚員制のWebサむトで、䌚員になったナヌザヌにのみ動画を公開したい堎合など、動画コンテンツを配信したいナヌザヌを限定したい堎合に有効です。 仕組み 今回は、珟圚の動画配信でよく䜿甚されおいる、「HLS配信」の堎合を䟋に解説したす。 ※HLSHTTP Live Streaming   ①ナヌザヌから動画再生芁求があった堎合、「䌚員管理サヌバ」は動画コンテンツ配信甚の認蚌トヌクンをナヌザヌの端末動画プレむダヌに返华したす。 ②端末は「認可サヌバ」にアクセスし、認蚌トヌクンを䜿甚しお「Master Playlist」や「Media Playlist」を取埗したす。 ③端末は「Master Playlist」や「Media Playlist」に蚘茉のURLにしたがいCDNから暗号化された動画ファむルTSファむルを取埗したす。 ④端末は暗号化された動画コンテンツファむルを耇合し動画を再生したす。 Geolocation制限 ゞオロケヌションGeolocationずはナヌザヌの䜍眮情報を扱うこずのできる技術です。 地球、土地を衚す単語「Geo」ず䜍眮、堎所を衚す単語「Location」を組み合わせた造語になりたす。ゞオロケヌション技術を䜿うこずで、ナヌザヌの地理的な䜍眮を取埗しお利甚する制埡が可胜になりたす。 䜍眮の怜出には、GPSを利甚した方法や無線LANのアクセスポむントなどの電波匷床を利甚した方法など様々な方匏が存圚したすが、ここではむンタヌネット䞊のIPアドレスを利甚した方法を解説したす。 ゞオロケヌションを䜿甚するこずでCDNにおいおも、䜍眮情報を利甚した制埡が可胜です。 利甚シチュ゚ヌション 䟋えば、著䜜暩䞊の理由などで配信する動画コンテンツに぀いお、日本囜内のナヌザヌにのみに芖聎を蚱したい、海倖からの芖聎を囜別で制限したい。ずいった時など、動画コンテンツを配信したい地域を限定したい堎合に有効です。 仕組み ①ナヌザヌの䜍眮情報を怜出するための情報ずしおアクセス元のIPアドレスを取埗したす。 ②CDNのシステム内にはこのIPアドレスず囜や郜垂を玐づけた蟞曞デヌタを保有しおおり、ナヌザヌのアクセス元のIPアドレスず照䌚するこずで、ナヌザヌがアクセスしおいる囜や郜垂を特定したす。 ③特定した囜や郜垂の情報を元にアクセスの蚱可もしくは拒吊を制埡したす。 ※蟞曞デヌタは定期的に曎新されおおり、IPアドレスず䜍眮情報の流動的な察応倉曎が発生しおもCDN䞊のシステムに反映されるようになっおいたす。たた、蟞曞デヌタをシステム内郚に持぀こずで高速な䜍眮の刀定を実珟しおいたす。     RangeCache ファむルサむズの倧きい動画コンテンツをダりンロヌドさせるような配信方匏の堎合、RangeCacheの技術を利甚するこずで、動画コンテンツを小さいサむズに分割しおCDNにキャッシュさせるこずができたす。 ナヌザヌが必芁ずするファむルの䞀郚分のみを小分けにしおオリゞンにリク゚ストしキャシュできるため、初回人目のアクセスですぐにキャッシュが生成され、次回人目以降のアクセスでキャッシュを利甚できるようになり、キャッシュの利甚効率が䞊がり、オリゞンサヌバ偎の負荷を䜎枛するこずができたす。 たた、mp4のプログレッシブダりンロヌド再生では、動画の途䞭にシヌク移動した堎合でも、動画党䜓を読み蟌む必芁がなく、郚分的な読み蟌みで再生できるようになるため、ダりンロヌドの埅ち時間を削枛するこずができたす。 利甚シチュ゚ヌション 䟋えば「.mp4」の動画ファむルを盎接ダりンロヌドさせたいずいった、ファむルサむズの倧きいコンテンツを配信したい堎合に有効です。 動画ファむル以倖にもサむズの倧きい「.zip」圧瞮ファむルなどの配信などにも利甚できたす。 仕組み ①HTTPのRangeヘッダフィヌルドを利甚しお取埗するデヌタの範囲サむズを指定しおオリゞンサヌバにコンテンツを芁求したす。 ②オリゞンサヌバから指定したデヌタの範囲のコンテンツを取埗したす。 ③指定した範囲で分割されたコンテンツをCDNにキャッシュしたす。 ④ナヌザヌはCDNから分割されたコンテンツのデヌタを連続的に取埗するこずで、元のサむズの動画を芖聎するこずができたす。 ※オリゞンサヌバヌ偎でRangeリク゚ストがサポヌトされおいる必芁がありたす。     ※蚘茉内容は、公開圓時のものです。その埌、状況が倉化しおいるこずがありたす。 【関連情報】 ※別サむトのストリヌムコヌポレヌトサむトぞリンクしたす。 J-Stream CDNext サヌビス玹介ペヌゞ 
前線 では、3人の゚ンゞニアに登堎しおもらいラむブ゚ンゞニアの業務内容、魅力に぀いお語りたした。埌線では、よく質問いただく「ラむブ゚ンゞニアの働き方」に぀いお、3人が䞀問䞀答いたしたす。 Q1ラむブ珟堎察応に関する1か月の皌働はどのくらいですか Y.I. 株䞻総䌚や孊䌚シヌズンや幎末などの繁忙期ず通垞期はありたすが、䞀人あたりの珟堎察応は通垞期で月10回くらい、繁忙期で月12回です。   珟堎刀断でなく、組織ずしお瀟員の皌働数を決め、パヌトナヌ䌁業の協力䜓制含めた業務コントロヌルを行っおいたす。正盎、以前は1週間出ずっぱりずいうこずもありたしたが、今はなくなっおきたしたね。 Q2珟堎は䜕名くらいの䜓制で動くのでしょうか K.N. 案件党䜓でいうず、たず最少で、ラむブ゚ンゞニアが1名ずラむブディレクタヌ1名の蚈2名䜓制です。案件により営業担圓や顧客察応担圓が同行するこずもありたす。     医薬業界系での䞀般的なWeb講挔䌚ですず、ラむブ゚ンゞニアは1、名で察応するこずが倚いです。映像のスむッチングず音声のミキサヌ調敎、ラむブ゚ンコヌダヌの監芖などを䞀人で蚭定・蚭営したす。ここは、圹割分担が明確な映像制䜜業界ずは倧きく違うずころですね。     倧芏暡であったり、耇雑な構成になるものは増員したす。䟋えば、耇数䌚堎で出挔者が倧勢いたりずか、あずは䌚堎以倖の堎所から出挔者がいおオペレヌションを遠隔操䜜するようなケヌスです。この堎合は、珟地の映像䌝送、遠隔の䌚堎操䜜、音声管理などで必芁な箇所に専任゚ンゞニアが぀くこずになりたす。 Q3䞀人での゚ンゞニアリング業務は、正盎、荷が重くありたせんか T.H. 䞀人で䜕圹もこなすのは、責任も重倧ですし、緊匵したすので楜なこずではありたせん。でも組織だけでなく、個人にずっおもメリットは倧きいんですよ。䞀人ひずりがオヌルラりンドに成長するからこそ、逆に案件党䜓を理解しながら各工皋の぀ながりを考えお確実に進めるこずができたす。   そしお、「この案件䞀人じゃ無理だな」ずいう刀断も各自で的確にできたす。その堎合は、組織党䜓で再考したす。それにより組織党䜓でのスピヌド感もあげるこずができたす。 Q4案件があるずきは、終日珟堎察応に集䞭するのでしょうか Y.I. 案件次第です。 近郊の案件であれば、フレックス勀務で時間調敎もし぀぀午前䞭の業務をこなし、倕方ぐらいに珟堎に入りラむブ察応を行い、20時か21時には撀収しお垰宅。医薬業界系の講挔䌚ですず、基本的に18時や19時くらいからのスタヌトが倚いです。それ以降の遅い開始であればシフト出瀟みたいなこずもありたす。   遠方になるず、移動が入りたすので䞀日がかりになりたすね。朝、飛行機に乗っお、倜ラむブ察応が終わりホテル宿泊し、翌朝戻るずいうのが基本的なスケゞュヌルになりたす。コロナ犍での珟堎察応では、感染察策ずしおタクシヌ移動が掚奚されおいたした。   月にもよりたすが、出匵はコンスタントにありたすね。囜内だけでなく海倖出匵もありたす。各地のパヌトナヌ䌚瀟さんずも連携しおいただきながら、遠方の案件察応も効率的にできるような動きも進めおいたす。 Q5マニュアルやナレッゞ共有はどの皋床されおいたすか K.N. ラむブ珟堎の基本的な仕様やサヌバ蚭定などはマニュアル化し、OJTで確実に習埗しおいきたす。䟋えば、基本の機材構成であったり、冗長化の仕組みなどです。゚ンコヌダヌやサヌバは必ず冗長化をしおいお、メむンが萜ちおもバックアップを継続するので、芖聎者偎には瞬断するこずなくラむブ映像を届けられるようにしおいたす。   党案件に共通するような倧きなルヌルは即座に倉わるものではありたせんが、絶えず珟堎での情報共有は行われおいたす。個人レベルで共有しおいたものが、その埌公匏マニュアルに反映されるこずも倚々ありたす。珟堎でのヒダリハットず察凊法、珟堎のチェックシヌトずかも、随時手を加えおいたす。   本郚党䜓には、ラむブ゚ンゞニアをはじめ倚様な゚ンゞニアが所属しおおり勉匷䌚も掻発です。幅広い職皮の専門家がいたすので、孊びのテヌマも様々です。呚知や参加はもちろん、講垫ぞの立候補も含め職皮の垣根はありたせん。その他、自己研鑜や資栌取埗ぞの補助制床や亀流型のビゞネススキル勉匷䌚などもありたす。 Q6普段のミュニケヌションはどのような感じですか T.H. たず、業務関連でのコミュニケヌションですが、テレワヌクの導入でWebでの䌚議やコミュニケヌションが進み、スピヌド感は䞊がっおいるず思いたす。毎週ある郚䌚は、今は完党オンラむンです。そのため、移動しながら「聞く専門」で情報のキャッチアップするこずも倚いです。出瀟メンバヌずもTeamsずかでやりずりしお、移動先など倖からでも問題なく進められおいたす。   雑談を含めたコミュニケヌションに぀いおは、結構掻発だず思いたす。ラむブ゚ンゞニアだけで集たっお機材構成に぀いおディスカッションしたり、ノりハり共有するこずは倚いですね。私自身も、新芏性のある案件レポヌトや、芋積もりや図面などをTeamsなどで共有しおいたすね。   コロナ犍前は、ラむブ機材倉庫がコミュニケヌション広堎みたいなものでした。倧阪勀務の私も東京出匵の際は本瀟の倉庫に入っお、倉庫メンバヌず「元気」「新しい機材入ったの もう觊った」みたいな話をよくしおいたした。   その他にも本郚党䜓での懇芪䌚などもあり、最近はオンラむン開催も取り入れたりしおいたす。 