TECH PLAY

゚ス・゚ム・゚ス

゚ス・゚ム・゚ス の技術ブログ

å…š271ä»¶

医療・介護・ヘルスケア・シニアラむフの4぀の領域で高霢瀟䌚の情報むンフラを構築しおいる株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚スでサヌビス暪断で技術的な課題を解決しお回っおいる @okazu_dm です。 盎近はSREずしおの業務などがメむンでしたが、本日は私が運甚を担圓しおいた党瀟暪断の利甚芏玄ずプラむバシヌポリシヌ(以䞋、利甚芏玄等ずしたす)の管理&配信サヌビス(以降、瀟内のコヌドネヌムであるnomosず呌びたす)に぀いお玹介したす。 nomosずは nomosは、䞊述したずおり利甚芏玄等を管理、配信するサヌビスです。2019幎の倏には䞀旊開発が完了した段階で私が匕き継ぎたした。匕き継ぎから実際に掻甚されるたでは半幎ほど間があり、その時間はシステムの䞀郚を単玔化、再実装するなどブラッシュアップに䜿っおいたした。倧たかにどのような倉曎があったのかに぀いおは埌のシステム構成の説明の䞭で適宜觊れたす。 nomosを䜜った背景 匊瀟では耇数の事業領域に枡っお玄40のサヌビス展開しおおり、サヌビスの数が゚ンゞニアに察しお倚く、したがっお管理察象の利甚芏玄も倚くなっおいたす。それらが各サヌビスのリ゜ヌスずしお分散されお管理されおいた時期は以䞋のような問題がありたした。 法務担圓から利甚芏玄等の文蚀の曎新を䟝頌したい堎合、誰に䟝頌をすればいいかわからない 䞀郚同じ文蚀が入っおいる耇数の利甚芏玄など、䞀斉に利甚芏玄を曎新したい堎合でも、盎接の管理䞻䜓が分散しおいるため曎新挏れが発生しやすい構造だった こういった問題の察凊ずしお利甚芏玄等を集玄管理する、たたパヌツ化しお共通郚分を再利甚できるようにする、などの機胜を備えた管理システムず、線集された利甚芏玄をナヌザに察しお衚瀺する配信システムがnomosずしお開発されたした。 たた、2020幎の民法改正(ここでは詳现な内容は省きたす)ぞの察応のため、利甚芏玄の倉曎実斜前に倉曎埌の利甚芏玄等を䞀定期間ナヌザに察しお衚瀺する機胜がありたす。 nomosのシステム構成 nomosは䞊述したように倧きく管理システムず配信システムに分かれたす。 それを螏たえお以䞋の図をご芧ください。 nomosのシステム構成珟システムに合わせた最新版 管理システム たず管理システムから芋おいきたすが、こちらはGoogle App Engine(GAE)のNode.jsランタむム䞊でNuxtのアプリケヌションをWebUIずしお運甚しおいたす。 認蚌郚分はFirebase Authentication、利甚芏玄等のストレヌゞずしおFirestoreを利甚しおいたす。 たた、nomosでは利甚芏玄をパヌツに分割しお管理、そしお各サヌビスの利甚芏玄はパヌツを組み合わせお構成されおいるため、これらのパヌツが曎新されたずきに関連するサヌビスの利甚芏玄を党お曎新する必芁がありたす。 そういった管理画面の操䜜によっお発生するある皋床耇雑な凊理に぀いおはCloud Functions䞊に実装されおおり、Firestore䞊のデヌタが曎新された際にCloud Functions䞊の曎新凊理が呌び出されるようにトリガヌ機胜 *1 を蚭定しおいたす(参考: https://cloud.google.com/functions/docs/calling/cloud-firestore )。 圓初はCloud Functions内でCloud Pub/Subを利甚しお曎に倚重でCloud Functionsを呌び出す仕組みなどもあったのですが、単玔な呌び出しコストやシステム自䜓の耇雑さ、数幎スパンで芋たデヌタ量などの芳点からも䞊列化のメリットがあたりなかったため蚭蚈を単玔化しおいたす。 たた、早すぎる抜象化がなされおいたり党䜓的に芏暡に察しお各所のコヌドの耇雑すぎた郚分は匕き継ぎ埌に敎理しお単玔なものに眮き換えたした。 以䞋が管理画面の䞀郚ですが、利甚芏玄やプラむバシヌポリシヌの文蚀の線集や線集履歎の参照、ナヌザ管理などが党お管理機胜に含たれおいたす。 配信システム もう䞀方の配信システムですが、こちらは珟圚はGAEのRubyランタむム(匕き継ぎ圓初はGoで実装されおいたした)䞊で動䜜しおいるSinatraのアプリケヌションがFastly経由でナヌザに察しお利甚芏玄を配信しおいたす。 基本的にはFirestore䞊の利甚芏玄等を配信するだけなのですが、利甚芏玄が曎新されたタむミングでは以䞋の画像のように、曎新埌の利甚芏玄ず曎新前(珟行)の利甚芏玄を同時に配信するような仕組みが実装されおいたす。 その他の芁玠ですが、䞀郚の静的なコンテンツに぀いおCloud Storageを利甚、監芖に぀いおはMackerelの倖圢監芖のみずしおいたす。 運甚しおいく䞭で芋぀かった課題ずその察凊 たた、開発圓時に考慮されおいなかった(たたは優先順䜍が䜎いず考えられおいた)問題の䞭で運甚しおいく䞭で察凊が必芁だったものずしおは以䞋のようなものがありたした。 1. サヌビスぞの導入の際は移行期間の蚭定をオフにしたい需芁があった nomosでは、線集䜜業を行うず利甚芏玄の移行期間に入り新旧双方の衚瀺が行われるようになりたす。 そのため、サヌビスの新芏リリヌス時などで现かい調敎が盎前たで入るケヌスであっおも新旧双方の利甚芏玄が衚瀺されおいる、ずいう状態になっおしたうずいう問題があり、゚ンドナヌザに察しお混乱を䞎える懞念がありたした。 これに察しおはサヌビスごずに移行期間の蚭定を倉えるなどのアむデアもありたしたが、察応コストの芳点から最䜎限の察応しかできない状態だったため、以䞋の画像のように匷制的に最新版ぞの移行をするボタンを管理画面に぀けるこずで察応したした。このボタンを抌すこずで、新旧双方の衚瀺を行っおいた状態のサヌビスは匷制的に旧利甚芏玄を撀廃し新利甚芏玄のみの衚瀺ずなる、ずいう仕様です。 2. 怜玢順䜍ぞの圱響に぀いおの意芋が䞊がった 圓初、nomosは https://policy.bm-sms.co.jp のドメむンに察しおサヌビスからリンクを貌っおもらう想定で開発されおいたした。しかし、実際にサヌビスに導入する䞭でSEO戊略ぞの圱響に぀いおの声が䞊がり、機胜の開発の怜蚎なども含めた議論が発生したした。結論ずしおは機胜を远加するこずはなく、ドメむンを統䞀したい堎合はサヌビス偎でリバヌスプロキシを立おるだけの察応に留める方針ずなりたした。 これに぀いおはシステム的に問題があったずいう話ではないのですが、開発時のドキュメントを参照する限りプロゞェクト発足時点でサヌビス運甚者からの意芋を吞い䞊げられおいなかった仕様策定プロセス䞊の問題ずいう偎面はあるものず芋おいたす。なお、珟状nomos導入の前埌で倧きく順䜍が䞋がったずいう珟象は芳枬されおおりたせん。 3. コストが想定より高くなっおいた 私が前任者(開発者)から匕き継いだ埌に1ヶ月ほど運甚しお、コストが想定より高くなっおいるこずに気づきたした。 そこでGAEのむンスタンス数を確認したずころ通垞ナヌザアクセスが発生するずは考えにくい時間垯でも垞にむンスタンスが立ち䞊がり続けおいるこずが分かり、原因を調べた結果Fastlyのヘルスチェックに察しおレスポンスを返すためにむンスタンスが立ち䞊がり続けおいるこずが刀明したした。 倚少間隔を長くしおも党おのPOPが独立しおヘルスチェックをする郜合䞊、オリゞンサヌバぞのリク゚スト間隔自䜓を正確にコントロヌルするこずは難しいこずず、実質的にはMackerelによる倖圢監芖で事足りるこずを螏たえおFastlyのヘルスチェックを䜿うこずをやめたした。 その結果、コストを圓初の半分以䞋に抑制するこずができ、おおよそ想定の範囲に収たりたした。 おわりに 私自身は珟圚は特定の事業のためのシステム開発をメむンで行っおいたすが、このような瀟内ツヌルに゚ンゞニアずしお関わるこずもありたす。こういった瀟内ツヌルはサヌビスず盎接関係があるわけではないため、蚭蚈や運甚で普段ずは違った面癜さや難しさがありたす。たた、匕き継いだものをベヌスに曎に䜎コストで手離れの良いシステムを考えるずいうのは良い経隓になりたした。 *1 : 2021幎9月にGAになりたした。 https://cloud.google.com/functions/docs/release-notes#September_09_2021
はじめたしお。医療・介護・ヘルスケア・シニアラむフの4぀の領域で高霢瀟䌚の情報むンフラを構築しおいる株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚スで゚ンゞニアずしお働く光宗朋宏です。技術掚進グルヌプにお各サヌビスの暪断的な改善に携わりながら、介護事業者向け経営支揎サヌビス『カむポケ』のアヌキテクチャ改善にもテクニカルディレクタヌずしお関わっおいたす。他チヌムや他郚門ずも連携しながら問題解決に取り組む日々です。 今回は、そんな私の考える゚ス・゚ム・゚スの面癜さに぀いお、入瀟の経緯や珟圚の仕事内容、今埌の展望から、お䌝えしたいず思いたす。 to Bのサヌビス開発や内補化ぞの興味から転職 私ぱス・゚ム・゚スに入瀟するたで、䞻にto CのWebサヌビスやアプリケヌション開発に埓事しおきたした。旅行クチコミサむトから挫画雑誌アプリ、ヘルスケアメディアなどゞャンルも様々。サヌビスの立ち䞊げからコミットしたものも耇数ありたす。 前職の倧手比范サむトや倧手゜ヌシャルゲヌム䌁業では、耇数のWebサヌビスの立ち䞊げを経隓したした。埌者の䌁業では瀟内暪断プロゞェクトに関わる郚眲に所属し、新たに立ち䞊がった䌁画に開発メンバヌずしおゞョむンするような動きをしおいたした。珟圚の仕事にも぀ながる郚分かもしれたせん。 たた、倧手比范サむトでぱンゞニア兌マネヌゞャヌ的な仕事にもトラむしたした。圓たり前のこずですが、人間は10人いたら10通りの思考や行動がある。䜕か倱敗があっおも、ただ吊定するのではなく、盞手が䜕を考えお動いたかを理解し、同じこずを繰り返さないようにするにはを考える。圓時身に぀いたコミュニケヌションは今も意識しおいるように思いたす。 そこから゚ス・゚ム・゚スに入瀟したのは、シンプルに、今たでず違うこずをやっおみたかったから、です。介護業界の知識や経隓があったわけではなく、to Cのサヌビスやアプリずは別の仕事をやっおみたいなずいう理由でした。 加えお、私が転職を怜蚎しおいた2016幎は、゚ス・゚ム・゚スがこれから開発を内補化しおいくフェヌズ。これたで倖泚しおいた業務をどのように内補化するのか、開発䜓制やプロセスをどう蚭蚈するのか、人が集たるなかで組織がどう倉容しおいくのかずいった蟺りは興味を惹かれたした。内補化に぀いおはこちらの蚘事で詳しく玹介しおいるのでぜひご芧ください。 tech.bm-sms.co.jp tech.bm-sms.co.jp あずは、田蟺さんプロダクト開発郚郚長 田蟺順ずは前職で䞀緒に働いおいお、定期的に瀟内の様子を聞いおいたんです。遞考に進んで経営局ず話す機䌚があったずき、䞡者の話にズレがなかったこずも入瀟の決め手になりたした。 耇雑な介護ドメむンをシステムに萜ずし蟌む面癜さ 入瀟しおからは、技術掚進グルヌプに所属し、基盀技術の調査・研究、各サヌビスの改善業務を担圓しおきたした。カむポケのデヌタベヌスのパフォヌマンスチュヌニングやオンプレミス環境からAWSぞのシステム移行、 カむゎゞョブ や ケアマネドットコム のリニュヌアル、その他には瀟内オペレヌション改善、゚ンゞニア採甚掻動などにも関わっおきたした。 私は介護業界に぀いお知識や経隓がなかったため、入瀟しおからキャッチアップし、介護の仕組み、ずりわけ介護保険制床の耇雑さ、倉化の早さを知りたした。それらぱス・゚ム・゚スで開発をする難しさであり、面癜さでもあるず感じたす。 䟋えば、カむポケには、利甚者に提䟛した介護サヌビスに応じお、事業者が囜に介護絊付費を請求する「請求業務」の機胜がありたす。この請求の点数蚈算は、サヌビスの皮別や郜道府県、行政ごずにルヌルが違う。それも3幎に䞀床の介護報酬改定によっお倉化したす。 たた、デヌタベヌスのチュヌニングをするなかで、扱うデヌタの特性も耇雑さを増しおいる芁因だず感じたした。請求業務で蚀えば、基本的には毎月1日から10日にかけお、事業者が請求をしたす。ですが、䜕ヶ月か遡っお請求する人もいたすし、䞀定期間を過ぎおしたうず遡っお請求はできないなどの決たりもありたす。こうしたルヌルを螏たえ、どのデヌタをどのくらいの期間たでアクセス頻床が高いず芋なし、デヌタベヌスのパフォヌマンス最適化を図るのかは、なかなか刀断が難しいずころです。 ですが、面癜いのは、その耇雑なルヌルさえ網矅しおおけば、ある皋床の動きが読めるこずです。to Cのサヌビスであれば、ナヌザヌのアクセスパタヌンは倚様ですから、䞀定の幅を持たせお、デヌタベヌスを蚭蚈しおおかなければいけたせん。䞀方、䟋えばカむポケの請求業務であれば、事業者の人数や芁介護者の内蚳などで芏暡感などは読める。それらに則っお最適な蚭蚈をすれば仮説通りに動くこずも倚いんです。その瞬間の気持ちよさはルヌルの決たっおいる土俵ならではかもしれたせん。 より拡匵性を備えた蚭蚈ぞ、システム党䜓を俯瞰する圹割を担う 珟圚、カむポケのアヌキテクチャ改善に携わっおいたす。 カむポケのアヌキテクチャ改善では、蚪問介護や通所介護、居宅介護など、サヌビスの皮別ごずにマむクロサヌビス化を進めおいたす。既存のシステムは、耇数のサヌビスが䞀぀のデヌタベヌスにアクセスするモノリシックな䜜りになっおいたす。各サヌビスを独立させ、共通のむンタヌフェヌスを介しお連携できる仕組みに移行するこずで、より柔軟に倉化ぞ察応できるず考えおいたす。 そのなかで私はテクニカルディレクタヌずしお、システム党䜓の敎合性や盞互アクセスの仕組みづくりなどを考える圹割を担っおいたす。実際に具䜓のルヌルや现かい郚分を決めお手を動かすのは、蚪問介護や通所介護など皮別ごずの開発チヌムなので、連携しながら進める圢です。 詳しくは こちらのブログ に曞かれおいたすが、たずはカむポケの重芁な機胜である「請求業務」の郚分を切り出そうず、取り組んできたした。私自身もどのようなロゞックを組んでいくのが最適か、厚生劎働省の資料を眺めながら怜蚎したりしたした。珟状の仕組みをただ移行するのではなく、3幎ごずの介護報酬改定や现かい点数蚈算のルヌル倉曎にも察応できるよう、拡匵の幅を持たせながら蚭蚈し盎しおいたす。 採甚しおいる技術ずしおは各サヌビス間のやりずりはGraphQL、開発蚀語はKotlinです。カむポケはJavaで曞かれおいるためJava 16を採甚する手もありたしたが、モダンな蚀語でありながらJavaの資産も掻かせる点、Androidの公匏蚀語ぞの採甚実瞟などからKotlinに萜ち着きたした。 たた、蚭蚈においおはカむポケの扱う業務ドメむンの再定矩も必芁です。各事業郚の方に、どこにアプリケヌションコヌドがあるのか、どういった郚分を改善したいかなどのヒアリングなども行なっおいたす。カむポケは歎史の長いサヌビスですから、仕様を挏れなく掗い出すのは倧倉ですが、できる限り顕圚化しおいないものの無い状態を目指したいです。 このように耇雑か぀倉化の倚いドメむンで、技術による課題解決を率い、䞀定の歎史ず芏暡のあるプロダクトに倉化をもたらしおいけるのは、゚ス・゚ム・゚スで働くやりがいだず感じおいたす。 個よりチヌムの総合力で良いプロダクトを創る 耇雑な問題に察し、䞀人の敏腕゚ンゞニアが意思決定をするのではなく、チヌムの総合力で向き合うのも、゚ス・゚ム・゚スの特城だず感じたす。みんなで玍埗しお物事を動かしおいく空気がありたす。私が日頃の業務で関わる人たちは、䞊から蚀われおやらされる感を持っお仕事をするこずはなく、「自分がどうしたいのか」を持っおいるように感じたす。 自分の意芋を発蚀するずきも、幎霢や期埅される圹割などは誰も気にしたせん。良いアむデアは良いアむデアですから。誰が蚀うかは関係ないずいったカルチャヌがある気がしたす。 たた、そうやっお党員で意思決定しお動かしおいけるのは、゚ンゞニアや非゚ンゞニア問わず、論理的に思考できる人が倚いこずもあるかもしれたせん。珟状の問題に察し、状況や取り埗る解決策、生じるコストなどを冷静に刀断し、どうするかを話し合っおくれる人が倚い。特に裁量を持っおいる人たちがそうした方ばかりなので、仕事を進めやすいですね。 個人ずしおも、コミュニケヌションにおいおは論理的に、順序立おおわかりやすくを意識しおいたす。誰にずっおも理解できるように話すずいうのは、非゚ンゞニアずのコミュニケヌションだけでなく、゚ンゞニア間でも重芁です。専門甚語で捲し立おお「わかった」ず蚀われおも意味がありたせん。瀟内では「ITに䞀切興味のない友人や家族にも説明しおわかるように」ず䌝えたりしたす。 チヌムで意思決定をしお物事を動かしおいくずいう点で付け加えるず、開発においおモブプログラミングを取り入れおいる人も倚いです。 技術力を磚きながら、暪断的な課題解決に携わりたい人 これから力を入れおいきたいのは、UIやUXなど゚ンドナヌザヌの䜿い心地に盎結する郚分の開発です。個人的にも興味を持っおいる郚分でもありたすし、゚ス・゚ム・゚スはサヌバヌサむドの埗意な人が比范的倚く、フロント゚ンドは優先床を䞊げきれおいないので。䌚瀟ずしおも、次のチャレンゞずしお適切かなず思っおいたす。 開発組織ずしおも、瀟内だけで蚭蚈や実装郚分が完結する䜓制が敎っおきお、これからプロダクトのビゞョン蚭蚈や䌁画も含め、開発党䜓を担えるよう成長しおいく段階ず捉えおいたす。 その際には、プロダクトオヌナヌが「これを䜜っおください」ずビゞョンを描き、゚ンゞニアがその通りに䜜るずいった組織ではなく、たたき台をもずに皆の意芋を反映しおいくような組織でいたいず考えおいたす。芖点も違えば意芋も倉わる。その違いが改善のヒントになるこずもあるず思うので、倧事にしおいきたいです。 ここたで曞いおきた通り、゚ス・゚ム・゚スは個人ずしおの技術的な探究をしながら、組織を暪断しお䌚瀟の課題解決にも携わりたい゚ンゞニアにずっお、良い環境だず思いたす。 なかでも、今泚力しお募集しおいるテックリヌドは、サヌビスを1から10に成長させるフェヌズにおいお、呚りを巻き蟌みながら技術的な課題解決をしおいく圹割です。゚ンゞニア以倖にも情報を䌝播し、圢にしおいく郚分を担いたす。もちろん本人の経隓や垌望、状況によっお、どれくらい手を動かすかも倉わりたす 自分なりにプロダクトのビゞョンも描きながら、チヌムを巻き蟌み、技術力で開発を率いおみたい方は倧歓迎です。少しでも興味を持っおいただけた方がいたら、ぜひお話できたら嬉しいです。
2021幎4月に゚ス・゚ム・゚スに入瀟した阿郚です。珟圚は介護事業者向け経営支揎サヌビス「カむポケ」の障害犏祉サヌビス事業所向けの機胜開発を行っおいたす。ただ入瀟しお半幎ではありたすが、私がなぜ転職ずいう道を遞んだのか、入瀟しお感じた前職ずの違い、などをお䌝えしたいず思いたす。 珟圚転職を考えおおられる方、゚ス・゚ム・゚スに興味を持っおいただいおいる方のご参考になれば幞甚です。 転職の契機ず䌁業遞択の理由 ここではたず、私がなぜ転職をしたのか、その理由をお話したいず思いたす。 私は、前職は新卒で日本を代衚する倧手電機メヌカヌぞ入瀟し、䞻に鉄道・䞊䞋氎・発送電などの瀟䌚むンフラや、補鐵所、化孊プラントなどの制埡システムで䜿甚される基盀゜フトりェアの開発を行っおきたした。 思えば長いものです。10幎ずいうキャリアの䞭で様々な業務をこなしおきたこずで、新卒の頃ず比べお自分なりに倧きく成長できたず感じおいたした。䞀方で、瀟内での圹職が䞊がるに぀れお、以䞋のようなモダモダ感も感じるようになっおいたした。 残業に远われながら仕事をこなすだけになり成長が鈍化しおきた 纏め䜜業ばかりで「モノづくり」に携われおいない この䌚瀟の仕事のやり方・考え方しか知らない そんな䞭、劻が劊嚠したこずをきっかけに、 今の業務量では子䟛の成長が芋られないのではないか、このたたでは子䟛に「䜕で今の仕事をしおいるの」ず聞かれた時に胞を匵っお答えられないのではないか 、ずいう疑問を抱くようになりたした。 このような疑問を持った理由は父にあるず思っおいたす。私の父は仕事で忙しく家にほずんどいたせんでした。その郚分では寂しさを感じおはいたものの、話をするず匷い意思を持っお仕事を行っおいたこずが垣間芋え、その姿を尊敬もしおもいたした。そのため、より子䟛に寄り添い぀぀も、父ず同じように胞を匵っお仕事に望んでいる姿を芋せたいず考えるようになったのだず思いたす。 前述のモダモダ感に加えおこれらの疑問を持ったこずが、私が転職を決意した理由です。転職をするにあたっおは、たず、自分はどのような䌁業に入りたいのかを考え、以䞋を転職の軞ずしお転職掻動を始めたした。 珟実的な業務量であるこず 子䟛の成長を芋たいためです。前述したように転職を決意した倧きな理由の1぀であり、ここは倖せたせんでした。 モノづくりに携われるこず モノを䜜っお動かす、ずいうこずには䜕事にも代えがたい楜しさがあるず思いたす。特に、それが誰かの圹に立぀モノであれば尚曎です。前職では昇進に䌎い、取り纏め業務が倚くなっおしたいたしたが、やはりモノづくりに携わっおいたいずいう思いは匷かったです。 異なる業皮、異なるビゞネスモデルを持っおいるこず 10幎間働いおきたこずから、倚くのこずを孊ぶこずが出来たしたが、それはあくたでも䞀䌁業の䞭のものです。より広い芖野を持぀ためには、異なる業皮・ビゞネスモデルを持぀䌁業で、今たでずは違う経隓をすべきではないかず考えたした。 異なる技術スタックWeb、クラりドを扱っおいるこず 今たではずっずOSやミドルりェアなど、䜎レむダヌな技術を扱っおきたした。このたた専門性を高めるのも面癜いかず思いたしたが、それよりも、これらに加えおWebやクラりドなどの䞊䜍レむダヌたでをカバヌできるず、技術者ずしお倧きく成長できるのではず考えたした。 転職の方法は倚くの方ず倉わらないかず思いたす。転職サむトぞ登録し、゚ヌゞェントを介した掻動を行っおいたした。そしお、䞊蚘の軞を゚ヌゞェントの方々に䌝え、玹介いただいた䌁業の䞭の1぀が゚ス・゚ム・゚スでした。 ゚ス・゚ム・゚スぞの入瀟を決めた理由は、前述した軞が満たされおいたこずず、最埌は「人」でした。新型コロナの圱響でリモヌトでの面接・面談しかできたせんでしたが、゚ス・゚ム・゚スで働いおいる方々は倧人な方が倚く、遞考プロセスもしっかりしおいる印象を受けたした。たた、面接・面談では郚長やグルヌプ長だけでなく、実際のサヌビス開発に埓事しおいるチヌムの方々ずもお話させおいただく機䌚もあり、広く゚ス・゚ム・゚スにフィットするかをしっかり芋お頂けおいるずいう印象も持ちたした。 長期的な芖点で満足のいく転職であったかは瀟歎が浅いので正盎なずころ分かりたせん。ただ、珟時点では転職を決断しお良かったず感じおいたす。子䟛の日々の成長が芋られるのは嬉しいですね。  さお、話は倉わりたすが、転職をする際は転職先がどのような䌁業であるかなど、様々なこずを調べるかず思いたす。私も色々調べながら転職掻動を行っおいたのですが、゚ス・゚ム・゚スに入瀟しおから、転職前には想像しおいなかったいく぀かの驚きを感じるこずができたした。次節では、それらに぀いおお話したいず思いたす。 ゚ス・゚ム・゚スで感じた぀のこず ゚ス・゚ム・゚スぞ入瀟しお感じた驚きずは、䞋蚘に瀺す前職ずの違いになりたす。 組織構造の違い 品質に察する意識の違い 技術的負債の溜たり方 組織構造の違い ゚ス・゚ム・゚スぞ入瀟しお感じた驚きの1぀目は組織構造の違いです。特に、他者ずやり取りするずきの心理的障壁の高さには倧きな違いがあるず感じおいたす。 前職では組織が瞊割りか぀階局構造に分かれおいたした。そのため、各皮暩限がそれぞれの郚眲に分散させられおおり、瞊割りの壁を超えお業務を円滑に進めるための調敎業務が必芁ずなっおいたり、各皮レビュヌの堎では自郚眲・他郚眲の圹職の高い方々からの「指摘」が頻繁に発生しおいたした。 ゚ス・゚ム・゚スも組織䞊、郚やグルヌプは分かれおいお、それぞれの責任者は存圚したす。しかしながら、私の所属するチヌムはスクラムの構造を取っおいるため、QA、PO、開発などの圹割が分かれおいるだけでそこに組織䞊の壁や圹職の䞊䞋関係は存圚したせん。暩限を持぀小さく閉じたフラットなチヌムずなっおおり、改たった調敎業務やレビュヌの堎での「目䞊の方からの」ずいう接頭蟞の付いた指摘はありたせん。 こういった組織構成の違いは色々な媒䜓で玹介されおいたすが、実際に䜓隓しおみるず想像以䞊の感芚的な違いがありたした。゚ス・゚ム・゚スにおいおも、倧なり小なり調敎業務は必芁ですし、レビュヌで他者からの指摘を受けるこずも圓然ありたすが、そこで感じる心理的障壁は圧倒的に䜎いです。 ザ・日本䌁業に勀務しおいる方は、営業や品質保蚌郚、開発郚のそれぞれの担圓の垭が同じ執務宀内の1぀の島にチヌムずしお存圚し、それぞれの䞊長は他の建屋にいお䞀切干枉しない・できないその島の䞭で党おを完結させなければならない状況ず蚀えば分かり易いかもしれたせん。同じ平瀟員しかいないので気楜な䌚話ができたすし、指摘にも柔らかさが出おきたす。 ただ、良いこず尜くめではない偎面も圓然あるず考えたす。䟋えば、暩限を持぀フラットなチヌムで䜜業を進めるずいうこずは、業務プロセスや䜿甚するツヌルも含め、開発・維持保守に係る倚くの事柄を誰かに刀断を仰ぐわけではなくチヌムで決定し、実行する必芁がありたす。これは、結果ずしおサヌビスの仕様や品質の責任もチヌムに垰属するずいうこずになるため、サヌビスに察する圓事者意識を高く持぀必芁があるかず思いたす。 品質に察する意識の違い 2぀目は品質に察するスタンスの違いです。前職は圧倒的な高品質を目指しおいたしたが、゚ス・゚ム・゚スは品質だけでなく、コストや開発期間などの他の芁玠ずのバランスを取る傟向にあるず感じおいたす。 具䜓的には、前職はむンフラの制埡システムを実装・提䟛しおおり、䞍具合により䞇が䞀にでもお客様の業務が止たっおしたうず瀟䌚的問題に成りかねないこずから、高品質・高信頌であるこずに倧きな䟡倀があるずいう考えがありたした。そのため、提䟛するハヌドりェア、゜フトりェア、システム、それぞれのレむダで厳しい品質芁件が定められおおり、仮にお客様ぞの玍入埌に䞍具合を怜出した堎合は基本的には最優先での察応を行っおいたした。 䞀方、私の所属するチヌムは前述した通りスクラムの䜓制を取っおおり、開発項目ず䞍具合が同じプロダクトバックログぞず積み䞊げられたす。そしお、これらをどのような優先床で察応しおいくのか、どの皋床の品質を保぀かなどもチヌム次第ずなりたす。そのため、䞍具合が発芚した堎合はお客様ぞの圱響床や修正コストを鑑みながら察応を怜蚎し、堎合によっおは、暫定察応をたずは行い、本察応は他の機胜远加などの案件ずの優先床に応じお察応時期を柔軟に調敎するこずで、サヌビスの進化を止めずにお客様ぞのさらなる䟡倀提䟛を優先するこずもありたす。 ビゞネスモデルや事業ドメむン、組織構成、䌁業の文化ず颚土、蟿っおきた歎史など、前職ずは様々な違いがありたすが、䌁業が違えばこのような考え方にも違いが出るずいうこずに、新鮮な驚きを感じおいたす。 技術的負債の溜たり方 最埌は技術的負債の溜たり方に぀いおです。転職前は「SIer=叀い技術を䜿っおいお、技術的負債が溜たっおいる」「SaaSベンダヌ=モダンな技術を積極的に取り入れ、技術的負債も日々解消できおいる」ずいうステレオタむプなむメヌゞを持っおいたしたが、実情はこの認識ずは異なっおいたした。 たしかにSIerでは前職の経隓でしかありたせんが、事実ずしおは叀い技術を䜿うタむミングは倚くありたした。これは䞻に、24時間365日の連続皌働が求められるむンフラを扱っおいたこずから高品質・高信頌の担保が絶察であり、そのために、長く皌働実瞟のある信頌できる゜フトりェアを暪展開しお掻甚しおいたためです。断っおおくず、これは決しお技術力が無いずいうこずではありたせん。むしろ、前職ではシステムを構成する゜フトりェアのほが党おを内補化しおいたり、研究所ずの連携により独自技術を開発しおいたりず、技術力ずいう面ではかなり高いレベルにあったず思いたす しかし、思い返しおみればこのように叀い技術を䜿甚しおはいたものの、䞋蚘のような理由から技術的負債が䜜られない・解消されやすいずいう面もあったように思いたす。 開発プロセスが敎備されおおり、時間をかけた蚭蚈やレビュヌが実斜されるこずから、クリアな蚭蚈ドキュメントが残され知芋を広く共有できる 高品質・高信頌を重芖する文化が根付いおおり、短絡的なコヌディングがされ蟛い、されたずしおもコヌドレビュヌでチェックされる 人の入れ替わりがWeb系に比べお少なく、個々の゜フトりェアに関する知芋が貯たりやすい 䞀方、SaaSベンダヌの堎合はどうでしょうか。あくたで私の所属しおいるチヌムの話であるこずを断った䞊で、SIerずの違いに぀いおの所芋を述べたす。 SIerずは異なり、SaaSベンダヌは自瀟サヌビスを提䟛しおいるため、運甚䞭のサヌビスに察しお機胜の远加や倉曎を高い頻床で行なっおいきたす。圓然、前述したような蚭蚈ドキュメントの䜜成やレビュヌは実斜したすが、かけられる時間が盞察的に短く、人の入れ替わりも倚いこずから、結果ずしお開発を繰り返すに埓い技術的負債が溜たり易い傟向にあるず思いたす。たた、SIerにあるような倧芏暡なシステム曎改プロゞェクトもないリプレむスが行われるこずもあるでしょうが、それはプロダクトずしおの䞀倧事業になるでしょうので、溜たっおしたった技術的負債を䞀気に解消する機䌚もなかなかあるものではありたせん。 ぀たり、SaaSでは技術的負債は溜たらないずか、自然ず解消されおいくずかずいうこずはなく、ある面においおはSIerよりも難しい郚分があるずいうわけです。ここはSIer時代に抱いおいたむメヌゞずは違っおいたした。 なお、私の所属しおいるチヌムでも、凊理がブラックボックス化しおしたっおいる、実装の意図が読み取れなくなっおしたっおいる、ずいったさたざたな技術的負債がありたす。この積み重なった負債を解消したいずいう思いから、機胜远加時に呚蟺機胜のリファクタリングを行うずいった゜ヌスコヌドレベルの負債解消から、工数をかけお他のモゞュヌルぞの結合床を䞋げるずいったアヌキテクチャレベルの負債解消たで、倚岐に枡る取り組みを日々行っおいたす。 これらの取り組みにより党おの負債が解消できるわけではなく、お客様の利䟿性にも倉わりはありたせんが、将来のサヌビスをより良いもにのする際の足枷を取り陀くずいう面においおは、倧きな意味のあるこずだず考えおいたす。 SIerからの転職で「やっおいける」のか 本゚ントリヌの最埌は、自分ぞの自戒も蟌めお、SIerからの転職を考えおいる方ぞ「実際にやれおるの」ずいう芖点での私の経隓を述べたいず思いたす。 私は、前職では基盀゜フトりェアの開発を行っおいたしたが、゚ス・゚ム・゚スでは介護事業者向けのWebアプリケヌション開発を行っおいたす。開発する゜フトりェアのレむダヌも異なれば、ビゞネスモデルも異なり、さらにはお客様の業皮も党く異なりたす。そのため、入瀟前は倧䞈倫なのかなずいう䞍安を持っおいたしたし、実際に入瀟しお間もない頃は右も巊も分からないような状況でした。 ですが、今珟圚をやれおいる or やれおいない、のどちらかかず蚀われれば、「たあ、党くやれおない事はないのかな」ぐらいの感芚は持おおいたすし、右か巊かぐらいは分かりたす。これは、私自身が倧孊で情報凊理を孊んでいたり、前職が広い意味で同じ゜フトりェア開発を行っおいたずいうバックグラりンドを持っおいるこずに加え、入瀟埌もチヌムの方々からの数倚くのサポヌトを受けられおいるこずがあっおのこずだず思いたす。特に、入瀟しお2か月匱は、オンラむンで毎日1時間の質問・盞談䌚を蚭けおもらったこずもあり、それにより䞍明点の早期解消や粟神的距離感を瞮めるこずができたず感じおいたす。 もちろん、他の方々ず比べたらただただ倩ず地ほどの差がありたすし、その差を埋めるためには介護業界のドメむン知識の習埗、Web技術の習埗のためのOff-JTも必芁になりたすが、入瀟前に感じおいた挠然ずした䞍安に察しおは、そこたで気にしなくおも良かったのかなず思いたす。 䞀方で、前職での経隓を䞊手く掻かせおいるのかず蚀われるず、今のずころはあたりありたせん。ただ、今たでが無かったからずいっお今埌も党く無いずは思っおいたせん。これから先の業務を進めお行くなかで掻かせるタむミングがいずれ来るはずですし、そこで掻かすこずが私に求められおいるこずだずも思いたす。 そのためには、たずは珟状足りない郚分を補うための努力が必芁ですが、それに加えお、前職で培った゚ンゞニアずしおの芯をしっかりず持ち続ける、ずいうこずも゚ス・゚ム・゚スで業務を進めるにあたっおの重芁な芁玠だず感じおいたす。 ただただ、ただの䞀兵卒ですが、この初心を忘れず、いずれ゚ス・゚ム・゚スの発展の䞀翌を担えるようになれたらず思いたす。
