ユーザーイノベーション
書籍情報
発売日 : 2013年09月25日
著者/編集 : 小川進
出版社 : 東洋経済新報社
発行形態 : 単行本
ページ数 : 256p
書籍説明
内容紹介
これまでイノベーションというものは、メーカーや研究機関からの専売特許と見られてきたが、インターネット技術の進歩に伴い、広く消費者にイノベーションの道が開かれるようになってきている。この「イノベーションの民主化」によって、企業の製品やサービスづくりが大きく変わり、多様なイノベーションが一気に広がろうとしている。それはまた、「消費者の叡智」をうまく取り込むことで、企業は少ない費用で魅力的な製品を開発できるようになることを意味している。本書は、消費者イノベーションについての世界最先端の研究成果をもとに、新しい製品・サービス開発と経営のあり方を説いたものである。マウンテンバイク、マスキングテープ、クックパッド、カヤック、初音ミク、レゴ、無印良品、エレファントデザイン、イノセンティブ、3Dプリンターなど、多くの先進事例も取り上げられている。
目次
第1章 ユーザーはイノベーションする
第2章 ユーザーは用途をイノベーションする
第3章 リードユーザーが低費用でイノベーションする
第4章 消費者はイノベーションを無料公開する
第5章 消費者の多様性がメーカーの能力をしのぐ
第6章 ユーザーは起業する
第7章 「イノベーションの民主化」研究の背景を知る
終章 イノベーションの民主化から何を学ぶか
第2章 ユーザーは用途をイノベーションする
第3章 リードユーザーが低費用でイノベーションする
第4章 消費者はイノベーションを無料公開する
第5章 消費者の多様性がメーカーの能力をしのぐ
第6章 ユーザーは起業する
第7章 「イノベーションの民主化」研究の背景を知る
終章 イノベーションの民主化から何を学ぶか
著者情報
小川 進
小川 進(オガワ ススム)
神戸大学大学院経営学研究科教授
1964年兵庫県生まれ。87年神戸大学経営学部卒業、98年マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院にてPh.D.。2003年より現職。主な著作に『イノベーションの発生論理』『ドクター・オガワに会いに行こう』(千倉書房)、『ディマンド・チェーン経営』『稼ぐ仕組み』(ともに日本経済新聞社)、『競争的共創論』(白桃書房)がある。ユーザー・イノベーション研究では世界的な評価を得ている。2012年高橋亀吉賞(優秀作)受賞。