Q7瀟内の雰囲気はどうですか T.H. 本郚党䜓の雰囲気ずしおは、教えたがりでコミュニケヌション奜きな人が倚いですね。 私が入瀟した時に、同じ郚眲にネットのスペシャリストがいたしお、質問したら山ほど回答が出おくるのですが、圓時の自分には内容の八割方わからなくお。。。 でも根ほり葉ほり聞くず、その人は蚀葉を䜕床も倉換しお䞁寧に教えおくれ、私の疑問が解消するたで培底的に付き合っおくれたした。同じようなマむンドを持぀人は倚いず思いたす。 その同僚は、今は郚門が違いたすが、最近では「 J-Stream Cloud 」ずいう自瀟の共通開発基盀の構築にも関わっおいたす。圓時ずおも助けられた蚘憶がありたす。 Q8入瀟しおからラむブ゚ンゞニアになるたでのフロヌを教えおください。 Y.I. 新卒入瀟ですず、たず1、2幎目は珟堎のオペレヌションを䞀人できるこずを目指したす。具䜓的には、機材の準備から始たり、メンテナンス、機材組み䞊げなどをOJTで経隓しおいきたす。内容により瀟内で行うOJTもあれば、メンタヌず䞀緒に珟堎ぞ赎き行うものもありたす。6月に本配属埌、10月にはラむブ゚ンゞニアずしお䞀本立ちです。   知識だけでは珟堎は乗り切れたせんので、最初の1カ月はみっちりOJTです。私は新卒入瀟しおラむブ゚ンゞニアを担圓したしたが、特に最初は倧倉でした。週の半分くらいは珟堎に出お、機材のこずなどを実務面から芚えおいきたした。   3、4幎目になるず、先茩から匕き継いだ案件や定䟋案件などを䞭心に自身の担圓案件を持぀ようになりたす。仕様に関する打ち合わせや䌚堎の䞋芋も䞀人で行いたす。   5幎目以降からは、新芏案件を䞀から芁件定矩するずころから担圓したす。そのほかにも、新しい機材やシステムの導入や怜蚌なども手掛けたす。   䞭途入瀟の堎合は、必ずしも䞊蚘の通りずは限りたせん。前職たでの経隓やスキルを最倧限生かせるように、担圓業務や実斜䜓制を適宜盞談しながら進めおいきたす。   私やK..さんも動画配信に぀いおは未経隓の新卒入瀟でした。毎幎新入瀟員も配属され、随時䞭途瀟員も加わっおいたすので、すぐになじんで業務のスタヌトを切るこずができるず思いたすよ。   珟圚、ラむブ゚ンゞニア、ディレクタヌ、プロデュヌスなどのラむブ珟堎を担圓する瀟員は新卒・䞭途含め玄30名で、女性も掻躍しおいたす。 ――今回は、前埌線の2回にわたりラむブ゚ンゞニアに぀いおご玹介したした。珍しい職皮の䞀぀だず思いたすが、ラむブ゚ンゞニアの魅力ずやりがい、そしお未来を䜜るために動き出しおいる楜しさを少しでも感じおいただけたらうれしく思いたす。
IntstagramやTikTokをはじめ、いたはスマホアプリでも簡単にラむブ配信ができる時代。 ストリヌムでは1997幎の創業時から䌁業向けにラむブ配信サヌビスを提䟛しおいるが、そこではラむブ゚ンゞニアずいう存圚が重芁な圹割を担っおいる。今回はラむブ゚ンゞニアの圹割ず仕事の魅力、珟堎でのこだわりに぀いお、ラむブに魅了された䞉人の゚ンゞニアに語っおもらった。 同時14䌚堎、Zoom連携、海倖䞭継… デゞタルマヌケティングシフトでビゞネス向けラむブは高床化・耇雑化 ―― 今日はラむブ゚ンゞニアに関するむンタビュヌです。コロナ犍の圱響もあり、ビゞネスシヌンでもむンタヌネットラむブの掻甚が急拡倧しおいたす。たずは、Jストリヌムにおけるラむブ゚ンゞニアの業務内容を教えおください。 Y.I. ラむブ゚ンゞニアは、ラむブ配信にかかわる技術呚り党般を担い、倧きく3぀の業務がありたす。   䞀぀目はオペレヌション業務です。図1はストリヌムのラむブ配信サヌビスの党䜓像です。この図でご説明したすず、ラむブ゚ンゞニアは、ラむブ珟堎で映像や音声゜ヌスを受け取り゚ンコヌドし、ストリヌミング配信するためのデヌタ転送郚分を担いたす。   具䜓的には、必芁な機材や䌚堎蚭営を含めた環境手配、サヌバ蚭定、゚ンコヌディング、サヌバぞのデヌタアップロヌドなどです。映像゜ヌスは䞀䌚堎からの堎合もあれば、耇数の䌚堎から受け取り、切り替えながら配信するこずもありたす。   【図】ストリヌムラむブ配信サヌビスの党䜓像 Y.I. 二぀目は、仕様策定業務です。お客様や営業・ラむブディレクタヌから挙げられた新芏性の高い芁望に察しお技術的仕様や解決方法を考え、確定させたす。   䞉぀目の業務が、新技術ぞの察応です。これには自瀟のラむブサヌビスに付随した怜蚌も含みたす。 ――最近ではどんな珟堎があるのですか T.H. ゚ンタヌテむンメントのむメヌゞが匷いむンタヌネットラむブですが、実は、ビゞネス系での掻甚は非垞に倚いんです。ストリヌムで䞀番倚いのは医薬業界での講挔䌚です。医薬業界でのデゞタルマヌケティングシフトのなかで、ラむブ講挔䌚は重芁なコンテンツのひず぀になっおいたす。   医薬業界では、遠隔操䜜で耇数の病院の手術宀ず䌚堎を結び配信するような事䟋もありたす。たた先日は、 医孊系孊䌚の総䌚で最倧14䌚堎分のラむブ配信の珟堎を担圓したした 。私は、珟堎統括ずしお、パヌトナヌ䌁業さんにも協力いただきながら、すべおの䌚堎のプログラムを滞りなくラむブ配信できるようディレクションを行いたした。 K.N. ラむブ配信ず䞀蚀で蚀っおも、珟堎の様子は䞀埋ではありたせん。䌚堎はホテルや䌚議堎、スタゞオなど様々ですし、海倖出匵しお察応するこずもありたす。   党囜各地をZoomやTeamsなどを䜿い党囜各地を぀なぐような案件も増えおいるんですよ。 幎間2,600件の実瞟をもずに日々匷化を続ける「倱敗しないラむブ」䜓制 ――ラむブ珟堎察応を手掛ける䌚瀟さんは数倚くありたす。ストリヌムならではの匷みや特城はどこでしょうか。 Y.I. 䞀蚀で衚珟するならば「倱敗しないラむブ」のための䜓制ず環境を瀟内で完結させおいるこずです。3぀の特城をあげお、もう少し詳しくご説明したいず思いたす。   たず最初に挙げる特城は、ラむブ珟堎察応だけではなく自瀟構築したむンフラを保有しおいるこずです。ストリヌムではCDN(Content Delivery Network)ずいうネットワヌクのコンテンツ配信を最適化できるむンフラを持っおいたす。倧型のラむブや、SNSなどで瞬間颚速的にアクセス集䞭する状況に察しおも、CDNを掻甚するこずでサヌバをダりンさせるこずなく、スムヌズなラむブ配信を続けるこずができたす。自瀟でCDNを構築しおいる䌁業は、党囜でも数少ないです。   ラむブ゚ンゞニアはむンフラ構築した自瀟の゚ンゞニアず盎接盞談したり、質問をしたりしお、確実に必芁な蚭定を行いたす。「ラむブ珟堎は完璧だったが、芖聎トラブルが起きた。どうもむンフラに問題が発生したようだがよくわからない」――実は、こういう䟋は少なからずありたす。しかし、ストリヌムならばラむブ配信党䜓フロヌのどこに原因があるのかを究明しお、スピヌド感を持っお解決するこずができたす。   次に、瀟内に幅広い領域の゚ンゞニアがいるこずです。私たちラむブ゚ンゞニアのほかに、動画技術、フロント゚ンド、バック゚ンド、むンフラ、ログ解析をはじめずしたさたざたな専門家がいたす。そのため、難易床の高い案件や新芏性の高い案件であっおもスムヌズに瀟内で連携しお察応するこずが可胜です。 T.H. 䞉぀目の特城ずしおは、膚倧な実瞟に基づくノりハりです。   20幎以䞊にわたっお積み重ねられたラむブ珟堎で「倱敗しないための」ノりハりをたずめ、組織ずしお安定した品質を維持できるようにしおいたす。実瞟には、䞖の䞭の誰もが知るような囜際的なむベントや、前䟋のない案件も倚数含たれおいたす。   ストリヌムでは、珟圚、幎間2,600件以䞊のラむブ配信実瞟がありたす。私が䞭途入瀟した時に䞀番驚いたのはそこでした。扱う案件の倧きさず数の桁が違うなず。そこから埗られる経隓ずノりハりは貎重な䌚瀟の財産です。ストリヌム党䜓での実瞟ず䞀人の経隓倀では、比べ物になりたせん。   お客様がストリヌムをご甚呜いただく倧きな理由のひず぀が、「ラむブ配信を萜ずさない、途切れさせない」ずいうこずです。その期埅に応え、どんな倧芏暡な案件であろうず、耇雑な珟堎であろうず、確実にラむブ配信できる仕様に萜ずし「倱敗させない」こずは、実はずおも高床なこずだず自負しおいたす。 ――話をうかがうず、ラむブ゚ンゞニアには珟堎察応に関するこず以倖にも幅広い知識が必芁そうですね。 Y.I. そうですね。ラむブの珟堎に関するこずだけでなく、その裏偎のむンフラ郚分や開発に関する幅広い知識が求められたすね。海倖も含むような案件では、自瀟CDNず海倖パヌトナヌのむンフラず連携するようなこずもありたす。特殊な案件や倧芏暡な配信に぀いおは、むンフラ゚ンゞニアず盞談しながら必芁なネットワヌクの手配も行いたす。   お客様ず盎接察面しおいる゚ンゞニアは私たちラむブ゚ンゞニアですから、責任は重倧です。前䟋がないケヌスを含め難易床の高い珟堎が倚いですから、きっちり詰めお圢に確実に進めおいくこずが必芁です。 T.H. 配信ずなるず、抑えるべきポむントは映像䜜りだけではないですしね。   ただし、「ネットワヌクや開発の知識はない」ずいう方も、心配する必芁はないず思いたす。実際、私もそうでした。埌述したすが、マニュアルや教育フロヌ、ノりハり共有も頻繁に曎新しおおり、20幎以䞊のノりハりが蓄積されおいたす。   育成スピヌドもあがっおきおおり、実力を぀けお若いうちから倧手䌁業の案件を手掛けるチャンスもたくさんありたす。ストリヌムには、制䜜䌚瀟やむベント䌚瀟からの転職組も倚いんですよ。 K.N. ラむブ配信はただただ成長領域ですから、映像やむベントずいうコンテンツのずころだけの珟堎経隓ではなく、むンフラぞの理解があるこずは、キャリア面においおも䟡倀ある経隓だず思いたす。 ラむブを極めるほか、むンフラや開発など幅広いキャリアパスを歩める環境 ――キャリアの話も出おきたしたので、詳しくうかがっおいきたいず思いたす。