Laboro.AI の技術ブログ

「製造DX」は幻想か。製造業AIの今と展望

「製造DX」は幻想か。製造業AIの今と展望 2021.5.28公開 2024.2.16更新 概 要 サービス業に次いで高いGDP(国内総生産)を占める製造業。AIを含むIT活用の遅れなどを背景に国際競争力の低下が懸念されていますが、各種作業を効率化させ、さらには品質向上に向けた方策として、製造DXの名の下、特に製造現場にAIが活発に導入されるようになってきています。製造業におけ

EC需要の裏側に。物流危機を救う、AIのチカラ

EC需要の裏側に。物流危機を救う、AIのチカラ 2021.4.30公開 2024.2.9更新 概 要 2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、消費者の購買スタイルは大きく変化しました。買い物においてECサイト利用の割合が増加し、伴って物流業界が担う役割もますます重要になってきています。 しかし、「2024年問題」が叫ばれるなど、物流業界には人手不足をはじめとした課

AI×センサーで見通せ。「故障予知」から始まる未来

AI×センサーで見通せ。「故障予知」から始まる未来 2022.6.7公開 2024.2.6更新 概 要 製造業では、製造される製品に現れる異常を発見することだけでなく、それらを製造している機械そのものの故障を未然に防ぎ、ダウンタイムを削減することが重要な課題の一つになります。故障を予防するために定期的なメンテナンスを行うことはもちろん大切ですが、近年、AIを用い

AIと機械学習、ディープラーニング(深層学習)の違いとは

AIと機械学習、ディープラーニング(深層学習)の違いとは 2020.11.12公開 2024.1.31更新 概 要 AI、機械学習、ディープラーニングは同時に語られることが多いですが、これらはAIの一つの技術領域として機械学習があり、機械学習の一つの技術としてディープラーニングがあるというカテゴリ関係にあります。近年AIがブームになっているのは、機械学習の一手法としてデ

日本語話者の音声を収録した話者認識用データセット「Laboro-ASV」を無償公開

日本語話者の音声を収録した話者認識用データセット 「Laboro-ASV」を無償公開 2024.1.30 株式会社Laboro.AI 代表取締役COO兼CTO 藤原弘将 機械学習エンジニア 趙 心怡 概 要 Laboro.AIは、話者認識技術の発展を目的に、日本語話者の音声を収録した音声データセット「Laboro-ASV」の無償提供を開始しました。 Laboro-ASVは、B-CASカードによるアクセス制限がないワンセグ放送を利用し

音声認識AIのいま。その技術や事例を知る

音声認識AIのいま。その技術や事例を知る 2020.12.1公開 2024.1.29更新 概 要 AI技術はさまざまな分野での活用が進められており、中でも私たちの生活の中にも広く浸透している技術が音声認識AIです。音声認識AIの大まかな仕組みや使用されている技術、実際の活用事例を紹介します。 目 次 ・ 音声認識とは  ・ 音声認識AIがもたらす効果  ・ 音声認識の仕組み  ・ 音

事例から知る。機械学習の基礎と活用事例

事例から知る。機械学習の基礎と活用事例 2020.11.12公開 2024.1.26更新 概 要 人間の知能を模したコンピュータ技術と言われるAIの領域のうち、特に知られる技術が機械学習です。機械学習はコンピュータ自身が予測や分類などのパターンを学習していく技術で、すでにさまざまなサービスとして世の中で活用されています。機械学習について理解を深めながら、実際に私

LLM(大規模言語モデル)【ビジネス成長のためのAI用語】

LLM(大規模言語モデル)【ビジネス成長のためのAI用語】 2024.1.22 株式会社Laboro.AI リードマーケター 熊谷勇一 用語解説 LLM(Large Language Models、大規模言語モデル)とは、文字通り大量のデータとディープラーニングを用いた言語モデルのことです。自然言語処理の分野で使用され、テキストの生成などの能力に長けています。しかし一方で、単語や文章の生成に特化し

人権か、経済か。「顔認識」がAI法案で最大の争点となった舞台裏

人権か、経済か。「顔認識」がAI法案で最大の争点となった舞台裏 2024.1.8 監 修 株式会社Laboro.AI 執行役員 マーケティング部長 和田 崇 概 要 2023年12月、世界初となる「包括的なAI 法案」がEUで合意に至りました。この法案によってさまざまなAI技術が4つのリスクに分類され、最も危険とされるものの利用は禁止されるようになります。 会合の場にはおよそ100人がいた

パーソナライゼーション【ビジネス成長のためのAI用語】

パーソナライゼーション【ビジネス成長のためのAI用語】 2024.1.4 株式会社Laboro.AI リードマーケター 熊谷勇一 用語解説 パーソナライゼーションとは、「パーソン」の派生語で、「個人的なものにすること」「個人に応じて変更したり作り変えたりすること」です。マーケティングの分野では、インターネットなどを通じて各ユーザーの情報を取得・解析し、その人に合

プロンプトエンジニアリング【ビジネス成長のためのAI用語】

プロンプトエンジニアリング【ビジネス成長のためのAI用語】 2023.12.20 株式会社Laboro.AI リードマーケター 熊谷勇一 用語解説 プロンプトエンジニアリングという言葉はもちろん、「プロンプト」と「エンジニアリング」という二つの要素で構成されています。プロンプトとは生成AIに対してユーザーが入力する質問や指示のことです。そして「エンジニアリング」は、

自然言語処理におけるファインチューニング【ビジネス成長のためのAI用語】

自然言語処理におけるファインチューニング【ビジネス成長のためのAI用語】 2023.11.16 株式会社Laboro.AI 機械学習エンジニア 趙 心怡 リードマーケター 熊谷勇一 用語解説 ファインチューニングとは、ニューラルネットワークにおける機械学習の中で、あるデータセットを使って事前学習した訓練済みモデルの一部または全体を、別のデータセットを使って再訓練・微

「生産性」を上げた先にあるもの。AI と人の「医療革命」

「生産性」を上げた先にあるもの。AI と人の「医療革命」 2023.11.20 監 修 株式会社Laboro.AI 執行役員 マーケティング部長 和田 崇 概 要 AIの利活用において最も期待されている成果、「生産性」のアップ。労働生産性におけるOECD(経済協力開発機構)のデータによると、日本は残念ながら1970年以降でもっとも低い順位を記録していますが、それも社会の高齢化に伴い

【ビジネス成長のためのAI導入用語解説】外観検査

【ビジネス成長のためのAI導入用語解説】外観検査 2023.11.16 株式会社Laboro.AI リードマーケター 熊谷勇一 用語解説 外観検査とは、製品の品質を維持・保証するために外観を検査することです。主に表面に付着した異物や汚れや歪みなどの異常がないかどうかを確認します。人間の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を使って品質を判断する「官能検査」の代表例で

AI業界でのキャリアを考える。共催キャリアイベントをレポート

AI業界でのキャリアを考える。共催キャリアイベントをレポート 2023.11.14 概 要 Laboro.AIでは、2023年10月16日(月)、大手製造メーカーであるオムロン株式会社(以下、オムロン)と、最新のAI技術の研究開発で価値を創出するオムロンサイニックエックス株式会社(以下、OSX)と共催キャリアセミナー「 AI業界でのキャリアを考える ~ 大企業AI研究所とAIスタートアップ そ