Laboro.AI の技術ブログ

AIは「善」か、それとも「悪」か。倫理と進歩の境界線

AIは「善」か、それとも「悪」か。倫理と進歩の境界線 2022.7.21 監 修 株式会社Laboro.AI マーケティング・ディレクター 和田 崇 概 要 “AI” と画像検索すると、表示結果に並ぶのは白い顔のヒューマノイドたち。また、オバマ前米大統領のぼやけた顔画像をアルゴリズムに投入し高解像度画像に再現した結果、白人男性の顔になってしまった…など、 AI のバイアスを

“鼻を持ったAI”が立ち向かう、この無臭なる社会

“鼻を持ったAI”が立ち向かう、この無臭なる社会 2022.6.10 監 修 株式会社Laboro.AI マーケティング・ディレクター 和田 崇 概 要 動画や画像など、目に訴える情報に溢れた視覚偏重の暮らしが当たり前になる一方、嗅覚には解明されていない部分が多く、ニオイはデジタル化に大きな遅れをとっている分野とも言われます。ですが、選択的にニオイを識別するAI

「音声UI」と、もっと大切な“UI”=Use Imagination

「音声UI」と、もっと大切な“UI”=Use Imagination 2022.5.6 株式会社Laboro.AI マーケティング・ディレクター 和田 崇 概 要 PCやスマートフォンなどのデジタルデバイスの操作画面やその手段である、UI(User Interface:ユーザーインターフェース)。近年注目を集めているのが、PCのマウスを使った操作や指によるタップ操作と比べても多くのメリットがあると言われる、音声に

AIが解き明かす、もう一つの“AI” = Animal Intelligence

AIが解き明かす、もう一つの“AI” = Animal Intelligence 2022.4.25 監 修 株式会社Laboro.AI マーケティング・ディレクター 和田 崇 概 要 産業革命以降、大きく経済が成長した一方で多くの自然が失われ、今この瞬間にも100万種以上の動植物が絶滅の危機に瀕しています。そうした状況において動物のリサーチにAIが欠かせない存在になりつつあります。 これまでの調査と比べ

幻に消えるAIプロジェクト。PoCを越えろ

幻に消えるAIプロジェクト。PoCを越えろ 2022.4.3 概 要 2010年以降、各産業分野で急速に活用に火がついたAIですが、その難関と言われるのがPoC(ピーオーシー/ポック)です。「PoC疲れ」「PoC死」などの不吉なワードも生まれ、PoCは多くの企業AIプロジェクトを幻と化してきたようです。それほどの難しさを伴うPoCとは何なのか、そして開発フェーズでどのような役割を持

「品質管理AI」の違和感。その役目は人にある。

「品質管理AI」の違和感。その役目は人にある。 2022.3.13 株式会社Laboro.AI マーケティング・ディレクター 和田 崇 概 要 とくに製造業では、製造する製品そのものや製造ラインの品質管理をいかに行うかが、そのクオリティを左右すると言っても過言ではなく、近年、この品質管理にAIを活用する事例が増えてきています。とはいえ、「品質管理」は本当にAIにさせるべ

AI、50年前に帰る。「再現することで生まれる愛について」

AI、50年前に帰る。「再現することで生まれる愛について」 2022.3.9 監 修 株式会社Laboro.AI マーケティング・ディレクター 和田 崇 概 要 「仕事の49%がAIやロボットに置き換えられる」というニュースで衝撃が走ってから早7年。AIは人間を凌駕するかもしれないとアイデアは膨らみ、AIを人間の解決できない問題への糸口だという人もあれば、AIは人の築き上げた世界を

需要予測AIよ、需要は予測するものでなく作るものだ。

需要予測AIよ、需要は予測するものでなく作るものだ。 2022.3.6 株式会社Laboro.AI マーケティング・ディレクター 和田 崇 概 要 大量データを分析を得意とするAI。そのホットな活用分野として注目されるのが需要予測です。人間には難しいビッグデータの解析も、AIであれば高速に処理し、企業の利益に結びつくような予測もたしかに可能になるかもしれません。ですが

大人に告ぐ、子供向けAI開発の今。「子どもによる、子どものためのAI」

大人に告ぐ、子供向けAI開発の今。「子どもによる、子どものためのAI」 2022.2.12 監 修 株式会社Laboro.AI マーケティングディレクター 和田 崇 概 要 スマートフォン、スマートスピーカー、スマートテレビ…。これらに囲まれて育つ子どもたちの世界では、AIとの接触がもはや避けられなくなっています。大人と子どもではAIとの向き合い方がまるで異なり、子どもたち

AIベンダー選定術。生涯ともに、障害を乗り越える

AIベンダー選定術。生涯ともに、障害を乗り越える 2022.1.24 株式会社Laboro.AI マーケティング・ディレクター 和田 崇 概 要 業務効率化や業務改善に向けて、あるいは新商品開発や新サービス開発のために新たな技術を導入してビジネス活用することは、どの時代であっても行われてきました。テクノロジーのタイプによっては自社での内製化を見越して導入を進られる

IoBが拓く、身体とネットの新結合

IoBが拓く、身体とネットの新結合 2022.1.23 株式会社Laboro.AI マーケティング・ディレクター 和田 崇 概 要 2021年頃から急速に注目を集めている戦略的テクノロジーのトレンドのひとつ「IoB」。“身体や振舞いのインターネット化”を意味し、人々の状態や行動をデータとして取得することを目指すIoBとは、どのような概念で、今後どのような活用が見込まれるのでしょ

「人工痴能」は人工知能のレベルを上げるのか、下げるのか

「人工痴能」は人工知能のレベルを上げるのか、下げるのか 2021.1.10 監修 株式会社Laboro.AI マーケティングディレクター 和田 崇 概 要 AIによるオンラインサービスは、ここ数年で一気に身近なものになりました。便利な一方で、音声サービスの見当違いな受け答えが話題になったりもしていて、何かAIがきちんと処理できずにおかしな反応をした場合には、Artificial Intel

考えるな、感じろ。感情分析AIはアジャイルに

考えるな、感じろ。感情分析AIはアジャイルに 2021.11.22 株式会社Laboro.AI マーケティング・ディレクター 和田 崇 概 要 “感情を理解することは、人間特有の能力だ。”人とのコミュニケーションを通して相手の感情を読み取ることを日常的に行っている私たちからすれば、そのように考えることが当然かもしれません。ですが近年、とくに表情解析を中心に、AIが人の

A New Japanese-English Parallel Corpus

A New Japanese-English Parallel Corpus − 新日英対訳コーパス − 2021.11.9 Laboro.AI Inc. Machine Learning Engineer Zhao Xinyi (※このコラムでは、当社が開発した機械翻訳モデルによる日本語訳を各セクションに掲載しています。翻訳文は、その性能を実感いただくことを目的に、いくつかの用語を置き換える以外は人手による修正は行なっておりません。そのため、一部文章に不自然な箇

産業別 AI導入事例 コラムダイジェスト

産業別 AI導入事例 コラムダイジェスト 2021.10.12 概 要 第三時AIブームに突入したと言われる近年、AI技術の活用が多くの産業で見られるようになってきました。DX実現の主要技術しても位置付けられるAIですが、具体的には各産業でどのような活用が進められているのでしょうか。これまで当コラムコーナーでは数多くのAI導入・活用事例を産業ごとに紹介していきました