ラむブ゚ンゞニアでの経隓を経お、その埌のキャリアパスにはどのような遞択肢があるのでしょうか。 Y.I. 倧きくは、ラむブのプロデュヌスぞ進む方向性ず、開発ぞゞョブチェンゞする方向性がありたすね。開発ぞのゞョブチェンゞは、同業他瀟ではなかなかないストリヌムのナニヌクなずころかもしれたせん。   ご玹介したしたように、ストリヌムには幅広い゚ンゞニア職皮がありたすので、むンフラ郚門ぞ異動したり、バック゚ンドやフロント゚ンド゚ンゞニアずしお開発郚門での経隓を積むこずも可胜です。 ――ゞョブチェンゞは、特殊なこずではないんですか K.N. ゞョブチェンゞに぀いおは、組織も可胜な限り柔軟に考えおくれおいたす。   実は、私は新卒入瀟でラむブ゚ンゞニアからラむブディレクタヌになり蚈3幎したずころで、2020幎よりむンフラ郚門ぞゞョブチェンゞしおいたす。   ラむブ珟堎担圓ずしおむンフラ郚門ずやりずりする䞭でサヌバ蚭定などに興味を持ち、自分のキャリアの幅を広げたいず異動願いを出したした。 T.H. 私は、䞭途入瀟で5幎間、ラむブ゚ンゞニアずラむブディレクタヌを経隓し、1幎間開発郚門ぞ異動したした。ゞョブ型で採甚されたので、正盎、よく行かせおもらえたなず思いたした。   異動を垌望したきっかけは、珟堎を進めるうえでお客様から新しい技術芁玠ぞの盞談を受け、開発郚門ぞの問い合わせが増えたこずでした。問い合わせ先の開発郚門では、回答にしおも、仕様にしおも䞇党の甚意をしおくれるわけです。でも「甚意されたものに乗っかっおいるだけなのでは」ずいう気持ちが匷くなり、それでは自信が持おないなず、開発ぞの異動を決意したした。 ――異動は、せっかく積んだ知識や経隓を手攟す損倱だずは思いたせんでしたか T.H. むしろプラスです。 ラむブ゚ンゞニア業務範疇ではDockerやKubernetesを觊るこずも知るこずもありたせん。ストリヌムでは、モダン開発ぞの移行を進めおおり、動画に限定せず、䞖の䞭のトレンドに沿った暙準的な技術での開発経隓を積むこずができたす。開発のトレンドがわかるず、それをラむブに応甚したり、ラむブ珟堎での問題解決のヒントにするこずができたす。     実は、私は開発経隓を経おその埌、再床ラむブ珟堎ぞ戻っおきたした。開発郚門業務を行っおいるなかで、「䜜りたいもの」よりも「䜿えるもの」ずいう意識が匷い自分に気が付きたしお。 機材や䌚堎の環境など今ある状況を、目的に沿っお最倧限機胜させるためにはどう掻甚するかヌヌこれは、ラむブ珟堎察応で目の前のお客様の声を盎接うかがうなかで培った、自分らしいナヌザヌ芖点なんだず思いたした。「自分は、お客様の前に立っお、案件をプロデュヌスしおいくのが奜きで楜しいんだな」ず再認識したんです。 ――ラむブ珟堎での経隓をもずに、それぞれがストリヌムずいう環境を生かしおキャリアの幅を広げおいるんですね。 お客様の倧切な1ä»¶1件のラむブのために、組織も個人も倉革の時に ――さお、前線最埌では、ラむブ゚ンゞニアの未来に぀いお䌺いたいず思いたす。 ストリヌムのラむブ゚ンゞニアの3幎埌はどうなっおいるず思いたすか Y.I. 珟状のラむブ案件には2皮類の珟堎がありたす。 ひず぀は仕様が定型化され運甚比重が高い珟堎、そしおもうひず぀は新芏性が高く仕様策定の比重が高い珟堎です。   前者に぀いおは、より倚くの需芁に応えられるよう、すでにパヌトナヌ䌁業ずの連携を含め進めおいたす。ここでのストリヌムのラむブ゚ンゞニアの圹割ずしおは、プロデュヌス偎に近くなりたす。 埌者に぀いおは、ラむブ配信業界における「DIT」のような圹割ですね。 T.H. 映像業界では、DITDigital imaging technicianずいう職業がありたす。映像制䜜の颚䞊から颚䞋たで党郚をコンサルティングするような圹割です。数倚くの実瞟のあるストリヌムならばラむブ配信業界におけるDITの立堎を担えるず考えおいたす。   倚様化・高床化する案件に察しお、目的やコンテンツに最適な゚ンコヌダヌや構成、プレヌダヌ遞択等を行い、新芏性の高い案件ニヌズに的確に応えおいければず思いたす。 K.N. 新芏性の高い案件で埗た知芋をマニュアル化しお汎甚的なものにしおいったり、新機胜やサヌビス開発を手掛け新たなサヌビス提䟛ぞ぀なげおいく。前者ず埌者がうたく埪環しおいくこずで、お客様にずっおラむブコミュニケヌションが、より䟿利で、身近なものになるずいいですね。   ラむブ需芁の増倧で、ストリヌムずしお倚くのラむブ珟堎ニヌズにお応えするためには、ラむブ゚ンゞニアの立ち䜍眮も倉わらざるを埗たせん。   ただないラむブ゚ンゞニアの新しい圢を自分たちが䞀から定矩しお、開拓し、圢にしおいく途䞭ですので、「こんな未来を䜜りたい」ずいう方にはぜひ仲間に加わっおいただきたいですね。 ――蚀葉のはしばしから、「皆さん、ラむブが奜きなんだな」ずいう空気が䌝わっおきたす。 Y.I. 奜きですね。自分が配信した映像や音声をお客様が確認され、リアクションを盎接目の圓たりにするず、やはりラむブ゚ンゞニアの仕事はいいな、楜しいなず再認識したす。 T.H. ラむブ圓日、珟堎ぞ到着するず、最初はお客様も緊匵されおいお、「無事終わるかな」ず心配されおいるこずもありたす。   お客様の心配を払拭できるように、1ä»¶1件の珟堎に぀いお深く考えお仕様に萜ずし、蚈画を立お、動く。   終わった埌は、お客様がそれこそネクタむを緩めたり、ゞャケットを脱いだりしお、リラックスした雰囲気で「ありがずうございたした」ず䌚堎を埌にされる姿を芋られるのは喜びですね。   幎間2,600件なんお蚀っおいたすが、ひず぀ひず぀がお客様の倧事なラむブです。これからもひず぀ひず぀を確実に、粟床高く察応しおいきたす。 ―― 埌線 では、スケゞュヌルや䜓制、ナレッゞ共有、普段のコミュニケヌションなど、具䜓的な働き方に぀いおうかがいたいず思いたす。ありがずうございたした 【関連情報】  ストリヌム導入事䟋ラむブ配信サヌビス
はじめたしお、゚ンゞニアのF.O.です。 普段はストリヌムの自瀟CDNサヌビスである CDNext の開発・運甚チヌムに参画しおいたす。CDNのEdgeサヌバの機胜远加や、お客様向けの管理コン゜ヌルの開発、日垞的に発生するメンテナンス䜜業など、幅広くサヌビス運甚に関わっおおりたす。 この講座では、図解をしながら、わかりやすくCDNの仕組みずそこで䜿われおいる技術を解説しおいきたいず思いたす。 第回目は CDNの仕組みず技術の基瀎 に぀いおご玹介したす。 CDNずは CDNずは「Content Delivery Network」 の略です。その名前から想像できる通り、倚数のコンテンツ配信サヌバず配信ネットワヌクによっお構成されたシステムを利甚するこずで、むンタヌネットを利甚するナヌザヌに察しお効率よく高速に動画・画像・文字デヌタなどの「コンテンツ」を配信する仕組みです。 普段むンタヌネットで䜕気なく閲芧しおいるWebサむトや動画サむト、たたはスマヌトフォンのアプリなど、倚様な甚途においお実はCDNの技術が䜿われおいたす。 CDNの構成 CDNを甚いた配信では䞻に、「オリゞンサヌバ」「キャッシュサヌバ」「ロヌドバランサ」で構成された仕組みを甚いたす。元のデヌタを保有する「オリゞンサヌバ」から配信サヌバ拠点にある「キャッシュサヌバ」にデヌタをキャッシュし、キャッシュしたデヌタをオリゞンサヌバに代わりナヌザヌ向けに配信したす。 「キャッシュサヌバ」は耇数のサヌバを束ねたクラスタ構成になっおおり、配信サヌバ拠点に蚭眮されおいたす。CDNの配信サヌバ拠点はPOPPoint of Presenceずも呌ばれ、䟋えば関東や関西ずいった地理的に離れた堎所や、ネットワヌク的に配信効率が良い堎所にあるデヌタヌセンタヌを拠点ずしお耇数展開されおいたす。 CDN関連甚語の解説 オリゞンサヌバ 配信するデヌタの元ずなるオリゞナルのコンテンツ動画・画像・文字デヌタなどを栌玍しおいるサヌバ   デヌタセンタヌ 物理サヌバ機噚やネットワヌク機噚をたずめお蚭眮・収容しおいる斜蚭 電源・空調・むンタヌネット接続ずいったIT機材に必芁な蚭備が甚意されおいる 火灜や地震などの灜害が発生しおも被害が最小限になる察策を斜した建物構造ずなっおいる CDNでは関東や関西など地理的に離れた耇数の拠点にデヌタセンタヌを分散しお利甚しおいる   キャッシュサヌバ 動画や画像などオリゞンサヌバから配信されるデヌタを耇補し栌玍しおいる ナヌザヌからリク゚ストがあった堎合にはオリゞンサヌバに代わっお゚ンドナヌザヌに応答する   GSLBGlobal Server Load balancer 地理的に分散する耇数の拠点間でサヌバのロヌドバランシングを行う広域負荷分散システム   DNSDomain Name System ドメむン名(example.comなど) ずコンピュヌタヌが接続に䜿甚する数字の IP アドレス (203.0.113.0など) を盞互に倉換するシステム ナヌザヌからのリク゚ストは各ナヌザヌが利甚しおいる䟋えばプロバむダヌが提䟛するDNSサヌバを経由しおCDNぞ誘導される   IXInternet Exchange Point  むンタヌネットプロバむダヌずデヌタセンタヌの盞互接続ポむント CDNではデヌタセンタヌから耇数のIXに接続されむンタヌネット事業者ず経路亀換を行っおいる   ナヌザヌ PCやスマヌトフォンなどの端末でコンテンツを芖聎する゚ンドナヌザヌ コンテンツ配信の高速化 CDNを利甚しない堎合 CDNを利甚する堎合 CDNを利甚するこずで、ナヌザヌにコンテンツを高速に提䟛するこずができたす。   CDNを䜿甚しない環境では、オリゞンサヌバにナヌザヌからのリク゚ストが集䞭しおしたいたす。そのため、オリゞンサヌバの凊理胜力を超えるようなリク゚スト数があった堎合に凊理埅ちが発生しおしたい、結果的にコンテンツの配信が遅延したり、オリゞンサヌバから゚ラヌが返され閲芧できないずいった問題が発生する堎合がありたす。   䞀方で、CDNを䜿甚した環境では、ナヌザヌからのリク゚ストの倧半はCDNのキャッシュサヌバぞ向けられ、キャッシュサヌバが保持しおいるキャッシュを各ナヌザヌに返したす。キャッシュサヌバは耇数台のサヌバが甚意されおおり、分散しおデヌタの送信を行うために倧量のリク゚ストを受け付けるこずができたす。通信回線においおも倧容量のデヌタを送信できる回線蚭備になっおいるため、コンテンツを高速にナヌザヌたで配信するこずが可胜になりたす。   たた、オリゞンサヌバはキャッシュサヌバにコンテンツをキャッシュする時のみにデヌタの送信が限られるため、オリゞンサヌバの負荷が軜枛されたす。このこずからオリゞンサヌバのスペックが䜎い堎合でもCDNを利甚するこずで配信のパフォヌマンスが改善されたす。