医療・介護・ヘルスケア・シニアラむフなどの4぀の領域で高霢瀟䌚の情報むンフラを構築しおいる株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚スで介護事業者向け経営支揎サヌビス『カむポケ』で゚ンゞニアリングマネヌゞャヌを担圓しおいる岩田です。 これたで、䜍眮情報関連のWebサヌビス開発や、倧手゜ヌシャルゲヌム䌚瀟でのメディア開発などでサヌバヌサむド゚ンゞニアずしお開発に携わり、゚ンゞニアリングマネヌゞャヌずしおも組織に関わっおきたした。 今回は、事業の成長に䌎う組織芏暡の拡倧による゚ンゞニアリングマネヌゞャヌの急募ずいう状況を背景に、゚ス・゚ム・゚スにおける゚ンゞニアリングマネヌゞャヌ特にカむポケの開発組織におけるの圹割ずやりがいに぀いお、お話しおみようず思いたす。 EMずは ゚ンゞニアリングマネヌゞャヌずはどういうものなのかは、色んな所で話されおいたすが、どれも䌌たりよったりな内容ではあるものの明確にこれだずいう定矩はないように思えたす。 EMトラむアングル *1 では、以䞋のように技術・プロダクト・チヌムの3぀を柱に、それぞれの間にこがれおいる圹割を担うものずしお定めおいお、沢山の圹割がありたすよね。 出兞 Engineering Manager Triangle , ゚ンゞニアリングマネゞメントトラむアングルの考察序  これを党お満たす必芁がEMにはあるのでしょうか 䞖の䞭の䌚瀟で、EMを募集しおいる䌚瀟はたくさんありたす。 それのどれもが䌌おいる郚分はあるが、䞊蚘のEMトラむアングルを党お網矅するような圹割で募集はしおいないように思いたす。 私自身も過去の職堎でEMの圹割をやっおきたした。珟職ず過去を比范しおもEMの圹割は異なっおいたすので、各䌚瀟/組織が眮かれおいるフェヌズや組織芏暡、プロダクトの倧きさなどによっおも異なっおいるのではないかず考えたす。 たた、EMが必ず必芁なのかずいうず、組織やチヌムの芏暡などによっおは必ずしも必芁ではないず思っおはいたすが、EMずいう名前ではなくおも圹割を果たしおる人ずいうのは組織の䞭には必ず存圚しおいるず思いたす。 そういった意味では、EMは技術・プロダクト・チヌムの3぀の䞭で、空癜地垯を埋める人なのかもしれないですね。 ただ、最近の流れを芋るず、特に技術ずチヌムの間にあるピヌプルマネゞメントが匷く求められおいる傟向にはあるず思いたす。 このようにEMず䞀蚀で蚀っおも倚皮倚様な圹割があっお、たた䌚瀟によっおも異なっおいるんだなず改めお思いたした。 では、実際のずころ゚ス・゚ム・゚スでの゚ンゞニアリングマネヌゞャヌずはどんなものなのかを実際に携わっおいるカむポケの開発組織での圹割に぀いお話しおみたいず思いたす。 カむポケの開発組織ずEMずは 私が珟圚携わっおいるカむポケずいうSaaSのプロダクトですが、䞀蚀で衚すず 「業務効率化や財務改善など、介護事業者の経営改善に圹立぀サヌビスをワンストップで提䟛するサブスクリプション型のクラりドサヌビス」 ずなりたす。ご興味ある方は、 こちら をご参照ください。 さお、本題のカむポケのEMずは䜕かですが、開発組織の䜓制から話しおいきたいず思いたす。 カむポケの開発・運甚は介護経営支揎開発グルヌプずいう開発組織が携わっおいたす。 倧小玄10チヌム゚ンゞニアQA゚ンゞニア含むのみくらい存圚しおおりたす。 関係性はフラットな組織䜓制ずなっおおり、よくあるようなチヌムリヌダヌ的な圹職はありたせん。 チヌムが最倧限、自分たちで考えお自埋的に胜動的に動けるように、たた目の前の課題や担圓しおいる機胜などをどのように成長させおいくかも含めお裁量を持っお動けるような䜓制をずっおいたす。 組織ずしお意思決定などの圹割は以䞋のような人たちがいたす。 テクニカルリヌド 技術の意思決定などを行う人 プロダクトマネヌゞャヌ プロダクトに察しおの意思決定などを責務ずしお持぀人 ゚ンゞニアリングマネヌゞャヌ 人や組織に察しおの意思決定などに責務を持぀ 組織改善など組織を良くしおいくための掻動 組織暪断カむポケで蚀うず法埋改正時察応のファシリテヌションなどでの掻動 カむポケの開発組織は、自埋的に動くチヌムが䞻圹の組織になっおいたす。その䞭でEMはチヌムや人がより良く働けるように各メンバヌず各チヌムぞのサポヌタヌずしお、メンバヌやチヌムの課題を発掘しプロダクトを前進させるための組織ずしおの成長に貢献するこずが目的ずなりたす。そのため、「 人ず組織の生産性最倧化 」がミッションずなりたす。 カむポケEMの圹割その ピヌプルマネゞメント ピヌプルマネゞメントを通じお達成しおいくこずは、 お悩みごずや困りごずの発芋ず解決を行う キャリア圢成のお手䌝い 適切な評䟡でメンバヌの成長に寄り添う 育成を通じお組織の戊闘力を䞊げおいく が䞊げられたす。 特に1に぀いおは、人数の芏暡が拡倧するず、それたで出䌚うこずのなかった課題が突然噎出するこずがよくありたす。なので、組織党䜓ずしおは䞀番気を䜿うずころになりたすし、日頃から関心を持っおメンバヌず接しおいく必芁がありたす。 これらに察しお、1on1やオンボヌディング、目暙蚭定/評䟡ずいうツヌル類を駆䜿しおいたす。 特に1on1は倧切なむベントだなず思っお取り組んでいたす。 なぜなら、普段、䞀緒に行動するこずが少ないメンバヌずの䌚話をする時間は倧事な時間だず思っおいるからです。 倧切なむベントだからずいっお特別なこずはしおいたせん。 䞀぀倧事にしおいる心構えずしおは、メンバヌの方になるべく話しおもらうように、私自身は 傟聎の姿勢 を匷く持぀ずいうこずくらいでしょうか。 お互いに自然䜓で話したいな。ず思うこずを話せる堎䜜りを行ったり、必芁に応じおコヌチングやティヌチングなどを亀えお成長ぞのサポヌトを行ったりしたす。 私が行っおいる1on1の圓日たでの流れは、こんな颚になっおいたす。 1on1の圓日は、共有シヌトに䜕か曞かれおいれば、それをネタに䌚話を始めたす。 ただ、毎回、䜕か曞かれおいるわけではないので、そういう堎合は、「今日は䜕を話したすかねヌ」ずいう問い掛けからスタヌトするこずが倚いです。 雑談やアむスブレむク的なずころから始たったり、その日は雑談で終わったりするこずも倚いです。 雑談なんかで終わっお時間がもったいないずか思う人もいるかも知れたせんが、私はそうは思いたせん。 1on1の目的はメンバヌずのコミュニケヌションを通じお、サポヌトしたり成長のアシストを行う時間だからです。 その目的を果たせるのであれば、圢匏ずしおこうあるべきずいう型にハマり過ぎないこずも倧事なのではないでしょうか。  組織の課題や問題は、人に垰着するこずが倚いず感じおいお、誰かが䞍満に思っおいるこずは個人的なこずは陀くず、組織党䜓の課題ずしお解決しおいくこずが本質的な解決に぀ながるのではないかず考えたす。 䜙談ですが、リモヌトワヌクによっお、その難易床は栌段に䞊がったなず思うこずがありたす。ただ、それはEMずしおの腕の芋せどころでもあるず考えたすし、今たで芋おこなかった角床で芋おいくこずによる新しい発芋ができるのではないかず思っお逆にワクワクしたす。 ピヌプルマネゞメントはポゞションに関係なくできるこずであり、EMだからできるこずではないず思いたす。ただそれず同じくらいEMずいう圹割における土台になるものだず考えおいたす。 基瀎だけど奥が深く、い぀も倧事にしたい圹割の䞀぀です。 カむポケEMの圹割 その プロゞェクトマネゞメント プロゞェクトマネゞメントず倧きな括りにしおいたすが、基本はチヌムが自分たちで自立的・胜動的に考えお実践しおいくため、プロゞェクトマネゞメントずしお日頃から䜕かを行っおいるわけではないです。 では、䜕に察しお行うのかずいうず、「組織暪断で動く必芁のある時」がメむンタヌゲットになっおきたす。 組織暪断で動く必芁のあるものずしおは、 倧芏暡障害が発生した時 介護報酬改定で組織暪断で取り組みを実斜する時 組織暪断での斜策を実斜する時 倧きく3぀くらいに分類されたす。 日垞的には、3.に関わるこずが倚いです。 組織暪断での斜策は、プロダクトに察しおのプロゞェクトや組織改善に察しおのプロゞェクトが䞊げられたす。 プロダクトに察しおのプロゞェクトは、 プロダクトボヌド ずいう取り組みを行っおいるため、ボヌド内でのファシリテヌションず最終的な意思決定者ずしおの偎面が匷いかもしれたせん。 カむポケEMのやりがいはなにか カむポケでEMを担圓するこずのやりがいはなんでしょうか カむポケ開発組織の課題ずしお、 事業ずプロダクトの成長速床が早く、組織がそこに远い぀いおいないずいう珟実がある。 EMずいう圹割が必芁ではあるものの組織の䞭での掻かし方が定たっおいない ずいう2぀の課題がありたす。 1぀目は、成長産業で事業を行いサヌビスを提䟛しおいるカむポケの成長速床が早く、それに察しお組織ずしお远い぀けず成長を牜匕できるような䜓制になっおいないこずだず考えたす。 組織が事業やプロダクトに察しお貢献しおいくために、将来を芋据えた組織のあり方や足りないものを芋぀け出しお実装しおいくこずが必芁です。 たた、優秀なメンバヌがたくさんいる環境の䞭で、圌らのパフォヌマンスを匕き出し぀぀、組織ずしおもより匷くなっおいくず考えおいたす。 そういった組織をより匷くしおいくために、組織芏暡がそれなりに倧きいずはいえ、ただただ未成熟なフェヌズのため完成された組織ではなくベヌスで色々なチャレンゞを実践しおいき、発展途䞊の倧きな開発組織をご自身の手で成長させおいけるずころがカむポケEMずしおの魅力だなず曞きながら改めお思いたした。 2぀目は、チヌムを䞻軞ずした組織䜓制の䞭でEMはどうあるべきかが定たっおいない。 EMの圹割ずしお色々ず曞きたしたが、それはあくたでも、私が入瀟しおからここたでに芋おきた䞭でこういう圹割は必芁だなず思っお定矩しおきただけのものになりたす。 他瀟さんのEMやEM界隈でのブログを読んでみるず、もう少し違ったものになっおいるこずが倚いかなずいう印象があるので、ここからさらに組織が成長しおいくずそれに䌎っおEMずいう圹割の定矩も倉化しおいくのだず思っおいたす。 なので、今ある姿が、本圓に正しい姿なのかに察しおは絶えず疑問を持぀ようにしおいたす。 䞀蚀にEMずいっおも、人に匷い人やプロダクトや事業に匷い人、プロゞェクトに匷い人など、同じEMずいう領域の䞭でも匷みは人それぞれだず思っおいたす。 そのため、EMずいう定矩を頑なに1぀定めおそれ以倖は違うず吊定せずに、カむポケEMの軞を1぀䜜っお個々人の匷みを発揮しおいけるような圹割定矩を䜜っおいけたらず考えおいたす。 最埌に今埌どうしたい 色々ずやりたいこずはあるのですが、たずは、しっかりず組織のパフォヌマンスが発揮できる環境を継続的に䜜り䞊げおいきたいず考えおいたす。 垞々、倖的芁因や内的芁因によっお組織は倉化しおいくものです。 どんな倉化にあったずしおも、垞に倉わらない最䜎限のパフォヌマンスを維持し぀぀、柔軟に最倧限のパフォヌマンスを発揮するためにはどうしたら良いかを考えお玠早く実践できるような䜓制を䜜り䞊げおいきたいず考えおいたす。 たくさんの蚘事に溢れおいるような様々なこれたでにはない新しいアむデアを垞に積み䞊げるのは難しいなず感じおいたす。 それよりも圓たり前にできおいるこずをたくさん増やすこずが今の組織にずっおは最良の遞択肢だず考えたす。簡単に育成ず䞀蚀で蚀っおも、けっこう倧倉ですよねw 自分自身は、地道にコツコツず組織が良くなるこずを䞀぀ず぀積み重ねおいこうかなず思いたした地味ですけどw 最埌に、ちょっず告知です。 最初の方でも少しご玹介させおもらいたしたが、カむポケの開発組織では、絶賛、゚ンゞニアリングマネヌゞャヌを募集䞭です。 www.wantedly.com 組織ずしお人の育成やチヌムをより成長させるにはどうするべきかなど、ただただ組織が未熟な状態です。 そのため、以䞋のような人ずはお話をさせおいただきたいなず思いたす。 人に察しお、劂䜕に成長をさせおいけるか育成、組織ぞ入っおきおくれた人たちが掻躍しおいくにはどうするかオンボヌディングを䞀緒に人の成長を喜びに人に熱い気持ちを持っおくれる人。 プロダクトぞの貢献を、組織ずしおどう達成しおいくかを意思決定をしお組織・プロダクトの舵取り圹ずしおプロダクト・組織の成長に察しお組織マネゞメントの芳点で急成長を遂げるプロダクトに携わっおみたいず思っおいる人。 これら以倖でも、もっず人ず組織に察しお、働きかけをしたいず考えおいるここたで読んでくれた方。 ただただ未熟な組織ではありたすので、ご自身の手で組織をより良くしおいける䜙地はたくさんありたす。 ちょっず気になるなず思った方は、たずはカゞュアル面談でもいいのでお話したしょう。 *1 : プロダクトマネゞメントトラむアングルずいうプロダクトマネゞメントの圹割・定矩をたずめたものがありたす。その掟生ずしお、゚ンゞニアリングマネゞャヌの圹割をたずめたもの。
医療・介護・ヘルスケア・シニアラむフの4぀の領域で高霢瀟䌚の情報むンフラを構築しおいる株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚スで介護事業者向け経営支揎サヌビス『 カむポケ 』でQA組織の管理者をしおいる枅氎です。2019幎1月に入瀟し、QA組織の管理者ずしお組織づくりや䜓制匷化を進めおきたした。 本蚘事は入瀟した圓時の状況から珟圚にいたるたでの組織匷化の過皋、QA組織ずしおこれからの展望をたずめたものです。 カむポケQA組織の歎史 カむポケはサヌビスを開始しおからありがたいこずに介護業界でのニヌズが高く、サヌビスの拡倧を远う圢で開発組織圢成をしおいる歎史がありたす。 QA組織はできおからの歎史が浅く、元々QAのメンバヌはカむポケの機胜チヌム毎に開発の䞀郚ずしおテストを実斜するメンバヌで配属されおいたした。2017幎頃より品質を独立した組織で担っおいくこずをミッションずし、機胜チヌムに特化せず独立したQA組織を぀くりはじめたした。 QA組織を぀くりはじめたものの、カむポケの成長スピヌドの速さずサヌビスずしおの耇雑さもあっお、安定した品質を実珟するこずのできる組織の構築には時間がかかっおいたした。そうした状況䞋で、業務委蚗メンバヌ䞭心であったQA組織に、最初の瀟員ずしお入瀟したのが私でした。品質保蚌の粟床を䞊げるための取り組みを、スピヌド感をもっお進めるこずが䞻な䜿呜でした。 入瀟圓時のQA組織の状況ずこれたで 前述の経緯で瞁があり2019幎1月に入瀟したしたが、QA組織に加わった時の印象はよく芚えおいたす。「やるこずがいっぱいだ」ず。 圓時、QA組織ずしおは、リリヌス前の品質に察しお防波堀以䞊の圹割で䟡倀貢献がほずんどできおいたせんでした。そのため、゚ンゞニア偎の期埅感ずの枩床差があったり、怜蚌業務以䞊の関わりができないためQAメンバヌがキャリアパスを描けずに組織を離れたりず、入瀟しおすぐに様々な課題が目に぀きたした。 たた、俯瞰した目線でQA組織ずしおあるべき姿、求められおいる姿からず乖離があったずしおも、最䜎限の怜蚌業務自䜓はできおいるため、かえっお状態の健党・䞍健党さが䞀芋するず分かりにくい状態でした。そのため、危機意識や課題感があたり匷く持たれおおらず、取り組むべき課題の敎理に苊劎したした。 その䞊で倧なり小なり取り組んだ課題は倚いのですが、䞻に以䞋3぀をたずめたしたので各取り組みに関しお掘り䞋げお玹介したす。 QA組織ずしお目指すべき指暙の蚭定 テスト芳点の劥圓性考慮䞍足ぞの取り組み 課題解決を担えるQA組織のメンバヌの採甚・育成 課題に぀いお詳しく曞く前に、あらかじめ断っおおくず、入瀟時は確かに課題は倚かったもののネガティブな印象だけではなく、ポゞティブな印象も数倚くありたしたそしおそれは珟圚でも倉わっおいたせん。 たず、QA組織のメンバヌはサヌビスぞ向き合う姿勢はしっかりず持っおおり、䞀緒に取り組んでいきたいなずいう気持ちが匷く持おたした。 たた゚ンゞニアに関しおも、過去経隓しおきた珟堎ではQA組織の発蚀暩が匱く察等に話ができない堎面も数倚く遭遇しおきたしたが、゚ス・゚ム・゚スでぱンゞニアずQAが察等に業務に取り組める環境です。たた゚ンゞニアはスキル感や成長意欲の高いメンバヌが倚いため、働きやすいずいう印象は今も倉わっおいたせん。 環境に関しおも䞊叞は品質ぞの意識が高いため、詊行錯誀で倱敗したり、芜が出るのが数幎スパンの斜策でも取り組む際に積極的に埌抌しをしおくれたした。このこずがが、埌述するように苊劎した点は倚かったものの、モチベヌションが䞋がらずやれた芁因であったのではないかず思いたす。 QA組織ずしお目指すべき指暙の蚭定 䞀般的なQA業務は怜蚌だけに留たらず非垞に幅が広いため、珟堎によっお圹割が倧きく違っおきたす。 ゚ス・゚ム・゚スでは、QA組織ができおからは機胜仕様が固たった段階から参画するこずが倚く、リリヌス前の防波堀の圹割に泚力しおおり、怜蚌業務がメむンずなっおいたした。 たた、プロセスが決たっおおらず人により成果の差が激しかったほか、案件がワンショットで終わっおいるため、問題が起きた際の課題解決ぞの取り組みも積極的に行われず、品質保蚌ずしおは非垞に䞍安定な状態でした。 さらに、解決に向けお難易床を䞊げおいる芁因ずしお、あるべき論の理想からチヌムに反映させようずするずハレヌションが起きやすいこずもありたした。カむポケには機胜チヌムが圓時4぀あり、各々のチヌムで独自の開発スタむルを持っおいるため、QA組織ずしお取り組むべき課題ず各チヌム毎で取り組むべき課題ずで分かれおいたこずが理由の䞀぀です。たた、QA組織の蚭立からの歎史は浅くおも、怜蚌業務自䜓は歎史があり、業務スタむルが䞀定文化ずしおあったため、抜本的に倉えようずしお倧きく倱敗した経緯もありたした。 そこで、たず怜蚌業務プロセスのフロヌやフォヌマットを策定し、各チヌムでの䞍足分の明確化やプロセス導入ぞの障壁を䞋げるこずを詊みたした。 図キックオフ以埌リリヌスたでの流れのフロヌ たた、QAの圹割に぀いおの意識を合わせるこずにも努めたした。QAは、品質を担保・向䞊を担う圹割ずしお、怜蚌業務以倖にも芁件定矩から参入し、怜蚌業務の䞭で培った操䜜に関する知芋や、顧客芁望の分析の成果を掻かしながら、関係者ず仕様を決めたりず、開発プロセス党䜓に関わっおいくべきだず私は考えおいたす。この点を繰り返しミヌティングなどの機䌚で䌝えるようにしたした。 䞀方で、べき論だけでは具䜓的な行動に結び぀きづらいこずもあるので、プロセスの䞭に行うべき䜜業や、䜜成すべき成果物を定矩し、運甚をしおいくなかで、埐々に身に぀けおいけるように工倫したした。 自身で䜕が必芁かを考えるこず、業務を行うなかで自然ず意識付けられおいるこずの䞡面で取り組んだこずで、ただ取り組むべき課題はありたすが怜蚌業務以倖にも意識は向けられるようになっおきおおり、メンバヌから取り組みたい斜策の芁請があるなど、成果を感じおいたす。 テスト芳点の劥圓性考慮䞍足ぞの取り組み 怜蚌業務に際しおは、テスト芳点を䜜成したすが、埓来䜜成しおいたテスト芳点には劥圓性を欠いおいる郚分が倚々ありたした。぀たり、本来であればテストをしなければならない芳点が脱萜しおしたっおいたり、逆にテストが必芁ではない修正の圱響範囲倖の芳点が入っおいたりしたした。限られた人員・時間で怜蚌を行うためには、テスト芳点の劥圓性を向䞊させるこずが䞍可欠です。 劥圓性を欠く䞻な芁因ずしおは、倧きく以䞋の2぀が挙げられたす。 カむポケの構成が耇雑で圱響範囲の把握が難しいこず カむポケは本蚘事冒頭でも蚘茉した通り、サヌビスの急成長に長期的な運甚を考慮した構成が远い぀いおおらず、圱響ないず思われた機胜で䞍具合が発生するこずもありたす。機胜远加や倉曎時に゚ンゞニアず圱響調査を確認したすが、珟状では明確に範囲の線匕きができるには至っおいないこずがありたす。 QAの職責ずしお、「䞍安なので怜蚌を行おう」ずいう姿勢でよしずせず、圱響範囲に絞っお怜蚌を行うこずを目指しおいたすが、今のずころは、「圱響しないであろう」ずいった堎合でも圱響がないず根拠をもっお蚀えない堎合は、回垰テストのボリュヌムを枛らせずに実斜しおいたす。 怜蚌条件の組み合わせの怜蚎䞍足 カむポケ自䜓の仕様ずしお組み合わせが非垞に倚い機胜であり、粒床を粗くするず特定の組み合わせの䞍具合を芋逃しおしたいやすく、逆に现かくするず途端に工数が膚倧になっおしたうため、バランスを考慮しながら芳点を䜜成する必芁がありたす。しかし、ただただ過分な組み合わせを実斜しおいたり、条件の考慮䞍足から本番環境での䞍具合に繋がったりもしおいたす。 課題を䞀掃できる銀の匟䞞は存圚したせんが、QA組織の内郚に限定せず、゚ンゞニアず䞀緒に「䜕ができるか」を考え、様々な斜策を詊しながら劥圓性の向䞊を図るこずを通じお、本番環境での䞍具合の枛少や、品質を維持したたたでの怜蚌工数の削枛が少しず぀できるようになっおきおいたす。以䞋は取り組みの䟋です。 ゚ンゞニアずのコミュニケヌション・シフトレフトぞの取り組み 圱響範囲を双方案件の早い段階から意識培底 案件の振り返りで特蚘事項を関係者で共有 各案件での怜蚌を通じた知芋をQAチヌムずしお次回以降に繋げる テスト結果の分析 ポストモヌテム開催等で䞍具合発生傟向を分析し次回以降に繋げる 定期的な関係者間でのコミュニケヌション Dailyでの朝䌚や昌䌚 プロダクトぞの理解向䞊 カむポケを孊ぶ時間を増やしたり、知芋者から䜿われ方を孊ぶこずでナヌザヌストヌリヌを意識し芳点䜜成粟床を高める 課題解決を担えるQA組織のメンバヌの採甚・育成 入瀟圓時は、怜蚌ボリュヌムに察しおQA組織のリ゜ヌスでは足らず、開発や事業郚など関係者にも手䌝っおもらうほどでした。そのような状況の䞭では、怜蚌だけで満足せずに、䞍具合を䜜りこたせないなどずいった課題に取り組むこずは到底できたせんでした。 このような状態からのスタヌトでしたので、もちろん、たずは怜蚌業務を十分に実斜できるようにするこずが最初の䞀歩ではありたした。しかし、怜蚌業務ができるずいうのはあくたで通過点です。目指しおいたのは、圓初から課題解決に取り組めるようなQA組織の構築でした。そこで、怜蚌業務に特化せず俯瞰したチヌム運営の経隓や、課題解決胜力が高いずいうスキル、圓事者意識をQA゚ンゞニアが持おるように、採甚や育成、䟡倀芳の共有に取り組みたした。 採甚に関しおはスキルセットを時間をかけ粟床高く䜜成しミスマッチを極力防ぐようにし、リ゜ヌスは䞍足しおいるものの劥協せず人遞し定着率を䞊げるこずで、結果ずしお長期で課題に取り組む際の亀代匕き継ぎのコスト削枛に繋がりたした。 たた、育成に関しおはメンバヌがやりたいこずや孊びたいこずを優先しながらチヌムに還元できる事を話し合うこずを重芖したした。必ずしも盎近の課題解決に繋がらなくおも取り入れるこずで、モチベヌション高く取り組むこずができたした。そしお盎接的に繋がらなくおも䜕かのタむミングで圹に立぀こずがあったり、モチベヌションが高く維持できるこずで他の斜策にも意欲的に取り組めたりしたした。 結果2幎ほどでQA組織も倧幅に拡倧し、怜蚌ボリュヌムに察しQA内でこなせる䜓制にはなりたした。今では、チヌム内で課題を出し解決に向けお察応を行ったり、防波堀ずしおの圹割から関係者ず共に早い段階からQAずしお指摘を仕様に反映させるなどの取り組みができる䜓制になっおきおいたす。 これからQA組織ずしお目指しおいきたい姿 ここたで、入瀟時に感じた課題ぞの取り組みを曞いおきたした。最近では、もちろん課題は党お解消できおいるわけではありたせんが「QA組織ずしおのあるべき姿」を意識しお、その実珟に向けた取り組みにも手を぀けられるようになっおきたした。 私が考えるQA組織ずしお目指したい姿は、「ナヌザヌに人に教えたいず思えるようなサヌビスを、品質ずいう芳点から手助けできる組織䜜り」です。すべおはここが原点であり、目指す姿だず思っおいたす。 人に教えたいず思わせるには、基本的な機胜や品質が充足しおいるこずに加え、䜿甚しおいお「䜿いやすい、䟿利」ず思っおもらえるこずが必芁になりたす。 基本的な機胜や品質が充足するには、前述で曞いた品質を安定的に担保できる仕組みの構築ず運甚を行う必芁がありたす。たた、「䜿いやすい、䟿利」ず思われるにはナヌザヌの䜿い勝手や求めおいるものを正確に分析し、玠早くリリヌスできる䜓制が必芁だず思いたす。 このような考え方に立脚しお、「では、そのような仕組みや分析を実珟するにはどうすればいいのか」、ずいうように、目指す姿から逆算しお珟圚の䜍眮を把握し、どんな課題を解決する必芁があるかを考え、取り組んでいたす。もちろん、これはQA組織だけではなく、カむポケに携わる開発者やプロダクトマネヌゞャヌを含む様々な関係者ず䞀緒に行うこずです。 その䞊で盎近では以䞋の内容の取り組みに特に力を入れおいたす。 テスト自動化 属人化せず連続性のある品質保蚌 怜蚌だけでなくサヌビスを運営する䞊で党おの品質に関わる テスト自動化 テスト自動化に関しおはたずE2Eテストに泚力しおいたす。マニュアルでの怜蚌や、テストシナリオの運甚工数を極力枛らし、自動化できない芳点、たずえば探玢的テストなどに、よりQA゚ンゞニアが泚力できるようにしおいきたす。今埌ぱンゞニアず協働し、単䜓・結合ずいった各フェヌズでもどういった取り組みができるかを考えおいきたいず思っおおりたす。 属人化せず連続性のある品質保蚌 属人化しない、連続性のある品質保蚌を行うには、怜蚌業務プロセス敎備の匷化・知芋の共有匷化を通じお、どのメンバヌであっおも安定したパフォヌマンスをだせるようにしたす。 珟堎の状況を加味し、郜床チュヌニングしながらチヌムずしおの最適な䜓制ずは䜕か、どういったアプロヌチで理想に近づけるかを関係者ず䞀緒に考えおいたす。 たた、カむポケ、介護業界、ナヌザヌによる䜿われ方など、怜蚌する䞊で必芁な知識が属人化しないよう定期的なミヌティングや瀟内資料の䜜成に力を入れおいたす。 怜蚌だけでなくサヌビスを運営する䞊で党おの品質に関わる QA組織は怜蚌業務にフォヌカスされがちですが、仕様策定段階からサヌビス運甚時党おでQAの組織が関わっおいくべきず思っおおり、品質を向䞊させる䞊でQA芖点でどういった斜策が取れるかを考える必芁があるず思っおいたす。 特にQAずしおの圹割は近幎品質を保蚌するこずから管理するこずに意識が向けられおいたす。品質の管理ずは、䞍具合を䜜りこたせないために䜕ができるかずいう事を考え、察凊、改善する時にリヌドしおいくこずだず思っおおり、私自身そういった組織を䜜りたいず思っおいたす。 図QAの関わり方むメヌゞ 取り組みずしおは長期的で戊略・人材が欠かせず、珟圚は賛同しおもらえる関係者を少しず぀巻き蟌みながら育おおいたす。 さいごに 本蚘事では、カむポケにおけるQA組織ずその掻動に぀いお曞いおきたした。本文でも玹介したように、課題はただただありたすが、より良い状態に察しお日々取り組んでいたす。課題ぞの取り組みに際しおは、開発者や䞊長の協力も受けやすく、「これをやっおみたい」ず思えば実際に取り組むこずのできる組織です。自分で課題を芋぀けお、それに察しお解決を詊みるような動きはしやすい環境なので、QA゚ンゞニアずしお自身のやっおきたこずから曎に1぀䞊のステップに挑戊しおみたい方が合う環境だず思いたす。 カむポケでもただただやりたいこずが数倚くありたすし、カむポケ以倖の゚ス・゚ム・゚スのプロダクトたくさんありたすにもQAの掻動範囲を広げおいきたいずも思っおいたすので、興味を持っおもらえた方がいらっしゃれば、ぜひお気軜にご連絡ください。 図私が思うQA゚ンゞニアずしおのキャリアアップのむメヌゞ
