オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学

書籍情報

発売日 : 2021年04月19日

著者/編集 : 早川友久

出版社 : ビジネス社

発行形態 : 単行本

書籍説明

内容紹介

AI、DXからダイバーシティまで「オードリー流デジタル入門」。

目次

第1章:オードリータンが考える、新時代に適応できる生き方・考え方
インターネットが変えた場所・国籍・言語を超えたつながり/デジタルは、人間の生活を支える土台である/平和的な無政府主義者としてのオードリーの思想哲学/デジタルとテクノロジーがもたらす未来社会とは?/対面からデジタルで、コミュニケーションをとることの重要性とは?/完全透明化を徹底するオードリーの生き方とは?/デジタル行政ができる政治社会力とは?
第2章:オードリータンのような人材は如何に生まれるのか?
オードリータンの生い立ち/ひきこもりがちだった幼少時代/デジタルとの出会い/ジャーナリスト家庭に生まれたオードリーの幼少期とは?/学歴を捨てて、想いと行動だけで生きてきた世界観/トランスジェンダーとして自覚するオードリータンの心とは?
第3章:オードリータンという人材を生かす台湾の教育力
標準的な回答を求めない。答えはひとつではないという教育が創造力を育む/答えはひとつではないという柔軟性が子供の自己肯定感につながる/主要5科目に重点を置く時代の終焉/台湾の高校教育に見る、未来の教育行政のあり方とは?/ネット教育がこれから主流になる時代の学び方とは?/社会の変化に順応できる、柔軟性のある子供を育てる方法とは?/STEAM+D教育の重要性と台湾での取り組み
第4章:新型コロナ危機を乗り越えた台湾の社会政策力
朝令暮改が当たり前の台湾政府の政策力とは?/台湾でデジタル行政が活発な背景とは?/台湾社会にあるFIT精神とは?/新移民(東南アジアからの花嫁)の増加でますます拍車がかかるダイバーシティー社会/デジタルで能力差を埋め合わせる「ユニバーサルデザイン思考」/「公融」という少数や弱者を見捨てない概念による都市設計
第5章:オードリーとの対話から発見した、アフターコロナの時代の日本サバイバル戦略
台湾の柔軟性に学び、弱者を切り捨てしない社会を構築する/「違っていて良い」という寛容性を学ぶ/「同調圧力社会」の日本において重宝される鈍感力で、創造力や自立性を育てる/台湾のスピード政策と、政府の朝令暮改の精神を否定しない/失敗した人間を許せる社会、再チャレンジ出来る社会という寛容性。

著者情報

早川, 友久, 1977-
早川友久
李登輝元総統秘書。1977年、栃木県足利市生まれ。早稲田大学卒。学生時代、台湾旅行中に台北市長選の選挙応援会場を見学し、そこで金美齢氏(元台湾総統府国策顧問)と出会う。帰国後、「日本李登輝友の会 青年部」を立ち上げ、初代青年部部長に就任。2003年より金美齢事務所の秘書として勤務。07年から台湾留学。台湾大学法律系(法学部)在学中に李登輝チームの一員として活動。12年、李登輝の指名を受け、李登輝総統事務所の秘書に就任。国会議員、官僚、ジャーナリストなど日本人窓口を一手に引き受けるとともに、李登輝の考えや心に触れる日々を送りながら、李登輝関連の取材インタビューや書籍、スピーチ原稿執筆も担当。李登輝が最も信頼する秘書となる。現在、台湾台北市在住。