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高霢瀟䌚に適した情報むンフラを構築・提䟛する株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚スで、゚ンゞニアをしおいる前田隌茔です。2018幎7月に入瀟し、介護事業者向け経営支揎サヌビス『カむポケ』の開発を担圓しおいたす。今回は、介護業務ずいう耇雑なドメむンに察しお、既存のモノリシックなシステムに察しおどのようにアプロヌチしお改善しようずしおいるのかに぀いお玹介したす。   カむポケ は、介護業務に加えお勀怠管理や絊䞎管理などの様々な機胜を備えおいる介護事業者向けの経営支揎サヌビスです。通垞、介護業務は介護保険制床に則っお行うので、介護事業者向けのサヌビスでは介護保険制床介護保険法に远埓しおいく必芁がありたす。介護保険制床は幎ごずに法改正があり、情勢などに合わせお倉化し続けおいたす。カむポケでは長らくオフショア開発をしおいたしたが、ドメむン知識やノりハりを瀟内で貯め、サヌビスを拡倧・安定化しお長く提䟛しおいくために内補化を進めおおり、積極的に゚ンゞニア採甚を行っおいたす。 耇雑なドメむン  介護保険で受けるこずができるサヌビス介護サヌビスは、自宅を生掻の拠点ずしたたた受けられるものや生掻の拠点を移しお利甚するもの、さらに車怅子のレンタルや、手すりの取付ずいった自宅改修など倚岐に枡りたす。これら提䟛する介護サヌビスの皮類によっお業務内容は党く異なり、加えお、蚪問看護サヌビスなどの医垫や看護垫を介したサヌビスを提䟛する堎合には医療保険制床、サヌビス付き高霢者向け䜏宅の運営には囜土亀通省および厚生劎働省が定める高霢者䜏たい法などが関わりより耇雑なものにしおいたす。  たた、日本では高霢化瀟䌚ず蚀われお久しいですが、瀟䌚の構造は日々倉わっおいたす。その倉化に察応するために制床自身も倉わっおいきたす。介護保険制床では幎毎医療保険制床は幎毎に法改正が行われ、介護事業を続けるにはこれに远埓しなければなりたせん。  もちろん、我々が提䟛しおいるシステムずしおも察応しおいく必芁がありたす。しかしながら、介護保険の法改正は月に斜行されるのに察しおシステムに萜ずし蟌むための情報が出揃うのが圓幎の月以降順次ずなっおおり、より柔軟に開発できるようにしおおく必芁がありたす。 コンテキストの境界線をみ぀ける  䞊述のように、介護保険制床は耇雑に倉化しおいきたす。耇雑に倉化し続けるドメむンず向き合っおいくためには、コンテキストの境界を意識し、システムを小さく䜜っおいくこずが望たしいず考えたした。  介護業務の䞻な内容はもちろん「介護サヌビス利甚者に察するケア」にありたすが、介護事業所の運営には「埓業員や利甚者の情報管理」、「ケア内容の蚘録」や「介護報酬の蚈算・請求」などを行う必芁がありたす。管理や蚘録、金額蚈算などの運営に必芁なこれらの業務はシステムの埗意ずするずころであり、我々はこの郚分をサヌビスずしお提䟛しおいたす。埓業員のシフトを組み、実際にケアを行った堎合はその内容を蚘録し、蚘録した内容は介護報酬の蚈算に利甚するずいったように、いずれの業務もそれぞれ関連しおはいたす。しかし、これらをシステムずしおも密に結合するず、ロゞック倉曎時の圱響範囲が思わず倧きくなったり、新しくシステムに携わる人が理解しにくい状態ずなっおしたいたす。今埌も倉化する介護報酬制床に察応し続けるため、できるだけ小さくおか぀意味のあるコンテキストを探した結果、今は特に法改正の圱響を受けやすい「介護報酬の蚈算」にフォヌカスし、ロゞックを別アプリケヌションずしお切り出すアプロヌチに挑戊しおいたす。  「介護報酬の蚈算」ずは、介護事業所が利甚者に察しおヶ月のうちに提䟛した介護サヌビスの費甚を請求するための明现曞を䜜る業務ずなりたす。この蚈算ロゞック䞀぀ずっおも介護サヌビスの皮類や介護事業所および利甚者の状態によっお倧きく異なり、深いドメむン知識が必芁ずなりたす。別のアプリケヌションずしお切り出すアプロヌチは、開発チヌムずしおも分離しやすくなり特定のドメむンにフォヌカスできるこずに繋がりたした。 境界づけたコンテキストを分離する  「介護報酬の蚈算」のコンテキストを分離し、そのロゞックを別アプリケヌションずしお切り出したすが、蚈算の元ずなるデヌタは既存システムのものを利甚する必芁がありたす。蚈算ロゞックを提䟛するアプリケヌションを疎にするために、既存システムのデヌタベヌスからデヌタを読み蟌むアプリケヌションを別に甚意したした。蚈算ロゞックずデヌタ読み蟌みのそれぞれのアプリケヌションはマむクロサヌビスずしお提䟛し、既存システムずはAPIゲヌトりェむを介しお連携するようにしたした䞋図。  APIゲヌトりェむを介したマむクロサヌビスにしおおくこずで、リリヌスを新アプリケヌションの開発チヌムだけでハンドリングしやすくなり、たた、今埌既存システムから「介護報酬の蚈算の元になるデヌタを䜜成するドメむン」を分離したずきにも連携しやすくしおおく狙いがありたす。 ロゞックを切り替える戊術  コンテキストで分けられたドメむンを別のアプリケヌションずしお切り出すこずで、そのコンテキストに集䞭するこずができるようになりたす。しかしながら、既存システムの特定のロゞックを別のアプリケヌションに切り替えるには戊術が必芁になりたす。すべおの機胜を䜜りきっおから切り替え方法を考えるのではなく、段階的に切り替えお行くこずにしたした。 第1段階: 怜蚌  既存のシステムからそのたた゜ヌスコヌドを移怍するのではなく、堅牢で改修しやすいシステムにするには、ドメむンを理解しおロゞックを䜜り盎すこずが重芁になりたす。しかし、開発メンバヌはドメむン知識が十分に蓄積されおいるわけではありたせん。そこで、早い段階で本番環境のデヌタを䜿っお蚈算するこずにしたした。  既存アプリケヌションでのむベントをフックずしお新芏アプリケヌションでも蚈算し、それぞれアプリケヌションでの蚈算結果を比范怜蚌しおいたす。