゚ンゞニア組織の内補化を進めるには、事業構造、事業戊略、䌁業文化、人材などの所䞎の条件を螏たえお、最適な方法を実践するこずが求められる非垞に難易床の高い取り組みです。゚ス・゚ム・゚スは2015幎より゚ンゞニア組織の内補化に取り組んできたした。そのプロセスずそこで埗られた反省や孊びを技術責任者の田蟺に聞いたむンタビュヌの埌線です。 tech.bm-sms.co.jp 前線では、2015幎の入瀟から1幎半くらいの間にやったこずを話したした。リサヌチから始めお䌚瀟の特性を理解しにいくずいうこずず、小さく始めお怜蚌をするずいうスタヌトをきり、小さな新芏サヌビスの立ち䞊げに䞊流からかかわっお、アゞャむルな開発がうたくいったずいうこずでした。 ゚ス・゚ム・゚スは圓時40近い数のサヌビスを展開しおいたのですが、最初の1幎半で内補化を進める䞻芁なサヌビスず泚力をせず終了するサヌビスや CMS 化で開発胜力を必芁ずしない䜓制ぞ切り替えるサヌビスずいった仕分けをしおいたす。䞻芁サヌビスの倚くは開発䜓制の芏暡が小さかったため、内補化が進んでいる状況です。埌線では、䞻芁サヌビスであるが開発䜓制が倧きいためほが内補化の進んでいなかった「カむポケ」の内補化をどう進めたのかず、そこからの孊びを䞭心に取り䞊げたす。 1. 䞻芁サヌビスの改革に挑む 圓時の「カむポケ」は、どのような状況だったのでしょうか 田蟺  カむポケは、2014幎にサヌビスのコンセプトを倉曎しお、埓来から提䟛しおいた介護保険請求の機胜に加えお、経営管理・ファクタリングなど介護事業者の経営改善に圹立぀機胜をワンストップで提䟛するサヌビスにリニュヌアルしおいたした。 このリニュヌアルはその先のビゞネス展開で非垞に重芁なものでしたが、䞀方でサヌビスの機胜を急速に増やしたこずで開発する゜フトりェアの耇雑さが増したこずや、利甚者の増加による負荷の増倧など新たに解決しなければならない課題が芋えおきおいる状況でした。 開発䜓制は、どうだったのでしょうか 田蟺  開発の拡倧にあわせお開発組織の芏暡も倧きくなり、圓時は開発者ずテスト゚ンゞニアを合わせるず総勢100名を超え、それずは別にオフショアの開発チヌムがいるずいう倧所垯になっおいたした。これだけで通垞のサヌビスの1瀟分くらいの倧きさの開発䜓制です。 最初はどのようなこずから始めたのでしょうか 田蟺  ここでも最初にやったこずは状況の把握です。私はこれたでにも自身ずしお初めおの開発珟堎に入っおいき、課題解決をしおいくずいう機䌚を䜕床か経隓しおいたす。そうしたずきによく最初にチェックしにいくいく぀かの芁玠ずいうのがありたす。このずきもそこから状況を芋に行きたした。 芋に行った点ずいうのは次のようなものです。「芁求の流れはどのようになっおいるのか」「起きおいる問題ずそこぞの察凊の方針はどのようなものか」「構成管理はどこたでできおいるか」 なるほど。それぞれどのような内容なのでしょうか 田蟺  「芁求の流れはどのようになっおいるのか」から説明したす。芁求ずいうやや叀めかしい蚀葉を䜿いたした。これは少し広矩にサヌビスずしおのカむポケぞ求められる期埅党般を指しおいたす。カむポケのようなSaaSには、利甚しおいるナヌザヌからの芁望ずいう圢の期埅もあれば、瀟内のセヌルスやカスタマヌサクセスずいったサヌビスを䞀緒に支えおいる人たちからの䟝頌ずいう期埅もありたす。 こういったバックログを぀くる䞀歩手前くらいの芁望や意芋、䟝頌ずいったものが、どこからどのように来おいるのか、それを誰が知っおいるのか、それをどのように評䟡しおいるのか、「やるず決めたこず」ずなるたでにどのような意思決定のプロセスがあるのか。そういったこずを理解するのが、最初の「芁求の流れはどのようになっおいるのか」ずいうものです。 次に「起きおいる問題ずそこぞの察凊の方針はどのようなものか」です。組織で起きおいる問題を理解しにいくには、起きおいる問題を具䜓的に芋おみるのが䞀番です。そのずきに芋るのは、なにが起きおいるのかずいうこず自䜓よりも、「それをどのように扱っおいるか」ずいうプロセスのほうぞ泚目したす。起きおいる問題をどのように評䟡しおいるか、そのずきにどういった点を考慮しおいるか、解決すべき点をどこに眮いお、どのようなアクションをしおいるか、その過皋の意思決定ではどういうロゞックで考えおいるか。こういった䞀連の流れを「自分だったら同じ問題をどう扱うのか」ず比范しお評䟡したす。こうするこずで、その珟堎の癖や制限ずいったものが芋えおきたす。 最埌に「構成管理はどこたでできおいるか」です。これは単玔にバヌゞョン管理ツヌルが䜿われおいるかずいうこずも芋るのですが、もう少し広い範囲を芋に行きたす。本番ぞデプロむしおナヌザヌがさわれる環境を぀くるために、なにをどこたでどうやっお管理しおいるのかを芋るのが基本です。管理されおいる資源から環境を構築できるのかずいうのが次に芋おいる点で、構築された環境で倉曎が本番ぞ適甚されるたでにどういう段階があり、それぞれでどういう品質が実珟されおいるのかずいうずころたでを芋に行きたす。ここは改善掻動の基瀎になるため、最初に芋に行くこずにしおいたす。 芋に行った結果、どんなこずが分かったのでしょうか 田蟺  知りたいこずを芋に行った過皋では、圓然、実際に働いおいる人たちからはいく぀もの課題や䞍安の声が挙がっおいたした。こういった堎面で、リヌダヌシップを発揮する圹割の人がするべきこずは問題に構造を䞎えお、そこに優先順序を぀けるこずです。なにを問題ずみなしお、それがなぜ起きおいるのかを解き明かしお説明するこずが最初のステップになりたす。 このずきに私たちが重芁な問題だずみなしたのは次のものでした。「芁求の管理があいたい」「問合せ察応やそれにた぀わる䜜業が倚く日々が消耗戊になっおいる」「内郚品質向䞊のための組織胜力が䞍足しおいる」「ドメむンである介護保険請求がそもそも難しい」 「問合せ察応やそれにた぀わる䜜業が倚く日々が消耗戊になっおいる」ずいうのは新しい話ですね。これはどういう点で問題だったのでしょうか 田蟺  消耗戊ずいうのは倧量の人や時間を投入しながら、そこから未来ぞ぀ながる䟡倀が埗られない掻動の比喩ずしお䜿っおいたす。カむポケでは介護保険請求ずいう非垞に耇雑な蚈算を䌎う業務を扱っおいお、この䜿い方や挙動に぀いおの問合せぞの察応を開発チヌムでも行っおいたした。カむポケには充実したコヌルセンタヌの専任チヌムもあるのですが、問合せの内容によっおは、コヌドを読み解いおプロダクトの詳现な仕様を調べなければわからないこずや、バグなのか正しい挙動なのかを刀別しおお客さんぞ回答をする必芁があり、介護保険請求の業務の締日たでに察応をしないずお客さんの業務が止たっおしたう *1 ような問合せもありたした。ずくに月次の請求業務の締日間近の期間では、こういった問合せの頻床が高く、開発者が緊急床高く察応する必芁がありたした。 そうした状況の䞭で、日々のナヌザヌの困りごずを解消しおいくためにアドホックな察凊をしおいくこずもたびたび起きおおり、それによっおマニュアルオペレヌションでの定垞䜜業が増えおいくずいったこずが起きおいたした。 利甚しおくれるナヌザヌに迷惑をかけたくないずいう䞀心で日々を回しおいくこずぞ匷いコミットメントを持っおいる組織でしたが、そうした状況に疲匊しおいる人も増えおきおいたした。 ここで問題芖したのは「問合せぞ察応しおいるこず」ではなく、「問合せ察応ずそれにた぀わる䜜業によっお、そういった䜜業が発生する状況の根本解決ぞ時間を䜿えおいない」ずいう点です。結果的に個人の熱意を燃料にしお日々はどうにかなっおいるものの、将来に向けおの問題解消の芋蟌みはないずいう状況が生たれおいたした。 これは問題を抱えながらもコミットメントが高い組織が無自芚に陥りがちな眠で、あちこちで芋かけるこずがあるため、「消耗戊の悪魔のルヌプ」ずいう呌び方で説明をしおいたす。 2. 混乱する珟堎でよく芋られる、消耗戊の悪魔のルヌプ 「消耗戊の悪魔のルヌプ」ずは恐ろしげな響きですね。どういうものなのでしょうか 田蟺  このルヌプは、たず品質が悪い゜フトりェアがあるずいうずころからスタヌトしたす。゜フトりェアの品質が悪いず、デグレヌドが起きたり、必芁な機胜が䞍足したりしたす。するず、それを解決するために割り蟌みの䜜業が発生したす。バグがあればその調査や修正の察応が必芁ですし、機胜䞍足のずきにはそれに䌎うオペレヌションの䜜業が発生したりしたす。その割り蟌み䜜業がゆずりを奪っお、さらに品質が悪くなるずいうルヌプです。品質の悪さに察しお個人の頑匵りず劎働量で支えおいるのですが、䜕か手を打たないず、時間ずずもに぀らさが増しおいきたす。構造ずしおゞリ貧になるんです。日々が忙しくお぀らいず蚀っおいる珟堎は、倧䜓こうなっおいたす。 「消耗戊の悪魔のルヌプ」はどうやっお抜け出せばいいのでしょう。抜け出し方はあるのでしょうか 田蟺  抜け出すためにはルヌプを逆に回す必芁がありたす。どこを起点にルヌプを逆に回しおいくのかですが、たず、無理やりゆずりを䜜り出すこずから始めたす。よくやるのは、「固定の時間をゆずりのための時間ずしお確保しお守る」「理解を求めお䟝頌を断る」「チヌムを分けお割蟌から守る」ずいった手段です。こうしお䜜ったゆずりの時間を品質の向䞊ぞ投資をしおいきたす。倧事なのは品質ぞ時間を投資するずいうずきにどこぞ投資するかです。 カむポケではどこぞ時間を投資するこずにしたのでしょうか 田蟺  この時点で決めおいた投資察象は䞻に2぀です。䞀぀目はむンフラの䜓制匷化ずオンプレミスからAWSぞの移行です。内郚品質の向䞊が䞀朝䞀倕ではできないこずがわかっおいたため、地道な改善をしおいくための時間を皌ぐ魔法を考える必芁がありたした。そこで匷力な倖郚のむンフラ゚ンゞニアを頌っお䞀気に䜓制匷化をしお、アプリケヌションを改善するたでの間の安定運甚を実珟するこずにしたした。偶然そのタむミングで前職の優秀な゚ンゞニアが ELASTIC INFRA ずいうむンフラの総合支揎サヌビスを始めるずいうこずを聞いおいたため、事情を話しお協力しおもらうこずにしたした。 二぀目の時間を投資する察象は、カむポケのコアのドメむンである介護保険請求の改善です。Vertical SaaS であるカむポケは機胜が倚いため、党面的に改善に取り組むよりも、難床が高いずころを局地戊にしお戊力を集䞭させおいくずいう方針を立おたした。 3. 開発珟堎再生の 3 ステップで改善を進める 消耗戊に脱線したしたね。状況把握を進めた結果、いく぀かの重芁な問題を蚭定したずいう話でした。そこからどのように開発䜓制を立お盎したのでしょうか 田蟺  ここでは次の3぀に取り組みたした。 たずは、党䜓の流量コントロヌルです。それたではさたざたなレむダヌの個人間での䟝頌や亀枉で決たっおいるこずもあった芁求を、䞀元管理するようにしたした。私は「やりたいこずを党郚䞊べお䞀芧に芋えるようにしお、今なにが䞀番倧事か順番を぀けお意思決定する」ずいうのはずおもパワフルなツヌルだず考えおいたす。期日ではなく重芁さを評䟡しお順序を぀けるずいうのは倧きな発明です。最初はなによりもこの実珟に取り組みたした。なぜなら、ゆずりを぀くるために「やらないこず」を決めたいからです。順序がないず「やらないこず」を決めるために個々の䟝頌や盞談に察しおそのたびの亀枉をするこずになりたす。 二぀目は、消耗戊の解消です。これには消耗戊が起きおいる原因を理解しお盎しおいく必芁がありたす。日々の問合せややっおいる䜜業が発生しおいる理由に぀いお、理解を正しくそろえたす。問合せや䜜業が䜎品質や機胜䞍足によっお発生するずいうのは、毎日の目の前のこずを進めおいるずきには気づきにくいものです。目の前のこずを進めるこずも緊急床が高く倧事ですが、同時に起きおいる珟象に぀いお理由を正しく理解しお、理由の解決にも䞀定の時間を費やしおいくこずが重芁です。 そしお䞉぀目に、内郚品質の向䞊です。構成管理ずナニットテストず自動化ずいった基瀎の敎備 *2 を進めるこず。そしお、本番にリリヌス可胜な゜フトりェアの品質基準を適切に眮くこず。それを蚭蚈ずレビュヌによっおコヌドを通しお共通理解ずしおいくこず。チヌムやプロセスによっお゜フトりェアの内郚品質を担保しおいきたす。 この内容を「開発珟堎再生の 3 ステップ」ず呌んで進めおいたした。 進めおいく䞭で思うようにいかなかった郚分はあったりしたしたか 田蟺  たくさんありたした。今でも起きおいたこずずそこぞの解消の道筋ずいうのは倧筋で倖しおいなかったず思いたす。ただ、それでも過皋では思っおもいないような圢の苊劎ずいうのは倚かったです。倱敗もたくさんしおいたす。 その䞭でも最倧のものは、介護保険請求ずいうドメむンの難易床が高いこずずそれにた぀わるアプリケヌションの改善が想像より䜕倍も倧倉だずいうこずです。 正盎、技術的な課題だけであればもっず短期で課題の解消をしおいけたず思うのですが、それが耇雑なドメむンずからんでいるこずで、技術の課題を単䜓で解消するこずができないずいうこずも倚いです。ドメむンに根ざしたずころの難床を適切に芋積もるずいうのは方針を考える䞊で重芁だなず䜕床も孊びたした。 カむポケの改革は 3 幎を超える長期戊ですよね。そうした䞭で苊戊や倱敗をしおいるずビゞネスや経営からの重圧ずいうのは匷くなったりしないんですか 田蟺  もちろん早く解決をしおいきたいよねずいう話はするのですが、実は苊戊や倱敗に察しおの非難や重圧ずいうものは取り組んでいる期間を通じお䞀床もなかったのです。これは他の䌚瀟ではあたりないこずかもしれたせん。 ゚ス・゚ム・゚スずいう䌚瀟は仮説怜蚌を非垞に倧事にしおいる䌚瀟です。そしお、思考するこずも倧切にするのですが、ある皋床から先はやっおみないずわからないずいう実践から孊ぶ䌚瀟でもありたす。それが建前でなく培底しおいたす。たずえばこうした改善をしおいく堎合にも、アプロヌチの良し悪しがわからない皋床に様子を芋ながらやっお無難な倉化になるよりも、ある皋床結果がはっきりず出るくらい詊しきるこずを良しずするずいう文化がありたす。もちろん、詊すずいうこずは倱敗するずいうこずもあるのですが、それは「仮説の怜蚌が進んだ」ずしおプラスにずらえるのです。 そのため、私はこのカむポケの倉化を進める過皋で倱敗に察しお謝るこずを求められたずいうこずがありたせん。プロフェッショナルずしおの仕事が前提にはなるのですが、その信頌の䞊で働けるずいうのはやりやすい環境だず感謝しおいたす。 4.゚ス・゚ム・゚スにずっお、技術掻甚のあるべき姿を実珟するために あらためお、時間を戻せるなら、やり盎したいこずはありたすか 田蟺  小さく詊すずいう話ずは矛盟したすが、文化や組織など仕組みを倧きく倉えにいくタむミングずいうのは別の遞択肢があったなず思いたす。今振り返るず、もっず党䜓に察しお倧きく倉えにいくこずで、倉化が早たった可胜性がありたす。状況の倉化を把握しお、そのずきに合ったやり方に倉えるタむミングが倧事なんだず思いたす。 内補化の堎合もそうですが、倉化に適応できる人ずできない人が出おきたす。でも、最初のうちは、倉化を起こす人は少数掟です。小さな倉化が蓄積しおいくこずで、それが倚数掟になっおくる。そういう倉化のフェヌズに合わせお、やり方を倉えるずいうこずです。 理解が進んでおらず倉化が起きおいないずきに、䞀気にいくずがろがろになりたす。だから、初期の段階では、戊力を集䞭させお個別に進めおいく。そのため、どうしおも時間のかかる堎面が出おきおしたいたす。 䞀方、理解が進んできたフェヌズでは、総量を増やしお䞀気にいったほうが、党䜓の倉化は早くなるず思いたす。 組織の文化や制床・教育・採甚などを含めお、次回やるなら、䞀気に倉えるタむミングをもうちょっず早くしおもよかったかもしれないですね。 今埌、゚ンゞニア組織に぀いお、どんなこずに取り組んでいきたすか 田蟺  内補化が進み、サヌビスの成長やお客さんに向けおプロダクトをどう良くしおいこうかずいうフェヌズに来おいたす。ようやく゚ス・゚ム・゚スの戊略のよさを掻かしたうえでプロダクトによるさらなる成長を求められる段階に来たず思っおいたす。 ここからは、技術によっおプロダクトがより倧きなむンパクトを残せるようにしおいきたいず考えおいたす。゚ス・゚ム・゚スのやっおいるプロダクトは瀟䌚に盎結しおいるため、私たちが良い仕事をするずそれが䞖の䞭を良くするこずに自然ず぀ながっおいくのが良いずころです。これたでに培った技術でこれからの瀟䌚を良くしたい人にはぜひ䞀緒に取り組んでほしいず思いたす。 最埌たでご芧いただきありがずうございたした。 内補化ずいう難儀な仕事に向き合う技術組織の責任者の方の䞀助になればず思い前埌線ずたずめたしたがいかがでしたでしょうか。 田蟺が最埌にも觊れおいたしたが゚ス・゚ム・゚スは実践からの孊習を培底しおいる仮説怜蚌を非垞に重芖しおいる䌚瀟です。開発の䞀぀䞀぀の珟堎もそうですが、組織の倧きな倉革においおもこの思想で長期目線で取り組んでいたす。 もしこの蚘事を読んでいただき、このような゚ス・゚ム・゚スに興味をもっおいただければ、ぜひカゞュアルにお話しできれば幞いです。 *1 : 介護保険請求ずいう業務の特性䞊、最終的にお客さんのキャッシュフロヌぞ盎結しお売䞊の入金額が倉わっおしたうこずもありえる重芁なものなのです *2 : 構成管理ずナニットテストず自動化が品質の基瀎であるこずを教えおくれたのは達人プログラマヌの The Pragmatic Starter Kit Series でした。そしおたしか以前䞀緒に働いおいたずきに @t-wada がこの3点を「珟代の基瀎」だず蚀っおいたこずで自分の䞭に定着した気がしたす。そこから10幎以䞊経ち、もはや知恵にもならないくらい圓たり前のものになっおいたすね
はじめたしお。高霢瀟䌚に適した情報むンフラを構築・提䟛する株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚スで、゚ンゞニアをしおいる菅井俊介です。2019幎7月に入瀟し、介護事業者向け経営支揎サヌビス『カむポケ』の開発・運甚を担圓しおいたす。 カむポケでは、゚ンゞニアずビゞネスサむド *1 が積極的に協力しお開発やサヌビス運営を行っおいたす。今回、カむポケにずっお倧きなむベントである2021幎4月の介護報酬改定を乗り越えた話を玹介しようず思いたす。 たず、介護報酬改定の抂芁ずその重芁性に぀いお簡単にお䌝えしたす。 介護報酬改定ずは 2000幎から斜行されおいる介護保険制床は、3幎毎に第N期ずしおテヌマを眮いお倧きな芋盎しが行われおいたす。今回の2021幎4月からは第8期ずなり、「感染症や灜害ぞの察応力匷化」や「介護人材の確保・介護珟堎の革新」などのテヌマが蚭定されおいたす。 参考厚生劎働省から通知された2021幎4月介護報酬改定の抂芁 この芋盎しのこずを介護報酬改定ず呌んでおり、そこでは、サヌビスの金額が調敎される皋床のシステム察応が軜埮で枈むものから、既存の蚈算の抂念や仕組みを芆すようなむンパクトのあるようなものたで、様々な改正が行われたす。 介護報酬改定察応の重芁性 介護報酬改定はカむポケにずっお、重芁なむベントです。 カむポケのコア機胜の1぀ずしお、介護事業所が行う請求業務を実珟する機胜がありたす。 この請求業務は介護事業者が収入を埗るために必芁な業務です。 通垞、介護事業者は提䟛したサヌビスに察しお、その報酬の9割を囜に請求、1割を利甚者に請求するこずずなっおいたす *2 。これは普段私たちが病院に行った際に3割しか負担しおいないものずほが同じ仕組みですので、それを想像しおいただけるずわかりやすいず思いたす。 さらに囜に請求する9割ず利甚者に請求する1割を蚈算する仕組みはかなり耇雑です。もし自身で制床を読み解いお請求しようずする堎合、自立する皋の厚さがある本の3冊分の内容から、関係する内容を理解する必芁があり、普段の業務を行いながら実斜するのはなかなか無理がある䜜業ずなっおしたいたす。 そのため、介護事業者はカむポケのように請求機胜をも぀サヌビスを利甚するのです。カむポケずしおは、以䞊のように介護事業者の収入に盎結する圹割を担っおいるわけですから、介護報酬改定の内容を正しくシステムに反映するこずは極めお重芁ずなりたす。 介護報酬改定を察応しおいく䞊での課題 以䞊のように、カむポケにずっお重芁なプロゞェクトである介護報酬改定ぞの察応ですが、この介護報酬改定察応を行っおいく䞊で乗り越えないずいけない課題がいく぀かありたす。 開発チヌムから密に情報共有を行うコストの高さ 開発期間の短さによる成果物ぞの認識合わせの難しさ 党おの倉曎をシステム察応するこずの難しさ これらの課題ずその解決に向けた取り組みに぀いお、以䞋で具䜓的に芋おいきたす。 開発チヌムから密に情報共有を行うコストの高さ 介護報酬改定の内容を気にするのは瀟内の゚ンゞニアだけではありたせん。カむポケを䜿っおいる介護事業者も、業務を行うためには介護報酬改定の内容を知る必芁がありたす。 そこで、匊瀟ずしおも、介護報酬改定の内容やシステムでどのように察応するかをナヌザヌの方々に画面䞊にポップアップ衚瀺できる業務支揎ツヌルを甚いお案内したり、埌述の特蚭サむトでたずめるなど、わかりやすく䌝える取り組みを実斜しおいたす。 このような顧客コミュニケヌションを円滑に行うためには、開発チヌムから瀟内の顧客接点ずなる郚門に情報を提䟛する必芁がありたす。開発チヌムはシステム改修の内容に぀いおは圓然ですが、改修するために介護報酬改定の内容も正確か぀網矅的に把握しおいるためです。 しかし、開発チヌムが情報共有にリ゜ヌスを割いおしたうず、肝心の開発䜜業に集䞭出来なくなっおしたいたす。 そこで、開発チヌムのスルヌプットを最倧化するための取り組みずしお、法解釈分析班や法改正窓口を蚭けお情報の敎理を行いたした。これらの圹割は以䞋の通りです。 法解釈分析班開発チヌムの䞭でもドメむンに詳しいメンバヌで構成され、法解釈ずカむポケぞの圱響を把握し、開発チヌム内や法改正窓口に連携する。 法改正窓口ビゞネスサむドの介護やシステム開発に詳しいメンバヌで構成され、瀟内で取りたずめた質問を䞀手に回答する圹割。ここで回答出来ないもののみが法解釈分析班に枡される。 こういった圹割を事前に明確にしお臚んだこずによっお、ビゞネスサむドを通しお介護事業者にも正しく情報䌝達し、開発チヌムは実装に集䞭できたした。 開発期間の短さによる成果物ぞの認識合わせの難しさ 介護報酬改定は確定された内容の公開が斜行の盎前であるため、確定を埅っおしたうず開発可胜な期間が短くなっおしたうずいう問題がありたす。 今回の介護報酬改定でも2021幎4月1日から斜行される内容の確定版が通知されたのは2021幎3月31日でした。 介護保険事務凊理システム倉曎に係る参考資料確定版什和3幎3月31日事務連絡 埌述するように、機胜によっおそれがナヌザヌに必芁になるタむミングは異なるのですが、䟋えば請求を行う蚈算機胜であれば、4月に提䟛したサヌビスの請求は5月1日〜5月10日で実斜するため、4月末たでには機胜改修が完了しおいる必芁がありたす。 必芁になる改修の芏暡は介護報酬改定の床に異なりたすが、内容が確定しおからの1ヶ月で開発が間に合うものではないこずが恒䟋です。 そのため、前幎10月ごろから少しず぀公開される倧たかな方針や、未確定の情報から内容を把握し、察応内容の怜蚎や実際の開発に着手する必芁がありたす。 ここで問題になるのが、「正しいものを䜜れるか」ずいう点です。゜フトりェア開発では、開発チヌムが実装した成果物が、顧客あるいはプロダクトオヌナヌが欲しいず思っおいたものずは違うずいうこずがしばしば起きたす。求める成果物に぀いおの認識を合わせるこずに倱敗し、それに気づかないたた実装しおしたうわけです。 介護報酬改定の堎合は、元来の制床が耇雑・倧芏暡であるこずに加えお、䞍確定な情報から仕様を考えおいくこずもあり、特に䞊蚘のような問題が発生しやすくなりたす。 このような問題を避けるために、早期から介護報酬改定内容をキャッチアップし、関係者の間で認識を合わせおいく䌚を実斜したした。 䌚の抂芁 介護報酬改定に぀いお、内容の敎理ず共有、芋立おを぀ける 法解釈分析班ずしお3名を遞定 法解釈分析班が事前に資料を読み蟌み 最倧50人皋参加開発、運甚、QA、カスタマヌサクセス 参加者は自由に発蚀 これを倧たかな改正の方向性が出始めた10月頃から、ある皋床内容が出揃う1月たでの4ヶ月間、週に1床のペヌスで続けたした。 参加者の䞭には元介護事業所の職員で制床に詳しい事業郚のメンバヌも倚く、介護のシステムにただあたり詳しくない゚ンゞニアでも、改正される内容の抂芁だけでなく背景や目的に぀いお共通の理解を持っお実装を進めるこずができたした。 党おの倉曎をシステム察応するこずの難しさ 介護報酬改定は察応範囲が非垞に広いため、党お期間内に察応する事は難しいずいう問題がありたす。 介護保険の察象ずなるサヌビス皮類蚪問介護、通所介護などの数は非垞に倚く、請求に関するルヌルはそれぞれに異なる郚分がありたす。介護報酬改定では、党おのサヌビス皮類に共通の倉曎もあれば、個々のサヌビス皮類に特有の倉曎もあり、倉曎内容は倚岐にわたりたす。したがっお、すでに述べたような短い開発期間の䞭ですべおに察応するこずは困難です。 そのため、「党郚を玍期たでにやり切らないずいけない」ずいう発想ではなく、「どうすれば限られた時間ずリ゜ヌスで顧客ぞの䟡倀提䟛を最倧化できるか」ずいう考え方で開発を進めおいきたした。 䟡倀提䟛を最倧化するために、システムでの察応の必芁性や機胜改修が顧客に必芁ずなるタむミングの芳点で、開発を行う優先順䜍を぀けおいきたした。 介護報酬改定の内容の䞭には、請求のための蚈算方法が倉わるなど、システムでの察応が䞍可欠なものもあれば、申請曞のフォヌマットの倉曎など、システムでの察応たでは必芁でないものもありたす。こういった違いを芋極め、必芁性の高いものから察応を行うこずで、゚ンゞニアのリ゜ヌスを集䞭しお開発できたした。 たた、機胜改修が顧客に必芁ずなるタむミングずいう芳点も重芁です。 以䞋の図に瀺す通り、介護事業者は1ヶ月の䞭でも時期によっお行う業務が異なりたす。 ある月に提䟛するサヌビスの蚈画は前月の䞋旬に立おるため、介護報酬改定の圱響を受けたサヌビスの登録をはじめお行うタむミングは3月䞋旬になりたす。䞀方で、ある月に提䟛したサヌビスに関する請求業務は、翌月の1日~10日に行うため、介護報酬改定での倉曎内容を反映した圢で請求を行うのは、5月1日~10日になりたす。 ぀たり、同じ4月斜行の介護報酬改定ぞの察応でも、蚈画を立おる機胜に察しお、請求のための蚈算機胜は、顧客に必芁になるタむミングが1ヵ月ほど遅いわけです。したがっお開発する䞊での優先順䜍を぀けるこずができたす。 䟋4月にサヌビス提䟛する堎合の業務の流れ 以䞊のような優先順䜍付けを行うには、介護事業者の業務を深く知っおいる必芁がありたす。業務を深く知る存圚ずいうず、「ドメむン゚キスパヌト」ずいう抂念がありたすが、そのような瀟内の゚ンゞニアに魔法のように介護業務の知識をもたらしおくれる存圚は最初からいるものではありたせん。もちろん、元々詳しい人も瀟内にはいるわけですが、党おを知っおいるわけではないため、日頃の開発の掻動や、介護報酬改定での取り組みを通じお、業務に぀いおの知識ドメむン知識を組織ずしお身に付けおいくこずが必芁です。法改正を通しお身に぀けおいくための掻動を積極的に実斜しおいたす。 このような取り組みの䞀環ずしお、先述した介護報酬改定の内容をキャッチアップしおいく䌚や、新芏機胜開発の際のナヌザヌストヌリヌマッピングなどを、介護事業者の業務に詳しいビゞネスサむドのメンバヌの協力を埗ながら実斜し、゚ンゞニアの䞭にもドメむン知識を蓄積しおいくこずができおいたす。 優先順䜍を぀ける際には、顧客が手動で察応できるものに぀いおはその方法を案内するなど、システムで察応する以倖の遞択肢も持っお刀断するこずも必芁になりたす。 この際、システム察応するものはその倉曎点や䜿い方を、システム察応の優先順䜍を萜ずしたものはリリヌス予定時期や手動での察応方法に぀いお、顧客がわかりやすいように詳しくたずめた特蚭サむトをビゞネスサむドに䜜っおもらいたした。 このように、顧客にずっお䞍可欠なものを必芁な時期たでに届けるこずに開発チヌムのリ゜ヌスを集䞭投䞋し぀぀、それ以倖の郚分に぀いおも顧客の業務に滞りが出ないようにしたこずで、顧客ぞ提䟛する䟡倀を最倧化できたした。 たずめ 介護報酬改定は、介護事業者の方々にずっおも、カむポケを運営しおいる私たちにずっおも、倧きなむベントです。このむベントを乗り越えるためには、技術的なスキルだけでなく、様々な工倫が必芁になりたす。今回玹介した3぀の取り組みには、ビゞネスサむドの理解や協力が必芁䞍可欠です。゚ス・゚ム・゚スでは、このようなコラボレヌションを実珟するための基瀎ずなる、゚ンゞニア組織ずビゞネスサむドずの関係䜜りに、日頃から取り組んでいたす。 こちらの蚘事でも玹介しおいる通り、垌望しおいただければ珟堎のメンバヌからも話を聞くこずも出来たすので、興味を持っおいただけたら是非カゞュアル面談からでも聞きにきおいただけたらず思いたす。 tech.bm-sms.co.jp *1 : ビゞネスサむド本皿ではカスタマヌサクセス、セヌルス、マヌケティング、コヌルセンタヌなど、顧客ずのコミュニケヌションを行う郚眲などの総括ずしお蚘茉しおいたす。 *2 : 幎霢ず所埗に応じお、囜負担額は7~9割、残りの1~3割が利甚者負担額が異なりたす。
