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NTTデータ の技術ブログ

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はじめに 暗号化と電子署名について調べていると「署名に使うのは公開鍵? 秘密鍵?」 と毎回迷ってしまいます。そこで自分用の整理として、暗号化と署名/公開鍵と秘密鍵の対応をまとめました。 また、今回の記事は暗号化と署名/公開鍵と秘密鍵について備忘録を残すだけではなく、 なぜ毎回混乱するのか? について考察することで、記憶の定着を図ろうというものです。 ! 本記事の後半には、RSAに関する記述があります。しかし、本記事は「おおまかなイメージを掴む」ことを目的としているため、RSAに関する記述を大幅に簡略化している点にご留意ください。実際のRSAの技術仕様は本記事に記載した内容よりも複雑か
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はじめに 前編では、業務の複雑さに応じた実装スタイルとテスト方針の組合せについて、書籍『ドメイン駆動をはじめよう』[1]の知見をもとに整理しました。 後編となる本記事では、私自身がテスト支援の立場で関わっている現場で直面した、「業務の複雑さに対して相性の悪い実装とテストの組合せ」についてご紹介します。そこから見えてきた課題と、より適した組合せに近づくための「最初の一歩」について考察していきます。 複雑な業務に対する“相性の悪い組合せ”とその背景 私が支援した現場では、業務の複雑さに対して、トランザクションスクリプトやアクティブレコードによる実装が採用されており、テスト方針もダイヤ
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はじめに 「テスト項目を“消化”することが目的になってしまい、本来の品質向上や業務課題の解決につながらない」「業務の複雑さに対して、テストや設計がうまく噛み合わず、現場で手戻りや不安が絶えない」――そんな悩みを感じている方も多いのではないでしょうか。 テストケースはたくさん作っているのに、現場の“やった感”ばかりが残り、肝心の不具合や業務上のリスクが減らない 業務が複雑化しているのに、従来通りのテスト方針や設計のままで、現場の困りごとが解消されない 「なぜこのテストをやるのか?」が曖昧なまま、テスト項目を“消化”すること自体が目的化してしまう こうした課題は、現場の開発者だけでな
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はじめに:本記事について 私の所属する部署では自動車にかかわる様々な開発をしています。その中でも私のチームでは、特に コネクティッドカー(Connected Car) にかかわるバックエンド開発を担当しています。 コネクティッドカー とは、インターネットやクラウドサービスと常時接続された自動車のことです。車両が車両外のデータセンタ/クラウド基盤とデータを送受信することで、ドライバー・運行管理者・メーカー・第三者のサービスと連携して多様な機能やサービスを提供します。具体的にはプローブデータ(CAN)やドライブレコーダの映像データなどが収集されています。 当部では上記基盤開発を長きにわた
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はじめに 4月にTableau Conference 2025で大々的に取り上げられ、大きな期待を集めた 「Tableau Next」が、日本語で利用可能になりました。 Salesforce、「Tableau Next」を日本語で提供開始 - Salesforce ただ、「Tableau Nextは従来のTableauと何が異なるのか?」 と言われるとまだまだ咀嚼しきれていない方も多いのではないでしょうか。 本記事では、Tableau Nextの概要とデータ接続からダッシュボード作成までの一連の流れをハンズオン形式でご紹介します。 Tableau Next概要 Tableau N
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はじめに 皆さん、シミュレーションや機械学習のハイパーパラメータを調整したことはありますか? 今回は、効率的にパラメータ探索を行うベイズ最適化の、こだわりのアーキテクチャをご紹介します! ハイパーパラメータ調整の基本 ブラックボックス最適化手法の一つであるベイズ最適化は、ランダムサーチやグリッドサーチに比べて効率的な手法として知られています。 通常、複数のパラメータを調整する場合では同一の目的関数を使用します(アーキテクチャ1)。 でも、複数のパラメータごとに異なる目的関数を設定したくなることもありますよね。 その場合の解決策は何でしょうか? アーキテクチャ1:同一目的関数で最適
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30年以上にわたり金融IT基盤に携わる中で得た経験と知識をもとに、「やらかしがちな」技術的課題について、IPA[1]の非機能要求グレード[2]に沿って解説します。 ※筆者は非機能要求グレード初版の執筆に関わった経験があり、行間を含めて解説します。 全体構成 「非機能要求グレードの歩き方」シリーズ全体の構成は、「非機能要求グレードの歩き方 Index」を参照ください。 本記事(vol.8)では、Vol.7と併せて、「C.2 保守運用」に焦点を当てて解説します。 C.2 保守運用(Vol.7再掲) 中項目「C.2 保守運用」では、システムを維持するために必要な保守作業の要件を定義し