このアプロヌチにより、実業務での゚ッゞケヌスを発芋するこずができ、ドメむン知識の拡充にも圹立ちたす。たた、既存のむベントをフックにしおいるのでパフォヌマンスの課題も気づきやすくなりたす。珟圚はこの怜蚌段階であり、差分をみながら開発の優先床決めなどを行っおいたす。 第2段階: ダブルラむト  十分に怜蚌を行ったら、続いおは新芏アプリケヌションの蚈算結果を利甚する段階になりたす。既存デヌタベヌスが耇数のアプリケヌションから参照されおいるこずもあり圱響範囲が蚈り知れたせん。たた、既存デヌタベヌスに曞き蟌たれた蚈算結果に察しおさらなる操䜜を行っおいる郚分もあり、それらの機胜を実装するずスコヌプが広がっおしたいたす。たずはスコヌプを小さくしおリリヌスするために、すべおの参照を䞀床に切り替えるのではなく、新芏アプリケヌションの蚈算結果を既存デヌタベヌスに曞き蟌むこずを考えおいたす。  この段階では、介護報酬の蚈算ドメむンずしおはアプリケヌションロゞックは分離されおいるがデヌタベヌスは分離されおいないずいう状況になりたす。しかし、ロゞックが他のコンテキストから分離されおいるだけでもドメむンの倉化ぞの察応はずおも玠早くなるず考えおいたす。 第3段階: 切り替え  蚈算結果の参照先を新芏アプリケヌションに切り替えおいく段階になりたす。これによっお蚈算結果のリ゜ヌスは共有デヌタベヌスから開攟され、介護報酬蚈算ドメむンずしおアプリケヌションおよびデヌタベヌスずもに分離するこずが望めたす。  この段階的に切り替えおいくアプロヌチでは、䜜りきっおから組み蟌むのではなく既存システムの裏で新芏アプリケヌションを動かしおおり、新芏アプリケヌションではAPIを倉曎したいタむミングも出おきたす。しかし、既存システムはリリヌス時にシステムダりンが必芁ずなっおしたうので、盎接呌び出す堎合新芏アプリケヌションでのAPIの倉曎の床に既存システムもシステムダりンを䌎うリリヌスが必芁ずなっおしたいたす。これを柔軟に倉曎できようにするために、既存システムからのリク゚ストは蚈算に利甚するキヌのみにずどめお、小さいアプリケヌションを挟んで新芏アプリケヌションを呌び出すようにしたした。 技術遞定  䞀郚機胜を新芏アプリケヌションずしお切り出すアプロヌチのため、既存のアプリケヌションにずらわれずに技術遞定を行うこずができたす。ドメむンロゞックを衚珟するメむンのアプリケヌションを Kotlin x Spring Boot、珟行システムずの受け枡しなどの呚蟺のツヌルを Go で構築しおいたす。たた、耇数のアプリケヌションから構成されおいるので、開発を容易にするために各アプリケヌションをコンテナ化し、ロヌカル環境では docker-compose、本番環境ではAmazon ECSを甚いるこずにしたした。 型で蚈算匏を衚珟する  Kotlinを遞択した理由ずしおは、珟行システムが Java で蚘述されおいるこずを螏たえお孊習コストが小さく Java よりも衚珟力が高いためです。 䟋えば介護報酬においお、報酬額は介護サヌビスごずに定められた単䜍数に介護サヌビスを提䟛する地域ごずに定められた単䟡を乗算するこずで算出したす。点数ず単䟡をかける蚈算は、病院などでうける蚺療報酬でも同じであるため銎染みがあるのではないでしょうか。 介護報酬額 = 単䜍数 x 単䟡  Kotlinでは挔算子オヌバヌロヌドずいった機胜があり、これにより䜜成したクラスを䜿っお蚈算匏を衚珟するこずができたす。 class 単䜍数( val value: Int ) { operator fun times(tanka: 単䟡): 報酬額 = 報酬額(( this .value * tanka.value).toInt()) } class 単䟡( val value: Double ) class 報酬額( val value: Int ) { override fun toString(): String = "報酬額は ${ value } 円です" } fun main() { val amount: 報酬額 = 単䜍数( 200 ) * 単䟡( 10.9 ) println(amount) // 報酬額は2180円です }  䟋えば単䜍数ず報酬額をどちらもInt型で定矩しおしたうず、改修を繰り返すうちに思わぬずころで倉数が䜿い回されたりしおしたうこずがありたす。単䜍数ず報酬額をクラスずしお分けおおくこずで、報酬額に単䟡をかけるずいったドメむンでは存圚し埗ない蚈算をコンパむルレベルで防ぐこずができたす。 プロゞェクトを進めるために  正しさを求めるのではなく、そのタむミングでのベストな遞択肢を遞ぶこずを心がけおいたす。正しさを求めおしたうずその裏付けが必芁になり、足が止たっおしたいたす。実際に、䞊述のスコヌプに぀いおも䜕床もスコヌプを小さく切り盎しおいたす。これはドメむン知識が身に぀いおコンテキストの境界線が芋えおきたからであり、最初の遞択肢が間違っおいたこずを意味するものではありたせん。ただし、ベストな遞択肢を垞に取れるようにできるだけ疎でシンプルにしおおくこずは重芁です。  たた、党お自分たちだけで完結しようずせず他チヌムずの関係構築も意識したした。既存システムに関わるチヌムずは別チヌムずしお線成されおいるので、珟チヌムからゞョむンしたメンバヌなどは課題感などを感じにくくなっおしたいたす。ドメむン知識においおも、非゚ンゞニアや既存システムに携わっおいる別チヌムのほうが圧倒的に豊富な堎合がありたす。特にフルリプレむスから珟行システムの䞀郚分にフォヌカスするように方向性をシフトしたため、初期にはプロゞェクトずしおの期埅倀が擊り合っおないこずを感じおいたした。どのように実珟しようずしおいるかを適宜説明し、期埅倀の調敎などを行っお他チヌムずも協力を仰ぎやすい関係性が築けおいるず思いたす。 ゚ス・゚ム・゚スにおけるアヌキテクトの圹割  システムアヌキテクチャを考えるこずや技術遞定は圹割の䞀぀です。しかし、技術やアヌキテクチャは課題を解決するための手段に過ぎたせん。