【東京】 JJUGナイトセミナー「JVM言語を作ろう! GraalVMで遊ぼう!」
イベント内容
JVM (Java VM / Java仮想マシン) は、Javaプログラムの実行基盤である以外にも、JRuby, Groovy, Scala, Kotlinなどなど、多種多様な「JVM言語」の基盤となっています。これはJVMが、言語処理系の基盤としての性能・機能・成熟度・エコシステムを兼ね備えていることの現れと言えるでしょう。
また最近では、GraalVMおよびその要素技術によって、JVM言語の新しい可能性が示されています。すでにGraal, Truffleなどを使った言語処理系の実装が登場しており、その性能や開発容易性が注目を集めています。
そこで今回のナイトセミナーでは、次の2本立てで、JVM言語の作り方・GraalVMとその要素技術の使い方について学びます。
時間 | 内容 |
---|---|
19:00~19:05 | はじめに |
19:05~19:55 | JVM言語の動き方・動かし方 by 宮川 拓 |
19:55~20:05 | 休憩 |
20:05~20:55 | GraalVMで使われている、他言語をJVM上に実装する仕組みを学ぼう by 阪田 浩一 |
20:55~21:00 | 各種告知 |
イベント後には懇親会もあります(参加費2000円)。決済方法は今回より、交通系ICカードによる現地決済となります。参加をお考えの方は、本ページ後半をお読みください。
セッション詳細
JVM言語の動き方・動かし方
講演者: 宮川 拓 (@miyakawa_taku): JJUG幹事 / JVM言語Kinkの開発者
ひとくちにJVM言語処理系と言っても、その構成はさまざまです。これは、JVM自体が多層的な構成であり、どの構成要素をどのように使うかが、処理系の設計に委ねられているからです。結果として、実態以上に理解が難しくなっているように思われます。
そこで本セッションでは、次のような演目で、言語処理系一般の仕組みを腑分けして、JVM言語の動き方・動かし方を把握します。
- CPU/コンピュータはどのようにプログラムを動かすのか
- JVMはどのようにプログラムを動かすのか
- JVM言語処理系の構成: Kinkを題材として
GraalVMで使われている、他言語をJVM上に実装する仕組みを学ぼう
講演者: 阪田 浩一 (@jyukutyo): ポノス株式会社 / 関西Javaエンジニアの会 / Javaチャンピオン
オラクル社からGraalVMというものが発表され、話題を呼んでいます。GraalVMは、HotSpot VM上に新しいJITコンパイラGraalと、言語実装用フレームワーク/ASTインタプリタであるTruffle、ネイティブイメージ作成機能とその実行に使われるSubstrateVMを併せ持ったものです。すでに、Truffleを使用したJavaScriptやRuby、R、Pythonの実装がGraalVMにあり、これらの言語とJavaは、コードから"相互に"呼び出しができます。独自の言語も、ASTにさえできれば、Truffleを使い、JVM上で実行できるよう実装できます。私も、簡単な四則演算の言語を、Truffleを使って実装したことがあります。Truffleは、Graal上で動作するものです。Graalには、こうして複数の言語を相互運用する際に、高いパフォーマンスを出せるよう、機能が実装されています。
このセッションでは、TruffleとGraalの概要と、言語を実行する際に、この2つがどのような働きをするか、を主に解説します。私もTruffleを使って、言語を実装してみようかな、と思っていただくことがゴールのセッションです。
懇親会
イベント終了後に懇親会を開催します。参加費は2000円です。
今回より、懇親会参加費のお支払いはSuica, Pasmoなどの交通系電子マネーICカードを用いた現地決済となります。モバイルSuica経由でのお支払いも可能です。
現金でのお支払いも受け付けますが、事務軽減のため、できる限り上記交通系電子マネーをご準備ください。
注意事項
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