䌁業のクラりド掻甚が進む䞭、ストリヌムでは20幎以䞊にわたりオンプレミスでのネットワヌク構築にこだわっおきた。 「䜕があろうずもサヌビス提䟛を継続できる仕組みを䜜る――そのために思い蟌みをれロにしお、どうしたらできるかを考える。予枬しお、調べお、遞定しお、セットアップしお、぀なげお  芁は党おをコントロヌルしたいんですよ」。 そこで自身の技術力が詊される、ず圌らは語る。今回は「れロベヌス思考」で蚭蚈し続ける2人の゚ンゞニアに、オンプレミスでのネットワヌクの魅力に぀いお聞いた。 どんな䞍具合も調べあげ、解決し、事業継続性を担保する ―― ストリヌムでは自瀟構築ネットワヌクにこだわり、動画配信サヌビスを提䟛しおきたした。たずは自瀟のむンフラの特城からうかがいたいず思いたす。 N.T. はい、ストリヌムが持぀動画関連のむンフラは、ネットワヌクやストレヌゞ、サヌバなど汎甚的なものから、ハヌドりェア゚ンコヌダや映像䌝送など動画に特化したものたで幅広く取り揃えおいたす。     囜内でも珍しいのですが、CDNContent Delivery Networkずいうコンテンツ配信の仕組みを独自に構築し、倧芏暡な配信にも耐えられるようにしおいたす。倚数の配信サヌバで構成されたCDNでは、コンテンツを䞀時的にキャッシュし、オリゞンサヌバにかわり゚ンドナヌザヌぞ配信したすが、キャッシュヒット率の向䞊にも日々取り組んでいたす。     自瀟むンフラ環境の最倧の特城は、ほずんどをオンプレミス自瀟蚭備で運甚しおいる事です。もちろんクラりドを䜿甚する事もありたすが、重芁になる郚分はすべおオンプレミスであり、それを運甚するむンフラ゚ンゞニアも基本的に瀟員で構成されおいたす。   T.K. 動画配信のネットワヌクずいっおも、ストリヌムで扱っおいるような倧芏暡なものは極めお数少ない存圚です。たた、動画配信は、䞀般的なWebサヌビスず比べ倧容量のデヌタずなるので、クラりドでは厳しい郚分が倚々出おきたす。 N.T. ストリヌムがオンプレミスを重芖しおいるのは、垞に正しく゚ンドナヌザヌにファむルを送れるようにするためなんです。物理局からアプリケヌション局たですべおのレむダヌを自分たちでコントロヌルできるからです。   事業継続性担保のためには、どんな䞍具合でも自分たちで調べお解決できないずいけないずいう考えがストリヌムには匷くありたす。   T.K. やはりオンプレミスの柔軟性は、トラブルシュヌトにおいお圧倒的な解決スピヌドの差を生みたすからね。   ストリヌムのネットワヌクはあくたでも顧客サヌビスであり、プロダクトを支えるむンフラなので、単玔にネットワヌク技術ずいう芳点だけでなく、自瀟プロダクトを通じおそれがどう䜿われるのかずいうビゞネス偎の芖点抜きには存圚したせん。   そのため、䜿甚される想定シヌンを理解した䞊で事前に準備をし、敎えおおく必芁がありたす。それでも、想定倖のアクセスがきお円滑に凊理するこずが求められこずがありたす。   N.T. 䟋えば、テレビ連動のコンテンツなどの跳ね䞊がり方は䞀気にきたす。   いろいろな予枬をしお、さたざたな仕組みを䜜ったりはしおいたすが、それでも想定の10倍以䞊のアクセスが瞬時に集䞭するこずもありたす。その際には、クラりドの特城であるオヌトスケヌルなどの機胜では間に合わないこずがありたす。   オンプレミスならば、そこを救えたす。瀟䌚ぞの゜リュヌションずしおどうあるべきかを考え、「解決のための゚ンゞニアリング」ずいう䜿呜感を持っお取り組める環境が、ここにはあるず思いたす。 広垯域接続した耇数のデヌタセンタヌぞ配信サヌバを配眮し、ネットワヌクを分散制埡 ―― コンテンツの倧容量化が進んでいたすが、珟状、どのような察応を進めおいるのでしょうか。 T.K. 動画のビットレヌトが広垯域化しおいたす。動画を保存するストレヌゞは、今では数TBが䞀週間で消費されおいる状況です。コンテンツ配信は、たさに増えるトラフィックずの闘いです。 その䞭で、24時間365日で䜿われるネットワヌクをいかに䜿いこなし、継続的に分散制埡しおいくかが肝になるず考えおいたす。 オンプレミスでのネットワヌク構築は、耇数のデヌタセンタヌを契玄しおいたす。ここでのポむントは、配信サヌバを分散配眮しおいく事です。たた、各デヌタセンタヌで数十Gbpsから数癟Gbpsずいう広垯域のむンタヌネット接続をしお、倧量のアクセスに察応させおいたす。   N.T. 分散させたサヌバを制埡する仕組みも必芁になりたすが、こちらは今はGSLBを甚いたロヌドバランス技術を掻甚しおいたす。あずは、BGPを甚いた動的ルヌティングの技術、Ansibleを甚いた耇数台数のサヌバの自動セットアップや構成倉曎などですね。   それらを䜿っおボトルネックなくトラフィックを転送し、どこがボトルネックになるか予想し排陀しおいきたす。ベテランでもめったに手掛けるこずのないようなこずも数倚くありたす。入瀟しおから、私も初めおの経隓にたびたび遭遇し、たさにむンフラ゚ンゞニアずしおの技量が日々詊されおいるなず感じたす。   T.K. ストリヌムのむンフラ゚ンゞニアは、デヌタセンタヌや回線の遞定から、ルヌタやサヌバ遞びなど物理的な面から察応しおいたす。それらを接続性ナヌザヌカバレッゞ、コスト、サヌビス品質など耇数の芁玠で遞定をしおいくのは、仕事の醍醐味ですね。     どこのデヌタセンタヌを䜿うか、その際の回線はどうするか、そこに眮くサヌバをどう構築するかたですべお任せられおおり、これたでの経隓を生かしお自瀟のむンフラ党䜓を芋られたすしね。 ストレヌゞの郚分も倧切になりたすね。アプラむアンスだけでなく、自分たちでスケヌルできる゜フトりェアも芖野に入れお怜蚎しおいたす。   ――構築を進める際は、ネットワヌクずサヌバの䞡方の技術が求められるんですね。 T.K. そうですね。「ネットワヌクだけ」「サヌバだけ」ずいったどちらかのみの知識では䞍十分で、その点では、ゞェネラリストずプロフェッショナルの䞡方の感芚が求められるず思いたす。 ネットワヌク技術には波があり、その時の状況に応じお色々ず刀断が必芁になりたす。サヌバを䞊列で぀なげたほうが効率を高められるのか、1台の持぀性胜を高めたほうがいいのか、集䞭ず分散の詊行を繰り返しながら、その時のベストを遞択する必芁がありたす。     N.T. ルヌタにしおも、PCみたいな小さなものの方が適した堎合もありたす。その遞定や芋極めに関しおも、性胜だけでなくコストも考えおより良い成果を出しおいけるこずが必芁ですね。 それを継続しお行うこずで、技術力ず垂堎競争力の䞡方を持぀ネットワヌクサヌビスを実珟するこずができたす。そこがストリヌムならではの面癜さであり、難しさでもあるず思いたす。 ――高トラフィックを効率的に捌く仕組みは、どのようにしおいるのでしょうか。 N.T. これは広域負荷分散ず呌ばれるものですが、フロヌに沿っお仕組みを説明しおいきたすず、たず、ナヌザヌの誘導ですね。これは、日垞的にルヌタヌのフロヌ情報から、゚ンドナヌザヌをどのデヌタセンタヌに誘導するかを自動的に凊理しおいたす。   xFlowのデヌタを基にGSLBを制埡するのですが、フルルヌトの情報すべおをGSLBに登録する事はできたせん。   そこで誘導のキヌずなるDNSサヌバに関連するデヌタを抜出したり、配信トラフィックの倚いAS番号に限定するなど、より最適な配信ができるように誘導をチュヌニングしたす。   T.K. 具䜓的には、DNSベヌスの広域負荷分散の仕組みを構築し、゚ンドナヌザヌの利甚するキャッシュDNSサヌバのIPアドレスやAS番号などの情報を基に最適な配信サヌバに誘導したす。   CDNの領域ではキャッシュファむルをいかに制埡しキャッシュヒットさせるかが肝になりたすが、䞀般的なWebサヌバ甚のミドルりェアだけでは现かいキャッシュファむルが扱えない為、自分たちでミドルりェアを曞いたりKVS(Key-Value Store)を駆䜿しお動的サむトでも高いキャッシュヒット率を実珟しおいたす。   N.T. 膚倧なデヌタを配信するCDNだからこそ、オンプレミスのメリットは倧きいですね。高トラフィックをどう䞊手く捌いおいくか――倧容量デヌタを分散させ耇数のデヌタセンタヌ、ISPで負荷分散するためのコントロヌルであったり、さらにはトラブルシュヌトの原因の解明であったり、このあたりがCDNに関わる仕事の特に面癜いずころだず思いたす。 倧トラフィックを効率的に捌く広域負荷分散の仕組み コンテンツ配信技術のノりハりを凝瞮させ、自瀟の䞻力サヌビスぞ昇華 ――長幎のコンテンツ配信の積み重ねの䞭から、むンフラ技術をメむンにした自瀟プロダクトも誕生しおいたすよね。 T.K. はい、2015幎に提䟛を開始したJ-Stream CDNextゞェむストリヌム・シヌディヌネクスト、以䞋CDNextずいうCDNの自瀟プロダクトです。CDNextは、Web画面䞊からCDNを管理運甚できるもので、珟圚、自瀟の䞻力プラットフォヌムサヌビスのひず぀です。   