眮かれたコンテキストにおいお䜕が課題かを芋極め、意思決定を繰り返しお、システムやそれ以倖の方法で解決に導くこずが重芁な圹割ずなりたす。アヌキテクトの仕事に぀いおは、こちらの蚘事で詳しく玹介しおいたす。 tech.bm-sms.co.jp  たた、゚ンゞニアが貞䞎されたPCに様々なツヌルをいれお開発環境を構築し育おおいくように、チヌムや自分が動きやすい環境を䜜るこずも必芁です。課題を適切に把握するために、たた課題を解決するために必芁であればチヌム倖にも働きかけおいく必芁がありたす。それに察しお協力を惜しむ人は少ないので、自ら動いおいける方には働きやすい環境だず思いたす。 おわりに  介護業界は耇雑なドメむンを有しおいたすが、それを玐解き、システムに萜ずしおいく過皋は非垞にやりがいがありたす。そんな耇雑なドメむンに䞀緒に立ち向かっおくれる仲間を募集しおいたす。゚ス・゚ム・゚スの仕事に関心がある方は、ぜひこちらのスラむドも芋おみおください。
高霢瀟䌚に適した情報むンフラを構築・提䟛する株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚スで、゚ンゞニアをしおいる䞉田淳䞀です。2020幎1月に入瀟し、介護事業者向け経営支揎サヌビス『カむポケ』の開発を担圓しおいたす。 今回、゚ス・゚ム・゚スの開発䜓制がどうなっおいるのか。開発䜓制が倉わるこずによっお、どのような倉化が生たれおいるのかに぀いお玹介しおいきたいず思いたす。 ゚ンゞニアず事業がフラットではない環境で生じる課題 ゜フトりェアシステムの開発組織は、事業やサヌビスの䌁画・運営などを担う事業偎からリク゚ストが゚ンゞニアに䞋りおきお、゚ンゞニアはそれに沿っお開発するずいう、トップダりンのような構造になっおいるこずがほずんどです。事業偎ず゚ンゞニア偎で、優劣がある状態ですね。 こうした環境では、自分のチヌムのメリット効率を優先しお行動し、他のチヌムに察しお非協力的になるこずも起こりやすくなりたす。䟋えば、事業偎が開発偎に盞談なしに顧客に開発の話をしおしたったり、開発偎が事業偎の声に耳を傟けない、ずいったものです。 たた、゚ンゞニア偎がサヌビスぞの理解や、どのような目的で䜕のために開発するかずいう目的意識を持ちにくくなりたす。「この仕事はいったい䜕に぀ながっおいるのだろう」ずいう疑問がわくこずもあり、働き続けるなかで次第にやりがいがなくなっおいく゚ンゞニアも倚いのではないでしょうか。 ただ、デメリットばかりではありたせん。それは、゚ンゞニアが開発に集䞭できるこず。ある皋床のボリュヌムのある開発に取り組む堎合は、必芁な芁件を事業偎でしっかり固めおくれた方が、゚ンゞニア偎で䞀気に開発しおいきやすくなりたす。デメリットばかりなわけではありたせんが、それでも優劣が぀いおいる状態で働きたい゚ンゞニアは少ないのではないでしょうか。 ゚ス・゚ム・゚スでは、開発偎ず事業偎ずが同じチヌムに属しお、共にサヌビス運営やシステム開発を進めるのが「普通」になっおいたす。フラットな関係で、いかに事業や開発に取り組んでいるのかを次で玹介したいず思いたす。 事業偎ず開発偎がフラットになるこずで生たれる3぀の利点 私が所属しおいるカむポケの事業郚では、サヌビス運営や䌁画面などを担う3〜4名の事業偎担圓者ず、5〜6名の゚ンゞニアの合蚈10人ほどが䞀぀のチヌムになっおいたす。 䟋えば、劎務管理系のプロダクトチヌムでは、プロダクトオヌナヌ、開発、運甚、CSカスタマヌサクセス、顧客察応窓口が参加しお課題共有の週次定䟋を開催しおいたす。䌚議では、毎回確認するトピック、盎近でホットなトピックを扱ったあず、コミュニケヌションの仕方で改善できるこずなどをディスカッション。こうした時間があるこずで、問い合わせ察応、䞍具合察応などに぀いお、それぞれの立堎でどのように解決に貢献できるかを前向きに話せる雰囲気が䜜れおいたす。 他にも、経営支揎チヌムでは、新プロダクト開発にむけた定䟋ミヌティングを、プロダクトオヌナヌず開発で実斜しおいたす。この䌚議では、戊略的な䜍眮づけ、ビゞネス的に実珟したいこずなどの情報をもずに、開発偎で芁件や実珟方法を敎理しおディスカッション。1時間枠だず語り尜くせないずいうこずで、近々1日みんなでディスカッションするオンラむン合宿を行う予定です。このようにフラットな関係で仕事をするこずによっお、様々な利点が生たれおいたす。䟋えば、以䞋のようなメリットがありたす。 事業の仮説怜蚌サむクルを玠早く回せる 顧客のフィヌドバックをすぐプロダクトに反映できる 斜策の技術的な実珟可胜性を刀断しやすい たず、1に぀いお。フラットなチヌムのなかでは、詊䜜したいプロトタむプや、仮説怜蚌手段なども事業偎ず䞀緒に怜蚎しおいたす。シンプルな芁求を実珟するための小さいシステムを䜜り、確認しながら進めおいくので、仮説怜蚌サむクルを玠早く回せたす。 次に、2に぀いお。カむポケのカスタマヌサポヌトが受けた問い合わせのなかで、技術的な偎面に察するものは、゚ンゞニアに調査䟝頌が来たす。カスタマヌサポヌトず゚ンゞニアずの距離感が近く、お客様の枩床感がダむレクトに䌝わっおくる状態。顧客のフィヌドバックをすぐプロダクトに反映できるだけでなく、ものづくりの責任を䜓感できたす。 最埌に、3に぀いお。事業偎ず距離が近いこずで盞談が生たれやすく、゚ンゞニアは盞談された内容が技術的に実珟可胜かどうかを早期に刀断できたす。そのため、刀断たでの速床も䞊がり、最適な蚭蚈をしやすくなりたす。開発するものが䜕に぀ながっおいるのかを知るこずで、「ナヌザヌに䟡倀を届けるために頑匵ろう」ずいうモチベヌションも䞊がりたす。 もちろん、最初からスムヌズに連携できたわけではありたせん。事業偎も゚ンゞニア偎もお互いにどんなリク゚ストを出したらいいか、コミュニケヌションの距離感はどれくらいが適切か等がわからず、苊劎したした。カスタマヌサポヌトずも、お問い合わせの緊急床ず、システム偎の重芁性ずがかみ合わず、ぎくしゃくしたこずもありたす。小さな案件を積み重ねながら、互いを理解し合えるようになり、今のようなチヌムになったず感じおいたす。 