プロ司書の検索術

書籍情報

発売日 : 2020年10月15日

著者/編集 : 入矢 玲子

出版社 : 日外アソシエーツ

発行形態 : 単行本

ページ数 : 250p

書籍説明

内容紹介

学術情報へアクセスするための極意を、情報検索のプロである大学図書館司書が伝授。検索時代における図書館の機能と図書館員の役割がわかる。

目次

まえがき—探すチカラを基礎から鍛える
第1章 こんな時代に情報のプロがなぜ必要?—検索概説
1 司書は深層ウェブに精通している/2 司書は検索のルートを豊富に知っている/3 司書は最も親切な助言者である/4 司書の手もとには最新が常にある
第2章 基本はあらゆる本を探せること—本の検索
1 本の整理法を知ると頭が整理されてくる/2 定番サイトだけで本の大半は見つかる/3 行き詰まったら何を変えるか/4 洋書探しを遅滞なく進める
第3章 新聞・雑誌を発想の鍵の束に使う—記事と論文の検索
1 新聞検索で関心の限界を突破する/2 今ここという枠を雑誌で取り払う/3 海外雑誌を着想の引き出しに加える
第4章 不慣れな分野を効率よく調べる—領域別の検索
1 武器になる統計を探す/2 人物情報で見識を高める/3 企業の実像を細大もらさずつかむ/4 知識ゼロからの法情報検索/5 わかりやすくて質の高い医学情報を探す
第5章 信頼できる情報だけを選りすぐる—信頼性の向上
1 学術情報は無愛想に見えても信用できる盟友/2 信じるために疑いの目で見る/3 確かな入り口を事典から見つける/4 オリジナルな正しさを発信する
第6章 いいキーワードを次々と発想する—検索の質の向上
1 ひらめきの手順を身につける/2 キーワードをヨコ、タテ、ナナメに変えてみる/3 約束事を順守して効率を上げる
第7章 世界の視点で受信と発信を見直す—情報学ガイド
1 日本は「情報貧国」へと失速しているのか/2 図書館をビジネス化していいのか/3 プチ図書館史が教える大切なこと/4 図書館はイノベーション基地になっていく/5 情報リテラシーは人生をアップデートする
あとがき
情報検索・図書館をもっと知りたい人のために
引用・参照文献
索引

著者情報

入矢 玲子
1978年、大阪外国語大学(現大阪大学)イスパニア語学科卒。 同年から中央大学職員として図書館に勤務。同大学図書館事務部レファレンス・情報リテラシー担当副部長を務める。 1991年〜92年、米国イリノイ大学モーテンソンセンター日本人初フェローとして派遣され、同大学商学部客員研究員、日本関係レファレンスサービスなどを担当。1996年〜2004年、日本図書館協会「日本の参考図書」編纂委員。 著書に『日本の参考図書』(共著、日本図書館協会、2002年)、論文に「『図書館文化』の継承を」(朝日新聞2006年2月15日)、エッセイに「ある司書の旧姓使用奮闘記」(中央評論300号、2017年9月)などがある。
プロ司書の検索術

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