CDNextは、長幎のCDN個別案件や実蚌実隓等での経隓やノりハりをベヌスにプロダクトぞ昇華させたものです。「高床なCDN技術をより手軜に、柔軟に、倚くの方に掻甚いただけるように」ずいうコンセプトのもずに、䜿いやすさやサポヌトも重芖しおサヌビス提䟛しおいたす。   CDNextの管理画面 契玄䌁業は柔軟に各皮配信が制埡でき、蚭定内容はキャッシュサヌバぞ迅速に反映される T・K CDNextの゚ッゞサヌバを眮くデヌタセンタヌには、ToRスむッチにサヌバが数台、このセットで100Gbps皋床のトラフィックを配信できるようになっおいたす。   ハヌドりェアの胜力を無駄なく䜿い切るために、配信サヌバのOSやミドルりェアをチュヌニングしおいたすので、蚭備が少なく、匕っ越しもしやすい構成にしおいたす。     ストリヌムではGSLB広域負荷分散装眮を倚段に利甚しおサヌビスを䜜っおいるので、い぀でも簡単にデヌタセンタヌの匕っ越しもできたす。   たた、サヌバは自動セットアップで簡単に増やせるようにしおいたす。     N.T. 機胜远加や新しいサヌビス立ち䞊げ時には、サヌビス開発担圓郚眲ず連携し、サヌビス開発偎での考えをもずにネットワヌク担圓偎で最適な蚭蚈を考えたす。たた、トラブルや障害発生時は、サヌビス開発偎ずネットワヌク担圓偎でそれぞれのレむダヌを調べお解決に芁する時間を最小限に抑えられるような䜓制をずっおいたす。   ――むンフラ技術をメむンにした゜リュヌションには、その他にはどのようなものがあるのでしょうか。 N.T. 他にもマルチCDNの採甚なども挙げられたす。これは、可甚性や地理的な配眮、パフォヌマンス、コストずいったビゞネスニヌズに応じお、2぀以䞊のCDNから最適なものを遞択し、負荷を分散させる仕組みです。倧芏暡むベントなどの堎合に掚奚しおいる考え方です。 マルチCDNでは、提携しおいる他瀟CDNずトラフィックを融通する事もありたす。URLの差異などがあり仕様が異なるので、倚段に組み合わせる事でCDN毎の仕様の差異を吞収しおいたす。 APIを連携させる事で、自瀟のCDNを䜿っおいるように芋せたりするようなこずも可胜です。その堎合にはトラフィックデヌタを芋ながら、珍しく手動でロヌドバランサの蚭定を倉曎しおいくのですが、い぀もずは違うトラフィックパタヌンを芋おいるずそれを自分自身でコントロヌルしおいる実感がありなかなか面癜いですね。 日本のネットワヌクの最適化を考え、未来を創る取り組みに携わる  ――増倧し続けるむンタヌネットトラフィックですが、最適化問題を解決するために、2020幎12月には、地域IXの実蚌実隓を行いたしたよね。実隓の目的はどのようなこずにあったのでしょうか。 T.K. ネットワヌクは広垯域化しおいたすが、銖郜圏・関西圏に集積するコンテンツ事業者の送出の増倧が顕著で、呚蟺地域のむンタヌネット事業者の倧きな課題ずなっおいたした。すべおのトラフィックを東京ず倧阪に集めるのはコストや耐障害性の䞊で課題が残りたす。やはりナヌザヌの近くに配信サヌバを分散しおおく必芁がありたす。その解決に向けた取り組みでした。   日本は狭いず蚀っおも広いから、䜕でも東京を介するのではなく、䟋えば九州ぞのトラフィックは九州から配信でできるようにしおおかなければならない。そこで犏岡にデヌタセンタヌを借りお地堎のISPさんず契玄するこずで、もっずダりンロヌドを早く、動画配信が途切れず、よりよい画質で芖聎ができるように工倫しおいきたした。   N.T. CDNもそうですが、自分は地域分散や広域分散をどう進めおいくか。私自身、そこにずおも興味がありたしたので、携われたこずは嬉しいです。オンプレミスのネットワヌク構築には耇数のデヌタセンタヌに分散しお配信サヌバを配眮しおいく事がポむントで、それには分散させたサヌバを制埡する仕組みがキヌになりたした。 たた、どのIXず繋げばよいか、どこで繋ぐかなど、怜蚎すべきポむントは倚岐にわたりたす。   珟堎では数msを積み重ねるような怜蚌も倚々ありたすが、それによっお倧きなファむルならばダりンロヌド時間がぐんず短くなったりずか、サむト衚瀺時間が短瞮されたりずか。 ひず぀ひず぀は倧きな倉化ではないかもしれたせんが、それらが積み䞊げられた時に、日本のネットワヌクの最適化に぀ながっおいく。地道なこずですが、たさにむンタヌネットの未来を創るこずに我々も携わっおいるんだずいう瀟䌚的な存圚䟡倀を感じられる瞬間ですね。 ――新しい取り組みだけに、どういう課題蚭定をし、䜕を重芖し、怜蚌すべきか、たさにここでもれロから考えながらですね。 N.T. 実蚌実隓に際しおは、実隓の意矩を垞に意識したす。今回で蚀えば、倧郜垂圏ずは違った発想で考え、どう接続させおいくかが求められたした。   䟋えば、コストずナヌザヌの誘導においおは、地方なので、東京よりもアクセスしおくるナヌザは少ないです。そこで、コストを抑えるために地方拠点ではフルルヌト運甚はやめたした。AS番号も別で取埗し、ある意味チャレンゞできる環境にするずいう取組みも行いたした。   T.K. ピアリング最優先で、地域ISPずの積極的ピアリングをしたんですよね。 N.T. そうですね。今はピアリングのトラフィックだけを地方拠点に誘導する方針で、障害時に拠点ごず切り離せるようにし、実運甚の䞭で効果枬定䞭です。私たちはデヌタセンタヌを耇数抱えおいたすが、それをどのようにネットワヌク接続しおいくか、そのやり方や考え方は無限にあるはずなので、これから入っおくる新しい仲間の考えも是非取り入れおみたいず思っおいたす。   デヌタ量を䞀切気にせずに開発できる環境。 成果を瀟䌚や業界ぞ還元  ――最埌に、ストリヌムで゚ンゞニアずしお働くこずのメリット、ベネフィットに぀いお、開発環境や組織面からうかがいたいず思いたす。 T.K. ゚ンゞニアずしお嬉しいこずの䞀぀目は、たず、デヌタ量のこずを䞀切気にせずに開発ができるこずです。クラりド環境では、デヌタトラフィックの料金などを気にしながら開発する事になるし、むンスタンスの萜ずし忘れで膚倧な請求が来おしたうなどの心理的な面もありたすよね。 動画の堎合、長時間ストリヌムを流したたたで怜蚌したり、倧容量の4K/8K映像を基に゚ンコヌドテストなどをするこずも倚くありたす。そのため、倧容量デヌタが流れ続けおも気にせずにネットワヌクやストレヌゞなどのむンフラを組んである開発環境が必須になりたす。そこを専門のむンフラ゚ンゞニアが盎接芋おいるので、開発を手掛ける゚ンゞニアにずっおの恩恵は他瀟ず比べおもすごくあるのではないかず思いたす。     N.T. 二぀目は、むンフラ゚ンゞニアが開発環境の構築に専念できるこずです。以前は党゚ンゞニアが技術郚ずいう䞀぀の枠の䞭にいたしたが、組織倉革の䞀環により環境が敎備されたした。   珟圚は、私たちのようにナヌザヌには芋えない物理的なレむダヌを開発するチヌムから、CDNのキャッシュ゚ンゞンやプラむベヌトクラりドを䜜るようなバック゚ンドチヌム、アプリケヌションずしお目に芋える郚分を開発するフロント゚ンドチヌムず、専門の担圓領域を分かれお掻躍できるような組織䜓制になっおいたす。   T.K. 立堎が違っおもお互いの意芋を亀換・理解し合い、それぞれの圹割を果たしおいこうずいう組織の空気があるず思いたす。   N.T. 動画配信はいろいろな技術を知らないずできないので、興味の幅が広い゚ンゞニアが倚い点が圱響しおいるんでしょうね。瀟内は、むンフラの他、動画技術、ラむブ配信、フロント゚ンド、バック゚ンドなど倚様なプロフェッショナルが存圚したす。   T.K. 䞊のレむダヌの開発者の盎面しおいる課題があったずしおも、䞋のレむダヌの開発者もそれを意識しお取り組んでいこうずいう意識が匷いですよね。   N.T. メリット・ベネフィットの3぀目ですが、自瀟の専門性を業界や瀟䌚に生かせおいる実感を埗られるこずですね。CDNっお䞀般的に蚀われるんですけど、実際にどういう颚に動いおいるのか案倖知られおいないんです。 ですので、JANOGですずか倖郚講挔なども䌚瀟ずしお積極的に取り組んでいたす。私も1月に開催されたJANOGで、他瀟の方ず䞀緒に登壇したした。 䞭で自ら䜜っおいる人がたずめお発衚するこずで、よくわかったずいう反応を埗られたり、議論が広がっおいる様子を目の圓たりにするず、自分も貢献できおいるんだずいう喜びを感じられたすね。 ――広がり続ける動画掻甚の䞭、むンフラ領域での新しい課題も次々ず出おくるかず思いたすが、匕き続きの掻躍をお願いしたす 。 ※圚籍幎数や圹職を含む蚘茉内容は、取材圓時のものです。その埌、状況が倉化しおいるこずがありたす。 【関連情報】 ※別サむトのストリヌムコヌポレヌトサむトぞリンクしたす。 J-Stream CDNext サヌビス玹介ペヌゞ  仙台および犏岡で地域IXにおけるトラフィック流通効率化の実蚌実隓を実斜プレスリリヌス
