株式会社ZOZO の技術ブログ

ZOZOFIT iOSアプリ開発の全貌

はじめに こんにちは、計測プラットフォーム開発本部アプリ部の中岡、永井、東原です。私たちのチームではZOZOMAT、ZOZOGLASSといった既存の計測機能の改善と、新規計測アプリの研究開発を担当しています。 その新規計測アプリとして、ZOZOFITというボディーマネジメントサービスを2022年の夏に米国でローンチしました。この記事では、ZOZOFITのiOSアプリを新規開発するに

ZOZOTOWNのWebホーム画面をNext.jsでリプレイスして得た知見

はじめに ZOZOTOWN開発本部の武井と申します。ZOZOTOWNのフロントエンドリプレイスプロジェクトを主に担当しております。 ZOZO DEVELOPERS BLOG でも「 ZOZOのリプレイスプロジェクトで得られる唯一無二の経験。大規模サービスを進化させるやりがいとは 」というインタビュー記事を掲載しておりますので、もしよろしければこちらも併せてご覧ください。 さて、本題です。現在Z

GitHub Flow with GitOpsの導入

はじめに こんにちは、計測プラットフォーム開発本部SREブロックの近藤です。普段はZOZOMATやZOZOGLASS、ZOZOFITなどの計測技術に関わるシステムの開発、運用に携わっています。 計測プラットフォーム開発本部では、複数のプロダクトを開発運用していますが、リリース作業はプロダクト単位で行っています。プロダクトによってローンチから数年経過し安定傾向のものもあ

ZOZOFITにおけるADRを利用した意思決定を残す文化作り

はじめに こんにちは。計測プラットフォーム開発本部バックエンドチームの佐次田です。普段はZOZOMATやZOZOGLASSなどの計測技術に関わるシステムの開発、運用に携わっています。去年の夏に、ZOZOFITというサービスを北米向けにローンチしました。 本記事では、ZOZOFITのローンチまでに遭遇した意思決定における課題と、ADRというドキュメンテーション手法を用いた解決まで

Aurora Serverless v2を本番導入した話 〜検討や導入時のポイント・得られた効果について〜

はじめに こんにちは。SRE部ECプラットフォーム基盤SREブロックの石田です。 本記事では、Aurora Serverless v2を本番導入するにあたってどのような検討をし、どのように導入していったか、また導入後に得られた効果について紹介します。 はじめに Aurora Serverless とは 背景 比較検討 比較内容 方針の決定 アーキテクチャ 導入 1. Aurora Serverless v2を手動で構築 2. AWS CloudFormationでPr

OpenAPI Generatorに適したOpenAPIの書き方

はじめに こんにちは! WEARバックエンドブロックの高久です。 WEAR ではOpenAPI(Swagger)を使って、アプリやWebのクライアントが利用するAPIを定義しています。そして先日、開発効率化のために OpenAPI Generator でOpenAPIからAPIクライアントコードを自動生成、活用できるように整備をしました。その中でOpenAPI Generatorに適したOpenAPIの書き方のポイントがいくつかあったので、

Cloud FirestoreからPostgreSQLへ移行したお話

はじめに こんにちは。ブランドソリューション開発本部FAANSバックエンドブロックの田村です。普段はサーバサイドエンジニアとしてFAANSのバックエンドシステムの開発をしています。 FAANSとは、弊社が2022年8月に正式ローンチした、アパレル店舗のショップスタッフの販売サポートツールです。FAANSでは、データベースとしてGCPのサーバレスでドキュメント指向のNoSQLデー

ベースラインプロファイル導入によるアプリのパフォーマンス改善と測定方法

はじめに こんにちは、ブランドソリューション開発本部フロントエンド部WEAR Androidブロックの安土琢朗です。普段はファッションコーディネートアプリWEARのAndroidアプリを開発しています。 WEARではすでにXMLで書かれたレイアウトをJetpack Composeにリファクタリングする作業を進めています。作業を進める中で、Jetpack ComposeのLazyColumn利用箇所でスクロールが以前よりスムー

【イベントレポート】AWSコスト削減事例祭りを開催しました【Autify x ZOZO x dip】

はじめまして。ZOZO DevRelブロックの @wiroha です。2月1日に入社し技術広報などを担当していくことなりました。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。 はじめに 2/22に AWSコスト削減事例祭り をAutifyさん、dipさんと共催しました。AWSを活用する3社が集まりAWSコスト削減についての事例を発表するオンラインイベントです。皆さまの関心が高いテーマのようで、約400名もの

Vertex AI Pipelinesからの外部通信の通信元IPアドレスをNATで固定する

はじめに こんにちは、技術本部ML・データ部MLOpsブロックの鹿山( @Ash_Kayamin )です。MLOpsブロックではバッチ実行環境として Vertex AI Pipelines を用いています。Vertex AI PipelinesはGCPマネージドなKubeflow Pipelinesを提供するサービスで、コンテナ化した処理に依存関係をもたせたパイプラインを定義し実行できます。この記事ではVertex AI Pipelinesで起動するノードからIPアドレス制

CompositionalLayoutを用いた横スクロールのレイアウト改修で直面した問題と解決方法

こんにちは。WEAR部iOSチームの小野寺です。 先日CollectionViewで実装しているトップページを改修しました。 改修はトップページに並べていたコンテンツを1つにまとめて、横スクロール(手動 / 自動)によってコンテンツを切り替え可能にしました。 横スクロールによってコンテンツを切り替える仕様なので、CompositionalLayoutで実装しました。 上記の方針で進めていく中で
iOS

推薦システムの実績をLookerでモニタリングする

はじめに こんにちは。ML・データ部/推薦基盤ブロックの佐藤( @rayuron )です。私たちは、ZOZOTOWNのパーソナライズを実現する機械学習を用いた推薦システムを開発・運用しています。また、推薦システムの実績を定常的に確認するためのシステムも開発しています。本記事では、Lookerを用いて推薦システムの実績をモニタリングするシステムの改善に取り組んだ件につい

教師データがないPoCにおける定量評価のポイント

こんにちは。ML・データ部データサイエンス1ブロックの尾崎です。データサイエンス1ブロックでは機械学習モデルや、データ分析によって得られたルールベースのモデルの開発をしています。特に、ZOZOTOWNやWEARの画像データを扱っています。 本記事では、教師データがないPoC特有の「モデルの評価をどうするか」という課題への対策を商品画像の色抽出の事例とともに紹

ZOZOFITアプリにおけるGoogle Analytics 4導入の取り組み

はじめに こんにちは。計測プラットフォーム開発本部 計測プロデュース部の井上です。 私たちは ZOZOFIT 、 ZOZOMAT 、 ZOZOMAT for Hands や ZOZOGLASS などの計測技術に関わるプロダクトのサービス開発をしています。先日ローンチしたZOZOFITではGoogle Analytics 4(以下、GA4)を導入しました。本記事ではGA4を導入する際に工夫した点と注意点について紹介します。 目次 はじめに 目次 計

ZOZOTOWNの検索サジェスト機能改善の取り組み紹介

こんにちは。検索基盤部の倉澤です。 ZOZOTOWNには、ユーザーが検索クエリを入力した際に、入力の続きを補完したキーワードを提示するサジェスト機能があります。この機能は一般に「Query Auto Completion」と呼ばれ、素早くユーザーの検索を完了させることを目的としています。 検索基盤部では、ZOZOTOWNの商品検索だけではなくサジェスト機能の改善にも取り組んでいます