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NTTデータ の技術ブログ

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はじめに - Vol.15 本記事では、IPA[1] が公開する 非機能要求グレード[2] の「A.2 耐障害性」を対象に、 金融 IT 基盤に 30 年以上携わって得た知見をもとに “やらかしがちな” 技術課題と対策を解説します。 筆者は非機能要求グレード初版の執筆に関わった経験があり、行間を含め解説します。 シリーズ全体の構成は 👉 非機能要求グレードの歩き方 Index をご覧ください。 A.2 耐障害性 中項目「A.2 耐障害性」では、機器故障に対する対策レベルについて記述します。 本項目は「A.1.2.2 サービス切替時間」を元に策定されるため、「〇:重要項目
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1. はじめに:本記事について 私の所属する部署では自動車にかかわる様々な開発をしています。その中でも私のチームでは、特に コネクテッドカー(Connected Car) にかかわるバックエンド開発を担当しています。 コネクテッドカー とは、インターネットやクラウドサービスと常時接続された自動車のことです。車両が車両外のデータセンタ/クラウド基盤とデータを送受信することで、ドライバー・運行管理者・メーカー・第三者のサービスと連携して多様な機能やサービスを提供します。具体的にはプローブデータ(CAN)やドライブレコーダーの映像データなどが収集されています。 当部では上記基盤開発を長きに
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1. はじめに 本記事は、Snowflake の上級認定「SnowPro Advanced: Architect」において、1回目は不合格(650点)から学習方針を見直し、2回目で合格(857点)に至るまでの記録です。 単なる知識の羅列ではなく、要件から設計判断へ落とし込む思考プロセスを中心にしています。 対象読者は、SnowPro Core 合格済み、かつ、実務で Snowflake を扱っており、アーキテクトとして設計判断の幅を広げたい方を想定しています。仕様の暗記ではなく、「なぜその選択をするのか」を説明できる状態を目指す方に向けて書いています。 ! 内容は受験当時の経
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はじめに こんにちは、NTTデータに勤務する一人のオジサンです。 これまでC/C++言語を使って、がっつりとポインタやら参照やらに向き合いながら、プログラムを書いてきました。構造体と仲良くなり、クラスに振り回され、newとdeleteに責任を持つ。そんな人生でした。 しかし時代は変わり、AIだ、データサイエンスだ、機械学習だと騒がれる中、「とりあえずPythonに触れないとまずい」という危機感に駆られて、Pythonの世界へ足を踏み入れた。。。 そんなオジサンの独り言です。 実行速度・パフォーマンスを想う 項目 C/C++ Python 実行方式 コンパイル インタ
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はじめに - Vol.14 本記事では、IPA[1] が公開する 非機能要求グレード[2] の 「C.1 通常運用」に含まれるバッチ処理関連の小項目を対象に、 金融 IT 基盤に 30 年以上携わって得た知見をもとに “やらかしがちな” 技術課題と対策を解説します。 筆者は非機能要求グレード初版の執筆に関わった経験があり、行間を含め解説します。 シリーズ全体の構成は 👉 非機能要求グレードの歩き方 Index をご覧ください。 C.1 通常運用 中項目「C.1 通常運用」では、監視やバックアップなど定常的に行う運用の要件を定義します。 下表は、大項目「C 運用・保守性」-
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はじめに 世の中には5Gなどのモバイル規格やTV放送、ETCなど電波を用いて無線で様々な情報を伝送する規格が存在します。前回記事では利用者が無線局免許を取得する必要なく電波発射が可能な無線規格であるWi-Fiを使ってみた結果をご紹介しています。ただし、Wi-Fiは無線局免許が無い利用を前提で策定された無線規格のため、その利用条件には制約が多く存在します。 一方で、5Gなどのモバイル規格は元々無線局免許を取得して電波を占有できる前提の無線規格のため、電波を有効利用できる様々な技術が取り込まれています。その中でも今回の記事で取り上げるプライベートLTE(LTE:Long Term Evo
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はじめに - Vol.13 本記事では、IPA[1] が公開する 非機能要求グレード[2] の 「B. 性能・拡張性」に含まれるバッチ処理関連の小項目を対象に、 金融 IT 基盤に 30 年以上携わって得た知見をもとに “やらかしがちな” 技術課題と対策を解説します。 筆者は非機能要求グレード初版の執筆に関わった経験があり、行間を含め解説します。 シリーズ全体の構成は 👉 非機能要求グレードの歩き方 Index をご覧ください。 B.1 業務処理量 オンラインと同様バッチ処理も業務処理量と増大度を定めます。 ! 非機能要件は、「小項目」ごとに、文章で「レベル」が分かるよう