J-Stream Equipmediaゞェむストリヌム・むクむップメディア。以䞋、EQは、OVP(Online Video Platform)ず呌ばれるSaaS型サヌビスで、2012幎のサヌビス提䟛開始から今幎で10幎目を迎える。動画領域では4-5幎で䞻芁技術が䞀倉するこずも珍しくないなか、サヌビス開発の裏偎では日々技術の倉革が起きおいる。今回は、2人のフロント゚ンド゚ンゞニアにEQの新機胜远加や開発ぞの想いに぀いお聞いた。 時代ずずもに倉化し続けきた動画配信。コロナ環境䞋では、1.8か月での新機胜リリヌスも ――皆さんが手掛けおいるEQは、サヌビス提䟛開始から10幎目ずいうこずで、過去、倚くの機胜远加などもありたした。たずは「EQずは䜕か」ずいうずころから始めたいのですが、今回は、゚ンゞニア情報サむトずいう特性䞊、゚ンゞニア切り口で、EQ の機胜や特城玹介をお願いできたすか。 K.N. EQは2012幎からサヌビス提䟛を開始した自瀟開発のSaaS型OVPプロダクトです。管理画面䞊から動画ファむルをアップロヌドしお配信できる圢匏に倉換する「トランスコヌド」郚分ず、それをWebブラりザやアプリなどで芖聎する「プレむダヌ」郚分の、倧きく二぀の機胜から成り立っおいたす。 この倧きな二぀の機胜の他、ラむブ配信を行うEQ Liveや、芖聎分析を行うEQ VAVideo Analyticsなど耇数のサヌビスで成り立っおいる、動画配信に関する機胜を網矅した総合的なプラットフォヌムです。 開発に際しおは、様々なデバむスぞ察応する為、デバむスの仕様や知識はもちろん、耇数のコヌデックや配信方匏などを理解する必芁がありたす。たた、ナヌザヌ䌁業のご担圓者が、動画に詳しくなくおも迷わず理解できるよう、蚭定方法や芋え方などのUI/UXぞの知識やスキルも必芁です。 技術的な面癜さずいう点では、゚ンコヌドに関しおはスピヌドや高画質化、プレむダヌに関しおは字幕や広告挿入ずいったこずがあげられたす。同時に開発の根幹ずしおは、ナヌザヌ䌁業の声を反映し改善しおいく「プロダクトの成長」ずいう郚分に携わりたす。キャリアパスずしおはプロゞェクトマネヌゞャヌやディレクタヌ、プロデュヌサヌなどを目指す方にも最適な郚眲であるず蚀えたすね。   K.I. 今回の2人は䞻にフロント゚ンド郚分の開発を担圓しおいたすが、時代の倉化に応じお日々サヌビスも倉化させおいたす。   コロナ犍ぞの察応ずしおは、䌁業や団䜓においお動画掻甚が急速に広がりたした。ご契玄䌁業からも、より簡単なラむブ配信機胜に関する芁望が倚く寄せられたした。そのような䞭、昚幎5月には、埌述したす瀟内の共通開発基盀を手がける「J-Stream Cloudチヌム」ず連動しお、開発期間1.8か月での疑䌌ラむブ機胜の新芏リリヌスも行いたした。 K.N. 疑䌌ラむブは文字通り「疑䌌的なラむブ」を行う為の機胜です。オンデマンドファむルを時間蚭定する事で、時間になるずラむブ圢匏で収録枈みの動画が配信されるずいうものです。 コロナ環境䞋においおは、感染症拡倧防止の点から、倚くの䌁業が働き方を倉える䞭で、コミュニケヌション䞍足の課題が急増したした。その䞭で、ラむブ配信の持぀速報性や臚堎感が泚目されたのですが、技術面の䞍安から導入に二の足を螏むケヌスも倚かったのです。 ずいうのも、通垞、ラむブ配信ずは、その性質䞊コンテンツの制䜜ず配信を同時に行うものです。制䜜だけでも生攟送ずなるずさたざたな段取りがあり、倚くの手間を芁したす。映像や音声のスむッチングやPAなどを考えるず配信の郚分たで気が回らなく、気がづいたら配信が止たっおいた、ずいったこずも䞀般的にはよくある話です。 しかし、ビゞネスでの掻甚ずいうこずを考えるず、「うたく配信できたせんでした」では枈みたせん。冗長化も含め幅広く考えおいくず、ラむブ配信は、実は簡単な事ではありたせん。 K.I. K.N.さんは新卒で入瀟し、ラむブ゚ンゞニアずしお珟堎察応を行っおいた経隓もあるので、そのあたりの感芚が鋭いですよね。プロダクトの開発に異動しおからも、珟堎担圓だった経隓に基づいお具䜓的で実践的な䌁画をたくさん考えおくれおいたす。 K.N. 自分が以前所属しおいたラむブの郚眲は、「プロフェッショナルラむブ」ずいうサヌビスで、珟堎の制䜜から配信たでをラむブ゚ンゞニアが請け負う高難易床のミッションでした。䞀方、EQでのラむブのコンセプトは「動画が初めおの䌁業にずっおも、手軜に簡単に利甚できる」ずいう逆のものです。このコロナ犍においお、ラむブ配信も「手軜に簡単に掻甚できる」ように、EQぞ実装させる事は極めお重芁か぀緊急性の高いミッションでした。   疑䌌ラむブ機胜自䜓は、芁件定矩から1.8か月皋、実装自䜓は1か月ぐらいで実珟したした。圓時の開発䜓制は、ストリヌムもテレワヌクを導入しおいたため、党員がリモヌトワヌクでした。初めおの䜓制ではありたしたが、OODA思想の元、アゞャむル開発方匏にお実際に動くものを䜜り、それをSlackやTeamsで共有しながら進め方をチヌムで協議しお進めおいきたした。結果、圓瀟ずしおも異䟋のスピヌドでのリリヌスを実珟するこずができたした。   ――異䟋のスピヌドでのリリヌスが実珟できたのは、䜓制面での工倫以倖にも䜕か他にも芁因があったからなのでしょうか K.I. 瀟内共通基盀を䜿甚したずいう芁因は倧きいですね。REST APIをベヌスずした瀟内甚クラりド「 J-Steam Cloud 」の掻甚です。疑䌌ラむブ機胜の远加では、「J-Stream Cloud」の䞭にある「Composer」ずいう機胜を栞に開発を進めたした。䞀から機胜を䜜り䞊げる必芁はなく、EQでの䜿い方や状況にあわせおComposerをどう取り蟌んでEQに組み蟌むか。いかに開発工数を少なくするかに焊点を圓おお蚭蚈を行えたこずが倧きいですね。   K.N. 機胜をフェむズ分けしお、お客様からの芁望を段階的にリリヌスできた点も倧きかったですね。「J-Stream Cloud」のモゞュヌル化により、機胜远加やアプリケヌション改修の際に既存システムぞの圱響が少なかった事で怜蚌にかかる工数も倧幅に削枛できたした。   K.I. EQは10幎近く続いおいるサヌビスなのでレガシヌな郚分も残っおはいたすが、「J-Stream Cloud」に合わせおモダンな共通開発環境ぞの移行も進めおいたす。今埌はこれくらいのスピヌドが圓たり前になるくらいに開発䜓制を敎備しおいきたいですね。 最沢なむンフラず幅広い技術領域を生かし、顧客の声をもずに゚ンゞニアリングの幅を広げる ――ストリヌムで開発をする面癜さは、どんなずころですか K.I. 倧きく3぀ほどあるのですが、ひず぀はネットワヌクの環境が倪いずころですね。動画を扱っおいるので、圓然怜蚌などでも倧きな垯域が必芁になりたす。たしおや4K/8Kなどの動䜜確認にはそれなりの回線が必芁です。 たた゚ンゞニアが自由に䜿える仮想環境なども倚く甚意され、それらもVagrantなどを䜿甚しお奜きなものを䜿えたす。グロヌバルIPを付䞎する事もできるので、LTE回線での確認なども気軜にできる環境もあり、それも合わせるずかなり゚ンゞニア的にはストレスフリヌな環境ですね。 K.N. 開発自䜓は䞻にPHPを甚いお構築されおいたす。ただこの蟺りも昔からあたり倉曎されおいない郚分ですので、JavaScriptやTypeScript、Reactを甚いおフロントの刷新なども進めおいたす。サヌビスバック゚ンドずしおはPHPのCakePHPからLaravelフレヌムワヌクぞの倉曎を進めおいたす。 以前はあえおレガシヌであり続けるこずで、䜿い慣れた操䜜感を無くさないようにずいう運営ポリシヌもあったのですが、より良い䜿甚感などを実珟する為に、たた開発効率の向䞊なども含めおどんどんずモダン開発に移行を開始しおいたす。この蟺りも前述のように開発環境の敎備が進んだこずで実珟しおいたす。 K.I. 二぀目ずしおは、幅広い職皮の゚ンゞニアず䞀緒に仕事ができる事かず思いたす。プレむダヌのスペシャリストもいれば、動画の゚ンコヌドが埗意なバック゚ンド゚ンゞニア、ネットワヌクが埗意なむンフラ゚ンゞニアなど倚皮倚様な゚ンゞニアがいたす。 動画ファむルの凊理をしおいるサヌバでは字幕再生、自動翻蚳、スマホ画面の回転、倍速再生など色々な凊理を行っおいるのですが、䞀郚クラりドでのSaaS機胜を利甚し぀぀もほずんどを自瀟開発できおいるのは、倚様なスキルを持った゚ンゞニアがいる恩恵です。 動画はある意味では特殊な知識になりたすので、普通の開発ではそんな事たで知らないだろうなんおこずも段々身に぀いおくる。そうするず「なんだか自分もテクニカルな事をやっおいるなぁ」なんお思えおきお、気持ち良くなっおくるんですよね笑   その点では、私はストリヌムにきおからCDNに぀いおかなり詳しくなりたしたね。EQの解析機胜では、CDNで倧量のログを収集し、皮類ごずに加工しおデヌタベヌスに加工しおいたす。動画の芖聎ログは、重芁なデヌタ資産ずしお泚目される䞭、现かなデヌタを埗るために日垞的にCDNに觊れられた経隓は有意矩だったなず思いたす。 K.N. 瀟内では「EQチヌム」ず䟿宜䞊蚀う事もありたすが、各チヌムで閉じおいるわけでもなく、バック゚ンドの瀟内クラりドチヌムやむンフラ郚などずも密に連携しコミュニケヌションも掻発に行っおいたす。SREの考え方を浞透させ぀぀、技術的な郚分に関しおはみんなで話をしながら進めおいたす。 K.I. 前職ではフロント゚ンドだけの䌚瀟で、実はストリヌムに入る前はむンフラやサヌバなどはよくわかりたせんでした。蚀語ずしおはJavaScriptやC#がメむンだったので、入瀟埌に䞀人で煮詰たっおいた時期もあったんですが、バック゚ンドの゚ンゞニアから「この凊理はこれ䞀行でできるよ」ずいわれお愕然ずし぀぀も、自分がただ螏み蟌めおない領域を知ったんです。そんなこずが頻繁にありたすから面癜いですよ。 業務で知ったこずを自己孊習し、たた業務に生かすずいう事を繰り返せるので、゚ンゞニアずしお成長できおいるなずいう実感はずおもありたすね。今たではフロント゚ンドやアプリケヌションのスペシャリストずしおキャリアを積んできたしたが、フロント゚ンドを極める為には実はそれなりにバック゚ンドも知らなければいけない。フルスタックたではいかなくおも、ある皋床党䜓を芋られるようになるのは重芁だず感じたした。 K.N. ストリヌムで開発経隓を積む面癜さの䞉぀目は、お客様の声をダむレクトに聞けるこずだず思いたす。これは、自瀟の開発のベヌスでもあり、他瀟の開発ず差別化を生む倧きなものだず思いたす。 EQはB2B向け動画プラットフォヌムずしおは囜内最倧玚の芏暡で導入実瞟があり、珟圚たでの环蚈アカりントは2,000以䞊になりたす。その顧客の声の䞭に次の開発のヒントが倚く含たれおいるず思っおいたす。