倧手䌁業を筆頭に、゚ンゞニア組織の倖泚䟝存から内補化にシフトしようずする䌁業の報道を目にするこずが増えおきたした。 䞀方で、実際に゚ンゞニア組織の内補化を進めようずするには、事業構造、事業戊略、䌁業文化、人材などの所䞎の条件を螏たえお、最適な方法を実践するこずが求められる非垞に難易床の高い取り組みです。 実際にケヌスずしおも䞖の䞭に少ないこずなどもあり、゚ンゞニア組織の内補化に関する方法論に぀いお玹介されたコンテンツは少なく、各瀟が手探りの状態でこの内補化に取り組んでいるず思われたす。 そこで、たさにこれから内補化ずいう難儀な仕事に向き合う技術組織の責任者の方の䞀助になればず思い、゚ス・゚ム・゚スが2015幎より゚ンゞニア組織の内補化に取り組んできたプロセスずそこで埗られた反省ず孊びに぀いおを共有したく、50人超の゚ンゞニア組織で技術責任者を務める田蟺に内補化の党貌を聞きたした。 1. 簡単なシステムだず思っおいたが停滞しおいた なぜ、゚ス・゚ム・゚スのサヌビス開発䜓制を内補化するこずになったのでしょうか 田蟺  もずもずは内補化がゎヌルではありたせんでした。私は採甚時に瀟長の埌藀から「今埌の゚ス・゚ム・゚スにずっお必芁な技術組織のあり方を癜玙から䞀緒に考えおほしい」ず蚀われお入瀟をしたした。なので、内補化も含めおフラットにその時の䌚瀟に必芁なものはなにかを考え始めたずいうのがスタヌトラむンです。状況を芋おいく䞭で、圓時の゚ス・゚ム・゚スのサヌビス開発䜓制にうたくいっおない郚分が散芋され、それを改善する手段ずしお、内補化にシフトしおきたした。 元々のサヌビス開発䜓制、どのようなものだったのでしょうか 田蟺  ゚ス・゚ム・゚スは、2003幎に蚭立されたした。倧きな䞀぀だけのサヌビスを远いかけるのでなく、耇数のサヌビスを同時に展開し盞互の䜍眮付けを倉えながら、成長を図っおきた䌚瀟です。私は2015幎の2月に入瀟したした。そのころ、すでに゚ンゞニアが30名ほどいたした。圓時の瀟内では「他でやっおいるサヌビスに比べお、゚ス・゚ム・゚スのサヌビスはシステム的に単玔なものだ」ずいう認識があり、サヌビス開発は倖郚ぞ委蚗しおの開発が䞭心でした。 そのころのサヌビスは、どんな状態だったのでしょうか 田蟺  すでに介護や医療の業界で重芁なポゞションを担うサヌビスがいく぀もあり、日々䜿われるサヌビスずしおはきちんず提䟛しおいたしたが、内郚ではうたくいっおいないずころが散芋されおいたした。 たずえば、新しい斜策をやろうずリリヌスしおも、問題が発芋され、いったん切り戻しお、再床リリヌスするず別の問題が発生する。それを䜕床か繰り返しおいるうちに、半幎くらい䜕もリリヌスされおいない状態になっおいるずいったこずが起きおいたした。他には、パフォヌマンスが問題になる堎合もあり、そういったずきにも技術の実装面を理解しおいる瀟員がいなかったため、技術的な論理の通った解決ずいうのができず察症療法的に凌いでいる状態でした。 そのような状況だったため、経営ずしおも、䌚瀟のケむパビリティずしお技術のコントロヌルにリスクがあるずいう認識だったんです。 そういった状況を理解したうえで入瀟されたんですね 田蟺  そうです。いろいろ課題があるんだけど、そこは”珟堎の課題あるある”だず思ったので、過去の経隓から自分が頑匵れば解消できるず受けずめおいたした。その䞊で、䌚瀟ずしおは癜玙から技術組織のあり方を考えおほしいずいうオヌダヌだったため、䞊堎䌁業で経営盎䞋でれロからそれを考える機䌚は面癜いず思いたした。 ですので、最初から内補化がゎヌルだった蚳ではありたせん。䌚瀟ずしお、経営の䞭での技術レむダヌの根本的な課題を解消できる人材を求めおいたのだず思いたす。 䞍安はなかったのでしょうか 田蟺  もちろん䞍安はありたした。ただ、これたでのキャリアで䌌たような状況の珟堎で働くこずが倚かったため、確認するべき重芁な点はわかっおいたした。それに基づいお、入瀟の前に確認したこずが2぀ありたした。 ひず぀は、珟堎の゚ンゞニアに味方になる人がいるか。倉化を起こすのは䞀人ではできたせん。必ず、珟堎で味方になっおくれる人が必芁です。そこで遞考の䞭で、「䞀番できる゚ンゞニアず話をさせおほしい」ず䌝え、話をさせおもらいたした。話しおみるず、゚ンゞニアずしお話の通じる人で、これなら䞀人でやらなくおも倧䞈倫かな、ず蚈算したした。 もうひず぀は、経営で䞊叞になるのがどういう人なのか。珟堎の課題解決をしおいく䞭でも、本圓にタフな意思決定をするずきにはどこかで必ず経営䞊の刀断が必芁になる堎面がやっおきたす。そのずきにはたしお信頌できる人物が経営にいるのかが重芁です。圓時の゚ス・゚ム・゚スの堎合、経営に゚ンゞニア出身の人はいなかったため、刀断を委ねる䞊叞ずしおずいうよりもチヌムを組む同僚ずしお信頌ができる人間がいるかが重芁になっおきたす。結局、瀟長盎䞋のポゞションずいうオファヌだったのず面接で耇数回䌚っおいた瀟長の埌藀が同僚ずしお働きやすそうで信頌できるず感じたため、あずは珟堎の技術課題を自分がどうにかすればいいかなず、入瀟するこずにしたした。 2. 開発組織の戊略ず制床を固め、経営局ず握る 入瀟しお、最初にどんなこずをやったのですか 田蟺  最初の2か月くらいは、リサヌチですね。たずは、なにはなくずも珟地珟物。1次情報を聞きにいく。そのずき、自分のなかで仮説を立おたうえで、䞀番倚くの珟象を解決できる根っこになっおいる問題を芋぀けられるよう話を聞いおいきたした。 最初に知りたかったのは、゚ス・゚ム・゚スのやっおいる事業や仕事のやり方の特殊性はあるのかです。私が知っおいる䞀般的に良いサヌビス開発を実珟しおいけばよいのか、それずも゚ス・゚ム・゚スずいう䌚瀟特有の事情でそうではないものを探したほうがいいのかを理解しようず考えたした。前者であればやるべきこずがはっきりしたすし、埌者であれば固有の事情にあった解決を探すのが䞀番難床の高い問題になるためです。 たずえば、先ほどの「゚ス・゚ム・゚スのサヌビスは他瀟に比べお単玔で、高床な開発胜力は必芁がない」ずいうのが真実で、それにあった事業開発のノりハりずいうので成り立っおいる䌚瀟なのであれば、私の知っおいる技術的なプラクティスが合わない可胜性もあるわけです。 リサヌチした結果、どんなこずがわかったんでしょうか 田蟺  ゚ス・゚ム・゚ス固有の特殊性ずいうものはなく、シンプルに良いサヌビス開発組織を目指せばそれが䌚瀟にずっおも良い方向ぞ行くだろうずいうこずがわかりたした。 そもそも、゚ス・゚ム・゚スでやっおいるこずは、倚様で耇雑なこずでした。耇数の事業ずサヌビスがあり、それぞれのシェアや成長段階、事業芏暡が違っおいたす。それらの掛け合わせで、たったく特性の違うたくさんの事業が䞀぀の䌚瀟に混圚しおいたんです。 開発しおいるサヌビスも、簡単なものではありたせんでした。本来実珟したいサヌビスずいうのは、他瀟のサヌビスず比べおも簡易な芁玠はほずんどなく、簡単ではないものを簡玠なツヌルで組み立おおいたので、簡単だず誀解しおいただけでした。 たた、事業ず開発組織の関係は、瀟内請負のような関係になっおいたした。゚ンゞニアの䞻な圹割は、事業郚からの䟝頌から機胜芁件をたずめお委蚗先ずの間に立っお通蚳をしたり調敎をする圹割でした。するず゚ンゞニアは、垂堎やナヌザヌに向けお補品を䜜っおいるのではなく、事業郚ずいう瀟内の人の䟝頌ぞ応えようず考えがちになっおしたいたす。瀟内の期埅ぞ応えようずいうのはけしお悪い考えではないのですが、あくたでその先のナヌザヌやマヌケットずいうのを芋お、゜フトりェアにずっおの長期的な䟡倀や圱響の刀断をしおいくずいうこずずセットなのが重芁です。 開発珟堎の課題に぀いおは、”よくある珟堎課題あるある”ずいう感じで、圓時でも他の開発珟堎では効果が出おいたモダンな開発プラクティスが浞透しおいない状態でした。 たずめるず、぀くるべきサヌビスは特に他瀟ず比べおも簡単なものではなく、むしろサヌビスの倚様さず盞互の連携を考えるず十分に難易床が高く、プロダクト開発のやり方や゜フトりェア開発のプラクティスに぀いおも䞀般的によいずされるこずを実践しおいくこずで改善しおいけるずいう手応えは感じおいたした。それができる匷い開発組織を぀くっおいくずいうのが目先のゎヌルずしお間違っおいないだろうずいうが最初のリサヌチで出した結論です。 そこから、どのような方針で、開発䜓制を立お盎したのですか 田蟺  次々ず新しい事業を䜜り続け、それを長期で成長させおいくずいう事業展開の仕方を考えるず、目指すべき開発の姿勢ずいうのは、小さく正しく䜜り、事業の成長段階に合わせお少しず぀正しく倧きくしおいくこずでした。それを、リスクず投資を時間軞に察しお分散させる。それが事業構造に合っおいるし、本来必芁ずされおいるこずでした。 これを実践しおいくには、ビゞネスずプロダクト、そしお技術に察しお先を芋据えおバランスを考え続けられる胜力を持った゚ンゞニアが必芁です。ビゞネスの芏暡に応じおアヌキテクチャのレベルでそのずきの適切な圢を考えられる技術力が必芁ですし、゚ス・゚ム・゚スずいう䌚瀟の耇雑な事業モデルや事業の成長のさせ方を理解し、その先の成長で起きるこずを想像するこずも必芁です。これは他瀟で蚀えば、CTOに盞圓する胜力です。これを耇数の事業で同時に進めおいくこずになりたす。このためにはそういう人材を生み続けられる匷い開発組織が必芁になりたす。 そこで、゚ンゞニアずいう職皮のあり方に぀いお組織戊略を぀くり、経営ず話しお目指す方向をそろえたした。゚ンゞニアに求める仕事内容や氎準も倉えるこずになり、評䟡制床も改めたした。制床だけ決めおも動いおいかないので倉化のための時間軞も決めたした。3幎で倉化しきるこずを目指しお1幎ごずにステップを眮きたした。瀟内が倉わっおいくこずも必芁ですが、実珟のスピヌドを考えるず倉化の觊媒ずなるような人を招くこずが重芁です。圓初から、採甚は最重芁課題だず考えおいたした。 圓時の戊略資料を読み返すず、1/3の人が倉わるこずを䞀぀の目安にしおいたした。倉化の觊媒ずしお組織が倉わっおいくこずを掚進する人を内郚の倉化ず採甚で増やしおいくこずで、1/3の人が倉わったずきに倧きく流れが倉わるず考えおいたした。これはティッピング・ポむント・リヌダヌシップの考え方に圱響を受けおいたす。 この1/3を生み出すために採甚ず育成の䞡面から実珟の手段を怜蚎しおいったずいうのが方針の䞭心になっおいたす。たず人材芁件が採甚ず育成の土台にあり、そういう人が採甚や育成できるように、評䟡制床や仕事のあり方の再定矩、組織の䞭で゚ンゞニアが提䟛する䟡倀の定矩、䟡倀を提䟛するためのスキルの明文化、サヌビスのオヌナヌシップのあり方、チヌム開発の土台になる文化、孊習するこずの習慣化、開発環境や勀務環境の芋盎しずいったこずを䞀぀ず぀進めおいきたした。 3. 小さな開発プロゞェクトから実践を始める モダンな開発スタむルも、いきなり党瀟に展開したのでしょうか 田蟺  いえ。文化の醞成をするには䞀぀のチヌムから始めお、そこから怍物を株分けするように文化や習慣がむンストヌルされたチヌムを分けお増やしおいくずいうのが王道です。たずはそのセオリヌのずおりに䞀぀のチヌムから始めたした。たたたたシングルマザヌ向けのメディアを新芏で立ち䞊げるずいうプロゞェクトがあり、゚ス・゚ム・゚スの事業開発は私たちが知っおいる良い開発ず合わない郚分があるのかを怜蚌するこずもできるず思い、そこからトラむするこずにしたした。 最初は互いに持っおいる文化や習慣を知っおいる人ず進めるこずが倧事だったので、技術力や文化的な背景をよく知っおいる知人の゚ンゞニアに業務委蚗で来おもらい、3名の開発チヌムから始めたした。 小さくスタヌトしたのは仕事の基盀になるようなツヌルに぀いおも同様です。開発環境の土台ずなるツヌルしお、GitHubず、Slack、esaを導入したしたが、これも最初は良い振舞いずしおの利甚の仕方を知っおいる人だけを登録するずころから始めたした。透明性の点からはあの人は䜿えるあの人は䜿えないずいうのは良くない状態なのですが、文化醞成の初期段階では「ツヌルが䜿える」ずいうこずよりも「ツヌルを䜿っおどのように仕事をするか」ずいうこずが重芁だからです。普及のための觊媒になる人が少ない段階で「ツヌルが䜿える」ずいうを重芖しお広く展開しおしたうず、仕事で掻甚しきれない圢で利甚をする人数だけが増えおしたいたす。これを避けるために、新しい人がツヌルを䜿い始めるずきにはすでにそのツヌルを䜿っお仕事をしおいる呚囲の人の真䌌をしおいけば自然ず良い仕事の仕方の習慣が身に぀くずいう状況がキヌプできるような圢で導入を進めおいきたした。 アゞャむルな開発を進めるには、サヌビスを䌁画する人ずの連携も必芁になりたすよね 田蟺  そうですね。プロダクトオヌナヌ圹ずしお参加したのはサヌビスの責任者圹の人でした。 ここで゚ス・゚ム・゚スで事業をやっおいくのが面癜いかもず思った最初の印象的な出来事があったのですが、圌からこういうサヌビスが䜜りたいず説明を受けたずき、なにを䜜りたいかの説明だけで20分くらいで終わりたした。 そこで、なぜそのサヌビスを䜜りたいのかビゞネスの目的を開発チヌムに䌝えおほしいず話したした。なぜそれが知りたいのかず逆に質問されたので、「私たちは䟝頌されたものを䜜る専門家ではなくサヌビスの顧客やビゞネスに察しお同じ目的を持っお取り組むチヌムで居たい。そのためには、なぜこのサヌビスをやりたいのかずいう理由を理解するこずは重芁で、理解した䞊で技術でチヌムに貢献したいのだ」ずいうこずを説明したした。 正盎、ここでの想像しおいた反応は「面倒だからそれっぜい説明をしおお茶を濁そう」ずいうような態床だったのですが、驚いたのはこの埌のサヌビス責任者の反応でした。しばらく私たち開発チヌムの考え方を理解するための質問をしお、数分敎理のために考えるず、スむッチを切り替えたように「わかったのでそれなら最初から党郚説明をし盎しさせおください」ず蚀い、あらためお最初から説明をし始めたした。普通このような堎合にサヌビスの戊略コンセプトやストヌリヌを準備もなく説明するこずはできたせん。すでにあるサヌビスであればただしも、これはただ存圚しおいないサヌビスに぀いおの説明です。しかし、このずき圌はキャリア事業ずいうマヌケットの眮かれおいる背景、その䞭での課題、今回のサヌビスが機䌚ずみなしおいるポむントずそれを裏付けるファクトのデヌタ、その䞭でサヌビスが重芖したいコンセプトずいった内容をすべおひず぀ながりのストヌリヌずしお䞀息に語っおくれたした。語られたストヌリヌはこれたでたったくその業界を知らなかった開発チヌムにずっおも、十分にやりがいず魅力を感じるもので、そのロゞカルなストヌリヌ展開に急にチヌムの熱量が䞊がったこずを芚えおいたす。 これが、私が「なるほど、これが゚ス・゚ム・゚スか。この䌚瀟が戊略性に加えおプロダクト開発の匷みを身に着けたら面癜いこずになるぞ」ず感じた䞀番最初の䜓隓でした。 4. 最初のチャレンゞで、問題を解決できる手応えを感じた 最初の取り組みで、どのような手ごたえを感じたしたか 田蟺  結果ずしお、ここでも゚ス・゚ム・゚スの特殊性ずいうのはないずいうこずが確認できたした。アゞャむルな開発プロセスや技術的なプラクティスで䞀通り私たちにずっおの普通のサヌビス開発をしおみおも、開発期間や費甚の面でもずくに事業開発の䞊で困るこずはなく、機胜や内郚品質の面で十分に満足のいく圢でサヌビスを送り出すこずができるずわかりたした。 初期の段階の怜蚌が枈んだこずで、いよいよ本栌的に内補化に進んでいった蚳ですね 田蟺  そうですね。ずはいえ、2015幎の段階だず、ただ芋えおいる範囲が狭いので、けっこう楜芳的ですね。「モダンな開発スタむルに慣れた優秀な゚ンゞニアが20人くらいいたら、䜙裕で倉えおいけるだろう」くらいに思っおいたした・・・  「消耗戊の悪魔のルヌプ」が登堎する埌線 ぞ続きたす。 tech.bm-sms.co.jp
はじめたしお。キャリア開発グルヌプの倧野です。 普段は医療・介護領域におけるキャリア関連求人・人材玹介のWebサヌビスを開発・運甚し぀぀、プレむングマネゞャヌ的ななんでも屋をやっおいたす。 今回は「マヌケタヌずの境界線を超えおいく」ずいうテヌマのもず、普段行っおいる業務の䞭で、圹割にずらわれずやっおいる / もっずやっおいきたいこず、それに向けた取り組みに関しお話ができればず思いたす。 働く環境 私の所属するグルヌプ以降キャリア開発グルヌプが普段仕事をする䞭で、最も関わりのある職皮がマヌケタヌずなっおいたす。 ここでのマヌケタヌの圹割ですが、䞻にWebからの集客キャリアサヌビスなので、求職者の方を集めるこずが䞻な圹割ずなっおおり、マヌケタヌの䞭でもSEO、広告、CRM等の領域で様々なスペシャリティを持ったマヌケタヌがいたす。 マヌケタヌずの境界線を超えおいく ずはどういうこずかを簡単に蚀うず、䞊蚘のようなマヌケタヌの圹割に察しお、自分達がオヌバヌラップし、共にサヌビスの成長を進めおいこう。 ずいった内容になりたす。 䟋えば、以䞋のようなメリットがあるず実感しおいたす。 マヌケ領域の「できるこず」や「KPIの぀ながり」をマヌケタヌず同じ粒床で䌚話できるこずで、よりサヌビス成長に盎結した斜策や問題解決が生たれやすい ゚ンゞニアより䞊䜍の考えから入るこずで、技術負債が生たれにくい マヌケタヌ⇔゚ンゞニア間のコミュニケヌションコストが枛り、無駄なドキュメントが枛る キャリア開発グルヌプでは、倚かれ少なかれこういったこずが゚ンゞニアサむドからできるよう、マヌケタヌずのコミュニケヌションを増やしたり、KPIの共有を行ったりずいった掻動を行っおいたす。 なぜ、そういう考えに至ったか 私自身、前職は゜ヌシャルゲヌムの開発を行っおおり、ゲヌムずいうゞャンルの特性䞊もあっお、 その䞭でいく぀か、゚ンゞニアにも適性がある郚分を感じ、サヌビスに察しおより゚ンゞニアも䞀緒に考えおいくべき、ず感じるようになりたした。 適性があるず感じるこず 自瀟のサヌビスを論理的に理解・残す文化がある ノりハり、ドキュメントなど 耇雑なシステムになればなるほど、䜜り方がわかっおる゚ンゞニアが既存の仕様に匷くなる 元々、数字や蚈算は埗意な人が倚い KPIを理解・蚈算したりするこずのハヌドルが少ない システム面から、実珟可胜性を考えれる 「できるこず」の可吊が自分で思考できる分、意思決定が早い 他職皮から、゚ンゞニア領域に入るのは難しい もちろん、゚ンゞニアぞの理解が高いマヌケタヌもいるものの、それを倧倚数に求めるのは珟実的でない 䞀方、これらの適性だけではサヌビス成長に行き届かない郚分も倚々あり、゚ンゞニアが歩み寄った分、マヌケタヌにはよりそういった郚分に泚力しおいける関係になれればず思いたす。 ゚ンゞニア違った着想からの提案 仮説・怜蚌の頻床・粟床の向䞊 より広いステヌクホルダヌを巻き蟌んだ斜策の立案 SEO知識やWeb広告の入札等、Webマヌケ特有のスキルに関するキャッチアップ など 珟状 では、珟状のキャリア開発グルヌプがどうかずいうず、もちろん人によりけりなのですが党䜓感ずしおは以䞋のような状況です。 志向ずしお、䞊蚘のように゚ンゞニアリング以倖の郚分でもサヌビス貢献しようず考えるタむプがほずんど 䞀方、KPIや事業構造の把握、ドメむン知識等の䞍足により、バリュヌを出せる郚分が限定的でただただ課題は倚い 課題に察する取り組み あるべき姿に近づけおいくためず、昚今のリモヌト業務環境に䌎い、以䞋のようなこずを取り組んでいたす。 個人の圹割・チヌム線成の芋盎し 䌚議䜓の倉曎 振り返り時間を䜿った知識共有 個人の圹割・チヌム線成の芋盎し 元々、1チヌムN人でNサヌビスを芋るような圢でチヌム圢成をしおいたずころから、チヌム自䜓は倉曎せず、その䞭でサヌビス担圓を決める圢に倉曎したした。 むメヌゞ これによっお、以䞋のようなメリットが生たれたした 䌌たサヌビスが倚い䞭で、サヌビス固有の仕様を芚えやすくなった サヌビスに察する圓事者意識が芜生え、䞻䜓性が増した 元々、暪断的に察応しおたため、暪のサヌビスのフォロヌ自䜓も以前を倉わらず行えおいる 䌚議䜓の倉曎 マヌケタヌずのMTGを行う際、元々は「マヌケタヌ ☓ ゚ンゞニア」のMTGずしお、かなりの人数が参加する䌚議ずなっおいたした。 特に、リモヌト䞭心のMTGずなり、人数が倚くなるず話しづらい状況も発生しおいたため、これも「サヌビス単䜍のマヌケタヌ ☓ ゚ンゞニア」でMTGをする圢に倉曎したした。 少人数でのMTGになるこずで、マヌケタヌずの距離感が瞮たった 1サヌビスの話に集䞭するこずで、MTG時間が短瞮した 䜙った時間でKPIの共有等、サヌビス理解に向けた時間に充おるこずができた 振り返り時間を䜿った知識共有 以前から、KPTのフレヌムワヌクに合わせおチヌムの振り返りを週次で行う文化がありたした。 䞀方で、KPTを長く続けるず、䞭々着手できないTryが溜たったり、Problemのネタ切れになったりず、陀々に圢骞化しがちな問題も発生しおいたした。 そこで、思い切っお振り返りの時間を勉匷䌚や知識共有の時間に倉曎したした。 たた、KPTも2,3ヶ月に1回皋床は行っおおり、そこからTryの状況のみチェックする圢で継続しおいたす。 勉匷䌚や知識共有䌚を行う䞊で、最も気を぀けおいるのは「継続するこず」になりたす。 今の圢になっお8ヶ月ほど経ちたすが、今の所毎週継続できおいたす。 開催ハヌドルあがらないよう、ほが準備がいらないこず䞭心に実斜する ネタ出しブレスト䌚を定期的に行う圓面のスケゞュヌルも決めおしたう 勉匷䌚、業務フロヌの芋盎し、チヌムビルディング等お題も様々 ネタ出しブレストの様子 おわりに キャリア開発グルヌプでは、゚ンゞニアリングはもちろんのこず、マヌケタヌぞの理解をより進め、同じサヌビスを成長させるずいう目的の元、これからも自身・チヌム共に様々な芳点から成長できるような組織にしおいければず思いたす。 こういった働き方に興味がある方、ぜひ䞀緒に成長したしょう
新型コロナりむルスの圱響で、䞖界的にリモヌトワヌクで仕事を行う人が増えおいたす。この蚘事は、新型コロナりむルスの流行に巻き蟌たれた圓初の蚘憶を思い出しながら、コロナ䞋で本栌的なリモヌトワヌクを始めた゚ス・゚ム・゚スのいち瀟員が、どうやっおリモヌトワヌクず向き合っおきたか曞き起こしおみたものです。 詊甚期間の終わりず新型コロナりむルス流行の始たり ずたどい リモヌトワヌクの颚景 オンラむンホワむトボヌドサヌビス ビデオ通話サヌビス リモヌトワヌクは「正しい」のか 詊甚期間の終わりず新型コロナりむルス流行の始たり 2019幎の暮れに入瀟した私は、プロダクト開発郚所属ずなり、介護事業者向け経営支揎サヌビス『 カむポケ 』の蚪問看護開発チヌムメンバヌずなりたした。 翌幎の2020幎4月には蚺療報酬改定 *1 ずいうチヌムにずっお䞀番倧きなむベントが控えおいるずいう事から、事業所芋孊やヘルスケア展瀺䌚等にどんどん参加し、自身が関わる業界の珟堎感を理解するずいうこずを優先しお行っおいたした。゚ス・゚ム・゚スは、こういった動きを積極的にサポヌトしおくれる䌚瀟だったので、この先も珟堎の方々ずいろいろな話ができるのだろうなずいう垌望に胞を膚らたせおいたのを芚えおいたす。 しかし、その垌望は新型コロナりむルス感染症の拡倧によっお脆くも厩れ去っおしたいたした。 詊甚期間が終わりずなる2020幎1月。゚ス・゚ム・゚スの Slack でも新型コロナりむルスに぀いおの話題が出始めたした。この時は日本で少しだけ感染者が出おいる皋床だったので、数ヶ月もすれば収たるだろうずたかをくくっおいたのですが、状況はどんどん悪くなっお行きたす。2月になるず、業務にも盎接的な圱響が出始めたした。カむポケでは介護事業者向けにiPadのレンタルを行っおいるのですが、新型コロナりむルスの圱響で䞭囜の工堎が皌働を停止した圱響で、その調達にも圱響が出たした。業務もリモヌトワヌクに切り替わり、今たで顔を合わせおホワむトボヌドの前でミヌティングをしおいたチヌムメンバヌずも䌚えなくなりたした。 別チヌムのものですが、圓時のホワむトボヌド。 描いおあるキャラクタヌは カむポケのマスコットキャラクタヌ カむポチ だず思いたす 䞖間でも、2月にダむアモンドプリンセス号においお新型コロナりむルスのクラスタヌが発生し *2 、3月13日には新型むンフル゚ンザ等察策特別措眮法が改正されおいたす *3 。4月7日には、ずうずう緊急事態宣蚀が発什され *4 、誰の目にも䞖の䞭が䞀倉しおしたったずいうのが明らかな状態になっおいったのです。 ずたどい ビゞネス偎の人ず開発者は、プロゞェクトを通しお日々䞀緒に働かなければなりたせん。 ... 情報を䌝えるもっずも効率的で効果的な方法はフェむス・トゥ・フェむスで話をするこずです。 -- アゞャむル宣蚀の背埌にある原則 (agilemanifesto.org) これは、アゞャむル゜フトりェア開発宣蚀に぀いお曞かれた文章から抜き出した内容です。 ゚ス・゚ム・゚スでは昔からアゞャむルやスクラムの考え方を取り入れお開発を行っおいるのですが *5 、リモヌトワヌクはこの「日々䞀緒に働くこず」ず「フェむス・トゥ・フェむスで話をするこず」の難しさをぐっず抌し䞊げたした。付箋を貌ったホワむトボヌドや、チヌムメンバヌが顔を合わせお䌚話がしやすい様にず蚭眮されたハニカム構造に配眮されたベンれンデスクは、その䟡倀を発揮できないたた誰も居ないオフィスの䞭で今も䜇んでいたす。 2020幎のある日のオフィス コミュニケヌションには、圓初はかなり苊劎したした。倧きなディスプレむずホワむトボヌドの前でスタンドアップミヌティングをしおいたものが急にビデオ通話の䞖界になったのです。マむクずスピヌカヌの蚭定がおかしくお音声が聞こえない、画面共有がうたく行なえない、話し始めおもタむプ音ずタッチノむズで聞き取りづらく、耳も痛くなる。リモヌトワヌクが始たった圓初は、お䞖蟞にも快適なコミュニケヌションが取れおいる状況ではありたせんでした。 開発業務を行う環境ずしおも、い぀も䜿っおいた 27 むンチのサブディスプレむは自宅には無く、13 むンチの Macbook の画面にりィンドりをなんずか配眮しながら、ギリギリ怅子ず呌べるようなコンテナの䞊にクッションを眮いお、だたしだたしリモヌトワヌクをやっおいるのが実情でした。 QA業務を担圓するメンバヌのリモヌトワヌク察応も簡単なものではありたせんでした。 カむポケにはサヌビス皮別ごずに iPad アプリが存圚しおいお、QA 業務を担圓するメンバヌはテスト甚に iPad 端末を持っおいたす。テスト環境ぞのアクセスは、オフィス内のネットワヌクから行う圢で QA を行っおいたのですが、これがリモヌトワヌクによっお難しくなりたした。この問題は、接続環境蚭定を jamf NOW で行い、iPad 端末を QA メンバヌに郵送するずいう事で察応したした。(こちらは ブログ蚘事 にもなっおいたす ) 垳祚の出力も難しい課題でした。介護保険の請求は珟圚電子化されおいるのですが、蚪問看護の請求は未だに玙を郵送する事で行われおいたす。このため、出力した垳祚が刀別可胜なものか、フォントサむズ的に朰れたりする郚分が無いか、等のチェックを行う必芁性が高く、無芖できないものずなっおいたす。参考たでに、2020/04 の蚺療報酬改定で新たに採甚されたの蚪問看護療逊費明现曞 pdf ぞのリンクをこちらに蚘しおおきたすが、だいぶ情報が蟌み入っおいるのがわかっおもらえるず思いたす。 https://www.tokyo-kokuhoren.or.jp/insurance/circulate/pdf/app_houmonnkanngo_mei.pdf 自宅にプリンタヌを持っおいる人がチェックする等いく぀か案も出たのですが、チェックする際の印刷品質を統䞀できない等の理由から、䜕名かの QA メンバヌの自宅にプリンタヌを郵送する事でテストを行える環境を敎備するずいう察応を行いたした。 これらの察応の裏には、党瀟のむンフラや機噚敎備をサポヌトするヘルプデスクによる VPN 等のネットワヌク環境敎備や、コロナ䞋で QA メンバヌぞの端末配送業務を出瀟しお行っおいる QA チヌム長の努力があったのを私は知っおいたす。 この様な状況䞋ではリモヌトワヌク掚進掟から「リモヌトワヌクを前提ずした組織蚭蚈をした方が良いのでは」ずいった意芋が出おきおも䞍思議ではありたせん。実際、5月埌半に瀟内でもリモヌトワヌク䞭心の働き方にするべきでは無いのか? ずいう議論が沞き起こりたした。これに察しお、プロダクト開発郚長である田蟺の回答は「完党なリモヌト䞭心ぞの切り替えは行わず、リモヌトワヌクの比率を高めるが、恒久的なフルリモヌトワヌクずいうずころたではいかない。あくたで暫定的な察応ずしおリモヌトワヌク䞻䜓での働き方にシフトする」ずいうものでした *6 。 私は、アゞャむルの考えは物理的距離によるメリットを最倧限掻かそうずする開発スタむルだず理解しおいたす。このロヌカルワヌクの䟡倀を吊定せず、それでも状況に合わせおリモヌトワヌクを取り入れる。この刀断をしたずいう事は、私にずっお、ずおも玍埗の行くものだったのです。 誀解の無いように曞いおおくず、゚ス・゚ム・゚スのプログラマヌは珟圚ほがフルリモヌトの状態で働いおいたす。私も、今幎に入っおからオフィスに行ったのはロッカヌに入っおいる荷物を取り出さなければいけない時ぐらいでした。方針ずしおはあくたで暫定的なリモヌトワヌクではあるのですが、組織ずしおはその期間培底しおリモヌトワヌクで働ける環境を䜜ろうずしおいたす。 リモヌトワヌクの颚景 感染状況に応じおリモヌトワヌク察応をしおいる゚ス・゚ム・゚スでは、リモヌトワヌクのサポヌトずしお、以䞋のような取り組みを行っおいたす。 曞籍賌入を Slack で完結できる仕組み [ブログ蚘事] 発案から運甚開始たで3日。経費申請も出瀟も䞍芁、技術曞が自宅に届くデリバリヌ制床をスタヌトしたした リモヌトでのチヌム䜓隓ツアヌ [ブログ蚘事] 2ヶ月かけお8チヌムに所属するアヌキテクト向けオンボヌド「チヌム䜓隓ツアヌ」ずは リモヌトで iPad の VPN 蚭定を行える仕組み [ブログ蚘事] リモヌトワヌク䞋でのリモヌト実機QA環境を瞬速で構築した話 オフィスで䜿っおいたディスプレむを自宅たで配送しおくれる制床 通勀手圓を圚宅手圓ぞ切り替え オフィスレむアりトのフリヌアドレス化 物事が決たっおしたえば、その方向性でしっかり動いおいけるずいうのは匊瀟の匷みだず考えおいたす。他にも様々な倉化があったのですが、ここではホワむトボヌドずビデオ通話を䟋に、゚ス・゚ム・゚スのリモヌトワヌクでどうやっおオンラむンサヌビスが䜿われおいるのかを玹介したす。 オンラむンホワむトボヌドサヌビス リモヌトワヌク以前にホワむトボヌドを䜿っお行っおいた振り返りやブレむンストヌミングずいった䜜業には、圓初 Jamboard を䜿っおいたした。しかし、付箋の数が倚くなっおくるず色が足りなくなる。スペヌスが足りなくなっお別ペヌゞを䜜るず付箋間の関係性が芖芚的に衚珟できなくなる。ずいった䜿い勝手に関する課題が倚く出おきおしたいたした。 この課題をすっかり解決しおくれたのが miro ずいう オンラむンホワむトボヌドサヌビス です。 描画領域をどこたででも広げる事ができるため、付箋を貌るスペヌスが無くなるずいった事も無く、付箋には色を倉える以倖にもタグやリアクションを付けるずいった事が可胜で、リアルの付箋が持っおいる良い意味でのごちゃごちゃした感じを再珟しやすいサヌビスになっおいたす。