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Azure OpenAI Service Dev Day 2025とは? Azure OpenAI Serviceを活用するビジネスパーソンやエンジニアのためのコミュニティイベントです。昨年度も開催されており、今年度はさらに規模を拡大しての開催となりました。Azure AI、エージェント、AI駆動開発、責任あるAI、エージェントブームの現実、予想されるフェーズなど、AIを利用した開発に関連する最先端の情報が盛りだくさんのイベントです。 開催概要 開催日:7月18日(金) 場所:大手町プレイス ホール&カンファレンス 参加人数:約800人 公式サイト:https://aoai-d
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はじめに はじめまして。2024年度にNTTデータへ新卒入社し、現在2年目となる瀧川と申します。 本シリーズでは、Amazon PinpointのEメール機能からAmazon Connectへの移行について、私自身が業務で直面した課題やその解決方法を実体験に基づいてご紹介します。 早速ですが、Amazon Pinpointを用いたメール配信基盤を導入して間もない頃、Amazon Web Services(AWS)から2026年10月30日をもってAmazon Pinpointのサポートを終了するという公式発表がありました。 参考:Amazon Pinpoint サポート終了アナウンス
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はじめに 25卒でNTTデータに入社し、セキュリティ&ネットワーク事業部サイバーセキュリティ統括部に配属となった佐藤です。 情報処理安全確保支援士令和7年度春期に合格できたため、勉強法や戦略を含めて共有できたらと思います。本記事は、これから情報処理安全確保支援士試験を受験しようと考えている方、特に学生や若手社員など、実務経験があまりない方に向けた内容となります。 試験の概要はIPA公式サイトをご参照ください 前提 応用情報技術者令和6年度秋期合格→午前Ⅰ免除 理系(電気・情報系)修士卒 ※セキュリティ専攻ではない 試験日は部署への配属前であり、学生時代にも情報セキ
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はじめに こんにちは。NTTデータの奥村です。 最近、Amazon KiroをはじめとしたAIエージェントを用いたアプリケーション開発手法に注目が集まっています。 実は以前からなんとなくこんなアプリケーションがあるといいなというアイデアを思いつくことはあったのですが、実装するととんでもなく時間かかるからな……としり込みしていることが多くありました。 ただもしかして今の時代なら、そうした便利ツールを利用することで、仕事の間のスキマ時間でもアプリケーションの実装ができるかも……!と、一念発起して作ってみることにしました。 作ったアプリケーション(Webサイト) Med-Finder
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はじめに 最近、Techイベントやブログで「AIエージェント」という言葉を耳にする機会が増えています。 Snowflakeもこの流れに乗り、Cortex Agents(現在プレビュー機能) をリリースしています。 今回は、このCortex Agentsが現時点でどこまで賢く動けるのか、いくつかの質問シナリオを通じて検証してみたいと思います。 ※本記事の内容は2025年8月4日時点のプレビュー版に基づく検証結果です。 注記 Cortex Agentsは現在プレビュー機能として提供されています。 プレビュー機能はSnowflakeに実装およびテストされていますが、完全なユーザビリティや
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はじめに あるシステム開発の中で、Amazon DynamoDBのバックアップ・リストア方式の1つであるポイントインタイムリカバリ(PITR)について検討していたのですが、検討当初に想定していなかった制約に直面しました。本記事では、まずPITRの概要を簡潔に説明し、その後、制約と注意点について重点的に解説します。 なお、DynamoDBにおけるPITRとそれ以外のバックアップ・リストア方式の比較は、以下の記事に分かりやすくまとまっているため、本記事では詳細な比較は省略します。 https://techblog.asia-quest.jp/202302/five-dynamodb-re