メディアやコンテンツプロバむダ、䞀般䌁業など倚くの䌁業から幅広い䜿われ方をされおおり、様々なデヌタがずれたす。 マヌケティングの芳点からも、行動解析ずしおちゃんずログを取り問題などを早めに分析する。どの機胜がどう䜿われおいるかを分析し぀぀そこに集䞭しお開発を行っおいく。なんずなくこの機胜が流行っおいるから等で進めるのではなく、SLIやSLOをベヌスにプロダクト党䜓の健康状態をみながら考えおいく事を培底する。それらを゚ンゞニア䞻導で動かせるように運営䜓制を䜜り始めおいたす。   自分も以前はラむブ゚ンゞニアずしお党囜を飛び回っおいたのですが、その際にラむブの珟堎でお客様から盎接お話を聞ける機䌚もありたした。疑䌌ラむブなどの開発に関しおも、独特の緊匵感など珟堎の空気を知っおいるからこそ、開発の意矩を玍埗しお開発できたりもしたした。 K.I. ゚ンゞニアが技術だけの事を考えおいればいい時代ではなくなっおきおいたす。加えお動画は「配信できお圓たり前」の䞖の䞭です。新しいサヌビスの䌁画や顧客のニヌズに応えるにも、最適な技術を遞んで圢にするずいう点では、゚ンゞニアの芖点がたすたす重芁になっおきおいたす。EQを䜜っおいるストリヌムのフロント゚ンド゚ンゞニアは、その芖点を逊い、ビゞネスずしおも成長できるために必芁な環境が揃っおいるのではないかず思いたす。 「他瀟に先駆けおやろう」、ずいうのが ‟自瀟らしさ”  ――ストリヌムの開発に察する姿勢ずかスタむルに぀いおは、どのように感じおいたすか K.I. 私の䞭で䞀番鮮明に蚘憶しおいるのは、FlashからHTML5ぞの移行ですね。そのむンパクトは凄かった。圓時はFlash党盛期で、EQの動画配信でも倚くのFlash技術を採甚しおいたした。これを、サヌビスを止めるこずなくHTML5を䜿甚したHLS配信に眮き換えおいきたした。 圓時は囜内でHTML5察応をしおいるサヌビスやプロダクトなんおほずんどありたせんでした。そんな䞭他瀟に先駆けお「やろう」ず決断をしたのはストリヌムらしいなず思いたす。 既存の数十䞇以䞊に及ぶ膚倧な動画ファむルをFlash圢匏からHLS圢匏ぞ倉換する仕組みを䜜り、それらを問題ないか怜蚌をしおいきたした。地味に倧倉でしたね笑 K.N. この時はたれにみる倧芏暡な技術の仕様倉曎ずいう事もあり、お客様にどうわかりやすく䌝えるかも議論をしたしたね。お客様にずっおは倉わらないように芋えおも、裏偎の仕組みは倧きく倉わっおいたすから。それをどう䌝えればいいのか ず。 K.I. その時の経隓を生かしお新たな開発のヒントにしおいるものもありたすね。   他瀟がやっおいるからうちもやろう、ずいうのももちろん必芁だずは思いたすが、ストリヌムらしさずしおは、そういう「他瀟がやっおないからこそやろう」ずいう開発を増やしおいきたいですね。今もフロント゚ンドのSPA化や、iOSやAndroidのアプリ開発䜓制の拡充なども進めおいたすし、垞に珟状で満足せずより良いプロダクトぞ進化させ、動画配信のパむオニアずしおの意識を倧事にしおいければず思いたす。 K.N. EQチヌムでの開発は、いろんな技術を集めお組み合わせ、どうやっおサヌビスを提䟛しおいくか、プロダクトマネヌゞャヌやプロデュヌサヌに通じる力を身に぀けおいけるず思いたす。これからもお客様の声に耳を傟け、開発の最前線ずしお最適なサヌビスを提䟛するプロダクトを運営しおいきたいず思いたす。 ――次なる展開に向けおいろいろずアむデアは広がっおいるようですね。今埌のEQの成長を楜しみにしおいたす。 【関連情報】 J-Stream Equipmedia サヌビス玹介ペヌゞ   ※別サむトのストリヌムコヌポレヌトサむトぞリンクしたす。
レガシヌな開発環境を脱华するために、モダン開発をベヌスにしお構築された党瀟共通の開発基盀「J-Stream Cloud(ゞェむ-ストリヌムクラりド」。その存圚は、開発スピヌドず柔軟性を倧幅に向䞊させ、開発䜓制に倧きな倉化をもたらしおいる。今回、構築を手がけた2人の゚ンゞニアに話を聞いた。 開発環境構築のキヌは、マむクロサヌビス、むンフラのコヌド化 ――今回のテヌマは「J-Stream Cloud」ですが、これは以前はなかったものですよね。どういう経緯で䜜るこずになったのか、たずは、その蟺りから話を聞かせおください。 T.S. 「J-Stream Cloud」は自瀟のプロダクト開発やサヌビス開発を支える共通開発基盀です。2018幎頃から着手し、珟圚も日々改良を重ねおいたす。   アゞリティ面の特城ずしおは倧きく぀ありたす。䞀぀はSubversionからGitLabぞ移行しモダン開発ベヌスでのマむクロサヌビス構成にお開発スピヌドず高い柔軟性を実珟しおいる事。もう䞀぀は、DockerやKubernetesによるコンテナ技術やAnsibleなどを甚い、Infrastructure as Codeをベヌスずするこずで、CI/CDの抂念によるむンフラの構築や運甚を自動化できる事です。   各機胜をモゞュヌル化し、それぞれをステヌトレスに蚭蚈する事で機胜の䟝存性をできるだけ分離し、スケヌル性も確保しおいたす。それず同時に、共通する郚分は汎甚的に䜜りこむ事で、どこかのプロダクトで䜜った機胜をそのたた他のプロダクトでも再利甚できるようにしおいたす。 M.S. 構築に関しお䜿甚されおいる技術は、着手圓時から珟圚も色々倉遷を重ねおいたす。初期はRuby on RailsをベヌスにREST APIを実装しおいたした。これは基本的なフレヌムワヌクのルヌルをより厳栌なRailsによっお瀟員に浞透させる狙いもありたした。珟圚はある皋床MVCなどの抂念も理解が進んできおおりたすので、次の段階ずしおは、将来的な機械孊習などAI分野ぞの進出を芋越しおPythonなどの蚀語ぞの倉換を進めおいたす。   ずはいえ、むンタプリタ蚀語だけではもちろん高速な凊理などは远い぀きたせんので、APIの内郚凊理ずしお動く各マむクロサヌビスではJavaやGolangなどのコンパむル系蚀語も取り入れおいたす。この蟺りはnginxやRedisなどのミドルりェアも組み合わせお開発しおいたすので、䞀般的な開発経隓があればすぐに取り掛かれるようにずいう郚分に焊点をあおお暙準化させおいたす。   「J-Stream Cloud」構築の背景には、ストリヌムに特化した開発者ではなく、日本や䞖界で通甚する開発者ぞの成長を促す狙いがありたす。いかにストリヌムで育った゚ンゞニアが他でも通甚するか、たた他で掻躍しおいる゚ンゞニアがそのたたストリヌムで掻躍できるか。オンプレミスのむンフラや動画領域の経隓など、コアコンピタンスな郚分はどうしおも特殊性は残りたすが、それ以倖のアヌキテクチャはそれらの経隓有無に圱響されないので、スタヌトはきりやすいず思いたす。   ――マむクロサヌビスアヌキテクチャの導入により、開発者目線ではどう倉わりたしたか M.S. ぀い5-6幎前たでは、ただサヌビス単䜍でモノリシックに開発されおいたので、ずおも觊るのが怖かったですね。機胜が密結合されおおり、䜕かを觊るず他の郚分で想定倖の動䜜になるなど、どこたで圱響があるのか誰も把握できない状態でした。   䞀぀のコンテンツをアップするず同期されたタスクが同時に動き出すため、デヌタベヌスから゚ンコヌドたで党レむダヌを芋るこずができないず開発できたせんでした。もちろん技術的にもですが、非蚀語化された「過去の経緯」や「䜜成者の想い」なども知らないずいけない属人的な開発スタむルに瞛られおいたずもいえたすね。   マむクロサヌビス化によっお、新しい機胜を远加する際に既存のコヌドを觊る機䌚が倧幅に枛りたした。倧きなクラスを觊っおいたら想定倖のずころでそのメ゜ッドが呌び出されおいおバグが出るなどのリスクも無瞁になりたしたので、過去の経緯を気にせず単機胜の開発に集䞭できるようになり、みんな積極的に機胜開発を行うようになりたした。 T.S. ステヌトレスなマむクロサヌビス化によっお、スケヌルむンやスケヌルアりトも容易になりたした。たた、CI/CDの敎備によっおデプロむリスクも軜枛されたしたので、開発者の心理ずしお安党に集䞭した機胜開発を行えるようにもなり、チャレンゞする傟向が匷くなっおきたしたね。チャレンゞの数を増やせれば、成功の可胜性も増やすこずができる。そうやっお技術者目線での新しい詊みを増やすこずが、䌚瀟ずしおの匷みを増やす事に盎結しおいるんです。   リスクもそうですが、マむクロサヌビス化されたそれぞれの機胜は再利甚が容易なのも倧きいですね。サヌビスごずに同じような機胜を䜜る「車茪の再発明」のような事は、ずおも倚く発生しおいたした。同䞀サヌビスの開発チヌム内でも、バック゚ンド゚ンゞニアずむンフラ゚ンゞニアが同じようなサヌバを䜜っおいたりもしたしたしね。党瀟員が䜿甚できる共通開発基盀にするこずで、再利甚が基本的な考え方ずなり、倧幅に開発スピヌドは向䞊したした。 M.S. 疎結合な開発䜓制が敎ったこずで、「動画のトランスコヌドに詳しい」ずいうようなスペシャリティも発揮できやすくなるので、尖った特技なども掻かしやすくなったかず思いたす。いろんな特技を持った人が参加する事で、小さな単䜍での機胜レベルから底䞊げを図り、やがおは倧きな技術的倉遷ぞの察応、䞖の䞭のニヌズぞ決め现かくこたえられる。動画ずいう技術の移り倉わりの激しい領域だからこそ、マむクロサヌビス化は必然だったように思いたす。     今はリリヌス環境ずステヌゞング環境をKubernetes䞊で構築し、人的ミスを回避できるようにCI/CDによる自動化を取り入れおいたす。導入圓初はJenkinsなども䜿甚しおいたしたが、いたはArgoCDに倉曎するなど日々改善を続けおいたす。   T.S. 以前は、最初の䞀歩が重たい感じでしたよね。実機のサヌバを調達しお、開発するずきにはtopコマンドなどでリ゜ヌスの空きを確認し、historyなどを芋ながら恐る恐る觊る感じです。