株式会社ZOZO の技術ブログ

宣言的でメンテナンスしやすいGoogle Sheetsという考え方

はじめに こんにちは、生産プラットフォーム開発本部の stakme です。 本稿では、スプレッドシートの作業に「手続き的なアプローチ」と「宣言的なアプローチ」という観点を持ち込み、ふたつを対比しながら紹介します。Google Sheetsの多彩な関数を駆使して、日常的な問題に効率的に対応するための具体的なテクニックやヒントを提供します。また注意点やリスクを指摘し

GoでSQLの複雑なクエリのテストを書いてみた

はじめに こんにちは。ブランドソリューション開発本部FAANSバックエンドブロックの佐野です。普段はサーバーサイドエンジニアとして、FAANSのバックエンドシステムを開発しています。 FAANSとは、弊社が2022年8月に正式ローンチした、アパレル店舗で働くショップスタッフの販売サポートツールです。例えば、コーディネート投稿機能や成果確認機能などを備えています

新規サービス「FAANS」における、立ち上げからReact+TypeScriptのSPA開発を2年間運用した際に取り組んだ組織的・技術的な課題

こんにちは、ブランドソリューション開発本部フロントエンド部の田中です。 普段はFAANSのWebフロントエンドの開発を行なっています。 FAANSとは「Fashion Advisors are Neighbors」がサービス名の由来で、ショップスタッフの効率的な販売をサポートするショップスタッフ専用ツールです。 ショップスタッフ向けにコーデ投稿・成果確認などの機能が存在し、2022年8月に正式ロー

SQL Serverのインスタンスを共用しているデータベースを分離するために考慮すべきこと

こんにちは、技術本部SRE部ZOZOSREチームの斉藤です。普段はZOZOTOWNのオンプレミスとクラウドの構築・運用に携わっています。またDBREとしてZOZOTOWNのデータベース全般の運用・保守も兼務しております。 ZOZOTOWNではSQL Serverインスタンスが複数存在しており、サービスのメインデータベースとして稼働しています。その中で、1つのインスタンスを共用し、2つのデータベース

【イベントレポート】「Ask the Masters - 評価制度や組織設計」を開催しました!

はじめに こんにちは。DevRelブロックの @wiroha です。9月26日に「 Ask the Masters - 評価制度や組織設計 」と題して、ZOZO CTOの瀬尾とタイミー VPoTの山口さまによる対談イベントを開催しました! イベント内容 本イベントはオフライン・オンラインのハイブリッドで開催しました。オフライン会場にはタイミーさまのイベントスペースをお借りしました。 タイミーさまの広いイ

【イベントレポート】After DroidKaigi 2023を開催しました!

はじめに こんにちは。DevRelブロックの @wiroha です。9月25日に After DroidKaigi 2023 を開催しました。9月14日〜16日に開催されたDroidKaigi 2023の協賛企業である株式会社ZOZO、ヤフー株式会社、LINE株式会社の3社合同での振り返りイベントです。オフラインとオンラインのハイブリッドで実施しました。 登壇内容まとめ 3社の社員による発表と、パネルディスカッションを行いました

Terraformとdriftctlで行うGoogle Cloud 権限管理の省力化

はじめに こんにちは、ML・データ部MLOpsブロックの 岡本 です。 MLOpsブロックでは日々複数の Google Cloudプロジェクト を管理しています。これらのプロジェクトでは、データサイエンティストやプロジェクトマネージャーなど別チームのメンバーが作業することもあり、必要に応じてメンバーの Googleアカウント へ権限を付与しています。 権限の付与はプロジェクトの管理

【イベントレポート】ZOZO Tech Talk #8 - Goを開催しました!