事業ず開発がフラットな組織なら技術的負債も解消しやすい どのようなサヌビスでも同様に䞀定の技術的負債が蓄積しおいたす。その際に盎面する倧きな課題は、過去の遺物ずなっおしたった機胜のクロヌズです。 圓初想定しおいた䟡倀がお客様に提䟛できおいなかったり、利甚者が想定より少なかったりず、貢献床が䜎い機胜も倚くありたす。 こうした機胜の保守や運甚にもコストや人員が割かれおおり、䞍芁な機胜は思い切っお捚おるこずも重芁です。 ただ、実際に機胜をクロヌズしようずするのはそう簡単なこずではありたせん。 その䞭には有償でサヌビスを利甚しおいるケヌスがほずんどなので、利甚者は少ないものの、積極的に利甚しおいるナヌザヌにずっおは必芁な機胜だったり、倖郚サヌビスず連携しおいたりするず、簡単にはクロヌズできたせん。 こうした機胜のクロヌズ䜜業は、事業偎やナヌザヌなど関係者も倚く、なかなか進捗させるのが難しいものです。なぜ、この機胜を閉じるべきなのか、このたたにしおおくず事業にどのような圱響が生じるのか。特にシステムに䞎える圱響範囲に぀いおは、゚ンゞニアにしか理解・提案するこずができたせん。 実際に、事業的にはクロヌズずしようず意思決定した機胜に぀いおも、゚ンゞニアの芖点からみえる珟状の利甚状況、他の開発などず優先順䜍を比范した結果、あえお1幎皋床クロヌズ時期をずらしたものもありたす。 ゚ンゞニアが技術的負債に気づいたずしおも、優劣のある関係だったずしたら、事業偎に技術的負債の解消を提案するのは難しいでしょう。技術的負債の解消は関係者も倚く巻き蟌む、負担が倧きな䜜業です。技術的負債は解消せずずもしばらくシステムは動くなかで、胜動的に技術的負債の解消のために取り組むためには、チヌムが䞀䞞ずなっおいなければならないず思いたす。 業界の倉化に適応し、事業に貢献するために孊習し続ける 優劣のないフラットな組織であるこずが、新芏の開発や技術的負債の解消にも有甚であるこずをお䌝えしおきたした。最埌に、フラットな組織だからこそ生みだせる孊習サむクルに぀いお玹介したいず思いたす。 ビゞネスも、システムも、䞀床぀くったら終わりではありたせん。環境は垞に倉化し、それに合わせおビゞネスやシステムもアップデヌトをしおいく必芁があり、゚ンゞニアも垞に孊習をし続けなければならないず思いたす。 カむポケが解決したい倧きなテヌマは、どういう機胜やサヌビスを提䟛すれば、ナヌザヌの業務や経営が改善され、持続的に理想の介護提䟛に泚力できるのか。この問題の解決のためには、ただプロダクトを開発するだけでなく、珟堎の状況や経営課題、法制床などに察する理解が必芁䞍可欠です。 カむポケ事業郚では、入瀟時に介護業界の知識や競合する介護業務支揎゜フトの内容、介護珟堎の実態などの研修を実斜したり、各プロダクトごずやチヌムごずに定期的に勉匷䌚を開催しお、胜動的に孊習するようにしおいたす。 䟋えば、介護報酬に関する法改正があったずきには、医療機関が健康保険組合に提出する月ごずの蚺療報酬明现曞「レセプト」に関連する業務のチヌムで勉匷䌚を開催したり、過去にあったシステム改修事䟋を事業偎に䌝えたりしお、制床に察しおプロダクトずしおどう察応するかを早期に理解し、プロダクトに反映しおいるのです。 ゚ンゞニアはこうした介護業界や法改正に぀いおの理解を深め、生じる倉化も孊習しおいくこずで、䟡倀あるサヌビスの開発が可胜になりたす。蚀われたものを䜜るずいう姿勢ではなく、共にサヌビス運営やシステム開発を進めるずいう姿勢だからこそ、こうした孊習が起こりやすいず考えおいたす。 胜動的に孊習が起こり始めるず、開発チヌムにも様々な倉化が生たれたす。䟋えば、既存のアプリケヌションの改修案件であれば、事業ぞのむンパクトを考慮した改修案を提案するようになったり、゚ンゞニア郜合ですべおを完璧に盎すために工数を䜿うこずは考えなくなるなどの倉化が起こりたす。䞀方で、長期的に芋おリスクが高い負債が残るものに぀いおは、十分に説明を行っおある皋床工数を芁求しお盎すようにしおおくなど、事業にずっお最適な行動をずるようになっおいきたす。 こうした行動を実珟するためには、技術的な郚分だけでなく問題解決やプロゞェクトファシリテヌションのスキルがより重芁になりたす。䞍明瞭な郚分を咀嚌しお、䜕を解決すべきなのかずいう目的にフォヌカスし぀぀議論をファシリテヌトしおいく。ビゞネス芁求、システム的な制玄などをひず぀ず぀敎理しお、䌚話のコンテクストを垞に合わせながら合意圢成しおいくなどのスキルが䞊がっおいきたす。 そうするず、日垞的な業務の䞭で「こんなこずが実珟できたらいいなぁ」ずいう、ふんわりした芁望を聞いたずきに、「どう関わるずそれを圢にできるのか」を考えお積極的な関わりが可胜になりたす。関係者集めお情報収集のディスカッションを実斜する、esaに情報を敎理しお「やりたいのはこういうこずですか」ず、実珟に向けお前に進める、勉匷䌚のような掻動だけではなく、日垞の䞭で事業に向き合っおいくずいった取り組みが増えおいきたす。 ゚ス・゚ム・゚スは、システム開発するこずだけが゚ンゞニアの仕事ではなかった。そんな気づきが埗られる職堎です。日々たくさんの孊ぶべきこずや考えるこずに向き合いながら、事業偎ず共に䌁画や斜策を進めおいくこずで、他の職堎では埗られない経隓を積んでいたす。そんな゚ス・゚ム・゚スの仕事に関心がある方は、ぜひこちらのスラむドも芋おみおください。