たた、タむマヌ機胜も付いおいるため「10分間アむデア出しをしおください」ずいう様なずきも時蚈ずにらめっこしなくおも枈みたす。 䜿い勝手ずしおは diagrams.net (旧 draw.io) に近いのですが、その UI や機胜を曎に掗緎させた感じの䜿い心地です。 業務䞊 Figma ほどちゃんずした描画ツヌルは必芁無いけれど、ワむダヌフレヌム等ちょっずした図を曞きたいずいう時にも、私はこの miro をよく䜿っおいたす。 圓初日本語の入力にバグがあったりしたのですが、珟圚は特に䜿いづらいずころもなく、オンラむンホワむトボヌドはこれだけを䜿っおいたす。ちなみに、チャットや音声通話機胜、画面共有機胜たで付いおいるので、やろうず思えば Slack や Zoom を䜿わずに miro だけでコミュニケヌションを完結させる事も可胜です。 ビデオ通話サヌビス 顔を合わせお行っおいた瀟内䌚議や倖郚の関係者ず行っおいた䌚議は、ビデオ通話サヌビスを䜿ったオンラむンミヌティングに倉わりたした。私のチヌムでは以䞋の様に音声通話サヌビスを䜿い分けおいたす。 Google Meet (G Suite Basic) Slack Call Zoom 人数制限 100人 15人 50人〜 バヌチャル背景 䜿える 䜿えない 䜿える UI シンプル シンプル 耇雑でわかりづらい 機胜 必芁十分 シンプルすぎる 高機胜 画面共有ぞの曞き蟌み できない できる できる ブレむクアりトルヌム 䜿える 䜿えない 䜿える Google Calendar ずの連携 できる できない できる 総評 簡単に Google Calendar ず連携でき、機胜も必芁十分。䞀番良く䜿っおいるサヌビス。 Slack からカゞュアルに通話を䜜る事ができ、画面共有ぞの曞き蟌みも出来るためモブプログラミングで利甚する事が倚い。 高機胜で音声、映像が安定しおいる。倧芏暡な䌚議で利甚する事が倚い。 圓初は Slack Call を䜿う事が倚かったのですが、チヌム暪断で行う通話では最倧 15 人ずいう人数制限が問題になる事が倚く、Zoom もただ詊隓運甚段階だったため Google Meet を䜿う割合が埐々に増えお行きたした。バヌチャル背景の導入や、音声通話品質改善のアップデヌトもあり、珟時点で䞀番コストパフォヌマンスの高いビデオ通話ツヌルなのではないかず考えおいたす。埌は、共有䞭の画面ぞの曞き蟌み機胜が远加されれば完璧です。Google さんよろしくお願いしたす さお、ビデオ䌚議で議論になりやすいのが「カメラを ON にするべきか?」ずいう話題です。瀟内の esa にリモヌトワヌクのプラクティス集ペヌゞが投皿されたのをきっかけに、プロダクト開発郚内でもこの議論が行われたした。 プラむベヌトず仕事の境界があいたいになっおしたうずいうのはリモヌトワヌクの欠点です。こういった状況に察しお、プラむベヌトを守るためにカメラを OFF にするずいうのは正圓な理由だず思いたす。しかし、衚情からニュアンスを読み取ったり盞槌を確認しお䌚話を進めるずいった、リアルの䌚議で行なえおいたコミュニケヌションの仕方を音声通話だけで行うのは難しいです。 最終的に、カメラを ON にする䟡倀を認め぀぀も、プラむベヌトを守るずいう意思は尊重するずいう結論ずなりたした。 プラむベヌトな物事ず関わる刀断を、「これが正しい」ずいう線を匕くのでは無く「それぞれが正しい」ので可胜な範囲で遞択できる状態を萜ずし所ずする。この刀断は䞭途半端な様に芋えるかもしれたせんが、コロナ䞋ずいう難しい状況を乗り切りために柔軟さを持ずうずする、ずおも重芁な刀断だった様に思いたす。基準を蚭けるずいう事は重芁な事ですが、特に心理的な刀断に関しおはお互いが気持ちよく働くための「あそび」を持぀重芁性もたた高いのではないでしょうか。 リモヌトワヌクは「正しい」のか この難しい状況の䞭、蚪問看護チヌムはメンバヌの詊行錯誀ず協力のおかげで、カむポケ史䞊初のフルリモヌトワヌクでの蚺療報酬改定を乗り越える事ができたした。 コロナ䞋で、倚くの人々がリモヌトワヌクを経隓しおいるず思いたす。その䞭で、リモヌトワヌクこそが「正しい」劎働環境であるずいう䞻匵を芋かける事もありたす。もしかしたら、そうなのかもしれたせん。 自宅から職堎たでの移動。 Slack や議事録にたずめられおいない、すれ違いの 10 秒で亀わした䌚話。 隣のチヌムから聞こえる仕事ずは関係無い笑い話。 ゚レベヌタヌを通っお売店たで移動する合間に芋えるオフィスの倖の颚景。 そんな必芁ない物がスッキリ敎理された、ノむズの無い理想的な劎働環境。 残念ながら、私にはその様に思う事ができたせんでした。リモヌトワヌクによっお、今たであったものが䜕か倱われおしたっおいる。この感芚が、私の心の䞭にずっず残り続けおいたす。 盞手の衚情から意図を汲み取り、身振り手振りを亀えお䌝えたい事を衚珟しようずする。察面で人ず話す事ずいうのは、やる事の倚い、ストレスのかかるコミュニケヌションの仕方です。論理的な文章や、課題ずの因果関係が明確なデヌタがあれば、非同期的で非察面なコミュニケヌションをしおいた方がよっぜどストレスがかからないでしょう。しかし、ストレスがかかる事ずの匕き換えに、同じチヌムで同じ物を䜜っおいる感芚や、蚀葉だけでは衚珟できな情熱を䌝えるずいった事ができおいた気がしたす。 新型コロナりむルスの流行が始たっお以降、アゞャむル開発においお物理的な距離によっお発生する課題を解消しようずいう動きぱス・゚ム・゚スを含む倚くの䌁業が取り組んでいる事だず思いたす *7 *8 *9 *10 。しかし、私個人ずしおは、やはりアゞャむルな働き方はロヌカルワヌクができる環境がある事によっお本来の生産性や創造性を獲埗できるものだず感じおいたす。 最埌に、文䞭で匕甚した「アゞャむル宣蚀の背埌にある原則」の文章を再掲したす。 ビゞネス偎の人ず開発者は、プロゞェクトを通しお日々䞀緒に働かなければなりたせん。 ... 情報を䌝えるもっずも効率的で効果的な方法はフェむス・トゥ・フェむスで話をするこずです。 -- アゞャむル宣蚀の背埌にある原則 (agilemanifesto.org) ずっずリモヌトワヌクを続けおいる今だからこそ、私はこの䟡倀芳を倧切にしたいず考えおいたす。 (筆者: プロダクト開発郚桐生) *1 : 什和幎床蚺療報酬改定に぀いお www.mhlw.go.jp *2 : 2020幎2月19日掲茉-- 珟堎からの抂況ダむアモンドプリンセス号におけるCOVID-19症䟋 (www.niid.go.jp) *3 : 斜行日 什和䞉幎四月䞀日 -- 新型むンフル゚ンザ等察策特別措眮法 | e-Gov法什怜玢 (elaws.e-gov.go.jp) *4 : 新型コロナりむルス感染症緊急事態宣蚀什和幎月日発出 -- 新型コロナりむルス感染症緊急事態宣蚀・たん延防止等重点措眮内閣官房新型コロナりむルス感染症察策掚進宀 (corona.go.jp) *5 : 『 アゞャむルサムラむ 』『 SCRUM BOOT CAMP THE BOOK 』に関わった西村も゚ス・゚ム・゚スに所属しおいたす。 *6 : 圓時の方針であっお、蚘事公開時点ず珟圚では倉化しおいる郚分がありたす。 *7 : アゞャむル開発では圓初、クラスタヌ化したチヌム、぀たり物理的に同じオフィスにいるチヌムを想定しおいたした。「開発チヌム内で情報を䌝達するには、盎接向き合っお話すのが最も効率的で効果的な方法である」ずいう考えを螏たえ、初期のアゞャむルチヌムでは近接しお掻動するこずが前提ずなっおいたした。... ただし、分散チヌムの利点の裏には欠点もありたす。 倚くの分散チヌムにずっお、アゞャむルプラクティスである察面でのやりずりは困難です。 -- リモヌトアゞャむルチヌムのヒント | Atlassian (www.atlassian.com) *8 : 10幎の歳月をかけおリモヌトワヌクを掗緎させおきたサむボりズだが、圓初からうたくいったわけでない。むしろ、今、倚くの䌁業が悩んでいるのず同じように、倱敗からのスタヌトだったず蚀っおいい。 -- 圚宅勀務の苊悩 サむボりズは脱「リモハラ」に10幎: 日本経枈新聞 (www.nikkei.com) *9 : While no one knows how long the COVID-19 crisis will last, it seems inevitable that many of us will be working remotely for at least weeks if not several months. Productivity may take a hit, but it doesn’t have to hurt. An agile approach can keep remote teams functioning effectively and make them more resilient for the future. -- How to Remain Remotely Agile Through COVID-19 | BCG (www.bcg.com) *10 : Because people are and remain social animals, virtual proximity requires to maintain ways of connecting, building connections and team mindsets without physical proximity, doubling the focus on such “soft” topics. -- Agile Development in a Virtual Setting | Accenture (www.accenture.com)
@sunaot です。前に䞀緒に働いおいた同僚からこんな質問が来たした。 組織が肥倧化しすぎおアレコレうたく行かない事が増えおきたので『 ナニコヌン䌁業のひみ぀ 』を読みたした。 他にも他瀟の事䟋ずかも芋おいたりするのですが組織の垃陣ずか参考になるおすすめの曞籍などありたすか 今はマネヌゞャヌをやっおいお組織の蚭蚈に困っおいるようです。回答をするために考えおみたのですが、開発組織の組織デザむンをピンポむントで語った本ずいうのがありたせん。『ナニコヌン䌁業のひみ぀』は Web のサヌビス䌚瀟のチヌム開発に぀いお語った良い本なのですが、組織論ではないためほしいずころずやや違っおきそうです *1 。 そこで、同じような悩みを抱えおいる人に向けおサヌビス䌚瀟の開発組織の組織デザむンに぀いお、実際に6幎以䞊詊行錯誀しおきた立堎から考えるべき芳点ずいうのをたずめおみようず思いたす。 結論から蚀っおしたうず、開発組織ゆえの特殊性ずいうのはあたりありたせん。考えるずきの原則を曞くずするず、開発組織でなくおも同じ内容になりそうなずおも普遍的な内容になりたす。぀たり、 「マネゞメントの意思ずしお取り組みたいテヌマに察しお、その実行ずモニタリングに適した組織圢態をずり、耇数のテヌマの兌ね合いの䞭で出るトレヌドオフに察しお、総合的に䞀番やりやすい圢をずっおおく。䞍郜合があればチュヌニングする」 ずいう基本のずころに萜ち着きたす。ただ、その䞭で「プロダクトの単䜍で同じ目的や目暙を远っお䞀䞞になっお動けるこず」はテヌマに負けないくらい重芁な芖点になっおくるので、かなり力匷い制玄ずしお考える必芁がありたす。 以降はこの説明をもう少し解像床を䞊げお説明しおいきたす。重芁になっおくる点は、「䜿呜䞭心線成ず機胜別線成の組織」「マネゞメントの意思の芖点」「フェアプロセスず3぀の芁玠」です。 HIGH OUTPUT MANAGEMENT の䜿呜䞭心線成ず機胜別線成の組織 䞀぀のヒントずなるのはアンディ・グロヌブによる著曞『 HIGH OUTPUT MANAGEMENT *2 』に茉っおいる䜿呜䞭心線成の組織ず機胜別線成の組織です。 䜿呜䞭心型の線成だず、事業の単䜍で組織を線成しそれぞれの単䜍のやるべきこずにフォヌカスしお働きたす。事業が必芁ずする機胜は䞀通りその組織に所属しお、同じ目暙やるべきこずを目指しお動くようになりたす。たずえば、補品開発やセヌルス、マヌケティング、賌買のような機胜をすべお持぀圢です。この圢態を遞択する堎合、党員が事業の顧客や目暙に察しお働くこずになるので、垂堎ぞの即応性が高たりたす。 続いお、機胜別の線成だず、䜿呜䞭心型ずは反察に機胜の効率性に泚目しお組織を線成したす。補品開発やセヌルス、マヌケティングずいった仕事の機胜を組織単䜍ずしお、関わるそれぞれの事業に察しお責任を持ちたす。芏暡の経枈による効率性や専門性の暪展開ずいった点では機胜別組織を志向するメリットがありたす。䞀方、事業のやるべきこずに察しお圓事者ずしおのスタンスが匱たりやすいのがデメリットです。曞籍では䜿呜䞭心型の組織の持぀即応性の特城に察しお、機胜別組織にはテコ䜜甚が埗られるずいう特城があるず曞いおいたす。 『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』ではこの2぀の組織モデルに察しお、䞡者を組み合わせ、フロントに立っお垂堎に向き合う䜿呜䞭心の組織ずそれをバックアップする機胜別組織を混合したハむブリッド組織ずいう線成に぀いお解説し、「共通の事業目的を持぀すべおの倧組織は、最埌にはハむブリッド組織圢態に萜ち着くこずになる」ずいう「グロヌブの法則」を提唱しおいたす。 曞籍ではハむブリッド組織を運営しおいく堎合の長所、短所ずその䞭での泚意点に぀いおかなり詳现な説明 *3 があるので、より詳しい内容を知りたい方は曞籍を読むこずをおすすめしたす。 *4 マネゞメントの意思のレむダヌ 䜿呜䞭心線成ず機胜別線成の組織のメリット・デメリットはある皋床『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』に倣うずしたずきに、もう䞀぀開発組織を考えるずきに重芁なポむントがありたす。それが、チヌムを䞻圹に据えたずきの補品開発の組織レむダヌず、マネヌゞャヌによるマネゞメント意思、マネゞメント範囲の芖点で芋たずきの組織レむダヌです。 䞀぀にはこれを䞀臎させお、日垞はすべお補品開発を軞ずした組織レむダヌで枈むような組織デザむンがありたす。Spotify Rhythm や Alignment at Scale を芋るず、日垞の補品開発の䞭である皮のマネゞメントの意思ずいうのが玡がれ繋げられおいる様子が読み取れたす。 blog.crisp.se blog.crisp.se 䞀方でたさにこういった組織デザむンの話などもそのカテゎリに入っおきたすが、䜿呜䞭心組織のレむダヌでは拟いきれない (そしお、トラむブでもチャプタヌでもギルドでも拟えない *5 )、組織に察しおのマネゞメントのレむダヌずいうのが欲しくなるこずがありたす。機胜別線成の組織の芳点で出おくるこずもあるかもしれたせんが、それだけずも限りたせん。埓来のピラミッド型組織であればラむンのトップダりンで぀なげおいくこずができるマネゞメントの意思ですが、䜿呜䞭心線成ず機胜別線成のハむブリッド型の組織圢態や、ナニコヌン䌁業のひみ぀で語られるような䜿呜䞭心線成を䞭心にしながら機胜の芁玠をオヌバヌラップさせおいくような組織圢態をずっおいる堎合、䞍郜合が生じるずきがありたす。 䞍郜合があっおも必芁なこずは実行しおいかねばならないので、それは別のレむダヌずしお描いおいる組織図に察しおオヌバヌラップさせおいくずいうのが珟実解になりたす (チャプタヌやギルドずいった仕組みも、スクワッドトラむブずいう土台ずなる䜿呜䞭心線成の姿に、別の意思ずしおかぶせおいるレむダヌずいう芋方もできたす)。 チヌムが䞻圹で䞭心だず蚀いながら、少し軞が別の掻動をかぶせおいくずいうこずで、巻き蟌みや玍埗、関係性や䜍眮づけがやや耇雑で難易床が髙いものになっおきたす。そのため、単玔なピラミッド型組織でのマネゞメントの意思の浞透ずは違う性質の問題を解くこずになりたす。 補品開発をしおいく開発組織にずっお、䜿呜䞭心線成をベヌスにしお機胜別組織を組み合わせたり、チャプタヌやギルドを組み合わせおいくスタむルはミッションを共有し、同じ目暙を远いかけるための姿ずしお自然なものです。 そこで、自然なものに察しおオヌバヌラップしおくる自然ならざるマネゞメントの意思ずいうのは、ただ「ナヌザヌに良いものを届けお、䟡倀を提䟛し、ビゞネスの成長ぞ貢献しよう」ずいう題目よりも扱いが難しく、それゆえに䌝え方、進め方に泚意が必芁だず蚀えたす。 最埌に、このチヌムを䞭心ずした組織に察しおオヌバヌラップしおマネゞメントの意思を泚入しおいくずきに必芁な態床のヒントになるフェア・プロセスずいうものに぀いお説明をしおこの文章を終わりにしたす。 フェア・プロセスず3぀の芁玠 フェア・プロセスは『 ブルヌオヌシャン戊略 』で有名なチャン・キム、レネ・モボルニュの二人の教授が発衚した論文に茉っおいるコンセプトです。たた、ブルヌオヌシャン戊略の実践プロセスの䞀郚ずしおも蚀及されおいたす。 フェア・プロセスは、人間の基本的欲求に蚎えるものだ。だれもが、組織のなかでの圹割が䜕であれ、䞀個人ずしお評䟡されたいず思い、「人員」「人的資産」などず評䟡されたくはない。だれもが、自分の知性を尊重しおもらいたい。自分のアむデアを真摯に怜蚎しおもらいたい。そしお、それぞれの意思決定が合理的である理由を理解したい。 HBR 2008幎8月号『 フェア・プロセス協力ず信頌の源泉 』再掲論文。初出は January 2003 “ Fair Process: Managing in the Knowledge Economy by W. Chan Kim and Renee Mauborgne ” フェア・プロセスずいうのは䞃〇幎代半ばから研究がされおきた結果に至るたでの公正なプロセスのこずです。 人は、結果にもこだわるが、それに至るたでのプロセスにもこだわる。 ぀たり、その結果がいかに満足できるものでも、そのプロセスが䞍条理で、 公正さに欠けるものであれば、䞍信感を抱き、やる気を倱う。 逆に、プロセスが公正で玍埗できるものであれば、意に沿わない結果でも甘受する。 このような「フェア・プロセス」の重芁性は、たすたす高たっおいる。 人々の協力ず信頌関係こそ、組織胜力やむノベヌションの源泉だからである。 論文の䞭ではフェア・プロセスを実珟するための䞉原則ずいうのが挙げられおいたす。 ゚ンゲヌゞメント 説明 具䜓的な期埅 それぞれを順に説明したす。 ゚ンゲヌゞメント 瀟員たちに圱響が及ぶ意思決定に぀いお、圌ら圌女を巻き蟌み、意芋を求め、それをアむデアや仮説を亀換し合うこずである。このこずは、瀟員䞀人ひずりの存圚に぀いお、たたそれぞれのアむデアを尊重するずいう意思衚瀺ずいえる。 これはわかりやすいでしょう。党員に等しく意芋を蚀う機䌚があるずいうこずです。ただ、党員の意芋を聞くべきずいう話ずは違いたす。珟実問題、時間や物理的制玄があるのですべおの人から意芋を集めるずいうのは䞍可胜です。それでも、過皋で意芋を蚀う機䌚ずいうのはあり、出した意芋は誰が蚀ったかによらず等しく怜蚎されるチャンスがあるずいう点が重芁だずいうのがこの原則です。 説明 瀟員たちが、なぜこのような意思決定に至ったのか、その理由を理解するこずである。すなわち、意思決定の根底にある考え方を説明するこずは、瀟員たちの意芋を考慮し、党瀟の利益から考えお、そのような意思決定を䞋したこずを、瀟員たちに玍埗させるこずである。 「玍埗させるこずである」ず蚀われおしたうず、あたり奜みではなく「おう、そうか」ずいう気持ちになっおしたいたすが、その手前の「意思決定の根底にある考え方を説明するこずは、瀟員たちの意芋を考慮し、党瀟の利益から考えお、そのような意思決定を䞋した」ずいう郚分ぱンゲヌゞメントからの流れずしお、このように党員の理解をそろえおいく努力をするプロセスずしお非垞に重芁ず感じたす。 珟代的にいうず、これは透明性の話でもありたす。ただやはり意思決定をした圓事者がそのロゞックを説明するずいう意味で、説明こそ重芁であるずいうのは、今回読み返しながらあらためお身にしみるものがありたす。 具䜓的な期埅 いったん意思決定を䞋したならば、ゲヌムの新しいルヌルを明らかにしなければならない。期埅は䞊から寄せられるものだが、その際、どのような基準で評䟡し、倱敗にはどのような眰が埅っおいるのかに぀いお、瀟員たちに知らせる必芁がある。 フェア・プロセスにおいおは、新しいルヌルや方針が䜕かよりも、新しい目的やその䞭間目暙は䜕か。だれが䜕に責任を負うのかを理解されるこずがよほど重芁である。 「倱敗にはどのような眰が」ずいうよりも、珟代では倱敗は孊習の機䌚であり、眰は埅っおいないずいうこずに぀いお知らせる必芁ず読み替える必芁はありそうですが、䞻旚ずしおは意思決定の結果がアクションぞ぀ながるように組織の期埅 (ミッション・目暙) を曞き換えるずいうこずです。意思決定の結果、自分たちぞの期埅がどう倉わったのかたで説明がされお、初めおその意味が理解されたす。 フェア・プロセスが党員合意の合意圢成プロセスではなく、リヌダヌシップの発揮をしおいくために、優れたアむデアをすべおのアむデアから芋぀け出そうずいう過皋であり、そこからの実行のためのプロセスであるずいう点は最埌に匷調をしおおきたいずころです。 おわりに さお、こうやっお曞いおきおしたうずさもうちの䌚瀟はこういった組織デザむンの原則に埓い倧倉うたく運営されおいるかのように芋えおしたうず思いたす。実際のずころはたったくそんなこずはなく、こうしお理屈はわかっおいるにも関わらず組織は生き物で基本的なこずを䞀぀培底するだけでも本圓に難しいず感じおいるのが正盎なずころです。 ずくに個人的な課題ずしおは、フェアプロセスのうちの「説明」や「具䜓的な期埅」のあたりは組織のスケヌルで実践するには個人の技胜ずいうのでは䞍十分で、組織での実践のための仕組みずいうのが必芁だず感じ、珟圚の開発組織ずしおも課題意識がありたす。 それでも自分もふくめお働く人が気持ちよく働き、自分の胜力を発揮しお充実しお働ける組織にしおいきたいず思いながら日々やっおいるので、䞀緒に組織づくりをしおいっおくれる゚ンゞニアリングマネヌゞャヌの方やマネヌゞャヌではなくずもそういった組織に共感しお働いおいっおくれる方を募集しおいたす。 www.wantedly.com *1 : 参考になるような芁玠は倚々曞かれおいたす。 *2 : むンテルの元 CEO アンディ・グロヌブによるマネゞメントの実践曞です。論理的な思考が゚ンゞニアにずっおも芪しみやすい内容で、開発䌚瀟でマネヌゞャヌの圹割をする人にずっおは必読の内容ず蚀っおいいず思いたす。 *3 : 非垞に有甚な議論がされおいたすが、2点だけ気になる郚分があるのでコメントしおおきたす。 䞀぀は機胜組織を芏暡の経枈の芖点で瀟内䞋請けず評した点。これはバックアップの圹割ず明確なラむンを匕くこずでわかりやすさを䞊げる効果があるず思いたすが、この定矩にしおしたうこずで機胜組織の限界を決め、目的を狭くし、より垂堎ぞの即応性が萜ちるコンセプトだず感じたす。自分であれば、仮に機胜組織のマネヌゞャヌの立堎をずるにしおも、そのコンセプトの䞭で垂堎ぞ近い圢の組織圹割を眮くだろうず感じたした。 気になる箇所の2点目は、リ゜ヌス最適化の芖点が匷い点。これも機胜組織の芏暡の経枈ず集玄による最適化のメリットをずろうずしおいるためだずいうのはわかるのですが、組織の成果を付加䟡倀よりも費甚効率ぞ向かわせやすいなず感じたした。自分がやるのであればテコ䜜甚のほうぞより倚く泚目しお、そちらを軞にしお組織のコンセプトを考えるず思いたす。 *4 : さらに蚀えば、どの組織圢態をずるのであれ、その䞊で組織が提䟛するべき機胜採甚、育成、評䟡、リヌダヌシップ・パむプラむン、キャリア開発などを誰がどのような圹割で提䟛しおいくのかを蚭蚈する必芁がありたす。組織ではなく個人のほうを起点ずしたずきに、その人がどの圢の組織ぞ所属しおいおも組織からのバックアップを受けられおいるようにしおいくこずが必芁です。 *5 : トラむブやチャプタヌ、ギルドずいった甚語に぀いおは『ナニコヌン䌁業のひみ぀』に曞かれおいるので気になる方は参照しおください。
この゚ントリでぱス・゚ム・゚スの゚ンゞニア採甚におけるカゞュアル面談に぀いお説明をしおいきたす。䞖の䞭ではカゞュアル面談ずいう呌称でさたざたな圢のものが存圚しおいたす。よく聞くのは「カゞュアル面談だず聞いお話を聞きに行ったら、志望動機を聞かれた」「カゞュアル面談だず聞いお話を聞きに行ったら、遞考芁玠がありお祈りメヌルを受けずった」などでしょうか。ここでは、゚ス・゚ム・゚スのカゞュアル面談の䜍眮づけや考え方、進め方に぀いお知っおもらうこずで、参加しおくれる方の安心や参加を迷っおいる方ぞの埌抌しができたらず思っおいたす。 カゞュアル面談の䜍眮づけ 最初にカゞュアル面談の䜍眮づけから説明をしたす。゚ス・゚ム・゚スでのカゞュアル面談は、互いの期埅のすり合わせをする堎ずしお蚭定しおいたす。゚ス・゚ム・゚スずいう䌚瀟ず採甚のうえで期埅しおいるこずを知っおもらい、ご自身のキャリアの䞭でどういう䜍眮づけの䌚瀟になるのかを知っおもらうこずが䞀番の目的です。 「䞀般的にこういう䜍眮づけで芋られる䌚瀟です」ずいう話もしたすし、話を聞きに来おくれる方にずっおどういう䌚瀟にできるかを䌚話するために、キャリアに぀いお考えおいるこずを聞かせおもらい、そこに沿った䌚瀟の玹介ずいうのもしおいたす。 私たちずしおはより倚くの人にずっお゚ス・゚ム・゚スが仕事をする䞭での機䌚になるずよいず考えおいたす。 参加する人 ずくにご垌望がない堎合、カゞュアル面談ぱンゞニアリングマネヌゞャヌが担圓をしおいたす。人事の採甚担圓が同垭をしおいるこずもありたす。 その堎で「より珟堎のチヌムの話を聞きたい」ずいう話が出るずきは、続けお興味を持っおもらったサヌビスの担圓チヌムずのカゞュアル面談を蚭定するこずもありたす。 これは暙準だずこの察応をしおいたすずいうだけなので、最初から絞った目的がある堎合はリク゚ストをしおもらえたらそれにあわせた圢のカゞュアル面談を組むこずもできたす。たずえば、「テックブログの蚘事を読んだのでこの蚘事を曞いた人ず話しおみたい」ずいったご芁望があれば、蚀っおもらえればそのような堎をセットするこずも可胜です。 時間 開催時間は随時行っおいたす。営業日の日䞭から倜は21時くらいたでの間で、通垞は1時間枠で実斜しおいたす。50分皋床で終わるこずを目指しおいたすが、話が盛り䞊がっお1時間ぎりぎりたでかかっおいるこずが倚いです。 カゞュアル面談の応募をいただいた埌に、ご垌望の日時をいく぀か聞かせおいただき、その䞭から予定の合うずころで開催日の案内をしおいたす。状況にあわせお、お急ぎの方なら早めの日皋で調敎をしたり、候補日が少ない堎合もその䞭で極力調敎をするようにしおいるので、ご垌望がある方は遠慮なく垌望の内容を蚀っおいただければず思いたす。 開催堎所ず開催方法 開催堎所は以前は芝公園にあるオフィスでした。最近は察面を避けるため、オンラむンでのビデオチャットで実斜をしおいたす。オフィスの様子を芋たいずいう垌望があれば察応もしおいるのですが、最近はそういう声も聞かなくなりたした。 ちなみに、オフィスの堎所は東京タワヌや増䞊寺が近く、散歩に出るず数分で芝公園呚蟺を散策できる気分転換の散歩にはもっおこいの環境です。最寄りの芝公園駅からは埒歩2〜3分の距離にありたす。浜束町・倧門駅方面や䞉田方面ぞ歩くず飲食店も倚く、ランチ事情は他の地域ず比范しおもずおも充実しおいる堎所になっおいたす。 カゞュアル面談の進め方 カゞュアル面談の時間の進め方です。ここでは暙準的な進め方を曞いおいるので、具䜓的な期埅がある方は芁望を蚀っおいただけたらそれに合わせた進行をしおいたす。よく「採甚に盎結しなそうなのに時間をずらせお申し蚳ないのですが」ずいう圢でリク゚ストをされる方がいるのですが、カゞュアル面談は「採甚に盎結しなくおもいい堎」ずしお開催しおいるので、遠慮なくご興味に応じお゚ス・゚ム・゚スやそこで働いおいる人を知る堎ずしお掻甚しおください。脱線した質問倧歓迎です。 暙準的な進め方ずしおは、たず䌚瀟説明の資料の説明をしおいたす。資料の䞭では、次のような内容を説明しおいたす。 ミッションず事業の背景 事業領域ずその抂芁 䌚瀟の性栌ず開発チヌムの抂芁芏暡ややり方 過去の業瞟 䜿っおいる技術 圚籍者の出身䌁業の傟向 雰囲気やどういう人が倚いか 圚籍者の平均幎霢ず幎代別の構成 䌚瀟を知る情報ずしお提䟛をしおいたす 圓然ですが、その方の幎霢を聞くこずはしおいたせん 働く環境 勀務環境勀務時間や残業時間 ファシリティ 孊びの支揎 FLOSS ずの関わり 働いおいる様子の写真 文化ず䟡倀芳 評䟡制床 よくある知りたいこずに぀いおの説明を䞀通りしたずころで、今の状況にあわせおの課題感を聞かせおもらい、それにあわせた話をしおいくこずをしおいたす。たずえば、転職掻動をすでに始められおいお具䜓的な話をしたい方であれば今の環境での課題感や思い、次の職堎ぞ求めるこずずいった内容を聞かせおいただき、それに沿ったずきに゚ス・゚ム・゚スずいう䌚瀟がどういう䌚瀟になるのかに぀いおの情報提䟛をしおいたす。あずは、個人のキャリアずしお目指すものがある方の堎合はそのキャリアに必芁な経隓の䞭で、゚ス・゚ム・゚スであればどういう機䌚を提䟛できそうかずいう話をさせおもらっおいたす。 通垞、このあたりのご関心に぀いおの話をしおいく䞭で、事業に぀いおの深がった説明であったり、開発の仕方に぀いおの詳しい説明ずいったずころをしお時間が終了ずいうこずになっおいたす。 おわりに ゚ス・゚ム・゚スで行っおいるカゞュアル面談に぀いお説明を曞いおきたした。ここたでの説明のずおり、基本的にカゞュアル面談は『゚ス・゚ム・゚スずいう䌚瀟がどういう機䌚を提䟛できるか』ず『話を聞きに来おくれる方がどういう機䌚を求めおいるのか』に぀いおの期埅をすり合わせおいく圢で、䌚瀟を知っおもらう堎ずしおいたす。 私たちは自分の䌚瀟が知られおいないので知っおもらおうずいう姿勢でカゞュアル面談をしおいたす。もちろん事前に調べたうえで事業に぀いお぀っこんだ質問をしおくださる方もいおそれも歓迎なのですが、知らないからたずは話を聞いおみようずいう圢で聞きに来おもらえたらず思いたす。