はじめに こんにちは。DevRelブロックの @wiroha です。9月20日に ZOZO Tech Talk #8 - Go を開催しました。ZOZOのエンジニアがGoを利用した開発事例を紹介する、ランチタイムのイベントです。 登壇内容まとめ 弊社から次の2名が登壇しました。 コンテンツ 登壇者 UseCaseの凝集度を高めるGoのpackage戦略 ブランドソリューション開発本部 バックエンド部 / 田村誠基 事業成長を加速させ
Go

SREによるElasticsearchのQCD改善!シャーディング最適化とオートスケーラー開発の取り組み

はじめに こんにちは、SRE部 検索基盤SREブロックの花房と大澤です。普段はZOZOTOWNの検索関連マイクロサービスのインフラ運用を担当しています。 ZOZOTOWNの検索基盤では、商品検索に関わる大規模なデータを取り扱うためにElasticsearchを利用しています。Elasticsearchを運用していく中で、私たちはパフォーマンスとインフラコスト、運用トイルの問題に直面していました。本

【イベントレポート】After iOSDC Japan 2023を開催しました!

はじめに こんにちは。DevRelブロックの @wiroha です。9月11日に After iOSDC Japan 2023 を開催しました。9月1日〜3日に開催されたiOSDC Japan 2023の協賛企業であるLINE株式会社、PayPay株式会社、株式会社ZOZO、ヤフー株式会社の4社合同での振り返りイベントです。 登壇内容まとめ 4社の社員による発表の後、パネルディスカッションを行いました! コンテンツ 登壇者 風レーダーを支え

サービス無停止を実現するデータ移行戦略

はじめに こんにちは、ECプラットフォーム部会員基盤ブロックの turbofish です。弊社ではモノリスのプログラムで動いているZOZOTOWNをマイクロサービス化する取り組みを行なっており、複数チームが1つの大きなオンプレシステムをマイクロサービスでリプレイスしています。その中で私が所属する会員基盤ブロックでは、ZOZOTOWNの会員情報を管理するマイクロサービスを開

ZOZOTOWN検索の精度評価への取り組み

こんにちは。検索基盤部の橘です。検索基盤部では、ZOZOTOWNのおすすめ順検索の品質向上を目指し、機械学習モデル等を活用しフィルタリングやリランキングによる検索結果の並び順の改善に取り組んでいます。 最近行った並び順の精度改善の取り組みについては以下の記事をご参照ください。 techblog.zozo.com また、検索基盤部では新しい改善や機能を導入する前に、A/Bテ

開発に手放せないツールと言えば〇〇!アンケートで振り返るiOSDC Japan 2023参加レポート

こんにちは、ZOZOTOWN開発本部ZOZOTOWNアプリ部の らぷらぷ です。先日9/1から9/3までの3日間、iOSDC Japan 2023が開催されました。弊社からは3名が登壇し、プラチナスポンサーとして協賛してブースを構え、10名以上がスタッフメンバーとして参加しました。 technote.zozo.com この記事では今年のiOSDCで登壇した3名の発表と弊社のスポンサーブースについてお伝えします。 登壇内容の

FBZにおけるCI/CDパイプライン改善の取り組み

はじめに こんにちは、ZOZOMO部OMOバックエンドブロックの杉田です。普段は Fulfillment by ZOZO (以下、FBZ)が提供するAPIシステムを開発・運用しています。 FBZでは、昨年からビルドの高速化や自動デプロイをはじめとしたCI/CDパイプラインの最適化に取り組んできました。本記事では、それらの取り組みの詳細とその効果についてご紹介します。 目次 はじめに 目次 FBZにおけ

Google Cloud Next '23 参加レポート 〜Google本社にも行ったよ!〜

こんにちは、MA部MA開発1ブロックの齋藤( @kyoppii13 )です。 8/29-8/31に開催された Google Cloud Next '23 へ参加してきました。今年は4年ぶりとなるオフライン開催で、アメリカ・サンフランシスコで開催されました。弊社からはMA部の齋藤・松岡・中原の3名が参加しました。 今年は生成AIにフォーカスした内容がとても多く、それに関連する新サービスの発表も多くありました