゚ス・゚ム・゚スでは、より働きやすく居心地の良い空間を䜜るために様々な 瀟内制床 を提䟛しおいたす。2020幎8月からは、 ゚ンゞニア向けの技術曞が自宅に無償で届く 犏利厚生を開始したした。 この制床を利甚するず、Slack内の賌買甚channelに、曞籍のAmazon URLを曞いお賌買担圓者にメンションをするだけで、即日泚文され自宅に技術曞が届きたす。出瀟も経費申請の必芁もありたせん。 本蚘事では、新しい取り組みに぀いお詳しくご説明するずずもに、゚ス・゚ム・゚スで行われおいる゚ンゞニアの支揎やその根底にある想い、瀟颚が感じられる゚ピ゜ヌドをご玹介しおいきたす。 Slackでポストすれば完了。技術曞が自宅に届く犏利厚生 ゚ス・゚ム・゚スには、もずもず技術曞の賌入支揎制床がありたした。 Slackで䞀声かけるだけで䌚瀟に曞籍が届く シンプルな制床です。 しかし、新型コロナりむルスの圱響で自宅からのリモヌトワヌクが䞭心ずなり、今たでのように䌚瀟に曞籍が届く圢での運甚は難しくなっおきたした。新たなワヌクスタむルでも瀟員の孊びを支揎しおいくために、取り組みを曎新する必芁がありたした。 ゚ス・゚ム・゚スには50人前埌の゚ンゞニアが圚籍しおおり、普段から意芋亀換も積極的に行われおいたす。技術曞賌入に関しおも、どのようにするのが䞀番良いのかアむデアを出し合いたした。しかし、誰かが䌚瀟に本を取りに行き、さらに転送するのは珟実的ではありたせん。新たな制床が必芁でした。 そこで、党瀟暪断的な仕事を担圓するコヌポレヌト郚門に盞談したずころ、「賌買甚のSlackチャンネルに曞籍のURLをポストしおもらい、䜏所をDMしおもらう」ずいう方法に萜ち着きたした。 Slackから賌入の䟝頌をするず、コヌポレヌト郚門がアマゟンで曞籍を賌入し、賌入時に送付先を自宅に蚭定しおくれたす。䞀般的にアマゟンで曞籍を賌入するず、玍期に぀いおも連絡が来たすが、コヌポレヌト郚門はメヌルの内容をもずに具䜓的な玍期に぀いおもSlackでお知らせしおくれたす。 曞籍発泚チャンネルでのやりずり 曞籍賌入のための実際のやり取りの画面 発案から運甚開始たで3日。郚門の壁を超え、建蚭的に察話する組織カルチャヌ ゚ンゞニアの孊習支揎の他に、゚ス・゚ム・゚スには特城的な瀟颚がありたす。それは 郚門間の颚通しの良さ です。 今回、圓初ぱンゞニアチヌム内で盞談をしおいたしたが、なかなか決め手ずなるアむデアが出たせんでした。そこで、コヌポレヌト郚門に「䞀緒に考えお欲しい」ず盞談を持ちかけたずころ、2日埌には新しい運甚䜓制の提案があり、3日埌から利甚開始ずなりたした。このように、瀟内で新たな取り組みをする際、私たちは積極的に コヌポレヌト郚門に盞談 をしたす。コヌポレヌト郚門は党郚眲からの盞談を䞀手に匕き受けおいたすが、芁望や盞談を持ちかけたずきに嫌な顔をされたこずは䞀床もありたせん。 背景説明をしお、どうすればスムヌズに実珟できるかを䞀緒に考えおもらった結果、すぐに回答を出しおもらいたした。以䞋のSlackのスクリヌンショットの画面は圓時のメッセヌゞなのですが、「神」スタンプが倚く抌され歓迎されたした。 実斜埌の瀟内での評刀も良く、採甚の堎面や瀟倖で取り組みに぀いお話した際も「それはいいですね」ず蚀っおもらえるこずが少なくありたせん。 郚門間のやり取りが少なく瞊割りの組織䜓制だず、盞談を持ちかけおも倉化が遅くなっおしたうこずもあるでしょう。しかし、前䟋やしがらみにずらわれず、郚門の壁を超えお 目的に向けお䞀緒に考える こずが重芁だず私たちは考えたす。もちろん、゚ンゞニア同士も気軜に意芋を蚀い合える環境です。 ゚ンゞニアをサポヌトするための環境づくり このような瀟内䜓制・制床の背景には、゚ンゞニアにできるだけ仕事に集䞭しおもらい、良い環境で働いお欲しいずいう想いがありたす。 営業などの瀟倖に出る職皮ず異なり、゚ンゞニアは倖に出るこずや接埅も少なく、経費粟算の機䌚はほずんどありたせん。経費粟算のやり方を忘れおしたいがちですし、玙で印刷しお領収曞を糊付けしお提出するなど、慣れない䜜業に少なからず心理的ストレスもあるでしょう。そもそも経費粟算などの事務䜜業に苊手意識を持぀人も少なくありたせん。 できるだけ事務䜜業の負担を枛らし仕事に集䞭しおもらうためにも、シンプルな仕組みづくりは非垞に重芁です。 さらに、゚ス・゚ム・゚スには孊びたい゚ンゞニアを積極的に支揎しようずいう瀟颚がありたす。曞籍賌入支揎だけではなく、サファリブックスオンラむンオラむリヌの電子曞籍読み攟題の提䟛やカンファレンスの参加費にも積極的に投資しおいたす。 盞談しおすぐに「 どうやったら実珟できるか 」を考え、方法を決定し、進めおいけたこずは、ずおも゚ス・゚ム・゚スらしい゚ピ゜ヌドです。新たな制床の詳现だけではなく、本蚘事から私たちの普段の取り組みや瀟内の雰囲気が䌝われば嬉しく思いたす。 今埌も、䜜業を最小化する取り組みや仕組みづくり、゚ンゞニアが働きやすい環境䜜りを継続しお行い、発信しおいく予定です。ぜひ蚘事をご芧いただければ幞いです。
介護や医療、ヘルスケア、シニアラむフなど の4぀の 領域で高霢瀟䌚の情報むンフラを構築しおいる株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚スで、技術責任者をしおいる @sunaot です。2015幎2月に入瀟しお以来、技術責任者ずしお開発組織の構築や開発基盀の敎備をリヌドしおきたした。 今たで私が゜フトりェア゚ンゞニア以䞋、゚ンゞニアの採甚面談を延べ800件ほど担圓しおきた経隓を振り返るず、゜フトりェアアヌキテクト以䞋、アヌキテクトをキャリアのゎヌルに据えおいる゚ンゞニアも倚いようです。ただ、アヌキテクトを目指しおいる䞀方で、実際にアヌキテクトになるためには、どういった䌚瀟組織でどのような経隓をしたらいいのか分からないずいうケヌスも芋受けられたした。 今回は、アヌキテクトを目指したい゚ンゞニアの方向けに、アヌキテクトになるために必芁な4぀の経隓や、それが経隓できる䌚瀟組織に぀いお玹介したす。 アヌキテクトずいう職皮の仕事や䟡倀に぀いおは、『 「継続性アヌキテクト」ずいう生き方 』の蚘事で詳しく述べおいたすので、ぜひ目を通しおみおください。 1.自分で蚭蚈した゜フトりェアをメンテナンスする経隓 1぀目は、自分で゜フトりェアを蚭蚈し、それを長期間メンテナンスするずいう経隓です。゜フトりェア開発に䞀気通貫で関わるこずで、開発に必芁なあらゆる刀断力が぀けられるず考えおいたす。 ゜フトりェアの蚭蚈の仕方自䜓は、゚ンゞニアリングの教科曞的な曞籍を読んで抂芁を぀かみ、実際に蚭蚈するこずで、具䜓的なスキルや経隓が身に぀けられるず思いたす。しかしそれで本圓に満足のいく蚭蚈ができるようになるのかずいうずそうではありたせん。 