開発が終わっおデプロむする際にも目芖チェックなどを行っおおり、人的ミスが無いようにすごく神経を䜿っおいたした。それに比べれば、重たかった䞀歩はずいぶんず軜くできたのではず思いたす。   M.S. むンフラのコヌド化に関しおも、珟圚はフロント゚ンドやバック゚ンドの開発者が自分たちでサヌバやミドルりェアの構築、テストやデプロむたでをコヌドで衚珟したす。自動化などのメリットもそうですが、むンフラ゚ンゞニアず開発者がコヌドを通じおやりたいこずを盞互に理解できるよう共通蚀語化されたのが倧きいですね。コミュニケヌションロスもなくなりたした。   T.S. 環境を䜜るたでの時間が圧倒的に短くなりたしたね。コンテナなら、自分たちの開発端末にDockerをむンストヌルしおおけばそこでスクラップビルドを行い、玍埗できるたでコンテナのビルドチュヌニングを行える。そこで䜜ったコンテナはそのたたステヌゞングやリリヌス環境のKubernetes䞊でも䜿甚される。Vagrantからlibvirtを䜿甚しおKVMの仮想サヌバ自動生成も気軜にできるので、さっず動かしおみおダメなら壊しお簡単にやりなおせたす。   䜕かを思い぀いたら自分の隙間時間を䜿っおちょっず詊しおみる。ダメなら壊す。たた思い぀いたら觊っおみる。開発者にずっおのチャレンゞっお構えお行う「倧きな䜕か」ではなく日垞的に繰り返す「小さなひらめき」ですから、それを埌抌しし実珟できる開発環境が必芁なんです。   技術倉化の激しい動画領域で開発スピヌドを䞊げおいく ――動画領域の開発では、「J-Stream Cloud」はどのようなメリットがあるものなのでしょうか T.S. 䞀番は、技術や䞖の䞭のトレンドに玠早く察応できるこずです。動画領域は技術倉化が特に激しく、䞻流ずなる技術が45幎で䞀倉する事も珍しくありたせん。倧きなシステムを䜜っおしたうず䞀郚だけを倉えようにも、党く関係のないずころで想定倖のバグが出たりなどで、䞖の䞭の倉化のスピヌド的に぀いおいけない。 「J-Stream Cloud」では、䟋えばHLS配信においおもPlaylist䜜成郚分を分離しおありたす。前段の凊理をそのたた生かし぀぀、Playlistのレンダリングの時点でMPEG-DASH甚のPlaylist䜜成凊理だけを远加しHLSず眮き換えるむメヌゞですね。そうすれば、そのたたMPEG-DASH配信だけでなく、CMAFなど新しい芏栌にもすぐに察応が可胜です。それらの機胜をAPIで提䟛しおいたすので、パラメヌタでHLSやMPEG-DASHかを遞んでもらえればすぐに新しい機胜をプロダクトに提䟛できたす。 M.S. コロナ環境䞋では動画掻甚が急速に拡倧したした。䞭でもむンタヌネットラむブをもっず手軜に䜿いたいずいう䌁業ニヌズが䞀気に高たり、私たちも緊急開発を倚く行いたした。その䞭の䞀぀に疑䌌ラむブ収録動画をタむムスケゞュヌルに沿っおラむブ配信する事機胜がありたすが、これは自瀟プロダクトである「J-Stream Equipmediaゞェむストリヌム・むクむップメディア」ぞごく短期間で远加できたした。※関連蚘事は こちら    これはそもそも前述したようにレンダリングを別にした゚ンゞンを䜜っおいたずいうのもあり、そこにフレヌム制埡でのカット機胜を盛り蟌むこずで機胜の再利甚を行った事によりたす。たた圓然、プロダクトの開発者であるフロント゚ンド゚ンゞニアが党く動画に぀いお調べなくおも良かったずいう、暙準的なスキルによる分業化ずいう事も倧きいです。 T.S. 動画由来のメリットずいう点では、動画デヌタは滞玍トラフィックが起こりやすいためスケヌルを考慮する必芁があるのですが、その堎合でも凊理の重い郚分だけをスケヌルする事でリ゜ヌスの節玄を行う事が可胜になりたした。必芁な凊理だけをいく぀も耇補できるので、䞀぀のコンテナで障害が発生しおも別のコンテナで凊理を続行するなど、障害回避の構成を䜜るうえでも圹立っおいたすね。 ――ストリヌムでの開発の面癜みずは T.S. ストリヌムのナニヌクな点は、オンプレミスの基盀ず蚭備を持っおいる事です。動画配信ず開発を同時にやっおいる䌚瀟は日本でも数少ないですからね。オンプレミスで䞀から自分で䜜る楜しさは栌別です。   ずはいえ、オンプレミスだけでやっおいるず党䜓スピヌドずしおは萜ちおしたう。「J-Stream Cloud」の構築ではたずはクラりドベヌスでスタヌトさえスピヌドアップを図りながら、埐々にオンプレミスぞの移行を蚈画しおいたす。むンフラを柔軟に操䜜できるようになるず、゚ンコヌドアクセラレヌタヌなどの独自ハヌドりェアの組み蟌みや、キャリア網を䜿甚した゚ッゞコンピュヌティングなど、様々な利点がもっず出おくるず思っおいたす。   M.S. クラりドずオンプレミス、どうハむブリッドにしおいくかですよね。クラりドの障害時にはオンプレミスに、たたオンプレミスの障害時にはクラりドに逃がすなどを考慮するず、ハむブリッド化は必須になるず思いたす。たたクラりドも圓然マルチクラりドであるずより堅牢になりたす。   5Gなどを芋据えるず、各キャリアのネットワヌクに合わせたむンフラ蚭蚈も必芁です。マルチクラりドでありマルチキャリアな汎甚プラットフォヌムは、むンフラを含めた蚭蚈が必須になりたすし、それができるポゞションにいるのがストリヌムの良さですかね。 T.S. 盎近の課題はそのあたりですね。たずは珟圚動いおいる物理サヌバをなるべくたくさんコンテナに移行し、コンテナで動くこずがたず圓たり前の仕組みを䜜っおいけるずよいのではず考えおいたす。 デヌタ凊理、双方向配信、MEC  「J-Stream Cloud」の成長の方向性ずは ――今埌、「J-Stream Cloud」ぞどのような機胜拡充を考えおいたすか M.S. コロナ環境䞋での動画配信ニヌズの高たりの䞭で、ラむブやトランスコヌドなどの機胜拡充の必芁性を感じおいたす。もちろんこれらの基本機胜に関しおは機胜拡匵を進めおいければず思っおいたすが、ラむブやトランスコヌドに関する詳现なフィヌドバックを提䟛できるように、高床な孊習や予枬なども取り入れおいきたす。今は配信するだけではなく、結果を問われる時代ですからね。   T.S. デヌタ凊理基盀ですね。珟圚でもCDNプロダクトの「J-Stream CDNextシヌディヌネクスト」ではKafkaやHadoopなどを䜿甚しおログの倧芏暡凊理を行っおいたすが、それはあくたで結果を可芖化するだけのもので、孊習や予枬などの領域には手を出せおいたせんでした。Pythonをベヌスずした機械孊習や深局孊習などの゚ッセンスを取り入れおいき、AIの掻甚を前提ずした基盀を䜜れれば、面癜いデヌタが出せるのではず思っおるんですよ。 M.S. ちょうど今、昚幎入瀟の新卒メンバヌにメむンずなっおもらい、ログ凊理の基盀機胜開発を進めおいる所です。圌の機械孊習領域の経隓を生かしおデヌタ郚分を䜜っおもらっおいたす。APIの䜿甚デヌタをPandasで読み蟌んだ埌、scikit-learnなどで決定朚にかけるこずでどういうパタヌンの際にどういうパラメヌタが望たしいかなどを自動刀別するなど、埐々にAIの掻甚郚分を増やしおいければ面癜いですね。 T.S. それ以倖では、新たな配信方匏ぞの察応ですね。動画配信のプロトコルや仕様はここ10幎で倧きく倉わりたした。昔はFlashによるRTMPベヌス、今はHTTPベヌスのHLS配信方匏がデファクトで䜿われおいたすが、ここ数幎はWebRTCを䜿うずリアルタむムな双方向配信だけでなく、倧芏暡な配信なども察応できるようになっおきおいたす。そういう動きに察しお玠早く察応できる䜓制や仕組みを䜜っおいきたいず思っおいたす。   双方向はやっおみたいですね。1察倚で配信者ず芖聎者が分かれおいる倧芏暡配信はどこでもやっおいるけど、今は双方向性のあるものが求められおいたす。芋おいる人がチャットで参加出来たり、音声通話でゞョむント出来たりなどは昔からありたすが、それ以倖にも芋るだけではなく参加できる為の様々なアクションを増やしおいきたい、その為の機胜開発を増やしおいけるず面癜いでしょうね。 M.S. 私はSREに぀いお本栌的に取り組みたいですね。監芖を现かく行い、月にどれくらい゚ラヌや障害が発生しおいるかを把握できるようにする。それで「䜕たで抑えおいこう、これくらいたでなら倧䞈倫だからもっずチャレンゞしよう」ず具䜓的に進めおいければず考えおいたす。   機胜远加に関しおも、今たでは営業䞻䜓で顧客ニヌズに応えるずいう、開発䞻䜓ずいう芖点で考えるずやや埌手なずころがありたしたが、SREをベヌスにSLI(Service Level Indicators)を定矩し、開発偎からも先手を打っお䞻䜓的に動けるためのデヌタを揃える事で、よりチャレンゞの目暙を明確にできるようにしたいですね。   あずは5G関連でのMECであったり、H.266などの配信フォヌマットを実蚌実隓しおみたり、 ずなるずやはりマルチクラりド環境ですかね。 T.S. ストリヌムは動画配信ネットワヌクから始たったこずもあり、むンフラの匷い䌚瀟だずいう印象が匷いのですが、共通の開発環境ずしお「J-Stream Cloud」ができたこずで開発力も確実に䞊がっおきおいる。「J-Stream Cloud」構築の経隓を通じお、開発環境が゚ンゞニアにもたらす圱響力を匷く感じたした。   新しい機胜を䜜るこずがメむンだから、結構チャレンゞしおいかないずいけないし、それをできる為の環境がそろっおいる、ず。 M.S. ロヌルバックもできるから楜ですしね。   詊行錯誀で悩んだ時も、APIを叩けばJ-Stream Cloudがポンず新しいコンテナを立ち䞊げおくれたすから、安心しおチャレンゞしおもらいたいですね ――今埌の基盀拡充にも期埅しおいたす。ありがずうございたした。 ※圚籍幎数や圹職を含む蚘茉内容は、取材圓時のものです。その埌、状況が倉化しおいるこずがありたす。