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はじめに 本記事では、2025年7月時点で運用が開始されているJC-STAR (Japan Cyber-Security Technical Assessment Requirements) 適合レベル★1(レベル1)について、IPAが公開している 【2024年12月版】セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)★1(レベル1)適合基準・評価手法(1.1版) をもとに概要をまとめました。 なお、JC-STAR自体の概要は以下の記事でまとめていますので、こちらもあわせてご覧ください。 https://zenn.dev/nttdata_tech/articles/c23
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はじめに - Vol.12 本記事では、IPA[1] が公開する 非機能要求グレード[2] の「A.1 継続性」を対象に、バッチ処理について、 金融 IT 基盤に 30 年以上携わって得た知見をもとに “やらかしがちな” 技術課題と対策を解説します。 筆者は非機能要求グレード初版の執筆に関わった経験があり、行間を含め解説します。 シリーズ全体の構成は 👉 非機能要求グレードの歩き方 Index をご覧ください。 A.1 継続性 バッチ処理の継続性要件は、中項目「A.1 継続性」で定義します。 オンライン処理および処理方式に依らない事項については、 A.1.1~3 は、Vo
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はじめに RFCを読んでいると、どのRFCにも "Security Considerations" という章があることに気付きます。これは、RFC文書の体裁を規定するRFC[1]でこの章が必須とされているからです。 この "Security Considerations" の記載に関するベストプラクティスがRFC 3552です。RFC著者のセキュリティ設計方針を知るために、本記事ではRFC 3552の第5章を中心に "Security Considerations" をどう書くべきかを紹介します。 ! RFC 3552が発行されたのは2003年です。記載内容に古くなっている部分もある
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はじめに - Vol.11 本記事では、IPA[1] が公開する 非機能要求グレード[2] の 「C.5 サポート体制」と「C.6 その他の運用管理方針」を対象に、 金融 IT 基盤に 30 年以上携わって得た知見をもとに “やらかしがちな” 技術課題と対策を解説します。 筆者は非機能要求グレード初版の執筆に関わった経験があり、行間を含め解説します。 シリーズ全体の構成は 👉 非機能要求グレードの歩き方 Index をご覧ください。 C.5 サポート体制 C.6 その他の運用管理方針 中項目「C.5 サポート体制」では、どういったサポートが必要か定義します。 「C.6 そ
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背景と目的 商用サービス向けに VMwareを利用しているユーザーがKVMへの移行を検討する際、特にミッションクリティカルなシステムであればあるほど、「VMwareからKVMに移行する際のリスクは何か?」という点が大きな関心事となります。  リスクを特定するための方法として、Fit & Gap 分析を行うのが有効です。具体的には、以下の手順を想定します。  ①自システムが VMware 上で利用している機能を抽出する  ②KVM側において、上記機能に相当する機能の有無や、機能差(乖離)を特定する  ③その乖離が商用サービスの提供にどのような影響を及ぼすかを評価する  この方法
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はじめに Office 2024でExcelに新しいテキスト関数と配列関数が追加されてから、間もなく1年になります。 Office 2024 および Office LTSC 2024 の新機能 - Microsoft サポート 私自身、日々の業務では何だかんだExcelをこねくり回す機会が多いのですが、追加された新関数で出来るようになった処理が増えた実感があります。 そこで今回は、これまで試してきたアイデアの備忘録的に、Excelの新関数を使ったちょっとした小技を書き留めていこうと思います。 今回の目標 「Excelは表計算ソフトである」という標語は巷に溢れていますが、私の身の回
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はじめに IoT製品を使い、日々の暮らしやビジネスがより便利に効率的になる一方で、こうしたIoT製品はサイバー攻撃にも悪用された事例が散見されます。その理由として、IoT製品はインターネットに接続されている一方で、セキュリティ設定が初期状態のまま使われていたり、アップデートがされないなど、PCやスマホなど他のデバイスと比べ、セキュリティ対策が不十分となる場合が多いためです。 2016年のIoT製品を標的にしたマルウェアMiraiが引き起こしたDDoS攻撃が最も有名な事案ですが、その後もIoT製品を不正利用したサイバー攻撃は後を絶ちません。 そんな中、日本国内のIoTセキュリティ対策に
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