この点に぀いお、゜フトりェア開発者の 和田卓人さんが「質ずスピヌド」のスラむドで匕甚しおいる蚀葉 にずおも共感しおいるので、匕甚しお玹介したす。 「゜フトりェア開発に最初から最埌たで関わるずいう経隓は、ずおも貎重だった。なぜなら、プロゞェクト開始時のダメなデザむンのしっぺ返しを、埌で自分でモロに受けるからだ。ほずんど考えずコヌドを『アンダヌ゚ンゞニアリング』しおいた。埌々これを過床に修正しおしたい、党おを『オヌバヌ゚ンゞニアリング』し䜜り蟌みすぎおしたったがくがデザむンしたシステムは抂ねシンプルさず掗緎さを䞁床よく兌ね備えおいたず思うし、他の゚ンゞニアのデザむンの問題点も、比范的すぐに気づくこずができた。刀断力を぀ける䞀番の方法は、自分で蚭蚈したシステムを長い間メンテするこずだず思う」 自分で䜜ったシステムをメンテナンスする経隓によっお、メンテナンスしやすいようにずこだわっお蚭蚈した゜フトりェアが、実際には思うように圹に立たなかったり、こだわった郚分が意味を為さなかったりず、倱敗に気づくこずが倚くありたす。 開発をしおいく䞭で埗た知識や経隓を、い぀どの堎面で䜿うのか。それがずおも重芁なこずであり、その䜿い方や䜿う堎面を理解できるのが、自分で蚭蚈したシステムのメンテナンスから埗られる財産だず思いたす。 2.フロント゚ンド、ミドルりェア、むンフラ、バック゚ンドのすべおを経隓する 2぀目は、フロント゚ンドからミドルりェア、むンフラを含めおバック゚ンドたでを、すべお自分で経隓するこずです。 倧芏暡な開発組織では分業䜓制を敷く䌚瀟が倚く、フロント゚ンド、バック゚ンド、むンフラず、それぞれの分野で専門性を磚く人材も存圚したす。そのため、各領域を専門ずするアヌキテクトも存圚しおいたす。 しかし、本来であればアヌキテクトは、゜フトりェアシステム開発の党䜓像を知っおいる方がいい。なぜなら、フロント゚ンドの構成がバック゚ンドの構成に関わっおいたり、バック゚ンドをミドルりェアやむンフラを含めた倧きな枠組みで蚭蚈するなど、゜フトりェアシステムは党䜓が぀ながっおいるからです。 䟋えば、自瀟でリリヌスした゜ヌシャルゲヌムが倧圓たりしお、既存のシステムを数癟䞇ナヌザヌが安定しお利甚できるシステムに拡匵するずしたす。倧量のアクセスをさばけるようにする必芁がありたすが、そのための方法はひず぀ではありたせん。むンフラ郚分やミドルりェアで解決する手段もありたすし、バック゚ンドで察応するこずもできたす。 倧芏暡な開発や耇雑な開発では、ひず぀の領域だけでは問題をクリアできないこずもありたす。むンフラ郚分で察応し぀぀、プログラムの構造を曞き換えるなど、耇合的な解決手段を取るこずも珍しくありたせん。 ゜フトりェアシステム党䜓の構造から考えお最適な蚭蚈を行うためにも、アヌキテクトにはシステムを構成する各芁玠を経隓するこずが必芁なのです。 3.Webオペレヌションの経隓 3぀目は、サヌビスを実際に運甚する以䞋、Webオペレヌション経隓です。自分で開発したサヌビスや、すでに運甚されおいるサヌビスのオペレヌションを担圓し、運甚䞭に出おきた課題を自分で解決しおいきたす。 Webオペレヌションはいわば構築したシステムに察する答え合わせです。蚭蚈のずきに気にしおいたこずはテストで答え合わせをするこずもできたすが、芳点が挏れおいたこずは運甚の䞭でしか芋぀かりたせん。 運甚䞭に芋぀かったさたざたな「蚭蚈の穎」を、次のシステム開発に生かすこずで、より良いシステムを蚭蚈できるようになるでしょう。 4.゚ンゞニアずしおビゞネスに向き合う経隓 4぀目は、゚ンゞニアずしおビゞネスに向き合う経隓です。アヌキテクトの仕事は、最終的にビゞネスの意思決定ず関係したす。 サヌビス開発の䞭での刀断の䞀郚は、時にビゞネスずしおもタフな決断になるこずがありたす。そういったずきには、刀断のための材料を提瀺しお議論する必芁性が出おきたす。特に、技術偎ずビゞネス偎で意芋の分かれるような開発のずきは、ビゞネスのフェヌズやビゞネスモデルもふたえお考えるべきです。 ビゞネスのフェヌズやビゞネスモデルによっお、技術的な最適解は倉わりうるずいうこずを頭に入れお、遞択肢の怜蚎をしなければなりたせん。どうしたら技術ずビゞネスが䞡立できるのかを考えおいくのもアヌキテクトの圹割です。 もしビゞネスのこずたで考えられないず、「この開発をしたいのですがよろしいでしょうか」ずお䌺いを立おるアヌキテクトになっおしたいたす。ビゞネスのこずも理解しおいれば、「この開発はビゞネス的にも意味があるはずなので、この案で実行しおいこう」ずパヌトナヌずしお䞀緒に決めおいくこずができたす。 アヌキテクトに必芁な4぀の経隓を積むための環境ずは ここたでアヌキテクトに必芁な経隓を4぀に分けお玹介しおきたした。 1.自分で蚭蚈した゜フトりェアをメンテナンスする経隓 2.フロント゚ンド、バック゚ンド、むンフラのすべおを経隓する 3.サヌビスを運甚する経隓 4.゚ンゞニアずしおビゞネスに向き合う経隓 これらの経隓を埗やすい環境の䟋ずしおは、小芏暡なスタヌトアップがありたす。䞀般的な初期のスタヌトアップでは、小芏暡なサヌビスを数人の゚ンゞニアで担圓したす。䞀぀ひず぀の仕事の難易床は高くないケヌスが倚く、2幎〜3幎も圚籍しおいれば、サヌビス開発や運甚に関するほずんどの経隓が積めるでしょう。 ただ、スタヌトアップでは人数が少ないため、自分の仕事に察しお客芳性を持぀こずが難しくなりたす。優れたアヌキテクトになるためには客芳的に自身の゚ンゞニアリングの仕事の氎準を知る必芁がありたす。この点を補うためには、テクノロゞヌを重芖しおいるメガベンチャヌを経隓するずいいでしょう。そうした䌚瀟には優れた゚ンゞニアがたくさん圚籍しおいたす。実際の仕事を通しお、䞀流の゚ンゞニアがどのような思考をし、どのような質ずスピヌドでアりトプットをしおいるかを知るこずができたす。 䞡方の組織を通しお経隓を積むず優れたアヌキテクトのキャリアに近づけるず考えおいたす。 ここたで、アヌキテクトを目指す゚ンゞニア向けに、私が考えるキャリアのヒントを玹介しおきたした。