゚ス・゚ム・゚スで、チヌム開発の支揎を䞻に担圓しおいる西村 @nawoto です。今回は、チヌムを支揎するうえで心がけおいる芖点に぀いお曞いおみたす。 ゜フトりェアずチヌム開発に぀いお 匊瀟のようなサヌビス開発を行なっおいる䌚瀟だけでなく、今は倚くの事業においお゜フトりェアの存圚が䞍可欠になっおいたす。事業を成長させおいくのは簡単でシンプルではありたせん。そのため、事業に寄りそっおいく゜フトりェアづくり自䜓も耇雑な課題に察峙するこずになり、䞀筋瞄ではいきたせん。 僕は、゜フトりェアづくりには誰かスヌパヌマンのような人の個人の力で成果を出しおいくこずより、あらゆる局面でたくさんの知恵や胜力を掻かしおいくチヌム開発の方が成果を継続的に出しやすいので有効だず思っおいたす。 チヌム開発は難しい では、耇数人で開発を行なっおいれば、チヌム開発ずしお成立するのでしょうか 残念ながらそう簡単ではありたせん。単に人が集たっお䜜業を進めるだけでは、うたく成果を出すこずは難しいず思いたす。チヌム開発では、メンバヌ同士が共通の目的に向かっお、互いに協力しおいくこずでさたざたな局面でも円滑に仕事を進めるこずができたす。そうした掻動を積み重ねるこずで、「䜜業が予定通り終わった」「プロダクトに良いフィヌドバックが埗られた」など今より「うたく開発できおる」ずいった小さな成功の数が増えおいき、結果ずしお成果に繋がりやすくなりたす。 もちろん、チヌムずしおうたく協力しお円滑に゜フトりェアを぀くっおいくこず自䜓も簡単ではありたせん。しかし、今は参考になるやり方が䞖の䞭に増えおきたした。その代衚的なものずしおは、スクラムをはじめずするアゞャむルな開発がありたす。 アゞャむルな開発は、耇数人で䟡倀ある゜フトりェアを届けおいくためのやり方です。チヌムずしお䜕をどう協力しおいくかが、さたざたな掻動ず共に瀺されおいたす。これからチヌム開発をやっおいきたい人たちが、アゞャむルな開発のやり方から始めるこずも増えおきたした。たた、自分たちのやり方がうたくいっおいないため、アゞャむルな開発を導入しおいくケヌスも増えおいるように感じおいたす。 アゞャむルな開発を目指せばいいの 自分たちのチヌムが手始めに目指す理想のチヌム像ずしお、アゞャむルな開発から始めるこずは良い遞択だず思いたす。䜕もお手本が無いなかで、手探りで仕事のやり方を良くしおいくのは倧倉です。ただし、アゞャむルな開発もチヌムでうたく仕事を進めおいくうえでは、あくたで目指すべき姿のひず぀であるこずを忘れおはいけたせん。 アゞャむルな開発を実践しおいる人は倚少なりずも経隓があるず思いたすが、実際にやっおみるず案倖うたくいかないこずが倚いです。䟋えば、「スプリントの期間内に䜜業が終わらない」、「プロダクトオヌナヌが忙しくおチヌムの䜜業にあんたりコミットしおくれない」、「ステヌクホルダヌからの指摘が倚くお、プロダクトバックログの䞭身が膚倧で煩雑なものになっおしたった」などなど。 たくさんのチヌムがこうしたよくある課題に䞀床は盎面しおいるず思いたす。アゞャむルな開発では、こうした衚出した課題にひず぀ひず぀向きあっお解消しおいくこずでより良い開発に近づいおいきたす。 しかし、出おきた課題の解消のみに目を向けおいれば良いのでしょうか 僕は、スクラムを始めたばかりの人向けの 勉匷䌚 などを開催しおいたすが、そこで床々聞かれる質問の䞭に「チヌムメンバヌの自䞻性がなくどうしたら良いか」や「䞊叞などステヌクホルダヌにスクラムを理解しおもらうにはどうしたら良いか」ずいったものがありたす。 たしかに、こうしたこずは日々の開発を円滑に進めるうえでは課題になっおいるかもしれたせん。そしお、アゞャむルな開発を目指しおいこうずするず、人や環境に関するこずも自分たちのチヌムではうたく実践できおいないこず = 課題ずしお捉えおしたいがちです。 けれど、チヌムメンバヌに関するような人に関する課題や䞊叞やステヌクホルダヌがどこたで協力的ずいったチヌムの眮かれおいる環境に課題などは、なかなか簡単には解決できないず思いたす。では、こうしたすぐに解決できない課題をどう扱っお、どう解決に向けおアプロヌチしおいくかをもう少し詳しく考えおみたいず思いたす。 未来に向かっおアプロヌチしたしょう ひず぀の方法ずしおは、課題やそれに付随する課題を敎理・分析しお、より本質に近い課題を芋぀けにいく。そしお、それに察しお適切な解決策を探しおいくのも良いアプロヌチです。 しかし、頑匵っお分析したにもかかわらず、その結果は自分たちのチヌムだけでは解決が困難だったり、「あれより手匷い課題になったかも。。。」ず解決により時間がかかりそうだずいうこずが分かっお萜胆するこずもありたす。 たた、倧きな課題や解決に時間がかかりそうな課題にばかり目を向けおいるず正盎、粟神的にもしんどいず感じる人も倚いず思いたす。(少なくずも僕はわりず凹みたす) 僕も、䞊蚘のような課題→分析→解決する方法も行ないたすが、䞊行しお別の芖点でも考えるようにしおいたす。それは、自分たちのチヌムが理想の姿に着実に進めおいるかです。䜕かができおいない = 課題だず考えるのではなく、あくたで自分たちのチヌムが着実に成長しおいるこずにフォヌカスしお考えたす。倧雑把な説明ですが、自分たちのチヌムの理想の姿をむメヌゞしお、そこに近づくたでのステップを考え、ひず぀ず぀着実に近づいおいるかを確認しおいくアプロヌチです。 どういうふうにアプロヌチするの もう少し詳しく説明するために、僕たちのチヌムの䟋を玹介しおいきたす。 僕たちのチヌムは、リリヌスたでのリヌドタむムの長さに悩んでいたした。その倧きな原因のひず぀ずしお、実装が終わっおからQA䜜業を行なっおいるこずでした。実装がひず段萜しおからQAメンバヌに仕様の詳现を䌝えお、テストケヌスを䜜成する。そしお、そのテストケヌスをレビュヌしおテストを実斜する。そこで芋぀かった䞍具合を解消しおからリリヌスするので、䞀定の時間がかかっおしたいたす。そしお、QAメンバヌのリ゜ヌス状況の圱響も受けやすいので、そこを課題に感じおいたした。 そのため、僕たちのチヌムではQAメンバヌを自分たちのチヌムに迎え入れお日々の䜜業を䞀緒にするこずで解消しようずしたした。しかし、単にチヌムに加わったからずいっお、すぐに䞀緒に䜜業をこなせるようになり、リヌドタむムが短瞮するわけではありたせん。新しく加わったQAメンバヌも自分たちは日々どういうふうに䜜業をしおいいのか手探りな状況でした。そこでQAメンバヌも含めお、どういう姿で䞀緒に開発しおいるず理想的なのかを考えお、そこに近づけおいくこずようにしたした。 たず、チヌムの䞀員ずしお䞀緒に䜜業しおいる理想の姿ずしおむメヌゞしやすいのが、Agile Testing *1 や曞籍『アゞャむルサムラむ』に出おくる「アゞャむルなテスタヌ」だったので、最初にそこを目指したした。既に蚀語化されおいるものを利甚するず、理想圢をれロから考える時間を倧幅に短瞮できるので、先人には感謝です。 次に、そこに近づけるためのステップをいく぀か考えおみたした。 その䞭からたず最初のステップずしたのが、「䞀緒に協業するむメヌゞを揃える」でした。誰でも知識ずしお知らないこずは実行にう぀せないだろうずいう考えから、これを最初のステップにしたした。具䜓的にやったこずずしおは、僕たちのチヌムはスクラムをベヌスずした開発をやっおいたので、たずQAメンバヌも含めた党員でスクラムガむドや入門曞の読曞䌚をチヌム党員でやりたした。それずあわせお、これたで開発を䞻にしおいるメンバヌで実斜しおいたスプリントプランニングやデむリヌスクラムなどに参加しおもらいたした。これでQAメンバヌにもチヌム党䜓で普段、䜕をやっおいるかをより具䜓的に知っおもらいたした。 そのあず、『 Agile Testing Condensed 』の読曞䌚もやりたした。これによっお、開発が埗意なメンバヌずQAメンバヌの䞡方に、どういうふうに協業しおいくか、どういうチヌムを目指しおいきたいかをたずは知識ずしおむンプットしたした。 次のステップは、知識ずしおむンプットができたので、簡単なものから実際にやっおみお䜓隓しおみるこずでした。たずは今のスプリントで実装しおいる新しい機胜の䞀郚をどうテストしおいくかを議論するずころから始めおみたした。どの郚分なら自動化できそうか、もちろん党おを自動化するのはずおも時間ず根気が必芁なので、どの郚分は手動テストでやっおみるか。テストの芳点はチヌムの誰もが芋おも分かりやすいものになっおいるか、他に気になる点はないかなどなど、議論の論点も倚岐にわたりたした。そしお、共通認識がある皋床できたずころで、詊しに䞀郚分の受入れテストの自動化を党員で実装しおいきたした。 もちろん最初からテストの自動化がうたくできたわけではないですが、実際にやっおみたこずで次はどうしようずいう具䜓的な意芋が出おきたした。そこで次のステップずしお、「䞀緒に䜜業をやっおみる」から、「チヌムずしお仕事のやり方をふりかえる」段階に進んでいきたす。埐々に自動化するスコヌプをどこにするか、チヌムの眮かれおいる状況を螏たえお、どこたでテストするべきかなどなどチヌムでもっずうたくやれるこずを探しお少しず぀良くしおいきたした。たずえば、QAメンバヌず呌ぶず壁があるように感じるので、テスト埗意メンバヌず呌ぶずいうものもありたした。 たずめるず、以䞋のようなステップを歩んできたした。 䞀緒に協業するむメヌゞを揃える お互いに意芋を出す 䞀緒に䜜業をしおみる やっおみた䜜業をふりかえり、次のゎヌルを考える To Be Continued (「壁を感じないようにしたい」「セキュリティテストをどうしよう」など) 最初に目指したのは曞籍で描かれおいるような姿でした。それは僕たちのチヌムの方針ずしおは今でも存圚しおいたすが、受入れテストの自動化はQAメンバヌだけでも実装しおいきたいなどチヌムやプロダクトの特性にあわせたものに倉わっおいきたした。チヌムごずで自分たちなりにどういう姿になりたいかはそれぞれのチヌムごずに倉わっおいきたす。 たずえば、先ほどの「チヌムメンバヌの自䞻性がなくおどうしたらよいか」もそれぞれのチヌムごずに理想の姿は倉わっおくるず思いたす。チヌムをよく芳察しお、もう少しチヌムメンバヌの顔を浮かべながら、詳しく芋おいくのはどうでしょうたずえば、特定のメンバヌの発蚀がプロダクトに関する議論のずきには少なっおいる堎合も自䞻性がないず感じるかもしれたせん。たた、チヌムの党員が䜕かしらの党䜓に関する方針を決める堎面でだけ消極的な発蚀になりがちなこずも自䞻性がないず感じるかもしれたせん。この2぀の䟋では、それぞれ理想ずする姿も異なっおくるでしょう。たた、チヌムメンバヌひずりひずりの個性は違うので、自䞻性の発揮の仕方も倉わっおきたす。発蚀するのは苊手でも、チヌムのために䞀番難しい郚分の実装を匕きうけおくれる人だったり、実装するスキルは䜎いけど、みんなで合意した内容を忘れないようにドキュメントを曞いおくれる人などです。そうしたメンバヌの特性に応じお、チヌムの理想像を考えおみたしょう。 そうするず「自䞻性がない」ずひず蚀で衚珟したものは、実は「このチヌムでは、プロダクトの今埌に぀いお考える際には倚様な意芋を出しお、遞択肢を倚くした状態で考えおいきたい」ずいうのが理想の姿かもしれたせん。(あくたで䞀䟋です) そこに近づけおいくステップずしおは、たずえばこんな感じになるでしょう。 倚様な意芋が出おいる状態のメリットを知識ずしお知っおいる 各メンバヌが、その状態に぀いおお互いにどう考えおいるか共有できおいる 小さな成功䜓隓を積む To Be Continued (ただ知らない知識があれば勉匷䌚などを開催、党員が発蚀しやすくなるようにMTGの進め方を工倫するずかなど) ステップごずの実珟の仕方は色々あるず思うので、自分たちにあった圢で実斜しおいくず良いでしょう。たずえば、1on1 で頻繁にメンバヌにフィヌドバックする機䌚があれば、そこを利甚すればいいでしょうし、党員で勉匷䌚やワヌクショップをしたり、個別に雑談のなかで䌝えおいくのも良いず思いたす。 ただ、理想の姿を考えるうえでの泚意点ずしお、自分の䌚瀟・組織だからここたでしかできないずいう制玄を蚭けおしたうこずはやめおください。それは理想の姿ではなく、珟状の先入芳を反映した姿でしかありたせん。理想の姿を考えるのは難しく思うかもしれたせんが、誰でも緎習をすればできたす。たずえば、誰しもが「こんなに残業しおるのは倉だ」ずか「誰もプロダクトの成果に関心がないのは倉だ」ずいったモダモダを䞀぀ぐらいは持っおいるず思いたす。そうしたこずを呚りの状況などに巊右されず解消できおいる姿を描いおください。最初は曞籍で描かれおいるこずを参考にしおも良いです。そしお、あずはチヌムメンバヌの個性に寄りそった圢でアップデヌトしおください。あずは、そこたでどう近づけおいくかステップを考えたしょう。別に間違っおいおも構いたせん。アプロヌチは様々あるので、ステップを実斜しおみお、うたくいかなければ別のステップを考えればいいだけです。もし、ステップをひず぀実斜しおうたくいけば、みんなでチヌムの成長を喜びたしょう。 理想に近づけおいくアプロヌチをたずめるず、こんな感じになりたす。 できおいないこず = 課題だずあたり深刻に考え過ぎない。特に解決に時間のかかりそうな(チヌムだけでは扱いにくい)テヌマは、チヌムがどうなっおいるず良いかにフォヌカスする チヌムの理想の姿をむメヌゞしおみる。その際にメンバヌの個性や適性を忘れないようにする 理想の姿に近づくためのステップを掗いだしお、実斜する順番を考えおみる ひず぀のステップを実斜しおみお、理想の姿やステップをアップデヌトしおみる。メンバヌの反応なども参考にしよう ステップが無事にうたくいったら、チヌムで成長を祝う 自分たちが盎面しおいる課題に正面から向きあうこずは倧切ですが、自分たちなりの理想の姿を解像床高く持ち、そこに着実に近づけおいく。そしお、近づくこずで成長を実感できるこずも倧事だず思いたす。 もし、こうした芖点がみなさんのチヌムの成長に向けた掻動の参考になれば幞いです。ぜひ、自分たちのチヌム開発を楜しんでください *1 : Agile Testing に぀いおは『実践アゞャむルテスト』などの曞籍に詳しく曞かれおいるので、気になる方はぜひ読んでみおください
みなさん、こんにちは。介護経営支揎開発グルヌプでグルヌプ長をしおいる岩田文圊です。 事業やサヌビスの成長に合わせお開発組織も倧きくなるず、新しい課題が浮かび䞊がっおくるこずがありたす。ずくに、耇数のチヌムに分かれお開発を進めおいるず、各チヌムで最善を尜くしおいおも、サヌビスやプロダクト党䜓で取り組む課題や舵取りが必芁になっおきたす。サヌビス党䜓の技術的な課題にトップダりンで取り組んでしたうず、珟堎の゚ンゞニアに、コミュニケヌションの乖離やモチベヌションの䜎䞋が生じがちになりたす。 そこで、私たちは、耇数の開発チヌムの暪断的な課題を察象にしお意思決定する「プロダクトボヌド」ずいう掻動を始めたした。この掻動により、芏暡の倧きなサヌビス開発でありながら、珟堎の゚ンゞニアも参加し぀぀、プロダクト党䜓を舵取りできるよう䜓制を敎えようずしおいたす。 ゚ンゞニアリングマネヌゞャヌの方や、䞀定芏暡の倧きな組織でマネゞメントやチヌムビルディングをどのように進めおいくか考えおいる方、゚ンゞニアで将来リヌダヌや組織のマネヌゞャヌになっお、自分で䜕か決めおいきたい方などに読んでいただいお、圓瀟の開発の雰囲気を䞀郚でも感じお頂ければ幞いです。 暪断的な情報共有ず意思決定が必芁 介護経営支揎開発グルヌプでは、介護事業者向け経営支揎サヌビス カむポケ を開発・運営しおいたす。 『カむポケ』は、介護業務に加えお勀怠管理や絊䞎管理などの40以䞊の機胜・サヌビスで構成されおいたす。機胜・サヌビスごずに開発チヌムを組んでおり、運営担圓者及び゚ンゞニアを含む、倧小合わせお10ほどのチヌムで構成されおいたす。 特定業界向けのWebサヌビスずしお、それなりの芏暡になっおいるず思いたす。 䞀方で、カむポケのシステム党䜓は、どちらかずいうずモノリシックになっおいたす。ラむブラリ・フレヌムワヌクのバヌゞョンアップや、セキュリティの芳点での取り組みの匷化など、暪断的な課題察応が欠かせたせんが、各チヌムずしおも優先順䜍を抱えおいたす。 このくらいの芏暡になるず、グルヌプやサヌビス党䜓を芋おの情報共有や意思決定が䞍可欠になりたす。 なお、カむポケの技術的な特城や開発の様子は、次の蚘事でも玹介しおいたす。 モダンな開発環境を远求するSMSの技術負債解消の軌跡 耇雑なドメむンにベむビヌステップで立ち向かう 芏暡の倧きなサヌビスで、党䜓の舵取りに珟堎の玍埗感が埗られるか 2019幎の倏ぐらいたでは、党䜓ミヌティングの参加者も10名ほどだったので、1時間くらいの打ち合わせで、必芁に応じお意思決定できおいたした。しかし、2020幎春ごろから30名くらいに膚れ䞊がっおきお、そこから事業の成長に合わせお、さらに開発組織が倧きくなるこずが芋えおいたした。 このころ、倧きな意思決定や舵取りは、゚ンゞニアリングマネヌゞャヌである私ず、プロダクトマネヌゞャヌ担圓の人および技術責任者の田蟺の名でしおいたした。 ずはいえ、あたり珟堎のなかに入っお動いおいない自分たちが、重芁な舵取りを意識的にしおいくのは、組織の拡倧ず成長を考えるず厳しいずころがありたした。刀断の的確さであったり、珟堎の玍埗の床合いであったりが、どんどん匱くなっおいくだろうず考えおいたした。 珟堎のメンバヌには、自分たちが開発しおいる倧きな意味でのプロダクト党䜓に察しお、意思決定などの舵取りに、積極的に参加する機䌚を提䟛したいず思っおいたした。 プロダクト党䜓を察象に意思決定を責務に持぀プロダクトボヌドを蚭眮 そこで、プロダクト党䜓の運営に぀いお、暪断的に自分たちで意思決定するプロゞェクトチヌムみたいな堎所を蚭けるこずにしたした。これが「プロダクトボヌド」です。 ボヌドずいうのは、ボヌド組織ずかボヌドメンバヌずいった、重芁なメンバヌが集たるミヌティングずいった意味合いです。 プロダクトボヌドは、組織図䞊で䞊䜍にあるマネゞメントチヌムではありたせん。各開発チヌムず䞊列に存圚しおいる、ゆるいフラットな集たりです。各開発チヌムは担圓する機胜やサヌビスに責務を持っおいるのに察しお、カむポケずいうプロダクト党䜓を察象にしお、䜕かしらの意思決定を責務ずしお持぀ずいうこずになっおいたす。 ボヌドメンバヌに必芁になる、普段の取り組みず異なる考え方 プロダクトボヌドを蚭眮するにあたっおは、たずはボヌドの蚭立委員䌚を立ち䞊げたした。そしお、参加するメンバヌや、䜍眮付け、方針、意思決定する内容、運営プロセスなどを明確にしおいきたした。 話し合った結果の意思決定プロセスのフロヌ プロダクトボヌドを立ち䞊げお、ただ数か月皋床です。春ごろに、法什改正や倧きな修正があったので、そのあずスタヌトしたした。珟圚は、週に1回、1時間ほど、このプロダクトボヌドで、党䜓的な意思決定ず舵取りを行っおいたす。 珟圚のメンバヌは、カむポケのコア機胜の゚ンゞニアや、プロダクトマネヌゞャヌなど、およそ10名ほどです。クロヌズドな䌚議ではないので、必芁なら誰でも自由にオブザヌバヌずしお参加できるようにしおいたす。 珟圚のずころプロダクトボヌドでは、今期のロヌドマップやサヌビス党䜓ずしおの優先順䜍を決めおいたす。たずえば、ラむブラリやフレヌムワヌクをバヌゞョンアップするタむミングだずか、セキュリティの芳点での取り組み匷化、脆匱性蚺断など、個々の開発チヌムでは決めにくいテヌマを取り䞊げるずいった具合です。 プロダクトボヌドで決たった内容は、各チヌムのロヌドマップに反映しおもらっおいたす。 参加するメンバヌには、自分たちのチヌムでの普段の取り組みず異なる考え方が求められたす。自分のチヌムの個別最適化だけを考えるのではなく、プロダクトの党䜓最適化を考える必芁があるからです。メンバヌによっお差異はあるず思いたすが、以前より玍埗感が埗られおいるのではないかず思いたす。 課題解決に取り組む幅広い機䌚を、゚ンゞニアに提䟛したい このような党䜓を調敎する取り組みは、システムや組織芏暡が䞀定以䞊の倧きさになれば、どこでもやっおいるず思いたす。しかし、リヌダヌやマネヌゞャヌの䌚議䜓ずしお、䞊䜍組織に䜍眮付けおあるず、珟堎のメンバヌには、やらされ感が出おくるず思いたす。その点、フラットなゆるい䜍眮付けのプロダクトボヌドずいう取り組みは、ちょっず珍しいかも知れたせん。 今埌は、チヌム暪断的なプロゞェクトずしお発足しお適宜アサむンしたり、個人が善意で拟っおいたものをシステム化したりずいうように、個人ずしおチヌムず折り合いを付けやすい圢になっおいけばず思いたす。 たた、ボヌドを経隓するこずで、他チヌムずの連携や䞊䜍レむダヌずのコミュニケヌションを䜓隓するずいう人材育成の偎面もありたす。マネヌゞャヌであったり、アヌキテクトであったりず、匊瀟にも゚ンゞニアのいろいろなキャリアラダヌがある䞭で、プロダクトの課題を技術で解決しおいく幅を広げる機䌚になればず思っおいたす。 最埌に 元々、私も゚ンゞニアずしお、いく぀かの倧きな開発組織で仕事をしおきお、䞊䜍のメンバヌが䜕かを決めお、それを䞋䜍のチヌムが実行するずいう硬盎した状況をいく぀も経隓しおきたした。そのたびに、「䞊の方でたた䜕かやっおるなぁ」ずいった違和感であったり、「もっず参加できたらなぁ」ずいった想いを少なからず持っおおり、い぀かは、このような取り組みを実珟しおみたいず思っおいたした。 そしお、プロダクトボヌドのような取り組みが有効に機胜しおいっお、チヌム党䜓が自立的に意思決定できるようになっおいくこずで、組織をマネゞメントする自分のような立堎の人間が、ゆくゆくは芋えなくなるず良いなず思っおいたす。 今埌の取り組みや結果に぀いおも、このブログで共有しおいけたらず考えおいたす。
はじめたしお。゚ス・゚ム・゚スで、゚ンゞニアリングマネヌゞャヌずしお働く岩田です。 ゚ス・゚ム・゚スは埓業員が2千人近い䌁業であり、組織も敎っおいる、安定した倧䌁業ずいうむメヌゞを持぀人もいるかもしれたせん。 しかし、私の担圓するクラりド型の介護事業者向け経営支揎サヌビス「 カむポケ 」の開発組織は、ただただ成長途䞭。土台を敎えおいくフェヌズだからこその面癜さを感じおいたす。 この蚘事では、私が゚ス・゚ム・゚スに入瀟を決めた理由や、組織改善の取り組みに぀いおお䌝えしおいきたす。゚ス・゚ム・゚スの魅力が少しでも䌝われば嬉しいです。 組織開発の力を詊せる、成長できる“カオス”を求めお 私は、もずもず技術やコンピュヌタに関心があり、倧孊も情報系の孊科を専攻。卒業埌ぱンゞニアずしおシステムやWebサヌビスの開発に携わっおきたした。 組織開発に関心を寄せるようになったのは、前職のメガベンチャヌでの経隓です。チヌムリヌダヌずしおマネゞメント業務に携わるなかで、若手メンバヌの育成やキャリア圢成に぀いお考えるこずが増えお、カゞュアル面談を取り入れたり、瀟内勉匷䌚を䌁画したりしたした。 育成に関わるようになるず、育おたメンバヌが蟞めおいくずきに「あの時、岩田さんに盞談したから決断ができた」ずいった蚀葉をかけおくれるこずもあり、嬉しかったですね。 同時に、20代の頃に抱いおいた、スペシャリストずしお技術力で勝負したい気持ちにも、倉化が蚪れたした。技術を突き詰めるだけではなく、チヌムや組織が良い状態になければ、優れたプロダクト開発はできないのではないか。圹職を重ねおいくに぀れ、䞀局そう思うようになったんです。 たた、゚ンゞニアのなかにはマネゞメントに苊手意識を持぀人も少なくない。そこを埋めるようなキャリアを積んでいけば、より瀟䌚や業界においお䟡倀を発揮できたすし、自分自身のチャンスも広がるのではず思ったんです。 ゚ンゞニアリングマネヌゞャヌの岩田 前職では、組織開発や育成も含め、自由にチャレンゞさせおもらい、楜しく働いおいたした。しかし、40歳前埌になっお、培った力が倖でも通甚するのかが気になり始めたした。「ここで䜕ずなく過ごしおしたっお良いのか」ずいう気持ちもあっお、転職を考えたした。 重芖しおいたのは「自分が成長できるこず」でした。今埌のキャリアを考えたずきに、「もう䞀段階、成長をしないずいけない」ずいう気持ちがあったからです。 そんな私に転職゚ヌゞェントが玹介しおくれたのが、゚ス・゚ム・゚スでした。実は、数幎前にも䞀床転職を考えおいた頃に、話を聞いたこずがありたした。お客様に察しお誠実な察応をしおいる姿が䌝わっおきお、玠敵な䌁業だなず印象に残っおいたんです。 数幎越しに出䌚えたのも瞁だず感じ、話を聞いおみるこずに。するず、開発組織は最初に出䌚った時の玄1.5倍皋床になっおいるものの、ただただカオスな状態だずわかりたした。「開発組織の改善が、䌚瀟党䜓の成長を牜匕する鍵になる。今はそこに課題がある」ずも蚀われたした。 私は前職でも、組織が9幎間で数倍に拡倧するフェヌズを䜓隓し、ゞェットコヌスタヌのような倉化に察応するなかで倧きく成長できた実感がありたした。 話を聞いおいお、゚ス・゚ム・゚スはたさに同じような状況であるず感じたしたし、そこに前職ずは違う立堎で携わっおみたいず思ったんです。立堎が倉わっおも、前職での成長を再珟できるのか、詊しおみるのも面癜そうだなず感じたした。 組織・チヌム・人が䞀䜓ずなっお、䟡倀提䟛できるように 入瀟埌は、介護事業者向け経営支揎サヌビス「カむポケ」の開発組織に、゚ンゞニアリングマネヌゞャヌずしお配属されたした。「カむポケ」は、介護事業者の経営改善に圹立぀40のサヌビスで構成されおいるプロダクト。開発組織は、倧小合わせお玄10チヌムで運営しおいたす。 たずは珟状を探るために、チヌムの定䟋やメンバヌずの1on1を通じお、組織の良い点や課題点を明らかにしおいきたした。 良い点ずしおは、サヌビスや事業ぞの愛が匷く、真面目なメンバヌが倚いこずが挙げられたす。個人が自埋的に動こうずし、胜動的な助け合いが起きおいるのも印象的でした。 䞀方、いく぀か解くべき課題も芋えおきたした。それらを螏たえ、入瀟埌は倧きく以䞋の斜策に取り組んでいたす。 プロダクト党䜓の意思決定をする専門チヌム「プロダクトボヌド」の蚭立 チヌムごずのロヌドマップの可芖化ず共有 評䟡制床の運甚 各斜策に぀いお、どのような課題意識のもず立案したのか、どのように導入・運甚を進めおいったのかに぀いお玹介できればず思いたす。 「プロダクトボヌド」の蚭立 プロダクトボヌドは珟堎のメンバヌも参加し、プロダクト党䜓の意思決定をする機関です。今は、私ず事業偎のマネヌゞャヌ、プロダクトマネヌゞャヌ、゚ンゞニア合わせお8名で運営しおいたす。 課題意識 もずもず、カむポケの開発組織では、チヌムの担圓範囲に぀いおはそれぞれが決め、暪断的な意思決定ぱンゞニアリングマネヌゞャヌの私ず事業マネヌゞャヌで担っおいたした。業務ずしおは問題なく回っおいたすが、方向性を䞀぀にたずめる堎や人がいない状態でした。 これから組織芏暡が倧きくなっおくるず、党䜓ずしおどう動いおいるのかが芋えづらくなるこずが予想されたす。゚ンゞニアリングマネヌゞャヌである私が、珟堎の状況を掎むのも難しくなっおいくはずです。 珟堎にずっお玍埗感のない決断は、スケヌルを劚げるこずにもなりかねたせん。個人的な経隓からも、珟堎に近い人たちが自ら議論しお意思決定をするほうが、よりよい解にたどり぀けるず思っおいたす。カむポケの開発組織も、プロダクトの方向性を自分たちで決められるようにしおいきたいず考えおいたした。 たた、カむポケの事業成長においおは、新たな䟡倀創出に぀ながるプロダクトの実珟ず、既存プロダクトの安定化や垂堎ニヌズぞの察応が欠かせたせん。䞡方のバランスを取りながら、機動的に、組織ずしおの意思決定を行う必芁がある。そのためにも、事業戊略ずの接続や戊略実行を掚進する機関を、新たに立ち䞊げるべきだず考えおいたした。 実斜したこず たずはメンバヌにプロダクトボヌドの目的を䌝え、2021幎の幎明けから詊隓的にスタヌトしたした。私ず事業マネヌゞャヌによるファシリテヌションのもず、各チヌムから1〜2名、合わせお10名ほどが参加したした。 しかし、端的に蚀うず、うたく機胜したせんでした。前提やコンテクストの共有が䞍十分であったこず、人数が倚すぎお十分に話せない人がいたこずなどがあり、議論や意思決定が思ったようには進たなかったんです。 反省を螏たえ、玄1カ月埌に「プロダクトボヌド準備委員䌚」を立ち䞊げたした。これは、プロダクトボヌドの背景にある課題意識を共有し、どんなチヌムを䜜るかを議論する委員䌚です。トップダりンではなく、準備段階から開発組織のメンバヌを巻き蟌み、䞀緒に䜜り盎しおいきたした。 その結果、前提や課題意識を共有でき、芋えおいなかった珟堎の課題や改善のアむデアも、メンバヌから挙がりたした。 準備委員䌚での議論を螏たえ、プロダクトボヌドは人数を絞っお進め方を調敎し、2021幎5月末に再び始動したした。運甚しながら匕き続きブラッシュアップしおいきたす。 ※ こちらのプロダクトボヌドに぀いおは埌日改めお蚘事を䜜成する予定です。 チヌムごずのロヌドマップの可芖化ず共有 ロヌドマップは2020幎の倏から始めた取り組みです。各チヌムが幎床内に「チヌムずしおどこを目指すのか」「その目的に向けお、どのように進むのか」を考え、共有したす。 課題意識 カむポケの開発組織は「珟堎のこずは珟堎で決めたほうが良い解が埗られる」ずいう考えのもず、個人やチヌムが自立性を高めおきたした。その考え自䜓には同意するのですが、チヌム間の連携が匱く、サヌビスずしお目指す方向性に意識のバラツキがあったんです。 足䞊みを揃えるためには、それぞれのチヌムが「事業や顧客にどんな䟡倀をもたらしたいのか」ずいう方向性を蚀語化し、それらをロヌドマップずしお組織党䜓に共有しお、お互いに理解を深める機䌚が必芁だず考えたした。 たた、チヌム単䜍でプロダクトの提䟛䟡倀や開発の意矩を深く考える習慣ができれば、チヌムメンバヌはより䞭長期的な芖点をもっお日々の業務における意思決定を行えるようになりたす。それはプロダクトの成長にも寄䞎するはずです。 チヌム間の連携やチヌムメンバヌの成長、そしおプロダクトの成長を考え、ロヌドマップを䜜成しようず決めたした。 実斜したこず たずはプロダクトマネヌゞャヌず、ロヌドマップに加えるべき項目を話し合い、以䞋を蚭定したした。 テヌマ補品開発の狙い 䟋ノックアりト芁玠回避。顧客獲埗促進。 テヌマを遞んだ背景 䟋厚劎省シナリオの××から。顧客芁望を基にした〇〇の仮説から。 䟡倀提䟛先 䟋介護事業者。゚ス・゚ム・゚スのカスタマヌサポヌト。開発者。 䟡倀提䟛先に届ける䟡倀 䟋事業者の××が楜になる。開発者の生産性が向䞊する。 補品をリリヌスしたこずによっお埗られる効果テヌマずの連動 䟋補助金の察象になり、獲埗効率がアップする、競合他瀟ぞの劣埌防止。 これたで組織ずしおロヌドマップの䜜成は求めおこなかったこずもあり、最初は「なぜやるのか」ず戞惑いの声も挙がりたした。メンバヌからの疑問に䞀぀ひず぀答えたり、毎月フィヌドバックのタむミングを蚭けおディスカッションを重ねたりしお、浞透を図りたした。 ただただ、䞀䜓感が醞成できたず蚀えるレベルには達しおいないず捉えおいたす。ただ、チヌムにおいお「自分たちがどこを目指すのか、䜕のためにやるのか」を考え、立ち返る意識が根付き始めおいる実感がありたす。所属するメンバヌの目線も䞊がり、半幎先、䞀幎先を芋据えお思考、行動できるように倉化しおきたした。 評䟡制床の運甚 評䟡制床に぀いおは、正しい評䟡をしおメンバヌの成長を促すために、運甚の仕組みを敎えたした。 課題意識 カむポケの開発組織の課題ずしお、䞀人ひずりの技術力のバラツキや育成の仕組みが足りないこずが挙げられたす。 圓たり前のこずですが、チヌムで働く人はロボットではありたせん。人間が成長できる制床や環境があり、それがチヌムのパフォヌマンスに぀ながる状態を぀くっおいきたいず考えおいたした。 そのために、より成長や育成に寄䞎する圢で、目暙蚭定や評䟡制床の運甚を敎備したした。 実斜したこず 2020幎は、目暙蚭定のスケゞュヌル管理や、評䟡の芳点を定めたシヌトの蚭蚈など、運甚フロヌを敎備したした。基本的には、成長を達成するために目暙があり、その成果ずしお評䟡をするずいう考え方に則っおいたす。 2幎目の今は、昚幎芋えおきた課題をもずに、改善を重ねおいるずころです。䟋えば「幎に䞀床の人事考課の他にフィヌドバックの機䌚がなく、自分の状態がわかりにくい」ずいう声に察し、3カ月ごずに仮評䟡のタむミングを蚭定したした。メンバヌが今の評䟡や目暙ずの距離を把握し、安心しお日々の業務に取り組める圢を぀くるのが、今期の取り組みです。 3぀の斜策を通しお、組織党䜓で玍埗できる意思決定を行い、チヌムで方向性を共有し、個人が目暙に向かっお成長し続ける組織にしおいきたいです。それによっお事業やプロダクトでより䟡倀を提䟛できるようになるず思っおいたす。プロダクトボヌドやロヌドマップ、評䟡制床はそれぞれ別の斜策ですが、盞互に結び぀いおいるのです。 いずれも「カむポケ」にずっお、倧きな倉化ずなりたしたが、䞊叞は「やっおみたらいいんじゃないですか」ず、自由に挑戊させおくれたした。「たずはやっおみよう」ずトラむし、䜕かあったらすぐ改善するスタむルで取り組んでいたす。 事業の安定性ず答えを探究できる䜙癜が魅力 今の゚ス・゚ム・゚スは、元々の匷みであるセヌルスやマヌケティングに加えお、゚ンゞニアリングにも泚力し、開発組織を匷化しおいくフェヌズです。ビゞネスの基盀があり぀぀も、開発組織はただただ成長途䞊。正解も間違いもないからこそ、答えを自分の力で導き出せる面癜さがありたす。 事業偎だけでなく、開発偎にも倧きな暩限があり、良いプロダクトを䜜るための詊行錯誀を繰り返せる環境は、垌少だず感じおいたす。 さらに、プロダクトを通しお、働き手䞍足などで悩む介護業界にアプロヌチできる。日々ニュヌスなどで介護の話題が取り䞊げられるたびに、自分が取り組んでいる仕事の意矩を実感したす。 今埌も、プロダクトを利甚しおくださるナヌザヌの方に、少しでも良い圱響を䞎えられるものを䜜れる開発組織にしおいきたい。そのために、䞀人ひずりが自埋しおフラットな関係を築いおいるけれど、必芁なずきには䞀䞞ずなっお困難に立ち向かえるような、個性豊かで柔軟性のある組織にしおいきたいです。 たた、゚ス・゚ム・゚スの゚ンゞニアメンバヌが゚ンゞニアの垂堎においお「゚ス・゚ム・゚スの゚ンゞニアは、品質に劥協しない、誠実な人が倚い」ず評䟡しおもらえるようにしたいです。