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注目を集めるPostgreSQL+Analytics 先日、SnowflakeとDatabricksのそれぞれの年次イベントでPostgreSQLに関連する企業の買収が大々的に発表されました。 両社は分析系(OLAP)のソリューションを提供する比較的大きなベンダーであり、過去にはOLTP系への進出を目指したデータストアの開発が注目されたこともありました(SnowflakeのUnistoreが典型です)。 彼らは今後、PostgreSQLを自社がカバーできていなかった領域で適用することで、現在のメガクラウドのようにOLTP用途のRDBとOLAPのソリューションを統合してくることが予想さ
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はじめに はじめまして。NTTデータの奥村です。 最近は内部向けのちょっとしたドキュメントをMarkdown形式で記載することは結構あるのかなと思います。GitHubなどのリポジトリサービスやNotionなどのドキュメント共有サービスを全員が利用できればよいのですが、コストや組織のポリシーなどの関係でそうしたサービスが利用できないケースだと、関係者限定でMarkdownのファイルを見やすい形で共有するのに困ることがあります。 本記事では、上記のようなケースで役に立つ仕組みをAmazon Web Services (AWS)を利用して構築する方法を紹介させていただきます。 全体構成
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2025年6月に開催されたInterop Tokyo 2025に訪問しました。 本記事ではInterop Tokyoとはどのようなものか、そしてその中で印象に残った技術やトレンドを通じて得た学びや気づきを整理し発信しています。 読んでくださる方の参考になれば幸いです。 はじめに はじめまして!2025年度からNTT DATAに入社しました、新入社員の坪田です。 大学院ではLarge Language Model(LLM)を用いた研究をする傍ら、Web開発のアルバイトを行っておりました。 入社後はセキュリティを中心としたコンサル業務がメインとなっているのですがセキュリティについては疎く
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✨はじめに 先日サンフランシスコで開催されたSnowflake Summit 2025において、Cortex AISQLという革新的な機能が発表されました。 https://www.snowflake.com/en/news/press-releases/snowflake-introduces-cortex-aisql-and-snowconvert-ai-analytics-rebuilt-for-the-ai-era/ Cortex AISQLによって生み出される価値については下記のように述べられています。 SQLをSnowflakeのAI機能とともに活用することで、アナリス
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はじめに 私は仕事柄、システム開発・運用の中で様々なトラブルシュートを行ってきたのですが(最近はもう…)、そこで得た自分なりの心得を伝えたいなと思ったため、この記事でまとめてみます。 とはいえ、トラブルシュートでは、扱っている技術スタックや事象によって、使用するデバッグツールやテクニックが大きく変わります。そのため、本記事では様々あるツールやテクニックではなく、もう少し抽象的なトラブルシュート全般に通じる「考え方」を書いていこうと思います。 ! ベテランのエンジニアの方ではなく「基礎知識はあるがトラブルシュート経験はこれからな若手エンジニア」あたりを想定した内容になっています。
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はじめに 本連載記事「非機能要求グレードの歩き方」シリーズでは、 30年以上にわたり金融IT基盤に携わる中で得た経験と知識をもとに、 「やらかしがちな」技術的課題について、IPA[1]の非機能要求グレード[2]に沿って解説します。 (※筆者は非機能要求グレード初版の執筆に関わった経験があり、行間を含めて解説します。) 併せて「😱あったら怖い本当の話」として、実際に起きたことを、脱色デフォルメしたフィクションにして紹介します。 共通の注意事項(用語説明) 非機能要求グレード表には、多くの項目が含まれています。 大項目(6)、中項目(35)、小項目(118)、メトリクス(238) 用