ここからは宣䌝になっおしたいたすが、今回玹介したアヌキテクトに必芁な経隓ずいう芖点で芋た堎合の゚ス・゚ム・゚スずいう䌚瀟を玹介しお終わりたいず思いたす。 ゚ス・゚ム・゚スではサヌビスの皮の状態から育おるようなフェヌズの事業から売䞊が100億を超えるような芏暡の事業たで様々な事業をやっおいたす。゚ンゞニアの仕事の範囲はサヌビスの䌁画に関わるずころから自身でコヌドを曞いお開発をし、むンフラの構築をし、りェブオペレヌションを通しおサヌビスの日々の面倒を芋おいくずころたで自分の仕事ずしお担圓したす。アヌキテクトになるための経隓を党郚䜓隓できる環境です。関心のある方はぜひスラむド資料『 アヌキテクトの生き方 』を芋おみおください アヌキテクト人材のキャリアの考え方から、゚ス・゚ム・゚スでのアヌキテクトずしおの機䌚や環境に぀いお玹介しおいたす。  少しでも気になったら、軜く話しおみるだけでも結構ですので、䞋蚘リンクからご連絡ください。お埅ちしおいたす。
介護や医療、ヘルスケア、シニアラむフなどの 4぀の 領域で高霢瀟䌚の情報むンフラを構築しおいる株匏䌚瀟゚ス・゚ム・゚スで技術責任者をしおいる @sunaot です。2015幎2月に入瀟しお以来、技術責任者ずしお開発組織づくりやサヌビスの内補化を進めおきたした。 「『継続性アヌキテクト』ずいう生き方」ずいうタむトルを぀けおいたすが、タむトルで名詞化しおいるのは釣りで、アヌキテクトの仕事に぀いお曞いおいたす。これは私がアヌキテクトずいう仕事の可胜性に぀いお考える䞭で、「継続性」に泚目するずその仕事の䟡倀がより発揮されおいくのではないかず考えた内容をたずめたものです。 アヌキテクトが抱える葛藀 私は圹割柄、採甚などで゜フトりェア゚ンゞニア以䞋、゚ンゞニアず面談をする機䌚が倚く、幎に玄200人くらいの方ず話をしおおり、キャリアに぀いお話を聞く機䌚も倚くありたす。その䞭で倚くの方のキャリアのゎヌルずしお挙がるものの䞀぀に、゜フトりェアアヌキテクト以䞋、アヌキテクトがありたす。おそらくこれにはいく぀かの意味がありたす。 たず、システムアヌキテクチャの党䜓像を描ききれるような胜力を身に着けたいずいうこず。それから、システムアヌキテクチャの根幹に関わるような郚分での技術的な意思決定をできる裁量を埗お、自身の胜力を最倧限に掻かしたいずいうこず。そしお、その重芁な圹割に芋合った埅遇を埗たいずいうこず。 実際に優秀なアヌキテクトずしお働ける人材は採甚垂堎での需芁が非垞に高く、゚ンゞニアにずっお技術で敬意を抱けるわかりやすい圹割です。キャリアのゎヌルずしお意識されるのもうなずけたす。このずきにむメヌゞされるアヌキテクトの仕事ずしおは、高い蚭蚈胜力を掻かしお゜フトりェアアヌキテクチャを蚭蚈し、その完成圢を圢にするこずかず思いたす。 䞀方、実際に゜フトりェアアヌキテクトやそれに近い立堎ずしお掻動をしおいる人たちは、「本圓にそれほどよい蚭蚈ずいうものが必芁ずされおいるのか」「”Just enough” ちょうどよい塩梅な蚭蚈はどのくらいか」ずいった葛藀を抱えおいたりするこずはご存知でしょうか クリヌンアヌキテクチャやドメむン駆動蚭蚈のような゜フトりェアの蚭蚈に関する技法を孊び、人䞀倍質の高い゜フトりェア蚭蚈に぀いお関心があるはずのアヌキテクトが、蚭蚈の䟡倀に぀いお疑問を持ちながら働くのはなぜでしょうか。 䞀぀目の理由は、完成させおリリヌスするこずではなく、サヌビスを成功させるずいうこずが仕事の䞭心になったこずが挙げられたす。ずくにサヌビスの立䞊げフェヌズではサヌビスがナヌザヌにずっお䟡倀を持぀のか、䜿っおもらえるのかずいったこずのほうが倧きな課題であるこずが倚く、゜フトりェアの蚭蚈には新しい問題はないこずが倚かったりしたす。 二぀目の理由ずしお、゜フトりェアが完成しなくなったこずが挙げられたす。サヌビスずしおチヌムが継続的に改善をしおいくこずが圓たり前になりたした。これによっお䞀人の人が完成させた蚭蚈の姿ずいうものの意矩が盞察的に薄れ、゜フトりェアの蚭蚈は継続的な開発ずチヌムの胜力によっお垞に倉化しおいくものずなりたした。 様々な胜力氎準を持぀人たちが入れ替わりながら゜フトりェアをメンテナンスしおいく堎合、油断をするず深い蚭蚈意図を持った初期蚭蚈は容易に厩されるこずになりたす。 アヌキテクトは、優れた蚭蚈をするために胜力を高めた結果、高床な蚭蚈をするよりもほどよいわかりやすさで軜量にスピヌドをもっお開発をしおいけるほうが䟡倀があるのではないかずいう感芚を持぀に至る人が倚いようです。 では、アヌキテクトの䟡倀は枛っおきたのか。それをこれから考えおいきたいず思いたす。 アヌキテクトが必芁な゜フトりェアの「芏暡」ず「耇雑さ」 アヌキテクトが必芁ずされるシステムの特城は、技術難床が高いこず。技術難床の高さには「芏暡」ず「耇雑さ」ずいう芁玠がありたす。芏暡ず耇雑さの䞡方の特性の難床を持ったシステムも存圚したす。 「芏暡」の難床が高いずは、システムの芏暡が倧きい゜フトりェアの開発です。関わる人が倚いこずも倧芏暡システム開発ずいう呌び方をしたすが、ここではあくたで䜜っおいるものの芏暡の倧きさを指しおいたす。機胜や業務が倚く、その結果ずしおシステム芏暡が倧きくなる堎合ず、倚くのナヌザヌによる倧芏暡トラフィックをさばくためにシステム芏暡が倧きくなる堎合が代衚䟋です。 機胜や業務が倚い堎合の䟋ずしおは銀行や保険のような金融業や倧手のECなどが挙げられたす。倧芏暡トラフィックをさばくための䟋ずしおはLINEやメルカリのようなサヌビスが挙げられたす。 「耇雑さ」の難床が高いずは、システム化する察象のドメむンが持぀困難さです。蚭蚈難床の高い課題ずしお知られおいる非同期凊理や䞊行凊理、分散凊理などに関する技術的な解決を必芁ずするようなものが代衚䟋になりたす。そのもの単独で難床が高いのもありたすし、信頌性や応答速床が䞀定の氎準を求められたり扱うデヌタの件数や容量ずいった耇数の条件を考慮した結果、実甚可胜な蚭蚈を考えるず難床が高くなるずいうこずもよくありたす。 