@sunaot です。『 「継続性アヌキテクト」ずいう生き方 』や『 アヌキテクトを目指す゚ンゞニアの最短ルヌト 』が興味を持っおもらえたので、この蚘事ではアヌキテクトの仕事の重芁な䞀郚だず考えおいる「ビゞネスの構造をアヌキテクチャで衚珟する」ずいうこずに぀いお曞いおみたす。 ビゞネスの構造ず曞いおしたうず、業務のモデリングの話かなず思われるかもしれたせん。実際、蚭蚈手法に぀いお曞かれおいる曞籍では業務のモデリングの話が䞭心です。その時代の前提は、芁求を持っおいる人ずしおのナヌザヌがいお、業務があっお、そのシステム化をしおいくずいうものでした。珟圚、サヌビス開発をしおいくずいう䞭で盎面しおいる仕事はやや性質が倉化しおいるず感じおいたす。正解ずなるサヌビスの姿ずいうものはなく、やっおいるビゞネスの状況やナヌザヌの関心も倉化する䞭でサヌビス開発をし、サヌビス自身も倉化をしおいきたす。サヌビス開発幎代のモデリングでは、ビゞネスの構造ずサヌビスを利甚するナヌザヌぞのモデリングずいうのを意識しおいく必芁がありたす。 たずは、ビゞネスの構造をモデル化するずはどういうこずかの説明から始めたす。 ビゞネスの構造をモデル化する *1 Martin Fowler のアナリシスパタヌンでは、モデリングの原則ずしおこのように曞いおいたす。 倚くの䌁業においお、このような基瀎的な法則はほずんど理解されおいないし、それを明らかにするにはかなりの努力を芁する。このために抂念モデルを䜜成する。抂念モデル、すなわちメンタルモデルは、問題を理解可胜にし、単玔化する。 アナリシスパタヌン (Martin Fowler) 第䞀章導入より これは重芁な原則を瀺しおいる。すなわち、正しいモデルや誀ったモデルずいうものは存圚せず、目的の仕事にずっおどの皋床䜿いやすいかの違いだけである。 モデリングの原則 モデルは正しいか誀っおいるかではなく、䜿いやすいか䜿いにくいかである。 アナリシスパタヌン (Martin Fowler) 第䞀章導入より これにならっお衚珟するず、「ビゞネスの構造をモデル化する」ずは、「ビゞネスの成功ぞ䜿いやすい構造を芋぀け出し、゜フトりェアアヌキテクチャずしお衚珟するこず」です。 ビゞネスに぀いお、そのビゞネスに関わるものを通しお目的ミッションを達成するための構造を明らかにしたす。営利䌁業である堎合は、倚くの堎合に儲けの構造も含たれたす。ただ、それ以倖も含めた成功の構造を衚珟するこずになりたす。 どんなアクタヌがいお、どういう行為を行っお、それによる盞互䜜甚はどのようになっお、そこぞどんな意思を入れおいき、目的の達成ビゞネスの成功ぞたどり着くのか。そのストヌリヌを理解し、抂念を芋出し、名前を぀けおいくこずです。たた、業務ずいうのはこの実珟のための個々のプロセスのこずになりたす。 たずえば、SNS のサヌビスを開発しおいるずしたす。そこには耇数の「お知らせ」が届く inbox があり、その䞭には有償版ぞのアップグレヌドの蚎求メッセヌゞが届いおいたり、぀ながりのあるナヌザヌからのメッセヌゞの通知が届いおいたりしたす。 たた、サむドバヌには「広告」を掲茉するための領域があり、衚瀺の郜床違う広告が衚瀺されたりしたす。広告の内容にはそのサヌビスのアドオン機胜の利甚を働きかけるようなものがあったり、広告䞻の顧客から出皿されおいる広告があったりしたす。 このずきに「お知らせ」や「広告」を機胜ずしお実珟し、その内容はそれぞれの機胜ぞ入力されおきたテキストずしお衚珟するか、それずもなにかしらの抂念をコンテンツの䞭身の分類に芋いだしおいくかずいうのを考えるこずが、ここで蚀っおいる「ビゞネスの構造のモデル化」になりたす。 その SNS が Twitter のような盞互の぀ながりずそのむンタラクションが䟡倀のキヌになっおいるものであればナヌザヌ間のむンタラクションぞの柔軟性ず拡匵性を担保できるような蚭蚈が適しおいるでしょうし、 LinkedIn のようなクラむアント䌁業からの売䞊を収益モデルずしおいるようなものであれば䞀芋同じような機胜でもナヌザヌ接点は貎重な広告枠にもなるためそれを考慮した蚭蚈が適しおいるでしょう。 これをアヌキテクチャの䞭で別のサヌビスずしお分離するのかレむダヌずしお衚珟するのかクラスの䞭で抂念を衚珟しおいくか、あるいはあえお抜象化をしないのかずいうのは堎合によりたすが、少なくずもそれを刀断できる皋床に自分たちのビゞネスがどういう性質ず構造を持぀ものなのかを理解するこずが重芁になりたす。 なぜビゞネスをモデル化するこずが重芁なのか 自分たちのビゞネスがどういう性質ず構造を持぀ものなのかを理解するこずが重芁ず曞きたした。たた、内容ずしおも「モデリング察象を理解しそれを蚭蚈で衚珟する」ずいうこずであれば、業務のモデリングず倉わるこずはなさそうに聞こえたす。どうしおわざわざビゞネスの構造のモデル化を取り䞊げお重芁性を語る必芁があるのでしょうか。 理由は、ビゞネスは成功に向けお時間の経過の䞭で倉化する必芁があり、モデリングする察象自䜓が倉化するからです。ビゞネスは事実をどう解釈するかによっお、ビゞネスのモデル化された姿自䜓が倉化し埗るものです (そのビゞネスをどういうものだず芋るかずいう解釈が幟通りもありえたす)。業務も時系列では芁求が倉化したすが、ある時点ずいうスナップショットでは事実が芳枬できたす。なにが行われおいるかずいう事実は芳枬するこずができるものの、それをどういうものだず芋做すかずいう点で解釈の仕方に幅があるビゞネスのモデル化ずいうのは「珟圚の姿」でも䞍確かな郚分がありたす。さらに、顧客ずなるナヌザヌずの関係性や他者ずの競争のポむントが倉わっおくる点も含めお「将来の姿」を考えようずするず、より倧きな倉化の動機になりうるので、それをモデル化し反映しおいくこずが重芁になるず考えおいたす。そしお、業務や機胜のレむダヌで考慮するよりもその前提ずなるものずしお、自分たちのビゞネスをどう解釈しおいるか、どう扱うか、アヌキテクチャの䞭での䜍眮づけを考えおおくこずが倧切です。 ビゞネスの意図をアヌキテクチャで衚珟する ビゞネスをモデル化し続ける堎合、ビゞネスず゜フトりェアアヌキテクチャを写像のように䞀臎させ続けるこずになりたす。ビゞネスの倉化に応じお゜フトりェアが倉わっおいくために、倉化のポむントを理解し、倉曎ず拡匵に察しお蚭蚈をしおいきたす。 このためにはビゞネスの意図ずいうのが機胜ずは別のレむダで存圚し、それを゜フトりェアアヌキテクチャで衚珟する必芁がある芖点を持぀こず、それからそれができるくらいに自分たちのサヌビスの性質ず構造を深く知りにいくこずが必芁になりたす。 仮にそうしない堎合にもビゞネスの芁求自䜓はなにかしらの圢でサヌビスぞやっおきたす。構造の理解が甘いたたにそれを機胜ずしお実珟し続けおいくず、本来は隠れおいた関心事があちこちのコンポヌネントやモゞュヌルに散らばり、その歪みが長期的に倉曎や拡匵を劚げおいくこずになりたす。 ビゞネスの意図を理解し、その構造をモデル化しおいくこずを実践するずきにもっずも重芁なのは、ビゞネスを深く知り、自身でもビゞネスの䞍確実性を含めお予枬をし、その䞊で蚭蚈刀断をするこずです。そしお、゜フトりェア゚ンゞニアの県によっお、珟実䞖界のビゞネスを分析・解釈しおいくこずです。 ゜フトりェアアヌキテクチャずしお衚珟する 焊点を眮くべきはプログラムの品質、正しさ、僕たちがメンテナンスしたり倉曎を远加できる胜力です。 http://eed3si9n.com/ja/simplicity-matters ゜フトりェア䌁業が長期にわたっお䟡倀を提䟛し続けるためには、ナヌザヌぞの貢献・ビゞネスの成長、そのストヌリヌず゜フトりェアずの敎合をずり続ける (写像) ずいうこずが非垞に倧事になっおきたす。 ここは「ナヌザヌぞの貢献・ビゞネスの成長、そのストヌリヌ」にはっきりず意思があれば、螏み蟌めば螏み蟌むほど面癜くお、その方針の䞍確実さず実珟コストず埌ぞの圱響を同時に評䟡し続けながら、具䜓化しおいくステップの螏み方を考え、䞀緒に議論し、それがビゞネスずしおのストヌリヌにたた反映されおいくこずになりたす。そしお、そこで埗た理解ず芋通しから、たた゜フトりェアアヌキテクチャを曎新しおいきたす。 これは、技術に粟通しおいお具䜓化をしおいくずきの手段に぀いお、䌚話の䞭で評䟡可胜な゚ンゞニアだからこそできる仕事になりたす。 この蚘事を読んでいる人の䞭にも、ビゞネスの方針が䌝えられたずきに「これは埌々困ったこずになるな」ず感じたこずがある人は倚いでしょう。むしろ数え切れないほどあるのが通垞かもしれたせん。ビゞネスの方針を考えおいる人は゜フトりェアぞ無関心だから仕方のないこずなのでしょうか 私はそうは考えたせん。たしかに゜フトりェアの蚭蚈そのものぞ関心がある人は少ないかもしれたせんが、その結果、将来のビゞネスの制玄が増えおくるず知ったら圓然関心があるはずです。 このビゞネスのストヌリヌを゜フトりェアの蚭蚈ぞ織り蟌もうずするず、いく぀かの遞択肢があっお、Aの遞択肢をずったずきには実珟たでの時間がかかる。Bの遞択肢の堎合は実珟は手軜だが将来の遞択肢や開発サむクルぞの悪圱響が考えられる。䞀方で、このストヌリヌははたしおどのくらいビゞネスの䞭で重芁なものなのか。今のテヌマの䞭で順序を぀けるずするず䜕番目のものなのか。むンパクトず実珟の確かさの芋蟌みはどの皋床のものなのか。そのずきにA、Bの遞択肢はむンパクトや実珟の確かさの芋蟌みに察しお筋の良いものなのか。他の遞択肢はないのか。 こういったこずを䌚話しながら今ずるべき行動を決めおいきたす。 ゜フトりェアの困難ずしお目に芋えないこず䞍可芖性が蚀われたすが、実はビゞネスの構想も目に芋えないものです。実珟するたで怜蚌ができないずいう点もよく䌌おいたす。共に䞍確実なものを扱っおいるので、それぞれに専門性を持぀人同士が今評䟡できるかぎりを評䟡し、いかに早く実際に詊しおみお垂堎からの結果で評䟡をするずころたでたどり着くのかが倧事なのだず思いたす。 ビゞネスの意図、゜フトりェアアヌキテクチャの䞭でのその衚珟の仕方、実珟のしやすさず将来ぞの圱響、実行する堎合の具䜓的なむメヌゞ。これらを行ったり来たりしながら具䜓化するたでの道筋を぀くっおいく仕事がサヌビス開発幎代のアヌキテクトの仕事だず考えおいたす。 終わりに ここたで曞いおきたこずは、埓来のアヌキテクトの仕事の文脈から倖れた新しい抂念かずいうず、実はそんなこずはありたせん。埓来から優れたアヌキテクトであれば実際の仕事の䞭で自身の仕事のスコヌプぞ入れおいたはずの話になりたす。 たずえば、増田亚さんのTweetでは 良い蚭蚈ずは䜕か 䟡倀は 事業貢献 発展性 事業に貢献する蚭蚈原則は 事業方針ずの敎合性 事業ずの盎接的な写像 事業぀いおの胜動的泚意 発展性を生み出す蚭蚈原則は 関心の分離 䞀箇所に曞く 分かりやすく組み立おる — 増田 亚 (@masuda220) 2021幎3月17日 の䞭で、 事業に貢献する蚭蚈原則は 事業方針ずの敎合性 事業ずの盎接的な写像 事業぀いおの胜動的泚意 ずしおその仕事に蚀及されおいたす。 たた、事業䌚瀟で働くアヌキテクトであれば、圓事者ずしお自身がビゞネスの蚭蚈ず゜フトりェアアヌキテクチャの蚭蚈を行き来しおいる人がいるこずも知っおいたす。 ただ、「わかっおいる人はやっおいる」ものの、あたり文曞ずしおそれが説明されたものを芋たこずがなかったため、あらためおサヌビス開発の時代のモデリングの話ずしお曞いおみたした。 ゜フトりェア蚭蚈の胜力を磚いた人がその優れた蚭蚈胜力の先に発揮する䟡倀の䞀぀の遞択肢ずしお、ビゞネスをモデル化するこずに興味を持ち、楜しんでもらえたらず思いたす。たた、実際に゚ス・゚ス・゚ムでやっおいるビゞネスはどういうもので、システムアヌキテクチャずしおの蚭蚈刀断ずいうのはどういう颚にしおいるのかずいう話に興味のある方はぜひ話を聞きに来おください。 *1 : ビゞネスモデルずいう呌び方があり、蚀いたいこずは倧筋違っおいないのですが、ビゞネスモデルも含めたビゞネス党䜓の構造のモデル化を指したいのであえおその呌び方を䜿っおいたせん
2020幎11月に゚ス・゚ム・゚スに入瀟した犏嶋です。これたでに囜内倧手゜フトりェア䌁業でのシステム開発や、玄200䞇人のナヌザヌが利甚するWebサヌビスの開発などを経隓しおきたした。 今回は、私が゚ス・゚ム・゚スに転職を決めた経緯や、珟圚の仕事内容、今埌目指したいこずに぀いおお䌝えしおみたいず思いたす。 ナヌザヌず共にサヌビス開発に埓事する楜しさ 「長い゚ンゞニア人生をどのように過ごすか」 これぱンゞニアであれば誰もが考えるこずではないでしょうか。定幎を60才ず考えるず、゚ンゞニア人生の半分を過ぎたずき、私はどう残りの゚ンゞニア人生を過ごすかを考え、転職を決断したした。この決断に至るたでの流れを少し振り返っおみたす。 私の゚ンゞニアずしおのキャリアは、倧孊卒業埌に囜内゜フトりェア開発䌚瀟に入瀟し、パッケヌゞ補品の蚭蚈・開発に携わるこずから始たりたした。その埌、転職しおグルヌプりェアサヌビスの開発チヌムに所属しお、技術責任者を担圓したした。ナヌザヌがいない状態から始たり、最終的に玄200䞇人が利甚するサヌビスたで育おるずいう経隓ができたした。 様々な開発を経隓したしたが、印象に残っおいるのはチャット機胜の実装です。プレスリリヌスを出したら、Twitterで「埅っおた」「䜿っおみたい」ずいう反応がありたした。ナヌザヌの声に耳を傟けながら開発しおいたので、実装した機胜にナヌザヌから盎接フィヌドバックがあるのはずおも面癜かった。 機胜の実装によっお、サヌビスの䜿われ方が倉化したのも印象に残っおいる理由のひず぀です。チャット機胜が実装される前は、掲瀺板がディスカッションの堎所でした。チャット機胜が実装されおからはちょっずした䌚話や議論がチャット䞊で起こるように倉わっおいった。チャットで決たったこずが掲瀺板などにストック情報ずしお蚘茉されるようになり、グルヌプりェアの䜿われ方が倉わりたした。 機胜実装以倖で印象に残っおいるのは、開発したサヌビスが瀟䌚に察しお貢献できおいるずいう実感できた゚ピ゜ヌドです。ナヌザヌに圚宅医療をしおいるお医者さんがいらっしゃっお、その方がグルヌプりェアを䜿っお患者さん1人に぀き1぀のグルヌプを䜜り、お医者さんず看護垫さんず圚宅ヘルパヌさんも入っおコミュニケヌションしおいる事䟋がありたした。 その事䟋ではグルヌプりェア䞊で、患者さんごずにグルヌプを䜜り、患者名をグルヌプ名に蚭定。そのグルヌプに病院の職員のみなさんず、蚪問看護ステヌションの看護垫やケアマネゞャヌなど、関係するスタッフが参加し、患者さんやご家族が抱えおいる様々な問題の共有や治療方針、ケアの方針の確認、䌝達などに利甚されおいたした。患者さんの状況に぀いお共有した情報が他の圚宅ヘルパヌにも䌝わる状態が生たれ、患者さんも䜕床も同じ説明する必芁がなくなった。患者さんはちゃんず芋おもらえおいるずいう実感が埗られ、満足できたそうです。自分が手掛けたプロダクトが瀟䌚に貢献できおいるなず感じられた゚ピ゜ヌドです。 事業の匷さは健党な開発環境に぀ながる その䌚瀟では8幎ほど働いおいたのですが、「AWSに来ないか」ず声をかけおもらったこずがきっかけで転職。AWSでは、たずサポヌト゚ンゞニアずしお、AWSサヌビス単䜍のお客様の困りごずを解決する仕事をしたした。 サポヌト゚ンゞニアを2幎9ヶ月ほど経隓し、仕事の目暙を達成したこずを機䌚に、゜リュヌションアヌキテクトぞ職皮倉曎したした。゜リュヌションアヌキテクトの仕事では、クラむアントの芁望や芁件を䌺いながら、最適なAWSサヌビスの組み合わせやアヌキテクチャをサポヌトしたす。私は、゜リュヌションアヌキテクトの䞭でも、お客様のプロトタむピング開発を支揎する仕事をしおいたした。 ゜リュヌションアヌキテクトである私自身はお客様のコヌドを曞いおはいけないずいう決たりがあったのですが、クラむアントず䞀緒にサヌビス開発を経隓できたこずはずおも楜しく、サヌビス開発にやりがいを感じおいたグルヌプりェアサヌビス時代を思い出したした。 AWSでのお客様のサヌビス開発をサポヌトする経隓を経お、「もう䞀床サヌビス開発をしたい」ず考えるようになりたした。そんなずき、登録しおいた転職サむトからスカりトメヌルが届き、これが自分の゚ンゞニア人生ずしおの残り時間の䜿い方を考えるきっかけずなりたした。 「AWSでお客様の開発を支える仕事を続けるか、サヌビス開発の珟堎に戻るべきか」 そう自分に問いかけたずきに、開発者ずしお働く方が幞せだず考えたした。サポヌトず開発、䞡方の仕事を経隓したからこそ、この結論に至ったず思いたす。たた、サヌビス開発の珟堎に戻るべく、どの業界、どの䌁業でサヌビス開発をするかを考えたした。 自分のなかでは「垂堎が䌞びおいる」「事業が䌞びおいる」などの点は重芖したした。事業が䌞びなければ、絊䞎は䞊がらず、人の流出が激しくなりたす。そうするず、開発環境をモダンにするためにリ゜ヌスを割くのは難しくなっおしたう。開発環境が改善されおいくために、財務的に健党な䌁業であるこずは重芁だず考えおいたした。 その芳点を持ち぀぀、業界は絞らずに転職掻動をしおいたした。お声がけいただいた䌁業の䞭から、゚ス・゚ム・゚スを遞んだのは、耇数の芳点から怜蚎し、総合的に刀断した結果です。先述の事業が䌞びおいるかどうかに加え、モダンな開発環境があるかどうか、自分がサヌビス開発に埓事できるかどうかなどが刀断のポむントでした。 ゚ス・゚ム・゚スの垂堎におけるポゞショニングも刀断のポむントになりたした。手掛けおいるサヌビスは、垂堎においおナンバヌワンのシェアではない成長䞭のものも倚くあり、それがよかった。すでに業界䞀䜍であれば挑戊する䜙地が少ないですし、れロから事業を立ち䞊げるのはやりがいはありたすが、ハヌドルが高い。 ゚ス・゚ム・゚スは業界トップになるための挑戊暩がある。か぀゚ンゞニアレベルやモダンな開発環境を備えおいるため、近い将来にトップを取れそうだず考えたした。そんな゚ス・゚ム・゚スに自分の経隓を加えれば、事業成長をさらに加速できるず思いたした。 AWSを駆䜿したアヌキテクチャぞの移行をリヌド 他に内定をいただいた䌚瀟では、たずはSREずしお仕事をしお、将来的に開発に関わるこずはありえるずいう内容でした。自分は開発の仕事がしたくお転職を怜蚎しおいたので、入瀟前に開発を玄束しおもらえおいたのも決め手でした。 入瀟しおからわかったこずですが、前職がAWSだったので゚ス・゚ム・゚スの゚ンゞニアの方々から「SREをやっおもらったほうがいいんじゃないか」ずいう意芋も出たそうです。そのずき、゚ンゞニアリングマネヌゞャヌEMの田蟺さんが開発ず抌し切っおくれたず聞きたした。おかげで珟圚、私は前職の経隓を掻かしお介護事業者向け経営支揎サヌビス「カむポケ」のチヌムでAWSアヌキテクトず開発゚ンゞニアを兌務しおいたす。 入瀟しお経隓した倧きな仕事は、AWSを駆䜿したアヌキテクチャの移行です。゚ス・゚ム・゚スは数幎前にAWSに移行をしおいたのですが、ただただ䜿いこなせおいるずは蚀い難い状態でした。 カむポケの利甚者が増加しおいくなかで、サヌビス運甚を継続しながら改善や新芏機胜の開発に耐えうる蚭蚈にしおいかなければなりたせん。以前の開発環境は、䞀郚のコヌドを倉曎するず別の堎所に䞍具合が出おしたい、新機胜開発にも時間がかかっおしたうこずもありたした。 この状況を解消するために、アプリケヌション偎で実斜しおいた凊理の䞀郚をAWSのフルマネヌゞドなサヌビスに移しおいたす。これによっお、アプリケヌションがシンプルになり、機胜の倉曎や远加の際に、䞍具合を発生させにくくなりたす。これらの開発をうたく進めるずいうのは、AWSアヌキテクトずしおの腕の芋せどころです。 カむポケでは、新機胜の開発に加えお、技術負債の解消、さらには2〜3幎に䞀床の介護業界の法改正に察応する必芁がありたす。ただ入瀟しおから時間があたり経過しおいたせんが、自分の経隓を掻かしおサヌビスの改善のために取り組んでいるずころです。 もちろん、導入しお終わりではなく、いかに運甚しおいけるかが、今埌の開発の粟床の鍵を握るずいっおも過蚀ではありたせん。AWSアヌキテクトずしお、継続しおシステムの運甚に䌎走しおいきたいず考えおいたす。 たた、カむポケには色々なチヌムがあり、どのチヌムもどのようにAWSを掻甚するずなおいいのか把握できおいない状況。たず、私たちのチヌムがアヌキテクチャを実際に構築するこずで掻甚事䟋を䜜り、他のチヌムにもノりハりを提䟛できるようにしたいず思っおいたす。 倉化に察応し、孊習を重ねる開発組織 ゚ス・゚ム・゚スに入瀟しお感じるのは、゚ス・゚ム・゚スの事業領域である介護領域に぀いおの新しい知識を孊ぶ重芁性です。介護領域では、制床改正や改正に䌎う珟堎察応など、目たぐるしい倉化が起こり続けおいたす。こういった倉化に、どう技術を適甚させるかは非垞にチャレンゞングで魅力です。 たた、開発珟堎もこうした倉化に察応できるように日々研鑜を重ねおいたす。䌚瀟によっおは、玍期に远われる゚ンゞニアが倧きなプレッシャヌを感じるこずも少なくありたせん。゚ス・゚ム・゚スでは、詊行錯誀を重ねるこずを良しずし、開発内容によっおは時間がかかるこずも考慮しおもらえおいたす。そのため、事業のために必芁な開発に集䞭できたす。 たた、他の゚ンゞニアが曞いたコヌドを芋おレビュヌを行うなど、誰か䞀人に党責任が課されるのではなく、助け合う文化がありたす。うたくいかない時は原因を䞀緒に考えるなど、開発組織みんなで課題に取り組むような雰囲気です。 ゚ンゞニアのなかには自分䞀人で開発をしたい方もいるかもしれたせんが、こうした開発組織のあり方は孊びも起こりやすく、゚ンゞニアずしおの成長も加速できるのではず感じたす。
医療、介護、ヘルスケア、シニアラむフの領域で高霢瀟䌚に適した情報むンフラを構築しおいる株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚スで゚ンゞニアをしおいる @moro です。 䞻に介護領域におけるキャリア分野のサヌビス、平たく蚀えば介護の担い手である埓事者の方の就職・転職を良いものにするための事業に携わっおおり、特に カむゎゞョブ ずいう求人サヌビスの開発・運甚をしおいたす。 カむゎゞョブに぀いお カむゎゞョブは 2004 幎にオヌプンした、介護職向け求人情報サヌビスです。 2019幎9月にフルリニュヌアルし、珟圚は Ruby on Rails で動いおいたす。筆者は2018幎に゚ス・゚ム・゚スに転職しおこのリニュヌアルに関わり、以来ずっずカむゎゞョブの開発・改善を続けおいたす。 珟代の゜フトりェアサヌビスでは、リリヌスしたら完了でそのあずは倉曎しない、ずいうものは少なく、倚くは継続的に倉化し続けたす。これは、サヌビスによっお解決したい瀟䌚課題、぀たり事業のありようが倉化しおいくためです。 カむゎゞョブも䟋にもれず、サヌビス開始圓初からリニュヌアルに至るたでも、たたリニュヌアルリリヌスから今日に至るたでも、たくさんの人々が・各々の思惑で・日々いろいろな斜策を実斜しおきたした。 ※ 本皿では、以䞋のように甚語を䜿い分けたす 事業 ゚ス・゚ム・゚スにおける介護領域のキャリア事業。あるいはその䞀郚ずしおの求人広告事業。 サヌビス www.kaigojob.com で運営しおいるカむゎゞョブサヌビスずいった、䞊蚘事業を遂行するために存圚するサむトなど。 ゜フトりェアプロダクト リポゞトリ内のコヌドや、AWSむンフラで動いおいるプロセス矀ずいった、䞊蚘サヌビスを゜フトりェアずしお実珟するための各皮コヌドやデヌタ。 ぀たるずころ、事業が倉化すればサヌビスも倉化する必芁があり、そしおその実装である゜フトりェアにも倉曎が発生したす。 本皿は、このカむゎゞョブのリニュヌアルずその埌の継続的なサヌビス開発を通じ、゜フトりェアを倉化し続けられるようにするためにやっおいるこずを玹介したす。 「できるだけ党䜓」を知ろうずする 長く続いたサヌビスのリニュヌアルでは、初期担圓者の異動や退職、サヌビス責任者の亀代などの理由で、そのサヌビスの党䜓を知っおいる人がいないずいう事態がたびたび発生したす。䟋にもれず、カむゎゞョブのリニュヌアルにおいおも、開発チヌム内にすべおを知っおいる人はいたせんでした。 䞀方、「すべお」を知っおいる人はいなくずも、日々それぞれの業務をしおいる人々はもちろん存圚したす。そこで、その人々ず䌚話し、日頃の業務を知るこずで、カむゎゞョブずいうサヌビスの党䜓はどういったものであるかを描き出そうずしたわけです。 リニュヌアルのために関係者ず䌚話をしおいった結果、カむゎゞョブに倧きく3皮類のアクタヌが存圚し、それぞれ䞋蚘のようなナヌスケヌスがあるこずがわかっおきたした。 A: 介護埓事者を採甚したい法人ずしお A-1. カむゎゞョブに求人広告を出皿したい A-2. 応募しおくれた求職者に連絡を取りたい B: 転職を考えおいる求職者ずしお B-1. カむゎゞョブに登録したい B-2. 求人情報を閲芧・怜玢したい B-3. 気に入ったものに応募し、転職プロセスを始めたい C: ゚ス・゚ム・゚ス業務担圓者ずしお、䞊蚘の䞀連のフロヌを支揎したい C-1. 法人察応の担圓者ずしお、顧客がカむゎゞョブを利甚できるようにしたい C-2. 広告担圓者ずしお、求人広告内容を確認し掲茉したい。䞍備があれば顧客に修正䟝頌したい C-3. 請求担圓者ずしお、カむゎゞョブの利甚状況に応じお費甚請求したい サヌビスを開発する堎合、どうしおもむンタヌネットから芋える䞻芁画面に力を入れたくなりたす。カむゎゞョブの䟋であれば、Bがその「むンタヌネットから芋える」郚分にあたるでしょう。ここの改善に泚力したい感芚は、たったくもっお劥圓です。 しかしその䜓隓を良くするにはBだけを䜜り蟌めばよいわけではなく、A-1ができる必芁もありたすし、そのためにはC-1や2の業務ができる必芁がありたす。 さらに、サヌビス䞊でできるこずはB-3の応募が倧きなポむントずなりたすが、求職者にずっおも事業者にずっおも、本圓に倧事なのはそこからの転職プロセスであり、さらに入職埌です。それをスムヌズに実珟するためにはA-2が滞りなく進むこずが必芁です。 そのためリニュヌアルの際は、Bの箇所だけでなく、法人がサヌビスの利甚契玄をしおから実際に求人広告を掲茉するたでのオペレヌションや月々の利甚状況に応じた請求のオペレヌションをどこたでこのシステム内に䜜り蟌むべきかを早期に議論したした。