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はじめに 今回は、前回のブログでご紹介した「データスペース」の応用事例の一つとして、データスペースを活用した新たなRAGのアーキテクチャをご紹介します。 想定読者 LLMやRAGについてなんとなく知っている方 新たなRAGのアーキテクチャに関心がある方 データスペースとAIのインテグレーションに関心がある方 データスペースとは? データスペースとは、参加する組織・企業同士が互いに信頼できる仕組みのもとで、中央の管理者を置くことなく、ポリシーと契約に基づいて安全かつ自由にデータをやり取りできる分散型の枠組みを指し、現在欧州や日本で広がりを見せつつあります。 データスペースは
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はじめに 2025年6月2日~6月5日で開催されたSnowflake Summit 2025において、ワクワクする新機能が多数発表されました。 その中で発表されたCortex AISQLにおけるAI_FILTERが、手間暇かかる加工を省略できデータ活用のハードルを下げてくれるような機能と感じたため、早速試してみたいと思います! ! 紹介する機能は、執筆時点(2025年6月)でPublic Preview機能になります。 お試しに使うデータ AI_FILTERを試すにあたって、回線のマスタと回線の障害報告を模したデータを作成しました。 ※お試し用なので、データとして不自然な点はご
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はじめに Snowflake Summit 2025、すごい盛り上がりですね! 私は日本から参加者のブログやオンライン配信を追いかけて、一人でワクワクしています。 数ある発表の中でも、Day2のKeynoteで紹介された「Snowflake Openflow」が特に印象的でした。 本記事では、そのOpenflowを実際に触ってみた様子をお届けします。 1. Snowflake Openflowとは Snowflake Openflowは、構造化テキスト、非構造化テキスト、画像、音声、動画、センサーデータなど、数百のプロセッサを搭載したあらゆるデータソースとあらゆる接続先を接続す
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TDX Tokyo 2025について 2025年4月25日に Salesforceのテクノロジーイベントである TDX Tokyo 2025 (公式サイト) が開催されました。 TDX Tokyo 2025 は、Salesforceの最新技術やトレンドを学ぶことができる貴重な機会です。今回のイベントの目玉として、Agentforceの紹介がありました。 Agentforceとは、Salesforceが提供する自律型AIエージェント機能で、業務の自動化や効率化を支援します。このサービスは、チャットや業務プロセスの自動実行をAIが担当することで、従業員の作業負担を軽減します。また、Sal
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Alteryx社主催のInspire2025に現地参加しましたので、イベントの内容についてご紹介します。 本記事では我々NTTデータがAlteryx製品を通じて支援させて頂いている東洋エンジニアリング様のセッション内容とGrand Prix & Closing Celebrationについてご紹介させて頂きます。 東洋エンジニアリング様のご講演概要 東洋エンジニアリング様がご講演されていたAlteryx Serverに関するベストプラクティスは具体的かつ実用的で、デモ動画を交えて非常に分かりやすくご説明されていました。 講演日:5月15日(木)13:30-14:10(米国
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最近、普及が期待されているAIエージェント。これらが協調してタスクをこなすために欠かせないのが、「MCP(Model Context Protocol)」です。 米MicrosoftがWindowsへの実装を発表するなど、注目が集まるこの技術。 マックでMCPを動かしてみる——。そんなハッカソンが、会社近くのマクドナルドで開かれると聞き、超初心者として飛び込んできました。その時の体験を、備忘録も兼ねてレポートします。 MCPとは MCP(Model Context Protocol)は、AIエージェントが「外部アプリケーション」と連携して作業するための、いわば共通言語。 例えば、メ
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30年以上にわたり金融IT基盤に携わる中で得た経験と知識をもとに、「やらかしがちな」技術的課題について、IPA[1]の非機能要求グレード[2]に沿って解説します。 ※筆者は非機能要求グレード初版の執筆に関わった経験があり、行間を含めて解説します。 全体構成 「非機能要求グレードの歩き方」シリーズ全体の構成は、「非機能要求グレードの歩き方 Index」を参照ください。 本記事(vol.7)では、Vol.8と併せて「C.2 保守運用」に焦点を当てて解説します。 C.2 保守運用 中項目「C.2 保守運用」では、システムを維持するために必要な保守作業の要件を定義します。 📌現状の
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