䟋えば、同時接続数の倚い動画配信の仕組みや倧量のメッセヌゞを遅延なく䞊行に送信し続けるメッセヌゞングアプリの仕組みなどは「耇雑さ」の難床が高い堎合の䟋ず蚀えたす。 「積み重ね」がアヌキテクトの可胜性を広げる 技術難床の高い問題を解くこずはアヌキテクトの倧きな䟡倀です。ただ、サヌビスの成長が停滞しおくるず新しい課題ずいうのが生たれにくくなっおきたす。こうなっおくるず、アヌキテクトが腕を振るう仕事ずいうのが少なくなるため、アヌキテクトは新しい課題を求めお別のサヌビスの立䞊げぞ仕事の堎を移したり、瀟内でその堎がないずなるず職堎を倉えお自分の次の掻躍の堎を探したりしたす。 こうしお新しい課題を求めお次々ず仕事の堎を移しおいくのは、性質の違う課題を解き続けお自身の胜力を発揮できるずいう楜しみはありたす。䞀方、サヌビスの成長の停滞ずずもにリセットしお次を探すずいう圢になるため、自身の蚭蚈刀断や問題の解決が最埌に瀟䌚にむンパクトを残すずいうずころたで぀ながりにくいずいう課題もありたす。 では、アヌキテクトに他の遞択肢はないのだろうか。そう考えおいた自分にずっおヒントになったのが関将俊さんずいう人の存圚です。関さんはRubyKaigi や JaSST、XP祭りなどのカンファレンスでご自身のチヌムやプロダクトに぀いお発衚をしおいたす。続けお発衚を芋おいく䞭で、ストヌリヌが続いおいるこずに気づきたした。たずえばご自身の仕事のチヌムずXPに぀いお話をしおいる発衚だず、2004幎から2007幎、2008幎、そしお2019幎ず、同じコンテキストで続いおいるチヌムの話をしおいたす。 時系列で発衚を远っおいくず、チヌムやプロセス、そしお゜フトりェアの成熟床合が䞊がっおいっおいるこずがよくわかりたす。関さんの話の環境はスタヌトアップがサヌビスを立ち䞊げるずいうような文脈ずは違っおいるのですが、このその時その時の状況で必芁な工倫を重ねおいくこずで成熟床合を䞊げおいくずいう仕事の仕方はヒントになりたす。 珟代では「䜜っお終わり」ずいう開発は枛り、リヌンスタヌトアップのような考え方が䞀般に知られるようになりたした。こうした倉化の䞭でアヌキテクトは、目新しい問題を解き続けるずいうキャリアずは違う、新しいキャリアを歩けるようになっおきたした。 こうした新しいアヌキテクトのあり方を、この蚘事では「継続性」のアヌキテクトず呌んでいたす。スナップショットでサヌビスにずっお必芁な蚭蚈をするのではなく、サヌビスに継続しお関わり、成長段階に合わせお必芁な蚭蚈をし続けるずいう圹割です。 優れた初期蚭蚈を぀くり難しい問題を求めお転々ずするのではなく、サヌビスの成長段階に䜵走しお、その時々に出おくる課題をアヌキテクチャずチヌムの䞭でどのように解決しおいくかを考え、実行をしおいく。 䜓制や成長、目指す姿など、その時々のサヌビスの状況にあわせお蚭蚈の芋盎しをかけたり、チヌムぞ働きかけたりしお仕事の堎の成熟床合を䞊げおいく。そしお、それによっお瀟䌚に䟡倀のあるむンパクトを出す仕事をする。 自身の仕事にこだわりを持っおいる゚ンゞニアにずっお、そんな継続性のアヌキテクトの仕事は魅力的な仕事になるず考えおいたす。 「継続性のアヌキテクト」が掻躍できる環境ずは 最埌に「継続性のアヌキテクト」が実珟できるのはどのような環境か。䌁業やサヌビスに必芁な条件を、5぀挙げおみたした。 1今埌長きにわたっおニヌズが増えるマヌケットである 2マヌケットの眮かれた環境が倉化しおいく 3察象ずなるマヌケットで1䜍になる力を持っおいる 4ビゞネスモデルが倉化しおいく 5システムが硬盎化するこずを蚱容しない 継続性のアヌキテクトずしお働くには、1぀目に、ビゞネスの寿呜が長いこずが条件になりたす。どれだけサヌビス開発の堎を継続性をもたせおやっおいこうずしおも、ビゞネスが終わったら寿呜はそこで終わりです。これから長期間に枡っお、ニヌズが拡倧しおいく垂堎であるこずはなによりも倧事な条件になりたす。 2぀目に、属するマヌケット自䜓の環境が倉化しやすいず、それに合わせおビゞネスが倉化する必芁がありたす。経枈動向や法芏制の圱響など倖郚芁因でビゞネスが倉化を求められる環境は、ドメむンの倉化にあわせお倉化しおいく必芁があり、継続性のアヌキテクトの䟡倀が発揮しやすい環境です。 3぀目は、そのマヌケットで他瀟に打ち勝ち、1䜍になれる力を持っおいるかどうかです。採甚面談をしおいるず、「〇〇業界に興味があるので、その業界に属する䌁業に行きたす」ずいう蚀葉をよく聞きたす。興味のある業界に属する䌁業に就職するこずはすばらしいこずですが、その業界の䞭で競争力のあるポゞションを取る力があるかは重芁です。その力がないず、やはりビゞネスの寿呜によっおサヌビス開発の継続性は途絶えるこずになりたす。 4぀目に、ビゞネスモデルを倉化させおいけるこずもポむントです。たずえ成長を続けるマヌケットであっおも、ビゞネスモデルに倉化がない堎合は新しい性質の問題は生たれにくくなりたす。 そしお、5぀目は、すでに運甚されおいるサヌビスが硬盎化しおいないこず。倚くの堎合、リリヌスしおから順調に拡倧し、収益もそれなりに䞊がっおいるサヌビスは、倉曎しないこずが優先され倉化するこずに保守的になりたす。システムを硬盎化しおいくこずを良しずしない文化を持぀䌁業に行くこずは継続性のアヌキテクトが䟡倀を発揮する倧事なポむントです。 こうした条件を兌ね備えた環境であれば、ビゞネスの倉化に応じお゜フトりェアが倉化し続けおいくこずが䟡倀を持ちやすいため、継続性のアヌキテクトずいう働き方が実珟できるず考えおいたす。 筆者の所属しおいる゚ス・゚ム・゚スではここに曞いたような芖点で、アヌキテクトずいう仕事を䜍眮づけおいたす。埅遇もふくめおアヌキテクトがキャリアのゎヌルになるような䌚瀟にしおいるので、関心のある方はぜひスラむドも芋おみおください。 アヌキテクト人材のキャリアの考え方から、゚ス・゚ム・゚スでのアヌキテクトずしおの機䌚や環境に぀いお玹介しおいたす。 少しでも気になったら、軜く話しおみるだけでも結構ですので、䞋蚘リンクからご連絡ください。お埅ちしおいたす。 Â