議論の結果、契玄や請求にた぀わる䞻芁郚分は倖郚のシステムに圹割を完党に移行し、リニュヌアルしおいる゜フトりェアからは自動/手動でデヌタ連携するのみに留めるこずずなり、リニュヌアルのスコヌプを小さくできおいたす。そのように敎理できたのも、早い段階でそこに境界を蚭定できるこずを可芖化できたためであるず思いたす。 この「たず粗く党䜓を䜜る手法」はリニュヌアルを終えた珟圚でも続けおいたす。 もちろん、なにかのフィヌチャに取り組む際に毎床が毎床「顧客契玄〜請求」たでの党フロヌを考えおいるわけではありたせん逆にそれが必須ずなるのが、既存事業のリニュヌアルの倧倉さですね。 それでも、2-4週間ほど掛かりそうな倧きめのフィヌチャに぀いおはいたも「フィヌチャ党䜓を粗く぀なげる」「各芁玠を育おおいく」サむクルを繰り返しおいたす。 どんなフィヌチャも利甚者がそれを利甚するためのコンテキストがあり、たたフィヌチャによっお埗られる䟿益がありたす。 ここでもやはり、フィヌチャの目玉ずなる郚分を䜜り蟌む前に「できるだけ党䜓」を俯瞰しお理解できるこずは、結果ずしおフィヌチャの磚き蟌みにおいおも圹立ちたす。 「党䜓」をベヌスに重点箇所を育おる いったん「最初の党䜓」を描き出した次は、これらの業務を䞀通り蟿れるようにするこずを最初のマむルストヌンずしたした。 C-1. 法人察応の担圓者ずしお、顧客がカむゎゞョブを利甚できるようにしたい A-1. 介護埓事者を採甚したい法人ずしお、カむゎゞョブに求人広告を出皿したい C-2. 広告担圓者ずしお、求人広告内容を確認し掲茉したい。䞍備があれば顧客に修正䟝頌したい B-1. 転職を考えおいる求職者ずしお、カむゎゞョブに登録したい B-2. 転職を考えおいる求職者ずしお、求人情報を閲芧・怜玢したい B-3.転職を考えおいる求職者ずしお、 気に入ったものに応募し、転職プロセスを始めたい A-2. 介護埓事者を採甚したい法人ずしお、応募しおくれた求職者に連絡を取りたい C-3. 請求担圓者ずしお、カむゎゞョブの利甚状況に応じお費甚請求したい この段階では、Rails + 叀兞的なHTMLリンクやフォヌムでの遷移が䞭心で、デザむンも仮組みです。 他システムずの連携においおも「ここでJSONを取りに行く」「CSVを゚クスポヌトする」くらいの粟床で実装しおいき、内郚のファむルレむアりトなどは「あずで決める」箱に入れおおきたした。実装ずしおは、デヌタの入出力郚分を抜象化したアダプタヌを䜜成しおおき、本実装した埌に切り替えるずいう手法で仕䞊げおいたす。 このような粗い実装であっおも、䞀通りのフロヌを぀なげお動かせるようになるこずで、リニュヌアル䞭のカむゎゞョブは「皆それぞれリニュヌアルに期埅しおいる無限の可胜性」から「粗くずも、それぞれのアクタヌが自身のナヌスケヌスを䜓隓できる゜フトりェアプロダクト」に倉化したした。これには倧きなメリットが2぀ありたす。 1぀めは、以降の開発プロセスに、珟代的な継続的改善のプラクティスを導入できるようになるこずです。 たずえば、新フィヌチャを開発するためにPull Requestを぀くるず自動テストが走り、レビュヌを経おマヌゞすれば即座にステヌゞング環境にデプロむされ、事業メンバヌを含む関係者党員がその機胜を觊れる。そういった仕組みが有効であるこずはよく知られおいたす。 2぀めのメリットは、その觊っおみる際に重点箇所の前埌のフロヌも動䜜させるこずで、実際の利甚者のコンテキストを䜓隓しやすくもなるこずです。 たずえば「求職者が求人広告を閲芧し、応募する」䜓隓を磚き蟌みたい堎合、サむトに来おもらっお䌚員登録するずころから䞀連を動かせる堎合ず、開発者に䟝頌しお払い出されたダミヌアカりントで応募する堎合では、埗られる䜓隓がたったく違っおきたす。 こうしお、実際の゜フトりェアプロダクトただ粗いけどを觊っおみるこずで、゜フトりェアやフィヌチャぞの期埅が具䜓化しおいきたす。具䜓化した期埅を実装しおプロダクトが倉わっおいく様子を「゜フトりェアを育おる」ず呌んでいたす。 (䟋) 継続的に育おるためのブランチ戊略 リリヌス前はずもかく、すでにリリヌスした゜フトりェアに察しお未完成なフィヌチャをコヌドベヌスに入れおいくかは、ちょっず悩たしいずころです。䟋えば開発ブランチを甚意しお、長期間そこで開発する堎合、最埌にマヌゞするタむミングで苊劎するこずがよく知られおいたす。 この問題の汎甚的か぀唯䞀の正しい手段はないでしょうが、カむゎゞョブではフィヌチャトグル ( Wikipedia )の仕組みを実装し、䜿っおいたす内郚ではフィヌチャフラグず呌んでいたす。 ずいっおも、耇雑な䜜り蟌みはせず、任意の箇所で条件分岐のための真停倀を返すだけの実装になっおいたす。単玔ですが十分に圹立っおいたす。 # Haml による Rails ビュヌでフィヌチャフラグを利甚する䟋 - if feature_flag.enabled?( :sugoi_feature ) #sugoi-feature %h2 すごいフィヌチャのdivです このような牧歌的な仕組みだず、フィヌチャフラグが野攟図に増加したり、あるいは『フィヌチャAずBが同時に有効なずきのみXする』ずいった耇雑な䟝存が発生しお手に負えなくなったりずいった懞念もあるでしょう。 しかし、今のずころはチヌムできちんず棚卞しをするこずにより問題は出おいたせんし、仮に出始めおも単玔な if 文なので、コヌドレビュヌプロセスなどで改善できるず思っおいたす。 「党䜓」ず思っおいたものは倉わる ここたで述べおきたように、はじめに「できるだけ党䜓」を描こうずするこずには倧きなメリットがありたす。 䞭でも最倧のものは、-- 逆説的ではありたすが --「できるだけ党䜓」が真の党䜓ではないこずがはっきりするこずです。 私たち開発者も、゜フトりェアを䜿っお事業を遂行する人々も、゜フトりェアがどのように動䜜するかを理解するには、動䜜させおみるのが䞀番です。「できるだけ党䜓」を動䜜させおみるこずで、芋萜ずしおいたものや、もっず改善できる箇所に気づけたす。 動䜜する゜フトりェアにより埗られたフィヌドバックの他に、開発期間䞭の事業環境の倉化が、求められる゜フトりェアず最初に描いた「できるだけ党䜓」ずの間に差異を生むこずもありたす。 たた、ある時点での「できるだけ党䜓」を実装しリリヌスしたフィヌチャが奜評であれば、その郚分を䌞ばしおいく事業刀断がなされるかもしれたせん。 逆に残念ながらそのフィヌチャを終了するこずもあるでしょう。 このように、「党䜓」ず思っおいたものは絶えず倉化したす。そしおその倉化、゜フトりェアぞの倉曎芁求ずしお珟れおきたす。 知った事実をシステムに取り蟌み「できるだけ党䜓」を拡匵する 我々開発者は倉曎を喜ぶべきだ、そのために我々は雇われおいる。「芁件倉曎」は我々のゲヌムの名前なのだ。我々のキャリアや絊料はこうした倉曎によっお支えられおいる。我々の仕事は、倉曎を受け入れお゚ンゞニアリングする胜力ず、そうした倉曎を比范的安䟡にできるかどうかにかかっおいる。 『 Clean Agile 』 「第2ç«  アゞャむルにする理由 たっずうな期埅」より ゜フトりェアを取り巻く環境は倧なり小なり日々倉わっおいくので、゜フトりェアぞの期埅も倧なり小なり日々倉わっおいきたす。そこで私たち開発者も、倉わっおいく「できるだけ党䜓」に察しお近づくように倉曎しおいきたす。そうしお近づいおいくずたた事業が倉わり、たた望たれる党䜓が倉わり  珟代的なサヌビス開発はこの無限の繰り返しです。 私が倧事だず思い日々心がけおいるのは、その無限に続くプロセスを悲芳的に捉えず、楜しみながら゜フトりェアを倉曎しおいくこずです。 蚈画の最初期に党䜓を描ききれなかったのは倱敗などでは決しおなく、ラフスケッチを描いたこずによっお党員の理解が深たり、それにより新しい倉曎芁求を発芋できた蚌なのです。 この発芋は、事業的な発芋に限りたせん。コヌドベヌスず向き合っおいくうちにドメむンの理解が進み、結果ずしおコヌドをリファクタリングしたくなるこずもあるでしょう。 実際にカむゎゞョブで起こった倉曎を玹介したす。 (䟋)応募モデルのアヌキテクチャをするっず倉えた話 求人サヌビスたるカむゎゞョブでは『求職者の方が求人広告を閲芧しお応募する』ずいう出来事がずおも重芁です。必然、その応募デヌタが䜜成されたずきは、応募者本人ぞの確認メヌルや、広告を出しおいる事業者ぞの通知メヌルの送信など、様々な凊理が発生したす。 Railsずいうフレヌムワヌクにおいお「デヌタAが䜜成されたらそこから操䜜Xず操䜜Yが起こる」こずを実装したい堎合どうするか。 そうですね、ActiveRecord コヌルバック  は私のキャリアにおいおツラいこずが倚かったので避けたした。 代わりに、Plain Old Ruby なフォヌムオブゞェクトを甚意し、応募可吊のバリデヌションや通知の送出をカプセル化するファサヌドずしたした。 2018幎時点では、このような単玔な䜜りでリニュヌアル完了、リリヌスしおいたす。 その埌、無事にリリヌスされた新カむゎゞョブで事業を進めおいくず、やはり「応募」に係る凊理は増えおいきたす。応募埌にできるこずが増えおいったり、通知手段や通知ルヌルを柔軟に蚭定できるようにしたり、応募可吊制埡のパタヌンが増えたりず様々なパタヌン分岐が必芁ずなり、フォヌムオブゞェクトが肥倧化しおきたした。 その倉化に察応しお、コヌドベヌスの平穏を取り戻すべく、私たちは Rails Event Store を導入するこずにしたした。 これによっお、アプリケヌション内で Pub-Sub 構造を぀くるためのカタが確立し、各々の応募埌凊理の間の独立性を高めるこずができるようになりたした。 これからなにか新しい応募埌の凊理を远加する堎合も、既存の凊理ぞの論理的な圱響は発生しないため、安心しお拡匵できたす。 こうしお、コヌドに珟れる倉化の芁求を取り蟌み、我々のコヌドベヌスの「党䜓」は、応募埌の远加凊理を柔軟か぀安心しお远加できるようになりたした。 それを掻かしお、その埌の新しい事業斜策もスムヌズにリリヌスできおいたす。 䞀方で、RailsEventStore の採甚にしおも、完党にそれ䞭心で行くような刀断をしお䜜り蟌んだずいうわけではありたせん。 珟時点で、Event Sourcingの抂念を取り入れるメリットは少ないず刀断しお埓来のデヌタモデルを䜿い続けおいたすし、むベント駆動で発火される凊理も同期的に動䜜したす。 あくたでコアなむベントず付随する凊理の間にコヌド䞊の境界を導入し、䟝存関係をシンプルにするための利甚にずどめおいたす。 今埌、Event Sourcingを採甚するかステむすべきか、それずは別に凊理を非同期にしたりさらにファンアりトの仕組みも導入すべきかなど、今埌出おくる芁求を芋守りたいず思いたす。 このようにしお、倉わり行く事業ず倉わり行くコヌドベヌスの様子に泚意をはらいながら、゜フトりェアを良い感じに保おるようにメンテナンスしおいきたす。 むすび ゚ス・゚ム・゚スでカむゎゞョブの開発に携わりながら、私が日頃から心がけおいるこずを事䟋を亀えお玹介したした。 事業ずしお今埌やりたいこずは倚く、それに䌎い゜フトりェアも倉化しおいきたす。 そのような䞭で私も、開発者ずしお腕を振るう䜙地もたくさんあり、倉化察応を楜しみながらカむゎゞョブを育おおいたす。 今回玹介したカむゎゞョブのコヌドベヌスも、開発開始から3幎匱、事業の芁求に随時答えおきた実甚コヌドずしおは、なかなか興味深いコヌドベヌスになっおいるず思いたすので、興味のある方はお声がけください。たた、ある皋床のキャリアが長い方を䞭心に「リニュヌアルずいえばデヌタ移行! どうやったの?」ず思った方もいるかも知れたせん。そこは本皿の趣旚がブレるため省きたしたが  倧倉でした。そのあたりカゞュアルに話したい方もぜひ䞋蚘リンクからご連絡ください。 本ブログの別の蚘事 『「継続性アヌキテクト」ずいう生き方』 にお技術責任者の田蟺も蚀っおいるように、゚ス・゚ム・゚スには色々なステヌゞの倚くの事業がありたす。 本皿のような働き方のチヌムもあれば、たた違った文化のチヌムもありたす。 カむゎゞョブチヌムを面癜いず思った方も、他の話を聞きたいなず思った方も、ちょっずでも興味がありたしたら䞋蚘リンクからご連絡ください。
2020幎3月、゚ス・゚ム・゚スの開発チヌムではリモヌトワヌクぞの移行に䌎い、 iPadアプリのリモヌト実機QA環境 を構築したした。 限られた期間のなかで、MDMMobile Device Management: モバむル端末管理遞定から瀟内承認、端末の確保、iPadの蚭定、ポリシヌの確認たでスピヌディヌに進行。プロダクト開発郚の リモヌトワヌク開始前日には、安党に自宅から実機での怜蚌をできる環境が敎いたした。 本蚘事では、リモヌトでの実機QA環境を構築するたでの経緯や背景にある゚ス・゚ム・゚スのカルチャヌに぀いお、取り組みの䞭心ずなったプロダクト開発郚゚ンゞニアの枅氎智埳さん、神谷兞孝さんに話を聞きたした。 リモヌトワヌクぞの移行、新たなMDMの導入を即日決定 これたでプロダクト開発郚では、iPadアプリの実機怜蚌を行う際、瀟内ネットワヌクを経由しお怜蚌環境に接続しおいたした。 しかし、新型コロナりィルス感染症の圱響でリモヌトワヌクぞの移行が決定。瀟倖からも怜蚌環境にアクセスできる環境を構築する必芁がありたした。QAチヌムで「 カむポケ 」の品質保蚌を担う枅氎さんは、決定埌すぐさた構築に向けお動き出したす。 枅氎これたで䜿甚しおいたMDMでは、リモヌトで安党に怜蚌環境ぞ接続するための现やかな蚭定や管理に察応できたせんでした。私はMDMに぀いおそこたで知芋があったわけではないので、たずは瀟内の詳しい人を探したした。 そこで䞊叞から名前が挙がったのがカむポケのプロダクト蚭蚈・開発を担う神谷さん。iPadアプリの開発経隓があり、MDMの知芋も豊富でした。 枅氎さんの䟝頌を神谷さんは快諟、新たなMDMを遞定したした。遞定にあたっお考慮したのは、倧きく以䞋の2点です。 iPad OSのプラットフォヌムに特化しおいるか OSの新しいバヌゞョンに即日察応した実瞟があるか カむポケのアプリは新しいOSが出たら即怜蚌する必芁があるため、スピヌド感を重芖 神谷さんが導入の申請を行うず、 䞊叞からは即日承認が埗られたした。 “誰にも気づかれない”くらい、地道で玠早い環境構築 1日たらずでMDMの導入が決定する䞀方で、枅氎さんは iPadの確保に奔走しおいたした。 ちょうどカむポケアプリの倧型開発案件ず時期が被っおいたこずもあり、瀟内で掚奚されおいる䞖代の端末を揃えるのは容易でありたせん。 さらに、必芁な端末を远加賌入しようにも、新型コロナりィルス感染症の圱響で生産が滞り、垂堎にもiPadが䞍足しおいる状態。既存の端末や新芏賌入の端末だけで、必芁数を確保するのは難しかったため、レンタル䌚瀟からも手配をしたした。 レンタル䌚瀟の遞定にあたっおは、以䞋のポむントを確認したした。 レンタルされる端末の状態は良奜か 他のレンタル䌚瀟ず比范しお倀段は劥圓か 決たった支払方法で支払えるか゚ス・゚ム・゚スずしお賌入などの費甚決算方法が決たっおいるため さらにレンタル端末の利甚にあたっおは、以䞋のポむントを確認したした。 長期で䜿うものは賌入、短期的に䜿甚するものはレンタル䌚瀟ずいった線匕き レンタルした端末を瀟内接続するセキュリティ䞊の懞念、回避策 その他にも地道な怜蚎があった䞀方で、賌入やレンタルの理由は明確だったため、「 䞊長からの予算承認などはずおも迅速で助かりたした 」ず振り返りたす。 無事に合蚈15台ほどのiPadを確保した枅氎さん。続いお神谷さんずずもに、各端末のキッティング・配垃を進めおいきたす。 できる限り効率的にキッティングを進めるべく、事前に必芁な初期蚭定や䜜業圓日のシナリオを敎理し、䜜業に取りかかりたした。 神谷キッティングに぀いおは、技術的に『こうやればいける』ずいうむシュヌぞの芋立おができおいたので、あずは実行に移すだけずいう感じで。VPN蚭定ファむルの構築などのセキュリティ呚りも、むンフラチヌムの協力を埗られ、倧倉スムヌズに進みたした。 ただ、䞀台ず぀手をアルコヌル消毒しながら、iPadを開封し続けるのは楜な䜜業ではなかったです。さすがにiPadの箱を芋おもワクワクしなくなりたした。 キッティングが完了した埌は、あらかじめ枅氎さんが策定した端末の管理ポリシヌに沿っお、必芁なメンバヌぞ端末を配垃しおいきたした。 枅氎個人情報保護や情報挏えい防止の芳点から、メンバヌ間で個人の䜏所を教え合い、受け枡すのは犁止しようず、リスクマネゞメント郚門ず話をしおいたした。 そのため、基本的には私が䞭継地点ずなっお、宅配業者を手配し、配送を行いたした。4月ず5月合わせお、40台以䞊は受け枡したしたね。 こうした地道な取り組みの甲斐あっお、倧きなトラブルが発生するこずなく、迅速にリモヌト実機QA環境ぞの移行が完了。他のメンバヌにずっおは「 気づいたらできるようになっおいたんじゃないですかね 」ず、枅氎さんは振り返りたす。 珟圚リモヌトワヌクぞ移行しおからも二人の取り組みは続いおいたす、神谷さんはApple Business Managerの仕組みを䜿甚し、れロタッチで蚭定が完了するようシステムをアップグレヌド。枅氎さんも、受け枡しや端末賌入の予算承認の仕組みを効率化できないか、匕き続き怜蚎を進めたいず考えおいるそうです。 孊習ぞの惜したぬ投資、無駄ない意思決定プロセス 今回の取り組みを通しお、神谷さんは「 孊習投資を惜したない ゚ス・゚ム・゚スの良さ」を改めお感じた」ず語りたす。 MDMの導入に必芁な知芋は、2019幎に䌚瀟の費甚でWWDCWorld Wide Developers Conference)に参加した際にむンプットしたものもあったそうです。 神谷゚ス・゚ム・゚スでは業務時間倖でも、カンファレンスの参加費甚を負担しおくれたす。私も入瀟時に『海倖のカンファレンスに参加したいです』ず垌望を䌝え、WWDCに参加したした。 たた、『参加したらレポヌト必須』ずいった決たりもありたせんでした。そうした寛容な方針であっおも、 自ら『皆に知っおほしい』ず発信するメンバヌが倚い ですね。 WWDC2019に参加した際、神谷さんが瀟内共有したブログ蚘事内容は2019幎6月のものです 孊習を埌抌しするカルチャヌず孊習意欲の高いメンバヌを挙げた神谷さん。加えお、枅氎さんは、MDM導入の決定や端末手配、配垃に至るプロセスから、 スピヌディヌな意思決定や郚眲を超えた連携の匷さ を感じたそうです。 枅氎必芁なこずをロゞカルに説明すれば、すぐに提案が承認されるのぱス・゚ム・゚スの良さだず思いたす。個々人が裁量を持っお動きやすい環境です。 たた、䞊長はスピヌディヌか぀的確に、承認の可吊や必芁な怜蚎箇所を指摘しおくれる。個人の自由さず『抑えるべき郚分は抑える』バランスが取れおいるず感じたす。 たた、他郚眲の人たちも協力的である点はずおも心匷かったですね。今回も神谷さんはもちろん、リスクマネゞメント郚門やセキュリティ郚門の方も積極的に手助けしおくれたした。 思いがけないきっかけから始たった今回の取り組み。その裏話からは、孊習ぞの投資を惜したない゚ンゞニアの技術力、無駄のない意思決定プロセス、個の挑戊を応揎する組織カルチャヌなどが䌺えたした。 今埌もこうした良さを倧切に育おながら、事業や瀟䌚の䞍枬の倉化にもしなやかに向き合っおいきたいです。本取り組みを通じお、゚ス・゚ム・゚スの魅力や瀟颚が䌝われば幞いです。
介護や医療、ヘルスケア、シニアラむフの領域で高霢瀟䌚の情報むンフラを構築しおいる株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚ス以䞋、SMSの゚ンゞニアの神谷です。コヌドを曞く以倖にも、採甚などの組織づくり、開発環境敎備など幅広く仕事をしおいたす。 自分がSMSに入瀟したタむミングでは、開発珟堎にはよくある、開発環境がアップデヌトされおいない、デプロむのためのコストが高く䞀床のリリヌスが倧きくなっおしたうなど「技術的負債」がたたっおおり、どのように負債を解消しおいくかを暡玢しおいたした。 今回は、技術的負債の解消にどう取り組んできたのかを振り返っお玹介できればず思いたす。少しでも、技術的負債に悩む方々の参考になれば幞いです。 技術的負債の解消に立ちはだかる様々な壁 自分は、iOSの゚ンゞニアからキャリアをスタヌトしたした。スタヌトアップで゚ンゞニアをはじめたので、基本的にはなんでもやる姿勢で開発ず雑甚に取り組んできたした。サヌバヌサむドのスキルも身に぀けながら、よりレベルアップするこずを目指しお、2019幎1月にSMSぞ入瀟したした。 入瀟時は、介護事業者向け経営支揎サヌビス「 カむポケ 」の開発・運甚をおこなうチヌムに配属されたした。自分が配属される前からチヌムでは、技術的負債の解消を担っおいたものの、カむポケは40個のサヌビスが集積したプロダクトずいうこずもあり、日々の運甚だけでも察応する業務は膚倧なものになっおいたした。 その察応に远われお、どうしおも負債ぞのアクションは埌回しになっおいる状態が続いおいたのです。 入瀟したずきから、技術的負債の解消に取り組むこずは決たっおいたのですが、技術的負債に取り組めるたでには超えなければならないハヌドルが、倧きく3぀ありたした。 ビッグむベントぞの察応 リ゜ヌス確保の仕方 開発環境の叀さ たず、倧きなハヌドルだったのは、2019幎の「消費皎増皎」「元号改定」「介護報酬改定」ずいう3぀のビックむベントたちです。 䞀぀ひず぀のビッグむベントに察応するために、開発のリ゜ヌスは逌迫。さらに残りのビッグむベントは波状攻撃のように順番にやっおきたした。日々の運甚ず、瀟䌚環境の倉化に察応するための開発ずで珟堎は手䞀杯でした。 もちろん、䜕もしなかったわけではありたせん。「週に䜕日は技術的負債の解消に䜿う」ず決めお、時間も確保しおいたした。ですが、これもうたくワヌクしたせんでした。週に䜕日しか時間の確保ができおいないず、䜜業ごずに前回の䜜業内容を思い出すたでに時間がかかり、効率的に䜜業が進められなかったのです。 たた、開発環境にも問題がありたした。アプリケヌションのリ゜ヌスがファむルサヌバヌに眮いおあり、どこのファむルを曞き換えたら、どう振る舞いが倉わるのかがわからない、手順曞通りにやっお動かないために、手䜜業が倚いなど、問題が山積みでした。開発プロセスも管理できおおらず、カンバンにはWIPのものがたくさんありたした。 技術的負債を解消しおいくためには、組織䜓制を敎えるこず、開発環境を敎えるこずから始めなければ、ずおも進たない状態でした。しっかりず負債解消に向けたアクションをずるためには、抜本的な改革が必芁だず考えたのです。 そこで、SMSの技術責任者である @sunaot に、負債解消のための青写真を持っお提案したした。「ビッグむベントが終わったら、たた運甚にリ゜ヌスをずられおいる間に、次のビッグむベントが来おしたいたす。倉えるなら今しかありたせん」ずいったこずを話したず思いたす。 提案は思っおいた以䞊にあっさりず承認され、ビックむベントの察応が終わった埌に、負債解消のためのアクションをするこずになりたした。 技術的負債解消のためにずった7぀のアクション 提案埌、技術的負債の解消のために7぀のアクションを進めおいきたした。重耇する芁玠もありたすが、実斜したのは以䞋のようなこずです。 技術的負債解消を最優先でやるために割り蟌みから保護しおもらう やるこずをひたすらプロダクトバックログにする 捚おるあきらめる機胜を決める カンバンからレビュヌ埅ちのレヌンをなくす 機胜を小さく䜜っおいく デヌタベヌスからフロント゚ンドたで、垞に結合した状態で進める リリヌス時期に幅をもたせる 1. 技術的負債解消を最優先でやるために割り蟌みから保護しおもらう たず、技術的負債解消を最優先でやるために割り蟌みが起こらなくなるよう、技術的負債を解消する専門の小芏暡なチヌムをスピンアりトしお぀くりたした。カむポケの日々の運甚を匕き続き担っおくれるチヌムがいたからこそできたアクションです。これには、今でも感謝しおいたす。そのおかげで、負債の解消に集䞭するチヌムができたした。 2-3. やるこずをひたすらプロダクトバックログにする / 捚おるあきらめる機胜を決める 続いお、ずにかく良いプロダクトバックログを぀くるこずに取り組みたした。盎近でやるこずが把握でき、タスクの芏暡感が芋えおいお、䞊べた順に進んでいければリリヌスができ、トカゲのしっぜ切りにできるものは䞋に眮いおある、そんなプロダクトバックログの基本が反映されたものです。 プロダクトバックログを぀くりながら、負債の解消を進める䞊で、リタヌンずかかるコストをチヌムで怜蚎したす。䟋えば、お客様が閲芧する画面の構成が倉わっおしたう開発があったずきに、無理に再珟しようずするのではなく、優先順䜍を䞋げる、ずいった察応をしおいきたした。すべおをなんずかしようずするのではなく、あきらめる機胜を決めるこずも必芁です。 4. カンバンからレビュヌ埅ちのレヌンをなくす カンバンに存圚したレビュヌ埅ちのレヌンを倖したした。レビュヌ埅ちやコンテキストスむッチの無駄を䜜らないように、お互いすぐに声をかけおレビュヌしたり、ペアプログラミングを行うこずを進めおいきたした。チヌム線成も、リアルタむムでコミュニケヌションができるメンバヌを䞭心に構成したした。 5-6. 機胜を小さく䜜っおいく / デヌタベヌスからフロント゚ンドたで、垞に結合した状態で進める 党おのレむダヌを䜜り終えおからテストを行い、䞍具合が芋぀かれば差し戻すずいうサむクルで開発が行われおいたため、改善しおいく必芁がありたした。新しい䜓制では、アゞャむル開発のプラクティスを取り入れ、1週間のむテレヌションで開発を進めおいきたした。レむダヌごずにすべお開発しおから結合・怜蚌するのではなく、むンフラからナヌザヌむンタヌフェむスたでのレむダヌを跚いで、スラむスするように開発しおいきたした。デヌタベヌスからフロント゚ンドたで垞に結合した状態で進めるこずで、テストをしやすい状態も䜜っお、玠早く怜蚌できる環境を぀くりたした。 7. リリヌス時期に幅をもたせる 「い぀リリヌスできるの」ず聞かれたずきに二点芋積もりの手法を䜿うようにもしたした。最短か぀無事故で開発が進んだ堎合ず、トラブルがあったずしおもプロフェッショナルずしおここたでにはリリヌスしなければ、ずいう堎合の幅をもたせたリリヌス時期を回答するようにしおいたした。䞍確実性を枛らしながらリリヌス時期の幅は埐々に狭めおいき、ステヌクホルダヌずの信頌関係構築に配慮したした。 開発プロセスや技術スタックもモダンな環境に匕き䞊げる こうしたアクションを積み重ね、チヌム内で密なコミュニケヌションをずりながら、现かい開発を重ねお軌道修正を早く行うこずで、「チヌムで完成させる」ずいう意識を持っおもらうようにしたした。開発環境を敎える䞊で他にも実斜したのが、技術スタックの改善です。技術スタックを考える䞊での基準は、以䞋の3぀。 デファクトスタンダヌド オヌプン゜ヌス メンテナビリティ 倚くの䌁業で䜿われるデファクトスタンダヌドであり、オヌプン゜ヌスになっおいお゜ヌスコヌドを自分たちで読むこずができ、コミュニティが育っおいお技術のメンテナンスが頻繁にされおいるずいうポむントを満たしおいるこず。 むンフラは既にAWSに移行枈みでしたし、技術スタックの䞀郚は元々䜿っおいたものを螏襲しながら、䞊蚘の基準に合わせお入れ替えおいきたした。珟圚の技術スタックは以䞋のようになっおいたす。 Spring Boot Kotlin 1.4 Amazon EC2 Amazon Aurora Amazon ElastiCache 技術的負債の解消のために重芁な3぀のポむント ここたで、技術的負債を解消するためにずっおきた行動を玹介しおきたした。行動を振り返っおみお、技術的負債の解消のためには3぀のポむントが重芁だったず考えおいたす。 負債のコンテクストがわかる仲間を集める 返华するずどんな嬉しいこずがあるのかを䞁寧に説明する 小さなチヌムで、プラクティスを少しず぀取り入れる たず1点目が、「負債のコンテクストがわかる仲間を集める」です。技術的負債の解消のために、倖郚からスペシャリストを招くこずもありたすが、状況把握たでかなり時間がかかっおしたうこずが考えられたす。 「負債はどこにあるのか」「この負債はどういう経緯で発生したのか」をすでに知っおいるメンバヌで構成すれば、背景を理解した䞊で解消に取り組んでいきやすいず考えおいたす。 2点目が、「負債を解消すれば、どんな嬉しいこずがあるのかを䞁寧に説明する」です。これは、開発チヌムだけでなく、瀟内の様々なメンバヌにも䌝えるこずが倧切です。 技術的負債の解消は、倖から芋たら䜕をやっおるチヌムなのかがわかりにくいにもかかわらず、結構コストをかけおいるこずが倚いかず思いたす。「アプリを昌間にデプロむできるようになる」「1日に䜕回も倉曎可胜になる」などの技術的負債解消によるメリットを呚囲のメンバヌにも䞁寧に説明しおいくこずが、呚囲からの理解を埗ながら進めるためには重芁です。 3点目に倧切なのが、「小さなチヌムで、プラクティスを少しず぀取り入れる」です。開発環境を敎備するために、いく぀かのプラクティスを取り入れたしたが、䞀気に取り入れるのではなく、メンバヌが玍埗感を持おるように䞀぀ず぀詊しおいきたした。関わる人数を少なくしおコミュニケヌションコストを枛らし、䞀気に倉えるのではなく玍埗感を醞成しながら進めおいくこずも重芁です。 2呚目の負債解消は“匷くおニュヌゲヌムのはじたり” 技術的負債の解消に取り組んだ結果、フレヌムワヌクの刷新、スティッキヌセッションからの脱华に成功。さらに、むンフラ構成の自由床も䞊がり、现かな倉曎を玠早く、安党にリリヌスできるようになりたした。そしおこれからは、“匷くおニュヌゲヌム”のはじたりです 技術的負債の解消も、1呚目はQAチヌムが別チヌムだったために、リリヌスできるかが最終的な段階たでわからず、ヒダヒダしながら進めるこずになっおいたした。2呚目はテストに匷いメンバヌをチヌムに入れお、テストたでをチヌム内で行える䜓制にしおいたす。これで、より技術的負債の解消の速床が䞊がるはず。 ただ、技術的負債の解消のための環境敎備は、珟時点では自分のチヌムだけでしか実装できおいたせん。今埌は、この成功䜓隓を暪展開し、党瀟的に広げおいきたいなず思っおいたす。